日米、052D駆逐艦に興味津津?
現時点で最強の中国の戦闘艦であることは間違いないでしょうが。
http://military.people.com.cn/n1/2016/0526/c1011-28381740.html
中国の052D艦、日本の写真撮影に遭う 専門家:武器は「イージス」艦に及ばない
(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日本の防衛省統合幕僚監部の報道によれば、東京時間5月24日午前9時から午後1時までの期間、日本海上自衛隊第5護衛隊のあきづき級駆逐艦が、与那国島以南360kmのところの太平洋海域で西進する中国海軍052D、052C、052Bミサイル駆逐艦各1隻を発見した。」)
人民ネット北京5月26日電(邱越) 日本の防衛省統合幕僚監部の報道によれば、東京時間5月24日午前9時から午後1時までの期間、日本海上自衛隊第5護衛隊のあきづき級駆逐艦が、与那国島以南およそ360kmの海域で中国海軍軍艦の艦隊が西太平洋から南海に向かって航行しつつあるのを発見し、かつ初めて中国の052D型ミサイル駆逐艦の存在を確認した。軍事専門家は中央テレビ「今日のアジア」のインタビューを受けた時、日本が中国の052D型ミサイル駆逐艦に対し極めて大きな興味を示すのは、この艦が中国海軍でトン数最大、武器装備が最も先進的なミサイル駆逐艦だからであり、日米は今回中国海軍艦隊遠海訓練の機会を利用して、052D型駆逐艦に対し近距離偵察を実施したのだ、とした。
日本メディアの「中国の脅威」騒ぎ立て、改憲とコンビネーション
日本の防衛省は、この中国海軍艦隊には3隻のミサイル駆逐艦、2隻のミサイル護衛艦、1隻の補給艦が含まれる、とする。当時中国海軍艦隊は西太平洋から南海に向け航行しつつあった。防衛省が発表した情報から見て、自衛隊は中国海軍艦隊のそれぞれの艦全てに対して撮影を行い、これには艦ナンバー174の中国海軍イージス艦「合肥」艦、艦ナンバー170の「蘭州」艦、艦ナンバー168の「広州」艦、艦ナンバー574の「三亜」艦、艦ナンバー569の「玉林」艦、艦ナンバー963の「洪湖」艦が含まれる。
中央テレビの報道は、日本の自衛隊が日本の周囲で活動する中国の艦・機に対し追跡、撮影を行うのはとっくに初めてのことではないが、24日発表の画像はそれにもかかわらずこれまでとは異なり、その中の1枚の写真は「合肥」艦、「蘭州」艦への補給の提供を担当している「洪湖」艦が海上補給演習を行うのをはっきり示しており、もう1枚からはミサイル護衛艦「三亜」艦の後甲板上の数名の中国海軍将兵が小火器射撃訓練を行っているのが見える、とする。
何日か前、あるメディアの報道は、海軍南海艦隊遠海訓練艦隊が西太平洋で実兵対抗演習を行った期間、米日はいずれも軍艦を派遣し演習海域付近で活動し、影のようについていった、とした。
中央テレビは日本の防衛省公開の資料に対し簡単な整理を行った後、2015年に日本海上自衛隊と航空自衛隊は全部で中国軍艦に対し撮影すること15回で、中国軍用機に対する撮影は6回だということに気づいた。2016年に入った後、5月24日まで、自衛隊はすでに中国軍艦に対する撮影が9回で、軍用機に対する撮影回数も2回あった。
尹卓は、安倍晋三が日本の政権を掌握した後、すぐ改憲を提出し、かつずっと釣魚島問題や南海問題の上で騒ぎ立て、もっていわゆる中国の日本に対する脅威を突出させている、とする。今回中国軍艦が行ったのは国際水道で、いかなる法律問題も存在せず、海上自衛隊がこのように騒ぎ立てるのは、「中国の脅威」を誇大宣伝し、もって日本政府の改憲行動とコンビネーションするためである。
「中華イージス」艦と米日のイージス艦の性能は基本的に同等
24日発表の情報の中で、日本の防衛省は自衛隊が初めて中国の052D型ミサイル駆逐艦の存在を確認した、とした。日本が言うこの2隻の052D駆逐艦はまさしく今回の南海艦隊遠海訓練に参加した中国海軍合肥艦、艦ナンバー174である。
報道によれば、今月初めに海南の三亜から出航した後、合肥艦は訓練艦隊に随伴して一路南下し、途中西沙諸島、南沙諸島、曾母暗沙、インド洋東部と西太平洋をを経た。「合肥」艦は「中華イージス艦」と呼ばれ、米日はそれに対し高度に関心を注いでいる。
2004年、中国海軍「蘭州」艦が正式に就役し、これは中国海軍の歴史上初のフェイズドアレイレーダーと垂直発射システムを同時に装備した軍艦であるとされる。構造設計上、アメリカの「イージス」システムを配備する艦艇と似ているので、多くのネット仲間から「中国イージス」艦と呼ばれている。10年あまりの発展を経て、「中華イージス」艦は主に052Cおよび052Dの2機種に分かれる。
軍事専門家の曹衛東は次のように指摘する。日本が中国の052D型ミサイル駆逐艦に対し極めて大きな興味を示すのは、この艦が中国海軍でトン数最大、武器装備が最も先進的なミサイル駆逐艦だからであり、日米は今回中国海軍艦隊遠海訓練の機会を利用して、052D型駆逐艦に対し近距離偵察を実施し、052D駆逐艦の性能および米日の駆逐艦との隔たりや相違点・共通点を探求することを企図している。
中央テレビの報道は次のように指摘する。「イージス」艦はとっくにアメリカ海軍の主力となっており、現在アメリカ海軍駆逐艦は「アーレイ・バーク」級1機種しかなく、全部がイージスシステムを搭載していて、全部で62隻で、かつ数は依然増加を持続している。西太平洋方向では、米軍は日本の横須賀に8隻の「イージス」艦を配備しており、第9隻目は2017年夏に位置に着く計画である。これまでのいわゆる「自由航行」行動を執行した「ラーセン」号、「ウィルバー」号、「ウィリアム ローレンス」号は全てこの機種の軍艦に属する。
一方日本海上自衛隊は全部で各機種の駆逐艦47隻を持ち、その中でイージス艦は6隻で、これには4隻の「こんごう」級と2隻の「あたご」級が含まれる。日本の防衛省は今年から、さらに2隻の「イージス」システムを装備するミサイル駆逐艦を新たに建造する計画である。
曹衛東は説明し、比較すると、アメリカと日本のミサイル駆逐艦は排水量がいずれも9,000トン以上で、「あたご」級と「こんごう」級は10,000トンに達し得、一方052D型駆逐艦に比べより大きく、このため搭載する武器装備の数もより多い、とする。米日の駆逐艦は弾道ミサイル迎撃任務を担っており、一方中国の052D型駆逐艦は区域対空ミサイルしか装備していおらず、決して弾道ミサイル迎撃の任務は担っていない。これを除くと、中国の052D型ミサイル駆逐艦と米日の「イージス」艦の性能は基本的に同等で、052Dが配備するフェイズドアレイレーダーには性能上一定の優勢が存在する可能性もある。
基本設計がより新しい部分は確かにあるでしょうが、実戦経験から改良を積んだアメリカの駆逐艦、それを受け継いでいるはずの日本の駆逐艦と本当に同等の力があるのかは分かりません。