殲ー15艦載戦闘機のバリエーション展開は

 カタパルト型はすでに知られてますが他には?

http://military.china.com/jszmt/02/11173748/20170315/30328429_all.html#page_2


総設計師の孫聡、改良計画を明るみに 殲ー15には将来あるいは多くの改良型があるか

最近、中航工業公式メディアの場に殲ー15艦載戦闘機の総設計師である孫聡が関連のインタビューを受けた報道が掲載された。記者は問うた。殲ー15艦載機は遼寧艦空母が渤海、黄海から東海に到達し、遠海訓練を展開するのと共に、多くののべ機数の殲ー15艦載機が空中受油、空中対抗など多項目の訓練任務を展開しています。この飛行機の総設計師として、このようなニュースを見るたび、あなたの内心の受け止めはどのようなのですか?

孫聡は簡単な一言のみ用いて回答した:私は陶酔の中にいるのではなく、後にどのように改造するか考えている。

この報道は、現在すでに広く人に知られている「殲ー15カタパルト版」の他に、現役の殲ー15艦載機にはあるいは1つあるいは多くの改良型が出現するかもしれないことを説明している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「上の画像の殲ー15カタパルト版の他に、殲ー15にはあるいは多くの改良型が出現するかもしれない」)

周知のように、殲ー15は2009年8月末に初飛行し、その時は「遼寧艦」の解放軍海軍就役までたった3年前後の時間的隔たりしかなく、このため艦載機の艦載試験飛行を行い、飛行人員の養成訓練や選抜を行うことを早急に必要とする中国海軍初の艦載戦闘機部隊にとって、安定し信頼できる基本飛行性能に素早く到達できることこそが殲ー15の基本的要求であり、この段階の殲ー15は主に陸上の模擬空母甲板での発進、着艦、空母甲板での模擬着艦、実際の着艦などの訓練科目に用い、その技術的先進さの程度に対する需要は決して切迫していなかった。

2015年9月、当局メディアは殲ー15艦載戦闘機が最大重量での発着試験を成功裏に完成させ、初めて複雑な気象条件下で異なる重量、多くの武器構造タイプでの艦上発着試験を実現したとの情報を報道した。2016年の年末、当局メディアは殲ー15艦載戦闘機が実弾を搭載して打撃行動を実施したとの情報を発表した。こうした報道が発表した画面からは、殲ー15が搭載する武器は決して国産機載武器の中で最も先進的なものではなく、皆が非常に熟知した霹靂-8、霹靂-12、鷹撃-83Kなどの空中発射武器であることが見て取れる。こうした全ては、成熟した艦載機飛行員、試験飛行項目の確定、信頼性がより高い飛行機、異なる単位/部門の密接なコンビネーションが、依然中国空母(および艦隊)訓練の重点であることを説明している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『遼寧艦』が戦闘力を形成する前と後の一定の時間内、安定し、信頼できる殲ー15がまず解決を必要とする問題だった」)

だが、「遼寧艦」の初歩的戦闘力形成の期日が近づく、および国産001A型空母の進水がまもなくとなるにつれ、殲ー15は実戦化の需要と試練に直面することになる。技術の先進性が重要な考慮の方向となり、このため「後の改良」も当然総設計師である孫聡の重任となる。

アメリカで現役のF/A-18E/F「スーパーホーネット」の技術的特徴を参考にし、かつ国産戦闘機の研究開発の進展を結合して見ると、先進的なコンピュータシステム、複合ヘルメットディスプレイシステム、アクティブフェイズドアレイレーダー(AESA)、先進的なネットワークおよびセンサー融合システムはいずれも殲ー15後期の発展の中の重点的改良方向である。国産第4世代機である殲ー20、殲ー31および第3世代機半である殲ー10B/C、殲ー16の発展からは、以上の改良方向に単一項目の技術上の障害は決して存在しないと判断することができる。逆に殲ー15に関わる関連の科研機構の集成および整合能力が試される。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「新型格闘ミサイル、新型空対空ミサイル、アクティブフェイズドアレイレーダーは、殲ー15という機種の重要な『外在表現』となる」)

これにより、初の改良型殲ー15(暫定的に殲ー15Bと呼ぶ)は、航空電子システムなど見えない改良箇所の他、外在表現上我々はあるいは殲ー15Bがアクティブフェイズドアレイレーダーに換装し、翼端には霹靂-10先進格闘ミサイルが搭載でき、メインの搭載架には新世代空対空ミサイルおよび新世代空対地・艦武器が搭載できるなどの変化を見ることができるかもしれないと推測できる。この他まだある考慮せざるを得ない点は、殲ー15の空力レイアウトの「コピー生産」のレッテルに制限を受け、ロシアが殲ー15の後続のロットおよび改良型上で継続してAL-31F系列エンジンを使用することに不同意である可能性が高いということである。だがもしこの状況が出現したら、噂に聞こえてすでに久しい「太行」エンジンの改良型(噂の中の「海太行」)が殲ー15艦載戦闘機ファミリーの標準動力となるだろう。

当然、中国国産カタパルト型空母の建造着工と共に、以上で言及した改良方向は同様にカタパルト型の殲ー15にも応用されるだろう。予見できるのは、今後20〜30年内、すでに就役している国産空母の総数は4〜5隻前後となり、この時間的段階内で、改良型殲ー15は中国海軍の戦術的需要を完全に満足させられる、ということである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の『次世代艦載機』機種選定は今年年末にある程度論が定まる可能性がある。画像は『鶻鷹』改良型」)

2013年の両会の期間に孫聡は次のように明らかにした。「中国の次世代艦載機はあるいは2020年までに登場するかもしれない」 今年孫聡は「次世代艦載機」の話題に言及していないが、2020年というこの時間的節目のポイントから見て、外界がすこぶる関心を注ぐ「次世代艦載機」は今年年末にある程度論が定まる可能性がある。中国海軍水上艦艇の近年来の「小幅の駆け足」の装備思想から見て、「小さな空母には小さな飛行機を用い、大きな空母には大きな飛行機を用いる」が次世代艦載機機種選定の重要な参考となる考えの筋道となるかもしれない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー15と『鶻鷹』の総設計師である孫聡の発言はこれまでずっと外界の関心を大いに受けてきた」)


 電子戦型などへの言及はなかったですが。F/A-18系列のように機体を拡大するなどの大改造の可能性はないんですかね。

















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