北朝鮮特殊部隊の装備は

 一見北朝鮮らしくない先進的でカッコよさげな印象を受けたんですが。

http://military.china.com/important/11132797/20170418/30433006_all.html#page_2


平壌の閲兵式での北朝鮮特殊兵:アメリカ製兵器のパクりは民主スタイルをはっきり示すことは難しい(頑住吉注:タイトル後半なんだかよく分かりませんがどうせ大した意味はないんでいいことにしましょう。)

4月15日の北朝鮮の閲兵の中で、人の注目を引いた多くの新型大型ミサイルの他に、新型ヘルメット、夜視装置、防弾衣と小銃を装備した「アメリカ式」北朝鮮特殊兵も少なからぬ人に新鮮な印象を与えた。結局のところデラックスな大型ミサイルに比べ、技術含有量がずっと低い新型兵個人装具は北朝鮮にとってより実現しやすいようだ。だが新たな装具、銃器の6つのディテールはそれにもかかわらず北朝鮮特殊兵の真実の戦力を暴露した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「完全アメリカ式装備の北朝鮮特殊部隊」)

画像の中の「アメリカ式」特殊兵は第525部隊直属特戦大隊から来ており、「北朝鮮の近衛軍」と呼ばれる。画像の中の最も顕著な特徴はその装備する複合式ヘルメットである。現在国際的に広範に採用される複合式ヘルメットにはアラミドファイバーとPE(頑住吉注:ポリエチレン)という2種の材料がある。後者の製造コストはより高く、かつ輸出規制が厳格だが、前者は低価格で規制が緩いが、民間用ルートから獲得されるアラミドファイバー材料の防御性能は軍用品とは比較できない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「平素から『北朝鮮の近衛軍』の呼び名がある第525部隊直属特戦大隊」)

北朝鮮が直面する広範な国際封鎖および国内の限られた化学工業能力にかんがみれば、このヘルメットは民間用材料を採用して製造した「準軍用品」の可能性があり、あるいはFRP材質の訓練ヘルメットかもしれない。

ヘルメットに比べ、その上に配備される夜視装置および支持架も相当に粗末、きゃしゃなことが目立つ。この夜視装置の外形から見て、それは米軍のAN/PVS-15型両目夜視装置に似ている。だがアメリカ版と比べると、北朝鮮の夜視装置は制作が粗雑なだけでなく、しかも接眼レンズのところの磨耗による損傷が深刻なだけでなく、甚だしきに至ってはゴムの遮光アクセサリーが配備されていない。このことは北朝鮮の夜視装置が制作技術の上で特殊兵の日常の使用を満足させられず、しかも遮光アクセサリーの欠損は夜視装置に使用中外部の光線の妨害を受けさせ、甚だしきに至っては使用者の目にぶつかって傷つけ、作戦に影響するに足る深刻な傷害をもたらす可能性があることを事前に示している。

夜視装置に比べ、北朝鮮特殊兵が配備するサングラスはより業余(頑住吉注:勤務時間外などの意味とされていますがここでは非プロフェッショナルみたいな意味では)なことが目立つ。単一な機能のサングラスは第二次世界大戦時には早くもすでに戦場を退出し、取って代わったのはゴーグル、サングラス、目の補助防御を兼ねたゴーグルである。

ゴーグルは防弾能力を持つレンズを配備するだけでなく、フレームはゴーグルが弾片の衝突を受けて断裂を発生させないことを保証することもできる。比較すると、北朝鮮特殊兵が配備するサングラスは自然光を遮光できるだけで、紫外線など特殊光線を遮蔽できないだけでなく、その脆弱な構造は目の部分にいかなる補助防御も提供できず、それが衝撃を受けた後の破片はさらに目に深刻な傷害をもたらすだろう。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「左側の米軍の夜視装置に比べ、右側の北朝鮮の夜視装置は濃厚な〜をはっきり示している」 意味不明のスラングです。)

さらに防弾衣を語る。現在北朝鮮のこの防弾衣の具体的防御能力を確定することはできないが、そのあるディテールはそれにもかかわらずその真の実力を暴露している。それは胸の正面のジッパーである。このジッパーは実際上よく見られる民間用アルミヘッドのジッパーである。軍用の基準に照らせば、この種の民間用ジッパーは結合強度が需要を満足させ難いだけでなく、プラスチックの歯とアルミ質のヘッド(頑住吉注:スライダーとか言われるようです)はいずれも極めて容易に戦場の高温の中で溶解、燃焼し、軽ければ装具の一部機能喪失をもたらし、重ければ同様に使用者に対し深刻な傷害をもたらす。

防弾衣同様、類似の問題は同様に特殊兵の卵の胸の拳銃ホルスターにも出現している。ここではとりあえず拳銃の木質グリップが実戦の中でごく容易に潮風、腐蝕性気体、液体の影響を受けて変形をもたらすことは語らないが、その配備するホルスターは依然革質ホルスターである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「北朝鮮特殊兵のホルスターは何と革質で、こうであるだけでなくさらに人造で燃えやすい革で覆った織物生地である。」 ダブルアクションオートを何故ハンマーコックの状態でホルスターに入れてるのかも疑問ですが。)

注意に値するのは、その銃帯のエッジが白くなっていることで、これは人造の革で覆った織物生地を長期使用した後にもたらされた白化、脱線(頑住吉注:ここではほつれみたいな意味ですかね)現象である可能性が高く、この種の現象は廉価な皮革衣料の上では相当に普遍的であるが、ちょっと生活の常識がある人は、この種の材質は非常に燃えやすいことを皆よく分かっており、胸にこのような燃えやすいホルスターをつけるのは、その携帯者が戦場を遠く離れていることを説明できるだけである。

業余なヘルメット、装具に比べ、北朝鮮特殊兵の配備する銃器もその「特殊」との顕著な隔たりをはっきり示している。画像の中の銃器はロシア製「バイソン」サブマシンガンの北朝鮮版に違いなく、「バイソン」サブマシンガンが最大64発のドラムマガジン容量であるのに比べ、北朝鮮のサブマシンガンのより大きなドラムマガジンはあるいは100発を超える装弾数を持つかもしれない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「北朝鮮の特色を持つ『バイソン』サブマシンガン」)

ロシア国内では、「バイソン」サブマシンガンはドラムマガジンのレイアウトがもたらす銃器の重心不安定(頑住吉注:いっぱいに装弾されている時と弾が残り少なくなった時とで重心が大きく変わるということでしょう)、およびタクティカルアクセサリーが追加装備し難いことが原因で少数のみ警察用に装備され、北朝鮮が実際にこのロシア製警察用銃器を最強の軍の単位に装備していることから、その全体的戦力は推して知るべしである。

軍事専門家である宋忠平の話を援用する。「弾道ミサイル領域で、中国などの大国は全て十年で一振りの剣を磨いたが、北朝鮮はそれにもかかわらず二年で七振りの剣を磨いた、あなたは信じるか?」 現在まだ北朝鮮が公開した大型ミサイルの真偽を断言することはできないが、その最強の特殊兵の身につける業余な装備はそれにもかかわらず北朝鮮の真実の実力をちょっと窺わせることができる。


 バイソンが使用するのは拳銃弾薬だけであり、CZ75コピーの拳銃と共通の9mmパラベラムかもしれませんが、より射程や貫通力がある7.62mmx25だとしてもぶっちゃけPPShと大差ない火力なわけで、一部の兵が持つなら分かりますが特殊部隊の標準装備にするのには確かに疑問がありますね。あるいはソウル市街地に突入しての接近戦専門の部隊だから、ということも? ただ、いろいろ突っ込みどころはあるにしても従来より進歩しているのは間違いないんではないでしょうか。












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