北朝鮮の女性兵士

 世界的に女性兵士は増えていますが、北朝鮮の場合は特殊な事情もあるようで。

http://military.china.com/important/11132797/20170606/30661122_all.html#page_2


女性戦闘機飛行員が北朝鮮の雑誌の表紙に載る 韓国メディア、その美貌を賞賛

海外ネット6月6日電 韓国連合通信社5日の報道によれば、北朝鮮初の女性戦闘機飛行員たちの画像がかつて北朝鮮の対外宣伝用雑誌「錦繍江山」の表紙に掲載された。「表紙の女性」は全部で2人で、それぞれ女性飛行員の林雪(左)と趙錦香(右)である。2人は気迫に満ち、満面に笑みをたたえ、韓国連合通信社はさらに「美貌」の言葉を用いて彼女らを賞賛した。この雑誌は2016年12月に出版されたとされている。

海外ネットの理解によれば、「錦繍江山」は北朝鮮の「今日の祖国社」の月刊誌で、対外宣伝に用いられる。北朝鮮のその他の雑誌と異なるのは、「錦繍江山」は北朝鮮指導者に対する賞賛の比重が比較的少なく、北朝鮮の生産、文化、健康の現場に関するニュース、および北朝鮮の体制や住民の日常生活を紹介する内容が比較的多いことである。

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北朝鮮は対外的に神秘的な印象を与えるが、新任の指導者である金正恩就任後、この封鎖の色彩に満ちた国家は不断にスタングレネードを投げ(頑住吉注:びっくりするようなニュースを出してくる、といった比喩でしょう)、金正恩は今年不断にメディアの焦点となっている。また、金正恩自身の他、北朝鮮メディアが画面を発した結果ホットな討論となっているものにはさらに北朝鮮の女性兵士があり、彼女たちのそれぞれの大規模活動や祝典でのパフォーマンス、例えばミニスカートとセットの銃技、衝突の場面はいつも彼女たちを最大の焦点にならせている。

祝典で、北朝鮮の女性兵士たちの整然として画一的な動作は容易なものではなく、彼女たちは数百時間の演習を経る必要があり、この期間さらに腕を互いにフックし首を互いに縛る方式で隊伍の行進を見たところロボットのように確実できれいにさせる必要がある。

こうした動作はイギリスのバレエ団を嫉妬させるまでに整然としているが、技術レベルを除くと、こうした女性兵士たちの操演は全て軍事力を見せるためにするところで、彼女たちのグースステップする隊列はあなたに映画の中でしか見たことがないドイツのナチス、あるいはソ連のスターリンの軍隊を思い出さずにはいられなくさせるだろう。だが真に皆に好奇心を起こさせるのは、この1人1人の女性兵士たちである。

事実、北朝鮮の軍隊の中で1/10は女性によって組成され、過去において現地の女性兵士たちは甚だしきに至っては40%を占めていたとする脱北者もいて、換算すると、これは北朝鮮には50万の女性兵士が就役中だということを示す。

こうした女性兵士は髪を切り揃え、頭には国旗の装飾の軍帽をかぶり、胸の前には別に勲章があり、下半身は肌色のストッキングとミニスカートの組み合わせで登場する。北朝鮮の民衆は深刻な栄養不良のため、北朝鮮当局は徴兵する女性兵士の条件の上でも緩和し、北朝鮮の女性兵士になりたいなら身長は1m42cmに達しているだけで即OKである。

このように膨大な数の女性兵士がいる一部の原因は過去1990年代に大飢饉が勃発した時、多くの北朝鮮男性兵士がこのために餓死し、あるいは飢餓に耐えられず逃走したことで、北朝鮮軍はこのような軍事力の空隙を埋めるため、女性を徴兵して入営させたのである。

過去の学校教育の中で、こうした女性兵士たちはすでに相当多くの北朝鮮が伝達したい考え方を注入されており、例えば英語の授業を受ける時、彼女たちは「我々はアメリカ人を殺しているところだ」(We are killing Americans)あるいは「我々はすでにアメリカ人を殺した」(We have killed Americans)との方式を用い、英文の動詞の用法を学習する。続けて、彼女たちは青年紅衛兵の営隊の中で300時間以上を費やして軍事訓練も受ける。

兵でいる日々の長さは3〜5年と異なり、彼女たちは最初の1ヶ月は密集した軍事訓練を受け、この中には体罰も含まれる。女性兵士たちは毎日早朝に起きる時間が朝5時で、訓練時間は12時間を超え、夜10時を過ぎて依然演習中のこともある。

兵の食べ物に関しては、彼女たちの当日の訓練の程度を根拠に、650g〜750gの米が食べられる。休暇制度方面では、女性兵士の就役期間には10日の結婚・忌引き休暇があり、隔週で1回営舎から出ることができる。

こうした典礼の儀式でことのほか目を引く女性兵士たちであるが、彼女たちは花瓶の役割だけでなく、事実として多くの人が自らの故郷の防衛兵を担当している。ある脱北者の金さんは、自分はかつて某軍営の中で補導員の任にあったと語り、かつ北朝鮮の多くの女性兵士は前線の軍事単位の中に置かれ、「北朝鮮の多くの沿岸地域は女性によって看守され、完全に女性によって掌握コントロールされている軍事要塞もある、と語った。

金さんは1977年当時を回想した。彼女はその他の数十名あまりの同級生と揃って軍隊への加入を志願した。何故ならこれは一方においては家中の人口をちょっと減らして負担を軽減することができ、さらには彼女たちに餓死するかもしれない運命を免れさせることもできるからである。

しかし、軍隊に加入した日々は決して快適ではなかった、金さんは北朝鮮は耳障りのいい軍歌を用いて女性の入隊を吸引するが、真に入営した後はそれにもかかわらず中での日々は辛酸に満ちていることに気づき、もし容貌がうるわしく、また家柄の背景があれば、比較的好待遇な医療などの単位に分配されることができる、と語った。

その他の人は、暴力、あるいは高級将官の玩具となる脅威に直面する必要があり、また軍隊は至る所に防御して移動し、1つの土地の食物を食べ尽くすリスクを下げる必要があるが、このことは性病伝染を高めた(頑住吉注:風土病みたいな意味があるのかなと思って調べましたが日本語と同じ意味しかないようです)。

軍の中での生活は一般民をしているのに比べればずっといいが、こうした女性兵士にとっては、彼女たちが直面する必要があるのはもし前線から退出すれば、家人がすぐに刑法による処罰を受けるだろう運命だった。


 見た目はそんなにやせ細っていたり疲弊している感じではないですが、まあこれは宣伝用ですから見えないところでは別の実態もあるんでしょうね。


















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