解放軍、無人戦車を走行させ標的に

 偵察や攻撃を行う無人機より無人標的機の方がずっと古くから使われていましたし、難易度は低いんでしょうがポイントは別のところにあります。

http://military.china.com/important/11132797/20141010/18842860.html


解放軍の訓練、まずい状況に遭遇:砲弾を5発発射し5発命中するもまだ退役戦車を破壊できず

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「訓練は装備の性能と軍隊の戦闘力を検証する最も良い道」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

5発の戦車砲撃でなぜ破壊されなかったのか

成都軍区某装甲旅団のある実際の装備・実際の打撃・実際の保障全面検討の啓示


これは過去における祝勝会を開くべき訓練の実践である‥‥成都軍区某装甲旅団は実際の装備・実際の打撃・実際の保障訓練を組織し、「4つの初」を創造した。すなわち、初めて高い海抜の地域である実際の装備・実際の打撃・実際の保障訓練を組織し、初めて運動する戦車に対し実弾射撃し損傷を与える訓練を行い、初めて実際の装備で戦場応急手当・応急修理訓練を行い、初めて情報システム集成建設装備に頼って総合保障演習を実施した。

しかし、全旅団上下をあげて今回の訓練をめぐり全面的な検討を行ったのは何のためか? 事情の経過は次のようだった‥‥

7月10日、1両の「無人操縦」の退役戦車が某高原訓練場で快速で疾走していた。この時、この旅団の特急射手王強、楊正彪はそれぞれの戦車上にいて、まさにこの運動中の戦車を捜索しつつあった。戦車は射撃地域に進入し、王強が率先して発砲した。兵になって15年の王強は、真の戦車を打撃するのは初めてで、しかも運動目標だったが、彼には充分な自信があった。

確かに命中した。だが砲口の硝煙が散るのを待って、王強は戦車が依然疾走中であるのを発見した。王強は呆然とした。遠からぬところの楊正彪がまた発砲し、王強は照準鏡を通してごくはっきりと見た。砲弾は目標に命中したが、戦車はまだ走っている!

王強は精力を集中して再度照準し、再度発砲した。ほとんど同時に楊正彪も照準し発砲した。2発とも命中したが、戦車は依然止まらなかった!

戦車がもうすぐ射撃地域を走り出ようとするのを見て、王強は全力で照準し発砲した。この1発はついに戦車を停止させた。

この一幕を見て、王強は肩から荷がおりたようだった。だが彼は指揮所の中がとっくに大騒ぎになっていることを知らなかった。

「過去『命中即破壊』と言ったが、どうして5発発射・5発命中でやっと止まったのだ?」

「もし作戦中なら、第1発目の砲弾が有効に命中しなかったら、相手の戦車は振り返っておまえに1発お見舞いする。おまえにまだ第2発目を撃つチャンスがあるか?」

指揮所内が議論続出の時、実際の装備による戦場応急手当応急手当・修理分隊がまた悪い情報を伝えてきた。すなわち、戦車は撃たれて見る影もなくなっているが、その乗員である2頭の試験用羊には生命の危険は決してない! というものである。

将兵には再度疑問が生じた。砲弾を5発発射して5発命中し、何故戦車を破壊していないのか?

(頑住吉注:これより2ページ目)

まださらに悪い情報があった‥‥

損傷した戦車に対し戦場応急修理を行う中で、燃料タンク、キャタピラなどの部品を修復し、修理工の判断によれば、戦車の性能はすでに回復した。だが操縦員はそれにもかかわらず戦車を始動することができなかった。さらに検査を経て、ダイオードが1つ破壊されているのに気付いた。戦場応急修理を保障するため、旅団の保障部門は大型トラックまるまる5台分の部品を準備していたが、それにもかかわらず現場にはこのダイオードが見あたらなかったことを知る必要がある。最終的に、戦車の性能回復の時間がまるまる2時間遅延するという結果がもたらされた。

「実戦化された練兵はこんなにも久しく、この成果、あの成果は、年々全て一大積み重ねである。今日真に実際の打撃・実際の保障を行い、どうしてこのような結果が出るのだろうか?」 一定の時間、ほとんど全旅団の将兵が全てこの問題を省みた。

(頑住吉注:次の一行、特殊な言い回しが使われているようで全く意味不明です。)

旅団長は検討した。戦法が実戦に符合していない。過去は「発見即命中、命中即破壊」の戦場思想が習慣になっていたが、この演習を経てやっと分かった。未来の作戦では、発見しても必ずしも命中せず、命中しても必ずしもそれは破壊を意味してはいないのだ。

分隊将兵は検討した。訓練方法が実戦に密着していない。長年来、部隊の訓練は偽の目標、「死んだ戦車」を打撃するのに慣れ、訓練評価はこれで当然と思っていた。今日の実際の打撃の結果はすでに証明した。「命中即優秀」の訓練評価はすでに時代遅れである、と。実戦に密着した訓練方法、試験方法、評価方法の改革は、すでに一時の猶予もない!

保障部門は検討した。保障は実戦を軽視している。以前砲塔の吊り上げ、燃料タンクの修理は戦場応急修理の「得意技」だった。しかし今日の、「1本のダイオードが1両の戦車を麻痺させる」の事実は我々に、作戦プロセスに密着し、正確化された保障の効果と利益の最大値の解を求めてこそ、保障は勝利できるのだ、と警告している。

問題を1つ1つ整理し、旅団長、政治委員から機関各部まで、自分で検討し、能動的に責任を担い、かつ現場で全体的な措置の整理と改革を決定し、連続して実際の打撃・実際の保障を3日組織し、隠された問題を全部探し出した。組織人員は訓練審査評価基準を改訂し、新基準を打ち立てた。実戦に密着して戦法、訓練方法、保障方法を創新し、実戦性を突出させた。

3日後、4個火力打撃分隊が相次いで各種の典型的な弾薬を運用し、それぞれ真実の目標に対し実際の打撃を実施し、後装分隊は実際の保障をフォローアップした。多くの問題が暴露されたが、集められた戦闘データは大いに貴重なものだった。

15日後、旅団の機関はこうした問題やデータを根拠に全く新しい訓練審査評価基準を制定した。彼らは20名の特級射手を組織して実物大の戦車標的に対し戦闘射撃審査を行い、選択使用した弾薬の種類、損傷効果などを新基準に照らして評価を行った。「優秀」の率は以前の四角い規則的標的に対する射撃に比べ低下したが、射手たちはこのような訓練はより実戦に密着している、と話した。

30日後、記者はこの旅団の駐屯訓練地にインタビューに訪れ、「全面検討」がもたらした効果がまだ持続的に発酵しているのに気付いた。実戦化された練兵は一体どのように「化」したのか? この旅団の将兵はまさに検討を用いて回答し、行動を用いて追いかけた!(劉雲 劉中華 《戦旗報》記者 楊鵬飛)


 訳した最後の部分も意味分かりませんが、続く部分は古語らしきものが使われていて意味が分からないので省略します。無人戦車に実験用の羊を乗せるというのも凄いですが、確かに攻撃の効果を確かめるにはいい方法かもしれません。その後スタッフでおいしくいただいたんでしょうし。しかしたぶん徹甲弾が貫通しても実験動物に致命的な影響はないというのは訓練方法でどうにかなるものではないのでは。エンジンなどや操縦者のいるあたりに命中させないと高い点数を与えないとかそういうことですかね。

















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