ロシアの軍事競技関連4題

 もう終了も間近になってきましたが。

http://military.china.com/important/11132797/20150811/20171382.html


解放軍の偵察兵、満点をもって連続して第1位を奪う ロシアの将軍、心から敬服

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国を代表し出撃する第39集団軍特戦連隊将兵」)

シベリア現地時間10日午前、「偵察尖兵」競技場から朗報が伝わった。第5段階、つまり最終段階の勝負の中で、中国を代表して出撃した第39集団軍特戦連隊将兵は水の障害を泳ぎ渡る、通信、3km急行軍(射撃含む)という3つの課目の第1位を奪い、満点の成績と絶対の優勢をもって争いの余地なくこの段階の優勝を奪取し、成功裏に「勝利の意志」トロフィーを掴み取った。

記者は現場で、この優勝は5つの段階の競技の中で唯一減点されず、成色最足(頑住吉注:例によって検索すると無数にヒットするのに意味を説明したページは全く見つからない慣用句)の1回だったと理解した。競技終了後、ロシアサイドの総審判長マルーシン少将は、「君たちはその名に恥じない第1位だ。君たちをお祝いする!」と言った。第2位のノボシビルスク高等軍事指揮学校代表チーム集団訓練チームリーダーのヨウワ中佐は親指を立てて(頑住吉注:それヤンキーのゼスチャーでは)、「君たちが第1位を奪取した。私は心から敬服し、ボクサーが真に相手をノックアウトしたのに相当する」と賞賛した。

今回の偵察尖兵競技は、航空降下と急行軍、「偵察兵小路」総合障害の突破、歩兵戦闘車操縦、射撃、任務完成後集結地域に入るといった5つの連続した段階に区分されて連続して実施され、1回の任務クローズドループの形式をもって偵察兵の各項目の戦術技術指標を総合的に検証し、「魔鬼競技」と称するに堪える。ロシア、ベラルーシが派遣した4つの強いチームに直面し、中国の競技参加将兵は不利な要素の試練に耐え、全大局に配慮し、(頑住吉注:日本語にない漢字を使った、例によって検索すると無数にヒットするのに意味を説明したページは全く見つからない慣用句)、敢打必勝(頑住吉注:これも同じ)、厳しい試練に耐える素質と優良な作風をもって、1回1回血性突撃を上演し、5つの段階でそれぞれ第3位、第2位、第3位、第2位、第1位を獲得し、自らの水準を発揮し、ライバルの尊敬を勝ち取った。各段階の成績を総合し、中国偵察兵は最終的にこの競技の準優勝を奪った。


http://military.china.com/important/11132797/20150812/20179281.html


「スヴォロフ突撃」で中国の戦闘車が威力を顕示 リレー競技第2位を獲得

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『スヴォロフ突撃』リレー競技が現地時間8月11日モスクワ郊外のアラビノ訓練センター標的場で行われた。画像は勢いを蓄え出発を待つ中国(青旗)、ロシア(黄旗)、ベネズエラ(赤旗)の競技に参加する歩兵戦闘車」)

現地時間11日午前、「スヴォロフ突撃」競技が最終戦を迎えた。すなわち、中国、ロシア、ベネズエラ三国の歩兵戦闘車が最後の対決を展開し、リレー競技の中で勝負を決したのである。

ルールに照らし、それぞれの競技参加国代表はそれぞれ3つの車両チームを派遣し、相次いで同一の歩兵戦闘車両を操縦し、4kmのルートに沿って3周走り、途中戦車橋、横に傾いた坂、段差、土盛り、対戦車壕など20あまりの障害を突破し、かつ火砲の精度射撃を完成させた。前期の単一車両競技に比べ、このリレー競技は装備の速度と機動力の勝負がより突出し、そしてこれはまさに我が軍競技参加チームの劣勢で、何故ならライバルであるBMP-2歩兵戦闘車の全体性能は、我が競技参加チームが使用する86A式歩兵戦闘車に比べ1世代の水準高いだろうからである。

剣は人に及ばなくても、剣法が人に及ばないことは許されず、増してや剣気は人に劣っていてはならない。戦前の動員の時、中国の競技参加チームリーダーで、第39集団軍機動歩兵旅団の旅団長である黄慶利は将兵を鼓舞した。「強敵を恐れず、あえて必勝の戦いをし、全力を尽くして最後の勝利を争奪するのだ、と。

午前10時、最後の決戦がついに到来した。号令員が高く上げた腕を猛然と振り下ろすのと共に、それぞれ青、黄、赤の旗を掲げた中国、ロシア、ベネズエラの競技参加チームの3台の戦闘車は同時に出発ラインを越え、轟音を上げて前に向け猛突進した。速度を上げ、傷害を越え、カーブし‥‥突然に晴天のアラビノ訓練センター競技場は戦闘車が轟音を上げ、旋風が巻き起こった。

中国を代表して出撃した616車は車長の段佳寶、砲手の陳景濤、操縦員の魯博に操作コントロールされ、一騎当千、一路相手を後方に引き離した。第1周目が終わり、観客席の現地民衆の驚きの声が四方から上がり、彼らは中国の616車が何とロシアチームの歩兵戦闘車に先んじること100mあまりであることに気づいたのだった。

中国チームの素晴らしいパフォーマンスは、ロシアチームを意外にさせ、プレッシャーを急激に増加させた。第2周目、射撃位置に入り、我が車載火砲は初弾で標的に命中させたが、現場の審判は「失中」を意味する旗を揚げ、616車をペナルティとして500m走らせた。ちょうどこの時、ロシアの歩兵戦闘車が後方から追い上げ、616車に対する追い越しを完成させた。

我が競技参加車両チームは妨害にめげず、奮起して追った。争奪が白熱化に入ると共に、ロシアチームの装備の優勢がはっきり現れ始め、徐々に我が616車との距離を引き離した。だが思いがけず、第3の車両チームが操縦を引き継いでの第1周目、ロシアの歩兵戦闘車に故障が発生し、停止し、止むを得ず臨時に車両を交換した。

チャンスが来た。我が616車は全速で疾走し、エンジンの排気管は不断に黒煙を吐き出した。火砲の行進間短時間停車側方射撃の時、ロシア車両との距離はおよそ500mだった。だが意外にも我が競技参加チームは再度「標的が出るのが遅い」に遭遇し、無駄に1分あまりを空費した。浪費した時間を取り戻すため、操縦員の魯博はスロットルをいっぱいに踏んだ。重い負担の下で、カギとなる重要部品であるヒューズボックスが焼けてが損壊した。

「車両交換!」 617予備車両が出発ラインをやってくるのを待つと、ロシアの歩兵戦闘車はすでに終点に向かって急速に去っていた。最終的に、1時間半の死闘を経て、我が競技参加チームはリレー競技第2位を奪い、ロシアチームが第1位を獲得し、ベネズエラチームは3位に名を連ねた。

競技後、ロシア軍のこの競技責任者であるバフラフスキー少将はわざわざ中国軍代表団の団長である劉英を探し出して敬意を示した。「中国軍の競技に参加した装備の性能は我々に及ばなかったかもしれないが、訓練レベルは非常に高く、我々に深い印象を残した。君たちの好成績取得をお祝いする!」

(頑住吉注:2ページ目)競技現場の大スクリーン上に中国の戦闘車が標的に命中させるシーンが放映され、命令を待つ予備車両チームの注目を引きつけた

(頑住吉注:3ページ目)コードナンバー616の我が86A歩兵戦闘車は、出発してすぐリードした

(頑住吉注:4ページ目)大スクリーンに中国の競技参加チームがリレー競技を完成し終点で中国の国旗を開くのがはっきり示された


 結果はどうあれやはり中国チームの士気と練度の高さは伝わってきます。

http://military.china.com/important/11132797/20150811/20171470.html


中国の自走迫撃砲・榴弾砲ロシアで優勝 性能は群を抜き「特殊なルール」を恐れず

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「真金不怕火錬の道理は軍事競技の中にも同様に適用される」 真の実力を持った人は試練を恐れない、といった慣用句です。)

現地時間8月9日午前、サラトフ州に位置するロシア中部軍区631訓練基地は多くの人が頻繁に動き、拍手が起こり、中国、ロシア、ベラルーシ、ベネズエラ、アンゴラ代表チームはそれぞれ2つの砲分隊を派遣し、「砲兵射撃名手」単一砲競技が激烈に戦われた。

この競技の主旨は砲分隊の正確射撃、全体の協同、戦場機動オフロード能力の検証にある。規則に照らし、全長5kmの競技ルート上で、それぞれの砲分隊は5発の迫撃砲弾を携帯し、初弾が命中すれば次の動作を行い、命中しなければ継続して命中するまで射撃し、標的を1発外すごとに罰として一周500m走り、かつ順に累積加算される。その後対戦車ロケット発射陣地まで機動し、2発のロケット弾を用いて300m以内の目標に対し射撃し、初弾が命中しなければ時間のペナルティ30秒が課され、2発とも命中しなければ時間のペナルティ60秒である。

12時頃、指揮の号令が響くと共に、第6番目の順位で出場した我が第20集団軍機動歩兵旅団第1号砲分隊が出発ラインを飛びだし、砲陣地まで機動した。

競技中、我が第1号砲分隊は安定した発揮で、全部成功裏に標的に命中させ、また障害物を通過した。その後出場した我が第2号砲分隊はパフォーマンスがさらに出色で、砲長の尹海軍は沈着に指揮し、砲手の曹宏宇、何春雷らと密接に協同し、2回の射撃がいずれも初弾で命中した。操縦員の李旭東は大胆かつ細心で、完璧な動作をもって横に傾いた坂、土盛り、水場、戦車橋、地雷原など多くの障害を通過し、高速で終点ラインまでスパートし、8分14秒の時間を用いて優勝し、国内集団訓練および国外対抗性訓練の新記録を創造した。ベネズエラ競技参加チームのある砲分隊は障害の通過時、動作の幅が過大だったために人員の負傷がもたらされ、車両は損壊し、やむなく現場で人員と車両を交換した。

中国の競技参加自走迫撃砲・榴弾砲の性能上の優勢にかんがみて、組織委員会は単独で我が砲分隊に対し使用時間の係数を追加した。このようにしても、我が競技参加2個砲分隊は依然単一砲競技第1位および第3位を奪い、ロシア、ベラルーシ、ベネズエラ、アンゴラ代表チームはそれぞれ第2位と第6位、第4位と第5位、第7位と第10位、第8位と第9位だった。

8月10日午前、「砲兵射撃名手」リレー競技が素晴らしく上演された。この課目はロケット弾を発射しないことを除き競技ルールが単一砲競技と基本的に同じで、1つの砲分隊が射撃を終えあらゆる障害を通過した後終点ラインに到達し、人員全体が下車して隊列をなし、号令を聞いて50mダッシュして次の砲分隊と交代する。その後もう1つの砲分隊が同じ競技動作を完成させ、2つの砲分隊が用いた時間の和がすなわち競技成績となる。激烈な勝負を経て、中国の競技参加チームは第2位を奪った。(梁蓬飛、秦超)


http://www.hinews.cn/news/system/2015/08/12/017756633.shtml


中国の自走迫撃榴弾砲ロシア軍を驚愕させる:何故標的を外さないのか

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の自走迫撃榴弾砲がロシアで競技に参加」)

ロシアの「第四権力」ネット8月10日の報道によれば、サラトフ州レイブシェンカ村付近の標的場で国際軍事競技「砲兵射撃名手」種目に参加するロシアのある迫撃砲チームリーダーのセルゲイ クゾフチンは、中国の技術装備のパフォーマンスはロシア代表チームを驚きいぶかしがらせて止まない、とした。

クゾフチンは、8月10日の団体競技段階の競技結果によれば、自らのチームの成績は4+で、何故なら迫撃砲を使用しての射撃時に1回標的を外す現象が出現したからだ、とする。その他の何回かの射撃の中で、全チームは協調一致し、自らの砲チームはまるで「人体メカニズム」のようにそれぞれの仕事をやり遂げた。

競技中、最もロシア代表チームに驚愕を感じさせたのは、中国代表チームが自らのPLL-05式122mm(ロシア語の原文はこのようになっている)口径迫撃榴弾砲を使用してのデモンストレーションだった。クゾフチンは、中国の装備は射撃時の機動性と正確性が非常に高く、その他の競技参加選手を大いに意外に感じさせた、と指摘する。砲チームリーダーである彼は、この事実はロシア軍人の興味を引き起こし、多くの人が射撃場でそれ(中国の装備)を試してみたがった、と認めた。

クゾフチンは、「彼ら(中国軍人)の装備はこれまで有名でなく、はっきり研究されておらず、このため彼らがいかにして最短時間内に急速かつ正確に戦闘任務を完成させるかを見て、我々は非常に驚きいぶかり、びっくり仰天した。こうではあっても、我々は自らを見せ、我々の全部の受け入れ力と勝利に対する渇望を見せることに尽力した。」と語った。

クゾフチンは付け加え、「このように言おう。我々は肉眼ではっきりとそれ(中国の装備)の詳細を見たいだけでなく、さらにいじくりまわし、それをどのように使うのか、何故速くもあり正確でもあるのかを認識したい。最も重要なのは、ほとんどミス(標的を外す)がなかったことだ。我々はこれはどうしたことなのかを知りたい。砲手の水準が高いのか、それとも装備が先進的なのかをだ。」と語った。(編集翻訳:林海)


 ちなみに実際の口径は120mmで、台湾版Wikipediaでは「カノン榴弾砲」とされており、ライフル砲でもありかなりの長砲身ですが、

http://bbs.tiexue.net/post_3103222_1.html

 このように迫撃砲並みの仰角もかけられ、砲弾の中には迫撃砲弾っぽいものもあります。後部の樹脂性と思われるカバーは自由に回転してライフリングによる回転を砲弾に伝えないためのものでは。いずれにせよ他のチームは単なるトラックに乗せた迫撃砲を使用したようで、どう考えても同じ土俵で競うべき装備ではなく、ルールに問題があるのではという気がします。











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