タイ、中国の潜水艦を購入へ

 タイと潜水艦ってイメージ的に結び付きにくいですが。。

http://military.china.com/news2/569/20170509/30504552_all.html#page_2


中国・タイ潜水艦販売大規模契約ついに最終決定 あるいは新型潜水艦発射ミサイルを合わせて販売か

中国がタイに通常動力潜水艦を販売するとの情報は、ちまたで各種バージョンが不断に伝わっている。5月8日、この兵器購入大規模契約がついに最終決定した。中国船舶重工集団社(以下中船重工と略称)は当日その公式サイトで、中国・タイ双方はすでに 5月5日に北京でS26T潜水艦購入に関する協定を締結した、と宣言した。専門家は分析し、このことは中国の武器の不断に向上する市場競争力をはっきり示しており、中国・タイ両国両軍の高度の相互信頼をも体現している、と考えた。

5月8日、中船重工はその公式サイト上で、この協定の締結は中船重工が研究開発し生産する潜水艦がタイに正式に輸出される重要な印で、パキスタンへの輸出大規模契約に続く、わが国の通常潜水艦対外輸出のまた一つの重大な突破である、とした。タイサイドのこの協定に対する高度の重視の体現として、タイ海軍参謀長リューツァイ リューディ上将は自ら中国に来て協定書に署名し、中国駐タイ武官の張力も署名式に立ち会った。

中船重工はこの喜ぶべき情報を発表する時、それでも依然ごく「低調」で、契約の細則およびこれにかかわる金額を発表していない。だがタイ方面がこの前明らかにしたところによると、今回締結される協定は、タイが360億バーツ(約71億人民元に相当)の資金を費やして3隻のS26T潜水艦を購入し、最初に支払われる7億バーツは契約締結後45日以内に中国サイドに支払われることを意味している。第一隻目のS26Tは6年以内にタイロイヤルネービーに引き渡され、後続の2隻はその後 5年以内に引き渡されることになる。

タイメディアの説明によれば、S26Tは中国海軍が自ら用いる039A「元」級ディーゼル・電池潜水艦の輸出版である。タイメディアの報道は、S26Tは水滴型艦体設計を持ち、かつ比較的良い静音能力がある、とする。報道はさらに、この機種は非空気依存動力システム(AIPシステム)を装備し、このため連続21日潜航できる、とする。

中船重工は今回S26T潜水艦の技術パラメータを決して公開していないが、外国メディアは同社が以前国外の展示に参加した時公開したS26Tと基本的に類似したS20輸出潜水艦の簡単な紹介を引用し、この系列の潜水艦は全長が 66m、水上排水量1850トン、水中排水量2300トン、最大航行速度 18ノット、16ノットの速度をもって航行した時の最大航続距離8000海里、最大自力持久力 60日、全部で6門の魚雷発射管を配備する、と明らかにする。外国メディアはさらに、S26Tは中国が最近登場させた兵器輸出領域初の潜水艦発射対艦ミサイルであるCM-708を装備することになると推測している。このミサイルは 2014年珠海航空展で初お目見えし、それはユーザーに隠蔽された状況下で海上の大・中型艦船目標および陸上の岸に近い目標に対し攻撃を展開させることができる。

今回タイに潜水艦を輸出する契約はすでに公開の報道の中で探し当てることができる中国のここ2年内第3回目の潜水艦輸出である。この前パキスタンは金額少なくとも 40億アメリカドルで8隻のS20級潜水艦を購入する「スーパー大規模契約」を締結し、一方バングラデシュも2億アメリカドル出して2隻の035G「明」級ディーゼル・電池潜水艦を購入している。

ある姓名を明かされたがらない中国の軍事専門家は「グローバル時報」記者に向け、今回タイに潜水艦を輸出する大規模契約はきわめて大きく中国の輸出潜水艦設計建造能力を鍛錬することができ、国産AIPシステムの性能を検証しまた向上させる良いチャンスでもある、と説明した。彼は、中国の潜水艦のユーザーに対する最大の吸引力は極めて高いコストパフォーマンスの他、まだある軽視を許さないセールスポイントは、買い手が自らの潜水艦建造能力を発展させるのを助けることを中国が希望することである、とする。だが結局のところこの技術水準と工業的基礎に対する要求がすこぶる高い能力を発展させようとするか否かは、最終的には買い手によって決定される。

この専門家は、中国の潜水艦の潜在的な買い手は基本的に全て南アメリカ、東南アジアおよび北アフリカ地域に位置し、何故ならこうした国家は中国の兵器輸出製品とルールを熟知しており、しかも大部分は地域性海軍で、一定の実力と自主国防の需要があるが、手中の軍事費もまたあまり多くなく、このためコストパフォーマンスの高い製品を選択することが必須だからである、とする。

潜水艦の大規模契約の他、最近の中国とタイの兵器貿易領域のもう一つの契約はタイ陸軍に関わる。中国兵器工業集団社が先日発表した情報によれば、同集団の下に属する兵器輸出企業である中国北方工業社はタイ陸軍と「重要な契約」を締結した。この情報はこの契約がどういった装備に関わるのか明らかにしていないが、この情報が含む限られた情報を根拠にし、かつ北方社の業務範囲および外電のこれまでの報道を結合して判断すれば、中国が研究開発したメインバトルタンクVT-4をタイが継続購入することに関わるに違いない。外国メディアの報道によれば、タイ軍はすでに28両のVT-4購入済みで、今年年末までに受領、装備を終える。


 中国の兵器がどんどん輸出されていけばその実力その他が徐々に明らかになっていくと思われますが、タイが潜水艦を実戦に使う可能性は比較的低いのでは。

















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