ロシアの軍艦の将来は

 専門家へのインタビュー形式の記事です。

http://military.china.com/news2/569/20160512/22633687.html


ロシア、2017年に国産艦用ガスタービンエンジンを試験:多くの型の主な戦闘艦が早急に必要

尋常ならざる経済の形勢、および西側の制裁の下での工業改革の必要性は、ロシア艦船工業を新たな発展環境に直面せざるを得なくさせている。特に軍艦製造領域である。最近ロシア連合造船集団副主席のイゴール ボノマリェフは未来の艦艇の建造問題につき自らの見方を発表した。

●大型上陸艦はどの設計段階にあるのですか? あなた方はいかにして着工の時期を確定するのですか? 連合造船集団のああいった企業はこの任務の任に堪えられるのですか? (頑住吉注:「ミストラル」の代替となる艦のことでしょう)

○我々は暫時まだ商品発注サイドからの新型上陸艦研究開発および建造任務に接していません。連合造船集団は商品発注サイドと交流を行い、かつすでに初歩的な協議があり、建造する必要があるのはトン数の大きな上陸艦ではなく、多機能上陸艦かもしれません。

●新たな一定数の「バイソン」級ホバークラフト上陸艦の建造を計画していますか? ロシアがクリミアを取り戻した後、かつてソ連時代に「バイソン」級ホバークラフト上陸艦を建造したことのある海洋造船工場がロシア艦船工業によって接収管理されましたが。

○周知のように、海洋造船工場は専門に「バイソン」級ホバークラフト上陸艦を建造する企業です。また、連合造船集団傘下のハバロフスク造船工場もこの艦艇を建造する能力を持っています。この企業はかつて「ムリェナ」級ホバークラフト上陸艇を建造したことがあり、依然あらゆる技術的基礎条件を留保しており、上陸艦建造任務を完成させることができます。現在連邦工業貿易省はまだダイヤモンド中央海洋設計局の技術方案につきさらなる一歩の任務を割り当てておらず、建造任務はまだ国防調達計画の中に列せられていません。ニューバージョンの国家武備計画を研究する時、異なる方案の選択があるかもしれません。

●クリミアの造船企業が将来国防調達に参加することの前途の見通しを語ることはできますか? ああいった契約をこうした企業に任せることはできるのですか?

○連合造船集団はセバストポリおよびクリミア政府と現在、セバストポリの造船企業をセベロドビンスクの「小星星」艦船維持修理センターの支部とし、かつロシア機械製造および経済発展一体化の中にとけ込ませることに力を尽くしています。。セベロドビンスク地域の企業はすでに一部の受注をセバストポリ地域に引き渡しています。ですがセバストポリ地域の企業はまだ比較的長い月日生産能力を回復し、もってスムーズに国防調達の受注を完成させるようにする必要があります。

●いつ22350型護衛艦を20〜30隻に到達させ、海軍の同類艦艇の数を充足させることができるのですか? 第1号艦が建造された後、大量の建造はまだずっと始動していません。あなた方はこの艦の準備状態をいかに評価しますか? 電子設備と武器システムの試験はまだどのくらい長く延長する必要があるのですか?

○22350型護衛艦の第1号艦である「ゴルシコフ海軍元帥」号の試験は国防省の制定した進度表通り行われつつあり、まもなく国家試験が開始され、2016年末に完成する見込みです。

●北方造船工場1社では大量建造任務を完成させられないかもしれませんが、どういった造船工場がさらに引き受けることができますか?

○この型の艦艇の需要は国防調達を根拠に確定されます。もし国防省が大量建造の提案を受け入れたら、連合造船集団は北方造船工場を動員する他、このクラスの艦艇の建造能力を持つその他の造船企業、例えば琥珀造船工場も、以前同類の護衛艦を建造したことがあります。

●この型の艦艇のガスタービンエンジンの製造状況はどうですか?

○まさに皆が知るように、輸入品代替計画の枠組みの下で、「土星」科学生産連合体は艦用ガスタービンエンジン研究開発の基礎的な企業です。この企業の生産能力の高さは衆目の一致するところで、専門技能は非常に顕著です。現在あらゆる作業は工業貿易省、国防省、連合造船集団が制定した計画通り進行しています。最初のガスタービンエンジンサンプル機は2017年に試験が開始される計画です。2017年末にやっと22350型護衛艦上に装備できる可能性があります。我々は工業界がこの任務を解決できるか否かに対しいかなる疑問も持っていません。

●ロシアのガスタービンエンジン研究開発成功後、11356型護衛艦の建造は回復されるのですか?

○11356型護衛艦はそれ自体の性能が良好で、航行性能、武器システムでも、コストパフォーマンスでも全て世界で最も良い艦艇の1つです。インド方面もこの型の艦艇に対し濃厚な興味を示しています。護衛艦の航海試験結果はすでにあらゆる作戦任務が解決できることを示しており、軍事機関が大量建造を表明する可能性は非常に高いです。

●軽護衛艦はいかに発展するのですか?

(頑住吉注:これより2ページ目)

○ダイヤモンド中央海洋技術設計局は海軍のために新型軽護衛艦を研究開発する準備をしており、技術設計はすでに行われつつあります。ニューバージョンの国家武備計画の中にこの建造任務が列せられるかもしれません。

●20385型軽護衛艦の建造はその他の造船工場にゆだねられるのですか?

○連合造船集団では3つの造船工場がこの型の軽護衛艦を建造する能力を持っており、これにはアムール造船工場、北方造船工場、琥珀造船工場が含まれます。第1の造船工場はすでに20380型護衛艦を建造中で、現在第1号艦が停泊試験を行っており、今年中期に工場による航行試験が開始され、年末までに国家試験を完成させる計画です。

●20385型軽護衛艦のディーゼルエンジン代替の状況はどうですか?

○去年海軍は連合造船集団と協議を通過させ、ケロミンスキー工場が生産するディーゼル動力を国外の輸入製品の代替として用いることになりました。4月末、20385型はすでにこの工場が生産したメイン動力装置を装備しました。我々は成功裏に国外製品代替のルートを探し出したのです。

●期待されてすでに久しい「クズネツォフ」号空母大修理は今年開始されるのですか? 大修理は全部でどういった方面を包括するのですか?

○連合造船集団の下に属する企業は「クズネツォフ」号空母に対し維持保護メンテナンスを完成させ、現在第35号工場の埠頭に停泊しており、関連の業務は進度の手配に符合しています。「大修理」の技術任務を国防省はまだ暫時発してしていません。もし任務が分配されたら、集団の下に属する企業は維持修理のあらゆる問題が解決できます。

●未来の原潜について説明していただけますか? 現在研究開発はどんな段階にあり、いつ建造が開始されるのですか?

○未来の原潜の外形は確定の段階にあり、建造時期と技術的特徴は2年後の見取り図完成後になるのを要して明確にできるかもしれません。

●未来の通常潜水艦はいかに発展するのですか? 677型の試験はどういった結論を得たのですか?

○試験中の「ラダ」級通常潜水艦の前途の見通しは非常によく、試験は2016年末に終わります。国防省と締結した契約に基づき、この型の潜水艦はさらに2隻建造されることになります。

●非空気依存動力装置の研究開発はどんな程度に至っていますか?

○現在一連の試験を行っています。艦用非空気依存動力装置の試験サンプル機は2016〜2019年の間に完成し、その後「莢」級AIP潜水艦に関する関連の開発の決策が出されます。(中国船舶情報センター 孟光)


 中国はロシアがウクライナという軍艦のエンジンの供給源を失ったのを利用して国産エンジンを売って儲ける希望を持っていましたが、ロシアにはその気はないようです。ただAIPも含め開発が順調にいくかどうかは最後まで分からないでしょう。












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