ミャンマー軍機が中国領内に爆弾を落とし死傷者が出る

 当然ですけど中国では非常に大きなニュースになっています。

http://military.china.com/important/11132797/20150314/19381009.html


ミャンマー軍機の爆弾が中国サイドの国境内に落下 4人の死亡、9人の負傷をもたらす

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「事件が発生した地点の位置」)

【ミャンマー軍機の爆弾が中国サイドの国境内に落下 4人の死亡、9人の負傷をもたらす】 3月13日午後、ミャンマー軍機の爆弾が中国サイドの国境内に落ち、雲南省臨滄市耿馬県孟定鎮大水桑樹村でサトウキビ畑の作業をしていた無辜の一般民4人の死亡、9人の負傷をもたらした(頑住吉注:後に死者は5人になったと伝えられています)。3月13日夜、外交部副部長の劉振民は緊急にミャンマー駐中国大使を呼んで面会し、ミャンマー軍機の爆弾が中国サイドの人員の死傷をもたらしたことにつき厳正な交渉を提出した(頑住吉注:こういう場合にお決まりの表現のようで、中国語を日本語の語順に並び替えただけなんですけど違和感ありますね。「厳しい態度で交渉を申し出た」くらいでしょうか)。

外交部副部長の劉振民は、中国サイドはこの事件に対し厳しい非難を表明し、ミャンマーサイドが事件に対し徹底した調査を行い、かつ中国サイドに向け結果を通報し、事件を起こした者を厳しく罰し、善後策を妥当に処理し、かつ直ちに有効な措置を取り、類似の事件が再度発生することを途絶させ、適切に中国・ミャンマー国境地域の安全と安定を維持保護するよう懇切に促す、とした。

理解されているところによれば、最近ミャンマー軍はミャンマー北部のコーカン地域(頑住吉注:漢民族が多く居住)の関連の武装団体と中国・ミャンマー国境地域で交戦を持続させている。13日午後、ミャンマー軍機の爆弾が中国サイドの国境内に落ち、中国サイドの無辜の一般民の死傷がもたらされた。

関連の報道:ミャンマー空軍、中国国境内への突入は4回目 3発の砲弾が雲南省に落ちる 

【グローバル時報記者 邱永崢】 3月13日夜、中国外交部副部長の劉振民は緊急にミャンマー駐中国大使ディーリンウェンを呼んで面会し、ミャンマー軍機の爆弾が中国サイドの人員の死傷をもたらしたことにつき厳正な交渉を提出した。劉振民は、ミャンマー軍はミャンマー北部のコーカン地域の関連の武装集団と中国・ミャンマー国境地域で交戦を持続させ、ミャンマー軍機の爆弾が中国サイドの国境内に落ち、中国サイドの無辜の一般民が死傷する事件を引き起こした、と指摘する。中国サイドはこれに対し厳しい非難を表明し、ミャンマーサイドが事件に対し徹底した調査を行い、かつ中国サイドに向け結果を通報し、事件を起こした者を厳しく罰し、善後策を妥当に処理し、かつ直ちに有効な措置を取り、類似の事件が再度発生することを途絶させ、適切に中国・ミャンマー国境地域の安全と安定を維持保護するよう懇切に促す、とした。

3月13日16時30分前後、ミャンマー空軍が第4回目に中国国境内に突入し、第3回目に中国国内に投弾した。今回3発の砲弾(頑住吉注:爆弾でしょう)が雲南省の臨滄市耿馬県孟定鎮大水桑樹に落ち、中国の一般民の3人死亡、多数の負傷者をもたらした。そのうち1名の負傷者は後に傷が重すぎたため病院で治癒せず死亡した。「グローバル時報」記者が理解している状況によれば、不幸にも難に遭った者には若い父子がいた。そのうち20歳余りの大水桑村の村民小名小棗は、サトウキビで生計を立て、彼と共に難に遭ったのはその息子である。事件発生後、現地政府は直ちに医療人員を派遣して救助、治療を展開し、国境を防衛する軍、武装警察も直ちに反応し、現場を封鎖した。爆撃されたいくつかの場所には全て警戒線が張られ、近づくことは許されない。

また、ミャンマー軍の1機の軍用機が12日中国国境内に進入し、2発の爆弾を投下した後に墜落損壊し、飛行機の残骸は13日午後4時前後に薄刀山で中国の民衆によって発見された。

この前の3月8日、ミャンマー政府軍と民間地方武装勢力とに武装衝突が発生した時、ある流れ弾が中国サイドに落ち、1軒の民家の破損をもたらしたが、幸いなことに人員の死傷はなかった。中国サイドは当時ミャンマーサイドに向け重大な関心を表明し、ミャンマーサイドができるだけ早く状況を調査して解明し、かつ有効な措置を取り、類似の事件の再度の発生を途絶するよう要求した。

ミャンマー北部のコーカン地域の衝突はすでに1ヶ月余り持続し、中国・ミャンマー国境地域の安定と正常な秩序に影響している。中国サイドはすでに何度も関係各方に自制を保持し、できるだけ早く事態を静め、ミャンマー北部地域の平和と安定を回復するよう懇切に促している。

(頑住吉注:2ページ目に続いていますが内容は全て重複なので省略します。)


http://military.china.com/important/11132797/20150314/19381902.html


範長竜:ミャンマーは厳格に部隊を拘束する必要がある さもないと中国軍は措置を取ることになる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは前の記事の内容の一部なので省略します。)

原題:範長竜、ミャンマー国防軍総司令と緊急に通話

新華社北京3月14日電(記者 白瑞雪、王経国) 中央軍事委員会副主席の範長竜は14日午後にミャンマー国防軍総司令ミンアンライと、ミャンマー軍機の爆弾が中国サイドの人員の死傷をもたらしたことにつき緊急に通話を行った。範長竜は、最近中国とミャンマーの国境地域で何度もミャンマー軍機の越境、ミャンマー軍の砲弾、航空爆弾の中国サイド国境内への落下が発生しており、中国サイドの人員の死亡や財産の損失という深刻な状況がもたらされ、中国人民はこれに対し強烈に反応している、と語った。

範長竜は、ミャンマーサイドは問題の深刻さを認識し、厳粛、真剣にこの件と向き合い、事件を起こした者を厳しく罰し、死傷者の家族に謝罪しかつ賠償し、中国サイドに向け説明する必要がある、と指摘した。範長竜は明確に、ミャンマー軍上層部が厳格に部隊を管理コントロール、拘束し、絶対に類似の事件を再度発生させてはならない、と要求した。さもないと、中国軍は断固として果断な措置を取り、中国人民の生命財産を保護することになる。

ミンアンライは、ミャンマーサイドは中国サイドの受け止めを理解し、できるだけ早く人員を派遣して中国サイドと共に真剣な調査を行い、妥当に問題を解決し、関係の人員の責任を追及することになる、とした。ミャンマー軍は中国サイドと共に全力で両国両軍の友好、協力を推進することを望んでいる。

範長竜は、ミャンマーサイドが中国・ミャンマー両国両軍の関係の維持保護という大局から出発し、妥当に関連の事件を処置し、共同で中国・ミャンマー国境地域の安全と安定を維持保護することを希望する、と強調した。

(頑住吉注:3ページ目)画像はネットに伝わる爆弾の落ちた地点。

(頑住吉注:4ページ目)画像は雲南省国境地域の孟定鎮の様子


 双方問題の拡大を望んでいないので重大な事態に発展する可能性は低いでしょうが、中国軍が国境地域に集まっているなどの情報もあり、これ以上誤爆が続くと政府が国民の「弱腰」批判を恐れてある程度の措置を採らざるを得なくなる可能性もありそうです。













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