中国の新型FM-3000対空ミサイルとは

 主たる迎撃対象が違うということですが。

http://military.china.com/kangzhan70/zhjw/11173869/20160519/22687828.html


中国の対空ミサイルの性能は超越的に高い 制御誘導爆弾さえ迎撃できる!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国産のFM-3000中近距離対空ミサイル武器システム」)

少し前、CCTVが国産のFM-3000対空ミサイルの試射の画面を公開し、そこから我々はFM-3000の研究開発がすでに、あるいはまもなく成功を獲得することを見て取ることができ、国産対空ミサイルがまた新たな水準に到達したことを象徴的に示している。

FM-3000は国内の関連機関が研究開発する新世代中近距離対空ミサイル武器システムで、その最大の特徴は正確制御誘導武器に対抗することを主要な目標としていることで、独立して防空作戦を完成させることもできれば、その他の防空武器の中に統合され、総合的性質の防空体系を形成することもできる。

湾岸戦争以後の何度かの高度技術局地戦争の経験は、現代の空襲行動の中で正確制御誘導武器の使用比率がどんどん高まっていることを証明しており、湾岸戦争の中で制御誘導爆弾は全部の弾薬の10%を占め、コソボ戦争では60%まで高まり、イラク戦争では80%を超えた。特に情報技術、マイクロエレクトロニクス、先進材料および工程技術の進歩と共に、正確制御誘導武器の現代の戦争における作用はどんどん重要になり、使用もどんどん広範になっている。過去F-15Eといったような高級作戦機のみがやっと防衛区域外打撃能力を具備したが、現在では普通の爆弾に全てINS/GPS制御誘導システム、滑空射程延長キットを追加装備することができ、したがって普通の作戦機が全てにこのような能力を具備させることができる。このため未来の戦争の中では、重要目標は相手方の正確制御誘導武器の集中打撃に直面する可能性があり、相手方は多くの方向から、何回も集中的に正確制御誘導武器を投下・発射して攻撃を行うだろう。このため中近距離対空ミサイルの打撃目標も本来の作戦機から正確制御誘導武器の打撃に転換すべきである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「正確制御誘導武器はすでに防空体系の主要な打撃目標の1つとなっている」)

正確制御誘導武器は目標として作戦機に比べ顕著な差異が存在し、例えばある正確制御誘導武器の速度は普通の作戦機より速く、例えば空対地ミサイルの速度は普通音速より速く、一方普通の作戦機の多くは高亜音速である。あるものは生存能力が飛行機に比べてより良く、例えばJDAMといった普通の爆弾の改装を採用した正確制御誘導弾薬は、スチール製外殻を留保し、抗打撃能力が飛行機より優れている。あるものは機動能力が普通の飛行機より高く、ある対艦ミサイルは50G前後の機動を引き出せ、一方普通の飛行機は最多で8G前後しかない。また正確制御誘導ミサイルの寸法やRCSは普遍的に普通の飛行機より小さい。このことは対空ミサイルに対しより高い要求を提出し、対空ミサイルがより良い目標探知計測能力、より高い制御誘導精度を持ち、最も良いのは目標に直接衝突して破壊できることで、より良い機動能力で高機動目標を迎撃でき、同時に体積や重量は小さい必要があり、より多くの火力ルートを提供し、より良い飽和攻撃に抗する能力を具備することを要求する。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「FM-3000の多機能アクティブフェイズドアレイレーダー」です。)

2014年の珠海航空展の資料から見て、FM-3000対空ミサイル武器システムはアクティブフェイズドアレイ多機能制御誘導レーダーを採用している。前述のように現代の正確制御誘導武器は本来もう体積や寸法が小さく、加えてステルス技術を採用し、このためRCSが低下していて、相応に探知計測システムをグレードアップしてバランスを取る必要がある。アクティブフェイズドアレイレーダーは以前の対空ミサイルが採用していた機械スキャンレーダーやパッシブフェイズドアレイレーダーに比べ、その損耗がより小さく、同時により柔軟なビームと模式をを持ち、このため探知計測能力がより強い。このようだと同じ条件下でアクティブフェイズドアレイレーダーの探知計測距離はより長く、あるいは同じ要求の下でアクティブフェイズドアレイレーダーはより小さな口径と出力を用いて要求を達成することができ、このようだとシステムの体積や重量が小さくなり、このことは中低空対空ミサイルにとって、比較的大きな意義がある。

関連の図表からは、FM-3000のレーダーが2D電子スキャン技術を採用し、目標の探知計測後、迅速にビームを移動させて、二次的なスキャンを行って確認を行うことができ、探知計測精度が高く、確認速度が高く、機動性能が高いおよび数の多い目標に対応するのに有利で、特に正確制御誘導武器の飽和攻撃に対応するのに適し、このことはFM-3000が飽和攻撃に抗する能力を重要な指標として考慮したことをもはっきり示しているということが見て取れる。

FM-3000が飽和攻撃に抵抗反撃するもう1つの法定(頑住吉注:変換ミスか何かだと思います)は複合制御誘導体制の採用である。関連の資料によれば、FM-3000は中継慣性誘導+指令+末端段階アクティブレーダー制御誘導システムを採用し、このような制御誘導システムのメリットは地上制御誘導レーダーはミサイルの飛行の初期、中間段階で目標のデータを提供すれば即OKで、末端段階ではミサイルが自ら目標を探知計測でき、非常に大きく地上制御誘導レーダーへの圧力を低下させ、相応にシステムの多目標に抗する能力も向上していることで、先進的なフェイズドアレイレーダーに加えミサイルの複合制御誘導体制に頼り、FM-3000対空ミサイル武器システムは同時に多方向の8つの目標に対応でき、比較的強い飽和攻撃に抗する能力を具備する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「FM-3000はアクティブ末端制御誘導システムを採用している」)

末端段階レーダー制御誘導方式はさらにミサイルの制御誘導の精度を向上させており、末端段階アクティブレーダーを採用したミサイルが目標に接近するほど、目標から帰ってくる電波は強くなり、制御誘導精度が高くなる。このようにミサイルの命中精度が高くなり、相応に目標に対する破壊能力もより強くなり、甚だしきに至っては直接目標への衝突を実現し、目標「打爆」効果を達成することができる。特に対艦ミサイルを迎撃する時、FM-3000ミサイルは大きな弧を描く形状の弾道を採用し、上から下に目標を照射することができ、平坦な海面の背景の下で、対艦ミサイルは比較的理想的な目標である。命中精度が比較的高いので、対艦ミサイルを撃破でき、さもなければ比較的大きな破片が慣性に基づいて前進し、同様に対艦ミサイルに対し損傷をもたらす。

より小さい体積と重量を持つことはFM-3000が飽和攻撃に対応する能力を増強するもう1つの方法で、ミサイルの体積が小さく、重量が軽くなるほど、単位作戦ユニットが配備する武器が多くなり、このようだと相手方の飽和攻撃に必要とされるミサイルが多くなり、相応により大きな規模の兵力も必要とし、指揮コントロール、後方勤務保障方面の難度が増加する。関連の画像からは、FM-3000の体積と重量がいずれも非常に小さいことが見て取れ、1つのFD-2000の発射ボックスに4発収容でき、このようだと1両のFD-2000発射車に16発のミサイルが配備でき、非常に大きく単位作戦ユニットの火力密度を向上させている。相応にシステムの飽和攻撃に抗する能力も増加している。同時に多くの方向の8つの目標に対応し、比較的強い飽和攻撃に抗する能力を持つ。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「FM-3000防空システムのミサイルの体積と重量は比較的小さく、弾薬搭載量を増加させている」です。)

より小さい体積と質量には別のメリットもあり、それは機動性能がより良いことである。周知のように、機動過負荷と質量は反比例し、つまり同様の条件下では質量が軽いほど機動性能が良くなる。このようだとミサイルの衝突の運動エネルギーとコントロール能力を増加させ、もって迎撃確率を向上させることができる。FM-3000はエンテ式空力レイアウトを採用し、この種のレイアウトのメリットはミサイルの舵がミサイル本体の前部にあり、翼がミサイル本体後部に位置し、バランス状態下で舵の偏向角度とミサイルの迎え角の方向が同じで、舵面を回転させるとミサイル全体を揚力により上昇させることができ、ミサイルの呼応特性の向上に有利で、ミサイルの機動性能を増強するということである。位置が前寄りなので、後部のエンジンが避けられ、このため舵装置と操縦機構のレイアウトも比較的便利で、特に体積が小さいミサイルにとっては非常に貴重である。だがこの種のレイアウトの欠点は、中高空性能が良くないことで、このため我々は中近距離ミサイルの多くにこのレイアウトが採用されているのを見る。一方中遠距離ミサイルはより多くが正常式あるいは翼のないレイアウトを採用している。関連の報道から見て、FM-3000の飛行機に対する最大射程はおよそ30km、巡航ミサイルに対する最大射程はおよそ20km前後で、このためその作戦範囲は中低空、中近距離のはずで、このためエンテ式レイアウトを採用することがミサイルの設計に便利で、研究開発の難度を下げたのである。

全体的に言って、FM-3000は中国の関連機関が新世紀の防空作戦の要求を根拠に研究開発した新型対空ミサイルシステムで、それは主に各種正確制御誘導武器、例えば巡航ミサイル、空対地ミサイル、正確制御誘導爆弾を主要な迎撃対象とし、体積が小さい、重量が軽い、制御誘導精度が高い、威力が大きい、機動性能が良いなどのメリットを持ち、その就役は人民解放軍が相手方の正確制御誘導武器の打撃に抵抗反撃する能力を向上させた。海軍水上艦艇を例にすると、現役の水上艦艇は垂直発射システムを配備しているが、装備する艦対空ミサイルのHQ-9やHQ-16の体積は比較的大きく、1つに発射ユニットに1発のミサイルしか配備できず、このようでは対艦ミサイル、艦対空ミサイル、対潜ミサイルが発射ユニットを争奪する状況がもたらされるだろう。だがもしFM-3000のような体積の小さいミサイルを配備したら、より少ない発射ユニットを用いて艦対空ミサイルを配備し、空いた発射ユニットはその他のミサイルに与えることができ、ならばこの問題は解決されるだろう。(作者:鼎盛小飛猪)


 実戦に使用されたことがないので言うほどすごいのかどうか分かりませんが、少なくとも理論的に迎撃能力が着実に向上しつつあるのは間違いないでしょう。












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