日本のF-35生産開始を評する

 私も正直F-35には大きな不安を感じてますけど別にF-35だけに頼るわけではありませんし。

http://military.china.com/kangzhan70/zhjw/11173869/20151217/20958646.html


明目張胆的偸! 日本がF-35のパクリに頼って中国に対抗しようとするのは非現実的 (頑住吉注:「明目張胆的偸」は「公然とほしいままに悪いことをする」+「の盗み」ということみたいです。)

アメリカの「安全保障業務ニュース」の報道によれば、日本本土によって生産される初のF-35ステルス戦闘機はすでに名古屋で着工され、アメリカと日本が達成させた協定に依拠し、日本は42機のF-35戦闘機を持つことになり、このうち最初の4機はアメリカによって生産の責任が負われる。イスラエル、ノルウェーなどの国が直接購入する模式とは異なり、残る38機は授権され日本が国内で組み立てる。イスラエル、ノルウェーなどの国が直接購入する模式とは異なり、日本がアメリカ製F-35戦闘機を購入する時は日本企業が生産に参加することの要求が特別に強調された。これに対し外界は普遍的に、日本のこの挙は本土の企業にステルス戦闘機の製造技術をより深入りして理解させようとしているだけでなく、さらにこれを契機に日本が自らステルス戦闘機を研究開発するための基礎を固め、したがって日増しに成熟する中国の殲ー20や殲ー31ステルス戦闘機に対抗することを希望しているのだ、と考えている。ならば、日本が成功裏にF-35戦闘機、あるいは一部のカギとなる重要技術をパクった後、本当に中国空軍に対抗できるようになるのだろうか? 筆者は必ずしもそうは見ない。日本の各方のF-35戦闘機に対する期待はおそらくいささか過剰である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日本が展示したF-35ステルス戦闘機の原寸大模型」)

外界が、日本はF-35を基礎に本国のステルス戦闘機の研究開発を促進する可能性があると推断する以上、ならばまずF-35には日本の自衛隊にとってどんなメリットがあるのかを見てみてもよい。アメリカの宣伝によれば、この機は制空権争奪、対地攻撃、電子制圧など多種の任務を担うことができる。この戦闘機は見たところ万能選手だが、F-35の特性を熟知する人はそれにもかかわらず知っている。この戦闘機はプロジェクト立ち上げの最初からもう戦闘爆撃機に照らして設計されたのであって、空戦性能は決してそのセールスポイントの在処ではない、と。しかもロッキード・マーティン社のこの方面における要求は、「F-16およびF-18より低くなければもうOK」だった。殲ー20というこのF-22を照準して設計製造された制空型戦闘機の面前では、もし日本の航空自衛隊がF-35を装備しても、多大な優勢を獲得することはできない、ということが見て取れる。また、今回日本が組立生産を担当するのはF-35A型戦闘機で、このタイプの戦闘機はF-35の3つのタイプの中の基本型に属し、決してSTOVL能力を持つF-35B型戦闘機ではない。このため日本の海上自衛隊がもしその中の一部分のF-35戦闘機を「いずも」級準空母への装備に用いたくても不可能であり、このことは現在の「いずも」級を依然としてヘリ母艦として使用するしかなくさせる。このため42機のF-35戦闘機は、日本の海上自衛隊の実力向上に対し非常に限定的である。筆者は考える。航空自衛隊と海上自衛隊という2つの大ユーザーがいずれも要求を満足させ難い状況下で、日本はF-16をパクってF-2戦闘機を製造したようにF-35全体をパクるのではなく、むしろF-35の一部の技術を利用して未来のF-3ステルス戦闘機を完備させる、と。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「左上はAN/APG81レーダー。右上はJ/APG1レーダー。左下はAN/APG-77レーダー。右下は国産新型アクティブフェイズドアレイレーダー」)

中国のステルス戦闘機の研究開発が遭遇したボトルネックと同じく、日本がF-3ステルス戦闘機を研究開発する時にも克服が必須な2大難点があり、それは機載フェイズドアレイレーダーと高性能エンジンである。この方面において、F-35が持つ成熟した技術は、あるいは日本に非常に大きな援助を提供するかもしれない。まず我々はレーダーを見てみよう。F-35戦闘機が装備するのはAN/APG-81型アクティブフェイズドアレイレーダーで、このレーダーは1,676個のT/Rモジュールを持つ。一方日本が現在使用するアクティブフェイズドアレイレーダーはJ/APG-1型で、このレーダーは1,216個のT/Rモジュールを持つ。もし1つのT/Rモジュールの単位出力が6ワットとして計算すれば、F-35のレーダーの出力は日本の現役戦闘機のレーダー出力の1.38倍である。このことは、F-35のレーダーはより長い探知計測距離とより強い性能を持つことを意味している。このような比較はやや低級だが、最も直感的なものでもある。このため筆者は、日本がF-3ステルス戦闘機を研究開発する時、F-35のアクティブフェイズドアレイレーダーは1つの重要な参考になると考える。だがF-22の採用するAN/APG-77型レーダーに比べると、F-35のAN/APG-81型は今度は明らかにワンランク劣る。AN/APG-77型レーダーは1,956個のT/Rモジュールを持ち、単一のT/Rモジュールの出力は8Wに達するとされ、このことはF-22戦闘機に比類のない探知計測能力を賦与している。一方「林幼権:祖国の青空を忠実に守護 中国電子科学技術集団社首席科学者、第14研究所首席専門家である林幼権の記」との1文の中でかつて、中国が2009年に公開した我が国初のX周波数帯アクティブフェイズドアレイ機載火力コントロールレーダーは、その性能がすでにアメリカのAN/APG-77型レーダーと同等であると言及された。このため筆者の見たところ、日本の未来のF-3ステルス戦闘機はレーダー方面で、あるいは中国の殲ー20と同列に論じるのは非常に難しいかもしれない。両者がもし空中で遭遇したら、F-3ステルス戦闘機はおそらく受け身の局面に置かれる。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「上の画像は日本国産のXF5-1ターボファンエンジン、下の画像はアメリカのF119-PW-100ターボファンエンジン」です。)

エンジン方面で、日本が現在F-2戦闘機に採用しているのはアメリカのゼネラルエレクトリック社のF110-GE-129エンジンである。一方F-3の技術検証機としての「心神」は、国産のXF5-1ターボファンエンジンを採用しているが、その最大推力:重量比は7.8でしかなく、アフターバーナー使用時の推力がたった5トンしかなく、超音速巡航は言うまでもなく、最も基本的な機動性さえも保証できないかもしれない。一方日本のいわゆる最大推力15トンに達する新型エンジンは、現在まだ図面上に留まり、いつ製造できるのかまだ分からない。振り返ってF-35はと見れば、それが使用するのはプラット&ホイットニー社が研究開発したF119-PW-100エンジンで、これは人類の歴史上初めて推力:重量比が10を超えた航空エンジンで、まさにその充足した動力ゆえに、やっとF-35戦闘機は不断に重量が増加する状況下で、まだ説的過去(頑住吉注:スラングのようで意味不明)な機動性を持つことが保証されている。新型エンジンに時間や労力がかかり、かつ性能がまだ保証できないという大前提の下で、筆者は日本が最終的に「持って来る」主義を採用し、直接アメリカのF119-PW-100エンジンを購入し、もって未来の国産ステルス戦闘機に装備する可能性が高いと考える。このようにすれば即効性の効果が達成されるが、もし日本と他国に衝突が勃発したら、その国産戦闘機の生産はすぐ停滞に直面する可能性がある。この点の上で、中国の渦扇-15エンジンはまだ研究開発中であるが、少なくとも着実に前進しつつあり、しかもひとたび緊急状況に遭遇したら、殲ー20などの先進戦闘機は渦扇-10改良型エンジンを応急代替品として用いることができ、使用できるエンジンがないという状況は発生しないだろう。筆者は、このためエンジンの上で、日本がもしずっとアメリカ製品に依存していたら、遅かれ早かれ大いに馬鹿を見ると考える。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「F-35戦闘機にはそれ自体にまだ多くの問題があり解決が得られていない」)

最後に、我々は視線を再度F-35戦闘機自身に集中させる。今回日本が組み立てるF-35A戦闘機は、Block3Iランクに属すはずで、このランクのF-35Aは基本的な近距離空重(頑住吉注:空虚重量などの意味で使うことがありますがここでは違うと思われ意味不明)支援任務と初歩的な空対空能力しか持たず、それが使用できる武器にはAIM-9X空対空ミサイルは決して含まれず、より先進的なBlock3Fランクは少なくとも2017年8月まで待つ必要があり、それでやっと引き渡せる。これは決してアメリカが故意に日本を陥れているのではなく、全世界のF-35Aが全てこの進度なのである。このことは、2017年8月以前、ひとたび日本のF-35A戦闘機と中国軍戦闘機が近距離で遭遇したら、日本の飛行員は全くやり返す力がなくなることを意味している。かの伝説の中の機関砲に関しては、今年年初のニュース報道によれば、ソフトウェアの問題ゆえにF-35の機関砲は今後4年内ずっと正常に使用できない可能性がある。これだけではなく、戦闘機の引き渡し進度を確保するため、F-35戦闘機はすでに数百のカギとなる重要な欠陥の試験を放棄しており、このことは日本でもその他のF-35戦闘機を購入するアメリカの同盟国でもいいが、導入する戦闘機に多くの隠れたリスクが存在することを意味する。こうしたリスクは平時は決して致命的ではないが、ひとたび任務執行中にはっきり現れたら、あるいは挽回できない損失をもたらすことになるかもしれない。特に日本はさらにF-35戦闘機の一部の技術を手本に本国のステルス戦闘機を開発したがっており、ひとたび某いくつかの欠陥を帯びた技術が日本によってパクられたら、日本の未来のステルス戦闘機には未知のリスクが多出する可能性がある。予見できる未来、日本がもし手抜かり百出の航空自衛隊に頼って中国空軍に対抗する目的を達成しようと考えるなら、筆者は一言しか言えない。すなわち、「日本よ、お前は考えすぎだ」である。

外国メディアが年がら年中いつも中国の各種武器のために「父親捜し」(頑住吉注:パクリ元探し)するのに比べ、日本によるアメリカの武器のパクリはすでに明目張胆と評価できる。だが、パクリであろうと独自研究開発であろうと、核心技術を自らの手中に掌握することこそが最も根本的なのである。もし日本あるいはインドのように性能だけを重んじ、それにもかかわらず原理を重んじなかったら、本国の科学技術水準がどんなに発達しても、作り出される武器の性能がどんなに強くても、軍事工業領域は永遠に人に一歩劣り、増してや中国に対抗するのは滑稽な話である。

注:アメリカのF-35が装備するAN/APG-81型アクティブフェイズドアレイレーダーのT/Rモジュールの数は(31+42+54+19+24+56+20)×2+342=1,676個である(頑住吉注:計算合いませんけど原文通りです)。日本のF-2が装備するJ/APG-1型アクティブフェイズドアレイレーダーのT/Rモジュールの数は(24+24+24+90+56+12+288)×2+180=1,216個である。アメリカのF-22が装備するAN/APG-77型アクティブフェイズドアレイレーダーのT/Rモジュールの数は1,956個である。関連の画像とデータに感謝:スーパー大本営 農民宇宙飛行士


 本題とは関係ありませんけどやっぱり中国人には勝手に真似るパクリと正当な権利をもってライセンス生産することの区別がつかないようですね。















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