直ー9系列ヘリ発展史

 武直ー10、直ー20といった新機種より地味ですが、今後も大きな役割を果たし続けるであろう小型ヘリに関する記事です。

http://military.china.com/history4/62/20131218/18227092.html


直ー9系列ヘリ発展史:1億アメリカドルを使ってフランスから「ドルフィン」を導入

研究開発の背景

周知のように、我が国は1956年より旧ソ連からミルー4ヘリの製造技術を導入し、1958年にハルビン飛行機工場によって試作された第1機目のミルー4が初の試験飛行を行い、直ー5と命名され、1979年の生産停止までに我が国は全部でおよそ550機の直ー5ヘリを生産し、これは当時の空軍および海軍航空隊ヘリ装備の主力であり、かつ4カ国に輸出された。また基本の輸送型の他、我が国はさらに努力してその用途を拡大し、これには武装型、空中地雷敷設機などが含まれた。

だが時間の推移と共に、直ー5に存在する弱点がどんどんはっきりしてきた。この機はピストンエンジンを採用したために振動が大きく、騒音が大きく、燃料消費量が大きく、飛行員に「空中トラクター」と呼ばれた。このため1980年代に我が国は直ー5の代替機種としての新たなヘリを必要とした。だが中ソ関係の決裂により我が国は旧ソ連から後継機種を導入し難かった。国内の技術的基礎が薄弱だったため、国内で展開された直ー5をターボシャフトエンジンに改めたタイプ、直ー6/7などのヘリをを含めた研究開発は種々の原因によりいずれも成功せず、したがって直ー5が20年後に生産されて依然後継機種となる局面がもたらされた。

一方この時世界のヘリは逆に急速な発展を経て、新技術が不断に出現しており、この種の状況下で国内の関連の業界の需要を満足させ、国産ヘリの研究開発の起点を高めるため、関連部門は技術導入でこの問題を解決することを決定した。

導入とコピー生産

1970年代末、改革開放政策の実施と共に、我が国は大規模な国民経済建設を開始し、ヘリの需要もこれにつれ切迫してきた。関連部門の予測によれば、1980年代になれば我が国の部隊建設と国民経済建設に必要とされるヘリは200機前後になる可能性があった。もし全部を輸入すれば、巨額の外貨を費やす必要があるだけでなく細かい予備部品を人に制せられる。このためもし技術を導入することができれば、その国産化は部隊と各業界に実用的なヘリを提供できるだけでなく、さらに費用が節約でき、さらにヘリ技術の先進国との隔たりを縮小できる。比較を経て、我が国はフランスのSA365ドルフィンヘリを選択し、1980年に我が国はフランス航空宇宙社、ターボメカ社とそれぞれSA-365N/N-1ヘリとセットされるArriel-1Cターボシャフトエンジンを導入する協議を成立させた。契約の金額は1億アメリカドルだった。

我が国がSA365Nドルフィンに賦与したコードナンバーは直ー9、Arriel-1Cエンジンのコードナンバーは渦軸ー8だった。SA-365Nは性能が高い、使用が柔軟、コストが低い、安全性が高いなどのメリットを持ち、独特のローター+ダクト式テイルローターのレイアウトを採用し、これは4枚の複合材料ブレードと星形の柔軟性あるジャンイー(頑住吉注:日本語にない漢字を使った専門用語で、検索しましたが難しすぎて理解できません)によって組成された。星形の柔軟性あるジャンイーは複合材料で、flapping hingeとlag hingeがなく、pitch hingeのみ残され、全体の星形部品には軸受けがなく、このため潤滑が必要なく、抗破損性があり安全という特徴を持つ。一方ダクト式テイルローターは13枚のブレードとジャンイーによって組成され、この種の設計は占めるスペースが小さく、空力効率がより高いだけでなく、外部の異特(頑住吉注:意味不明。「異特竜」はアロサウルスのことだそうですがここでは明らかに関係なく、「異物」の誤りでしょうか)を受けて損傷し難く、安全性が高い。SA-365Nの機体にはセミハードシェル構造が採用され、複合材料構造が大量に採用され、機体の構造重量の半分以上を占め、かつ大量の複合材料の使用により、非常に大きく構造の疲労強度が向上し、構造重量が軽減され、空力特性と飛行品質が改善された。この機は最多で14人を搭載、輸送でき(正副操縦員を含む)、もし救護に用いるなら4つの担架と1名の医療看護人員を搭載できる。機には2台の「Arriel」1Cエンジンが装備され、それぞれのエンジンはいずれも独立した燃料供給系統を持ち、相互につなげて燃料供給を行うこともでき、2台のエンジンの間には防火隔壁があり、1台の離陸出力は530kwである。燃料タンクは5つあり、総容量は1,140リットルである。必要な時は貨物室内に容量180リットルのサブタンクを追加することができる。場所移動飛行時には搭乗室後部にも容量475リットルの場所移動用燃料タンクを追加できる。最大航続距離は850kmに達する。

中国・フランス両国の協議に基づき、フランスは我が国向けに関連技術を移転し、我が国は50機のSA-365ドルフィンヘリと100台のArriel-1Cエンジンを組み立てることになった。ハルビン飛行機グループは機体を生産して総組立を行い、株州エンジン工場はエンジンを生産し、東安エンジン社は伝動システムを生産し、保定プロペラ工場はローターとテイルローターを生産した。1983年にフランスによって部品が提供され、我が国が組み立てた2機の直ー9が初飛行に成功し、この後48機、我が国はフランスの提供した原材料を利用して部品を加工し、1990年までに全部が完成した。ここに至り我が国は基本的に1980年代のレベルを持つヘリ製造技術を掌握した。この基礎の上に1988年、我が国の関連部門は直ー9国産化作業を展開し、主に国内に立脚して原材料、半加工品、統一規格の部品、測量作図された部品、完成品などの器材の問題を解決し、関連の材料のソースが充足し、コストが低いため、直ー9のコストは低下し、しかもさらに一歩の発展のために堅実な基礎を打ち立てた。1992年、国産化率が72%に達した直ー9A(SA-365N1に相当)型機が初飛行に成功し、かつ国家の鑑定をパスし、この機の研究開発成功は直ー9の後の改良型および後継機の発展のために物質的基礎を提供した。

(頑住吉注:これより2ページ目)

小走りの改良

直ー9Aの第1種目の改良型が直ー9Bで、これは国産化が過渡期にある初の自ら生産が行われたヘリで、国産化率は80%前後に高まり、1993年に空軍はこの機を駐香港部隊の使用機として選択した。1995年、直ー9Bは初の試験飛行を行い、同年10月に部隊に引き渡された。この機は無線電子高度表、SSB無線、KJ-13自動操縦装置を装備した。またさらに電動巻き上げ機、ダイナモメーターと反射鏡を持つ外部吊り下げ搭載、捜索灯設備を装備した。1997年、この機は中国人民解放軍駐香港部隊と共に香港に進駐し、現在香港の石崗飛行場に配置されている。

直ー9W型武装ヘリは1980年代に陸軍の対戦車能力を向上させるため、国内に武装ヘリがないという空白を埋めた。ハルビン飛行機社はSA-365に逆設計(頑住吉注:いわゆるリバースエンジニアリングのことでしょう)を行うことを基礎に、改良型の設計を行い、直ー9W型武装ヘリを研究開発した。設計作業は1986年に開始され、1988年に初の試験飛行に成功し、長年の試験飛行と改良を経て、この機は1996年に陸軍航空隊の使用に引き渡された。これは我が国の第1世代武装ヘリである。

直ー9Wの主要な改良はジャイロ安定照準具の採用にあり、その拡大倍率は2〜8倍、視野は±60度、機載紅箭ー8対戦車ミサイルと組み合わせて、4,000m以内の相手方の戦車などの目標を攻撃できる。直ー9Wのその他の火力コントロールシステムにはさらにヘッドアップディスプレイ、火力コントロールコンピュータなどの設備が含まれ、機載武器の照準に用いられる。機にはさらに連動機構があり、機載武器を照準具の軸線と共に上下に移動させ、もって正確に目標を破壊することができる。だが国内の材料および技術の制限により、直ー9WはSA-365Mのように機体を通過しない湾曲したブームを採用しておらず、いわゆる天秤式搭載架を採用している。すなわち外部搭載架のブームが機体全体を横に貫通しており、止むを得ずキャビンの座席がなくなり、したがってその用途に影響する。直ー9Wは主に昼間の対戦車作戦、および相手方の火力の制圧、小型機動目標の攻撃などの任務に用いられる。その機載武器は紅箭ー8機載対戦車ミサイルの他、さらに23mmダブルバレル機関砲、HF-7およびHF-25航空ロケットランチャーがあり、8種の外部吊り下げ搭載方案を選択肢として持つ。この機のその他の装備にはさらにナビゲーション設備が含まれる。これには主に、TKR-123無線機、SRT-170短波無線機、OADS全賂センサー(頑住吉注:「全賂」は検索しても全くヒットせず誤字臭いです)、JT-9W機内通話機、256レーダー高度表、WL-9無線羅針盤、LZ-4総合羅針盤、航行姿勢システム、D91ドップラーナビゲーションシステムなどが含まれる。直ー9Wを基礎に我が国はさらに簡略化型直ー9攻撃ヘリを発展させた。直ー9Wに比べ、この機はジャイロ安定照準具などの電子設備がなくなり、このため紅箭ー8機載対戦車ミサイル発射の能力は持たず、航空ロケットや航空機関砲などの武器しか使用できない。この機は1998年に研究開発が開始され、同年8月4日に試験飛行に成功し、10月に定型に至り部隊の使用に引き渡された。この機と直ー9Wは一緒に建国50周年空中閲兵に参加した。

直ー9Wの部隊への装備は我が国の陸軍航空隊にひとまず対戦車/装甲能力を具備させたが、その欠点もまた非常にはっきりしていた。まずこの機は夜間および劣悪な天候条件下の作戦能力を持たず、その採用するストレートブーム搭載架は不便で搭載ポイントが少なく、さらに機体のスペースを占め、ヘリの用途を制限し、火力コントロールシステムが人間工学的に劣り、ディスプレイやコントロール装置が分散し、飛行員の負担が比較的重かった。その他電子対抗設備がない、また軽装甲などの防御設備により戦場生存能力が比較的劣った。これらの欠点はこの機の専用武装ヘリと比べての差を甚だしく遠くさせただけでなく、同門のSA-365M武装ヘリにも及ばなくさせた。SA-365M武装ヘリは機体を貫通しない湾曲したブームを採用しているため、対戦車および対地攻撃任務も執行できるし突撃輸送任務も執行でき、その用途と使用の弾力性は直ー9Wより良好である。関連の資料によればSA-365Mは夜間対戦車ミサイルシステムを配備し、夜間に対戦車任務が執行できる。この機は8発のHOT-2対戦車ミサイルを搭載して任務が執行できるが、直ー9Wは4発しか搭載できない。またSA-365はさらに8〜10名の武装兵士を搭載、輸送して300km前後の偵察および戦術輸送任務が執行できる。この点は直ー9Wが持っていないものである。またSA-365Mのエンジンの出力は685KWで、直ー9Wが採用する渦軸ー8Aの526KWよりずっと高い。このためその飛行性能も直ー9Wより優れているだろう。

直ー9WA武装ヘリ

我が国は1990年代からもう専用の対戦車武装ヘリの研究開発を開始していたが、この機の製造コストが非常に高いことを考慮すれば装備数は比較的限られるかもしれず、このため相対的に廉価な汎用武装ヘリを補充として攻撃、偵察および戦術輸送任務を執行させる必要がある。また対外輸出から言うと、我が国の伝統的市場となっている国もこのような多機能のヘリを陸軍の空中攻撃プラットフォームとして使用することを必要としている。このため新世紀に入り、我が国は直ー9Wに対し改良を行った。ある報道は改良後の直ー9Wは直ー9WAと命名され、この機はSA-365Mに似た湾曲したブームを本来のストレートブームに換えて採用し、湾曲ブーム式吊り下げ搭載装置には搭載弾薬が多い、着脱が便利というメリットがある、と指摘している。非常に大きく武装ヘリの火力コントロール能力および維持メンテナンス性が向上し、その弾薬搭載能力はストレートブームの4発から8発に向上し、また機内スペースを占めないため、直ー9WAは戦術輸送、兵力機動、救護などの任務を執行することもできる。

国産武装ヘリの野戦能力を向上させるため、我が国はかつて直ー9Wにスターライトテレビシステムを装備したが、その劣悪な条件下での作戦能力は依然不足で、このため直ー9WAは国産光電子吊り下げポッドに換装された。これは前視赤外線探測機、CCDカメラ、レーザー距離測定装置からなり、その前視赤外線探測機は直ー9WAが夜間および劣悪な天候条件下で紅箭ー8対戦車ミサイルを発射して目標を攻撃し得ることを確保でき、一方CCDカメラはヘリの昼間における目標発見距離を延長し、レーザー距離測定装置は搭載機から目標までの距離を正確に測量し、搭載機が武器を発射し目標を攻撃するためにデータの支持を提供でき、非常に大きく搭載機の攻撃の精度を向上させる。直ー9WAはさらに新たな武器であるTY-90空対空ミサイルを追加し、説明によればこれは現在唯一のヘリ専用に研究開発された空対空ミサイルで、低空あるいは超低空飛行するヘリ、固定翼機、あるいは巡航ミサイルの迎撃に用い、もって低空における空中の優勢を獲得できる。ミサイルは先進的な多元赤外線制御誘導と高速DSPチップに基づくデジタル情報処理システムを採用し、比較的良好な抗妨害および背景雑電波に抗する能力を持つ。自動で目標をキャッチ、追跡でき、ゼロ高度およびゼロ初速の発射ができる。TY-90の体積は小さく、重量は軽く、特にヘリへの搭載に適し、その研究開発成功は非常に大きく我が軍の武装ヘリの空戦能力を向上させる。

(頑住吉注:これより3ページ目)

直ー9C対潜ヘリ

直ー9C対潜ヘリ:1980年代、我が国の海軍が遠海に向かうのと共に、すでに陸上基地対潜機の援護範囲を超え、このため水上艦艇は自らの対潜ヘリを必要としている。1987年に我が国はフランスから4機のSA565対潜ヘリを導入し、新型駆逐艦に配備した。だが数が少なすぎるため、海軍の需要を満足させ難く、このため1990年代に我が国は直ー9C対潜ヘリの研究開発を展開した。第1号機は1995年に試験飛行に成功し、2004年に設計定型に至り部隊に装備され、我が国の新世紀の対潜ヘリの主力装備となる。

直ー9Cは我が国が自ら研究開発した艦載対潜ヘリの潜水艦攻撃システムを採用している。システムはバスを伝送方式とする航空電子対潜システムである。このシステムは総合処理システム、吊り下げ式ソナー、捜索レーダーシステム、自動飛行コントロールシステム、ドップラーナビゲーションレーダーシステム、大気データシステム、無線電子高度表などとつながり、ヘリにパトロールによる潜水艦攻撃、おびきだしによる潜水艦攻撃を完成させることができ、かつ単一機および2機協同での潜水艦攻撃作戦任務を執行することができる。システムは総合電子ディスプレイシステムを採用し、直視的に、便利に飛行員に向け飛行および作戦の情報を表示できる。またさらにデータリンクを通じて艦載作戦センターと連絡が行え、統一された対潜作戦システムを形成する。その武器は2発の国産魚-7型小型対潜魚雷で、直ー9Cが装備するKLC-1水上捜索レーダーの性能が比較的良いため、海上目標に対する最大捜索距離は200km前後、潜望鏡に対しては30kmに達し得る。このためこの機はさらに遠距離対艦ミサイルの目標指示と中継制御誘導に用いることもできる。これを基礎に、我が国はさらに直ー9D対艦型ヘリを発展させた。これは主に2発のTL-10小型対艦ミサイルを用いて本来の魚-7対潜魚雷に換え、その超低空飛行、目標信号が小さい、隠蔽性が強いメリットに頼り、突然に目標に対する攻撃を発起することができる。この機は特にああした防空火力が欠乏したミサイル快速艇などの目標に対応するのに適する。

直ー9Cには比較的多くの設備が追加されているため、離陸重量が増加し、直ー9Cは渦軸-8Eエンジンを採用しており、その最大出力は560KWにまで高められている。このため直ー9Cは直ー9Aに比べ重量は増加しているが、飛行性能は直ー9Aに比べ決して低下していない。だがその最初のオーバーホールまでの時間は400時間しかなく、しかも離陸出力の使用は5分間しか許されず、このため頻繁に海上にホバリングして潜水艦探知作戦を行う必要のある直ー9Cにとって、この時間は短めであると言える。このため直ー9Cは後に渦軸-8Fエンジンに換装された。その最大出力は590KWまで向上し、離陸出力の作動が15分間許され、直ー9Cが海上での長時間の作業を必要とする要求を満足させ、同時に海上作戦の機動性能と安全性能も増強された。またその最初のオーバーホールまでの時間は800時間まで延長され、このため後方勤務支援に対する依存を低下させるのに有利で、艦隊の遠海作戦能力向上に対し比較的大きな助けになる。

直ー9のその他の改良型

直ー9を基礎に改装されたその他の機種にはさらに次のものが含まれる。直ー9通信機:主に大出力無線機と中継設備を装備し、空中の移動する送信局として、指揮連絡作業を完成させることができ、しかも地上が指定する区域に通信中枢を開設することができる。

直ー9電子戦型:電子偵察、電子妨害設備および妨害物投射架を装備し、相手方の通信およびレーダー設備の妨害に用い、我が方のヘリ群のために航路護衛を提供することができる。

直ー9砲兵観測ヘリ:我が軍の砲兵の射程が向上したため、敵サイドの縦深目標に対し観測と着弾点に対する修正を行う必要があり、このために直ー9砲兵観測ヘリが開発された。これは空中の砲兵視察所で、主に航空カメラ、テレビ撮影機などを装備し、我が方の砲兵に対し目標指示が提供できる。空中偵察にも使用できる。

直ー9警察用ヘリ:西北の対テロ形勢の需要に適応するために研究開発されたもので、主に気象レーダー、外部吊り下げクレーン、捜索灯などの設備が追加装備され、武器は1挺の航空機関銃と照準コントロールシステムで、機体左側には湾曲ブーム搭載架が追加装備され、火力制圧、輸送、偵察、通信連絡など多種の任務を執行できる。現在すでに新疆の武装警察総隊の使用に引き渡され、かつ我が国と中央アジア諸国の合同対テロ演習に参加している。

また直ー9にはさらに捜索救援型、海監型、および民間型の多種のタイプがあり、ひとまず武装、輸送、支援などの製品系列を形成し、しかも関連部門はユーザーの使用経験を根拠に、さらに直ー9に対する改良を行い、もって新時代の使用の要求に適応させている。今後一定の期間、直ー9が依然我が国の陸軍航空ヘリの主力であることに全く疑いはなく、正真正銘の「空中軽騎兵」である。

結びの言葉

通常の飛行機に比べ、我が国はヘリの研究開発および製造領域においてさらに立ち後れている。直ー9および購入したロシア製ミルー8系列ヘリはずっと中国陸軍航空隊の主力機種である。


 戦闘爆撃機においてエンジンの問題からスホーイー27発展型が揃えられず、国産エンジンが問題なく使える「飛豹」が依然主力であるように、高性能ターボシャフトエンジンの問題が解決されるまでかなりの長期間この直ー9系が主力であり続ける可能性は高いでしょう。


















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