中国の戦車って本当にそんなに凄いの?

 面白いサイトを見つけました。今後この中のページの内容を紹介することが多くなると思います。まず今回は銃器とは違いますが中国製戦車に関するページを紹介します。


http://www.jundao360.com/topic_5764582.html

ホラ吹き:日本、日本の10式戦車は中国の99式戦車を破壊可能と称する

(頑住吉注:日本の次期主力戦車)TK-Xメインバトルタンクは全長9.42m(砲を前に向けて)、全幅3.24m、高さ2.3m。本体重量40トン前後、戦闘重量44トン、乗員3名。主要な武器は口径120mm滑腔砲1門で、この火砲は日本が、ラインメタル社の日本製鋼所に対する技術移転によって生産させたものである。TK-Xメインバトルタンクは補助武器として74式7.62mm並列機関銃と、M2HB式12.7mm高射機関銃を持つ。この他、TK-Xメインバトルタンクは砲塔両側に4つの煙幕弾発射器、4つのレーザー警告装置、昼夜撮影機装置も持つ。TK-Xメインバトルタンクの動力ユニットは、日本のMHI社が開発した最新の汎用8気筒895キロワットディーゼルエンジンを採用し、最高速度は時速70kmに達し得る。これは90式戦車と同等である。TK-XメインバトルタンクはC4Iシステムを装備し、これには下層グループ指揮統制システムと連動可能な車長用全天候360度全景観測システムが含まれ、このシステムは2007年のテストにおいて早くもスムーズにテスト作業をパスした。TK-Xメインバトルタンクは2002年財務年度に発展が開始し、2009財務年度に完成した。これまでにこのプロジェクトにはすでに4.48億アメリカドル以上が費やされた。計画によると、プロジェクト全体では4.75億アメリカドルが費やされる。

日本の戦車専門家福田真央は、10式戦車の登場は主に東アジア某大国最新式の99式戦車を意識したものであるとしている。「我々日本人の戦車設計および製造の思考経路に照らせば、中国の99式戦車はすでに日本の90式改の水準および能力に接近あるいは到達している。しかも、総合指標上、この種の先進的メインバトルタンクは我々の90式改より優れていることが大いにあり得る。まず、車体設計は中国軍方北方公司がT72/T80Uのシャーシを基礎に、改良研究開発を加えて形成したものである。ベースとなった戦車の設計上の極めて大きい欠陥は回避してある。しかも主装甲部位の1800m以内における攻撃に対する強度を増強してある。99式戦車の前面主装甲は絶対に言われるような脆弱なものではない。M1A1と同じ劣化ウラン装甲ですらあるかもしれない。火力制御では、この戦車の監視制御猟殲火力制御システムは全てがロシア系では決してない(頑住吉注:「猟殲」とは「双指揮儀」とも言い、緊急時に車長が砲手に命令して射撃させるのではなく、直接方を操作して射撃できるシステムだそうです)。一部はフランスのルクレールの性能を吸収している。ロシア製品に中国自身の技術が付加されて結合し、製造完成されたものである。中国戦車は90II型で早くも125mm運動エネルギー劣化ウラン徹甲弾を採用しており、この新型戦車もこの種の弾薬を採用している。穿甲厚度は1800m以内でアメリカのM1A1の主装甲を貫通できる。数量で絶対優勢な99式戦車に対し、日本は性能向上を行うしかない。」

福田真央はさらに、戦場の形勢はきわめて短時間で目まぐるしく変化するが、1両の日本の10式戦車が、群れをなして進攻する20両の解放軍の99式戦車に相対しなければならない可能性が大いにあるともしている。「だがもし武士文化の1対1とすれば、中国の99式戦車は絶対に日本の10式戦車の敵ではない。1両の10式戦車は3両の99式戦車を破壊できると言っても全く誇張ではない。中国の99式戦車の製造技術は、日本から見ればすでに時代遅れであり不必要なものである。99式戦車に神秘的なベールがかかっているにしても。」

最後に福田は、中国の99式戦車がひとたび中国政府の許可を受けて中国国境内で活動を始めれば、日本の10式戦車よりずっとよく売れるとしている。「10式戦車の価格は日本軍でも受け入れ難く、ましてや発展途上国では言うに及ばずである。これとは違い中国の99式戦車は価格が安く、アジア、中東アラブ、アフリカの国々に大きなセンセーションと震撼を引き起こすことになる。」


 えーと、いろいろ変です。まず、「福田真央 戦車」で検索しても有用な情報には全く行き当たりません。とすればこんな「戦車専門家」は実在しないとしか考えられません。2人いる福田という総理大臣の名前と、浅田真央か井上真央か何か適当に知っている日本人の名前を組み合わせてでっち上げたんではないでしょうか。日本人の専門家が武器輸出三原則を知らないなんてことはあり得ないことですし。困ったことに、この情報は中国のネット上では非常に広く伝播しています。次に、タイトルから「こんなバカなことをいう日本人がいるが、こういう理由で間違っている」という論を想像して読んだんですが、単に意見の紹介だけで反論がありません。わけが分からないので他の戦車に関するページも読んでみました。



http://www.jundao360.com/topic_5764734.html

99A2型。中国が研究開発した新型メインバトルタンクはアメリカを超える

今年初め、中国の新しい99式戦車の写真が現れ始めた。これこそ99G型であり、目下アメリカ軍のM1戦車の主要な相手である99A2型戦車に取って代わる。ただしこれは人々が期待することすでに久しい「次世代」戦車ではない。「次世代」戦車の設計は、60トンの99型戦車より小型で、重量が軽く、乗員が2人で、誘導弾が主要武器で、さらに多くのセンサーやアクティブ防御システム(攻撃してくる対戦車誘導弾を阻止する小型誘導弾を発射できる)を新たに増設すべきである。これらのセンサーは2名の乗員が周囲の各種状況を視察できるもので、しかも同一地区のその他の戦車や部隊と電子的連絡を保持できる。これらの装置は「戦闘処理システム」として使い、戦車が周囲の状況を明瞭に了解できるようにする。したがってできる限り早く目標を発見し、破壊できる。

99G型戦車はより良好な装甲と電子設備を装備したに過ぎない。新しい砲塔を装備し、容易に複合装甲に交換できる(特により良好な装甲を装備するのに便利である)。この戦車は新型火力統制システムおよび新しいエンジンを装備している。ただしこれは依然として99型戦車である。これはこの戦車が125mm主砲、自動装填機を装備し、乗員が3名であることを意味している。99G型戦車は2100馬力ディーゼルエンジンを持ち、その他の99型戦車が装備する1500馬力エンジンではない。99型戦車の全てのタイプは全長11m、全幅3.4m、全高2.2mである。

3年前、中国は99A2型戦車の研究開発を完成させた。このタイプの戦車のリアクティブアーマーは一部改良され、エンジン、電子設備、機械部品、いずれにも修正個所がある。これは当時中国の最もすごい戦車だった。

多くの中国人は、名目的に言って最新の99型戦車はアメリカのM1戦車に匹敵するに足ると考えている。99A2型戦車は500〜600mmの装甲による保護を有し、外部には2層のリアクティブアーマーが追加され、これは1000〜1200mmの装甲の防御能力に相当する。99G型戦車の装甲はさらに良好に違いない。中国はM1戦車の120mm砲の最大穿甲能力は810mm、M1の防御能力は600〜700mmと考えている。一方中国は99型戦車の穿甲力は850mm(新型砲弾を使用した場合の穿甲能力は950mm)と発表している。

しかし、これまでに中国は約800両の99型戦車(すべてのタイプ含め)を生産したにすぎず、一方アメリカのM1戦車は9000両を超えている。原因はいくつかある。まずコストである(戦車1両につき250万ドル)。これは中国が製造したその他の戦車の2倍以上である。いくつかの現実的考慮もある。99型戦車は多くの橋梁に対して重すぎ、増して鉄道設備に対しては言うまでもない。。中国の戦車は多くが重量約40トンだが、99型戦車は60トン近い。過去3年、99型戦車の改良された部分は少なく(例えば少数の戦車がアクティブ防御システムを装備したにすぎない)、99G型になってやっと大改良がなされた。

99A2型戦車の研究開発は中国がこれからさらに多くの戦車を生産し、現有の戦車にグレードアップ改良がなされる可能性を示している。99G型戦車は同一の設計を基礎に改良開発してできたものだ。ただし中国は新しい2人乗り戦車の開発が最終的選択と考えているようだ。これで急速に他国、例えば数千両のM1戦車を持つアメリカを超えることになる。


 99式にもいろいろなタイプがあって、最新の99Gは世界最高水準に達しており、さらに次世代戦車も計画されている、ということです。ちょっと不気味な感じもしますが、中国のこの最新戦車系の生産数は意外なほど少ないようです。と言っても90式戦車の341両に比べればすでに倍以上で、これからさらに生産が続けられるわけですが。そしてこんなページもありました。



http://www.jundao360.com/topic_5762889.html

05式戦車間もなく登場:中国99式の生産を停止

05式戦車を99A2式第3世代半戦車と比べると、質的飛躍がある。05式戦車はもはや簡単に戦車であると考えることはできない。これはスーパー陸戦攻撃プラットフォームであって、戦車砲以外に精密対空ミサイルや非致命レーザー兵器等も配備している。

05式スーパー戦車は解放軍の最新型メインバトルタンクであり、ずば抜けた隠身防弾外形を備え(頑住吉注:発見されにくく、避弾経始に優れた外形、ということでしょう)、その砲塔と車体はいずれも強化型複合装甲を採用し、防弾能力が倍加している。解放軍の装甲師団および機械化歩兵師団の未来における主要な地上突撃戦力であり、中国の陸戦における超切り札と称され、世界初の第4世代メインバトルタンクとして知られる。

この戦車の戦闘全備重量は55トン、砲口を前に向けた時の全長は10m、車体長7.6m、全幅3.5m、全高2.37m、路上での最大速度は時速90km、停止状態から時速32kmまでの加速時間は10秒である。解放軍の05式スーパーメインバトルタンクは国産の口径152mmハイプレッシャースムーズボア戦車砲を装備し、3種類の弾薬を装備する。それぞれ新型の尾翼で安定するサボ付き穿甲弾、新型破甲弾、砲から発射される誘導弾である(頑住吉注:中国語の「穿甲」は運動エネルギーによる貫通、「破甲」は成形炸薬等による貫通を指すようです)。尾翼で安定するサボ付き穿甲弾を発射した時の初速は1950m/sで、直射距離は3200m、均質装甲に対する貫通力は900mm以上である。破甲弾発射時の初速は1500m/sである。この砲は信頼性の高い自動装填機を装備し、発射速度は毎分12発に達し得る。タングステン合金製の尾翼で安定するサボ付き穿甲弾を使用すれば、距離2000mで950mmの均質装甲を貫通でき、また特殊合金の穿甲弾を使用すれば、同距離での穿甲能力は1000mm以上に達する。この砲はさらに我が国の最新研究開発による152mm口径の砲から発射するセルフナビゲーション誘導弾を発射できる。この誘導弾は最大射程が7.8kmで、最大破甲深度は900mmである。補助武器は13.8mmフルオート高射機関砲1門(弾薬800発)、8.65mm並列手動機関銃(弾薬3500発)である。砲弾の基数は50発で、砲塔の両側にそれぞれ7つの92mm煙幕弾発射器がある。

05の火力統制システムは先進的なもので、第5世代「天眼」双方向安定攻撃殲滅システムを装備しており、高速移動目標に対し正確な射撃が行え、命中率は99%である。自主開発によるナイトビジョンを採用し、0.1〜8km外の目標に照射でき、鮮明度がきわめて高い。05の夜戦能力は今後数年おそらく誰も超えられない。

「天虎」03式戦車

陸軍最新の「天虎」2003式戦車。これより先に陸軍が装備している99G と呼ばれる重戦車が重戦車と呼ばれるのは正しくなく、この戦車は52トンしかない。これは解放軍の過渡的生産品であって、真の重戦車は中国兵器集団公司最新の05式重戦車である! 戦闘重量68トンあり、この戦車は2005年に定型に至り、2007年3月初めに部隊への装備が開始された。2009年までに2500両の生産が計画され、これをもって旧式な59系列および80系列に換える。

03型は威力強大な130mm砲を装備し、各種の先進的な砲弾および誘導弾が発射できる。人をして最も興奮させるのは、この砲が最新型の「紅箭-10TS」重対戦車誘導弾を発射することができることだ(頑住吉注:「箭」は矢のことです)。この誘導弾は2003年に性質が定まり、その威力は強大で、5800m以内で1200mm厚の 均質装甲が貫通できる。これは目下貫通能力が世界最強の誘導弾で、その道の権威から、紅箭-10TSは少なくともアメリカに3〜5年程度先んじていると認められている。この誘導弾は現在の世界中のいかなる戦車の装甲も貫通でき、未来の解放軍の手中の切り札となる武器である。

03の火力統制システムは先進的で、第5世代の「天眼」双方向安定攻撃殲滅システムを装備し、高速で移動する目標に対し正確な射撃が行え、命中率は99%である。自主開発によるナイトビジョンを採用し、0.1〜8km外の目標に照射でき、鮮明度がきわめて高い。03の夜戦能力は今後数年おそらく誰も超えられない。

動力システムは最新のFC-A1あるいはHS-A1ディーゼルエンジンで、すなわちタービン増圧中冷式康明斯ディーゼルエンジンである(頑住吉注:「康明斯」はメーカー名です)。タービン増圧ディーゼルエンジンは最大後続距離が800kmに達し得る。効率1850キロワットを持つように出色の動力システムであり、03戦車の路上最大速度は時速90km、不整地での最大速度は時速75kmである。内部の空間はきわめて広々として快適であり、操縦員が1度使用すれば飛ぶように走る感覚を与える。このことは03戦車の突撃速度と突撃範囲を極めて大きく向上させる。1個03装甲旅団(戦車100〜150両)は、いかなる輸送手段も使わず48時間以内に北京からロシア国境内に突撃できる(頑住吉注:物騒な‥‥)。「天虎」の機動性は極めて良く、重量は大きいが操縦しやすく敏捷である。この戦車は目下、機動性世界最強の路上戦車である。

この他03の防御性能は極めて高く、正面装甲には最新の劣化ウラン、タングステン、チタン複合装甲を採用し、厚さは1250mmで(頑住吉注:いくらなんでもそんな‥‥。均質装甲に換算すると、ということでしょうね)、世界中のいかなる対装甲武器の「致命」的攻撃も防御できる。03内部の乗員は全部で3人であり、砲弾72発、誘導弾8発が配備される。この戦車は3種類の弾薬を装備し、それぞれ尾翼で安定するサボ付き穿甲弾、破甲弾、榴弾である。尾翼で安定するサボ付き穿甲弾を発射した時の初速は2060m/sで、直射距離は3300m、均質装甲に対する貫通力は1000mm以上であり、破甲弾発射時の初速は1600m/sである。この砲は信頼性の高い自動装填機を装備し、発射速度は毎分18発に達し得る。タングステン合金製の尾翼で安定するサボ付き穿甲弾を使用すれば、3000mの距離で1050mmの均質装甲を貫通できる。

紅箭-10TS重対戦車誘導弾の最大射程は5.8km、最大破甲深度は1200mm、8発の誘導弾が配備される。

補助武器は12.7mm高射機関銃1(弾薬600発)、7.62mm並列機関銃1(弾薬2000発)、砲塔両側にそれぞれ6つの82mm煙幕弾発射器を持つ。

99式メインバトルタンク

この戦車は戦闘全備重量51トン、砲口を前に向けた時の全長10m、車体長7.6m、全幅3.5m、全高2.37m、路上最大速度時速80km、不整地での最大速度時速60kmである。我が軍のztz99式メインバトルタンクは125mmハイプレッシャースムーズボア戦車砲1門を装備している。この戦車は3種類の弾薬を装備し、それぞれ尾翼で安定するサボ付き穿甲弾、破甲弾、榴弾である。尾翼で安定するサボ付き穿甲弾を発射した時の初速は1760m/s、直射距離は2300mで、均質装甲に対する貫通力は600mm以上である。破甲弾発射時の初速は1000m/sである。この砲は信頼性の高い自動装填機を装備し、発射速度は毎分10発に達し得る。タングステン合金製の尾翼で安定するサボ付き穿甲弾を使用すれば、2000mの距離で850mmの均質装甲を貫通できる。そして特殊合金製の穿甲弾を使用すれば、同じ距離の貫通能力は960mm以上に達する。この砲はさらに我が国がコピー生産したロシアの125mm口径誘導弾も発射できる。この誘導弾の最大射程は5.2kmで、最大破甲深度は700mmである。補助武器は12.7mm高射機関銃1(弾薬500発)、7.62mm並列機関銃1(弾薬2500発)である。砲弾の基数は40発で、砲塔両側にはそれぞれ5つの82mm煙幕弾発射器がある。火力統制システムには世界でも先進的かつ流行の猟殲式火力統制システム(双指揮儀とも言う)を採用し、その最も明確な特徴は、車長が火力統制システムに対し、射撃、目標追跡、目標指示等において砲手を飛び越えたコントロールができることだ。戦車の砲塔後部にはレーザー目くらまし制圧妨害装置が装備される。最大作用距離は4000mである。「レーザー制圧照準システム」は登場目前で、西側の主要国のメインバトルタンクに対し、我々のこのシステムは間違いなく独特の特色を備えると言い得る。夜戦能力ではサーモグラフィー装置を装備し、夜間あるいは複雑な気象条件下で、目標が戦車の場合視察距離は2000mに達する。昼/夜間において運動状態下で運動目標に対する射撃能力を持つ。戦車の防御能力としては、砲塔は複合装甲板で構成され、複合リアクティブアーマーあるいは増加装甲を吊り下げることができる。車内には高性能自動消火/爆発抑制装置が装備され、10秒以内に火災を消火できる。99式戦車は目下883キロワット(1200馬力)のタービン増圧中冷式高効率ディーゼルエンジンを採用しており、路上最大速度は時速80kmに達する。停止状態から時速32kmまでの加速時間は12秒である。最大後続距離は600kmである。


 何やら物凄いことが書いてあるんですが、やはりおかしな部分が多すぎです。

1.「05式」と「03式」は同じものなのか、違うのか。「03」の記述の中に「05式重戦車である!〜この戦車は2005年に定型に至り」なんていう記述があったり、わけ分からんです。データ上不自然に一致している部分も多いですが、違う部分も多いです。

2・「13.8mm〜機関砲」、「8.65mm〜機関銃」なんていう口径は聞いたことがありません。.338ラプアマグナムクラスの機関銃を作ることもまあ考えられなくはないですが、戦車専用にわざわざ新規開発するでしょうか。13.8mmとなると、すでに普及している12.7mmと14.5mmの中間クラスを弾薬の供給を複雑化してまで新規開発する意味はほとんどないでしょう。ちなみに検索してもこれと同一の記述しか出てきません。

3・アメリカは152mmガンランチャーを戦車砲として使用したことがありますが、これは低初速で軽量な、通常の戦車砲とは大きく異なるものでした。55トン級の戦車に2000m/s近い高初速の152mm砲を搭載できるんでしょうか。また、巨大になるはずの弾薬を50発も積めるんでしょうか。

4.前のページでは次世代戦車は2人乗りの小型戦車であり、これなればこそ中国の橋や鉄道を使って自由に移動でき、アメリカを数で圧倒するほどの生産が行えるのだ、といった記述だったはずなのに、それより大きな戦車を開発するというのはどういうことなんでしょうか。特に「03」の68トンというとこれはもうキングタイガー並みです。

5.まあ失礼ですが、中国のいろいろな科学技術の水準からして(比較的簡単な技術であると思われるスナイパーライフルも西側の最先端レベルには及んでいません)、こんな世界水準を大きく超えた戦車が作れるんでしょうか。一点集中でマンパワーをつぎ込み、一部の分野のみ突出して進歩するというのもありえなくはないですけど。ただ一般的に言うと、最先端技術の塊である戦闘機は特にそうですが、国の運命を左右する重要な兵器にはコスト度外視で金をつぎ込むので、その国の科学技術をリードする役割を果たし、進歩した技術が民需分野に波及していく、というのが一般的な形です。兵器開発で突出している国の民間用製品は突出して優秀でなければ不自然ではあります。

 なお、「レーザー目くらまし制圧妨害装置」という聞きなれない言葉が出てきますが、これに関連する非常に興味深い、今回の記述よりももっとびっくりするような内容のページも見つけました。近々これも紹介する予定です。









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