ステルス版殲-11登場か

 殲-20や殲-31に注目が集まっているうちにこんな新型機が登場する、という話なんですが‥‥。

http://military.china.com/important/11132797/20130505/17814626.html


メディア、中国のステルス版殲ー11戦闘機は本土を遠く離れて米軍を迎撃できる、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー11戦闘機は中華人民共和国がロシアから製品およびライセンスを購入したスホーイー27SK(スホーイー27の輸出版)の国産バージョンである。」)

アメリカの「ストラテジー ページ」、ロシアの軍事工業ニュースネットなどのメディアは、ロシア製のスホーイー27戦闘機を換骨奪胎した中国の殲ー11系列戦闘機は発展を続け、ステルス版の殲ー11Cを派生させる可能性がある、と推測する。この大型多用途戦闘機はアメリカのF-15E「サイレントイーグル」に匹敵し得、比較的大きな弾薬搭載量と比較的長い航続距離に頼り、中国から比較的遠く離れた空域において東アジアの米軍の空中作戦戦力に対する防備ができる。

殲ー11Bは全面的にスホーイー27を超越している

アメリカの「ストラテジー ページ」誌は、外界が殲ー20および殲ー31に関心を注いでいる時、解放軍はひっそりと殲ー11戦闘機改良プロジェクトを推進しているところだ、と推測する。

報道は、解放軍はロシアのスホーイー27戦闘機を基礎に殲ー11重戦闘機を開発した、とする。中国の経済および技術的実力の増強につれ、その国産航空電子システムの水準も日増しに向上し、すでに国産システムを使ってスホーイ系列戦闘機を改良することができ、ロシアの関連装備を採用し続ける必要はなくなっている。殲ー11が配備するのがまさに近代化された国産電子設備で、レーダー制御誘導空対空ミサイルやスマート爆弾が搭載できる。

この後解放軍はさらに殲ー11を基礎に殲ー11B戦闘機を開発した。その体積や重量は殲ー11と同じだが、性能がより高いアクティブフェイズドアレイレーダー(AESA)に換装されている。このことはこの機の武器制御誘導システムをより優秀なものにし、対地/対艦正確打撃能力が向上した。しかも殲ー11Bは決して対地攻撃任務執行専門に設計されてはおらず、その空中作戦能力も劣っていない多用途戦闘機なのである。

ロシア軍事工業総合体ウェブサイトは、中国の殲ー11戦闘機はロシアのスホーイー27戦闘機に比べ、火力コントロールシステム、電子システム、レーダー、機体材料方面でいずれも大幅な改良と創意があり、そして殲ー11Bは殲ー11に比べさらに大きく向上していて、弾薬搭載量が比較的大きい重戦闘機であり、その航続距離はより長く、中国本土の基地を遠く離れて攻撃が発動できる、と推測する。イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」は、殲ー11Bは同時に20の目標が探知計測でき、しかもこのうち6つを攻撃できるが、スホーイー27は同時に2つの目標しか攻撃できない、と憶測する。殲ー11Bはさらにスホーイー27に比べ対地攻撃能力が増強されており、したがって真の意味での大型多機能戦闘機となっている。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「中国のコピー生産派生機種の殲ー11Bは性能上ある程度改良されている」です。)

「ストラテジー ページ」は、殲ー11プロジェクトは依然発展を継続しており、外界が推測するいわゆる「中国の殲ー17戦闘機」はあるいは殲ー11Bの「複座ステルス版」で、真のコードネームは殲ー11Cに違いない、と憶測する。

報道は、この新型戦闘機最大の特徴はその内部に置かれた弾薬コンパートメントの設計を改良したことで、機のレーダー反射面積を大幅に縮小し、したがって「準ステルス戦闘機」としたことだと推測する。

ロシア軍事工業ニュースネットは、ステルス版殲ー11Bの出現はアメリカの、米中の空戦力量の対比に対する自信を弱める、とする。中国国産の殲ー10戦闘機はアメリカのFー16戦闘機に対抗できると考えられている。他の方面においてアメリカのFー35戦闘機は遅々として戦力化され難い。この種の状況下で、F-15E「サイレントイーグル」はアメリカ空軍の中での大黒柱的な機種となっている。この一定のステルス性能を具備した重戦闘機は東アジアの米軍の中国空軍を制圧する「切り札」視されている。だがステルス版殲ー11B、すなわち殲ー11Cの多項目の性能はF-15Eに近く、この機は現在解放軍装備体系の中での最強戦闘機と言うことができ、F-15Eはすでにこれをもってアメリカ空軍の「対中国優勢」を確保するには不足である。

「ストラテジー ページ」は、解放軍の初の殲ー11戦闘機群は1998年に就役を開始したが、この戦闘機の生産速度は比較的遅く、全部で約100機しか生産されなかった、と推測する。アメリカを憂慮させるのは、中国がすでに殲ー11生産のボトルネックを突破し、さらに先進的な殲ー11B戦闘機もすでに大量生産段階に入っているらしいことである。これに照らして推断すれば、殲ー11Cの量産にも問題は存在しない。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「殲ー11は『ロシア製品』ではなく、ロシア製スホーイー27を基礎とした国産機種である。空力外形に基本的に変化が発生していないことを除き、殲ー11の主要システム、航空電子はいずれもすでに国産化され、国産設備が装備されている。」です。)

ロシア軍事工業ニュースネットは、中国空軍はどんどん本土を遠く離れて行う作戦を演習することに重点を置いており、このため戦闘機は比較的大きな作戦半径と武器搭載能力を持ち、もって遠方の戦区で長時間作戦し得るのに便とすることを必要としている。

報道は、この方面において殲ー10戦闘機の最新型である殲ー10Bの殲ー11Cとの隔たりは非常にはっきりしている、と推測する。殲ー11Cは遠距離重火力打撃が実現でき、一方殲ー10Bにはこれができない。殲ー10Bの性能は出色だが、中型多用途戦闘機であり、その航続距離と搭載燃料はいずれも制限を受け、中、近距離作戦にしか使えない。

報道は、中国版「サイレントイーグル」である殲ー11Cは解放軍初の、遠距離作戦が実施できる近代化された戦闘機であり、中国の防衛範囲外において東アジアの米軍の空中作戦戦力に対する防備を行うのに足りる、と推測する。

空警ー2000就役後、中国空軍の情報戦能力は大幅に向上した。この能力を戦闘力に転化するには遠距離重戦闘機が必要であり、殲ー11Cはちょうどこの重任を担い得る。

報道はさらに、空警ー2000早期警戒機はデータリンクを使って戦闘機と連合ネットワーク空戦システムを形成することができ、データリンクによって戦闘機に全体的な戦場の態勢を送信し、飛行員はコックピットディスプレイからこうした情報を得ることができる、と推測する。新型の殲ー11Cはこの種の新型ネットワーク空戦システムに整合され、その優勢をさらに発揮し、敵空中部隊と勝負を展開することができる。(「上海訳報」から抜粋)

(頑住吉注:4ページ目)殲ー11と殲ー10の作戦能力は同等で、殲ー11は制空権を争奪する能力が突出している

(頑住吉注:5ページ目)殲ー11BSの中国海軍航空隊への就役は、海軍航空隊がついに完全独立自主の近代化された第3世代遠距離複座重戦闘爆撃機を大量に持つことができたことを示している。

(頑住吉注:6ページ目)殲ー11Bは全天候条件下で高精度武器を使用して目標を破壊でき、強力な対地/対艦攻撃能力を持ち、総合性能はベトナムが近年ロシアから購入したばかりのスホーイー30MKVより強い。

(頑住吉注:7ページ目)殲ー11BSの海軍航空隊への大量就役は、長期に渡り中国海軍航空隊を困らせていた構造的病弊を根絶させる。この機はロシア製のスホーイー30と同等の航続距離と弾薬搭載量を持つだけでなく、完全自主開発でもあり、各種の国産武器が搭載できる。後方勤務供給と作戦使用が制限を受ける欠点が基本的になくなっただけでなく、防衛区域外正確打撃能力も顕著に向上している。

(頑住吉注:8ページ目)機動性、航続距離、弾薬搭載量などの領域において、殲ー11BSはすでに海軍が大量装備するスホーイー30MKK戦闘機や殲轟ー7A「飛豹」を大幅に超越しているだけでなく、日本の航空自衛隊のF-15DJに対しても「非対称の優勢」を持ち、台湾が装備するあらゆる機種の戦闘機も圧倒している。


 全体的に推測ばかりで根拠に欠けますし、「アメリカ空軍の中での大黒柱的な機種」はどう考えてもF-22だろうとか疑問もありますが、準ステルス版殲-11が近いうちに登場する可能性は充分にあるでしょう。











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