055大型駆逐艦の詳細が徐々に明らかに?

 日本にはないクラスの艦がまた増えるわけですが。

http://military.china.com/important/11132797/20170624/30818673_all.html#page_2


055大型駆逐艦はいったいどれだけ強いのか? 遠洋の長剣+対ミサイルの護盾となれる

中国の造船工場は一段と力を入れて新たな大型駆逐艦を建造中である。上海に位置する江南造船工場は第1隻目の、2010年10月1日から建造開始した055級第1号艦を組立中であり、第2隻目と第3隻目の建造も進行中である。

画像は、2016年5月、すでにドックから第一号艦の輪郭がクリアに見えることをはっきり示している。8月から、艦艇の上層部品の組立が開始された。現在このクラスの駆逐艦の第4隻目は大連造船工場で建造されている。(頑住吉注:画像ありませんがこれは元々キャプションでしょう。)

中国サイドは、このクラスは12隻建造されるとしており、その性能に対する認可を体現している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ネット仲間が制作した055級駆逐艦の想像図」)

055級駆逐艦は全長183m、全幅22m、喫水深度8m、標準排水量9,000トン、満載排水量は12,300トンに達し、最大航行速度は32ノット、最大航続力は7,000海里、設計上の艦員は310人である。

その艦載武器は相当に先進的である。艦首には130mmのH/PJ-38艦砲が配備され、将来はより新型の155mm艦砲に換装される。主砲の後ろは64ユニットの垂直発射システムで、「海紅旗」-9、「海紅旗」-16対空ミサイル、「長剣」-10巡航ミサイル、「鷹撃」-12、「鷹撃」-18、「鷹撃」-83対艦ミサイルが混装して使用できる。

もう一組の64ユニットの垂直発射システムはメインマスト、総排気管の後ろにあり、合計128の発射ユニットであり、比較的全面的な火力が提供できる。

「長剣」-10は「中国のトマホーク」と呼ばれ、全長8.3m、本体直径0.68m、最大速度マッハ0.75、末端での低空飛行高度は50〜150m(頑住吉注:ちょっと高い気がしますが)、戦闘部の重量は300〜500kgである。

これは中国海軍初の水上艦艇上に巡航ミサイルを配備する試みであり、055駆逐艦により高い多用途性を賦与することになり、陸上の岸から離れた縦深目標に対し打撃が実施できる。

中国航空宇宙科学技術集団三院はロシアのX-55およびアメリカのBGM-109[トマホーク」を基礎にこの巡航ミサイルを研究開発した、とされる。中国サイドはかつてアフガニスタンから、アメリカ海軍がビン ラディンの殲滅を企図した時に失った「トマホーク」ミサイルを得ている。

敵水上兵力を打撃するため、055駆逐艦の垂直発射システムは3機種の対艦ミサイルを混装し、これは中国海軍初の1隻の艦艇への3機種の対艦ミサイルの配備でもある。この方法により、最小の出費を用いて多様化された作戦任務が遂行できる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ネット仲間が撮影した建造中の055級駆逐艦」)

055は30mm口径1130型11本バレル速射高射砲、および「海紅旗」-10近距離対空ミサイルを装備しており、近距離防空を担当する。

一方遠距離対空ミサイルの「海紅旗」-9と中距離対空ミサイル「海紅旗」-16Bは、より大きな範囲の保護傘を開くことができ、艦艇が潜在的敵の航空兵や対艦ミサイルの打撃に遭うのを免れさせる。

将来垂直発射の「紅旗」-19や「紅旗」-26ミサイルを配備した後、055はさらに一歩対ミサイル能力を拡張展開させ、中国の国家システムの重要な組成部分となる。

中国電子技術集団14所が研究開発したX(機種は364Xで、航空空間に対する最大探知計測距離は600km)およびS(機種は364Cで、空中目標に対する最大探知計測距離は400km)周波数帯アクティブフェイズドアレイレーダーは、対ミサイル任務を有効に執行できる。この2機種のレーダーは統一された密閉型集成マストに装備されている。

また055は超短波通信システム、電子対抗設備、無線電子技術、気象偵察設備、デジタル暗号化通信設備(データリンク)を配備する。さらに国産の「北斗」衛星通信・ナビゲーション設備を配備している。

対潜方面では、推測によれば055の垂直発射システムはさらに射程50および150kmの「魚」-8および「魚」-11ブースト魚雷をが発射できる。艦首の水中音響システムとパッシブ/アクティブ曳航ソナー、および艦載対潜ヘリの投下、吊り下げソナーは魚雷のために支援を提供する。

ひとたび駆逐艦あるいは艦載ヘリが敵潜水艦情報を獲得すれば、ロケットブースト魚雷がすぐ発射できる。その後、ミサイルはナビゲーションシステムによってデータを獲得し、必要な時は航行方向をカーブさせての目標攻撃を完成させる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国海軍の直ー8型艦載ヘリ」)

対潜ヘリのソナーは魚雷の誘導を保証し、かつそれがブーストエンジンから離脱する正確な時間を算出する。中国の専門家は、「魚」-11は迅速に予定の攻撃海域に進入でき、敵に対潜機動を実施する息つく暇を与えない、と考える。

4台の総出力113兆ワットに達するQC-280ガスタービンエンジンは艦艇がモーターによって推進されることを保証できる。このことは振動と騒音を顕著に下げ、055をより発見され難くさせる。

見積もりによれば、055級駆逐艦の1隻あたりの建造コストは50〜60億人民元である。

近年来、中国の艦艇製造者はすでに人を注目させる成就を取得し、世界の広範な関心を引き起こしている。中国海軍は2018年初めに055級駆逐艦の第1号艦を装備すると見られる。


 「設計上の艦員は310人」とあり、これは「ズムウォルト」の3倍くらいになり、自動化の程度がかなり劣ることが想像されますが、数は「ズムウォルト」の4倍ですから戦力としてはかなりのものになるでしょうね。

















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