プーチン・習近平共同声明

 もちろん大筋においては賛成できないんですが、別の立場からはこう見えるんだという新鮮さがありますね。

http://military.china.com/important/11132797/20160626/22940095.html


中ロ両国、共同声明を発表:手を携えて全世界の戦略的安定を強化

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国国家主席の習近平とロシア大統領プーチンが握手し記念撮影」)

原題:中華人民共和国主席とロシア連邦大統領、全世界の戦略的安定に関し共同声明

我々、中華人民共和国主席とロシア連邦大統領は、国際および地域の戦略のバランスと安定の維持保護を高度に重視し、以下のように声明する。

現在、全世界の戦略的安定に影響するネガティブな要素が世界各地で増加しつつあり、我々はこれに対し憂慮を感じている。この趨勢の危険性はまず、個別の国や軍事・政治同盟が軍事および軍事技術領域で決定的優勢を獲得し、もって国際的事柄の中で全く阻害なく武力の使用あるいは威嚇によって自身の利益を実現するのに便とすることを図ることにある。彼らは各国の安全が減損を受けない安全の基本原則を公然と無視し、他国の安全を犠牲にすることをもって自身の安全を引き替えに得ることを企図する。この政策は軍事力増長がコントロールを失い、全世界の戦略的安定の体系が動揺する結果をもたらし、有効な国際的な監督の下に普遍的、全面的な軍縮を実現する理念に逆行している。

いくつかの軍事的に優勢な地位の獲得を図る国や連盟はその決定的軍事的優勢を持つ武器の削減、制限を討論することを頑固に拒絶し、これはまさに全世界の戦略のバランスと安定が破壊に遭遇する重要な根源である。

対ミサイル領域の形勢の発展は特に人を憂慮させる。一方的に戦略ミサイル防衛システムを開発しかつ世界各地に配備する非建設的性質の行為は、国際および地域の戦略のバランスと安全、安定にネガティブな影響をもたらし、多国間の政治・外交手段によってミサイルおよびミサイル技術の拡散に対応する基礎をも破壊した。

注意に値するのは、域外の力量が往々にして憶測された理由を口実に、ヨーロッパに「陸上基地イージスシステム」を配備し、アジア太平洋地域に「THAAD」システムを配備しあるいは東北アジアへの配備を計画していることである。このことはミサイル拡散領域が直面する実際の挑戦や脅威と全く関係がなく、その言明する目的とも明らかに符合せず、かつ深刻に中ロを含む域内国家の戦略的安全の利益に損害をもたらすことになり、中ロ両国はこれに対し強烈に反対する。

某いくつかの国が研究開発する「グローバル即時打撃システム」など遠距離正確打撃武器は、深刻に戦略のバランスと安定を破壊し、新たなる軍備競争を引き起こす可能性がある。

外宇宙の武器化および外宇宙を軍事対抗地域に変えることの脅威は上昇しつつある。この趨勢の発展は戦略的安定を破壊し、したがって国際的安全に脅威をもたらすことになる。この背景の下、中ロの「外宇宙への武器放置、外宇宙の物体に対し武力を使用あるいは使用すると威嚇することをを防止する条約」の草案(2014年6月10日にジュネーブ軍縮談判会議に提出されたより新しい草案)を基礎に、談判プロセスを始動させ、外宇宙非武器化を確保する法的拘束力を持つ国際協定を制定することは、重大な現実的意義を持つ。同時に、「外宇宙に武器を先に配備しない」ことに関する国際提議と政治的義務は重要な意義を持つ。これと中ロ共同提出の「外宇宙への武器放置、外宇宙の物体に対し武力を使用あるいは使用すると威嚇することをを防止する条約」草案は宗旨が一致し、外宇宙武器化防止の目標実現に有利である。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「習近平とプーチンが会談を行う」です。)

軍備のコントロールは国際的安全と安定を強化する重要な手段である。この領域のいかなる措置も全て1978年国連大会第1回軍縮特別会議で署名された最終文書が確定した基本原則を遵守するべきである。こうした原則は現実的意義を完全に持っている。特に軍縮と軍備コントロールは当然に公正でバランスのとれたものであるべきで、それぞれの国の安全を強固にすることに有利であるべきである。

非国家行為体がテロ活動や暴力過激活動を実施するために化学および生物兵器を獲得する危険は不断に上昇し、人に高い関心を持たせている。「イスラム国」武装分子がイラクやシリアで何度も化学兵器を使用した事件はまさにこの例証である。この種の脅威に対応する方法の1つは相応の国際法の基礎を完備することである。このため、ジュネーブ軍縮談判会議で「化学および生物テロリズム防止条約」を制定することは重要な現実的意義を持つ。

国際社会は「戦略的安定」を核兵器領域の純軍事概念と見ることに慣れている。このことは現在の戦略問題が持つ高度の多面性を反映することができない。平和と安全の防衛という目標実現のためには、より広い視野から戦略的安定を国際関係の状態と見なすべきで、その主要な特徴は次の通りである。

政治領域では、あらゆる国や国家集団は国際法と国連憲章の武力使用と強制措置に関する宗旨と原則を守り、あらゆる国と人民が国際および地域のホットなポイントたる問題を解決する時の合法な権益を尊重し、他国の政治生活に干渉するのに反対すべきである。

軍事領域では、あらゆる国は軍事能力を国家の安全を保障する需要の最低水準に維持し、いかなる国際社会のその他のメンバーによってその国家の安全の脅威と見られ、そのメンバーに破壊されたバランスを回復するために対抗措置を採るなどの軍事建設および軍事・政治同盟の建立および拡大を迫る行為も実施すべきでない。積極的で建設的性質の対話によって食い違いを解決し、相互信頼と協力を増進すべきである。

中国とロシアは国際社会のあらゆるメンバーにこうした、その主旨が世界の平和、安全、安定にある原則を行動の基礎とし、かつこれを基礎に国際社会と対話、協力、交流を強化するよう呼びかける。

中華人民共和国主席 ロシア連邦大統領

習近平 ウラジミール プーチン

2016年6月25日 北京で


 まあそれならロシアや中国がもし大発明をしてアメリカに対し決定的優位に立てる兵器が作れるようになったら、バランスが崩れるからとそれを止めるのかと言ったらそんなはずはなく、どの国も現時点の条件に基づいて都合のいいことを言っているだけなわけですけどね。
















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