対中国でアメリカとベトナムが接近?

 相手は一党独裁の国で人権問題も抱えており限度はあるでしょうが。

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ベトナム、先んじてトランプを訪問しアメリカの新たなる寵児となる 昔の宿敵が手を携えて中国を抑止

アメリカ大統領トランプは5月31日、彼の就任以来ホワイトハウスを訪問する最初の東南アジアの国の指導者、ベトナム首相グエン スアン フックを接待した。以前トランプはかつてベトナムを「アメリカの就業ポストを窃取する国の1つ」と定義づけていたが、今彼は喜んでベトナムと「非常に大きな受注契約」を締結することを宣言した。

だが外界により関心を注がせるのは、当日アメリカ・ベトナム指導者は合同記者会見で「南海」に一言も言及しなかったが、その後発表した合同声明の本文の中にはそれにもかかわらず「南海自由航行」と「論争ある地域の非軍事化」の重要性に言及されていたことである。「ニューヨークタイムズ」は6月1日、ベトナムはすでにアメリカの昔の宿敵から、アメリカの今日における「アジア太平洋地域で中国の拡張を阻止する前哨」に変わった、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「トランプはホワイトハウスでベトナム首相グエン スアン フックと会見した」)

これに対し、中国外交学院教授の李海東は「グローバル時報」記者に対し、ベトナムがもしアメリカの与えるこの位置付けを受け入れたら、ベトナムは疑いなくアメリカの「冷戦の古い思想の現代版」レイアウトの中の1枚の駒に身を落とすことになる、と語った。

ベトナム通信社の報道によれば、アメリカ現地時間5月31日午後、トランプはホワイトハウス西門でグエン スアン フックを出迎え、2人はオーバルオフィスで会見した後、内閣会議室に移って会談を行った。

これはグエン スアン フック初の首相の身分をもっての訪米で、彼はトランプ大統領就任後に接待する最初のASEAN加盟国指導者でもある。ベトナムメディアは、これはすでにベトナム・アメリカ両国の二国間関係発展に対する重視を見て取るに足りる、とした。

タイの「バンコクポスト」は、トランプはこれまでにタイ首相とフィリピン大統領ドゥテルテに向けても訪米の招待を発したことがあるが、最終的にベトナムが「早い者勝ち」した、とする。

ロシアの「紅星」ネットは、去年オバマ政権がベトナムに対する致命武器販売禁止令を取り消したが、ベトナムは新政府がベトナムに対する立場を改変することを心配し、グエン スアン フックはこのためトランプ就任後初めて訪米する東南アジアの国家指導者となった、とする。

アメリカの「外交学者」ウェブサイトは、トランプの内政外交政策はまだはっきりしていないが、彼が会談した東南アジア最初の国家指導者はグエン スアン フックで、このことはアメリカ新政府が継続してベトナムを地域におけるパートナーとして扱うことを意味している、とした。

アメリカの「Fortune」誌ウェブサイト1日の報道によれば、トランプは盛んにベトナムと締結した数十億アメリカドルの貿易協定を賞賛した。「ベトナムは我々と非常に大きな契約を締結したばかりで、その価値は数十億アメリカドルであり、このことはアメリカに就業ポストができ、一方ベトナムは非常にすごい設備を獲得することを意味している。」

アメリカ商務省は、アメリカとベトナムはその価値80億アメリカドルの13項目の新たな契約を締結し、2.3万人の業務ポストを新たに増やすことができる、と宣言した。こうした協定にはゼネラルグループの金額55.8億アメリカドルの電力設備、飛行機のエンジンおよびサービスが含まれる。キャタピラー社もベトナムの100台あまりの発電器ユニットのために発電器管理技術を提供することに同意した。

だがこの数字はグエン スアン フックが以前発表したものに比べずっと小さいようである。彼はかつて訪米の期間に総額150〜170億アメリカドルの協定を締結することになり、主にアメリカの高度科学技術製品の購入である、とした。

ベトナムメディアの報道によれば、トランプは会談の中でアメリカ・ベトナム関係を重視すると強調し、今年11月ベトナムに赴いてAPEC指導者非公式会議に出席することに非常に期待している、とした。グエン スアン フックは、アメリカ・ベトナム関係は重大な変革を経歴し、現在すでに「全面協力パートナー」となっている、とした。

【関連の閲読】 台湾メディア、アメリカ・ベトナムが安全保障業務協力を強化、とする:アメリカ空母、あるいはベトナム戦争後初めてベトナムを訪れるか

参考情報ネット6月2日の報道 台湾メディアは、アメリカ大統領トランプは5月31日ベトナム首相グエン スアン フックと面会後合同声明を発表し、2人は南海は戦略的意義を持つ航行ルートで、航行の自由を維持することが必須であると重ねて言明した、とした。軍事協力を強化し、双方はアメリカ空母がベトナムを訪問する可能性も討論した、という。

台湾の「中央社」5月31日の報道によれば、グエン スアン フックは当日午後ホワイトハウスを訪問し、トランプはオーバルオフィスで接待し、ホワイトハウスで2人は会の後「アメリカ・ベトナム全面パートナーシップ強化」合同声明を発表した。

報道は、二国間安全保障業務協力を強化する上で、トランプは前大統領オバマ任期内にベトナムと締結した二国間安全保障業務協力増進に関する諒解覚え書きおよびアメリカ・ベトナム防衛関係合同ビジョン声明を強化することを承諾した他、声明はさらに、トランプとグエン スアン フックがアメリカ空母のベトナムの港への来訪の可能性を討論し、かつ両国海軍がさらに一歩協力するステップを討論した、と指摘している。

報道は、グエン スアン フック訪米前にアメリカはやっと6隻の巡視艇および1隻の巡視艦をベトナムに譲渡し、アメリカは、これはベトナムが海上人道救援および防衛の能力を強化するのに協力援助するものだと強調した、とする。だがもしベトナムが南海問題の上で中国と張り合いたければ、アメリカがベトナムの海上の実力増進を実際に支持する重要性は言わずとも明らかである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカ、ベトナムに向け6隻の『メタルシャーク』巡視挺を送る」)

アメリカがこの時にベトナムと、アメリカ空母のベトナムの港への停泊の可能性を深く検討することも注意を引き起こす。

データは、アメリカとベトナムが1995年に国交を回復した後、双方の関係は持続的にウォームアップしていることをはっきり示すが、軍事交流の上では、アメリカ空母が最も最近にベトナムに停泊したのはベトナム戦争の時期までさかのぼれるかもしれない。

またロシア衛星ネット6月1日の報道によれば、アメリカ・ベトナム両国指導者はワシントンで会談した後合同声明を発表し、アメリカ大統領トランプはベトナム首相グエン スアン フックと5月31日に南海のいわゆる「航行の自由」の重要性を強調した。

声明は、「アメリカ大統領とベトナム首相は南海の国際社会に対する戦略的重要性を指摘した。彼らは航行の自由、飛行の自由、自由にその他の合法な海洋利用手段を採る重要性を強調し、かつ自由の不法な制限のアジア太平洋地域の平和と繁栄に対するネガティブな影響につき憂慮を表明した。」と言明した。

同時に、声明の中ではさらにトランプは、アメリカは継続して国際法の許す一切の場所で飛行、航行および活動することになる、とした。


 契約の金額がベトナムの望んだものの何分の一でしかなかったのはアメリカが販売をまだ容認しない高度科学技術製品があったものと見られ、その中には兵器が含まれていたのかもしれません。どっちに転ぶか分からない相手にあまり重要な秘密を含んだものは売れないですからね。















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