中国・韓国接近の意味は

 「軍情視界」の記事です。

http://military.china.com/jqsj/073/


中韓の握手は中国の東北アジアにおけるカギとなる重要な良い一手

中韓の親密な交流、あるいは根本から周辺の態勢を改変するか


イントロダクション:最近、習近平主席の韓国訪問が国内外の多くのメディアの関心を引き起こした。これは習近平主席の国家主席就任後初の韓国訪問であるだけでなく、同時に習近平主席が初めて専門の日程で1国を訪問したものでもあり、中国上層部指導者の中韓関係に対する重視の程度を見て取るに足りる。中韓両国関係の不断の深化につれ、両国が手を携えて協力する領域もどんどん多くなり、東北アジア地域の2つの主要な大国として、中韓の一挙一動は全て重大な影響を生じさせることになる。

中韓の「蜜月」は有効にアメリカ・日本・北朝鮮を牽制し得る

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「習近平訪韓は初の単独の国事訪問であり中韓の蜜月を際立たせる」)

反日共闘で中韓は異なる役割を演じることになる

安倍就任以来、日本国内の右翼勢力が不断に台頭し、頻繁に南京大虐殺、慰安婦などの侵略の犯罪行為を否認するだけでなく、さらに最近集団的自衛権を解禁し、軍国主義の亡霊を呼び戻す行いがすでに非常に顕著である。中韓両国は日本の侵略戦争の被害国として、当然日本の行いに対し見て見ぬ振りすることはない。中韓が合同で慰安婦文献を世界遺産登録申請する、中国が安重根記念館を建立するなど、両国の一連の挙動は日本政府の処置を間に合わなくさせ、日本当局はこれは中韓両国の「反日共闘」であるとさえ言っている。だがこの反日共闘の中で、中韓の立ち位置と担当する役割はやはり必ずしも同じではない。中国は世界クラスの大国として経済でも軍事でもすでに日本に先んじており、このため全く疑いなくメインアタッカーの役割を担当する。だがまさにいわゆる孤掌鳴り難しというやつで、韓国の脇からの援助が非常に大きな程度上日本あるいは米日同盟が中国にもたらす圧力を緩和する。同時に中韓というこの2大アジアの国の合同での反日行動は、極めて大きくその他のアジア諸国をも連動させ、したがって日本を孤立した立場に陥らせることになる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日本政府、次には北朝鮮をもって中国を制し、北朝鮮をもって韓国に圧力を加える危険な一手に出る」)

アメリカから距離を置けば半島の事態はあるいはより緩和するか

朝鮮半島は世界できな臭さが最も濃厚な区域であり、ずっと外界から関心が注がれている。しかし、本来は韓国と北朝鮮がゲームを展開する舞台のはずなのにもかかわらず、ある歓迎されざる外来者によって侵略占領されている。この外来者とはアメリカに他ならない。米軍の韓国常駐は平和促進の作用を果たさないばかりか、逆に半島に第二次朝鮮戦争が勃発する最大の隠れたリスクとなっている。北朝鮮に対応するのに、アメリカは決して中国のように北朝鮮・韓国両国が対話を通じて問題を解決することを希望するのではなく、武力を用いて北朝鮮を転覆させることを希望している。事実は、アメリカのこの種の急進的なやり方は全く効果がないことを証明している。また、中国の実力が不断に増強するにつれ、中国の半島問題の上での発言権もどんどん大きくなっている。だが中国は決してアメリカと同じように粗暴に北朝鮮、韓国両国の内政に干渉するのではなく、自らの北朝鮮、韓国間への影響力を通じて、努力して半島の事態を安定に向かわせている。中国の挙動に対しては、北朝鮮・韓国両国政府も充分に肯定している。あるいは遠くない将来、アメリカの関与のない朝鮮半島が現在より落ち着いたものになるかもしれない。

中国・韓国の友好は、あるいは北朝鮮にあえて有頂天になりすぎないようにさせるか

非常に長い一定の時間内、多くの人が北朝鮮は中国の「弟」で、中国は北朝鮮の「兄」だと考え、外界はさらに中国・北朝鮮の友情は「血盟」だと称した。だが新世紀に入って以後、中朝関係にいくつかの変化があったようだ。金正恩が北朝鮮の最高指導者になった後、先軍政治の思想が変わらないだけでなく、ある程度から言って逆にその父に比べより深化したと言える。北朝鮮は数回中国の制止をかえりみず核実験を行い、中朝の友情に亀裂を生じさせただけでなく、さらに朝鮮半島を非常に大きな危機の中に陥れた。それだけでなく、種々の兆しは北朝鮮政府が日本政府と積極的に交渉しているところであることを示しており、安倍は特使さえ派遣して北朝鮮に行って金正恩と会談させた。実は、北朝鮮と日本のつき合いの目的は非常にはっきりしており、日本は北朝鮮を利用して中国を牽制したがっており、一方北朝鮮は北朝鮮・日本関係を利用して中国に向け某いくつかのメリットを請求して手に入れることを希望している。この種の状況に直面し、中韓両国の友好は有効に日本の右翼勢力を打撃しただけでなく、さらに北朝鮮に対する声なき警告でもある。何故なら私利私欲で中国を失えば、このことは恐らく北朝鮮の永遠に受け入れ難い代償となるだろうからである。

中韓が連係して日本の挑発に対抗する効果は顕著

ドイツの専門家、中韓の握手は韓国に日本に対する授業をさせた

中韓が連係して日本に圧力をかける 中国のやり方は韓国の期待をはるかに超える

日本、中韓が下心をもって歴史に言及するのは反日共闘であると恨み言を言う

中韓の親密な関係に直面してアメリカは沈黙する他ない

経済貿易協力 中韓のFTAはTPPにはるかに勝る

まさにいわゆる経済的基礎が上部構造を決定するというやつで、現在の中国は韓国にとって、単に重要な隣国というだけでなく、さらには最大の貿易パートナーである。日増しに高まる中韓貿易に直面し、両国がFTA(自由貿易協定)を締結することはほとんどすでに決定的であり、しかも最近中韓両国の大臣級当局者も会談を行った。このことは中韓FTA談判プロセスが加速しようとしていることを示し、中韓両国がFTA締結に対しいずれも非常に重視していることが見て取れる。一方中韓のFTAと真っ向対決するのがアメリカの主導するTPP(環太平洋戦略経済パートナーシップ協定)である。表面的に見るとTPPは太平洋範囲内の国の経済的往来を促進するためであるが、その深層の意図は、アメリカがアジアに統一的貿易集団が形成されるのを阻止するためのものであり、アメリカのアジア太平洋地域における戦略的利益を維持保護する道具なのである。TPPによってアメリカは東アジア区域の一体化プロセスに全面介入できるだけでなく、さらにはアジア太平洋地域諸国の経済的果実を奪い取り、したがって自身の経済危機ゆえにもたらされた損失を補うことができる。国家間の経済貿易協力について言えば、韓国が結局のところどちらの一方を選択するのかは、あまりにも明白だということが見て取れる。

好戦的なアメリカが韓国に与える安全は名ばかりのもの

かつてはいつでも、米軍の韓国駐屯最大のメリットは韓国の安全を保護し、韓国が北朝鮮、甚だしきに至っては中朝連合軍の軍事打撃を受けるのを免れさせることができるということだった。だが、アメリカの覇権主義が日増しに野蛮、横暴になるにつれ、アメリカに継続して軍を駐屯させることは逆に韓国が再度戦火に遭う最大の隠れたリスクになる。すでに核を持っている可能性がある北朝鮮に対応する必要があるだけでなく、中国と日本の東海における対峙が日増しに激烈になるにつれ、アメリカは中日衝突勃発の時に軍事的関与を行う可能性が高く、一方アメリカのアジアにおける橋頭堡である韓国が事態の外に身を置くことは非常に難しい。ひとたびアメリカが韓国国内の軍事基地を利用して中国に対する攻撃を発動したら、中国はきっと反撃を行い、また韓国を参戦国と見なす可能性が極めて高い。この種の悲劇の発生は完全に全てアメリカが一手にもたらしたものである。このため、韓国が自身の安全のため、アメリカに韓国を離れさせ、朝鮮半島から離れさせることは時間の問題に過ぎないと言える。

各視点からの声

王毅:習近平主席の韓国訪問は親戚のところへに遊びに行ったようなもの

中韓両国は地縁的に近く、人の縁が近く、文化的な縁が相通じる。国交樹立22年来、両国関係は全面的に迅速に発展し、中韓はいずれも相手の最重要の貿易および投資の協力パートナーの1つである。

より多くの声

韓国人:韓国が中国の衛星国に身を落とすというのは荒唐無稽

日本メディア:日韓関係悪化は全て韓国が中国にすり寄っているから

外国メディア:中韓、連係して国際社会で日本を孤立させる

陳先奎:中韓友好は米日韓の中国勃興に対する対抗を有効に制約できる

東北アジアにおける中国の台湾、釣魚島、北朝鮮核問題といった3大問題の上で、韓国と中国は基本的に一致している。中韓友好協力は非常に大きく米日韓同盟が中国にかける圧力を軽減できる。

より多くの声

韓国:日本メディアの報道、悪意をもって中韓関係を破壊

日本メディア:中国、韓国を味方に引き込んで拆美国台(頑住吉注:意味不明です)を欲する

外国メディア:日本と中韓との関係、あるいは全部崩壊か

ネット仲間の調査

あなたは中韓両国が「蜜月期」に入ったことをどう見ますか?

中韓両国にとってウィンウィンの選択と言える 48.82% 144票

東北アジア地域の平和と発展の助けになる 12.55% 37票

アメリカ・日本・北朝鮮などの国が中国にもたらす圧力を緩和できる 12.55% 37票

中韓両国が連係して日本に対抗する重要な措置 13.9% 41票

中国の半島問題に対する態度の転換を体現している 9.16% 27票

はっきり言えない 3.06% 9票

総票数 295票

結びの言葉

中国と韓国は一衣帯水、海を隔てて相望み、交流の歴史は非常に長い。両国の交際の過程の中でかつていくつかの曲折が出現したことはあるが、両国関係は全体的に言って不断に前進している。新世紀に入った後、周辺の事態が不断に変化するにつれ、中国と韓国はもう一度緊密になり、この種の緊密な関係は両国人民が見ることを希望しているものでもある。また中韓両国の友好は東北アジア地域の正のエネルギーになり、地域の平和と発展のために非常に大きな貢献をなすことになる。


 中国にとってはまさに好都合ですが、韓国にとっては長い目で見れば決して利益にならんと思います。しかしこの流れが近い将来に変わることはなさそうな感じですね。



















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