珠海航空展でのインタビュー2題

 正直2つとも、どこまで信じていいのやら、という内容なんですけど‥‥

http://military.china.com/zh2014/news/11167116/20141113/18958180.html


ロシアのスホーイー35対中国輸出は量に制限なし 配置はロシア軍と全く同じ

(頑住吉注:原ページのここにある動画のキャプションです。「珠海航空展:殲ー31とスホーイー35戦闘機頂上対決」)

【グローバル軍事報道】 今回の珠海航空展のスターの1人であるロシアのスホーイー35戦闘機は今回の航空展で素晴らしい飛行デモンストレーションによる初陣を飾り、観衆の視線を引きつけた。しかし、スホーイー35戦闘機のこの行いは視線を引きつけただけでなく、さらに真金白銀がある(頑住吉注:「真金白銀政策」とは政府が政策を打ち出すだけでなく大量の資金を投入することを指すようですが、この場合の意味は不明です)。この前中国がロシアのスホーイー35を購入することに関する情報がネット上ですでに大騒ぎされており、ある噂はスホーイー35はまずロシア空軍の需要を満足させる必要があり、中国空軍に装備されるのは遙か彼方でいつになるか分からないと言い、ロシアが中国に販売するスホーイー35はエンジンやレーダーに技術的デチューンを行った「モンキーバージョン」であるとする噂もある。こうした問題を携え、記者はロシアのスホーイ社第一副社長ボリス ブレイゲマンに対し独占インタビューを行った。ボリスはインタビューの中で明確に、ロシアが中国に販売するスホーイー35はエンジンもレーダーも、また航空電子設備でも、全てロシア空軍が使用するスホーイー35と全く同じで、技術的デチューンは存在せず、しかも中国が買う必要がある分をロシアは売り、次回の珠海航空展(2016年)の時は中国空軍飛行員がスホーイー35を操縦して飛行デモンストレーションを行うことになるだろう、とした。

以下は記者がボリスに対し行った独占インタビューである。

記者:我々は、中ロ両国がスホーイー35購入に関する談判を行っているところであると知っています。ならばお聞きしますが、スホーイ社が中国に供給するスホーイー35はエンジンの上でロシア本国空軍が装備するスホーイー35とどういった差異があるのでしょうか?

ボリス:差異はありません。完全に同じです。もしエンジンが違ったら、それは違う飛行機に他なりません。エンジンは飛行機の心臓と言え、このため飛行機のあらゆる戦術性能や飛行性能はエンジンによって決まるのです。

記者:ならばレーダーや航空電子設備も同じなのでしょうか?

ボリス:やはり完全に同じです。もし買い手(中国)が新たな技術的需要あるいは技術的性能などの要求を提出し、1点1点の改変を行って自身の国防の需要を満足させることを要求したならば、我々はやはりこのようにして中国の需要を満足させるでしょう。何故中国がこのような要求を提出する可能性があるのでしょうか? それは国外の飛行機を完全に中国本国空軍のシステムに適応できるようにさせるためです。それぞれの国には自らの空軍があり、自らの空軍が装備する飛行機があり、このため外国の飛行機を購入してもできる限り本国がすでに装備している飛行機に適応させる必要があるのです。つまりあらゆる飛行機が一緒に何らかの連合行動に参加したならば、それらも同様の「言語を使用して話をする」必要があり、つまり互換性です。このため中国が何らかの合理的要求を提出したら、我々もメーカーとして買い手のこの種の需要を満足させる必要がありますが、このようにしても飛行機の根本的な戦術および飛行性能を改変することはありません。

記者:スホーイー35のレーダーの性能はどのようなのですか。例えば探知計測距離はどのくらいで、同時にどのくらいの目標を追跡およびロックオンできるのですか?

ボリス:こうした技術的性質の問題には全て公開された情報があり、一切の戦術性能は公開されています。あなたは我々の宣伝ビラの技術リストの中に見ることができます。こうした数字は私もあまりはっきり覚えていません。追跡する目標はより多く、距離はより遠い等々です。私は例を挙げることができますが、今日あなたたちが飛行デモンストレーションを行った早期警戒機があります。スホーイー35戦闘機のレーダーの性能はあれに比べてずっと良いのです。(筆者の補充:スホーイ社の技術資料によれば、スホーイー35戦闘機は同時に30の空中目標を探知計測し、かつそのうち8つに対し攻撃が行える。同時に4つの地上/海上目標を探知計測し、かつそのうち2つに対し攻撃が行える。)

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「スホーイー35、珠海に到着し中国航空展に参加」です。なお5ページ目までこれと同じキャプションです。)

記者:これは非常に人を不思議に思わせます。あなたはスホーイー35戦闘機のレーダーの性能が早期警戒機のレーダーに比べてより良いおっしゃるのですか?

ボリス:これは非常に想像し難いようですが、状況はまさにこの通りなのです。スホーイー35のレーダーの戦術性能はより良いでしょう。中国の早期警戒機が使用する技術はすでにやや時代遅れです。スホーイー35戦闘機は400km以遠の目標を発見することができるのです。

記者:ならばスホーイー35の生産量はどうなのでしょう。毎年どのくらい生産されるのですか? 中ロはスホーイー35発注契約を締結しようとしていますが、中国には何機供給される可能性があるのですか?

ボリス:これは興味ある問題です。我々が考慮するのは需要量で、需要のある分生産します。このため中国のお友達がほしがる分は、我々はその機数提供します。我々が中国空軍に供給するスホーイー35の機数は、絶対に中国軍が現在生産するスホーイ系列の飛行機に比べ多いでしょう。我々は貴国の需要を満足させるでしょう。ですが具体的数字は言えません。必要とする分は提供すると言えるだけです。双方は話をまとめていますが、中国解放軍空軍(がスホーイー35を購入すること)に関する情報は相互間でいずれも秘密保持する必要があります。もし知りたければ、すぐそばに行って中国空軍代表にお聞きなさい。スホーイの飛行機に関し、私はもう1度言いますが、ロシアが中国に対し供給するスホーイー35の数は、中国が自ら生産するスホーイ系列の飛行機に比べ多いでしょう。我々はずっと中国のお友達のいかなる要求も楽に満足させます。スホーイ社は中国空軍との協力を非常に重視しています。

またもう1度強調しておく必要があるのは、現在ここで飛行デモンストレーションに参加しているスホーイー35戦闘機は、決して珠海航空展のために特別に準備したものではなく、ロシア空軍が装備する機だということです。つまりこの機はロシア空軍の機で、ロシア国防省が、スホーイ社に中国航空展への参加を許し、かつ提供に同意したのです。このためあなたはその目で、ロシア空軍自身が装備するスホーイー35と、中国に提供するのが全く同じであり、何らかの特殊な加工を経てはおらず、中国にいわゆる簡略化バージョンを提供するのでは決してない、ということを見ることができるのです。ただ1点、飛行員はスホーイ社自らの飛行員です。スホーイ社自らの飛行員は最も良いスホーイー35の飛行デモンストレーションを行い、スホーイー35の飛行性能を見せることができると言えます。私は、今後ロシア空軍がスホーイー35を使用する時間がより長くなれば、ロシア空軍のその他飛行員も類似のデモンストレーション飛行が行えると信じます。ですが現在は、スホーイ社自身にのみこのような飛行員がいるのです。ついでに一言いうと、殲ー10を操縦した中国空軍の飛行員も非常に素晴らしかったです。ロシアの「勇士」飛行デモンストレーション隊の飛行員は全て空軍飛行員です。中国の八一飛行デモンストレーション隊の飛行員同様、全て空軍の軍人に属します。

記者:ならば中ロのスホーイー35購入の契約はいつ締結されるのでしょうか?

ボリス:我々はすでにすぐに契約を締結する準備を整えています。いくつかの技術上の問題にさらに一歩討論と協議が必要なだけです。私の見方によれば、私は今年の年末あるいは来年の初めにはもう契約が締結できると思います。これは非常に速いです。私の見たところ、現在何ら政治あるいは技術的要素も契約の締結を阻害してはいません。まだいくつかのディテール性、技術性の問題が真剣で仔細な考慮と研究を必要とするだけと言えます。私は、もし一切が非常にスムーズならば、2016年には中国の飛行員もここでスホーイー35を用いて飛行デモンストレーションを行うだろうと思います。きっと双方いずれにも非常に満足を感じさせるでしょう。(知遠/珠海 スペシャルサンクス 捜狐軍事)

(頑住吉注:6〜9ページ目)スホーイー35の飛行デモンストレーション


 ここで言う早期警戒機が何なのかは不明ですが、比較的旧式な空警ー200との比較かもしれません。中国は非常に多くのスホーイ系戦闘機を生産しており、それより多いとなると24機どころの騒ぎではないということになりますが、「ほしい分は提供する」生産能力ともあわせ、ちょっと現実味に欠けるような気もするんですけど。

http://military.china.com/important/11132797/20141114/18964932.html


専門家:中米のエンジンの隔たりは10年に満たない 太行の推力は117Sに近い

(頑住吉注:原ページのここにある動画のキャプションです。「殲ー20のベクトルエンジン突破を獲得と伝えられる 三次元ベクトル技術はF-22に勝る」)

太行渦扇-10エンジンは中国戦闘機の国産の「心臓」

羊城晩報記者 林丹


太行エンジンは本当にOKなのか? 太行渦扇-10の傍らに立つ董氏は非常に肯定的にうなづいた。OKだ! と。 

太行渦扇-10エンジンは中国航空研究院606所の製品で、董氏は606所の展示参加人員であり、ここ何日か彼は毎日展示館に立ち、興味を感じる専業および非専業の人物の疑問に答え迷いを解いている。董氏は、自分は南京航空宇宙大学を卒業するやすぐ渦扇-10の研究開発に参加した、と語る。

渦扇-10は1978年から事前研究され、1987年にプロジェクトが立ち上げられた。董氏は、このエンジンは現在すでに大量に殲ー10B、殲ー11B、運ー20大型輸送機に装備されている、と語る。

ネット上のいくつかの文章は、太行エンジンのアウターケースには複合材料が用いられ、重量を大いに軽減もしているし、また強度も上げ、高温に耐える能力も向上している、と明らかにしている。董氏は記者を太行エンジンの側面まで連れて行き、エンジンの外表面が黒色であるのを指さし、「これは我が研究所特有の特徴で、以前はここにスチール材を用い、チタン合金も用いたが、現在は複合材料を用いてずっと軽くなっており、さらには高温に耐え、強度が高い。」と語った。

董氏は、太行渦扇-10の推力:重量比は8前後(エンジンの推力:重量比とはエンジンの推力とエンジンの重量の比の値を指す)で、一般の第3世代機のエンジンは8前後であると語る。彼はさらに、現在いくつかの研究所が合同で研究開発中の第4世代戦闘機のエンジンはネット上では渦扇-15と呼ばれているが、かのエンジンはステルス性能を持つ、と明らかにした。

殲ー10Bは小型戦闘機であり、重量8トン近い武器を搭載でき、機動性能が非常に優秀で、これはこの機がすでに強大な中国の「心臓」を持つおかげである。

太行渦扇-10エンジン科研人員との対話

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「中米の航空エンジン技術方面における隔たりは急速に縮小しつつある」です。)

中米エンジンの隔たりは10年に満たない

記者:12000KGF-14000KGFにはどんな意味が含まれているのですか?

董氏:これは太行が非常に多くの機種に発展していることを説明し、我々の最も良いエンジンはすでに14,000kgの推力に到達しているのです。(スホーイー35のエンジンの推力は14,500kg)

記者:このような推力に達したということは、つまり太行エンジンとスホーイー35のエンジンの推力は大体同等だということですか?

董氏:そうです。しかも我々はさらに発展しつつあり、ここ何年かずっと完璧化と発展をしつつあります。これは最新の渦扇-10エンジンで、すでに定型に至っています。

記者:それはすでに量産されているのですか?

董氏:すでに殲ー10B、殲ー11B、運ー20に大量装備されています。

記者:では何故殲ー10、例えば八一飛行デモンストレーション隊の殲ー10が用いるのはまだロシアのエンジンなのですか?

董氏:中国があんなにも多くのロシアのエンジンを購入済みで、さらにすでに装備されたロシアのエンジンはまだ寿命に達していないことがあり、当然まだ用いる必要があるのです。

記者:渦扇-10はエンジンの寿命や安定性方面でロシア、アメリカの第3世代機のエンジンと比べどのようなのですか?

董氏:この方面で我々はやや劣り、比較的大きな発展の余地があるとも言えます。例えばいくつかの材料は科研単位におけるデータは素晴らしいのですが、実際に応用する時にはまだ意に添いきれず、これこそが航空エンジン研究の難しいところなのです。1つのエンジンは相当に長い時間内徐々にその安定性を完璧なものにすることを必要とし、アメリカでも10年くらいを要し、しかもさらに彼らのは事前研究段階とは評価されないのです。

記者:ネット上には中国のエンジンはダメではないかと疑い、太行エンジンには300時間の寿命しかない、と言っている人がいますが、これは事実なのでしょうか?

董氏:それは大間違いです。我々の太行の寿命は1,500時間で、設計要求に照らせば300時間というのは定期維持保護の時間です。

記者:我々のエンジンとアメリカのエンジンの隔たりには10年ありますか?

董氏:10年に満たないです。


 これはいわば主催者側発表という奴ですからな。「この方面で我々はやや劣り、比較的大きな発展の余地があるとも言えます」という部分に真相がのぞき、他の部分には誇張が多いのではないかという気がします。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-11-15/227638_2569349.htm

 直接関係ないですが四川省で戦闘機らしきものが墜落したという事件の画像集です。低空でエンジンが停止した疑いがあるとされ、エンジンの信頼性に関わる事故である可能性があります。















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