中国海軍の戦力拡充は急速

 空母の新たな基地など関連の記事をまとめて紹介します。

http://military.china.com/important/11132797/20130710/17938142.html


メディア:中国、海南に空母基地を建造中 少なくとも4隻の空母を配備

(頑住吉注:この記事のキャプションは大部分本文の一部を切り取ったものなので基本的に省略します。)

【グローバルネット総合報道】 「世界報」がカナダの「漢和安全保障業務評論」の報道を引用したところによれば、中国はすでに海南島で空母基地の建造を開始しており、艦橋(頑住吉注:中国語でも日本語と同じ意味がありますが、ここでは軍艦の指揮塔のことではなく艦が停泊する桟橋状のものを指しているようです)の長さは600m、幅120mで、2隻の空母の停泊に足りる。この基地は北方の青島空母基地(頑住吉注:現在「遼寧艦」がいる場所)とはるか離れて相呼応し、中国の空母プロジェクト発展の雄大な志を見せる。すなわち初期には少なくとも4隻の空母を装備することになる。

港湾全体が全て施工中

カナダの「漢和安全保障業務評論」は、衛星写真は中国が海南島に新たな船舶基地の建造を開始していることをはっきり示しており、空母基地の可能性が高く、しかも建造速度は非常に速い、とする。現在楡林潜水艦基地の対面の漁村から船に乗って出発し一路進むと、港湾全体が施工中であることに気付くことができる。

2012年10月の衛星写真によれば、そこにはまだ艦橋は出現していない、だが2013年の最新の衛星写真は、海南島に青島の「遼寧」号の空母基地と寸法が同じ大型艦橋が出現したことをはっきり示している。この艦橋は長さ600m、幅120mで、2隻の空母の停泊に足りる。青島基地の艦橋の規模は海南島基地のそれと同じで、この2つの基地は南北にはるか離れて相呼応し、中国の空母プロジェクト発展の雄大な志を見せる。すなわち初期には少なくとも4隻の空母を装備することになる。

注意するに値するのは、解放軍が海南島空母基地のために完備されたそれとセットになる施設を建設済みであることだ。地下倉庫には少なくとも3〜4つの大型弾薬庫が建設中である。岸の上にはセットになる飛行員宿舎、司令部のビルも建設中である。このうち飛行員宿舎は青島の「遼寧」号基地のそれと似ており、およそ12の建物がある。また、海南島基地にはさらに新たな地対空ミサイル陣地が建設済みであり、空母基地を防衛する。ミサイル陣地の空母艦橋までの距離は3,000m未満で、陣地全体は緑化によってカバーされ、紅旗-12中距離空対空ミサイルが配備されている可能性がある。

(頑住吉注:これより2ページ目)

中華イージス、大量に海南に進駐へ

「漢和」は次のように推測する。当初における「遼寧」号空母と青島空母基地の発展プロセスを根拠に、中国国産空母工程の進度を推断することができる。2012年1月の衛星写真は、青島基地にはまだ空母艦橋が建設されておらず、防波堤も半分しか建設されていなかったことをはっきり示していた。だが同年11月の衛星写真は、空母艦橋がすでに基本的に形になっていることをはっきり示していた。こうして見ると、解放軍のある空母基地の基礎施設建設には、およそ1年半から2年の時間しか必要とされず、基地全体も3年しか必要とせずもう完成でき、これには地下倉庫も含まれる。他方においては「遼寧」号空母改装工程は2011年頃から開始された。現在海南島空母基地がすでに着工されていることは、中国国産空母の全面着工の時期が2014年より遅いということはなく、そのサブシステムの建造工程はすでに展開されているかもしれない、ということを説明している。

報道はさらに、2013年2月の衛星写真は、1隻の094型戦略原潜、1隻の093型攻撃型原潜が海南島の亜竜湾基地に停泊していることをはっきり示している、とする。続いて解放軍はより多くの「中華イージス艦」を海南島基地に集中させ、結果として第2の空母艦隊建設に前倒しで着手することになるかもしれず、それは中国初の国産空母艦隊である。

(頑住吉注:6ページ目)「中華イージス艦」には強大な防空対ミサイル能力がある

(頑住吉注:7ページ目)解放軍海軍には将来さらにより多くの、いずれも強大な防空能力を持つ艦船が就役する

(頑住吉注:8ページ目)現在「中華イージス艦」は2隻南海艦隊に就役している


 「遼寧艦」が青島基地に初めて停泊したのは今年2月末でした。基地の基本的完成からわずか3か月程度で使用に入ったわけで、海南基地も完成からさほど経たずに国産空母が使用し始めるのではないかと思われるわけですね。

http://military.china.com/important/11132797/20130710/17938162.html


外国メディア:中国、同時に5隻のイージス艦を建造 軍拡の速度は日本をはるかに超える

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「建造中の052D型防空ミサイル駆逐艦」)

【グローバルネット報道 記者 陳宇傑】 カナダの「漢和安全保障業務評論」7月号の報道によれば、2013年の衛星写真は、中国の葫芦島造船工場に1隻の新たな戦略ミサイル原潜(SSBN)および1隻の新たな原子力攻撃原潜(SSN)が見られることをはっきり示している。

文章は、2007年の衛星写真は葫芦島造船工場で少なくとも2隻の094戦略ミサイル原潜(SSBN)が生産されたことをはっきり示しており、その後追加生産も行われたようだ、とする。2007年から始まり葫芦島造船工場が急速に拡充され、新たな大型ドックが建造され、民間用大型船舶の生産が開始されたことが分かった。2010年前後に完成した新たなドックは長さが470〜480mで、新たな094がもし存在したら、2010年頃に建造が開始されたに違いない。

文章は、これと同時に衛星写真は江南の長興島造船工場において、意外にも同時に2隻の052D型「中華イージス」防空ミサイル駆逐艦が建造されており、この他さらに3隻の052Cが同時に存在する、とする。このように同時に建造、完成される052C/D系列ミサイル駆逐艦は5隻に達し、日本やいかなるヨーロッパ諸国の海軍の拡充速度をも超えている。加えてすでに就役している3隻の052Cがあり、見るとこの種のイージス級駆逐艦の総数は間違いなくすでに8隻に達しており、さらにより多くの同類艦船が建造されているようである。(原稿チェック:劉昆)

(頑住吉注:2ページ目)052D型防空ミサイル駆逐艦の説明図。

(頑住吉注:3ページ目)052Dは052C型ミサイル駆逐艦を基礎に発展した新型多用途ミサイル駆逐艦である。

(頑住吉注:4ページ目)052D型防空ミサイル駆逐艦の部分名称図。

(頑住吉注:5ページ目)中国の094戦略ミサイル原潜。

(頑住吉注:6ページ目)中国海軍はここ何年か実力が非常に大きく向上している。

(頑住吉注:7ページ目)未来の中国海軍は空母艦隊を作り出す必要がある。

(頑住吉注:8ページ目)中国海軍の国家主権防衛、領土完備能力はさらに一歩増強される。


 こうしたミサイル駆逐艦は空母艦隊を組成するのにも使われるはずです。

 もう1つ、中ロ海軍の合同演習関連の画像を中心にした記事を紹介します。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-07-10/217330_2370084.htm#pic


中ロ海上合同軍事演習、震撼の瞬間を明るみに!

2013年7月9日、中ロ海軍はロシアのピョートル大帝湾で合同防空、海上補給、潜水艦脅威区通過、合同航路護衛、合同でのジャックされた船舶の救出、海上目標打撃という6つの課目を行った。合同防空の中では双方はそれぞれ防空隊形を組成して海上を航行し、すなわち非作戦艦艇を中に、作戦艦艇を外にして菱形に分布し、共同で2機のロシアのスホーイ-24戦闘機が演じる敵機に対しレーダー捜索、武器による模擬攻撃、演習中におけるロシア艦隊の兵力総合運用と体系的防空共同の形成が行われた。

(頑住吉注:これより2ページ目)7月9日、「海上連合-2013」中ロ海上合同演習が現地時間9日ロシアのピョートル大帝湾で開催され、成功裏に海上合同防衛行動の演習を行った。演習はランダムな指揮誘導の方式を取り、自由な対抗が強調され、もって演習に参加した双方の訓練水準と技術戦術能力が検証された。

(頑住吉注:これより3ページ目)10時間余りの間に、中ロの演習に参加した将兵は重点的に合同防空、海上補給、潜水艦脅威区通過、合同航路護衛、合同でのジャックされた船舶の救出、海上目標打撃という6つの課目を行った。

(頑住吉注:これより4ページ目)7月9日、「海上連合-2013」中ロ海上合同演習が現地時間9日ロシアのピョートル大帝湾で開催され、成功裏に海上合同防衛行動の演習を行った。

(頑住吉注:後は同じキャプションの繰り返しです。)


 「ランダムな指揮誘導の方式を取り、自由な対抗が強調され」というのはシナリオ通り動くだけでなく一種試合形式で行われたということでしょう。だとすると衛星等で動きが把握できていれば両者の兵器の性能だけでなく技能や戦術的判断力なども判定できると思われます。













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