「国際軍事競技」関連2題

 中国にとっての良いニュースが続いているようです。

http://news.xinhuanet.com/mil/2017-08/08/c_129675245.htm


国際軍事競技で中国選手が新たに記録を塗り替え勇ましく「最良射手」金メダルを奪う

原題:国際軍事競技で中国選手新たに記録を塗り替え勇ましく自動小銃「最良射手」金メダルを奪う

新華社ロシア・オムスク8月7日電(張聖涛 王明麒 欒海) ロシア中部のオムスク市付近で行われている「国際軍事競技-2017」「修理大隊」種目が7日競技第3日目に入り、中国、ロシア、カザフスタンから来た4つの代表チーム全部で36名の選手が、火力準備競技「最良射手」の栄誉を争奪するため激烈な勝負を展開した。中国選手は最終的に自動小銃「最良射手」を勇ましく奪った(頑住吉注:何故3か国で4チームなのかは不明です)。

当日、「修理大隊」種目の火力準備競技自動小銃射撃種目は、それぞれ4名のメンバーが1組として400m急行歩兵標的、300m歩兵攻撃組、200m隠蔽歩兵標的の射撃を完成させることを要求し、それぞれの標的位置での射撃時間は20秒を超えてはならず、あらゆる課目を規定通り完成させてやっと100点満点と評定され得る。

審判の一声の号令と共に、中国サイドの競技参加隊員は精神が高揚し、機知に富み敏捷で、要求通り迅速に弾薬を受け取り、弾薬を装填し、相互に射撃照尺と装具の装着状況を検査した後、自信を持って各自の射撃陣地に入った。

「前進!」の号令を聞いた後、中国の競技参加隊員は急ぎ足で各自の射撃区域に向かい、迅速に各自の照準位置を正確に探し、左手を挙げて準備完了を報告した。「パン、パンパンパン‥‥」 射撃音が直ちに連続して起こった。20分後、中国競技参加隊員の胡仁発が全部の目標に命中させ、満点の成績をもって暫定一位になったことを知ると、観衆席からひとしきりの歓呼の声が伝わってきた。

1時間あまり後、中国の競技参加隊員はずっとリードを保持していたためすでに勝利を喜び祝う準備をしていたが、スピーカーからそれにもかかわらず延長戦の指令が伝わり、かつロシアの学員隊のある隊員と胡仁発が並列で第1位だと通知され、胡仁発に再度武器装備を検査し、10分後優勝争奪戦を展開するよう要請された。

その後の勝負の中で、胡仁発は沈着冷静で、規定時間内に「大当たり」を出し、最終的に自動小銃射撃種目の中で「ダブル100」の満点の成績をもってこの種目の記録を塗り替え、一挙に自動小銃「最良射手」金メダルを奪取し、かつ試合後「修理大隊」種目イベント総審判長のウラジミール ノヴィッチ直々の接見を受けた。

「修理大隊」種目の中国チーム副リーダーである李玉強は語る。「競技参加隊員は沈着に応戦し、安定して発揮し、最良射手を勝ち取り、中国が「国際軍事競技-2017」に参加して以来初の金メダルを手にしたが、これは主に平時の専攻精錬、臨戦前の心理的整理と隊員の複雑な環境への対応能力のおかげである。次の段階の競技の競争はさらに激烈さを加えるが、それぞれの競技参加隊員が全てより努力し、より良い成績を勝ち取ると信じる。」

今年は中国第2回目の「修理大隊」種目競技への参加で、このイベントは主に軍事スポーツリレー競技、混合リレー競技、火力準備競技、単一車両競技という4つの課目に分かれ、競技参加隊員は戦時の要求に照らし作戦修理技能、身体能力、射撃、操縦などの内容の競技を完成させる必要がある。これは中国がロシアに赴いて参加する国際軍事競技種目の中で難度と危険度が最大、装備使用が最多、ルールの変化が最多のイベントである。


http://news.xinhuanet.com/mil/2017-08/08/c_129674740.htm


国際軍事競技で再度勝利の知らせが伝わる 中国チーム、2つの単一種目で第1位を奪う

新華社ロシア・ノヴォシビルスク8月7日電(張聖涛 欒海) 現地時間7日、ロシアのノヴォシビルスクで行われる「国際軍事競技-2017」の「偵察尖兵」種目の第4段階「射撃」競技で再度勝利の知らせが伝わり、中国代表チームは2つの単一種目第1位、総合ランキング第2位の好成績を奪った。

「偵察尖兵」第4段階競技は8月4日から7日にノヴォシビルスク高等軍事指揮学校標的場で行われ、拳銃射撃、専業射撃、待ち伏せ戦闘射撃、通信連絡樹立(無線基地を建立して通信する)、三投(手榴弾、投げナイフ、工兵鍬の投擲)という5つの課目を包括し、全競技で持続すること最も長い段階で、偵察兵の技術戦術水準を最も良く反映できる段階でもある。

「西南の風毎秒5m、逆光の角度30度」‥‥標的場で、射手は射撃条件を分析しながら標的が出る方向を注視していた。銃声が起こるのと共に、1つ1つの標的が音に応じて倒れ、班長のファンシンがまず登場し、その技が周囲を驚かせた。7つの目標全部に命中しており、その中には2つの450m移動目標が含まれ、52分をもってこのイベントの中での中国チームが保持する49分という記録を打破した(頑住吉注:よく分かりませんが評価基準がタイムだけではないということですかね)。

李正康は第2番目に登場し、何度もの射撃の後、2号標的が依然倒れず、高度の自信に頼り、李正康は直ちに標的機械の故障と判断し、その場で申し立てを提出した。ロシアの狙撃手の射撃検証を経て、2号標的は3発命中の後やっと倒れ、実際重大な故障に属した。ロシアサイドの応急修理後、李正康は迅速に状態を調整し改めての競技を行った‥‥緊張した勝負を経て、専業射撃課目の中で中国チームは最終的に第2位の好成績を取得した。

専業射撃完成後、隊員たちは拳銃射撃競技場にやってきた。それぞれの人は6発の弾で、10秒以内にプローン、シッティング、スタンディングという3種の姿勢を採用して25m離れた3種の標的に対し射撃を行う。中国チームは171分の好成績をもって第1位を獲得した。審判員は臨時に射撃動作を改変し、隊員が射撃前陣地を改変することが必須と要求し、我が隊員が時間を超過し12点の罰則を受ける結果をもたらしたが、中国チームの実力ははるかに先んじ、依然安定してこの課目の第1位を獲得した。

射撃場の硝煙がまだ散り尽くさず、中国チームはまた「三投」競技場にやってきた。「三投」とは距離25mで手榴弾を投擲し、4〜6mの距離で投げナイフと工兵鍬を投擲するものである。これは偵察兵が密かに、正確に敵を殺す絶技である。

中国チームは最後に出場し、国内での何千回もの苦しい練習に頼って、20発の手榴弾を全部目標に命中させ、このうち11発は内円(半径1m)に入り、9発は外円(半径3m)に入り、これは7カ国の代表チームの中で唯一全部目標に命中した代表チームで、31点の好成績をもってロシアチームの18点にはるかに先んじた。投げナイフ、投げ鍬の投擲の中では、中国チームは目標命中が16回にも達し、最終的に「三投」課目では総得点42点の好成績をもって第1位を奪取した。

7日午前、中国チームは「待ち伏せ戦闘射撃」と「通信連絡樹立」という2つの課目でのパフォーマンスが出色だった。工兵の王帥は地雷探査針を利用して通路を開き、その他の隊員はその後にぴったり続いて迅速に長さ25mの地雷原を通過し、交代で援護して射撃陣地を占領した。中国チームはコンビネーションが密接で、力を合わせて400mの距離内の20の隠れた、露出したおよび運動目標の待ち伏せ射撃任務を完成させ、時間を用いること34分間に満たず、第2位にランクされた。任務完成後、偵察班は交代で援護し集結地域まで撤収し、我が班長と通信兵はたった17秒しか用いずにもう無線機の組立と連絡を完成させた。

中国チームリーダーの胡宗平大佐は記者に教えた。「中国チームは射撃段階の中でずば抜けた成績を取得したが、これは一方においては隊員が苦しい訓練で固めた堅実な基礎、厳しい試練に耐える兵個人作戦技能が訓練で成就していたからである。もう一方では国産銃器の性能が安定し、正確度が高いからである。


 去年に引き続き不透明なホームタウンデシジョンがあるようですな。これに関してはあるいは中国で行われる競技に関しロシアにも言い分があるかもしれませんが、それは中国の記事には反映されないでしょうからね。銃の性能に関しても西側系の銃を使う国がないのならこれだけでは何とも判断できないでしょう。











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