中国の新型機関連2題

 まず対潜哨戒機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150427/19591059.html


高新-6対潜哨戒機が就役 大幅に解放軍の対潜能力を向上

(頑住吉注:この記事のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

最近、有名軍事フォーラムの画像は、国産の高新-6号対潜哨戒機がすでに解放軍海軍航空隊への装備が開始されていることをはっきり示した。高新-6は我が国が運ー8改良プラットフォームをベースに研究開発した初の対潜固定翼哨戒機で、前世紀末に研究開発された運ー8海上哨戒機に取って代わるのに用いられる。高新-6号対潜哨戒機は新型ターボプロップエンジンに換装され、出力、航続距離、航続時間いずれにも向上が得られた。高新-6号の研究開発は我が国を対潜哨戒機を製造する能力を持つ数少ない国の1つとし、それは正式就役後中国海軍の今後一定の時間内の主要な対潜プラットフォームとなり、解放軍の対潜能力を大幅に向上させることに対し重大な意義を持つ。

各種の対潜作戦の方式の中で、航空対潜はその反応時間の短さ、機動能力の強さ、作戦効率の高さ、および対潜作戦中の能動的地位や安全性など多くの方面の突出した優勢をもって最も重要な作戦手段と見なされている。現代の対潜作戦から見て、水上艦艇や潜水艦などその他の対潜作戦プラットフォームは機動能力の優性に欠けるだけでなく、さらに往々にして自身のエンジンあるいはスクリューが生じさせる騒音ゆえにソナーの探知計測能力が非常に大きな妨害を受ける結果をもたらし、数がかなりな艦艇による艦隊が形成する対潜区域であっても限りがある。だが対潜機は速度が速い、機動が敏捷、絶対的に優勢な速度をもって各種潜水艦を捜索、追跡、攻撃できるだけなく、しかも機載潜水艦捜索設備は多種多様で、通常少数の対潜機が比較的短時間で即非常に大きな面積の海域に対する監視および捜索任務を執行することができる。だが長期にわたり、多方面の原因により、中国海軍は近海海域の水中目標に対する捜索、監視能力がずっと相対的に薄弱で、特に大区域、大面積の海域の快速パトロールや快速反応が行える空中対潜装備は相対的な欠陥で、すでに深刻に中国の海洋の安全情勢の発展変化に立ち後れ、このため短期間内で迅速に中国海軍の対潜装備レベルと作戦能力、特にできる限り早く中国海軍の航空対潜能力を向上させることはすでに現在の海洋安全情勢の非常に切迫した需要となっている。この種の状況下で、海上航空対潜作戦の需要に適応するため、高新-6号のような対潜をメインとする陸上基地固定翼多用途海上哨戒機を開発することは、中国海軍対潜ラインを千km前進させることができ、海軍が遠洋に向かうことの守護者となる。

特約軍事評論員の李小健はこれに対し次のように考える。現代の潜水艦、特に新型の原潜は潜水深度が深い、航続距離が長い、静音性がよいという特徴を持ち、長時間水中で巡航できる。このような水中目標に対し単一の手段に頼ったのではすでにこれを探知計測、追跡、攻撃し難く、多種の手段の助けを借りてこれに対し探知計測を行うことが必須である。このため航空対潜はすでに現代対潜の重要な組成部分となっている。高新-6対潜哨戒機の正式就役後は、海上対潜早期警戒パトロールや偵察に用いることができ、中国海軍艦隊の出航のために対潜航路護衛を提供し、および諸兵種合同の対潜/対艦作戦行動に参加できる。だが李小健は同時に、高新-6号対潜機の就役の意義は重大だが、依然中国の固定翼対潜哨戒機の有無の問題を解決しただけであって、それをアメリカの新型P-8対潜哨戒機と比べれば、主要性能指標において依然劣勢にあり、将来中国はできる限り早く新世代のジェット式対潜哨戒機を開発すべきである、とする。

固定翼対潜哨戒機は戦役、戦術対潜兵力であり、現代の海上軍事闘争の中で極めて重要な作用を発揮している。だが固定翼対潜哨戒機は非常に容易に複雑な電磁妨害をも受け、かつ自衛能力が非常に劣り、ごく容易に敵サイドの飛行機あるいはその他の対空武力によって打撃される。このため中国の航空対潜は主に水上、水中対潜戦力の補充であり、この時さらに大きな力を入れて海底、水上、空中からの立体対潜網を発展させる必要があり、このようにしてこそ中国の全体的な対潜能力に質的飛躍をもたらすことができるのだ、と考える分析もある。


 日本もP-1ジェット対潜哨戒機を配備しつつあり、おそらく性能では中国の哨戒機を上回っているでしょうが、従来より差を詰められたことは間違いないと思われます。次は「地面効果飛行機」関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150427/19591525.html


ロシアの専門家:中国の地面効果飛行機は南海に用いることができる だがコストは比較的高い

(頑住吉注:原ページのここにある動画のキャプションです。「エアアジアの捜索救援のビッグマック、震撼の動画が明るみに ロシアのBe-200がいかにして海上で発着するかを見よ」 興味深いですけど記事の内容と関係ないです。)

【グローバル軍事報道】 ロシア衛星ネット4月24日発表のロシア戦略・技術分析センターの専門家ワシーリ コーシンの文章は、中国メディアの報道内容によれば、12座席のCYG-11小型地面効果翼船はもうすぐ試験飛行を完成させる、とした。この翼船はロシアの「TREK」社の「IVOLGA」EK-12の設計を基礎に研究開発が成功したものである。「TREK」社は中国と長時間にわたる協力の経験があり、ロシアサイドの専門家は甚だしきに至ってはCYG-11の初期テスト段階の作業に参加している。

中国が製造する地面効果翼船の技術指標はロシアの製品とそっくり同じである。だが例外もある。中国のCYG-11の販売価格は250万〜300万アメリカドルであるとされる。今年のやや早い時期、「IVOLGA」の総設計師であるヴェチスラフ ジャーカノフはかつて、ロシアの翼船の価格は100万から150万アメリカドルの間であると説明していた。

中国では、この種の地面効果翼船は主に国家機構のために用いられる。こうした機関は国産装備を購入し、もし価格が高くても正常なことなのである。地面効果翼船は主に海岸パトロール、密輸の打撃およびその他の任務の執行に用いられる。系列の生産の不断の展開と共に、この型の飛行機の製造コストも下がると予測できる。

ソ連もロシアも、各種の地面効果翼船の研究開発方面では相当に豊富な経験を持つ。甚だしきに至ってはさらに大型の「クレーン」級武装翼船を研究開発し、対艦巡航ミサイルが搭載できた。だが軍は最終的に、この種の飛行機は戦闘機の面前では何の優勢もないと考えた。地面効果翼船は小型であり、機動性能が比較的劣る低空目標であり、対空武器や戦闘機に直面しては相当に脆弱だということを知る必要がある。

地面効果翼船は民間領域では相当な優勢があり、伝統的な飛行機に比べその燃料消費はずっと少ない。だが低空飛行にはやはり安全上の隠れたリスクが存在し、地上の障害物に衝突する可能性がある。このように、その使用範囲は制限を受ける。

目下ロシア国境警備部門は地面効果翼船を使用しているが、購入数はやはり多くない。現在メーカーはヤクート地域で「IVOLGA」をセールスしている。各方面から見て、翼船はシベリアの大型河川上で使用し、もってはるかに離れた地域の住民居住ポイントとの間の連絡を保障することができる。

中国にとって、地面効果翼船のテスト成功は、小島が多い南海地域において実用価値がある。また翼船は大型の蛟竜-600水陸両用飛行機に対しても素晴らしい補充であり、かつその輸送コストはずっと低いだろう。中国のエネルギー源安全保障に対する南海の重要な意義を考慮すれば、この方面に資源を投入するのはごく自然なことである。小型地面効果翼船の使用への投入は、支出が大きからぬ状況下で、南沙と西沙の島嶼の上の警戒所とスムーズな関係を保持できる。まだあり、翼船は偵察やパトロールに用いることができる。

(頑住吉注:2〜4ページ目)国産地面効果飛行機、海南で編隊試験飛行


 なかなかユニークなスタイルで、本文では「翼船」となってますがどう見ても飛行機に近いですね。


















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