中国の戦闘機関連3題

 ちょっと紹介が遅くなりましたがまず殲ー20関連の記事2つです。

http://military.china.com/important/11132797/20161101/30026720.html


ロシアメディア:殲ー20、もうすぐ中国空軍に引き渡し まだ最も良い状態に達せず

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「また、ある外国メディアは、現在殲ー20が使用するエンジンはロシアのAL-31FM2エンジンだと指摘する。専門家は、この可能性は排除されない、とする。」)

【グローバルネット軍事11月1日の報道】 ロシアの「衛星」ニュース通信社ウェブサイト10月31日の報道によれば、中国国防大学教授の房兵は10月31日第11回中国国際航空宇宙博覧会開幕直前に記者に向け、殲ー20戦闘機はまだ発展中で、動力、ステルス性能はまだ最も理想的な状態に到達していない、とした。

中国空軍ニューススポークスマンの申進科大佐は28日、中国によって自主研究開発される大型ステルス戦闘機殲ー20は間もなく開幕する珠海航空展にお目見えし、空軍試験飛行員によって飛行デモンストレーションが行われる、とした。これは中国当局初の殲ー20プロジェクトの承認かつ発表である。殲ー20は中航工業集団によって研究開発され、2011年1月に初飛行し、世界でアメリカのF-22に続く第2の現役入りした大型双発ステルス戦闘機である。

中航工業社副社長の張新国は、いわゆる殲ー20とその他の先進的な戦闘機の対抗の問題であるが、これには国家の戦略的利益と戦略目標を根拠に分析する必要があり、単純な技術の対抗ではない、とした。誰に対抗しようとするのか? 何故対抗するのか? 中国は大国であり、軍事戦略任務は祖国の領土の安全の維持保護、国家利益の保護である。中国は決してグローバル戦略ではなく、全世界のいかなる人とも対抗する必要はない。

彼は、次のように語った。ある国の国家の軍事戦略と国家戦略が異なる時、武器装備に対する限定も異なり、中国の武器装備開発も国家の安全戦略と国家の軍事戦略を根拠に行われる。もし国際的なある国が中国と同じ国家戦略と軍事戦略を持っていたら、彼らは中国のこの飛行機に対し興味を感じるだろう。もしある国の国家戦略がアメリカの国家戦略や軍事戦略と同様だったら、彼らはF-22を選択するだろう。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「ある専門家は分析し、殲ー20がもし珠海航空展に参加しても、たぶん観衆と近距離で親密に接触することはあり得ない、と指摘する。このことは実際上決して珍しい例ではない。アメリカのF-22Aステルス戦闘機も最初にそれぞれの大航空展に参加した時は、いつも全てを見せることはなく、基本的に異なる地の飛行場から離陸し、航空展開催地の飛行場上空に来て飛行デモンストレーションを行った後で再び戻った。」です。)

張新国は、殲ー20はもうすぐ中国空軍に引き渡され使用されるだろう、とする。この種の非常に複雑な大型装備の研究開発は当初の需要を根拠にしており、いかなる装置の研究完了後のユーザーへの引き渡し、実際の使用でも非常に多くの新たな問題が提出されるだろう。その1つは元々の需要に対し非常に多くの新たな改変があることで、もう1つは新たな需要の要求で、使用を通じてさらに一歩性能を完備させ、機能を高める。今回中国空軍によってデモンストレーションが行われることは、ユーザーの角度からこの飛行機を評価することでもある。

彼は同時に、それぞれの実戦機の装備と技術パラメータが全て対外的に発表できるわけではなく、これは今回の航空展で飛行デモンストレーションによって皆に分析させることでもある、とする。非常に多くの軍事マニアは飛行姿勢によって殲ー20の装備を判断できるはずである。

第11回中国国際航空宇宙博覧会は11月1日から6日に珠海で行われる。今回の航空展では各種飛行機151機が展示に参加し、中国航空展の展示参加機種数の最高記録を作る。今回の航空展の室内展覧総面積は8.2万平方mで、前回比24.2%増加し、室外展示面積は35万平方mを超え、展示に参加する国と地域は42、国内外展示参加商は700社あまり、このうち国外展示商の比率が45%前後を占め、ロシア、ウクライナ、フランス、チェコ、アメリカ、カナダ、韓国などの国の展示参加団の他、オーストリアが初めて国家展示団を組織して中国航空展に参加し、オランダとニュージーランドの国家展示団も中国航空展に帰ってくる。

(頑住吉注:これより3ページ目)殲ー20が腹部の弾薬コンパートメントを開いた状況下で旋回を行う

殲ー20の高画質の飛行の画像


http://military.china.com/zhuhai2016/news/11184132/20161102/30028024.html


殲ー20の出現は米軍に巨大な圧力を与える アメリカメディア、ライバルが来たと驚き叫ぶ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「珠海航空展で飛行デモンストレーションを行う殲ー20戦闘機(スペシャルサンクス:DS 北風)」)

アメリカの元国防長官のゲイツは2009年にかつて傲慢にも、「我々は多数のF-35と少数のF-22戦闘機を持つが、中国は2020年までに第4世代機を持つことはないだろう。2025年を待てばこの隔たりは拡大するだけだろう。」と言った。2011年の殲ー20初飛行の時同様、今回この機の初ショーは依然世界メディアの関心と各種の議論を引き起こしている。ロイター社は、珠海航空展のメインイベントは殲ー20の公開、お目見えであるとする。中国はこのステルス戦闘機がアメリカとの軍事の隔たりを縮小することを希望している。中国の東海および南海における実力の見せつけと共に、空中力量の投射能力は中国にとって極めて重要と言うことができる。報道は西側の分析者の話を引用し、殲ー20は中国の遠距離打撃能力をワンランク高めた、とする。今アメリカメディアは打って変わって「ライバルが来た」と驚き叫んでいる。中国の軍事専門家である尹卓は1日「グローバル時報」記者のインタビューを受けた時、殲ー20などの先進的な武器装備の初ショーは、中国がすでに世界の航空軍事の最強国家と同一グループにいることを象徴的に示しており、「中国空軍と世界一流の軍事強国には世代差はない」とした。

アメリカの有線テレビニュースネット(CNN)は、今回珠海航空展は稀に見るチャンスを提供し、世界に中国の最も先進的な軍事技術とハードウェアの水準を目の当たりにできるようにさせた、とする。報道は、中国の殲ー20はすでにアメリカのF-22やF-35ステルス戦闘機といかなる競技場でも「空中の覇権を争奪できるライバル」である、とする。

日本のフジテレビは1日論評し、20年前に中国は航空技術の上で世界水準の追跡を開始し、今では高速で飛行しかつ遠距離ミサイルが搭載できるステルス戦闘機殲ー20を持ち、中国にとって非常に大きな戦力の飛躍と言える、とした。報道は、2年に1回の珠海航空展は過去20年間、中国の空軍戦闘力水準の象徴だったと言え、中国はかつてロシアの戦闘機の輸入などに頼って自らの戦力を高めていたが、現在ではすでに自主開発および製造の段階に入っている、とする。他の方面では、中国は東海と南海で影響力を強化し、ずっと加速して戦闘機の研究開発を推進している。中国が開発するこうした戦闘機が空母上に配備されれば、「軍事作戦の要求」を満足させることができる。このため、日本も先日アメリカのF-35ステルス戦闘機を購入し、もって中国に対抗することを決定した。

(頑住吉注:これより2ページ目)

「インド時報」は、研究開発段階でもう公衆に向け最新のステルス戦闘機を公開するのは、中国の軍事公開化策の重大な改変であり、中国の軍事技術能力が非常に大きな向上を獲得したことを示し、かつ強烈な誇りの感情を持っている、とする。アメリカのペンタゴンの中国の軍事力年度報告はかつて、中国は殲ー20の他、さらに同時にFC-31ステルス戦闘機を開発している、とした。殲ー20のデータは依然秘密だが、ペンタゴンはこれは中国空軍の国土防空型から攻防兼備型に向けてのモデルチェンジの重要なカギだと考えている。

香港の「大公報」は専門家の話を引用し次のように言った。現在世界に第3世代機を生産、研究開発できる国は十数ヶ国ある。第3世代半戦闘機を研究開発できる国は5ヶ国に満たない。自ら第4世代戦闘機を研究開発できた国にはアメリカ、中国、ロシアの3ヶ国がある。そして同時に2機種の第4世代戦闘機を研究開発できるのは2ヶ国だけしかない‥‥アメリカと中国である。「世界のトップクラスを代表する三大航空工業強国の中で、中国はきっと第1位ではないが、第3位でもない。」

多くの西側メディアは、殲ー20の公開、お目見えは中国の「威嚇力量を大いに増加させる」と考えているが、故意にけなす人もいる。アメリカの「大衆機械技師」誌は日系の軍事評論員である溝上の文章を掲載し、殲ー20の研究開発期間はアメリカの戦闘機に比べずっと短く、コストも少なからず低く、しかも中国の戦闘機開発の経験と技術的基礎もより劣る、とした。中国は「半分のコスト、半分の時間をもって」「性能も半分の戦闘機」しか生産できず、中国は「量をもって勝ちを制する」しかない、という。イギリスの「デイリーポスト」は以前ある中国系の人物がアメリカの国防請負商のコンピュータシステムに侵入したために判決を受けた事例を用いて、中国のステルス戦闘機技術は「盗んできたものだ」と暗示している。西側のこのような論調に対し、ある中国のネット仲間は書き込みをして、一方で「中国脅威論」を語り、一方ではまた中国の武器は劣ると言い、西側はまずちょっと視点を統一するのが最も良く、あまり精神分裂になるな、とした。さらにあるネット仲間は、「軍事技術は依然国家の高度の機密であり、盗んで見せてみろ」とした。


 盗んだかどうかは殲ー20の厳然たる存在と脅威の前にはどうでもいいことで、またたとえ1対1で劣っていても「量をもって勝ちを制」しても勝ちは勝ちなわけで。次は殲ー10関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161104/30030209.html


外国メディア、殲ー10Bのお目見えの意義は重大:中国空軍の作戦のエース

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国空軍の殲ー10B戦闘機がお目見え」)

参考情報ネット11月4日の報道 ロシアメディアは、中国航空工業集団社は3日情報を発表し、殲ー10B戦闘機の系列化した発展は、中国航空工業の能力と技術水準の持続的向上を充分に見せている、とした。

ロシア衛星ネット11月3日の報道によれば、第11回珠海航空展で、殲ー10B戦闘機が初めて公開されお目見えし、内外の非常に多くの軍事マニアを引きつけた。2008年に殲ー10A戦闘機が初めて珠海航空展に参加してから8年後、殲ー10ファミリーの最新メンバーである殲ー10Bが登場し、殲ー10戦闘機の系列化された発展が重大で新たな突破を取得したことを象徴的に示している。

報道は、殲ー10は中国が自ら研究開発を行ったもので、自主知的財産権を持つ第3世代先進多用途戦闘機で、中国軍用機の第2世代から第3世代に向けての歴史的飛躍を実現した、とする。近年来、中航工業は殲ー10Aを基礎に相次いで殲ー10S、殲ー10Bなど多くのタイプを研究開発しており、殲ー10戦闘機の系列化された製品を形成している。殲ー10戦闘機の系列化された発展は、中国航空工業の能力と技術水準が継続して飛躍し向上していることを見せている。

報道は、2013年8月以来、殲ー10A戦闘機は何度もモスクワ、ランカウイなどの国際航空展に参加し、航空大国の新たな名刺となっている、とする。2014年5月以来、殲ー10A戦闘機は何度も中ロ、中国・パキスタンなどの合同軍事演習、実兵対抗、実弾検証に参加し、軍威を打ち出し、国威を発揚した。さらに中国国内の重大な対抗演習、軍事演習、戦闘当番の中で、ずば抜けた性能と強大な戦闘力を見せつけた。

第11回中国国際航空宇宙博覧会は11月1日から6日まで珠海で行われる。今回の航空展には各種飛行機151機が展示に参加し、これまでの展示参加飛行機数の最高記録を作る。

(頑住吉注:2ページ目)

珠海航空展は11月1〜6日に行われ、現在すでに盛んな最後の準備段階に入っている。空軍の殲ー10B、2機の新たに就役した運ー20、轟ー6K、空警ー500と航空降下兵の直ー10Kは三竃飛行場に到着したばかりである。

中国の殲ー10B戦闘機が珠海にお目見え:今回の珠海航空展で、中国空軍の殲ー10Bが鮮烈に登場し、その場のメディア観衆の注目の焦点の1つとなった。殲ー10戦闘機は中国空軍の発展に対し重大な人員(頑住吉注:意義か何かの間違いでしょう)がある。(画像:門広闊)


 殲ー20に比べれば地味ですがたぶん数ははるかに多くなるでしょうし脅威度が低いとは言えないはずです。フェイズドアレイレーダーを搭載しているということで、F-2との実力差も気になります。














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