ロシア製SR-2Mサブマシンガン その4

 続きです。

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セミオート過程 この時トリガーを引くと、トリガーに時計回りの回転が発生し、連動して上部のトリガー連結レバーを前向きに運動させ、一方トリガー連結レバーはトリガー後軸を連動させて時計回りに回転させ、トリガー後軸後部の突起を上昇させ、フルオートシアーに反時計回りの回転が発生し、後部は徐々にハンマーとのかみ合いを離脱し、ハンマーはハンマースプリングの作用の下で前向きに運動し、ファイアリングピンを打撃しかつ弾薬を撃発する。弾頭がガス穴を通過する時、一部分の火薬ガスがガス導入シリンダーに進入し、ピストンを押し動かし後ろ向きに運動させる。ピストンはボルトキャリアを連動させて後ろ向きに運動させ、ボルトキャリアは後ろ向きに運動するのと同時にリコイルスプリングを圧縮しかつハンマーを連動させてハンマースプリングを圧縮する。フリーストロークを行き終えた後、ボルトキャリア内の2つの開閉鎖誘導ミゾとボルト上の開閉鎖螺旋突起が相互作用し、ボルトを回転させて閉鎖を解除する。エキストラクターはチャンバー内の空薬莢を引き出し、レシーバー左側のエジェクターを経過する時、エジェクターは薬莢の左下側に衝突し、それをエキストラクターを回転軸に右側に向け放り出す。ボルトキャリアは継続して後座し、かつハンマーを連動させてリコイルスプリングとハンマースプリングを圧縮し、これはボルトキャリアとハンマーがハンマースプリングベース後部のバッファーに衝突し、やっと運動を停止するまでである。その後リコイルスプリングの作用の下、ボルトキャリアはまたボルトを連動させて前向きに運動し、ハンマーもハンマースプリングの作用の下で前向きに復帰する。ボルトはマガジンを経過する時マガジンのマウス部の1発の弾薬をチャンバーに押し入れ、ボルト頭部がケースに入った後、両側の閉鎖突起上の事前回転斜面はケース内部の事前回転斜面と相互作用し、ボルト後部の開閉鎖螺旋面上の連動突起にボルトキャリア上の連動面を避け、ボルトキャリア内部の開閉鎖螺旋面に進入させ、したがってボルトの回転閉鎖を強制し、ボルトキャリアはケースに衝突した後やっと運動を停止する。ボルトキャリアの運動が定位置まで来た後、レシーバー内部左側の不完全閉鎖セーフティを押し下げ、ハンマーは継続して前進し、これはセミオートシアーによって引っ掛けられるまでである。

トリガーを引いて連動させトリガー後軸を時計回りに回転させた後、トリガー後軸前部の突起は下降し、もはやセミオートシアーの前部を制限しないため、セミオートシアースプリングの作用の下、セミオートシアー後部は上昇し、前部は下降する。この動作はトリガーがフルオートシアーを離脱するのと同時に行われ、これはセミオートシアーが何故位置設計をわずかに後ろ寄りにしているかの原因でもある。このようにフルオートシアーに引っ掛けられたハンマーが離脱する時、ハンマーは位置が相対的に前寄りのため、もしセミオートシアーが上昇しても、ハンマーとかみ合うことはなく、射撃過程に干渉しない。ここに至り、もしトリガーを緩めなければ、銃器はセミオートサイクルを完成する。もしトリガーを緩めると、トリガー後軸は反時計回りの回転をし、トリガー後軸左前部の突起が徐々に上昇し、セミオートシアーの前部を持ち上げ、その後端を下降させ、同時にトリガー後軸右後ろ側の突起が下降した後フルオートシアー後部が上昇し、このようだとひとたびトリガーを緩めると、セミオートシアーはハンマーをリリースするが、フルオートシアーがすでに上昇しており、ハンマーは短距離前進した後またフルオートシアーによって引っ掛けられる。この時再度トリガーを引くと、前述のサイクルが繰り返し、次の弾薬の発射を完成する。

フルオート過程 セレクターを上方のフルオート位置にした時、セレクター軸はセミオートシアー前部を持ち上げ、その後端を下降状態に保持し、ハンマーを引っ掛けることはない。

トリガーを引くと、トリガーは時計方向に回転し、トリガー連結レバーを連動させて前向きに運動させ、同時にトリガー後軸に時計回りの回転が発生し、トリガー後軸後部の突起が上昇し、またフルオートシアーを連動させて反時計回りに回転させ、後部は徐々にハンマーとのかみ合いから離脱し、ハンマーはハンマースプリングの作用の下で前向きに運動し、ファイアリングピンを打撃しかつ弾薬を撃発し、前述の自動サイクルを繰り返す。ボルトキャリアがハンマーを連動させて定位置まで後座した後、ボルトキャリアとボルトは徐々に前向きに運動し、ハンマーは不完全閉鎖セーフティを経過する時それによって引っ掛けられ、ボルトキャリアは継続して弾薬をチャンバーに押し込み閉鎖を完成した後、徐々にレシーバー内部左側の不完全閉鎖セーフティを前部を押し下げ、その後部を上昇させ、しかる後にその後部の突起はハンマーとのかみ合いから離脱し、ハンマーはハンマースプリングの作用の下で再度前向きにファイアリングピンを打撃し、弾薬を撃発し、トリガーはずっと引かれて離されていないため、フルオートシアーは上昇せず、一方セミオートシアーもまたセレクター軸によって制限されハンマーを引っ掛けない。このためボルトはずっと前述の動作で前後運動し、これはマガジン内の弾薬を撃ち終わった後前方で停止するまでである。もし途中でトリガーを緩めると、フルオートシアーは上向きに持ち上がり、ボルトキャリアがいっぱいまで復帰した後、不完全閉鎖セーフティをは離脱しているが、フルオートシアーの制限のため、ハンマーは引っ掛けられ、撃発待機位置に停止する。これは再度トリガーを引き、やっと発射過程を継続できるまでである。

セーフティの原理 SR-2Mのセーフティはマニュアルセーフティと不完全閉鎖セーフティによって組成される。マニュアルセーフティはレシーバー右側のセーフティレバーによって制御され、レバーがセーフティ位置まで押された時、コッキングハンドルのスリットを閉鎖し、同時にボルトをロックして後退できなくさせ、同時に内部のセーフティ軸にある円柱面が前方のトリガー後軸にある突出部を遮り、このためトリガー後軸の回転を制限し、この時トリガーは引けず、セーフティ状態を形成する。このセーフティはトリガーをロックするだけで、シアはまだフリーである。フルオートシアーは比較的軽く、シアーのスプリングの力は比較的大きくて、一般的状況下での安全は保障できるといえるが、やはりシアーが強大な衝撃によって慣性の力を生じさせハンマーをリリースする可能性は存在する。

不完全閉鎖セーフティは不完全閉鎖セーフティ、ハンマー、ボルトキャリアによって協同で完成される。ボルトキャリアが定位置まで運動した時、レシーバー左側の不完全閉鎖セーフティ前部を押し下げ、後部を上昇させてハンマー左部分のミゾと合う。ハンマーは自由に不完全閉鎖セーフティを通過できる。ボルトキャリアがまだ定位置まで復帰していない時は、ボルトキャリアは不完全閉鎖セーフティの前部を完全に押し下げることができず、不完全閉鎖セーフティ後部の上昇は不完全で、ハンマー左部分のミゾに合うことができず、ハンマーは不完全閉鎖セーフティによって引っ掛けられて止まる。不完全閉鎖セーフティはフルオートシアーに比べやや後ろ寄りのため、この時トリガーを引いていようがいまいが、いずれにせよハンマーをリリースすることはできない。これを利用して不完全閉鎖セーフティ状態を形成する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「SR-2Mミニサブマシンガンはすでにロシア特殊部隊に装備されている」)

SR-2Mの優勢と参考にする意義

現在まで、中央精密機械科学院はすでにロシア連邦安全局のために3機種の特殊銃器を設計済みで、それぞれSR-1自動拳銃、SR-2Mミニサブマシンガン、SR-2Mミニアサルトライフルで、前の2つはいずれも9mmx21拳銃弾薬を発射し、後者は9mmx39特殊亜音速小銃弾薬を発射する。3種の武器はいずれも体積が小さい、威力が強大、信頼性が高い特徴を持ち、連邦安全部隊の各種対テロ作戦や警備業務の需要を比較的よく満足させている。SR-2Mは三者の中で最新で、この銃は上述のメリットの他、さらに加えて隠蔽した携帯がしやすく、同時にグリップが銃全体の重心の下方で、片手射撃に適し、さらに消音器、各種照準具やアクセサリーの追加装備に便利で、この武器を各種の特殊作戦条件に適合できるようにさせている。この銃の不足のところはボルトオープン機構がなく、しかもセーフティとセレクターがそれぞれ両側に設置され、このことは射手にとって慣れる過程を必要とすると言えるかもしれない。またコッキングハンドルの突出部分が小さすぎ、冬季手袋をしている時は使用があまり便利ではない。この銃の技術と材料はいずれも現有の成熟した技術を利用しており、何の突破や創新もないが、これは欠点でもあり優れたところでもある。このため研究開発と生産のコストが下がり、研究開発のリスクが減少した。

SR-2Mは名前はサブマシンガンだが、アメリカの関連の基準によれば実は正真正銘のパーソナルディフェンスウェポンと言える。それの西側PDWとの最も顕著な差異は名称の上に体現されているわけでは決してなく、この銃が専用に研究開発された新たな弾薬ではなく、改良されてできた9mmx21拳銃弾薬を採用していることである。この種の新たな弾薬は拳銃での使用を併せ配慮し、もし比較的短いバレルから発射してもやはり比較的高い威力を持つ。一方5.7mmx28や4.6mmx30など西側のPDWが採用する弾薬はいずれも小口径高速弾薬に属し、もし拳銃で発射した時には、バレルが短すぎるがゆえに発射薬が充分に燃焼できず、弾頭の初速に対する影響が比較的大きい。同時にこの種の弾薬はいずれも小口径ボトルネック薬莢を採用し、全長が比較的長く、拳銃での使用時、グリップを比較的大きく設計することが必須で、握りやすくない。しかも9mmスチールコア弾頭は一部の例えば車両、設備など複合目標に対する破壊効果が、ああいったより小口径の弾薬に比べはるかに優れているだろう。このことは特殊作戦に対しても非常に重要な性能と言える。SR-2Mの成功の経験から見て、ロシアが選択したこの発展の道は拳銃とPDWの威力と体積、重量の矛盾を比較的良く解決しており、リスクも新たな小口径高速弾薬の研究開発よりはるかに小さく、このことはああいった新型拳銃やPDWのたぐいの武器の開発を望む国にとって疑いなく非常に良い参考である。


http://firearmsworld.net/russain/smg/sr2/sr2.htm

 こんなページもあり改良過程もよく分かります。メドヴェージェフが構えている画像もありますがプーチンと違って全然さまになってないですな。この銃は面白みはないですが確かに合理的で、プラスチックの使用は少ないのにMP7と同等の重さですし、4.6mmx30用ハンドガンの開発が失敗していることから見てもこの方が理にかなっていたのかなと思えます。
















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