台湾戦車の事故関連

 ちょっとタイミング遅くなりましたが関連の記事をまとめて紹介します。

http://military.china.com/important/11132797/20160816/23303184.html


台湾軍の戦車、「漢光軍事演習」中に川に落ちる:4名の将校が死亡

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は台湾軍のメインバトルタンクが転覆して川底に落ちたところ」)

台湾メディア8月16日の情報によると、台湾の「漢光軍事演習」は今日屏東恒春で漢光演習の預画校閲(頑住吉注:意味不明です)科目を執行し、実弾演習終了後、564旅団の1両のCM11勇虎戦車が営区に戻ろうとする途中、戦車のキャタピラが橋脚を圧倒し意外にも仁寿営区後方の沢の底に転覆し、戦車は転覆状態を呈した。戦車上には1名の将校および士官兵士各2名、全部で5人いた。操縦していた上兵1人は安全だったが、4名の軍士官は戦車の底下に押し込まれ、4名の軍人は救出時、すでに生命の兆候がなかった。4名の死亡した将兵は中尉車掌呉徳偉、安全将校上士陳世坤、射手下士陳秉逸、装填手張志偉である。逃れ出たドライバーは上兵の楊炎霖である。

CM11「勇虎」は中国台湾が1990年代初めに装備したメインバトルタンクである。1984年、台湾装甲戦闘車両研究センターとアメリカのゼネラルダイナミクス社地上システム部が協力し、「勇虎」メインバトルタンクの研究開発を開始した。1988年に2台のサンプル車が生産され、直ちにアメリカに運ばれ、米軍試験評価指揮部によって試験が行われた。1989年大量生産が開始され、1990年4月に台湾陸軍への装備が開始され、装備数は約450両である。


http://news.china.com/focus/taiwan/11165943/20160816/23302696.html


台湾陸軍の1両の戦車が演習時に沢に落ちる 3名死亡1名負傷をもたらす

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「CM11戦車が転覆した現場」)

新華社対外ブログ@中国独占報道の情報によれば、台湾陸軍564旅団が16日屏東で演習している時、1両のCM11戦車が雨天で道が滑ったのが原因かと疑われるが、深さ5mの網沙渓(頑住吉注:固有名詞か一般名詞かも不明です)まで転覆し、車上の5人は操縦者が生き延びたことを除き、その他の4人は病院に送られ救命を行ったが治らなかった。

また中新ネットが台湾の「中央社」の報道を引用したところによれば、傾いて転覆した戦車は「キャタピラがスタックした」ことが原因だった。4名の死亡した将兵は中尉で車長の呉徳偉(志願役)、安全将校で上士の陳世坤(志願役)、射手で下士の陳秉逸(志願役)、装填手の張志偉(義務役)だった。逃げ出してきたドライバーは上兵の楊炎霖である。

台湾メディアの情報によれば、16日午前屏東でCM11勇虎式戦車が転覆し、これは台湾・アメリカの協力により開発された装備で、M-48A戦車の砲塔を採用してM-60A3戦車のシャーシとコンビネーションし、さらに補助的に米軍の新型M-1戦車の射撃コントロールシステムを結合した雑種戦車である。M-60A3とCM-11戦車は現在台湾陸軍の二大中型主力戦車である。

台湾は1980年に陸軍戦車開発センターを成立させ、もって第2世代メインバトルタンクを取得しようとし、1984年にアメリカのゼネラルダイナミクスとCM11戦車の共同開発を開始し、1990年に正式に公開した。CM11戦車の主要な武器はM68A1型L51 105mm戦車砲1門、M204 7.62mm機関銃、ブローニングM2 12.7mm機関銃が各1挺である。車上で操作する乗員は4人で、それぞれ車長、射手、操縦手、装填手である。

最新情報:台湾軍戦車転覆:1人は応急処置を経て状況が安定 3人は死亡を宣告される

中新ネット8月16日電 台湾の「中央社」の報道によれば、台湾陸軍564旅団の今日の演習時、戦車が網沙渓に転覆して入り、車上の全部で5人は、操縦手が逃げ延びるのに成功したが、その他の4人は病院に送られて応急処置され、現在1人は状況が安定している。

4人の軍士官は救出時すでに生命の兆候がなく、すでに恒春南門病院と旅遊病院に送られて応急処置されており、このうち中尉で車長の呉徳偉(志願役)は状況が安定、上士で安全士官の陳世坤(志願役)、下士で射手の陳秉逸(志願役)、一兵で装填手の張志偉(義務役)はまだ応急処置中である。

旅団長は記者会見で、午後1時55分、病院は3名の士官兵の死亡を宣告し、車長で中尉の呉徳偉は1時27分脈拍を回復し、高雄の病院に移して応急処置中である、とした。

旅団長は、当時戦車が橋を通過しようとしていた時、操縦手が故障を発見し、方向転換できず、戦車は沢の中に転覆して入り、底部が上を向き、砲塔は下にあった、とする。

旅団長は、操縦手はいち早く逃げ出し、車内のその他の4人は車両を動員して沢に落ちた戦車を引き上げ、11時30分にやっと救出して病院に送り救急処置を行った、とする。

(頑住吉注:2、3ページ目は完全に重複なので飛ばします。4ページ目)

この前の報道によれば、台湾「陸軍」第八軍団「政戦主任」の楊威武は、564旅団の1両のCM11戦車が午前10時30分前後、演習を終え部隊に戻る途中、戦車の左側のキャタピラがスタックしたため、網沙渓の橋の上から転覆して水に落ち、橋は高さ3m、車上には全部で5人いて、ドライバーは逃げ出し、その他の4人は病院に送って救急処置したが、状況は危急で、いずれもすでに生命の兆候がなかった、とした。


http://military.china.com/news/568/20160817/23308545.html


台湾軍の戦車が川に落ちた原因が明るみに:橋を過ぎる時方向転換できず惨禍を引き起こす

【グローバルネット総合報道】 台湾の「中央社」8月16日の報道によれば、台湾軍は今日(16日)、屏東で転覆したCM-11メインバトルタンクは当時橋を通過しようとしていた時、操縦手が故障を発見し、方向転換できず、戦車が沢の中に転覆して入り、底部が上を向き、砲塔が下になる結果をもたらした、とした。

台湾陸軍第8軍団中将指揮官の李連成、564旅団長の黄忠実らは今日午後記者会見を行って事故発生の原因を説明した。黄忠実は次のように言った。意外事は16日午前11時近くに発生し、564旅団が漢光演習の予行演習「聯勇操演」を行って営舎に帰る途中、第5両目のCM-11戦車がある橋にさしかかった時、左のキャタピラがスタックし、それにもかかわらず右のキャタピラは不断に運転していたことが原因かと疑われるが、戦車がバランスを失う結果がもたらされ、橋の高さ3mのところから転覆し、真っ逆さまに網沙渓に入り、操縦兵の楊炎霖(24歳)が逃げ延びた他、他の4名の台湾軍士官は3名が死亡、1名が負傷した。

黄忠実は次のように指摘した。(頑住吉注:この部分完全に重複なので省略します。)

台湾陸軍564旅団長の黄忠実は次のように語る。生還した操縦手は、当時下り坂にさしかかり橋を通過しようとした時、本来は左にカーブする必要があったが、故障らしく左にカーブできず、結果として直接右カーブして沢に落ちたと称しているが、事故原因に関しては依然戦車を吊り上げて事故調査を行うのが待たれる。

黄忠実は、幸運にも生還した操縦兵は当時戦車は事故が起きた道を行き坂をゆっくり下り橋を通過しようとした時ブレーキがおかしいと思い、機能を失いコントロールを失って沢に落ちたようだとしている、とする。

台湾陸軍「漢光演習」予行演習時に戦車の転覆が発生し、人員の死傷がもたらされたことに対し、台湾地域指導者である蔡英文執務室スポークスマンの黄重諺は今日、蔡英文は非常に関心を持ち、死傷した人員に対し哀悼の意を表明し、いち早く安全保障業務部門が全力で家族に協力援助し、かつ迅速に事故原因を了解するようにも要請した、とした。

蔡英文は元々25日に台湾軍の「漢光演習」の聯勇操演を視察し指導すると見られていたが、外界はこの意外事が蔡英文の既定の行程に影響するか否かに関心を注いでいる。これに対し黄重諺は16日午後インタビューを受けて次のように言った。「漢光演習」は台湾軍の年度の重要な演習で、今回の事故原因をさらに理解する必要があるが、毎年台湾指導者は重大な演習を検閲し、既定の行程を行うべきで、詳細は安全保障業務部門によって手配される。


http://military.china.com/important/11132797/20160817/23307789.html


台湾軍の「勇虎」戦車が転覆し3人が死亡 将兵の鉄の棺桶と非難される

【グローバル軍事8月17日の報道 グローバル時報駐台北特約記者 林曦】 台湾軍「陸軍司令部」は16日昼、陸軍564旅団は当日午前屏東恒春で「聯勇操演」の実弾試験を執行していた時意外事が発生した、と事実確認した。1両のCM11「勇虎」戦車が不注意で沢の水の中に転覆し、3人の死亡、1人の重傷という惨劇をもたらした。

台湾陸軍第8軍団指揮官の季連成中将は次のように言った。当時この車両が所属する564旅団戦車第2大隊は実弾射撃課目を終えたばかりで、駐屯地に戻ろうとしていた。生還した操縦兵である楊炎霖の回想によれば、橋に来た時、彼らは左向きにカーブすることが必須だったが、突然ブレーキが機能を失い、このため橋の右側から飛び出して転覆して川に落ちた。楊炎霖は平時自らが出入りするハッチから這い出したが、当時すでに浸水し、他の4人は砲塔の中に閉じこめられ、このうち3人は不幸にも死亡し、1人は応急処置を経て心拍を回復した。連合ニュースネットは、「漢光32」号演習の実兵演習は8月22日から26日の間に展開されると見られ、16日午前不幸にも転覆した戦車は実兵演習検閲課目を執行中だったと伝えられる、とする。だが「陸軍司令部」はこれに対し否認し、この演習は決して「漢光」演習の予行演習ではなく、「聯勇操演」の実弾試験測定である、とする。また連合ニュースネットの報道によれば、同一時間に台湾軍のもう1両のハンビーが転覆し、幸い車上の2人は頭部に負傷しただけだった。

演習で意外事が伝えられたことに対し、「行政院長」の林全は16日遺憾の意を表明し、「国防省」はすでに「参謀総長」を現場に派遣して了解させ、詳細な状況の説明を待った後、さらに続けてどう処理するか見ることになるだろう、とした。「大統領府」スポークスマンの黄重諺は、蔡英文は知った後非常に関心を持ち、死傷した人員に対し哀悼の意を示した、とした。(頑住吉注:以下完全に重複なので飛ばします。)

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「台湾軍の『勇虎』戦車は米軍の1950年代のM-48戦車から改良されたもの」です。)

一部の世論は事故を起こした「勇虎」戦車を「兵隊の鉄の棺桶」と呼ぶ。連合ニュースネットは、戦車は車体底部に脱出ハッチがあるが、内部から開けることが必須で、さもないと戦場で侵入、攻撃される危険があり、このため救援人員は使用できず、車両が少し持ち上げられるのを待つことが必須で、それでやっと砲塔トップのハッチから進入し救援できた、とする。文章は同時にこの戦車の機種が去年汚職事件に関わったことを明らかにした。去年7月、新北地検署は汚職、文書偽造などの罪名をもって「陸軍後方勤務指揮部」中佐の黄燿賢、少佐の呉忠諺など9名の将校および業者を起訴した。起訴状は次のように言っている。軍用品供給商の敏昌社は「国軍」主力戦車M60A3およびCM11(勇虎)のキャタピラを生産する意志があったが、「国軍」の合格証明を取得する必要があった。2011年試作軍用品を提出し、800km走った後、ぴかぴかに磨耗した面積が基準を超えて不合格となったが、関連の将校は何と試験報告書を改竄して合格に改めた。国民党「立法委員」の廖国棟は、「国軍の兄弟がもし家を保ち国を守るために犠牲になったら通常恨み言はないだろうが、もし機械的故障ゆえに意外事がもたらされたら、彼らを受け入れ難くさせるのではないか?」とする。 民進党は、演習の事故が若者の従軍の希望に影響する可能性を心配している。


 老朽化が原因かどうかまだ分かりませんが、いくら何でも原設計が古すぎるこのような戦車が台湾陸軍の主力である現状は非常に不安です。





















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