ロシアの特殊部隊が新兵器を手にする?

 関連記事の方が興味深かったですが。

http://military.china.com/important/11132797/20170602/30628230_all.html#page_2


ロシアの特殊兵、ステルスマントを獲得:優先して狙撃手と偵察兵に装備

ロシア衛星ネット5月30日の報道は、ロシアの「情報報」の報道によれば、ロシア特殊部隊および特殊行動部隊の戦士が独特のステルスマントを獲得し、このマントは実際にはサーモグラフィー装置や夜視設備に彼らを発見できなくさせるものだ、とした。

部隊はすでに数枚のステルスマントを獲得しており、現在この製品を検証中で、検証結果を根拠にステルスマント購入の問題を決定することになる。陸軍偵察局は「情報報」に向け説明し、偵察兵もステルスマントを使用することになる、と語った。

この新聞は、特殊部隊の戦士はこの種の製品を極めて必要とし、特に夜間作戦の期間である、と指摘する。「情報報」はロシア連邦安全局特殊センター「アルファ」チームのベテラン業務人員であるイワン ロバノフの話を引用し、「サーモグラフィー装置は広範に伝播しており、現在あらゆる戦事は夜間に行われるため、この種の装置に抵抗防御する設備の研究開発を必要とする。」とする。

現在、ほとんどあらゆる世界の先んじた戦術装備および装備研究開発会社はサーモグラフィー装置を防御する設備の研究開発に従事している。

【関連の閲読】16名のロシア特殊兵がシリアで300のテロ分子を壊滅させプーチンの勲章授与を獲得

ロシア衛星通信社の報道によると、5月10日、ロシア大統領プーチンは大統領令に署名し、16人のロシア特殊兵小隊のシリアでの英雄的戦闘行動を表彰し、この16名のロシア特殊作戦部隊(SSO)隊員に表彰を実施するよう命令を下した。

このうち4名の将校が代表として授賞式に参加し、この小隊の指揮官ダンニール中佐が「ロシア連邦英雄」の栄誉を獲得した(頑住吉注:16名の小隊の指揮官が中佐?)。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「4名の授賞式に参加した将校が『欧州戦場勝利の日』(5月9日)、国防省前の犠牲となった軍人の記念碑に向け敬礼する」)

秘密保持の原因から、ロシア国防省は具体的な表彰者リストおよび詳細を決して発表しておらず、現地メディアのこの4名の軍人に対するインタビュー報道もそのフルネームと顔を公開しておらず、彼らの名字がそれぞれダンニール(Даниил)、ユージン(Евгений)、ロマン(Роман)、ヴェヤチェスラフ(Вячеслав)だということが分かるだけである。1人は海軍出身、3人は航空降下兵出身である。ロシア大統領ニュース秘書ペイスコフはこうした情報に対し事実確認をした。

「共産党青年団真理報」の報道によれば、この小隊は長期にわたりシリアで前線の火力偵察(頑住吉注:日本語では威力偵察というんですかね)および縦深正確誘導任務を執行している。

当時、小隊長のダンニール中佐は、アレッポ州のある区域にJabhanal-Nusra(征服陣地ライン)武装分子(ロシア当局が禁止するテロ組織)がいて頻繁にシリア政府の防御陣地を襲撃しているとのスパイからの情報に接した。

このため、この小隊は直ちにこの区域に向け推進し、偵察後空中火力を誘導して縦深定点排除を行おうとした。

この特殊偵察小隊は敵後方に深入りした後、テロ分子の拠点、車両、倉庫および周辺の交通の要道の座標を確定し、こうしたデータは素早く後方の指揮部に伝達された。

その後、前線航空兵は空襲を発動し、成功裏にテロ分子の3両の戦車、多数のロケット砲と2つの弾薬庫を破壊した。その後、テロ分子はこの小隊を発見し、かつ残余の兵力を集結させて大隊級の反攻を発動し、BM-21「氷雹」ロケット砲、D30型122mm榴弾砲や戦車などの重装備を動員した。

この小隊は地形を利用してテロ分子との戦闘を展開し、2日2晩のうちに4波の進攻を撃退した。テロ分子がブルドーザーを用いて改装した自爆車両に対し、この小隊は巧妙に準備し、対戦車ミサイルやあらかじめ敷設した地雷原を利用して成功裏にそれを破壊した。

最終的に、この小隊は夜視器材を利用し、野戦の優勢を発揮して反撃を行い、1両の戦車、2両の装甲車、1両の自爆車両を破壊し、テロ分子の包囲網を瓦解させた。この小隊は包囲突破に成功した後、全員ほとんど無傷で、戦場には30名あまりのテロ分子の死体が残されているだけだった。

スムーズに包囲を突破し勝利を取得したにもかかわらず、ダンニール中佐はそれでもテロ分子たちには訓練による高い質があると考えた。

戦場清掃でSSE作業を行う時、彼らはこうしたテロ分子の装備が精良で、ソ連製や中国製の武器の他、さらに大量のアタッチメントが完備したアメリカ製の武器やプロ用救急用品があり、テロ分子たちは撮影録画証拠取得の各種プロ用設備も持ち、ヘルメット上にはいずれもイスラエルの電子設備があり、地上の死体の中には黒人の傭兵の存在も少なくないことに気付いた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「プーチン、自ら表彰令に署名し発行」)

視察者ネット軍事評論員は、アメリカが「自ら臨場」するのと共に、シリアの戦場の形式はより複雑さを加えている、とする。今回ロシアが勝利の日の閲兵後、盛大にかつ秘密保持を失わずに特殊兵たちのテロ分子および「代理人」傭兵に対する戦績を表彰したことは、別種の方式でアメリカに対し遠くから「勧告」したと言えなくもない。

同時に、「ロシア24」テレビ局と「共産党青年団真理報」のインタビューを許可したのは、民心の士気を鼓舞する一種の方式でもある。

だが、この16人の勇士の戦績は間違いなく光栄なもので、まさにプーチンの勝利の日の表彰式での講話のようにである。

「君たちはいかなる時にも常に我々の体面を傷つけない。ロシア人とロシアの兵士は今日もいかなるその他の時も、常に勇気と英雄的気概を見せ、常にいかなる壮挙にも準備がある。こうした勇士は今日ここにいて、モスクワの赤の広場の閲兵式にいる。国家は君たちを栄誉とする!」


 敵が我々の基準でも「テロ分子」と言いうる存在だったのかには疑問がありますが、最初の「ステルスマント」は関連記事のような戦闘でも今後威力を発揮しそうですね。



















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