032潜水艦の意義とは

 「軍情視界」の記事で、本来遮断されてて見られないはずなんですが、こちらの台湾向けと思われる繁体字版は今のところ見られます。今回紹介したことでこちらも遮断されるかもしれませんが。慣れないんで繁体字は読みにくいんですけどね。

http://big5.china.com/gate/big5/military.china.com/jqsj/069/


032型潜水艦、中国潜水艦技術の風見となる

解放軍の潜水艦武器装備発展、新たな高度に到達

イントロダクション:2011年、いまだかつて出現したことのない新型潜水艦がネット上に明るみに出た。この032型と呼ばれる試験潜水艦は、その巨大な体型によって多くのネット仲間とメディアの関心を引き付けたが、2012年9月に航行試験を完成させた後、この艦はすぐに姿を消し、徐々に人に忘れられた。だが、最近当局が製作した032型試験潜水艦の模型が再度人々の視線を引き付け、この影をひそめてすでに久しい神秘の潜水艦を改めて人々の視線の中に戻ってこさせた。

中国が032型潜水艦の武器を明るみに出したことには深い意味がある

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の新たな試験潜水艦は垂直発射巡航ミサイルとIRBMが配備されている」)

前から受け継ぎ次に伝える新世代試験型潜水艦

最近、一組の当局が製造した我が国の032型試験潜水艦の模型の画像が多くのネット仲間の目を引き付けた。この画像の中では032型試験潜水艦の配置する武器がはっきりと見せられ、その搭載する武器の中には2組のIRBM発射システムがあるだけでなく、同時に4組の巡航ミサイル/対艦ミサイル垂直発射システムもあり、思わず新鮮な感じを持つ。実は、032型試験潜水艦の就役前、我が国は旧ソ連のG級弾道ミサイル潜水艦をベースに改装してできた031型試験潜水艦を装備したことがあり、この潜水艦は我が国の潜水艦発射型弾道ミサイルの研究開発のため、および水中兵器の試験のために不滅の貢献をなし、中央軍事委員会によって「水中発射試験先鋒艦」の名を与えられた。だが時間の推移と共に、200艦が日増しに老朽化する問題はすでに焦眉の急となっており、032新型試験潜水艦の出現はちょうど200艦退役後の空白を埋め、同時に関連機構の設計チームを鍛錬し、我が国のより先進的な試験潜水艦の出現のために良好な基礎を打ち立てた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「長城200艦、『水中試験先鋒』の称号を新たな艦に引き継ぐ」)

中国の潜水艦戦力、あるいは外界の想像をはるかに超えるか

過去の非常に長い一定の時間の中で、中国潜水艦部隊の主要な攻撃武器は常に単一の魚雷だった。だが中国海軍近代化の速度が加速するにつれ、多くの先進的な通常動力潜水艦および原潜が海軍入りして就役し始めた。だが現在公表されている画像から見て、その主戦武器は魚雷の他には射程が40〜120km前後の潜水艦発射型対艦ミサイルしかなく、このような武器装備は周辺の日増しに増強される水上および空中の対潜戦力に対し、明らかに脅威を構成し難いと言える。だが明るみに出た032型試験潜水艦が搭載する武器から見て、この種の状況にはすでに根本的な改変が発生している可能性がある。032型試験潜水艦が搭載する巡航ミサイル/対艦ミサイル垂直発射システムは体積が比較的大きいが、中国軍事工業に関して言えば、現役潜水艦上に武器コンパートメントを組み込むのは決して難事ではなく、国外にも類似の先例がある。しかも外国メディアの報道によれば、032型試験潜水艦はあるいは光ファイバー制御誘導対空ミサイルが発射できるかもしれず、これは潜水艦に対潜機に対しても一戦交える力を持たせる。このため、中国潜水艦部隊の真の戦力は、あるいは外界が見るのに比べより強力かもしれないのである。

海軍の対介入能力がダブルの保険を獲得することに

今年の3月21日、中国海軍の第1隻目の052D型ミサイル駆逐艦「昆明艦」が正式に戦闘序列に加入し、しかも「昆明艦」が搭載する対地巡航ミサイルは中国海軍の打撃距離と打撃力いずれにも空前の強化を達成させ、対介入能力にも非常に大きな進歩があった。だが水上艦艇だけが遠距離打撃能力を獲得しても充分には程遠い。アメリカ海軍は水中長距離打撃能力を強化するため、甚だしきに至っては4隻の戦略原潜を巡航ミサイル原潜に改造した。それぞれの原潜は154発にも達する巡航ミサイルを搭載でき、その戦闘力の恐ろしさを見て取るに足りる。このため、潜水艦部隊もがこの種の能力を獲得してこそ、中国海軍はやっと真に海上の立体的遠距離打撃能力を持ったと評価できるのである。明るみに出た画像から見て、中国は現在すでに潜水艦に搭載する遠距離巡航ミサイル/対艦ミサイルの技術を掌握済みで、このことは中国海軍に遠距離打撃および対介入能力の上でダブルの保険を獲得させ、水上および水中艦艇が組成する総合的な艦隊はいずれも侵略してくる敵に対し遠距離打撃が発動でき、このことは中国の海洋権益により強力な保障を獲得させることになる。

大きな頭に大いなる知恵を持つ032型試験潜水艦

032型潜水艦の搭載する武器が明るみに 魚雷もミサイルも揃っている

中国、世界最大の通常潜水艦を建造 多種の新型武器が明るみに

多くの角度から中国海軍最新の032型試験潜水艦を細かくチェック

新技術は解放軍の潜水艦を鬼に金棒にさせることができる

解放軍水中艦隊、あるいは権利維持の急先鋒となるか

現在、我が国と隣国の島嶼問題の上での争いは日増しに顕著になり、第三国のこれに対する干渉もどんどん頻繁、公然化している。だがこの時、中国がもし海軍艦艇を派遣して関連海域に行かせて権利維持を行ったら、往々にして外界から「中国脅威論」の一種の表れと解読される。一方海警部門などの法執行船はトン数や艦載装備などの原因により、関連国の艦船に対する威嚇力が比較的小さい。特にアメリカのような覇権国家が中国のデリケートな海域に入らせる艦船はほとんど全て正規の戦闘艦船で、中国の法執行船がもしこれとハード対ハードでぶつかったら、してやられることは免れ難い。だがもし解放軍の装備が先進的な潜水艦部隊が関連海域に行けたら、侵犯してくる船に対し有効な威嚇が行えるだけでなく、同時に隠蔽性もより良く、「色眼鏡をかけた」国外メディアに「尻尾」を掴まれにくい。それだけでなく、我が国の実力の不断の増強と共に遠洋船隊や海外における利益もどんどん多くなり、性能が先進的な潜水艦は疑いなく海洋任務執行のまた1つの非常に大きな助力となり、032型試験潜水艦は関連技術の先行者であり実践者なのである。

深海の中の鋭利な刃、さらに潜在的な相手を肝胆寒からしめる

現在のアジア太平洋地域は、各国いずれもが水中艦隊の建設に対し非常に大きな力量を投入し、日本、韓国、ベトナムなどの国は先進的な潜水艦を自ら研究開発するか、ロシアあるいはドイツなど伝統的な軍事強国から先進的な潜水艦を購入するかであり、水中の軍備競争はすでにどんどん激烈になっていると言うことができる。中国は非常に長い海岸線を持つ国であり、水中艦隊が強大であるか否かは、直接的に自身の国の安全および主権、領土の完備に関係する。過去の200艦および現在の032型潜水艦に代表される試験潜水艦の出現は、中国を水中艦隊の科学技術研究開発の中で先んじた地位につかせる。各種新型武器の研究開発および使用への投入と共に、中国の水中艦隊はより致命的なものになり、現在も未来も、中国のこの深海の鋭利な刃は侵犯してくる敵につきまとって離れない恐るべき夢魔となる。

各視点からの声

孟慶功:中国の新型潜水艦、完全コンピュータ制御を採用 自動化の程度が高い

国産の新型潜水艦の自動化の程度は非常に高く、全てコンピュータ制御システムで、メインの電動機は全自動操作で、ディーゼルエンジン、発電機はボタンを1つ押し、ノブを1つ回せばもうOKである。

より多くの声

ジェーン:中国、世界最大の通常潜水艦を建造

イギリスメディア:中国の新型潜水艦の艦橋、最も流行の造形に変わる

アメリカメディア:中国、同時に先進的な通常潜水艦と原潜を建造

李傑:中国の新たな潜水艦は2つの領域がやや弱い 性能指標は米ロに迫る

我が国の潜水艦の発展に言及した時に李傑は、我が国が独立して設計した潜水艦は性能指標上米ロなどの国の潜水艦に迫っているが、動力装置、騒音などの方面では比較的小さい隔たりがある、と語った。

より多くの声

アメリカメディア:中国の032型潜水艦、量産の可能性も

ロシアメディア:中国の通常潜水艦は米ロの原潜に対抗できる

カナダの刊行物:中国最新の潜水艦、ドイツの212にならって改修

ネット仲間の調査

あなたは中国海軍の032型試験潜水艦をいかに見ますか?

中国海軍に不可欠の技術装備である 27.77% 178票

潜水艦発射型戦略ミサイルの発射プラットフォームになり得る 10.15% 65票

巡航ミサイル、フロッグメン輸送などの特殊潜水艦に改造できる 8.12% 52票

必要な時は大規模生産できる 10.15% 65%

中国がより大きな通常潜水艦を建造するために基礎を打ち立てた 41.35% 265票

はっきり言えない 2.5% 16票

総票数 641票

032型潜水艦、光ファイバー制御誘導対空ミサイルを発射可能

中国の潜水艦部隊はいつも外界の各種の関心を引きつけ得る。アメリカの「ワシントンフリービーコン」ウェブサイトが中国の原潜が戦略巡航任務を展開すると推測したのに続き、イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」が中国海軍はすでに世界最大の通常潜水艦を就役させているとした。

結びの言葉

現在、中国の潜水艦部隊はすでに解放軍の重要な戦力に発展しており、数の上で世界で傑物と称するに堪えるだけでなく、潜水艦の品質も不断に向上している。032型潜水艦は単に試験用潜水艦に過ぎず、実戦には参加しないかもしれないが、その中国の潜水艦の発展に対し提供する助力は軽視できないものである。予見できる未来、中国海軍の潜水艦部隊は必ずや新世代武器を装備し、より先進的な装備も032型試験潜水艦およびその後輩たちの上で不断に実践され、中国の水中艦隊を永遠に不敗の地に立たせることになる。


 読者アンケートで本文では直接言及されていない「中国がより大きな通常潜水艦を建造するために基礎を打ち立てた」がダントツなのが不思議です。よく出てくる李傑という海軍専門家によれば、中国潜水艦の騒音問題はやはりまだ完全には解決していないんですね。
















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