習近平・馬英九会談関連3題

 民進党の次期総統が就任すれば流れが全く変わってしまう可能性もあるわけですが。

http://military.china.com/important/11132797/20151108/20712005.html


馬英九、両岸に関する新たな主張を提示:持続して敵対状態を低下させる!

原題:馬英九、5点の主張を提示

両岸指導者の習近平、馬英九は7日午後シンガポールのシャングリラホテルで面会、握手し、その後習近平、馬英九は相次いで挨拶を述べた。以下は馬英九の挨拶の全文である。

習さん、大陸と台湾代表団のの皆さん、およびこの場のメディアの仲間たち、こんにちは!

今日私と習近平さんはそれぞれ台湾と大陸の指導者の身分をもって、66年の時空を飛び越え、相互に手を伸ばして握手し、両岸の過去と未来を握り、中華民族振興の希望をも握り、深い歴史的意義があります。

22年前、つまり1993年の4月、台湾海基会董事長の辜振甫氏と大陸の海協会会長の汪道涵氏がシンガポールで面会し、4つの協定に署名し、両岸の制度化された協議のために基礎を固めました。12年前、つまり2003年の10月、私は「東アジア経済サミット」で、シンガポール建国の首相リー クワンユー資政(頑住吉注:肩書き)と対談しました。当時我々は共に、「両岸の発展には、人民の利益をよりどころとして必要とする」と考えました。

今、私と習近平さんは相対して座り、同じ部屋にいて、我々の背後にあるのは、両岸が分け隔てられて一甲子(頑住吉注:60年)を超える歴史です。我々の面前にあるのは、何年か以来双方が力を尽くした「対話をもって対立に代え、和解をもって衝突に代える」の成果です。我々の手の上にあるのは、永続的な平和と繁栄という目標です。今この時、海峡両岸はまさに大きな声で全世界に向け、台湾海の平和を強固にする決意、および地域の平和を促進するとの情報を宣言します。

この66年来、両岸は異なる体制の下で発展し、軍事的対抗から協力と交流に転じることができたのは、絶対に一朝一夕の功ではありません。7年あまり以来、両岸は23項目の協定に署名し、4万あまりの学生の交流、毎年800万の旅行客の往来と1,700億アメリカドルあまりの貿易という空前のブームを創造しました。こうした非常に大きな改変の基礎は、全て「平和」にあります。

歴史的に両岸に残された錯綜し複雑な世代的課題は、まさに「尚書」の言うところの「非知之難、行之惟難」(頑住吉注:知ることは難しくない、行うのが難しいのだ)です。各自が堅持するデリケートな議題に対し、双方は現実を正視し、知恵、忍耐心、誠意をもって、実務的に処理する必要があります。ですが、我々は依然、双方がここ何年か以来構築してきた「制度としての性質の協議」の下努力することができ、両岸の和解と協力を達成し、永続的平和と繁栄を推進しましたが、これは両岸および国際社会が共通して期待するものでもあります。

(頑住吉注:これより2ページ目)

今日、私は両岸の平和繁栄の現状を維持する5点の主張を提出したいと思います。

第一に、「九二コンセンサス」を強固にし、平和の現状を維持することです。海峡の両岸が1992年11月に1つの中国の原則につき達成した共通認識を九二コンセンサスと略称しますが、九二コンセンサスは両岸が平和を推進する共通の政治的基礎です。まさに双方が共同で九二コンセンサスを尊重したがゆえに、過去7年半以来、我々はやっと23項目の協定達成を含む豊かな成果と平和、繁栄の獲得を獲得し、両岸関係を66年来最も平和で安定した状態に置かせることができたのであり、この部分に関しては、会談の時までちょっと待ってください。私はさらに一歩の説明をするでしょう。

第二に、敵対状態を低下させ、争いを平和的に解決することです。両岸は現在もはやすでに過去の衝突、対立状態にはなく、双方は継続して敵対状態を低下させ、かつ平和的方式をもって争いを解決すべきです。

第三に、両岸の交流を拡大し、相互利益、ウィンウィンを増進することです。両岸の現在まだ解決していない議題、例えば貨物貿易協議、両会互設机構、与陸客中転(頑住吉注:大陸の旅客を台湾から飛行機で他国に行かせる)などは、できる限り早く処理し、もって両岸のウィンウィンを創造すべきです。

第四に、両岸のホットラインを設置し、急を要する問題を処理することです。両岸には現在海基会、海協会首長の間、陸委会、グオタイバン(頑住吉注:日本語にない漢字を使った大陸の台湾問題関連機関)副首長との間に、いずれもすでに連絡メカニズムが設けられています。今後は陸委会、グオタイバン首長の間にホットラインを設立し、もって緊急および重要な問題を処理すべきです。

第五に、両岸が共同で協力し、中華振興に力を尽くすことです。両岸人民は同じく中華民族に属し、いずれも炎黄(頑住吉注:伝説上の中国人の祖先)の子孫であり、互いに助け協力し、中華振興に力を尽くすべきです。

第五の主張は己一人の利益、片方の利ではなく、後代の子孫の幸福のためです。私は真摯に、双方がいずれも人民が大事にする価値と生活方式を重視し、両岸の平和を維持保護し、中華文化が持つ知恵をもって、両岸の相互利益、ウィンウィンを確保することを希望します。

習さん、現在の両岸関係は、すでに1949年以来最も平和で安定した段階です。ここ何年か、私はしばしば台湾の大学のキャンパスで、両岸の学生が共に討論し、共にスポーツし、共に演奏し、共に喜び笑う場面を見ています。あの種の自然な融合は、往々にして私をなぐさめもし、また感動させます。彼らには熱情があり、創意があります。ですが彼らには恨みはなく、重荷はありません。彼らは人生の比較的早い段階で友情を建立でき、きっと両岸の永続的平和のためにより堅実な基礎を固めることができます。我々はこれをよく大切にし、この基礎を拡大する必要があります。

北宋の大儒家である張横渠は「為天地立心、為生民立命、為往聖継絶学、為万世開太平」(頑住吉注:「天地の為に心を立て、生民の為に命を立て、往聖の為に絶学を継ぎ、万世の為に太平を開く」)と主張しました。習さん、両岸人民のため、我々は共に努力し、「生民の為に命を立て、万世の為に太平を開き」、中華民族のより平和で光り輝く未来を開きましょう。

みなさんありがとう!


http://military.china.com/important/11132797/20151107/20709636.html


韓国の学者「習馬会」を見る:必ずや北朝鮮・韓国が学習する典範となる

【グローバルネット報道 記者 周驥N】 万民注目の「習馬会」がシンガポールで行われようとしている。今回のマイルストーンの意義を持つ面会は両岸関係に対し極めて大きな影響があるだけでなく、東北アジアの政治情勢に対しても影響力を持つ。韓国の学者は、今回の「習馬会」は北朝鮮、韓国が歴史的問題を解決する模範となるだろう、とする。

台湾の「中時電子報」11月7日の報道によれば、韓国の加図立関東大学東アジア経済文化研究所主任の李奎泰はインタビューを受けた時、朝鮮問題は東北アジア地域の政治イデオロギーの対立ゆえに残された国際的な矛盾である、とした。両岸は「九二コンセンサス」をもって平和的交流の関係を実現したが、政治外交方面では依然矛盾が残っており、今回の「習馬会」は矛盾の解決のために契機を提供した。

李奎泰は、「習馬会」は北朝鮮・韓国関係に衝撃をもたらす、と語る。彼は次のように語る。北朝鮮と韓国は1972年に始まって200を超える協定や共同声明に署名しており、相互の最高指導者も2回会談を行ったことがあるが、現在開城工業地域以外全くその他の関係はなく、通信の方法さえもない。「習馬会」が「平和的交流の強化と協力」をテーマに行われ、両岸指導者の面会が成就することは、必ずや両韓政府と政治的指導者の典範となる。


http://military.china.com/important/11132797/20151107/20709871.html


習近平・馬英九、シンガポールで歴史的面会:握手の時間の長さ1分10秒に達す

【両岸指導者握手 歴史的時間を始める】 7日午後、両岸の指導者はシンガポールのシャングリラ大ホテルで面会を行った。現地時間午後3時、習近平、馬英九は同時に会見するホールに歩いて入った。数百名の国内外記者の注目の下、ひとしきりのシャッター音が響く中、両岸指導者の手は堅く握り合わされ、共同で両岸関係の歴史的一ページをめくった。この時は両岸関係の歴史書に書き込まれることになる。


 それに南北朝鮮問題とは違い過ぎて、お手本にというわけにもなかなかいかないでしょうな。














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