中日軍用機接近遭遇は南シナ海での米中軍用機衝突の再現?

 「軍情視界」の記事です。

http://military.china.com/jqsj/068/


中日軍用機、あるいは東海で「擦れて火花を出す」か

東海の機衝突事件は決して大げさな仮説ではない

イントロダクション:東海地域は現在すでに中日の争いの主戦場となり、両国関係も一色触発に変わっている。中国は東海問題の上ですでに極めて大きな自制を保持しているが、日本政府は逆にいつも「見れども見ず」を選択し、かつ前より一層ひどく中国に対し挑発を行っている。最近の東海上空での緊張した対峙はまさに最も良い現れである。もしある日、中日の軍用機が東海上空で衝突し火花を散らしたら、日本が得るものは恐らく自業自得の悲惨な結果だけである。

中日がもし東海で機を衝突させたら日本の悪夢となる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国軍機、初めて東海で日本軍機と『異常接近』」)

南海の機衝突事件があるいは東海上空で再演されるか

2001年4月1日、南海上空で中米の機が衝突した事件は多くの国内の人を非常に長く平静でいられなくさせた。しかし、時13年を隔て、中日軍用機が東海でまたスリリングな一幕を出現させた。日本は東海で行われた中ロ軍事演習を偵察するため、OP-3C画像情報収集機とYS-11EB電子偵察機を各1機派遣して偵察に行かせ、中国は東海防空識別圏を防衛するため2機のスホーイー27戦闘機にミサイルを搭載させて派遣し、日本機に対する追い払いを行った。双方の最も近い距離はたった30m前後で、「東海の空中バヨネット戦」が上演されたと言える。周知のように、中日両国の軍用機の東海上空での対峙はすでに1日や2日のことではない。中国の偵察機、戦闘機ともかつて日本サイドの接近、スクランブルに遭遇したことがあり、しかも日本の防衛大臣小野寺五典は2013年の年初に、中国軍機に向け曳光弾を発射するとさえわめき立てた(頑住吉注:向けてとは言ってないと思いますが)。中日両国の空中の対峙がすでに白熱化する程度に近づいていることが見て取れる。もし中米南海の機衝突事件が偶然の事件だったとするなら、このように頻繁かつ激烈な中日の東海での空中の対峙に直面しては、機衝突事件の発生は時間の問題に過ぎなくなっている可能性が高い。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国は中日軍用機の東海での突然の衝突を平然と受け入れるだろう」)

衝突は3種の全く異なる状況をもたらす可能性がある

中日両国に東海上空で南海機衝突事件を再演する可能性がある以上、我々は中日軍用機衝突が生じさせる可能性のある結果を推論演繹してみてもよい。まず、最もあり得る状況は中日双方の機がいずれも致命的な傷を受け、かつ同時に東海に墜落するというものである。ならば両国政府がまずするのは交戦状態に入ることでは決してなく、優先して関連海域で自らの飛行員を捜索することである可能性が高い。次に、中国軍機が傷を負いながら帰投し、日本軍機が墜落する、というもの。この種の状況下では、日本政府はあるいは中国に対し攻撃を発起することを強く望むかもしれないが、アメリカがそのアジア太平洋地域における安全および利益を心配するなどの原因により、極力日本の中国に対する開戦を阻止し、中日の東海における常ならざる「平静」が出現する可能性が高い。最後の状況は、我々が最も見たくない状況でもあるが、中国軍機が衝突事件の中で墜落する、というものだ(頑住吉注:何故か書いてないですけど話の流れからすれば日本機は損傷しながら帰投する、という場合でしょうね)。ひとたびこの種の状況が発生したら、中国サイドは全く躊躇なく反撃を行う可能性が高く、中日の東海における衝突があるいは瞬間的に勃発することになるかもしれない(頑住吉注:論理的には当然双方が損傷を負いながら帰投する可能性もあるわけですが、これは問題が小さいから論じないということですかね)。

日本政府はおそらく受け入れ難い困った状況に陥るだろう

現在中日両国は東海釣魚島問題ゆえに政治上も経済上もすでに有史以来最低の谷に入っており(頑住吉注:戦後最低、あるいは国交回復後最低とすべきところでしょうな)、もしこのタイミングで中日が東海上空で機衝突事件を発生させたら、日本政府にとって恐らく直面するのは泣きっ面に蜂ではなく致命的一撃であると言える。政治的関係について言えば、中日両国のハイレベルの指導者はすでに相当の長時間意志疎通、交流を行ってはおらず、もし機衝突事件が発生したら、両国政府の行き来はあるいは完全に中断することになるかもしれず、武力衝突になる可能性も極めて大きい。同時に中日の民間の行き来ももはや存在しなくなる可能性が高く、しかもこれと対応するのは日本経済があるいは崩壊に直面するかもしれない、ということである。釣魚島の争いの勃発ゆえに、中国の民間の日本製品ボイコットの感情はどんどん高まり、しかも日本企業の中国における生存環境もどんどん困難なものに変わり、甚だしきに至っては日本の少なからぬ財団が政府に向け圧力をかけ始め、政府に対し中国に対し妥協するよう要求している。もし東海上空で機衝突事件が発生したら、中国国内では疑いなくもう1度反日デモが勃発し、日本の中国退出の速度も非常に大きく加速されることになり、このことは元々すでに低迷に陥っている日本経済にとって、とどめの一撃と異なるところはない、と言える。

中日両国が東海上空で対峙してからすでに久しい

中国のスホーイー27戦闘機は東海で日本のF-15と争いになり最も近い時はたった何十フィートかだった

中国機と日本軍用機はたった100mしか離れておらず、相手方の顔がはっきり見えた

「飛豹」戦闘機は東海上空でかつて日本軍用機編隊と直接「衝突」した

東海の機衝突と南海の機衝突は同日に語れない

中日関係は中米関係に比べずっと脆弱である

今回の中日の東海上空での対峙に直面し、多くの人が期せずして同じく思い出したのは当時における南海の機衝突事件である。だが見ておく必要があるのは、中日がもし東海で機の衝突を発生させたら、日本がアメリカのように「体面を重んじて場を収める」ことは絶対にあり得ない、ということである。中米は国交樹立以来ずっとポジティブな方向に向けて発展していると言え、両国は某いくつかの重大な問題の方面で深刻な食い違いがあったことがあり、甚だしきに至っては両軍もかつて対峙の状況を発生させたことがあるが、こうした矛盾は基本的に全て双方の許容範囲内に統制されており、両国はいずれも不断に、いかにして相互の新型の大国関係を建立するかを模索している。だが中米関係とは異なり、中日は国交樹立以後、かつて一定の良好な時期があったものの、日本の政治家たちは両国の得難かった平和を決して大切にはしていない。特に日本が釣魚島の「購入」を宣言してからは、中日関係はさらに急転直下で氷点に陥り、しかもこの状況下で日本軍機と中国軍機がもし東海上空で衝突したら、一言の謝罪やいわゆる賠償だけに頼ったのでは、恐らくとっくに激化させられている重なった恨みを解決することは難しい。

日本機の東海への単独墜落は、あるいは日本にとって最も良い結果となるか

現在の中日関係に基づいて言えば、両国がもし東海上空で機衝突事件を発生させたら、前述のどの状況が発生しても中日間には戦争が勃発する可能性が極めて高い。だがもし3種の状況を仔細に比較すれば、中国軍機が傷を負いながら帰投し、日本軍機が東海に墜落するのが、戦争を引き起こす可能性が最も小さい状況であると気付くのは難しくない。日本にとって、軍用機の墜落は感情的に受け入れ難いが、もし能動的に中国に向けて挑発して衝突を引き起こしたら、国際方面の譴責、甚だしきに至っては制裁をを受けるだけでなく、さらに中国のコンビネーションパンチによる反撃に直面することになり、その時になってもしアメリカの援助があっても、日本は想像し難い巨大な損失をこうむり、そのいわゆる「国家の命運」ももはや存在しなくなるかもしれない。さらにアメリカが日本のために中国と仲違いするか否かさえ未知数だからなおさらのことである。このため、日本が独自に東海機衝突の苦い結果を飲み下すことが、あるいは日本にとって最も良い結果なのかもしれないのである。

各視点からの声

劉江平:中国戦闘機は日本の軍用機に対し真銃実弾であり、演技、パフォーマンスを拒絶

日本の自衛隊機は24日近距離で監視し、中ロ両国の海軍合同演習を妨害した。中国語メディアは関心を示し、これは中国戦闘機が初めて日本の自衛隊機と発生させた「異常接近」である、とした。

さらに多くの声

国防省:日本のF-15は中国軍機に34分間接近した

日本メディア:中国軍機の日本に対する戦力のひけらかしは極めて危険

香港メディア:日本は周密な計画を経た後に卑劣な小細工を展開した

ビエーガー:日本人がやりすぎ 中国戦闘機が日本機を追い払ったのは完全に正当

中国戦闘機はまず日本の自衛隊の偵察機に50mまで接近し、後にまた30mに接近し、これは日本機を中国が画定したが日本は承認していない防空識別圏から追い出すためだった。

さらに多くの声

外交部:日本軍機は一体どこで何をやっているのか

シンガポールメディア:中日、東海における海軍機事件の上で皮肉ったりあてこすったり

米軍:中国戦闘機はフェラーリ、日本のは自転車

ネット仲間の調査

あなたは今回の中日東海上空の軍用機対峙をいかに見ますか?

日本軍機の頻繁な挑発は、あるいは中日の意図しない衝突をもたらすかもしれない 53.63% 303票

南海の機衝突の悲劇があるいは東海上空で再演されるかもしれない 6.73% 38票

中日東海の対抗はより激烈になる 21.95% 124票

中日関係が軍用機対峙問題が原因で持続的に低迷するかもしれない 9.39% 53票

両国の経済貿易の行き来や民間の交流があるいは影響を受けるかもしれない 5.31% 30票

はっきり言えない 3.01% 17票

総票数 565票

日本サイド、中国戦闘機飛行員が日本の飛行員を脅したと非難

「中国戦闘機は常軌を逸して日本軍機に接近しており、これは脅しの意味を帯びた正常ならざる行為である。」 日本の「悪人先告状」(頑住吉注:悪人が先手を打って被害者であるかのように訴え出る)が再度世界メディアに伝わり広がり、かつ人に2001年の中米の機衝突事件を想起させた。日本サイドは中国戦闘機がミサイルを搭載し、日本の飛行員に「非常に不安を感じさせた」と強調した。

結びの言葉

日本の中国に対する警戒と敵意は世の人皆知っていると言え、中国が東海である程度の動作をした時、日本はいつも「飛び出してきて」無茶なことをし、まるでこうすることでしかその存在感を突出させられず、これでこそ中国に、日本に対する尊敬や恐れを生じさせることができるかのようである。しかし、東海は日本の専属の舞台ではない。中国も日本の拙劣な演技が原因ですぐ日本を重視することはない。東海地域の勝負は、むしろ中日両国の実力と意志力の勝負であって、この無駄に長引く可能性がある対決の中で、日本の種々の悪行は、必ずや日本を最大の敗者に没落させることになる。


 両国の軍用機が武器を使用するのではなく空中で衝突して日本機が墜落、中国機が損傷を負いながら帰投したことを理由に日本が中国に対し開戦することがあり得ると思っているようなレベルの筆者ですからしょうがないですけど、あんまり参考になる内容がなかったですね。ちなみに前にも確か書きましたけど、「悪人先告状」なんていう慣用句が存在するということ自体、中国人が「悪人が先手を打って被害者であるかのように訴え出る」手に出ることが多いことを証明していますわな。日本にはそんな慣用句はないですし説明されてもピンときませんしね。





















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