殲-31の性能予測

 まだ飛んだという情報もない「ちまき機」こと殲-31ですが、早くも性能を予測する記事が出ています。

http://blog.sina.com.cn/s/blog_524553070102e1rz.html?tj=1


枕陽飛行機の第4世代ちまき機、真の姿を現す:殲-20およびF-35とのひとまずの性能比較

9月15日、ちまき機の真の姿がネットで明るみに出た。これは東海釣魚島争奪の際に全国の軍事マニアにとって1つの興奮である。これは間もなく来訪するアメリカ国防長官に対する1つの警告性の示威のようであり、またこれは改革解放30年余りで経済、科学技術人材の実力がいずれも全面的に変質したことの1つの新たな例証でもある。現在すでに明るみに出ている画像の対比に基づく、ちまき機と殲-20、F-35のひとまずの性能対比は以下の通りである。

1.正面RCS:殲-20は不利な要素がちまき機より多い。材料技術など多方面からの克服を必要とする。だが殲-20のステルス性のグレードアップポテンシャルはちまき機より大きい

正面のステルス性に関し、ちまき機を殲-20と比較すると、一定の優勢を占めるようである。いずれもDSI空気取り入れ口を採用していることは除き、正面投影では殲-20の方が多い。(1)エンテ翼 (2)エンテ翼と機体の間の空間での反射 (3)腹ビレ だがちまき機の方が少ないというのはしばらくは不確定である。これはキャノピーにゴールドメッキ一体式キャノピーが採用されているか否かによる。これは対外貿易の中ではオプションである。もし不採用なら、コックピット内の反射面積は大きいことになる。もし採用していれば、殲-20はちまき機に比べ3対、6カ所の反射源が多く、殲-20の不利な要素はちまき機より多いことになる。もしエンテ翼や腹ビレに電波を透過、吸収する複合材料を採用してRCSを下げても、それは泥縄に属し一部の損失はある。具体的データがどうかは、現在知り得ない。

発展ポテンシャルを論じれば、殲-20の機体は大きく動力は強く、将来プラズマステルスなどの措置を盛り込む可能性も排除されない。これに比べるとちまき機の機体は小さく動力も相対的に小さく、この方面のグレードアップポテンシャルは殲-20に及ばない。

同じくF-35と比較すると、ちまき機の空力レイアウトはF-35と流派が同じである。正面RCSの大小は、既存のひとまずの画像で推計すると明らかにF-35の機体の幅がちまき機より大きいということの他に、さらにちまき機がF-35に比べディテールがより最適化されているかどうかを見る必要がある。F-35の機体表面の突起物は多すぎ、ステルス性は決して非常に突出したものではない。ちまき機がF-35に勝ることが有望である。

2.側面RCS

側面RCSの比較では、殲-20の不利な要素は次の所にある。上反角のついたエンテ翼が反射源を構成する。機体の長さがちまき機より4、5m長い。腹ビレが反射源を構成する。尾部ノズルの腹ビレに遮蔽されていない部位が反射源を構成する、等々。側面の反射源は多い。ちまき機の不利な要素は次の所にある。水平尾翼の全体が動く過程で反射源を構成する。大きく外側に傾いた垂直尾翼の反射源が比較的大きい。腹ビレのない尾部ノズルの圧倒的大部分が反射源を構成する。このように側面の反射源も少なくない。総合的に見て、両者いずれも理想的ではない。殲-20は機体が長大などの要素により、側面のRCSがちまき機より大きい可能性は排除されない。

同じくF-35と比較すると、ちまき機はF-22のような大型の垂直尾翼を採用しているので、側面のRCSがF-35より大きい可能性が排除されない。機の尾部はなおさら言うまでもない。

3.敏捷性

通常レイアウトはエンテ式レイアウトに敏捷性が及ばないことが公認されている。この方面では、現在までいずれもベクトル推力を使用しないという状況下で、(頑住吉注:唯一エンテ式の)殲-20が優勢を占める。双方がいずれもベクトル推力を採用すれば差が縮まる可能性があるが、依然殲-20に一定の優勢がある。

敏捷性をF-35と比較すると、同様の流派の空力レイアウトであり、敏捷性は同クラスかもしれない。将来ちまき機がベクトル推力を採用し、双発のベクトル推力の別々の動きが可能なら、敏捷性はF-35に勝ることができる。これは未来のちまき機の1つの重要なセールスポイントである。

4.低速性と亜・遷音速性能

ちまき機は機首のエッジと小ストレーキの複合渦技術を採用し、主翼の幅は推計によれば11.5mに達しF-35を超え、主翼面積は比較的大きく、幅広く扁平な揚力を生む機体を採用している。同時に後退角が小さめの主翼を採用し、後退角は37度とされている。このようだと全体的な翼面荷重は比較的小さいと考えられ、機全体の揚力特性は比較的高く、F-35にやや勝る。標準配備のエンジンが一定の水準に到達すれば、亜・遷音速性能はF-35を超え得る。だがエンジンの推力が19トン級以上に達する前は、亜・遷音速性能は依然一定及ばないところがある。低速性および亜・遷音速性能をF-35と比較すれば、全体的には同クラスにある。

一方殲-20はエンテ翼ストレーキ複合渦流技術を採用し、渦の揚力は通常のストレーキレイアウトを超える。同時に幅の狭い揚力を生む機体を採用しているが、主翼面積は小さく、主翼の後退角は48度に達すると推計される。高速性がより多く突出し、合わせ配慮されたのが亜・遷音速性能で、犠牲となったのが低速性である。ちまき機の低速性と亜・遷音速性能が殲-20に勝る可能性は排除されない。これに関してはさらなるデータによる実証が待たれる。

5.超音速巡航と高速性能

空力レイアウトから言えば、ちまき機は主翼の後退角が小さく、マッハコーンの角度が大きく、一方殲-20はマッハコーンの角度が小さく、主翼の後退角が大きく、空力特性は超音速巡航と高速性追求に有利である。だがいずれもエンジンの推力が一定の水準に達することができるか否かの影響を受ける。標準装備されるエンジンが一定の水準に達しなければ、双方の高速性と超音速巡航能力は制約を受けることになる。標準装備されるエンジンが一定の水準に達すれば、殲-20の高速性と超音速巡航能力はちまき機よりずっと勝ると考えられる。

だが同様の空力レイアウト模式でもちまき機の主翼の後退角はF-35の34度より大きく、超音速巡航性能と高速性がF-35よりやや強い可能性は排除されない。

6.大仰角性能

ちまき機は大きな、外側に傾いた垂直尾翼を採用しており、F-22に類似している。ある人はふざけて、ちまき機はF-35の前部にF-22の後部を加えたものだと言っている。その垂直尾翼は殲-20の全体が動く尾翼よりずっと大きい。これはこの機が大仰角コントロール能力を追求している1つの証拠である。一方殲-20は全体が動く垂直尾翼、固定腹ビレを採用しており、加えてエンテ翼があり、全部で6つの翼面が大仰角性能のコントロールに参与する。双方いずれにもベクトル推力がない状況下では、大仰角状態下で機体が垂直尾翼の作用を遮蔽する部分があるいは大部分の時、殲-20は遮蔽されないエンテ翼と腹ビレに益を受け、大仰角コントロール性に勝る理由がある。

大仰角性能をF-35と比較すると、ややF-35に勝るかもしれない。これは側面RCSがF-35より大きいことと引き換えに得られたものである。特に将来ベクトル推力エンジンが一定の水準に達すれば、大仰角性能でF-35に勝ることに問題はない。

7.航続距離と弾薬搭載量

ちまき機は中型機で双発を採用しているので、同様の中型機であるF-35に比べエンジンが1つ多い。このため、燃料搭載量と航続距離はF-35と同列に比較できず、垂直離着陸ファンを追加したF-35と比較すべきである。つまり850km前後の作戦半径である。飛行の前半において機の形を保ちステルス性のある繭型増加タンクを搭載すれば、作戦半径が1,100km前後に到達する可能性も排除されない。この他、内蔵収納式増加タンクを装備して作戦半径を拡大し、内部搭載燃料の量を補うのに用いることもできる。

弾薬搭載量は内部に収納される4発だと考えられる。これは殲-20と同レベルではない。殲-20は内部に8〜10発のミサイルを搭載し、作戦半径はSU-27より短い1,500kmとされている。弾薬搭載量と航続距離をF-35と比較すれば、F-35Aに負ける可能性が排除されない。外部搭載では、ちまき機の主翼の幅が大きく、11.5m前後に達するので、横方向に置かれる吊り下げポイントは比較的多い。非ステルス作戦模式での弾薬搭載量は、片側3〜4の吊り下げ架(このうち1つは重吊り下げ搭載架、1つは翼端架である)、機の腹部に重量搭載架が1つあるという状況下、そして外部に3つの増加タンクを搭載している状況下で、ちまき機の弾薬搭載量は内部搭載4発、外部搭載4〜6発の戦力とすることができる。これはまだ機の腹部その他の非重量吊り下げ搭載ポイントの可能性を計算に入れずにである。

8.航空電子、レーダー

現在ちまき機と殲-20はいずれも飛行・火力・推力コントロール一体化を行っていない。最多で飛行・火力の一体化が行われているだけである。だがちまき機の機体は小さく、必ずしも殲-20あるいはF-35のように光電センサーシステムを全面的に配置できない。既存の画像から見て、ちまき機の機首先端部は短小で、J-20のようなサイズのフェイズドアレイレーダーが配置できないことは確定である。このように、レーダー、光電レーダーなどの感知システムがF-35や殲-20より遅れている可能性は排除されない。

総合的に言って、ちまき機は双発でエンジンが機の軸線近くに配置された中型機で、弾薬内部搭載状態では中等の弾薬搭載量、中等の航続距離、突出した亜・遷音速性能にやや高速性を合わせ配慮し、正面RCSはF-35より小さく、大仰角性能はF-35にやや勝り殲-20よりは弱く、敏捷性は殲-20より弱く将来はF-35に勝り、ステルス状態では制空機として使用され、非ステルス状態では攻撃機として使用され、レーダーや光電レーダー感知システムはF-35や殲-20より弱い価格低廉な機種である。輸出市場では低廉な価格、ステルス性、大仰角性、将来の敏捷性など多くのセールスポイントに頼り、一定の市場におけるシェアを勝ち取ったも同然である。

最後に、軍事マニアとして、私は幸いにも改革解放の時代に生活し、我々は殲-20、ちまき機、DF-21D、DF-41、ドック型上陸艦、052系列駆逐艦、神州、蛟竜(頑住吉注:深海潜水器)など一連の近代化された軍備の登場を実際に見分する幸せを得た。我々はさらに大型輸送機、大型旅客機、亜軌道飛行機等々の人の心を興奮させる情報が噴出するようにやって来るのを目の当たりにすることになる。我々はこの目で高度科学技術軍事力近代化軍隊の飛躍的発展を自身の目で見た。私は改革解放、富国強軍、経済・科学技術人材の実力が日増しに強大になる時代に感謝する。もはや運-10が三千万の試験飛行費ですら総理級の審査を必要とした困窮時代ではないのである。

我々は固く信じる。高度科学技術戦力が飛躍的に上昇中の大中国は、きっと下り坂の途中にある小日本を釣魚島から追い出し、東海海溝ラインから追い出すと。


 実に嬉しそうですが、私は知識不足で個々の分析に対する批評はできないものの、全体的科学技術レベルから言ってこの機がそこまでの高性能になるとはちょっと信じられません。












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