中ロ海軍演習関連3題

 明日から開始です。

http://military.china.com/important/11132797/20140518/18508014.html


ロシア:習近平とプーチン、共に海上軍事演習開幕式に出席へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日本の自衛隊が撮影した、南下しつつある軍事演習に参加するロシア海軍艦隊」)

中新ネット5月17日電 中ロ両国海軍は5月20日から26日、中国の長江河口以東の東海北部海空域でコードネーム「海上連合-2014」の海上合同軍事演習を行うと定めた。タス通信ネットの情報によれば、ロシア大統領補佐ユーリ ウシャコフは、ロシア大統領プーチンと中国国家主席習近平は共に中国が行う海軍演習の開幕式に出席することになる、とした。

情報は、プーチンは訪中の期間に上海で行われる第4回アジア信頼醸成措置会議上海サミットに出席することになる、とする。

また、プーチンはさらに習近平と会談を行い、両国の指導者は共にロシア・中国両国の商業界の代表と会見することになる。

(頑住吉注:2〜6ページ目は1ページ目と同じ。7、8ページ目)中ロ合同軍事演習8資料画像)


 プーチンは西側との関係が悪化する中で中国との関係を強化し、またそれを西側にもアピールしたいところでしょうし、習近平にしてみればプーチンに何らかの譲歩をさせるチャンスだという面もあるでしょうね。

http://military.china.com/important/11132797/20140515/18503693.html


専門家:中ロ東海軍事演習は合同での島礁攻防作戦能力を向上させる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『海上連合-2013』中ロ海上合同演習の中で、中国海軍の演習に参加した軍艦が対潜ロケット爆雷を発射」)

中国海軍ニューススポークスマンの梁陽は13日情報を発表し、中ロ両国海軍は5月20日から26日、中国の長江河口以東の東海北部海空域でコードネーム「海上連合-2014」の海上合同軍事演習を行う、とした。ならば、今回の演習はどういった注目される見所を備えているのだろうか? また演習のタイミングと地点から見て、特殊な指向性を持っているのか否か? こうした話題に関し、記者は軍事専門家李傑にインタビューした。

双方の演習参加艦艇には専業的な性能のものが比較的集中

今回の演習の中で、中ロ海軍は各型の水上艦艇14隻、潜水艦2隻、固定翼機9機、および艦載ヘリ、特戦分隊などの兵力を派遣して参加させることになる。一方去年の合同演習の中では、双方は19隻の艦艇および2個特戦分隊を出動させた。

李傑は、去年に比べ中ロ双方が今回の合同演習に参加させる艦艇の数はやや減少しているが、専業特性を持った艦艇が比較的集中している、と分析する。

艦艇の数から見るとやや減っているが、今回中ロ双方はいずれも艦隊クラスの最高水準の艦艇を派遣して参加させ、これは比較的顕著な特徴で、例えばロシアはワリヤーグ号ミサイル巡洋艦をも継続して派遣しているが、これは太平洋艦隊の旗艦である。

またロシアは前回演習に参加させた2隻の大型対潜艦と2隻の大型上陸艦も派遣する。

中国も比較的先進的な駆逐艦、護衛艦を派遣している。このため、全体規模は艦隊級で、高性能の作戦艦艇ばかりである。

第2に、今回演習に参加する艦艇には専業特性を持つ艦船の数が比較的集中し、例えば2隻の対潜大型艦、さらに2隻の大型戦車上陸艦で、このため中国サイドも2隻の潜水艦を派遣し、ロシアとコンビネーションしていくつかの潜水艦捜索、対潜、あるいは潜水艦攻撃を行い、さらに一歩ロシアサイドの合同作戦の中での対潜能力と潜水艦捜索、攻撃能力を向上させる。もう1つは2隻の大型上陸艦の参加で、これも双方の合同での島礁攻防作戦能力をさらに一歩増強するためである。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「『海上連合-2013』中ロ海上演習の中で、ロシアの演習に参加する軍艦が水中目標に対し対潜ロケットを発射」です。)

合同演習、合同での検査確認、識別課目を増設

中ロ海軍は主に合同での対潜、防空、航路護衛、および海上での実際の武器使用などの課目を演習することになる。

李傑は、今回の演習の中では新たに合同での検査確認、識別課目が増加され、さらに一歩中ロの東海識別圏における検査確認、識別の能力を向上させることになる、と指摘する。

課目設置上も主に2つの大きな種類に分かれ、1つは合同での対潜、防空、対艦などの方面が比較的突出したものである。

もう1種類であるが、ここ何年か我々は緊急対応、災害救助、海上救援、さらに対テロ、対海賊任務方面が不断に拡大する趨勢にあり、このためこの方面の演習課目も相対的にある程度増加している。例えば今回は専門に合同緊急対応、捜索救援、合同でのシージャックされた船舶の救出解放課目が設立された。

また、合同での検査確認、識別課目は主に東海方向を照準している可能性がある。周知のように去年の東海防空識別圏画定以来、我が方の海空軍力はいくつかの空中目標の検査確認、検証、監視方面の能力をさらに強化する必要があることをより重視しており、つまり我々の東海防空識別圏で中ロ双方が将来相応の区域内での調査確認、識別能力をさらに一歩向上させるためである。

実際、中ロ合同軍事演習は多兵種および多くの艦・機が海上の協同を組織し主に2大方面の能力を向上させようとするもので、1つは作戦能力、もう1つは非戦争軍事行動能力である。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「『海上連合-2013』中ロ海上合同演習の中で、ロシア海軍のKa-27艦載ヘリが中国海軍沈陽艦の上から発進」です。)

演習は別の下心のある国を震撼させることに

梁陽は次のように強調する。今回の合同軍事演習は中ロ両国海軍が両国元首の共通認識を実行し、両国の政治的相互信頼を増進し、両軍の友好的で実務的な協力を強化する重要な措置であり、第三者に照準を合わせたものではない。だが外界の世論は逆に非常に鋭敏に今回の演習のタイミング、地点を、釣魚島情勢、ロシア大統領プーチン中国訪問などと緊密に関係付けている。

李傑は、今回の演習は第三者に照準を合わせたものではないが、別の下心がある国に対しては有力な威嚇である、と考える。

今回の演習は実際、中ロ双方の軍事部門が合同演習計画をとっくに制定済みだったのである。

今回の時間の選択は5月20日〜26日であり、このことは先に手配、決定済みではあるが、まさにこの期間に例えばプーチンは5月20日に上海に来て「アジア信頼醸成措置会議」に出席し、さらにまさに演習地点は東海のいくつかの比較的デリケートな区域であり、このため一部メディアは演習の区域と釣魚島を関連づけている。

私は我々の今回の演習は実際第三者に照準を合わせたものではなく、将来における我々の祖国の領土主権の防衛と海洋権益の維持保護に対し、きっと直接的な意義と重要な影響があると思う。

このため、次の一歩の東海あるいは南海およびその他関連海域においてこのような権利維持能力を向上させることに対し、これは非常に助けになる。

だがもしいくつかの国があくまで自らを往這方面套(頑住吉注:意味不明の言い回しで検索しても同一の文章しかヒットせず)しようとするなら、我々のこのような規模の海空演習は疑いなくいくつかの非友好的な国、あるいは一部の国の挑発とそそのかしを受けて海上で非友好的行動を取る国に対しては、1つの強大な威嚇であり、未来の彼らの海上の行動の中でも、ある程度はばかり、ある程度恐れることになるだろう。

(頑住吉注:以下のページのキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)


 日本人が読んでも書き手が文章下手なのがまるわかりです。それはともかくロシアが中国に、対潜作戦でどの程度手の内を見せるのかも気になります。

http://military.china.com/news/568/20140516/18506464.html


李莉:中ロ軍事演習の主旨は両国艦隊の成熟した作戦能力の検証にある

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:2013年7月10日、中ロ『海上連合-2013』軍事演習の実際に武器を使用する演習がピョートル大帝湾で行われた。解放軍報記者孫陽撮影」)

5月20〜26日、中ロ海軍は中国の長江の河口以東の東海北部海空域で「海上連合-2014」合同軍事演習を行う。中ロ海軍は各タイプの水上艦艇14隻、潜水艦2隻、固定翼機9機、および艦載ヘリ、特戦分隊などの兵力を派遣して演習に参加させる。軍事専門家李莉は中央テレビのインタビューを受け、中国サイドの演習参加艦艇には054A級護衛艦、大型駆逐艦、潜水艦、および艦載ヘリと特戦分隊などが含まれる可能性がある、とした。

ロシア太平洋艦隊ニュース局は13日、ロシア太平洋艦隊は「ワリヤーグ」号ミサイル巡洋艦、「パンジェリェイェフ海軍元帥」号大型対潜艦、「ニェウェイリスケイ海軍元帥」号大型上陸艦などの艦船を演習に参加させることになる、と明らかにした。

現在中国サイドの軍事演習への参加艦艇はなお明確になっていないが、国防大学の軍事専門家李莉は中央テレビのインタビューを受けた時、これまでの両国の海軍演習の慣例によれば、演習に参加する艦船は通常最も新しく就役した艦船ではなく、その原因をつきつめれば演習が検証するのは全艦隊の成熟した作戦能力なのだ、というところにある、とした。

李莉は説明し、近年の中ロ海上合同軍事演習の中で、2012年に中国サイドが演習に参加させた112号、113号艦(頑住吉注:いずれも052型駆逐艦でそれぞれ「ハルビン」、「青島」)は就役が比較的早かったが、国際的には比較的高い声望がある、とする。2013年、中国サイドが演習に参加させた艦艇の梯隊は比較的新しく、4隻の「中華イージス」、「塩城」艦(頑住吉注:054Aミサイル護衛艦)などの新型戦闘艦が含まれ、全体的に編成が「若くて腕がいい」の方向に向けて発展変化した。今年、中国海軍は2013年の基本模式を継続し、演習参加艦艇には2005年以後就役した054A護衛艦が含まれ、大型駆逐艦も含まれ、またさらに潜水艦があり、艦載ヘリ、特戦分隊などが含まれることになる可能性がある。「中国海軍の艦隊全体は完全に未来の海上作戦に対応できる。」と李莉は付け加えた。(実習生 何天天)


http://tuku.military.china.com/military/html/2014-05-18/224030_2494507.htm

 中国側参加艦艇の画像集です。「151艦」は052C、「112艦」は既出です。やはりこれ以上新しい艦は参加しないんでしょうかね。



















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