中国国産空母関連2題

 重複部分もありますが。

http://military.china.com/jszmt/02/11173748/20160811/23267345.html


中国空母、重大な突破を獲得 あるカギとなる重要技術がアメリカを緊張させる

グローバル時報8月9日の報道によれば、最近あるネット仲間が中国初の国産空母の最新の情報の画像を明るみに出し、流出した画像からは国産空母001Aのスキージャンプ発進甲板がすでに吊しての組み込みを終え、かつ基本的に形をなしているのが見て取れる。次の一歩では艦橋など甲板以上の建築物の施工作業が展開されることになり、ここに至り中国国産空母がスキージャンプ式空母である事実はついに確認を得た。最新の関連の情報がはっきり示しているところによれば、中国の001A空母は今年年末までに進水する可能性が高く、しかる後に2〜3年の航海試験と演習訓練を経て、最終的に2020年までに戦闘力を形成し、したがって中国が海洋権益を維持保護する大黒柱となる。

中国初の空母遼寧艦の前身はワリヤーグ号空母で、中国が1999年にウクライナの手中から購入してきたもので、2005年中国海軍はワリヤーグ空母に対し改造建築を行い、改装後中国はそれを001型空母と称し、かつ2012年正式に進水させ中国海軍に引き渡し、その後一連の試験と演習訓練を経て、遼寧艦は今年基本的にすでに戦闘力を具備している。実は中国初の国産空母は遼寧艦の延長でしかなく、その動力装置の模式も通常動力で、結局のところ中国の空母建造技術は遼寧艦に始まり、中国初の国産空母をいかに改造しようとも、遼寧艦の面影からは離脱できないのである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「遼寧艦空母の満載排水量はおよそ6万トンで、一方中国初の国産空母の排水量も6万トンである。」)

実は中国は核反応炉技術方面で非常に成熟しているが、いくつかの面倒事の出現を避け、できる限り早く中国工程人員に空母技術を飲み込ませるため、初の国産空母建造問題の上で、中国は全通甲板および原子力動力技術を軽々しく使用していない。関連の情報がはっきり示すところによれば、中国は現在少なくとも35基の核反応炉を持ち、数の上ではすでにロシアさえ超越している。もし中国の建造中の核反応炉の進展速度に照らせば、今後何年か以内に中国の持つ核反応炉の数はフランスを超えることになる。核反応炉を空母に運用するには難度があるが、中国の現有の技術をもって言えば、この問題の克服は簡単なことと言える。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国はすでに原子力空母建造の実力を具備している」)

中国が功を焦り、初の国産空母に原子力動力装置を装備しないのは、ごく明らかに中国が手堅く物事を進め、一連の複雑な問題の出現を避けるためである。中国国産空母の建造進度に関しては、米軍は非常に関心を注ぎまた気にしていると言え、表面的に見れば中国初の国産空母は通常動力装置を採用しているが、中国はすでに原子力空母建造の実力を具備しており、現在武漢に位置する陸上空母模型で、中国はすでにその甲板装置に対し調整を行っている。このため、あるアメリカメディアは中国は第2隻目の国産空母を建造中で、この空母は全通式甲板を使用する原子力空母の可能性が高い、と推測する。

遼寧艦空母の満載排水量はおよそ6万トン、一方中国初の国産空母の排水量も6万トンで、もし中国第2隻目の国産空母が全通式甲板と原子力動力装置を使用したら、その艦体は遼寧艦に比べずっと大きく、排水量も8万トンに到達し、それも2018年前後には進水する可能性がある。この前アメリカメディアは推測、分析し、2025年になれば中国は6隻の空母を持つことになり、このうち少なくとも2隻は原子力空母で、しかも原子力空母建造技術方面で、中国はすでにロシアを超え、甚だしきに至ってはいくつかの方面では米軍と同列に論じることができる、とした。


http://military.china.com/important/11132797/20160810/23256770.html


国産空母は遼寧号に比べ三大進歩がある 2018年前後に引き渡し

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「先日、ネット仲間が建造中の国産空母がスキージャンプ甲板を取り付けているらしき画像をアップした。ここに至り、この艦の大体の輪郭はすでに完備された。(未来ネットより)」)

先日、1枚の国産空母の「衛星スパイ写真」がネット上に流れ伝わり、外国メディアの争っての報道を引き起こした。「週刊ジェーン安全保障業務」ウェブサイトのこれに対する評論は、画像がはっきり示すところによれば「空母飛行甲板の大部分はすでに完成している」と考える。国産空母はずっとメディアが関心を注ぐホットなポイントである。どの種類の動力装置を採用するのか? 排水量はどのくらいか? 建造プロセスはどうか? いつ装備され就役できるのか? また遼寧艦に比べ、この艦にはどういった新たな変化があるのか? 新たな空母がベールを脱ぐ前、我々に言わせて欲しい。

先日、1枚の国産空母の「衛星スパイ写真」がネット上に流れ伝わった。同時にある情報は、中国初の国産空母は大連造船工場で艦首の取り付けを完成させ、主たる艦体の一部はすでに完成に近づいている、とした。これは国産空母が2015年に初めて明るみに出て以来、時1年を隔ててのまた1つのヘビー級の情報である。

7月、中国国防部定例記者会見で、国防部スポークスマンの楊宇軍は公然と、初の建造中の国産空母は現在関連の作業が計画通り推進されている、とした。

遼寧艦に比べ、国産の新たな空母にはどういった変化があったのか? 艦首取り付けは何を意味しているのか? いつ装備され就役できるのか?国産空母に関する一連のクエスチョンマークに対し、筆者は独占的に海軍軍事専門家の李傑および海軍作戦・装備専門家の王雲飛に連絡し、我々と共に大胆に国産空母が一体どのようなのかを推測してもらった。

突破

スキージャンプ甲板は12度上向きに 艦載機の発進距離を短縮できる


「中国初の国産空母の加速しての建造は、中国造船工業の強大な実力を体現しており、国産空母の設計方案が相当に成熟していることをも説明する。」 李傑は次のように言う。近代化された空母建造の伝統的な空母建造との顕著な差異は、分段式建造の手法を採用していることで、すなわちまず分段を建造しさらに整合し組み立てる。今回の艦首の取り付けは、主にスキージャンプ式飛行甲板に対するつなぎ合わせである、とする。このため、このことは全空母の全飛行甲板を貫通させかつつなぎ合わせて完成させようとしていることをも意味している。

「上向きの角度は艦載機を艦に搭載した後、一連の試験飛行で獲得されたデータを根拠にしており、これは遼寧艦の科研成果でもある。」 艦首の最も人の注目を引く部分である12度上向いたスキージャンプ飛行甲板に対し、李傑は次のように考える。12度上向きというのは国産空母に対し非常に大きな意義を持つと言え、何故ならそれが非常に大きく艦載機の滑走距離を短縮することができるからで、国産空母に関して言えば2本の滑走路はそれぞれ長さ105mおよび195mで、艦載機はより多くの余裕を持って航空燃料、弾薬と予備部品を搭載することができる。

(頑住吉注:これより2ページ目)

動力

成熟した理念と技術を選択 しばらくは原子力動力は不採用


「原子力空母を建造しようとするには、各方面の成熟した技術を必要とする。」 李傑は、これは中国初の国産空母のため、建造過程ではより穏健妥当に向かい、まず有無の問題を解決し、できる限り早く部隊装備するかもしれない、とする。このため成熟した設計と理念を使用する可能性がある。

我が国の艦船用原子力動力は、米ロに比べ比較的立ち後れている。ダブル艦橋設計、電磁カタパルト、全電力推進など現在の空母設計の先進技術理念に関しては、この空母では採用されないだろう。だが、空母の艦載武器や電子設備方面では、最も先進的なシステムが使用される可能性が高い。

李傑は、第1隻目の国産空母の艦橋には小さくない変化があるはずで、ステルス化設計を採用し、電子設備のレイアウトを調整し、空間利用率を上げるのはすでに大勢の赴くところであると考える。現役の遼寧艦に比べ、建造中の第1隻目の国産空母が戦闘力を形成する期間はより短いだろう。

位置付け

中・遠海の海上作戦の需要を満足させる 遼寧艦に比べ三大進歩あり


公開の報道から見て、初の完全国産空母は001A型空母と呼ばれ、標準排水量は55,000トン、満載排水量は6,700トン前後で、このことはこの国産空母の遼寧艦との差異が非常に大きくはないだろうことを説明している。

「遼寧号空母と国産空母の最大の差異は両者の位置付けと属性が異なることにある。」 李傑は、遼寧号空母は主に科研と訓練任務を担当し、必要な時は作戦機能を具備し得る、と考える。一方新たな国産空母は位置付けの上ですでに変化が発生していると言え、主に新たな作戦任務の執行のために奉仕し、特に中・遠海海上作戦の需要である。

(頑住吉注:これより2ページ目)

一方王雲飛は次のように考える。遼寧艦に比べ、建造中の新たな空母の最も主要な進歩には3つの方面がある。1つ目はより大きな機格納庫容量があること。ワリヤーグのオリジナル設計には艦対空ミサイルがあったため、一部の機格納庫スペースを占用した。一方新たな空母にはこの設計はない。2つ目は機械電気システムの適合性がより良いだろうことで、遼寧艦の機械電気システムのあるものはオリジナル設備を用い、あるものは後に追加装備されたもので、改装設計時各項目の戦術技術指標はあるものは取りあるものは捨てることが必須だった。一方国産空母は最初からもう全体設計を行い、現有の設備の最大の効能を発揮することができる。3つ目は情報電子システム、例えば航空管理システム、戦場関知システムなどで、国産空母にはまた最新の発展があった。

進度

1年で主要な艦体の建造が完成 2018年前後に海軍に引き渡し


「世界の範囲で見て、空母の建造は6年以上の期間を必要とする」。海軍作戦・装備専門家の王雲飛は次のように考える。1年の時間内に主要な艦体構造を完成させることは、世界の現代空母建造史上先例がない。このことは充分に中国の造船技術の巨大な進歩を見せつけている。空母の艦橋が一体進水前か、それとも進水後に取り付けられるのかは、状況を見て定まる。もし最近明るみに出た艦首の取り付けが真実の状況なら、大連で建造中の国産空母は、現在艦橋は取り付けられていないが、モジュールはすでに完成しており、このためドックの需要を根拠に、進水の時期を決定することができる。

王雲飛は、中国空母技術の展望について言えば、次の一歩は電磁カタパルト、ガスタービン動力あるいは原子力動力、新型作戦機、固定翼早期警戒機などの方面にあり、いずれも期待に値する、と考える。同時に、艦首の取り付けが一定の状態に達した後、中国初の国産空母の艦体建造は基本的に完成する。次の一歩は艦橋の取り付けと進水、艤装段階に転じる。現在まで、ネット上には艦橋に関するいかなる画像も出現したことはないが、その建造作業はとっくに開始され、建造完成後はあるいは全体を吊して装備する方式をもって艦体に取り付けられることになるかもしれない。

一方軍事専門家の李傑は次のように考える。モジュール化された分段を建造、さらに全体をつなぎ合わせる新技術を採用しているため、新たな空母の建造期間はすでに大いに短縮され、正常なタイムスケジュールに照らして推算すれば、大体2017年前後に進水でき、その後関連の艤装を行い、2018年前後には、初の自ら製造する空母はもう解放軍海軍に引き渡せると見られる。(文:桂楷東)


 見る限り中国国産空母建造は順調のようです。中国の空母が実際にどの程度の実力を持つのかは少なくとも当面明らかにならないと思われますが、アメリカに介入を躊躇させる效果は当然あるでしょう。




















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