コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその93

8月15日

 戦車競技関連です。

http://military.china.com/news/568/20140814/18707709.html


中将:96A戦車のロシアでのパフォーマンスは実戦と無関係 99式は1両で3両に相当

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「戦車大会での我が96Aの競技参加の高解像度画像」)

戦車大会でのパフォーマンスは実戦と無関係

王洪光

ロシアでの戦車大会が盛んに行われている時、「前方」から伝わってくる情報は明らかに中国戦車のパフォーマンスが充分満足いくものでなく、人を落胆させるものであるようだ。広大な軍事マニアは顔を真っ赤にして論争している。これは人を喜ばせる良い現象で、国防と軍隊の建設に関心を持つ人が多くなったことを説明している。今回競技に参加している我が軍の96A戦車は、当時筆者の組織、指導の下に研究開発が成功し、かつ部隊に装備されたもので、このためこれに対してはいささか自分なりの見方がある。

96A戦車には突出した長所があり、天性の欠陥もある。前者は火力と防御力に表れ、後者が突出するのは動力問題である。具体的に見ると、情報化能力の優勢は96A戦車に、T-72系列戦車に比べてずっと速く、ずっと正確でもある火力打撃能力を持たせている。このため今回の戦車競技の中で連続3発命中させ、1発も標的を外さず、この長所が体現され得た。

一方機動力が弱い欠陥は先天的なもので、後天的には完全に補い難い。この問題は今回の競技の中で非常に目立った。だが筆者が指摘しておく必要があるのは、現在の780馬力の出力はすでにこの型のエンジンの材料、構造、伝動部品などの方面の極限であり、もし動力がさらに大きいエンジンに交換するなら、車内の動力室のスペースを増大し、しかも作戦空間に割り込む、あるいは外形を拡大する必要があり、これは「大手術」であるということだ。

ならばなぜあらゆる高度新技術を某1つの装備の上に応用しないのか? これは作戦の需要とコストパフォーマンスの問題である。96系列戦車は主に中央平原および長江以南の地域に適用され、都市や農村には道路が多く、網目状の水路や丘陵地域が多く、戦車のオフロード機動能力に対する要求が相対的に高くない。このため「高い機動性」は必須の戦術技術指標ではない。また、コストパフォーマンスも考慮する重要な要素である。各種の高度新技術を一身に集めた戦車は、その価格も驚くべきものである。少数の戦車は作戦能力を形成せず、「集群」を形成することが必須である。96系列戦車はまさに「廉価で物は良い」が突出し、3両でやっと1両の99系列戦車の価格に相当するのである。

最後にさらに軍事マニアたちに教える必要があるが、戦車大会は戦車乗員の操縦技能と射撃技能の競技に過ぎず、戦車固有の機動力と火力のレベルを一部反映し得るが、戦車の戦術技術性能、すなわち作戦能力を全面的に反映することは決してできないのである。しかも、もし戦車の防御能力、情報化能力、戦場持続能力、維持修繕可能性能力が完全に反映できないとするなら、火砲の威力と砲弾の貫通能力も反映できないのである。これは戦場での戦車の勝負とは別物であって、作戦要求を用いてある競技、試合を評定する必要はない。これはまさに、何故競技に参加する多くの旧ソ連加盟共和国とソ連戦車を主に装備する国がT-72系列戦車を統一して使用するのかの原因の在り処である。

我が軍の競技に参加する戦車乗員は、筆者がかつて勤務したことがある古い部隊から来ている。これは我が軍で初めて96A戦車を装備した部隊であり、筆者は彼らの訓練レベルに対し高度に認可し、自信に満ちている。彼らは平時もしばしば射撃、操縦、通信、維持修繕などの専業技能の腕比べ、競技を行っており、世界の同業者や潜在的相手と比べ全く遜色はなく、甚だしきに至っては技が一段優れている。今回の競技は外国軍に向け学習の機会を提供した。我が軍はきっとさらに一歩前進することができる。(筆者は南京軍区元副司令員)


 さすがに本文ではトーンが異なっていますが、競技の成績と実戦が「無関係」なはずはなく、当然イコールで結ぶことはできないものの一定の関係はあるはずです。またこの言い分が全面的に正しければもし圧勝しても「これは実戦とは別」と言わなければならない理屈になりますが、もし勝っていたらきっと「我が戦車の優秀さが証明された」と言ってたと思うんですよね。

8月16日

 戦車競技関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/08/15/016870309.shtml


中国チーム戦車大会で後に追い上げ第3位にランクされる 決勝戦に参加へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「戦車大会で中国の96Aの部品が地面に落ちる」)

グローバル軍事報道 ロシアのNEWS2.RUニュースネット8月14日の情報によれば、ロシアで行われている世界戦車射撃大会の最初の3つの段階の競技の成績が発表され、中国代表チームは第3位を奪取し、決勝戦に参加する資格を獲得した。

ロシアで行われている世界戦車射撃大会の最初の3つの段階の競技はすでに幕を下ろし、最終的にホスト国ロシアチームが第1位を獲得し、その後にぴったりつけているのはそれぞれアルメニアチーム、中国チーム、カザフスタンチームである。競技の規則によれば、単一車両競技の上位3者が16日決勝戦に参加して勝負できる。

初の世界戦車射撃大会は8月4日にモスクワ郊外のアラビノ標的場で開幕し、競技は16日まで続く。全部で12カ国が参加し、これにはロシア、中国、アンゴラ、アルメニア、ベラルーシ、ベネズエラ、インド、カザフスタン、キルギススタンなどが含まれる。またさらに20を超える国と地域が人員を派遣して競技を視察する。

戦車射撃大会の競技に関するインスピレーションは冬季に行われるバイアスロンに源がある。すなわちスキーと射撃である。全競技ルートは20kmを超え、競技参加者は若干の障害、例えば蛇行したカーブ、浅瀬、丘陵、段差などを越えることになる。伝統的な競技とは異なり、戦車クルーはさらに模擬戦車および900〜2,200mを低空飛行する模擬ヘリに命中させる必要がある。


 なんだかんだ言ってけっこう上に来たようですね。中国だけには負けたくなかったというインドは何位なんでしょうか。

 もう1つロシア関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140815/18713400.html


プーチン:ロシアは国益の保障のためには国際条約からの一方的脱退も排除せず

中新ネット8月15日電:ロシアメディアの報道によれば、ロシア連邦大統領プーチンは14日ヤルタで下院の各党派議員と面会した時、ロシア連邦は国益を保証するためという状況下では、国際条約から一方的に脱退する可能性がある、とした。

プーチンは、アメリカサイドは進攻性戦略兵器制限条約から一方的に脱退した、と指摘した。彼は提示し、アメリカは自らの国家の安全という考慮から条約から脱退したのだ、とした。プーチンは、ロシアは自らの利益を保障するのに有利および必須だと考えた時、やはり同様にそのようにすることになる、と指摘した。

プーチンは、ロシアはヨーロッパ人権裁判所の管轄権からの脱退を排除しないとした。だが、関連の問題はまだ議事日程には上がっていないと声明した。彼は、ヨーロッパ人権法廷の多くの裁定は極度に政治化し、それはこの裁判所の目的である職能の建立を履行していない、と指摘した。法律関係を規範することなく、いかなる問題も維持保護せず、「単純に某種の政治職能のみ履行している」と。


 プーチンという指導者は感情とか理想とかではなく単純に国益を考えて方針を決断するタイプのようで、ある意味では分かりやすいとも言えそうです。

8月17日

 戦車競技関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-08-15/225520_2529180.htm


中国、戦車競技において「起死回生」:身体能力競技で第1位を奪う 決勝戦に突入

報道によれば、モスクワの戦車両項目競技で中国チームが「奮起」した。第3段階の競技は身体能力競技で、この競技の中で中国の3つの車両グループはそれぞれ第1、2、7位を獲得し、身体能力競技の総得点は第1位だった。単一車両競技の3項目は総合第3位で、成功裏に16日のリレー競技参加へと駒を進めた。画像は競技前の抽選の現場。


 まあこれで勝ったから中国の戦車が強いとは言えないのはもちろんですが、国の威信を賭けて全力勝負している様子は伺えますね。

 ロシア・中国・インドの潜水艦関連です。

http://military.china.com/news/568/20140815/18713286.html


ロシア上佐:中国は「アムール」潜水艦を用いてアメリカの原潜を狩り殺すことができる

【グローバル軍事報道】 「ロシアの声」8月14日の報道によれば、中国はインドの潜水艦の脅威に対抗するため、ロシアの「アムール」級潜水艦を必要とし、しかもこれだけではない。中国はまず自らの艦隊をアメリカに対抗する主要な力量と見なしている、とロシア退役海軍上将で軍事科学博士のシフコフは、中国向けにロシアが「アムール」級通常潜水艦を提供することに関する談判の始動を評論する時に指摘した。

「ロシア国防輸出」社社長イサイジンは8月12日、初めて当局としてこの情報が事実であると確認した。

今月のやや早い時期、インド海軍が2隻のロシア製677型「アムール」級ディーゼル・電池潜水艦を発注したことが分かった。新聞「国防ニュース」の事実確認によれば、購入あるいは賃借に関する談判は「ロシア国防輸出」社の参与の下でニューデリーで行われている。

イサイジンの言によれば、中国は暫時まだどのくらいの「アムール」の購入を希望しているのか明らかにしておらず、いつ供給契約が締結されるのかに関するいかなる情報もない。モスクワと北京は潜水艦の技術的特徴に関し協議を行っているところである。

シフコフの見たところ、ロシアの「アムール」級潜水艦に対し中印が興味を感じるのはごく自然なことである。彼は、「アムール」潜水艦はそれ自体の性能について言えば確かに前に向け大きな一歩を踏み出している、と語る。その戦闘能力について言えば、この潜水艦は中国の877型輸出版潜水艦に勝っている。我々がインドに向けこうした潜水艦を販売する以上、中国も当然自分も持ちたいと思う。これはインドと競争するためだけではない。ロシアの「アムール」級潜水艦はアメリカの潜水艦に対応する時にも中国の877型に比べより有効である。それらはより遠い所からアメリカの「ロサンゼルス」級を破壊でき、甚だしきに至っては「バージニア」級のような原潜もである。それらの隠蔽性は比較的強く、水中で実際上騒音はない。このことは、アメリカの潜水艦は実際上これを発見できないことを意味している。この潜水艦は警告性の打撃が実施でき、海戦の中で実際上敵サイドの潜水艦の殲滅が保証できる。

インドにはまだ「アムール」級潜水艦はなく、このため中国同様ロシアの潜水艦購入によってやはり自らの海軍の戦闘ポテンシャルを強化することを希望している。インドサイドは甚だしきに至っては通常この種の状況下で必ず行うことを必要とする入札募集を放棄するつもりである。インド国防省は、国家の防御能力の低下に対し憂慮を感じるに至っており、このため入札募集は経ずにロシアで「応急」的に購入してこの空白を埋めるつもりである、としている。

現在インドは14隻の潜水艦を持っている。中国は60隻余りの潜水艦を持っている。2012年インドはロシアの原潜「ネルパ」号を賃借した。インドにおいてこの潜水艦は「チャクラ」号と呼ばれている。シフコフの言によれば、「チャクラ」は騒音が比較的大きい中国の潜水艦よりはるかに優れている。だが彼は、中印に海上での対抗は発生しないだろうと考えている。

シフコフは語る。「中国は今すぐにインドと軍事対抗を行う準備をすることはないだろう。中国艦隊はその戦闘ポテンシャルについて言えば現在すでにインド艦隊をはるかに超えている。中国の軍艦、052駆逐艦や056護衛艦は大量生産されつつある。それらはそれ自体のポテンシャルがインドの軍艦を超えている。中国艦隊はインド艦隊に比べずっと強大である。中国は自らの艦隊をアメリカに対応する重要な力量と見なしており、インドから来る脅威に対応するのに用いるのではない。」

自らの主要な用途である敵サイドの潜水艦の破壊の他、「アムール」級潜水艦はさらに地上目標に対しミサイルを一斉射撃することができる。だが、「アムール」級は対ミサイルシステムを搭載することはできない。中国には今に至るも潜水艦をベースとした対ミサイルシステムはない。


 ロシアは互いに宿敵である中国とインド両方に高価な兵器を売って大儲けですね。この状況を見ると中国の言う「潜水艦分野では今やロシアと対等」というのはないなと思います。

 もう1つインド関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/08/16/016871868.shtml


インド最大の国産駆逐艦引渡し 海軍の戦闘艦「銃あって弾なし」

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「航海試験を終え軍港に入るコルカタ号駆逐艦。」 続いて2〜4枚目。「軍港内に停泊するコルカタ号駆逐艦。」 続いて5枚目。「インド国産コルカタ級新型ミサイル駆逐艦の3Dモデル。」)

中新ネット8月16日の報道。中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、現在インド最大の国産軍艦INS「コルカタ」号は8月16日、首相ナルンディラ モーディーによって主宰され海軍に引き渡されるが、その主要な防空武器の配備は決して行われない。

海軍少将シンは、インドの遠距離対空ミサイルシステム(LR-SAM)はインドとイスラエルの合資企業で研究開発中で、9月に試験を完成させた後「コルカタ」号軍艦上に配備されると見られる、とした。この6,800トン級の軍艦は近距離武器システムおよび主砲を持ち協同で保護することになる。

LR-SAMはインド海軍の未来の軍艦の主要な対空兵器だが、技術的故障によりこの計画は遅延している。海軍当局者は、このミサイルシステムの4つの後部に置かれたエンジンはすでにイスラエルに送って検査を行うことが計画されているが、西アジアで衝突が継続しているためそれはずっと韓国に留まり、このエンジンはすでに呼び戻され、その後イスラエルに送られることになる、とする。海軍当局者はさらに、インド国防研究・発展組織(DRDO)はかつて曳航アレイソナーの研究開発を自ら行ったが失敗をもって終わりを告げ、このため「コルカタ」号軍艦には曳航アレイソナーは配置されない、とした。

国防大臣アレン ジェテレイは8月23日、インドが自ら研究開発を行ったINS「カモータ」号対潜護衛艦の就役式を主宰する。この艦はコルカタに位置するゴードンリッチ造船工場によって建造された。

INS「コルカタ」号は海軍西部司令部の西部艦隊に加入することになり、INS「カモータ」号はヴィシャカパトナムに位置する東方司令部艦隊に加入することになる。

あるベテランのインド海軍当局者は、上述の2つのプロジェクトのコストは不断に高騰し、15Bプロジェクト(Project-15B)の3隻の駆逐艦の中の第1隻目、すなわちINS「コルカタ」号は4年の遅延を含む各種の原因によりコストが当初の3,051億ルピーから現在の11,662億ルピーまで徐々に増加し、このプロジェクトのコストはインドにおいて史上前例のないものだ、とする。INS「コルカタ」号軍艦の60%の部分は国内で自ら研究開発が行われ、この艦は非常に良好なステルス性能を持ち、かつインドで最も先進的な監視及び武器システムを配備する。

海軍当局者は、28プロジェクト(Project-28)はINS「カモータ」号を含む4隻の護衛艦を建造することになり、プロジェクトはすでに2年余り遅延しているため、プロジェクトのコストは当初の3,051億ルピーを基礎に不断に高騰している、とする。INS「カモータ」号軍艦の90%の部分はインドによって研究開発され、艦上のあらゆる武器もインドが自ら研究開発したものである。

もう2隻の「コルカタ」級軍艦INS「ジンナイル」号とINS「コーチン」号は16か月後、すなわち2015年年末に就役する見込みである。


 力を入れているのは分かるんですが端から見ても前の記事にあった「052駆逐艦や056護衛艦は大量生産されつつある」中国の方がスムーズに進んでいるような印象を受けます。

8月18日

 戦車競技関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140817/18715237.html


ロシアの戦車大会、戦いの幕を下ろす 中国の戦車クルー、団体競技で銅メダル獲得

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「初の戦車両項目世界選手権は8月16日に終わり、中国は1時間30分56秒の成績をもって銅メダルを獲得した」)

ロシアニュースネット2014年8月16日20時11分の報道によれば、初の戦車両項目世界選手権は8月16日に終わり、ロシアチームは団体競技の中で1時間15分13秒の成績をもって勝利し、中国は1時間30分56秒の成績をもって銅メダルを獲得した。準優勝はアルメニアによって1時間20分03秒の成績をもって獲得された。ロシア国防大臣ショイグは自ら賞の獲得者のためにメダルを渡した。

この戦車両項目世界選手権は8月4日に始動し、全競技日程は12日、ロシア、アンゴラ、アルメニア、ベラルーシ、ベネズエラ、インド、カザフスタン、中国、キルギススタンなど全部で12カ国が今回の競技イベントに参加した。また20余りの国の代表団が視察員として今回の競技イベントに出席した。

(頑住吉注:2ページ目)中国代表チームが獲得した証書

(頑住吉注:3ページ目)全部で20余りの国の代表団が視察員として今回の競技イベントに出席した

(頑住吉注:4ページ目)中国代表チームが獲得したトロフィー

(頑住吉注:5ページ目)中国の競技参加隊員が賞品を手に持つ

(頑住吉注:6ページ目)ロシア国防大臣ショイグは自ら賞の獲得者のためにメダルを渡した

(頑住吉注:7ページ目)ロシアチームは団体競技の中で1時間15分13秒の成績をもって勝利した

(頑住吉注:8ページ目)上位3位を獲得した代表チーム


 まあ12カ国が参加した中で決勝戦に進み銅メダル獲得ですから中国とすればまずまずの結果だったのでは。

8月19日

 台湾関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140818/18716487.html


世論調査:6割の台湾人、台湾独立に共感 日本が出兵して共に台湾を防衛するのを支持

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『新台湾国策シンクタンク』は15日『政党のパフォーマンス、統一・独立動向および年末の選挙状況』記者会見を行った。画像のソース:香港『中評社』」)

【グローバル軍事報道】 香港の「中評社」は、「独立派」の背景を持つ「新台湾国策シンクタンク」が15日最新の世論調査結果を発表し、「将来台湾がもし外国の攻撃を受け、アメリカが『台湾関連法』を根拠に台湾を共同で防衛する時、日本も『集団的自衛権』に依拠して出兵して共同で防衛できるが、日本がこの種のやり方を採ることを支持するか否か?」に対し、59.4%にも達する人が支持を表明し、28.4%が不支持だった、と報道した。

「日本の集団的自衛権解禁を知っているか否か」と問われた時、62.8にも達する人が「知らない」を選択し、知っていたのは37.2%だけだった。「新台湾国策シンクタンク」の理事長呉栄義は、こんなにも多くの人が日本の「集団的自衛権」解禁を知らないことは、台湾民衆の国際領域に対する認知が不十分なものであり、国際的議題に比較的無関心であることをはっきり示している、と指摘する(頑住吉注:大陸で調査すればたぶんもっと低いと思いますし、アメリカで調査したらまず絶対これよりはるかに低くなるでしょうけどね)。

呉栄義は、調査によれば63.9%にも達する台湾民衆は、台湾の現況は「主権独立国家」であると考えており、違うと考えるのは29.1%でしかなく、今年1月の調査と比較すると3.8%増加した、とする。

統一・独立の議題方面では、「現状維持」がやはり多数の台湾の民意の支持を獲得し、58.8%にも達した。独立に傾いているのは25.4%、統一に傾いているのは6.8%で、独立に傾いている年齢層は20歳から29歳が44.1%に達して最多だった。今年1月の調査と比べると、独立に傾いている人は0.5%微増している。

呉栄義は、もし「現状維持」できなかったら、と問われると66.5%にも達する人が「台湾は独立して1つの国になる」を支持し、中国と統一するは20.5%、明確な意見なしは13%だった、と語る。今年1月の調査と比べると、「独立して1つの国になる」は0.8%増加したが、中国との統一も1.4%増加した。

(頑住吉注:後のページのキャプションは全て「台湾の指導者馬英九、台湾軍海兵隊を視察」です。)


 まあ言論の自由のない大陸の世論調査より価値があるのは当然の前提として、中立が建前のメディアでも誘導的な設問をすることがありますけど、「『独立派』の背景を持つ」(これ自体本当かどうか知りませんが)団体が、62.8にも達する人が日本の集団的自衛権解禁を「知らない」を選択したにもかかわらず、その後それに基づいて台湾を防衛するのを59.4%が支持するという結果に至るまでに誘導的な設問を行ったのではという疑いもそこはかとなく感じられます。他の問題に関する結果も額面通り受け取っていいのやらちょっと迷いますが、少なくとも独立傾向が強いのが若い世代というのは本当なのでは(20歳から29歳という区切りになっている以上20歳未満は調査対象ではなかったんでしょう。その下の区切りが10歳から19歳ということはないと思われるので)。

8月20日

 北朝鮮関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-08-19/225560_2530126.htm


北朝鮮の最新エアフォースワンが明るみに 中朝の隔たりは少なくない

現地時間2014年8月4日、朝鮮中央テレビ局は北朝鮮最高指導者金正恩の関連の活動を記録した記録フィルムの中で、再度金正恩が飛行機に乗る場面を放映した。金正恩は今年7月朝鮮人民軍陸軍、海軍、航空および防空軍を指導して島奪取上陸作戦を行った時にこの専用機に乗った。画像は金正恩がタラップを降りるところ。

(頑住吉注:2ページ目)画面の中の飛行機はこれまで全く公開されたことがないもので、ウクライナによって最も新しく設計されたアントノフ148型(An-148)旅客機である。金正恩は今年5月北朝鮮空軍指揮官飛行技術大会を視察した時も専用機に乗った。画像は金正恩の最新の専用機。

(頑住吉注:3ページ目)アントノフー148ジェット式支線旅客機はウクライナ、ロシアおよびその他いくつかの国の企業が協力して製造したものである。この機は2007年2月26日機種合格証を取得した。アントノフー148は80名の乗客の輸送に用いることができ、航続距離は3600km、巡航速度は時速820〜870kmである。画像はアントノフー148。

(頑住吉注:4ページ目)2004年10月初のアントノフー148の組み立てが完成し、試験に引き渡された。ロシアの「ボロネジ飛行機製造株式会社」の参与の下、アントノフー148はウクライナのキエフの「アビアンテ」航空工場で大量生産に投入された。2007年、少なくとも2機のアントノフー148の組み立てが計画されている(頑住吉注:当時の記述の引用ですかね)。現在までにアントノフー148機の契約数は30機を超えている。画像はアントノフー148。

(頑住吉注:5ページ目には新たな記述はなし。6ページ目)現地時間2014年5月10日、北朝鮮の「労働新聞」の報道によれば、金正恩は夫人の李雪主を連れて北朝鮮空軍指揮官飛行技術大会を視察した。2人は飛行機に搭乗して大会の現場にやって来た。この飛行機はメディアに金正恩の専用機と推測されている。(その機種は旧ソ連のイリューシンー62M旅客機)

(頑住吉注:7ページ目)金正恩と夫人が専用機を降りる

(頑住吉注:8ページ目)イリューシンー62の外形の最も顕著な特徴はT字型尾翼の採用、機体後部両側にそれぞれ2台のエンジンが並列に配置されていることである。機の尾部にエンジンを装備したという位置の影響により、高い水平尾翼のレイアウトが採用され、垂直尾翼の構造の複雑性と重量が増加した。機体に搭載なしと満載の重心の移動距離が比較的大きいという問題が出現し、貨物の積み下ろしの時は液圧操作のダブルタイヤ支柱を下ろして機体後部を支えることができる。

(頑住吉注:9ページ目)イリューシンー62の設計の要求は搭載客105人、着陸せずモスクワからニューヨークまでの航行ラインを直行できることだった。1963年1月に第1機目の原型機が初飛行し、原計画ではクズネツォフHK-8ターボファンエンジンを装備することになっていたが、時間通り引き渡せず、このため第1機目の原型機は暫時リューリカターボファンエンジンに改装され、3機の原型機が4年の試験飛行作業を行った。

1967年9月15日、イリューシンー62は初めてモスクワからモントリオールまでの航行ラインを飛び、1968年7月にモスクワからニューヨークまでの航行ラインの飛行を開始し、後にツポレフー114に代わってモスクワからロンドン、パリ、東京などまでの航行ラインを飛び、旧ソ連民間航空の主要な国際航空ラインの旅客機となった。イリューシンー86遠距離旅客機の研究開発失敗により、またその他の新型遠距離旅客機の数も比較的少なく、イリューシンー62は継続してロシア民間航空の遠距離国際航行ラインの主力に充当された。これらの飛行機の大多数は新型のナビゲーション、通信システムおよび騒音および汚染軽減エンジンの短いエンジン室を装備し、もって関連の航行適性規定を満足させている。

(頑住吉注:以下中国の主席専用機に関する内容になっていますが省略します。)


 画像からえらく古臭いデザインという印象を受けたんで最新の設計という記述に驚きました。しかし3枚目の画像を見ると古臭い印象を受けたのは1つにはださい塗装のせいのようですね。

8月21日

 インド関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140820/18722691.html


インドメディア:首相モーディのインド新駆逐艦に対する称賛は「オーバー」

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド海軍の『コルカタ』号駆逐艦」)

参考情報ネット8月19日の報道 インドのニューデリーテレビ局ウェブサイトは8月16日、「首相の『コルカタ』号駆逐艦に関する発言はたった一部分だけが正確」という題の文章を発表した。その内容は次の通りである。

インドの首相ナルンディラ モーディは8月16日、「コルカタ」号駆逐艦の就役開始後、いかなる国もインドに対し挑戦を構成しないだろう、と語った。彼の発言はたった一部分だけが正確である(頑住吉注:中国語の「挑戦」は辞書には日本語と大体同じ意味しか載ってないんですけど、そのままだとと違和感が強いことが多く、「困難」とか訳すことも多いです。この場合は「脅威」に近いニュアンスですかね)。

実際の状況は次の通りである。この国が作った最大の駆逐艦「コルカタ」号は、同クラスの3隻の軍艦の中の第1隻目でもあり、決して真に完成してはいない。この艦艇には依然多くの主要な武器システムとセンサーが欠けており、それらは製造中ではなく、まだ生産に入っていないのである。

「コルカタ」号駆逐艦およびその姉妹艦「ガーチ」および「ジンナイ」号はあるいは真に世界一流の戦闘プラットフォームになる日があるかもしれないが、今の状況はこのようではない。「コルカタ」号の現在の状況は決して参戦には適さない。

以下の状況を考えてみよう。「コルカタ」号にセットされる対空ミサイルである「バラク」-8ミサイルは依然この国とイスラエルで共同研究開発中である。これに対し試験を行い、これを「コルカタ」号に装備し、その後さらにユーザーによる海上試験を行うのであって、まだ数カ月ないし数年の時間が必要である。「バラク」ミサイル、すなわち海軍のいわゆる遠距離艦対空ミサイルがない状況下では、「コルカタ」号には現代の対艦ミサイルを防御するのに用いる信頼できる防御措置が欠乏している。対艦ミサイルを配備した中国の駆逐艦および護衛艦は海域の中にもはやすでに珍しくない。「バラク」ミサイルは少なくとも70kmの範囲内のミサイルと飛行機を迎撃するのに用いることができる。

「コルカタ」号駆逐艦には潜水艦の探知計測に用いる主要なセンサーも装備されていない。曳航アレイソナーである。インドが研究開発中の曳航アレイソナーは海軍の要求に合致せず、一方国外生産のソナーシステム購入の作業は依然未完成である。このソナーははるかに遠い海域、しかも海面以下の異なる深度に位置する敵潜水艦を探知計測できる。排水量がこれと似たヨーロッパやアメリカの現代の駆逐艦は全て曳航アレイソナーをその標準装備とする。

もう1つの人を深刻に心配させる方面は、「コルカタ」級艦艇の主要なエンジン、ウクライナが製造するM36Eガスタービンエンジン装置である。この装置の機能は信頼でき、維持修繕の間隔は長く、「コルカタ」級駆逐艦のために必要な動力を提供している。だがウクライナは現在戦争状態にあるため、外界は関連の予備用設備の長期的供給に問題を構成する可能性があることを心配している。海軍にとって、これは最もまずい状況になると言える。

こうではあるが、「コルカタ」級駆逐艦の装備のいくつかの方面は確かに世界一流のレベルにある。その主要なセンサーはイスラエルが生産したMF-STARセンサーで、この先進的なアクティブフェイズドアレイレーダーは250km以遠の区域から本艦艇に向け飛来するミサイルや飛行機を追跡できる。これはさらに同時に100以上の目標が追跡でき、この駆逐艦に現在未装備の「バラク」遠距離艦対空ミサイルのナビゲーションを行うのに用いることができる。分析者は、MF-STARセンサーはアメリカ海軍の「イージス」作戦システムおよびAN/SPY-1Dレーダーアンテナと同一クラスの水準にあると語る。

だが「コルカタ」号駆逐艦の設計の特徴は相当に人を不可解にさせる。現在、この艦艇に設計されたミサイルの搭載量はたった32発の「バラク」対空ミサイルである。そのミサイルの数はすでに就役している類似のヨーロッパおよびアメリカの現代駆逐艦に比べずっと少ない。海軍はこのミサイルの搭載量は最も理想的だとしているが、「コルカタ」級駆逐艦が装備するMF-STARレーダーが具備する能力を考慮すれば、「バラク」ミサイルの数が多くないという状況は、人に相当に興ざめな感じを与えるようだ。

これはちょうどある兵士が1挺のピカピカに光る真新しい小銃を配備しているのに、彼にちょっとの弾薬しか支給されていないようなものだ。この状況をすでに就役しているこれと似た軍艦上に配備される対空ミサイルと比較してみよう。インド海軍の「シヴァリク」級護衛艦は32発の「バラク」-1対空ミサイルと24発のロシア製「シディ」-1ミサイルを装備する。一方ロシアが製造した「ターワ」級護衛艦は64発のミサイルを配備し、これには24発の「シディ」-1ミサイルと40発の9M311ミサイルが含まれる。


 数は少ない、設備もそろっていない、搭載するミサイルも少ない、では中国海軍に対抗するのは難しいでしょうね。中国のミサイルなどの性能が額面通りだった場合の話ですが。

8月24日

 中国・韓国関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140822/18728953.html


韓国メディア、中国の鋼材は「全て偽物」とし、中国製品の評判をおとしめ続ける

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:武漢鋼鉄の高炉群の夜景」)

【グローバル時報特約記者 李泉 グローバル時報記者 張旺】 韓国の一部メディアは最近持続的に中国製品の評判をおとしめている。韓国の「東亜日報」は21日トップ記事で「中国製の偽で粗悪な鋼材が我が家に脅威を与える」という題の記事を掲載し、中国から輸入した鋼材を一律に「不合格な偽の品」と呼び、かつ中国の鋼材が韓国の建築の安全に脅威を与えているとした。しかし、中韓貿易を熟知する関係者の「グローバル時報」に対する説明によれば、韓国の鋼鉄関連企業は最近欧米で続けざまに独占禁止の調査に遭い、輸出が阻害を受けた後中国の鋼鉄関連企業の攻撃を開始したのであり、動機が不純である。

「東亜日報」の報道は、京畿道華城市に位置する某鋼材加工工場には「部外者立ち入り禁止」のプレートがかけられ、内部の建築現場には少なからぬ12〜15mm厚のHの字型鋼材が積まれている、とする。外部の目立つ場所に置かれているのは全て現代製鉄の製品だが、内部に行くと各種の「中国製」鋼材と「腐蝕が深刻な、名も知らぬ」鋼材が随所に見られる。これらの鋼材は加工後に韓国の各建築現場に送られる。報道は、韓国製に偽装された中国の「偽の鋼材」や規格が基準に達していない中国の「偽の劣悪な鋼材」が大挙して韓国市場に進入し流通しており、このことは韓国社会の建築の安全に関する「時限爆弾」となる、とする。こうした中国製鋼材の大部分は監督管理があまり厳格でない小規模建築現場に使用される。中国製鋼鉄の韓国市場におけるシェアは今年前半すでに23%に達している。

報道はさらに、先月24日に仁川3号埠頭に、サッカー場1つ分の面積の、厚さ2.5mの中国製Hの字型鋼材が積まれた、とする。ある韓国鋼鉄関連企業の職員は、「これらの鋼鉄は全て河北省からやってきたもので、商標は多種多様、輸入量はどんどん大きくなっている」とした。中韓貿易を熟知する上述の関係者は「グローバル時報」に向け、頻繁に欧米の独占禁止に関する調査に遭っている背景の下で、韓国鋼鉄関連企業は中国製品のHの字型鋼材が韓国で「低価格で投げ売り」されていると考え、かつ中国の鋼鉄に対する独占禁止に関する調査要求を提出している、とする。

商務部研究院の研究員梅新育は「グローバル時報」に対し、中国の鋼鉄の生産コストは相対的に低い、とする。中国の鋼鉄生産量は世界の半分以上を占め、国内経済発展が減速し、不動産熱が大きくクールダウンしている状況下で、鋼鉄関連企業の輸出市場に対する重視度は顕著に高まっている。在庫整理のため、一部の企業は価格を圧縮し、もって素早い出荷を求め、現金の流量を保証しており、これは正常な策である。韓国の輸入商が、質が相対的に並な鋼材の輸入を選択するのも彼ら自身の選択である。だが韓国メディアはわざと本国輸入商の責任を軽視し、かつひたすら中国の鋼材の質が不合格であると非難しており、その中の下心は言わずとも明らかである。

(頑住吉注:2〜4ページ目)資料画像:中国の鋼鉄工場の生産現場

(頑住吉注:5ページ目)東北特殊鋼集団大連基地の新工場区で、工員が酸で洗った後のステンレス鋼の線材が生産ラインを降りる状況を視察している。

(頑住吉注:6ページ目)2007年以来、中国鋼鉄業界は整合再編された

(頑住吉注:7ページ目)2013年に中国政府は国営鋼鉄関連企業の過剰な生産能力の削減を承諾した。だが中国政府が経済成長スピードが緩むのを心配しているという背景の下に、鋼材の生産は継続して増加している。国家統計局が火曜に発表したデータは、2014年4月、中国の粗鋼の1日あたりの生産量は229.47万トンで増加比1.26%であり、史上最高記録を作ったことをはっきり示している。

(頑住吉注:8ページ目)統計データは、2012年の我が国の累計鋼材輸出量は5,573万トンで、前年比685万トン増加し、増加比は13.7%だったことをはっきり示している。輸入鋼材は1,366万トンで、前年比192万トン減少し、12.6%下降した。(頑住吉注:以後たぶんタイプミスにより意味不明になっているので省略します)


 外見、臭い、味でばれる恐れがある食品でも平気で偽装や粗悪品の混入をするんですから、取り壊したり倒壊しない限り目に触れることもない鉄骨、鉄筋などの品質は非常に疑わしいでしょう。日本の建築は大丈夫なんですかね。

 久しぶりのトルコによる対空ミサイル輸入関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140822/18729515.html


ロシアメディア:トルコ、フランスのアスター30ミサイルを用いて紅旗-9の代替とすることを欲する

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:アスター30ミサイルを使用するSAMP/T防空システム」)

【グローバル軍事報道】 ロシア軍事工業総合体ニュースネット8月21日の報道によれば、中国の兵器メーカーは非常に長い時間内ずっとトルコ軍のT-LORAMIDS遠距離防空対ミサイルシステム購入に関する入札募集活動の中の「寵児」であるが、最近発生した事件は、トルコの指導者が「アスター30」対空ミサイルを基礎にフランスが提出する地対空中距離防御システム(SAMP/T)方案を真面目に考慮し始めていることを示している。

トルコ現地新聞は最近トルコ国防工業事務局の消息筋の人物の話を引用し、トルコ国防工業事務局主任ジェミールは先日フランスでヨーロッパミサイルグループ社代表と秘密会談を行い、その主要な目的は同社がトルコ遠距離防空対ミサイルシステム競争入札の中で提出する協力の方案を討論することである、と明らかにした。

ロシアの世界武器貿易分析センターはこの前、中国の会社は2013年9月にトルコ軍のT-LORAMIDS遠距離防空対ミサイルシステム調達に関する入札募集の中で勝利した、と指摘した。当時競争に参加した主なものはアメリカのロッキード・マーティン社/Raytheon社、中国精密機械輸出入総会社、ロシア国防輸出社(「ダイヤモンド-安泰」防空グループ)、およびフランス・イタリアのヨーロッパミサイルグループ社だった。中国精密機械輸出入社およびその提出した「紅旗-9」(輸出用名称はFD-2000)対空ミサイルシステムを勝者として決定する選択に関しては、2013年9月26日にトルコ国防工業事務局の会議で通過した。中国サイドのオファー価格は競争入札参加各方の中で最低であり、たった34.4億アメリカドルだった。

だが西側諸国が不断にかける圧力の下で、トルコの指導者はすでに何回も、修正後の競争入札関連文書を渡す最終期限を延長しており、ヨーロッパミサイルグループおよびアメリカの兵器商がより容易に受け入れられる価格を提出し得ることを希望している。今回渡された文書の最終期限は8月30日である。現在各方の勝負の結果は基本的にはっきりしており、もしトルコの指導者がもはや中国の会社と契約締結の件をめぐって談判を行わないことを決定したら、ヨーロッパミサイルグループがアメリカの兵器商を超越し、主要な競争者となる。

去年トルコはかつて、中国はトルコ国内でミサイルの合同生産を組織することを提案しているとしたが、これは価格というパラメータの他、トルコの中国企業選択を吸引するもう1つの主要な要素である。指摘しておくべきなのは、中国精密機械輸出入社はイラン、シリア、北朝鮮に向けて軍事設備を輸出したことにより、現在アメリカの制裁を受けていることである。(編集翻訳:林海)

(頑住吉注:2ページ目)資料画像:「陸上基地中距離地対空ミサイル」(SAMP/T)システム。

(頑住吉注:3ページ目)資料画像:「アスター30」対空ミサイルの試射

(頑住吉注:4ページ目)2001年、イタリア海域でアスター30ミサイルが垂直発射試験を行ったところ、および標準の8連装アスター30ミサイル地対空型発射車。

(頑住吉注:5、6ページ目)中国の「紅旗-9」対ミサイルシステム

(頑住吉注:7ページ目)紅旗-9遠距離対空ミサイル発射車および火力コントロールレーダー車

(頑住吉注:8ページ目)紅旗-9ミサイルの発射


 トルコが本当に中国のミサイルを導入しようとしていたのか、他国のメーカーの価格を下げさせるためのポーズだったのかは結局謎のままなんでしょうかね。




















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