コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその96

9月8日

 「遼寧艦」関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140908/18768719.html


殲ー15試験飛行に犠牲なし 「2名の飛行員が殉職」は偽のニュース

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『殲ー15』、遼寧艦上で降着試験を行う」)

最近、記者はブログ上で非常に多くの人が「2名の空軍飛行員が空母試験中に犠牲となる」との情報を転載しており、転載に参加しているアカウントの中にはいくつかの有名メディアの法人ブログアカウントが多いことに気付いた。記者がインターネットニュースを捜索しても、少なからぬこれを表題とするニュース報道を発見した。人民ネット記者は昨日軍関係者にインタビューし、この情報は誤読で、2名の殉職者は決して空母試験任務を執行していたわけではなく、犠牲となった2人は以前の試験飛行中に殉職したのであって、艦載機試験飛行中には人の犠牲はない、と確認した。(人民ネットによる)


 どっちが本当なのかよく分かんないですが、空母の着艦試験で事故が起き死亡者が出ることはある意味当然にして避けられないことであり、隠さなければならないことではない、またいつまでも隠し続けられることではないと思います。

 中国の対戦車ミサイル「紅箭-12」関連です。8月30日にもこのミサイルに関する記事を紹介しましたが、重複部分は少ないです。

http://military.china.com/important/11132797/20140903/18757281.html


中国の紅箭-12、指さすようにそこを打撃 全天候で戦車とヘリを攻撃可能

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『週刊ジェーン安全保障業務』ウェブサイトが発表した中国の紅箭-12対戦車ミサイルの画像」)

解放軍の「紅箭」は非常に高価

「ジャベリン」のようにファイアアンドフォーゲット、全天候で戦車、甚だしきに至っては低空のヘリを攻撃可能


本報記者/魏東旭

中国の新式対戦車武器が登場するのと共に、解放軍の兵個人戦力の向上が日増しに国際装備業界の注目を引き起こしている。「インド時報」8月26日の報道は、中国はすでに射程4kmの「紅箭-12」対戦車ミサイルを研究開発しており、これはアメリカ、ロシアの同類武器に勝るとも劣らない、としている。「紅箭-12」は解放軍の対戦車火力を向上させることができるだけでなく、さらに中国が国際軍備市場でより大きなシェアを獲得する助けになる。安全保障業務分析者は、「紅箭-12」は遠くが打撃でき、強烈に打撃でき、解放軍兵士が敵サイドのメインバトルタンクを粉砕する「鉄拳」となる、とする。

「何十万」が「何千万」をやっつけられる

「インド時報」の報道によれば、「紅箭-12」は中国北方工業集団社によって研究開発された。報道は、この武器の誕生は解放軍を西側諸国およびロシア軍の対戦車作戦能力に追いつかせることになる、と考える。

またイギリスの「ジェーン式ミサイルおよびロケット」誌の報道によれば、「紅箭-12」は今年6月、フランスの「ユーロサトリ2014」国際武器装備展で初めて明るみに出た。海外における展示の前に、このミサイルはすでに大量生産に投入され、一部の解放軍作戦部隊はすでにこの兵個人対戦車武器の装備を開始している。

ジェーン式は分析し、「紅箭-12」の発射筒、ミサイル、視察照準設備は全部で重量約22kgで、フルセットのシステムは全長約1.25mである、とする。ミサイルの長さは見積もりによれば1m前後で、ミサイルの径は130mmから150mmの間である。アメリカの「ジャベリン」、イスラエルの「スパイク」に似て、「紅箭-12」は目標形状記憶機能を持つ赤外線自動誘導弾頭を持ち、ファイアアンドフォーゲットの能力を持ち、全天候条件下で2,000mの範囲内の目標に正確に命中できる。もしテレビ誘導弾頭に換装すれば、このミサイルの射程は4,000mにまで延長できる。「紅箭-12」はメインバトルタンクを攻撃できるだけでなく、さらに低空飛行するヘリを打撃できるとされる。

インド、イギリスのメディアは、1発の「紅箭-12」ミサイルの製造コストは数十万人民元にも達し、このことは使用と装備のコスト上昇をもたらすことになる、と考える。だがある安全保障業務分析者は、各国の現役新式メインバトルタンクの単価はすでに800万アメリカドル〜1,000万アメリカドルに達している、と指摘する。もし戦争あるいは衝突の中で、解放軍兵士が数十万人民元の「紅箭-12」を用いて相手方のメインバトルタンクをやっつけることができたら、損得は火を見るよりも明らかである。さらに重要なのは、「紅箭-12」の打撃距離がより遠く、発射時位置が容易に暴露せず、操作手の隠蔽に有利なことである。紅箭-12の大量就役は、解放軍の兵個人に「指さすようにそこを打撃する」遠距離打撃火力を付与することになる。

「指さすようにそこを打撃する」兵個人ミサイル

アメリカの「ストラテジー ページ」ウェブサイトはかつて文章を掲載し、中国軍は対戦車ミサイルは高価すぎてあらゆる歩兵連隊向けに支給するには適さないと考えている、と明らかにした。このため1990年代末期からPF-98型120mm口径ロケットランチャーを装備し始めた。PF-98型ロケットランチャーはトライポッドを装備し、6kgを超える対戦車弾薬を発射し、800m離れた戦車を破壊できる。さらに7kg前後の対歩兵弾薬を発射し、1,800m離れた目標が攻撃できる。少なからぬ専門家は、PF-98型ロケットランチャーの構造は簡単で、かつ火力が猛烈で、大量装備でき、「兵個人の大砲」と呼ぶことができる、とする。

しかし、大口径ロケットランチャーは作戦距離、打撃精度などの方面において対戦車ミサイルとでは依然非常に大きな隔たりがある。PF-98型ロケットランチャーの夜戦能力および移動目標に対する打撃能力は明らかに「紅箭-12」より弱い。また、建築物あるいは掩体内で外部に対し発射する時、ロケットランチャーの噴射する尾部の火炎が面倒をもたらすだろう。だが「紅箭-12」には類似の問題は存在しない。「インド時報」と「ジェーン式ミサイルおよびロケット」誌の報道は、「紅箭-12」のフルセットのシステムは非常に軽便で、かつ発射筒内には単独の発射装薬があり、ミサイルが一定の距離飛び出した後でやっと固体燃料エンジンに点火して作動し、このため建築物やトーチカ内での発射に便利である、としている。大口径ロケットランチャーに比べ、価格が非常に高いことを除き、「紅箭-12」は射程、打撃精度、適用性方面において優勢がより顕著であることが見て取れる。「紅箭-12」に換装した後、解放軍の対戦車火力は「兵個人の大砲」から「兵個人のミサイル」の基準にまでグレードアップすることになる。

(頑住吉注:2ページ目)「ジェーン」ウェブサイトが掲載した紅箭-12ミサイル発射の説明図

(頑住吉注:3ページ目)アメリカの「ジャベリン」対戦車ミサイル

(頑住吉注:4ページ目)イスラエルの「スパイク」対戦車ミサイル

(頑住吉注:5ページ目)日本が研究開発した01式「軽MAT」対戦車ミサイル

(頑住吉注:6ページ目)フランスの「Eryx」対戦車ミサイル。このミサイルはファイアアンドフォーゲットの能力を持たない

(頑住吉注:7ページ目)ロシアの「Kornet-E」対戦車ミサイル

(頑住吉注:8ページ目)中国が生産する紅箭-8対戦車ミサイル


 ロケットランチャーから対戦車ミサイルへ、というのも人民解放軍の装備の質の向上の一例なんでしょう。しかしおそらくロケットランチャーが使われなくなるわけではなく、ハイローミックスで使用されることになるはずですが。

9月9日

 インド関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/09/06/016932963.shtml


インド空軍、ラファール戦闘機を大急ぎで買うよう催促:中国空軍の発展は非常に速い

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド、閲兵式を挙行し独立68周年を慶祝」)

【グローバル軍事報道】 ロシア軍事工業総合体ニュースネット9月4日の報道によれば、インド空軍総参謀長アオヤナ ラハは、インドは金額250億アメリカドルで126機のフランスの「ラファール」戦闘機を購入する契約を二度と遅延させることはできない、とした。

この声明はユーロファイター社が同等の数量の「タイフーン」戦闘機を提供して戦闘機購入プロセスに介入したがる企図を終結させた。ラハは、現在フランスのダッソー社との談判はまさに迅速に前進している、とする。2012年にインドは「ラファール」戦闘機を選択し、何故ならこの戦闘機は「タイフーン」に比べ価格が低いからである。

インド国防省のある高級官僚は、「ラファール」戦闘機は最終的に勝利を獲得した、とした。その他の選択を考慮するのは間に合わず、門戸はすでに閉じられている。「もし今日インドが『ラファール』の契約を締結したら、2025年までにインドは契約が供給を規定するあらゆる126機の飛行機を獲得できる。契約締結の加速は非常に重要であり、何故なら中国はまさに急速に自らの空軍を近代化しつつあるからだ。」

126機の多機能戦闘機購入の入札募集は2001年に始動し、2007年8月に6つの外国の供給商からの提案を考慮し始めた。(知遠/北風)


 仮に2025年までにラファールが126機揃えられても、その頃には殲ー20が就役している可能性があり、殲ー20が狙い通りの性能を発揮すればラファールでは歯が立たないでしょう。もちろん殲ー20の開発が失敗する、狙ったのより大幅に低い性能しか出ない、重大な欠点が生じるといった可能性もありますが、それをあてにするわけにもいきません。またフランスとの交渉が長引いているのは技術移転の範囲をめぐってであり、どうしてもこれ以上遅延できないとなったら交渉上フランスに有利になりますね。

 中国の民間航空関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/09/06/016933178.shtml


ボーイング:20年内に中国は6,000機の新たな飛行機を必要とする 約8,700億アメリカドル

【グローバル軍事/航空報道】 アメリカのボーイング社が昨日発表した「中国市場の展望2014」レポートは、今後20年で中国は6,020機の新たな飛行機を必要とし、総額は8,700億アメリカドルに達することをはっきり示している。これをもって計算すると、2,033年になれば中国市場が持つ機隊の総数は全世界の16.4%を占め、かつ全世界で最大の航空市場になる。

ボーイングの民間飛行機グループ市場経営・販売副総監ランディは、「現在北京・上海・広東という3つの地の飛行場には飛行機発着の混雑、ダイヤが組み難いという問題が存在するが、二線級都市直行航空ラインが徐々に完備されるにつれ、中国市場が必要とするのはより多くの飛行機になり、より大きな飛行機ではない。」とする。


 中国がアメリカより多くの飛行機を持つ国になるかは分かりませんが、少なくとも一定期間アメリカより多く新規購入する国になる可能性は高く、重要な市場になれば外国企業が中国航空メーカーと共同で旅客機を生産する動きが強まり、間接的に軍用機の技術向上につながっていく可能性があります。

 昨日よりやや詳しい報道が出ました。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/09/07/016934502.shtml


軍、「飛行員が空母試験中に犠牲」報道は誤読と確認

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:中国海軍初の空母艦載戦闘機の英雄試験飛行員が明らかに」)

人民ネット北京9月7日電(ヤンジエチー) 最近、多くのメディアのタイトルが「二名の空軍飛行員、空母試験中に犠牲に」としている。人民ネット記者は昨日軍関係者にインタビューし、この情報は誤読で、2名の殉職者は決して空母試験任務を執行していたわけではなく、犠牲となった2人は以前の試験飛行中に殉職したのであって、艦載機試験飛行任務を執行する試験飛行員でもない、と確認した。

最近、記者はブログ上で非常に多くの人が「2名の空軍飛行員が空母試験中に犠牲となる」との情報を転載しており、転載に参加しているアカウントの中にはいくつかの有名メディアの法人ブログアカウントが多いことに気付いた。記者がインターネットニュースを捜索しても、少なからぬこれを表題とするニュース報道を発見した。

こうした報道のソースを追跡しさかのぼると、この情報は8月27日の新華社の「中央軍事委員会主席習近平、命令に署名し1つの部隊、1名の個人に栄誉称号を授与」とのタイトルの報道が源であることを発見した。この報道の主要な内容は、中央軍事委員会が空軍某試験飛行大隊に「英雄試験飛行大隊」の栄誉称号を授与し、海軍某艦載航空隊副部隊長の戴明盟に「空母戦闘機英雄試験飛行員」の栄誉称号を授与した、というものである。この報道の中には次のような話がある。「命令は次のように指摘している。長期にわたり、この大隊は民族航空事業の発展および強大な空中戦力の建設を使命とすることを堅持し、教育指導試験飛行員は個人の理想を強軍の実践に溶け込ませ、将兵は終始旺盛な闘志を保持した。積極的に理論を探索し、設計、試験飛行に参与し、円満に各項目の試験飛行任務を完成させ、我が国航空領域の13項目の空白を埋めた。誘惑に打ち勝つことを自覚し、平然と生死に直面し、何度も装備と生理の極限に挑戦し、2名の同志が生命を捧げた。特に殲ー15機の遼寧艦上での制動着艦とスキージャンプ発進任務の成功裏の実施の円満な完成のために重大な貢献をなした。」 実は、我々は仔細に新華ネットの報道を読んで、ごく容易に発見したのだが、この報道はこの大隊が長期にわたる試験飛行の中でかつて2人が生命を捧げたと言っているだけで、この2名の殉職者が空母試験中に生命を捧げたとは決して指摘しておらず、2人が殲ー15艦載機任務執行の時に殉職したことに関わるいかなることも明らかにしていない。この言葉が決して容易に誤解を引き起こすものではなかったにせよ、時一週間余りを隔てた後、9月6日に某ウェブサイトによってタイトルが改竄され、「当局、二名の空軍飛行員が空母試験中に犠牲になったと言明」とのタイトルで再度の伝播、拡散が行われ、その後ブログ上でさらに一歩発酵し、ネット仲間の誤解をもたらしたのである。

多くの軍事情通は記者に、栄誉称号を獲得したこの試験飛行大隊には空母艦載機試験飛行に参加した飛行員がいたが、犠牲になった二人は以前の試験飛行中に殉職したのであって、艦載機試験飛行中には犠牲となった人はいない、と教えた。

試験飛行はハイリスクの職業であり、「長年にわたる死神との勝負」と呼ばれる。航空界には次のようなデータがある。1機の新型機の初飛行から定型に至るまで、試験飛行中平均17分間1つの故障が起きる。それぞれの近代化された実戦機は装備される前、数百の科目、数千回の飛行試験を完成させる必要があり、それに伴って出現する各種の故障の数は千をもって数えられる。世界の「航空強国」でも、それぞれの機種の飛行機の試験飛行成功には、やはり何機かを壊す必要がある。

我が国は試験飛行員の犠牲を決して隠すことはない。「それぞれの世代の試験飛行員は英雄的で恐れを知らず、あえて剣をきらめかせ、無数の試験飛行の中で、空中の危険な状況に遭遇すること3000回余り、あやうく機が壊れ人が死亡する重大な特殊事情を成功裏に処置すること400回余り、国家のために直接の経済損失を挽回すること数百億人民元」 「61年の試験飛行の歴史上、相次いで27名の空軍飛行員が空に散った」 メディアは2013年、我が国の試験飛行員の犠牲の状況を公開、報道した。


 私も今回は誤報であった可能性が高いような気がします。しかしそれはたぶん発着などの訓練が本格化していないせいで、海が荒れている中、悪天候の中、夜間、またギリギリの重量物を搭載して発着を試みる、また最優秀の技量のパイロットだけではなく数の揃えられる技量のパイロットが発着に挑戦するなどの過程で、おそらく必然的にいくつかの事故は起こり、死亡者も出るだろうと思います。

9月10日

 米中関連です。


http://military.china.com/important/11132797/20140907/18768475.html


インドメディア:中国、極超音速武器を研究開発 率先して核打撃能力を持つことに

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカは8月25日、アラスカのコディアック発射センターで先進極超音速武器(AHW)を試射したが、失敗をもって終わりを告げた」)

参考情報ネット9月7日の報道 インドの「経済時報」ウェブサイトは9月4日「中米、競争で次世代極超音速ミサイルを研究開発」との題の文章を掲載した。

文中では、過去1ヶ月で、中米はいずれも新型極超音速武器システムの試射を行った、とされている。両国の試射はいずれも成功していないが、それらは中米両国間の軍事競争が依然継続中であることを象徴的に示しており、両国はいずれも音速の数倍の高精度ミサイルの研究開発を企図している。

中国は8月7日に第2回目のWU-14極超音速滑空飛行体を試射したが、成功しなかった。アメリカは直ちに8月25日、アラスカのコディアック発射センターで先進極超音速武器(AHW)を試射したが、試射はやはり失敗をもって終わりを告げた。

極超音速武器は非常に迅速、そして有効に目標に命中することができる。もし使用に投入することができたら、こうした武器はマッハ5の速度をもって飛行し、射程は何千マイルをカバーする。

中米の間のこの段階での極超音速軍備競争は最近になってやっと発生したものだが、この種の武器自体はすでに某種の形式で何十年も存在している。

カーネギー国際平和基金会のキャリアの長い研究員ジェームズ アクトンは、「極超音速武器は最近になってやっと出現したのではない。弾道ミサイルはまさしく極超音速武器なのだ。」と語る。

だが、中米が現在試射する極超音速武器は、「ロケットブースト滑空武器」という名の異なる類型に属する。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「過去1カ月、中米はいずれも新型極超音速武器システムの試射を行った」です。)

アクトンは、ロケットブースト滑空武器は「大型ロケットによって発射され、これはちょうど弾道ミサイルのようにだが、その後それらは弧状の線に沿って大気圏上部に到達するのではなく、1本の軌道に沿ってできる限り速く大気圏に再突入し、その後目標まで滑空する。」と語る。

ロケットブースト滑空武器は、ミサイル防衛システムにそれらを迎撃し難くさせる軌道上を飛行する。こうしたミサイル防衛システムは伝統的な弾道ミサイルの高く弧を描く線に対応するために設計されたものだ。ロケットブースト滑空武器の飛行速度は速く、しかも飛行角度が平らなため、その速度と軌道は現有のミサイル防衛技術を無力にさせる。

中米の最近の2回の失敗した試射の前、両国にはいずれもロケットブースト滑空システムを成功裏に試射した記録がある。中国は1月にWU-14を試射し、成功を取得した。カーネギー国際平和基金会の中国問題専門家ローラ サルマンは、あの時の成功は、「中国がより遠距離、より強大な報復性および先んずれば人を制すの能力に向け邁進する1つの兆しである。」と語る。

サルマンは、アメリカの心配は、中国が最終的にロケットブースト滑空武器を核投射システムとして用いるかもしれないことだ、と語る。もしアメリカがこの種の能力を同時に研究開発しなかったら、これは中国に全世界の大部分の地域に対する先んじた核打撃実施の仮定上の能力を与える可能性がある。

2011年、アメリカは成功裏にAHWを試射した。この時の試射で、AHWは30分未満で2,300km飛行した。

アメリカの最近におけるアラスカの試射失敗の原因はまだ不明確で、しかも明らかに発射施設を深刻に損傷させた。

中国とアメリカの他、ロシアとインドも極超音速武器を研究開発中である。


 最後の3行は元々キャプションだったのでは。現時点において中国の技術がアメリカと同等に近いとは考えにくいですが、中国がアメリカより豊富な資金を投入し続けて行けば差が縮小していく可能性が高いでしょう。

9月11日

 今日はロシア関連の記事を3つ紹介します。最初の2つは最近影が薄い感じのメドヴェージェフの発言に関する記事です。

http://military.china.com/news2/569/20140909/18769329.html


ロシア首相:ロシアがアジアに転向するのは不可避 だがこのために中国に依存することはない

ロシアのタス通信社9月8日の情報によれば、ロシア首相メドヴェージェフは、ロシアがアジア太平洋地域に転向するのは制裁のためではなく、商品の流れの向きを多元化することが必須だからだ、とした。彼は同時に、この新たな方向付けゆえに中国に依存する可能性が出現することはない、と指摘した。

メドヴェージェフはロシアの「ニュース報」成立15周年においてこの新聞のインタビューを受けた時、「ロシアと中国の貿易の金額は現在約1000億アメリカドルで、一方ヨーロッパとのそれは4500億である。これはほとんどロシアの貿易額の半分である。我々がアジア太平洋地域の貿易に積極的に参与すべきであることはごくはっきりしている。」とした。

メドヴェージェフは、「貿易を行い、投資を獲得し、中国、インド、ベトナムやその他の大きい、およびあまり大きくないアジア太平洋地域の国と協力する。このためこの転向は原則的には不可避である。しかも、制裁や政治情勢の悪化ゆえにでは全くなく、我々にはあらゆる商品の流れの向きを多元化することが必須だからだ。」とした。彼は、「これはシベリアと極東の発展の助けになる。」とした。

メドヴェージェフは、ロシアが中国を含むアジアにどんどん転向するがゆえに、対中国依存に陥るか否かに関する問題に回答する時、「もし我々が正確で合理的な方案を採用すれば、私はここに特別の問題が存在するとは思わない。」とした。

メドヴェージェフは付け加え、中国はアメリカの最大の貿易パートナーであり、アメリカにもこの問題についての論争があるが、アメリカの独立性に疑いをさしはさむ人はいない。」とした。(胥文g)軍事チャンネル


 日本にとってもロシアとの貿易拡大はメリットがありそうですが、まあリスクも伴うでしょうな。

http://military.china.com/news2/569/20140909/18769312.html


ロシア首相:西側の制裁にかんがみればロシアは飛行機の生産量を拡大すべき

ロシアのタス通信社9月8日の情報によれば、ロシア首相メドヴェージェフは8日、ロシアは外国の飛行機を放棄しないが、西側の制裁措置を考慮すれば本国の飛行機と部品の生産規模を拡大する必要がある、とした。

メドヴェージェフは副首相たちと行った会議において、「我々はロシア連邦の飛行機およびその部品の生産量拡大に関連する方針を継続すべきである。」とした。

ロシア首相は、この業務はすでに何年か持続しているが、決して予期したようには速くない、と指摘した。彼は、「これは決して我々が外国の飛行機を放棄することを意味せず、今倍加される努力を用いてこの工業部門を発展させる必要があるということに過ぎない。」と指摘した。

彼は、現在ロシア民間用航空の80%の幹線飛行機は外国の飛行機で、一部の部品方面でも外国の供給商に対する依存性が存在する、と強調した。

メドヴェージェフは、「我々の商業方面の協力パートナーがどう動くのかは分からない。何故なら非常に遺憾なことに、彼らは完全に政治当局に依存しており、一方政治当局の行為は決して常に予知できるものではないからだ。」と語る。(胥文g)


 ロシア経済は回復傾向にあるようで、今後民間機の需要も増加するでしょうが、メドヴェージェフは制裁を続ければ西側の航空メーカーは儲けを失い、ロシアのメーカーは潤う、と言いたいわけでしょうかね。

http://military.china.com/news/568/20140909/18769494.html


ロシア副首相:中ロ、10月に遠距離ワイドボディ飛行機技術開発契約を締結へ

人民ネット9月9日の情報:ロシアのタス通信社の情報によれば、ロシア副首相ロゴージンは8日、ロシアと中国は10月に遠距離ワイドボディ飛行機技術プロジェクトの契約を締結する計画であり、この飛行機の合同生産の組織を計画し、その目的は輸入品に取って代わらせる任務の完成を含む、とした。

ロシア政府の首相メドヴェージェフと副首相が開いた会議で、ロゴージンは「我々は10月に連合飛行機製造グループと中国の同業者で遠距離ワイドボディ飛行機技術プロジェクトに署名すべきだ。中国市場は相当に大きく、このことは基本的にこの生産を勝利させることができる。」と語った。


 中国市場進出では欧米とロシアが競争になり、中国にとっては技術移転の条件交渉が有利になるでしょう。

9月12日

 中国の戦車関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-09-08/225947_2538612.htm#pic


中国最新型輸出戦車VT-4などが明るみに

2014年8月22日、中国兵器集団社は包頭で「中国兵器装甲の日」活動を行い、各種の国産メインバトルタンク、装輪式・装軌式装甲歩兵戦闘車、最新型軍用トラックなどの製品を集中的に展示し、系列化、体系化して兵器集団社が最も新しく研究開発した車両製品と技術を展示した。画像はVT-4(MBT-3000)戦車が水を渡るデモンストレーションを行っているところ。

(頑住吉注:2ページ目)世界の44カ国から来た大使、武官、および国防科学工業局、総装備部などの関連の人員130人余りが今回の活動に参加した。国内外の来賓は標的場で戦車、装甲車両の動態デモンストレーション、射撃デモンストレーション、静態展示、試乗・試操縦を視察した。全部で4大種類19品種の30余りの各機種の戦車、装甲車両がデモンストレーションを行った。画像は北方奔馳(頑住吉注:包頭北方奔馳大型自動車有限会社)の新式8x8装甲防御軍用トラックが坂を登るデモンストレーションを行っているところ。(頑住吉注:ソフトスキンに見えるんですが。装甲といっても申し訳程度でしょうね。)

(頑住吉注:3ページ目)中国兵器装甲の日で明るみに出た主役であるVT-4式メインバトルタンクは、実はMBT-3000戦車であり、中国北方工業社が研究開発し生産する最新型輸出戦車である。2012年6月中旬にパリのヨーロッパ国際安全保障業務展で、初めて模型の形式をもって明るみに出た。この戦車は中国北方工業社が輸出市場向けに放つ最も先進的なメインバトルタンクである。画像はVN-1装輪式装甲車(自国用のZBD09の輸出バージョンでもある)の性能デモンストレーション。

(頑住吉注:4ページ目)VT-4式メインバトルタンクは完全デジタル化を実現し、空調設備、ABC超圧システムおよび慣性ナビゲーションとグローバル位置決定システムを装備している。火砲のコントロール設備は全て電動化を実現している。火力コントロールシステムはさらに車長と砲手の使用に供する第2世代サーモグラフィー装置、内部に置かれたレーザー距離測定装置を包括する。戦車はさらに頂部に車長の使用に供する像安定型視察照準鏡を装備している。戦車は補助防御システムを装備し、これには砲塔上に装備されたレーザー警告探知計測器および12の妨害榴弾発射器が含まれる。このうち8つの発射架は煙幕弾が発射でき、別の4つの発射架は接近戦での防御に用いる殺傷性榴弾が発射できる。画像はVT-2戦車の隊列を組んでの通過。造形は自国用型の96Aと極めて似ている。

(頑住吉注:5ページ目)動力は中国が研究開発した水冷式タービン増圧ディーゼルエンジンで、戦車を時速67kmの最高速度で行進させることができ、作戦半径は最高で500kmに達し得る。戦車の全備重量は52トンにも達し、ヨーロッパのいくつかのメインバトルタンクの重量さえ超える。画像はVT-2の隊列を組んでの通過。

(頑住吉注:6ページ目)現在北方工業社の輸出型戦車は主に4種類ある。1つはVT-1式戦車で、またの名をMBT2000といい、99式初期バージョンの輸出型で、外観を見ると砲塔には反応装甲がない。2つ目はVT-1A式戦車で、MBT2000改良型である。外観からは区別できない。3つ目はVT-2で、96A式メインバトルタンクを参照し、VT-1A式戦車を基礎に研究開発されたもので、96A式戦車の輸出版に近い。4つ目は最新型のVT-4式戦車で、またの名をMBT3000といい、MBT2000の大幅改良型である。外観には自国用99式戦車に似た反応装甲が採用されている。画像はVT-2の隊列を組んでの通過。

(頑住吉注:7ページ目)中国兵器工業集団社は国際的に名が知られた大型安全保障業務集団で、戦車、装甲車両、火砲、スマート化弾薬、光電子情報などの領域において一連の先進的な装備、製品を研究開発、生産し、2014年世界500強中第152位の順位で、ランキングにあがった中国企業の中では第25位である。近年来メインバトルタンク、装輪式装甲車両、155mm自走砲、多砲身ロケット砲、紅箭系列対戦車ミサイル、レーザー末端制御誘導砲弾など一大装備製品群を研究開発、生産している。画像はVN-1装甲車の隊列を組んでの通過。

(頑住吉注:10ページ目)装甲操縦室型の北方奔馳トラックのシャーシ。先進的な全輪独立サスペンションを採用しているのが見て取れる。(頑住吉注:装甲は操縦室周囲だけということのようですね。この画像私には全然ですけど、専門家ならかなり多くのことが読み取れそうです。)

(頑住吉注:11ページ目)VT-4戦車が性能デモンストレーションを行う。高速行進中に連続して彩色旗を避けているところ

(頑住吉注:12ページ目)VT-4戦車が性能デモンストレーションを行う。垂直の壁を乗り越える

(頑住吉注:13、14ページ目)VT-4戦車が貴賓の観覧席の前で砲塔の指向が不変の90度方向転換を行う

(頑住吉注:15ページ目)でこぼこ道で減震性能を検証

(頑住吉注:23ページ目)デコイ弾発射


 32ページ目には「貴賓席」の画像がありますが、やはり途上国の面々ですね。イベント名は英語では「ノリンコグループ アーマーデイ」のようです。

9月13日

 米中関連です。

http://military.china.com/topic/zhjp/11166312/20140910/18775646.html


中華軍評:中国が600年海戦をしていないことは戦いを迎えれば負けることを決して意味しない

アメリカの月刊「国防」ウェブサイトは9月8日、ここ何年か海軍艦艇の数量が拡大するにつれ、中国は波風を立て、事を起こし始めているが、この国はすでに基本的に600年海上作戦に参加したことがない、と報道した。カーネギー国際平和基金会副会長のダグラス H. パルは、「彼らは戻ってきた。だが彼らには非常に長い行かねばならない道がある。」と語る。

中国海軍が不断に発展し壮大になるにつれ、アメリカなど西側諸国のメディアはずっとそれを重点的に関心を注ぐ対象としている。いくつかの場合、アメリカメディアはより中国海軍の進歩に過分に関心を注ぎ、また解読し、これをもっていわゆる「中国の脅威」を拡大、誇大化したがる。いくつかの場合、わざと中国海軍をけなし、単純に艦艇の数と質などの指標に頼って中国海軍とアメリカ海軍の隔たりを見せつける。実際には、誇大宣伝もけなしも、アメリカメディアの無知とおかしさ、そして長期にわたり世界海軍の「第一人者」にあぐらをかいてきたアメリカの盲目的な思い上がりを露呈している。アメリカのこの種の軽蔑的態度は、アメリカが中国の海洋権益と海洋の利益を全く尊重しないことをも屈折して映し出している。

アメリカの月刊「国防」は600年の時間のスパンを用いて、一国の海軍がいかなる説得力も決して具備していない、と評価している。古代の中国は海洋国家では全くなく、伝統的な陸権思想の下にあり、世界一流の造船および航海技術があっても、強固な国防、甚だしきに至っては国境地域を広げ国土を拡張する海上力量の出現はあり得なかった。阿片戦争に至り、中国の国の門戸が海上列強によって開かれた後、やっと最初の海防意識が生じた。後の北洋水師(頑住吉注:日清戦争における黄海海戦の中国側の主役)も近代化された国家に生まれたものではなく、壮大に発展する事は不可能で、増してやそれが滅亡寸前、満身創痍の没落した帝国を支えることを期待することはできなかった。新中国成立になって、中国にはやっと真の意味での近代化された海軍ができ、ここ20年来、中国海軍は深海、大洋に向かって邁進するあらゆる準備作業を完成し、世界に関心を注がれる戦略的打撃力量となった、と言うことができる。

アメリカ海軍が世界に覇を唱えたのは第二次大戦以後であり、第二次大戦終結から今に至るまで、アメリカ海軍が第二次大戦の太平洋の戦場に似たような大規模な海上決戦に参加したことは一度もない。確かに、アメリカ海軍はアメリカが何度も発動した戦争の中でいずれもカギとなる重要な役割を演じたが、相手は1つの例外もなく海上でアメリカ海軍にいかなる脅威も与えることはなかった。もしアメリカ人のロジックに照らし、単に作戦経験の角度からだけ海軍の強弱を評価するならば、旧ソ連海軍にも同様に実戦経験はなかった。冷戦の時期、アメリカ海軍の実力は全体上旧ソ連海軍より強かったが、アメリカ海軍はそれでもあえて軽挙妄動はしなかった(頑住吉注:実戦経験がないがゆえに弱いと分かっていたならアメリカから海戦を仕掛けて潰していたはずだ、と言いたいらしいです。凄い理屈ですな)。

中米両国海軍に実際の勝負があったことはないが、中米両国の軍隊の朝鮮の戦場での死闘はアメリカに「骨に刻み心に銘じさせた」。当時の中国軍は近代化された戦争の作戦経験がなかっただけでなく、甚だしきに至っては人前に出せる武器装備さえなかった。大規模な機械化作戦の経験がなかったので、中国軍は米軍に比べ確かに戦争初期少なからぬ死傷者を出したが、中国軍はすぐに戦争の中で学習および総括し、かつ弱をもって強に勝ち敵を制して勝利する方法を模索して手に入れた。米軍は武器装備の優勢に頼って白昼の主導権を握ったが、志願軍は暗夜の進攻の中で同様に小さからぬ戦果を取得した。米軍には海空の優勢など戦場の多次元の主導権があったが、我が軍は同様に地上の戦場と地下、山の洞穴などの工作物を有効利用し、巧妙に敵の優勢を消し去った。強大な敵に直面し、中国軍は頑強な戦闘の意志と巧妙な戦術の運用に頼ってそれでも戦線を38度線付近に維持し、米軍をメインとする国連軍に決していくらの有利さも占めさせなかった。中国軍は最終的に抗米援朝戦争の偉大な勝利を取得した。

戦争の手段は不断に変化しているが、戦争の規律と本質は決して変わらない。陸戦でも海戦でも、戦争の勝敗を決定する要素は多様である。アメリカ海軍の全体的実力、特に空母戦闘群の戦術運用、後方勤務補給などの実際の経験は中国に比べ豊富だろう。だがこれは、ひとたびアメリカ海軍が進攻を発起したら、中国が直ちに手をつかねて座視し、もっ死を待つのみであることを決して意味しない。中国が何十年来訓練してきたのは反介入・区域拒止の「ハードな技量」である。600年実戦がない中国はアメリカを打ち破れないというのはアメリカメディアの傲慢にして無知な憶測でしかあり得ない。アメリカが単純に、いわゆる世界第1の海上力量に頼ってすぐ中国を威嚇、甚だしきに至っては戦勝できると考える日々はとっくに過ぎ去って帰ってはこないのである。

筆者はここでアメリカの月刊「国防」にご質問したい。アメリカ海軍艦隊には対艦弾道ミサイルに対応した実戦経験はおありか? 軍事チャンネル


 まあそんなブラフでしかない可能性もある、実戦で使われたことが全くない兵器を出されても困りますけど、兵員の世代が完全に交代する数十年以上たてば、約70年実戦経験がない日本と600年実戦経験がない国とでさして有利不利の差はないと思いますし、そもそも黄海海戦は120年前のことであり、中国に600年実戦経験がないというのは何を根拠に言っているのやら分かりません。ベトナムとの小規模な海戦を計算に入れれば日本より最近実戦経験があったことになりますしね。

9月14日

 中国の戦闘機関連です。

http://military.china.com/news/568/20140909/18771847.html


殲ー7、生産停止するも引退せず 多項目の優勢を持ち緊急の空の状況を処置できる

殲ー7、中国の防空の安全を保護

小型軽量、敏捷、そして使用、維持保護が簡単などの優勢を持ち、緊急で不明の空の状況に有効に対応できる


本報記者/魏東旭

ここ何年かの装備近代化建設の成果の一部分として、中国空軍の主戦機種は急速な更新世代交代を経てきた。各形式の外観がクールで、性能が卓越した第3世代機の登場と共に、ああしたかつての空中の主力は徐々に大衆の記憶から薄れている。だが、国内の軍事関係メディアの先日の広州某基地による不明の空の状況の処理に関する報道は、再度人に「老兵」の勇姿を見せた。

適任な「飛行警官」

報道によれば、この基地は国境の前哨にあり、管轄区内の陸地の国境線と海岸線がいずれも比較的長く、異常、不明な空の状況の出現の頻度が比較的高い。今年以来、基地部隊はすでに遅れず正確に何度もの「低い遅い小さい」航空機の規則違反飛行、国際フライト非正常出入国などの異常な状況を処置し、有効処置率は100%に達し、防空の安全を確保している。関連の文字および画像の報道は、殲ー7戦闘機がこのような任務の執行時に非常に大きな作用を発揮していることをはっきり示している。

殲ー7戦闘機は中国が1960年代にソ連のミグ-21戦闘機を基礎にコピー生産してできたものである。アメリカの「空軍技術」ウェブサイトが明らかにした資料は、殲ー7は全長約14m、全高約4m、全幅7.15m、巡航速度時速1,200km、作戦半径850km、連装30mm口径機関砲1基を装備し、5つの吊り下げ搭載ポイントには通常サブタンク1つと4発の空対空格闘ミサイルを搭載することをはっきり示している。多くの型の第3世代戦闘機がすでに中国空軍に装備されているが、これは決して「老兵」殲ー7に何もすることがないことを意味しない。殲ー7はレーダー探知計測距離、武器搭載能力、航続距離方面でやや遜色があるが、この機は小型軽量、敏捷そして使用や維持保護が簡単であるなどの優勢があり、突発的な空中の異常な状況に有効に対応できる。

安全保障業務分析者は、殲ー7の使用はコストパフォーマンスの高い選択であり、各機種の最適化された配置に有利であると指摘する。殲ー10、殲ー11やスホーイー30などの先進的な戦闘機は第一線に出て東海防空識別圏や南海空域を守護し、米日の偵察機の対中国接近偵察に対抗でき、殲ー7戦闘機は第二線で警戒し命令を待ち、国境、海岸線付近の異常な空中の状況に対応できる。ああした関連の規定を順守しない勝手な発着、飛行をする民間の小型機に対し、殲ー7は短時間内に追跡、確認、あるいは強制着陸を実施できる。もし「低い遅い小さい」航空機が危険性を持っていれば、機関砲やミサイルを配備した殲ー7には充分な威嚇火力もある。中国の防空の安全の守護に関し、殲ー7は完全に「飛行警官」の役割を果たすことができる、と言える。

生産停止だが引退せず

アメリカの「ストラテジー ページ」ウェブサイトの推測によれば、中国は2013年までにもはや殲ー7戦闘機を生産しなくなっている。当時までに殲ー7戦闘機の総生産数は2,400機を超え、このうち20%はその他の14カ国に輸出された。だが、殲ー7の生産停止はこの設計が古典的な戦闘機の引退を決して意味していない。

中国の私人小型機の数の増加と共に、通報を経ない「黒飛」(頑住吉注:届け出なしの飛行)事件が新聞の端々にしばしば見られる。例えば、今年4月8日、四川の北川安北道路上に、1機の小型機が突然着陸し、その後向きを変えてガソリンスタンドまで行って給油し、その後また離陸して空に上っていった。関連部門の調査を経て、これは非合法な飛行の事件であった。専門家は、もし国境地域に「黒飛」あるいは不明の飛行機が出現したら、関連の法執行、管理部門および空軍は短時間内にその動機、航行ライン、操縦員の身分をはっきりさせることが必須であるが、殲ー7はこのような任務の執行が自由自在である、と指摘する。

隠れたリスクが非常に重大な非合法飛行の問題の他、小型機はさらに極めて容易にテロ分子に利用され、「9.11」式の攻撃を発動する。アメリカ連邦調査局と国土安全省はかつて、テロ分子には各種の小型民間機をレンタルして強力な爆発物を搭載し、襲撃活動を展開する計画がある、と警告した。空中のテロリズムの脅威への対応に、レーダーを配備し、武器を搭載し、かつ飛行速度が速い殲ー7は同様にその任に堪える。軍事チャンネル


 中国の状況を見れば今後イスラム系の少数民族によるテロが激化する可能性があり、確かに航空機を使用したテロに対応するなら旧式戦闘機の方が都合がいい場合もあるでしょう。しかし確認に行ったら他国の第一線の戦闘機で全く勝負にならないという可能性もあるのでは。

 ロシアの小火器関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-09-11/226017_2540370.htm#pic


実に剽悍! ロシア、12.7mmリボルバーのディテールを発表

この巨大な拳銃はロシアのある小火器展で明るみに出た。右側の人が手に持っているのは、この銃と同じ弾薬を使用するASh-12型12.7mm自動小銃である。

(頑住吉注:2ページ目)これはロシアで最も強大なリボルバーかもしれない。この拳銃の画像はインターネットで1回しか公開展示されたことはないが、すでにこの銃が特殊部隊の使用に支給されていることはすでに知られている。現在この銃がどんな任務を執行するのかはまだ不確定だが、人々はこれがドアのロック装置の破壊に用いられるのだと考えている。

(頑住吉注:3ページ目)この銃のグリップ。荒削りな中から戦闘民族の豪放さが表れている。

(頑住吉注:4ページ目)この威力が巨大な拳銃が使用するのは12.7mmx55弾薬で、ロシアのVSSK消音スナイパーライフルの12.7mmx54亜音速弾薬にルーツがある。

(頑住吉注:5ページ目)左側の標準的な7.62mmx39小銃弾薬と比べ、この弾薬の巨大な弾頭と装薬量は人を見ただけで怖じ気付かせる。

(頑住吉注:6ページ目)この銃の機種名はRSh-12で、重量2.2kg、全長35.7cmである。コードナンバーから、これとASh-12がセットの関係であることが見て取れ、同じ弾薬を使用し、5発マガジンである。この2機種はいずれもKBP設計局によって、FSB(ロシア連邦安全局)の要求の下に研究開発された。

(頑住吉注:7ページ目)ASh-12はブルパップレイアウトを採用している。

(頑住吉注:8ページ目)第1ロットのASh-12はすでにFSBに支給されたとされる。

(頑住吉注:9ページ目)12.7mmx54亜音速弾薬を使用するVSSKスナイパーライフル。この銃は同様にFSBの要求に応じて設計された。

(頑住吉注:10ページ目)消音器を取り外したVSSK。


 非常に面白いですけど普及することはないのでは。ちなみにマテバみたいにマズルジャンプを抑えるためバレルが下にあるデザインのようですね。シリンダー軸が短いですが、比較的プレッシャーが高い(リボルバー弾薬の中では)この弾薬の薬莢がスムーズに抜けるでしょうか。



















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