殲ー15関連2題

 最近関連の記事が増えている感じです。

http://military.china.com/important/11132797/20150113/19200346.html


殲ー15、10機量産され初歩的な戦闘力を具備 漢和の予言、あるいは実現か

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の殲ー15戦闘機の全体性能はアメリカのF/A-18E/Fの水準より低くないはずである」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

【グローバル軍事報道】 最近、有名軍事フォーラムが発表した画像は、第10機目の量産型殲ー15(109号)艦載戦闘機がすでに就役していることをはっきり示し、また4機の量産型殲ー15艦載機が遼寧艦の飛行甲板上に駐機されている画像はメディアの広範な関心を引き起こしている。「グローバル時報」記者は権威あるルートから独占的に、第2グループの艦載戦闘機8名の飛行員がすでに空母上で成功裏に着艦したことを知った。多くの軍事視察員は総合的に分析し、殲ー15艦載機はすでに初歩的な戦闘力を形成した、と考えている。

カナダの「漢和安全保障業務評論」は2014年8月号に掲載した文章で、2013年には殲ー15はまだ決して量産に入っていないとし、かつ評価し2015年年末、甚だしきに至っては2016年まで、「遼寧」号空母は全飛行連隊の試験飛行訓練作業を実施できない、と考えた。だが最近明るみに出た関連の資料は、2015年年初までに初の10機の量産型殲ー15艦載機(100〜109)がすでに全部就役していることをはっきり示すに足りる。特約軍事評論員李小健は、2012年9月の中国の「遼寧艦」が就役したばかりだった時に早くも、外国メディアは中国は数年の時間を必要としてやっと艦載戦闘機の空母上での発着を実現できるかもしれない、と愚かにも称したが、たった2ヶ月後、殲ー15はもう遼寧艦上での発着を完成させ、このことは中国の艦載機関連技術上の発展は外界の予測を超えているということを説明している、と考える。李小健は分析し、初めて艦載機を生産する中国にとって、殲ー15の迅速な生産と就役は、中国がすでに大型戦闘機、特に大型艦載戦闘機の製造技術を完全に掌握したことを示しており、現在の状況に照らして見れば、次ロットの殲ー15の生産と就役の速度はさらに一歩加速するかもしれない、とする。だがこうであっても、空母および艦載機は、空母をいまだかつて持ったことがない中国海軍にとっては、依然巨大な挑戦と言える。将来艦載機の試験飛行、訓練および艦載飛行員の養成の他、空母およびその艦隊の編成、作戦方式、訓練方式、補給方式など、こういった実践の中で探索を行うことを必要とする全ての訓練がむしろ重要なのである。

現在、殲ー15艦載戦闘機は初期の試験飛行型と現役の量産型の他に、さらに相次いでパートナー給油型や複座型が開発され、このうち複座型の殲ー15Sはコックピットの設計上一定の最適化が行われている。去年末、国内某船舶類研究所の殲ー15艦載戦闘機の模型も展示され、殲ー15艦載戦闘機にカタパルト発進関連の研究が行われていることをはっきり示し、将来カタパルト型が発展する可能性がある。これと同時に国内の関連の科研資料は殲ー15電子戦型もすでに計画中である可能性があることを示している。ベテランの軍事視察員劉子軍はこれに対し分析し、アクティブフェイズドアレイ技術を採用した殲ー15の性能はすでに第3世代半のレベルに到達しており、艦載機というこのような「良く知らない領域」に対し、その生産と就役の速度がこのように速いことは、我が「遼寧艦」がすでに以前の純粋な訓練空母から訓練と戦闘を兼備した空母に発展していることを示し、また中国の次の空母が装備する艦載機のために良好な基礎を打ち立てた、とする。劉子軍は、将来ひとたび中国が2つの空母艦隊を持てば、その搭載する系列化され、多機種の殲ー15艦載機に頼り、アジア地域において非常に強力な作戦能力を持つことになる、と推測する。

殲ー15「フライングシャーク」は我が国が自ら設計、研究開発を行った初の艦載多用途固定翼戦闘機で、制空、制海などの作戦任務が執行でき、飛行性能は良好で、多機種の正確制御誘導武器を搭載し、遠距離打撃と昼夜作戦能力を持つ。2013年11月25日、我が国の「遼寧艦」の引き渡し、就役後、海軍将兵は計画通り迅速に緊張した海に出ての訓練と科研試験任務の中に投入された。この期間、スムーズに殲ー15機の発着飛行訓練が行われた。2013年9月15日、当局メディアは殲ー15艦載戦闘機が初めて複雑な気象条件下での異なる発進重量、多くの武器の組み合わせでの艦上発着試験を実現し、かつ最大重量発着試験を完成させた、と報道した。(画像:謝藝航に感謝/文:鷹眼防務)


http://military.china.com/news/568/20150114/19205121.html


専門家:殲ー15はすでに非常に成熟 空母作戦の需要に完全に適応

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「専門家は、殲ー15戦闘機はすでに非常に成熟し、空母作戦の需要に完全に適応できる、とする」)

人民ネット北京1月13日電(邱越) 最近ネット上に4機の灰色の殲ー15が遼寧艦の甲板に姿を現した画像が明るみに出た。メディアの報道によれば、2014年11月末、8名の艦載機飛行員が空母上で成功裏に着艦し、これは時2年を隔てた後の、また1団の艦載戦闘機飛行員のお目見えである。軍事専門家は中央テレビのインタビューを受けた時、殲ー15戦闘機はすでに非常に成熟しており、空母作戦の需要に完全に適応できるが、遼寧艦が戦闘力を形成するか否かは決して重要ではなく、重要なのはこの艦によって空母試験と訓練の新たな道を探し出し、新たな空母の開発のための時間を節約することである、とした。

宋暁軍は、現在我が国の艦載機飛行員は主にまだ一段と力を入れて訓練飛行を行っており、遼寧艦には行う必要のある大量の科研試験がある、とする。慣例に照らせば、空母の就役はまず科研試験があってしかる後に訓練を行うはずだが、遼寧艦の起点は非常に高く、科研と訓練を同時進行させる模式を採用しており、このため高密度で、何回も飛行試験と訓練を行い、異なる海の状況でのあらゆる出現可能性のある状況を探索し、装備に存在する問題を探し出し、かつワンセットの艦載機飛行員訓練大綱を形成し、次の飛行員たちの訓練のために良い基礎を打ち立てることが必須なのである。

殲ー15がすでに量産を実現しているか否かの問題に言及した時に滕建群は、メディアの報道から見て、少なくともすでに6機の殲ー15が出現しており、このうち少なくとも4機は海軍の塗装に換えられ、このことはこの戦闘機がすでに成熟し、完全に空母作戦の需要に適応できることを説明している、と指摘した。

「現在少なくとも戦闘機レベルではすでに非常に成熟しているが、我々はまだセットでの発展を必要とする。」 公開されている資料を見ると、我が国の空母の艦載機飛行員は2009年から陸上の着艦訓練を開始し、基本的に空母建造と同じ歩調だった。2012年9月の遼寧艦就役後、11月に我が艦載機はもう成功裏の発着を実現し、我が空母発展のシステム工程が同時進行で推進されていることが見て取れる。

宋暁軍は、現在艦載機飛行員の養成訓練はまだ探索的性質の養成訓練に属していると考える。現在メディアが公開している情報から見て、遼寧艦の飛行員はまだ難度がより高い夜間の飛行や発着の訓練は行っていない。アメリカでは、艦載機飛行員が一定の時間休暇を取った後、改めて試験に参加し、「持ち場につく証書」を取得することが必須であり、しかも昼間飛行だけできる飛行員と夜間飛行技術を掌握する飛行員に対する要求も異なるのである。

我々は遼寧艦の作戦能力に対し功を焦る必要はない。遼寧艦が戦闘力を形成するか否かは決して重要ではなく、重要なのはこの艦によって空母試験と訓練の新たな道を探し出し、新たな空母の開発のための時間を節約することなのである。

滕建群は、遼寧艦は中国海軍の未来の発展の大方向を率いることになり、今後海軍艦艇と飛行機はいずれも空母をめぐって発展する必要がある、とする。中国海軍は大洋に向かいつつあり、新たな規則とプログラムを必要とする。我々は現在、こうした規則とプログラムを発展させ完備させつつあるのである。


 メディアが「遼寧艦が戦闘力を形成するか否かは決して重要ではな」い、「遼寧艦の作戦能力に対し功を焦る必要はない」と専門家の口を借りて呼びかける必要があるのは、早く戦闘力を見せろという声が多いからでしょうね。
















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