コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその97

9月15日

 中国の対空ミサイル関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140912/18780211.html


中国、ハイテンションで紅旗-10を公開し関心を引き起こす 低空のミサイルに対する反応が迅速

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「紅旗-10は今後古い紅旗-7に全面的に取って代わる可能性がある」)

【グローバル軍事報道】 フランス通信社11日の報道によれば、中国は最新の軍事装備を明るみに出した‥‥「紅旗-10」地対空ミサイルである。当局のテレビ局の10日の報道の中で、このミサイルは艦艇および陸上移動装置から発射され、その後空中で予定の目標を破壊した。ある限られた区域において、このミサイルは軍艦がミサイルの攻撃を受けるのを免れるよう保護し、さらに「区域防御システム」とコンビネーションして使用できる。

報道は、「紅旗-10」は海面からの距離が1.5m〜10mという高度で敵軍の目標を破壊でき、10秒以内に目標をロックオンできる、とする。このミサイルは地上部隊が「実戦機、無人機、巡航ミサイル」の攻撃に遭うのを免れるよう保護するのに用いられ得るとされる。「現代艦船」誌の副編集長藍雲は、海軍のポイント防御ミサイルシステムとして、防御システムがまだ迎撃できない低空ミサイルに対する「紅旗-10」の反応速度は特に快速である、とする。

「紅旗-10」と比べると、一度はトルコが購入するつもりだったがゆえに注目された「紅旗-9」が明るみに出る率はより高い。だが、アメリカの「安全保障業務ニュース」の少し前の報道は、トルコは「紅旗-9」の購入を放棄し、ヨーロッパの会社のミサイル購入に転じるつもりである、とした。(候涛)


 「空中で予定の目標を破壊した」といってもどういう標的を使ったのかも分かりませんし、本当の実力は実戦を経ないと分からないでしょう。

 インド関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140912/18780088.html


インドメディア:中印の国防技術の隔たりは巨大 研究開発の支出の差は15倍

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インドのトップの軍事科学者は、同国に存在する国防基礎施設の不足は本土化のプロセスを妨げており、一方中国はこれとは違い巨資を投じて能力建設を行っている、とする。」)

参考情報ネット9月12日の報道 外国メディアの「国防研究・発展組織の責任者、インドは中国との隔たりを縮小することを必要とする、とする」との題の文章は、インドのトップの軍事科学者は、同国に存在する国防基礎施設の不足は本土化のプロセスを妨げており、一方中国はこれとは違い巨資を投じて能力建設を行っているとしている、とする。

「インド教徒報」ウェブサイト9月10日の報道は、インド国防研究・発展組織の責任者アウェイナシー チャンデールは、インドは直ちに措置を採って中国との技術の隔たりを縮小し、かつ最終的には本国の軍事の優勢を強化する必要があるとしている、とした。

チャンデールは、「中国は基礎施設建設および研究開発方面に大量の経費を投入している。中国の研究開発に関する支出はほとんどインドの15倍である。両国にはこの方面において巨大な隔たりが存在する。」と語った。

インドにはミサイル試験標的場が1つしかないが、中国には7つある。インドのハイエンド装備試験施設および場も中国に立ち後れている。インドには飛行機やエンジン部品の試験に用いる風洞施設も1つしかない。

彼は、中国はすでに高度科学技術安全保障業務装備の価値のチェーンに沿って上昇を開始していることを認める。‥‥中国は対衛星武器試験を行い、ステルス戦闘機プロジェクトを実施しつつあり、かつ高級な潜水艦から発射する弾道ミサイルの配備を準備している。

この国防研究・発展組織の責任者は、インドは中国から学び、自らの軍事工業連合体を成立させ、本土化のプロセスを推進するべきだ、と語る。彼は、「中国の航空宇宙領域で奮戦する業務人員は40万を超えるが、インドではこのような人はまだ4万に達していない。」と語る。

チャンデールは、インドは気前のいい軍備輸入と先端技術導入を連携させた「総合政策」を実行すべきだ、と語る。彼は、「中国は大きな力を入れてこのような政策を実行している。もし北京が126機の戦闘機(インドの126機の戦闘機の交易は間もなく完成する)を輸入するなら、きっとエンジンの中国における生産を確保しようとするだろう。」と語る。


 モーディ新首相には経済の立て直しが期待されていますが、この数字が確かなら少なくとも短期間には追いつくのが難しいほどの差ですね。

 台湾関連です。

http://military.china.com/news/568/20140913/18783442.html


台湾「立法委員会」アメリカに台湾を支えるようアピール 潜水艦とF-16戦闘機を販売せよ

台湾海ネット(ブログ)8月12日の情報 台湾の「旺報」の報道によれば、アメリカ訪問の日程を終えた台湾の「立法委員」は声を揃えてアメリカが台湾を支え、台湾に対し潜水艦とF-16C/D型戦闘機を販売するようアピールした。

報道によれば、アメリカの元大統領小ブッシュはかつて2001年に台湾に8隻のディーゼル・電池動力潜水艦を販売すると言明したが、今に至るも依然進展はない。

今回の訪米メンバーの1人である国民党の「立法委員」林郁方は、アメリカサイドが台湾の戦略的位置付けの重要性を理解することを希望する、とした。彼は、アメリカはアジアに回帰することを考えているが、「もし台湾が保てなければ、どこに戻ろうというのか?」と指摘した。

民進党の「立法委員」陳唐山は、台湾の藍・緑(頑住吉注:国民党と民進党)両党の言い争いは絶えず、アメリカサイドはもしアメリカが武器の販売に同意したとしても、台湾の「立法院」で通過し得るか否か疑っている、とする。陳唐山はアメリカに向け、その時が来たらきっと全力で支持するだろう、と保証した。

報道によれば、林郁方、陳唐山らを含む台湾の与野党の「立法委員」は訪米の期間に多くのアメリカ国務省、国防省国務次官補、国務副次官補クラスの当局者を訪問、面会し、かつ18人の議員と会談して立場を説明し、同時にアメリカサイドの態度を理解した。

アメリカの台湾に対する兵器販売に関する大陸側の立場は明確で、外交部スポークスマンは何度も、アメリカの台湾向け武器販売に一貫してきっぱりと反対する、としている。またアメリカサイドが「1つの中国」政策および中米3つの共同コミュニケの原則を遵守し、「米台」当局の往来を停止し、いかなる形式での対台湾兵器販売をも停止し、中米関係に損害を与え、また両岸関係の平和的発展を破壊することをしないよう懇切に促している。

中国の台湾関係部署スポークスマンもかつて何度も、アメリカの対台湾兵器販売にきっぱりと反対し、アメリカが「1つの中国」政策を遵守し、両岸の事情は最終的にはやはり両岸の中国人によって解決されるよう望む、としている。軍事チャンネル


 現在のアメリカにとっての中国との経済的結びつきの重要性を考えればちょっと難しいのではという気がしますが。

9月16日

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-09-15/226088_2541849.htm

 中国の暴動鎮圧用10mmリボルバーの画像集です。中国製にしては珍しく仕上げがきれいだという印象です。銅の色をしているのが催涙弾、真鍮の色をしているのがビーンバッグ弾で、実弾は使えないようです。

 「遼寧艦」関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/09/13/016950953.shtml


遼寧艦の検査修理が完成し改めて海に出る 艦載機の新たな配置は非常に特殊

原題:遼寧艦の検査修理が完成し改めて大海に戻る 専門家:艦載機の配置は非常に特殊

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「我が国海軍初の空母遼寧艦は4ヶ月の定例維持保護作業を完成させた後、大連造船工場を離れた。現在遼寧艦上の艦載機はスキージャンプ発進方式を採用しており、この方式は艦載機の燃料搭載量、弾薬搭載量に対し制約があり、艦載機の航続距離、作戦半径、対地攻撃能力をある程度弱める。ずっと前からある提案は、遼寧艦は後期の改装時にカタパルトシステムを追加装備するべきであると考えている。資料画像:遼寧艦が海に出て巡航」)

[要点] 空母遼寧艦が4ヶ月の定例維持保護作業を完成させた後で改めて海上に出現した時、皆はもう1度眼光をこの「海上の要塞」にまっすぐ向けた。遼寧艦空母にとって、その最も良い艦載戦闘機の配置方案はどのようであるべきなのか? 一体「戦力先行」か、それとも「研究・訓練第一」か? 陳虎は分析し、遼寧艦は非常に特殊である、と語る。(頑住吉注:原文はそのままつながってますが、ここで「要点」が終わり、以後が本文ということのようです。) 東方ネット9月13日の情報:中国の声「ニュース縦横」の報道によれば、最近我が国初の空母遼寧艦は4ヶ月の定例維持保護作業を完成させた後で大連造船工場を離れた。遼寧艦が工場入りして検査修理を完成させるのにつれ、改めて海上に出現した時、皆はもう1度眼光をこの「海上の要塞」にまっすぐ向けた。そして今回、皆が関心を注ぐ焦点は、遼寧艦の空母艦載機に置かれている。一体どのような配置方案を採用するのだろうか。

ある国外メディアは分析し、遼寧艦は24機の殲ー15戦闘機、および12機の早期警戒、対潜等のヘリを搭載できる、とする。一方軍事フォーラム上では、あるスーパークラスの軍事マニアも非常に子細にして全面的な推算を行ったことがあり、遼寧艦の最も良い艦載機配備方案は27機の殲ー15を含む、と提示した。

遼寧艦の艦載機配置方案には一体どのような方案が採用されるのだろうか? 昨日(12日)、中央テレビ局記者李琳は「世界軍事」誌編集長の陳虎をインタビューした。陳虎は、20年前なら空母艦載機は多ければ多いほど良かったが、現在では往年とは異なり、空母はより艦載機の効率に重点を置き、数ではない、と語った。

陳虎:実は同一の空母上で、一方においてはできる限り多くの艦載機の数を配置し、他方ではさらに使用効率の問題を考慮する必要がある。空母上では艦載機の発進に供することのできる滑走路あるいはカタパルトは限られており、しばしば滑走路での発着が使用に不充分であるとの状況が出現する。この問題を遼寧艦にあてはめると、実は遼寧艦にとって搭載機の数が多ければ多いほど良いということでは決してないと言える。空母の飛行甲板が最大の効率をもってどのくらいの艦載機の使用を保証し得るのかを見る必要があるのだ。

ある空母上の艦載機の配置は固定されたものであるのか否か? 大多数の空母に関して言えば、1つの最も良い艦載機の配置方案というものがあるのか否か? 陳虎は、配置方案は作戦の背景を根拠に関連づける必要がある、と語る。彼は1つの極端な戦例を挙げた。1983年のアメリカのグレナダ侵攻である。

陳虎:以前アメリカが南米のいくつかの小国に武装干渉した時、かつて空母を用いて100機近いヘリを搭載した。つまり空母に通常のジェット戦闘機を全く装備しなかった。これは明らかに実戦の需要に基づいたものであり、何故なら相手方には空中で米軍と交戦する能力が全くなかったからである。アメリカの方案は、極端な全ヘリ方案の採用だった。

実は米軍がグレナダに侵攻する1年前には早くも、イギリス軍がマルビナス島戦争(頑住吉注:フォークランド紛争)の中でも空母艦載機の柔軟性を見せていた。マルビナス島戦争中、イギリスは「インビンシブル」号と「ハーミーズ」号という2隻の空母を出動させた。この2隻の空母はいずれも垂直/短距離発着を採用する軽空母で、それぞれ9機の「ハリアー」垂直離着陸戦闘機が搭載できた。だが実戦の中で、イギリス空母艦載機の搭載数は、甚だしきに至ってはこの数字の倍を超えた。

マルビナス島とイギリス本土は万里も遠く離れているため、その付近の海域においてイギリスの全ての制空戦力はたった2隻の空母に頼って支えられる必要があり、しかも高強度の持続作戦が必要で、この種の状況下で艦載機は消耗に耐えられる必要があり、明らかに多ければ多いほど良かった。

このため、艦載機の位置方案は決して1つの不変なものではない。ならば具体的に我々の遼寧艦にあてはめると、どのような方案こそ最も適しているのだろうか? 陳虎は異なる実戦の背景を根拠に、2種の方案を出した。

陳虎:いわゆる最も良い方案は異なる戦場環境、異なる実戦の需要に照準を合わせたものであることが必須である。遼寧艦について言えば、相当な数の艦載早期警戒ヘリ、艦載対潜ヘリを有する必要がある。遼寧艦が搭載する早期警戒機は主にヘリの方式なので、その必要とされる量は相当に大きい。もしある方式に換えるなら、我々が強襲揚陸艦を空母艦隊に編入すれば早期警戒、対潜を執行するヘリを強襲揚陸艦上に置き、一方遼寧艦上の貴重な機格納庫および甲板スペースはより多くの艦載戦闘機の搭載に振り向けることができる。

遼寧艦の艦載機の配置方案に関し、外国メディアから専門家まで、さらには軍事マニアまで、各方は非常に多くを討論した。実はこの問題を討論する時、回避できない特殊な状況は、遼寧艦はまず中国海軍の試験艦および訓練艦だということである。

遼寧艦空母にとって最も良い艦載戦闘機の配置方案はどのようであるべきか? 一体「戦力先行」なのか、それとも「研究・訓練第一」なのか? 陳虎は分析し、遼寧艦は非常に特殊であると語った。

陳虎:一般的に言うと、もし実戦第一なら配置される艦載機はやや多くなる可能性がある。相互間のコンビネーションは例えば戦闘機、早期警戒機、対潜機で、より実戦の需要に近づく。遼寧艦は我々初の空母であり、実際にはこの艦が引き受ける主な任務は決して実戦任務ではなく科研と訓練である。我々はこの空母プラットフォームを基礎にして空母の使用、戦術、戦法、技術等々の一連の問題を研究し、より多くの艦員と艦載機飛行員を訓練する必要がある。皆は必ずしも遼寧艦艦載機の搭載数が少なすぎるために混乱を感じることはない。


 早期警戒ヘリや対潜ヘリは他の艦に任せて「遼寧艦」は艦載戦闘機の搭載に専念するというのは確かに選択肢としてあり得るでしょうね。

 中国海警関連です。

http://military.china.com/news/568/20140915/18787364.html


中国最大の海警船進水、東海に配備へ 排水量5千トン

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「第1隻目の5000トン級海警船、武漢で進水」)

9月10日、建造中の5000トン級の初めて建造される船、「中国海警2501」が武昌船舶重工業集団有限責任会社でスムーズに進水した。計画によれば、この船は2015年1月に中国海監東海総隊第四支隊に引き渡されて使用、管理される。


 海軍の場合は新鋭の艦は南海艦隊に優先して回される傾向にありますが、海警の場合はやはり日本の海上保安庁を意識して東海総隊に配備するわけでしょう。

9月17日

 中国の無人機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140916/18788762.html


中国の絶影8無人機の性能が明らかに 最大水平飛行速度時速350km

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国には無人機領域でまだ非常に長い行かねばならない道がある」)

【グローバル軍事/航空報道】 2014年(第5回)無人機大会・展示会が9月16から18日に盛大に行われ、無人機メーカーが雲のように集まり、各自最新の無人機製品を持って見事デビューし、同じ場で展示を行う。

「絶影8」無人機は中航工業ヘリ所の研究開発人員が研究中の新概念高速ヘリ原理検証機で、レイアウト上共通軸ダブルローター+前部の牽引力プロペラ形式を採用している。引き込み脚で、この機はヘリのホバリング、低速、機動および固定翼機の高速での前進飛行能力を持つ。

重量

最大離陸重量12s 空虚重量6s

寸法

全長1200mm 機体の長さ1200mm

全幅1000mm 機体の幅300mm

全高450mm 機体の高さ320mm

メインローターおよび牽引プロペラ

ローターの直径1000mm

ローターのブレード数 6枚

ローター尖端の速度 157m/s

ローターの回転速度 3000rpm

上下ローターの間隔 110mm

牽引力プロペラの直径 200mm

牽引力プロペラのブレード数 6枚

牽引力プロペラの回転速度 11000rpm

牽引力プロペラの最大牽引力 4s

牽引力プロペラの最大出力 1.3kw

飛行性能

最大水平飛行速度 350km/h

(頑住吉注:2ページ目)中国は必ず無人機領域の有利な高みを奪取しなければならない

(頑住吉注:3ページ目)無人機の未来における応用領域は非常に広いものになる

(頑住吉注:以下のページのキャプションは既出のものの繰り返しです。)


 書いてませんけど牽引プロペラも明らかに二重反転式になってますね。これは非常に小さい無人機ですが、この「新概念高速ヘリ原理検証機」が成功すれば、比較的近い将来「遼寧艦」からこの形式の比較的高速の早期警戒・対潜ヘリが発進する、あるいは強襲揚陸艦から兵員輸送ヘリが発進する、といったこともあり得るかもしれません。

 中国の戦車関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140915/18785606.html


中国の99式戦車の火砲の振動は顕著 照準の精度、あるいは深刻に不足か

(頑住吉注:原ページのここにある画像、というか動画のキャプションです。「中国の99式改メインバトルタンクは陸軍の地位を作り直せるか否か?」 続いて2枚目。「99式メインバトルタンクは中国人民解放軍陸軍の新世代メインバトルタンクである」)

東南衛視の報道によれば、2014年8月、上海協力機構各メンバー国が内モンゴルの錫林郭勒の朱日和訓練基地で「平和使命-2014」大型合同対テロ軍事演習を行った。軍事演習の中で、中国陸軍の99式大改造メインバトルタンクが初めて公開され明るみに出、メディアの極めて大きな関心を引き起こした。

演習開始後ほどなく、ロシアのRTテレビ局は演習現場に関するテレビ画像を公開した。画面の中では数両の中国の99大改造メインバトルタンクが高速で敵サイドの陣地に向け突撃を発起しつつあり、非常な勇猛さが目立った。しかしあるネット仲間は、ビデオの37〜40秒目のところで、地面が相対的にあまりでこぼこしていない状況下で、99大改造メインバトルタンクの火砲が何回か顕著に振動する現象を発見した。しかも99大改造戦車の砲身と車体の相対的な運動にもおよそ1秒前後の遅延があった。

その後ネット仲間はドイツのレオパルド2戦車の類似の環境下でのビデオ画面を出してきたが、地面がよりでこぼこな環境下で、レオパルド2の砲身はずっと平穏なようだった。ある分析者は、もし情報が事実なら、これは99大改造戦車の火砲の照準の精度にまだ深刻な不足が存在する可能性があることを意味することになる、とする。

(頑住吉注:2ページ目)99式メインバトルタンクは主に中国兵器工業集団第201研究所によって研究開発され、中国北方工業社によって生産されている

(頑住吉注:3ページ目)99式メインバトルタンクはずば抜けた防御外形を持ち、大量に複合装甲を採用し、新時代の情報化作戦技術を融合させ、中国陸軍装甲師団および機動歩兵師団の主要な突撃戦力である

(頑住吉注:4ページ目)99式メインバトルタンクは2009年の国慶節の閲兵式に出現し、装甲ファランクス第一スクエアチームであり、解放軍の中の重要な地位を体現している

(頑住吉注:5ページ目)99改造型では、中国は1,200馬力の150HBエンジンを基礎に、新世代の1,500馬力大出力ディーゼルエンジンを開発した

(頑住吉注:6ページ目)99式戦車は先進的な指揮式デジタル戦車射撃コントロールシステムを配備し、以前の85-IIMおよび90-IIのシステムに比べより先進的である

(頑住吉注:7ページ目)アクティブ対抗システム方面では、99式戦車はワンセットの特殊なアクティブ式レーザー警告/対抗システムを装備し、これはレーザー早期警システム、および砲手ハッチ後方の特殊な致盲レーザー発射器を含む

(頑住吉注:8ページ目)2007年から、ネット上にこの99改良型を換骨奪胎した新世代メインバトルタンクの画像と関連の情報が出現し、西側メディアはある時には99A2と称する


 文中では「37〜40秒目」となってますが、もう少し後の方が分かりやすいです。しかしこれどう解釈したらいいんですかね。99最新型より明らかに格落ちの96Aが現に国際戦車大会で走行中に高い命中精度を示しているわけですから。戦車大会での射撃を行うためのルートはほとんど平坦だったからこの欠点が現れなかったということでしょうか。

 次も中国のAFV関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140915/18786192.html


分析者:中国の鋼鉄の奔流は実はすでに立ち後れている!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国軍事工業が公開したVT-4輸出用メインバトルタンクの最新の凄い画像」 なおその前の動画のキャプションは前の記事と同じで、以後のキャプションは全てこれと同じです。)

東南衛視の報道によれば、「平和使命-2014」演習場で、99大改造メインバトルタンクは疑いなくその地位に恥じない絶対の主役であり、最も多くの視線を引きつけた。だが、その後出現したあるビデオの中への、その他の2種の国産装甲車両の出現も少なからぬメディアの関心を引き起こした。

報道によれば、99大改造メインバトルタンクと共にテレビの画面に出現したのは国産04改および09式歩兵戦闘車で、それらはいずれも中国が最も新しく研究開発した第3世代装甲戦闘車で、作戦性能は基本的に同等である。メディアが明らかにするところによれば、この2種の歩兵戦闘車は全く異なる作戦環境のために設計されたのである。04改歩兵戦闘車は伝統的な装軌式走行構造を採用し、行進速度は比較的遅いが極めて強いオフロード能力を持ち、草原、山地、砂漠地帯の行進に適する。一方09式歩兵戦闘車はより都市の地面での高速走行に適した8x8全駆動ゴムタイヤを採用し、主に解放軍新型装甲旅団や快速反応部隊に装備される。

ある分析者は、今回の「平和使命-2014」合同対テロ軍事演習に2種の歩兵戦闘車が同時に姿を現したことは、解放軍装甲部隊がすでに更新された作戦構想を有していることを説明している、と指摘する。また公開されたビデオ画面に、人々は無数の99大改造戦車、04改、09式歩兵戦闘車が協同で進攻するのを見、その規模の大きさはまるで鋼鉄の奔流のようである。だがこれに対しある分析者は評論し、このような鋼鉄の奔流は実はすでに立ち後れており、永遠に演習場にしか出現しないかもしれない、とする。

視点に関する調査:中国の鋼鉄の奔流は立ち後れているか否か?

すでに立ち後れており、この種の戦法を放棄すべきである。 17.58% 1818票

まだ立ち後れてはおらず、未来の戦場で必然的に非常に大きな作用を発揮する 44.69% 4623票

その意義は過去の比ではないが、継承、留保すべき 33.47% 3462票

うまく言えない 4.29% 443票

総票数 10346票


 この場合の「立ち後れている」は時代遅れという意味ですね。どうなんですかね、中国の読者はまだまだ時代遅れではないと思っている人が多いようですが。

9月18日

 中国航空関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140916/18790367.html


運ー20等多くのヘビー級飛行機が第10回中国航空展で明るみに

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:運ー20輸送機」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

【グローバル軍事/航空報道】 グローバル軍事記者は第10回中国国際航空宇宙博覧会ニュース発表会で、運ー20などの多くの国内外の注目を集めるヘビー級飛行機が展示に参加すると知った。

関連資料:運ー20

運ー20(Y-20)大型輸送機、コードネーム鯤鵬は中国が自主研究開発する新世代大型軍用輸送機で、中航工業西安飛行機工業集団によって研究開発、製造される。この機はイリューシンー76の空力外形と機体構造を参考にし、かつアメリカのC-17の一部の特徴を融合させている。中国空軍で現役のイリューシンー76と比べ、運ー20のエンジンと電子設備には非常に大きな改良があり、搭載重量も向上している。2013年1月26日午後14時、運ー20は閻良基地でスムーズに離陸し、初飛行は満足すべき形で成功した。運ー20の初飛行成功は中国航空工業の重大な突破を象徴的に示しており、中国は自らに属する大型輸送機を持ったのであり、これは中国空軍の戦略空軍建設のマイルストーンである。

関連の資料:第10回中国国際航空宇宙博覧会

第10回中国航空展は11月11日から16日まで広東省珠海市で行われる。その時、中航工業集団、航空宇宙科学技術集団、航空宇宙科学工業集団、中国商業飛行機、ボーイング、エアバス、スホーイなど国内外の有名航空宇宙企業が展示に参加する。

珠海市会議展覧局局長の周楽偉の説明によれば、今回の航空展のハイライトは3つある。1つは非常に多くの航空宇宙と関連のある武器装備が展示されること。これは従来を基礎にした一大突破で、展示内容が豊富になるだけでなく、さらに展示参加の吸引力が増加した。2つ目は現在すでに4つの軍の特級飛行デモンストレーション隊が今回の航空展に姿を現すことが確定していること。これは初めての、このように多くの特級デモンストレーション隊の同一の時間、同一の航空展への登場である。3つ目は今回の航空展のハード・ソフトウェア施設に実質的な向上があり、展示参加商、見学者に全く新しい感覚を与えることである。


 ボーイングやエアバスが旅客機共同生産などにより中国の軍用航空技術の向上に間接的につながる可能性のある援助を行う動きも注目されます。

 中国の無人機関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-09-16/226113_2542404.htm#pic


中国版「ファイアスカウト」艦載無人ヘリ

2014年(第5回)無人機大会・展示会が9月16から18日に盛大に行われ、無人機メーカーが雲のように集まり、各自最新の無人機製品を持って見事デビューし、同じ場で展示を行う。

展示会現場では、全部で60の団体が多種の軍用、民間用無人機を持って展示に参加している。このうち3種の無人ヘリプラットフォームが関心を集め、これはそれぞれWZ-5型、WZ-5B型、WZ-6B型無人ヘリである。WZ-6B型無人機は専用の艦載無人ヘリで、運動する艦の上での自主発着能力を持ち、戦場偵察、目標指示、通信中継、電子対抗など多種の任務を執行できるとされる。


 この分野で中国が日本より進んでいるのは明らかで、これが将来不利な要素にならないか心配です。努力してもかなわないならともかく、日本が本気でやれば中国以上のものを作るのは決して難しくないと思うんですが。

 もう1つ中国の無人機関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-09-16/226133_2542857.htm


中国初の「垂直離着陸固定翼無人機」が明るみに

成都飛行機設計研究所が展示するVD200垂直離着陸無人機システム(撮影:シュールーミン)

2014年(第5回)無人機大会・展示会が9月16から18日に盛大に行われ、無人機メーカーが雲のように集まり、各自最新の無人機製品を持って見事デビューし、同じ場で展示を行う。展示会現場で中航工業成都飛行機設計研究所はVD200という名の垂直離着陸無人機システムを展示しているが、この機はヘリのように垂直離着陸もできるし、固定翼方式に照らして高速水平飛行することもできる。

(頑住吉注:2ページ目)あるネット仲間は、このような垂直離着陸固定翼無人機は米軍にないのは言うまでもなく、国際的にもまだ先例がないかもしれず、中国は無人機発展の上でも重大な創新を迎えているのだ、と語る。


 いわゆるテイルシッターで、そこまで大それたものではないとは思うものの無人機として斬新で、性能や信頼性に問題がなければ有用でしょう。ただ有人機でもテイルシッターの成功例はないのでは。

 インド関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-09-16/226119_2542578.htm#pic


欧米に負けない! インド航空工業の生産力を詳しく見る

インド当局は最近一組の、その航空会社が主力実戦機の組み立て、グレードアップ維持修理を自ら行う画像を公表した。その機種にはホーク式練習機、ジャギュア攻撃機、ミラージュ-2000戦闘機、ノースポールヘリなどが含まれる。この挙は主にインドの強大な航空設計、製造能力を体現するためである。だが同時に、インド軍の実戦機の事故率も相当に高い。


 あんまり整った施設とも見えない感じですが。

9月19日

 中国警察関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-09-17/226161_2543512.htm#pic


四川の美女特別警察官、専業射撃に秀でる!

9月16日、四川省第1回警察体育運動会が成都で開幕した。全四川省21の市(州)の公安局、省庁機関、四川警察学院、国境警備、消防、警備部隊および成都鉄道、四川空港、四川森林公安局から来た29の代表団、1,300名余りの警察体育の花形選手が今回の運動会に参加する。

女性特別警察官たちの射撃は相当にプロフェッショナルであるが、固定された上半身ターゲットに対する射撃競技でしかなく、実戦との差がはなはだ遠い。現在外国、特に我が国の香港特別区を含む西側諸国の軍、警察、法執行機構などでは、実戦の意味を突出させたIPSC小火器戦術射撃競技がより流行している。この射撃競技は実戦と結びつきが非常に緊密である。現在我が国のいくつかの特戦部隊もすでに応用しているが、また広範に普及してはいない。


 使用しているのは64式拳銃ですね。

 中国の無人機関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-09-16/226130_2542814.htm


中国第3の「偵察・打撃一体」戦術無人機、グレードアップ後明るみに

「鷂鷹II」無人機の1つの顕著な特徴は機腹部の大型レーダーアンテナカバーである。これは全世界の偵察・打撃一体無人機の中で独自の旗印を掲げるものである! 同類の機の中で、この機は最も良い偵察能力を持っている。

第5回中国無人機展が今日北京で開幕する。中航工業貴州飛行機社は「鷂鷹」系列無人機を携えて登場し、外形がアメリカのMQ-9「リーパー」無人機に酷似している「鷂鷹」無人機も多くの観衆の立ち止まっての見学を引きつけている。

鷂鷹II無人機システムは既存の中高空長航続距離無人機を基礎に発展した中高空、低速、長航続時間無人機システムである。この機は光電子画像偵察・監視、レーダー画像偵察、通信信号偵察など多種の用途と能力を持ち、多種の任務の必要性に適応できる(頑住吉注:この記事もこの「本文」は以後共通なので太字のキャプションを紹介していきます)。

(頑住吉注:2ページ目)中航工業貴州飛行機が研究開発した「鷂鷹II」無人機と「翼竜」、「綾虹4号」の任務、能力、位置づけは基本的に似ている。だが模型が見せるミサイルの搭載能力について見れば、「鷂鷹II」のミサイル搭載数は「翼竜」の2倍である。

(頑住吉注:3ページ目)今回展示されている「鷂鷹II」無人機の模型は初期のそれと比べ外形の変化が非常に大きい。「鷂鷹II」はすでに誕生して相当に長い時間がたち、貴州飛行機のこの機に対する改良、グレードアップ作業はずっと推進されつつある。

(頑住吉注:4ページ目)これは貴州飛行機が研究開発した「鷂鷹II」無人機の初期の画像である。新たに展示された模型に比べ、外観の変化が相当に大きい。これに対応して内部の変化も非常に大きい。

(頑住吉注:5ページ目)「鷂鷹II」無人機の腹部の特写。この機は「翼竜」に似た全体設計を採用しているが、非常に多くのカギとなる重要な差異がある。

(頑住吉注:6ページ目)牽引する車両と比べると、「鷂鷹II」無人機の体積の大小に対する直感的な認識を持つことができる。

(頑住吉注:7ページ目)2013年12月13日、「鷂鷹」民間用無人機が新型レーダーを搭載して試験飛行を行い、対地航空観測能力をテストした。

(頑住吉注:8ページ目)「鷂鷹」民間用無人機は外形が小型民間機に非常に似ている。

(頑住吉注:9ページ目)「鷂鷹」リモートセンシング航空観測無人機には軍事領域においても広い応用の前途の見通しがある。

(頑住吉注:10ページ目)これは2012年珠海航空展に展示された「鷂鷹III」無人機の模型。顕著なステルス外形は米軍のRQ-170とよく似てはいないだろうか?

(頑住吉注:以後は過去の記事の流用その他なので省略します。)


 「鷂鷹」の英語名はハリアーホークで、同じ「鷂鷹」系列でもIとIIとIIIでは全くデザインが異なるのが分かります。IIIは単なるプロペラ式の全翼機であってステルス性はあまり考えられていないし全翼機の中で特にRQ-170とよく似ているということもないと思いますが。

 次も無人機で、日本の報道に対する反論です。

http://military.china.com/topic/zhjp/11166312/20140917/18794789.html


中華軍評:日本メディア、大変な大間違い 中国の現有の無人機は使用に充分

最近、日本のメディア「週刊東洋経済」の報道(頑住吉注:9月13日号)は、再度中国が無人機を使用して海上の権益を維持保護する問題を提示した。このメディアは、中国はさらに無人機に釣魚島周辺の軍事行動を執行させることを考慮するに違いないと判断している。だが現有の無人機は飛行高度などの問題により、ごく容易に撃墜される可能性があり、このため中国はさらに新型ステルス無人機を開発中である、という(頑住吉注:私元の記事読んでないんですけど「利剣」のことでしょう)。

中日間の釣魚島をめぐる争いはずっとメディアの最も関心を注ぐ話題で、日本の軍とメディアはかつて一度中国に向け、「中国軍用機に向け曳光弾を発射する」、「中国の無人機を撃墜する」など種々の乱暴な発言をした。だが時今日に至り、中国の無人機も、海上法執行部門の有人操縦飛行機も、かつて釣魚島海域において権利維持行動を執行したことがあり、撮影すべきものは撮影し、巡航すべきところは巡航し、ある時には日本の軍用機との激烈な対峙さえあった。無人機使用方面だけからすると中国サイドはすでに日本に「完勝」しており、日本サイドはあわて、焦っているにもかかわらず口先では不断にわめき立てているが、「枠から出た」行動は見せていない。

確かに、まさに日本メディアが言うように、飛行高度と速度がいずれも高くない中国の無人機を1機撃墜するのには決して技術的難度は存在せず、日本は集団的自衛権解禁前後にいずれもこれに照準を合わせて充分な準備を行っている。歴史上、日本はかつて国運を賭けて清朝と開戦し、甲午の年の軍事的冒険行動は日本にいわゆる「帝国の栄光」を迎えさせた。この後戦略的な博打は同国が習慣的に用いるやりくちとなり、何度も試してうまい汁を吸った日本は潮時で切り上げるということをしなかった。膨張する野心の最終的な結果は「小利をむさぼって大いに馬鹿を見る」で、第二次大戦の恥辱的な敗北は日本に今に至るも恐怖を収まらなくさせている。日本は、1回の小さな戦略的な決策のミスが国家に対しどのような結果を生じさせるかをはっきりと知っている。日本当局は中国無人機撃墜の結果が、釣魚島の支配権を喪失するのに比べずっと深刻であることをよく知っている。1機のごく小さな無人機は、1つの戦術ユニットであるだけでなく、さらにそれ自体が中国の国家の尊厳と軍事的実力を表しているのである。日本がひとたび冒険的に乱暴なことをしたら、日本が直面するのは強大な軍事作戦体系であって、絶対にもはや警告のような簡単なものではない。このため、今日中国の無人機が日本によって撃墜される可能性は、日本自身の図上演習の中にしか出現しないだろう。日本は誰と比べても自分にこのような「短気」を支える能力はないとはっきり知っている。

この日本メディアはさらに報道の中で中国新型ステルス無人機がその他の無人機に取って代わって釣魚島巡航および権利維持任務を執行する可能性に関して触れている。だが筆者の見たところ、この種の状況が出現する可能性も非常に小さい。中国が無人機を釣魚島海域上空に派遣する目的は非常に明確であり、釣魚島の主権を断固維持するというきっぱりとした意志と釣魚島に対する実際の支配力を体現することである。中国には単純に日本人の偵察を逃れるために新型ステルス無人機を派遣する必要は全くない。釣魚島における法執行は日本人にはっきりと明白に見せる必要があり、今日中国は国家の実力および技術的蓄えがいずれも非常に完備されているという条件の下で公明正大にいかなる法執行装備をも我々がそれを出現させる必要のある場所に出現させることができるのであって、それはたとえ1機の空力レイアウトが簡単で、ステルス能力や自衛能力を持たない普通の無人機であってもそうである。中国の権利維持の手段はあるのであって、最も先進的なステルス無人機のようなエースを出動させる必要は全くない。もし日本が本当に中国の「エース」の出現を希望するのならば、戦争を挑発して引き起こせば当然に「エース」の凄さを教えていただくことになるだろう。

日本メディアは何度も中国の無人機に対し討論を展開しているが、それは全て苦々しい「嫉妬」と自らがこの領域において全く功績がない「あきらめと気まずさ」を透過させている。「撃墜」というこのような言葉は客観的評価というよりもむしろ妄想的な憶測である。例えば、この日本メディアはさらに中国の無人機「翼竜」の価格は米軍の「リーパー」無人機の1/30に過ぎず、性能上劣勢が存在する等々とした。だがこれは実際にはまさに中国無人機がずば抜けたコストパフォーマンスを持つことを説明している。無人機は有人操縦機に比べて低コストの消耗材と言え、もし中国無人機が米軍の無人機の80%の作用を発揮するが価格が1/30でしかなかったら、中国の無人機は自ら用いるにも輸出にもより大きな実際の使用効能を発揮することになる。日本はある時期以来「完敗させられた」苦い結果を味わっているので、中国の無人機に対し「羨望、嫉妬、恨み」を抱くことしかできないのである。要するに、日本メディアは大間違いであって、中国の現有の無人機は権利維持任務執行にすでに充分であって、中国にステルス無人機を出動させたいなら、日本サイドに戦争を発動する胆力があってこそである。


 中国の無人機を撃墜するのはそう簡単な判断ではできないとは思いますが、どうしてもやらざるを得ない状況はあり得るでしょう。電子妨害などの手段によって物理的に破壊せずに海に落として回収できればその方が望ましいと思いますが。

9月20日

 中国の航空エンジン関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140919/18801941.html


台湾メディア:中航、あるいは高原でWS-15エンジンをテストか 殲ー20に装備される

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:中航が初めて高原で2機種のエンジンをテストし、青海省長が現場に来て慰問」)

台湾の「旺報」18日刊行の文は、中国航空工業集団試験飛行センターが青海で成功裏に1ヶ月にわたる初の戦闘機高原発着性能試験飛行任務を完成させた、とした。今回の試験飛行は2機種の戦闘機エンジンに対し機に取り付けた状態で実施された初の高原試験で、某機種とは艦載機殲ー15およびステルス戦闘機殲ー20に早急に必要なWS-10(太行)およびWS-15(峨嵋)エンジンである可能性がある(頑住吉注:直訳するとこうですけど日本語としてより分かりやすく言うなら殲ー15用WS-10と殲ー20用WS-15ということです。なお「WS」は「渦扇」、すなわちターボファンのことです)。

文中では「中国航空報」の報道が引用され、中航の試験飛行チームは高原の酸素欠乏、強い紫外線照射などの不利な要素を克服し、成功裏に空気が希薄、圧力が低い、空気取り入れ口の空気取り入れ量が少な目であることのエンジンに対する影響を消し去り、かつ機上と地上の電源始動、エンジン冷熱状態始動、連続始動、加速・減速性能など多項目の試験を完成させた、とする。

だが文章は、中航は依然国産エンジンに最も重要な「動力不足」の問題がすでに可決されているのか否かをまだ明らかにしていない、とする。一方アメリカの「ストラテジー ページ」ウェブサイトは16日、大陸はすでに殲ー15戦闘機のためにより強大なバージョンであるWS-10Hを開発しているが、現在は2機の殲ー15戦闘機に見られたことがあるだけで、大部分の殲ー15は依然ロシア製のAL-31Fエンジンを使用している、と報道した。大陸は16日、2名の飛行員が空母「遼寧」艦上で殲ー15の発着を試験している時に犠牲になったとも認めている。

文章は次のように言う。ある分析は、大陸はそのWS-10エンジン系列の開発の詳細を秘して言わないが、どういった飛行機が使用しているのがWS-10であるのかを隠しごまかすことはできていない、としている。解放軍が決してより多くの飛行機にWS-10エンジンを取り付けてはいないことはごくはっきりしている。大陸は否認するが、WS系列エンジンの品質管理と信頼性の問題は依然存在している。

(頑住吉注:2ページ目)資料画像:中国のWS-10「太行」エンジン

(頑住吉注:3〜5ページ目は本文の一部を切り取ったものなので省略します。6ページ目)中国の殲ー20ステルス戦闘機は将来国産エンジンを配備することになる

(頑住吉注:7ページ目)殲ー20は国産エンジンに換装すれば性能がより突出したものになる

(頑住吉注:8ページ目)現在、中国戦闘機の性能は依然エンジンの制約を受けている


 やはりごく少数の手間暇をかけた試作品では充分な性能が発揮されても量産すると性能や信頼性が保てないという状態にあるのかなという気がします。なお、すでにお伝えしましたが殲ー15での殉職云々は一応誤報ということになっているようです。

 台湾関連です。

http://military.china.com/news/568/20140919/18801207.html


台湾の「漢光」軍事演習で再度オウンゴールが出る 対潜ロケットが旗艦に命中しそうに

近年来規模最大として知られる台湾の「漢光30」演習はすさまじい勢いと言うべきで、台湾「総統」馬英九も珍しく自ら「キッド」級ミサイル駆逐艦「左営」号に乗り込み視察した。だが島内メディアは、演習中1発の対潜ロケットがコントロールを失って距離がこの旗艦から遠からぬ海面に落ち、「場面はスリリングだった」と明らかにした。

台湾の「中央社」は18日、台湾海軍精鋭の戦闘艦が17日支隊編成方式を採用し、各式の海空兵力を出動させて演習に参加し、海上防空、対潜、合同迎撃作戦の「フルセットの演習」を行い、実兵実弾の演習方式をもって台湾軍の合同迎撃作戦能力を検証した、とした。ある責任ある台湾軍将校は、これは台湾軍の近年規模最大の海上実兵演習であり、「全海軍が作戦行動し、1回で全部持ち出して演習を終わらせる」とした。島内の評論は、台湾軍が25年来最も大型の海空軍事演習を挙行し、海空の精鋭兵力を出し尽くす、「その意図は対外的に軍事力をデモンストレーションし、台湾の現状維持に望みをかけることにあり」、また、台湾は南海で大平島を占有しているが、「終始距離が離れすぎて支配力が及ばず、現在の南海の複雑な情勢の下で、台湾の関連海域における影響力の維持、および潜在的にあり得る島の奪取行為を強く威嚇することを希望している」と考える。

報道は、演習に参加する台湾軍艦艇には「キッド」級ミサイル駆逐艦、「成功」級、「済陽」級、「康定」級ミサイル護衛艦、「錦江」級巡視艦、掃海艦、「光華六号」ミサイル快速艇、「剣竜」級潜水艦を含む、とする。空中兵力はS-70Cヘリ、F-16、F-5戦闘機、初登場して演習に参加するP-3C対潜哨戒機が含まれる。最も目を引く演習科目は実弾射撃で、これには爆雷投下、127mmおよび76mm艦砲射撃、ファランクス速射砲による迎撃、対潜ロケットおよび妨害弾射撃、AIM-9「サイドワインダー」ミサイル発射、LAU-51ロケット、LUU-2B照明弾などの弾薬種類の射撃などが含まれる。しかし17日午前に行われた対潜作戦演習の時、演習に参加した2隻の「済陽」級ミサイル護衛艦がそれぞれ2発の対潜ロケットを発射し(タイトル画像)(頑住吉注:この記事にはないすね)、模擬的に水中の敵軍潜水艦を攻撃したのだが、そのうちの1発の対潜ロケットが上昇した後、落下傘の包みが開かなかったためと疑われるが、ロケットは急速に回転し、旗艦の左舷後方の水面に落下し、その場面はスリリングだった。

説明によれば、台湾の「漢光」軍事演習の中で、台湾当局指導者を誤って傷つけそうになった場面は何度も上演され、その中で最も「被害を受けた」のは陳水扁だった。2006年「漢光22」演習の中で、台湾軍が発射した2発の対戦車ミサイルが何と「道に迷い」、陳水扁のいる視察台前方たった100m余りの海面で爆発し、「現場の来賓を驚き恐れさせること言い尽くせないほどだった」。また「漢光19」演習中、台湾軍の1機の「コブラ」武装ヘリが突然失速を発生させ、もうちょっとで当時の陳水扁と台湾各方面の高官の視察台に落下しそうになった。


 この種の報道は確かに多い感じですが、台湾で本当にこの種の事故が多いのか、大陸がことさらに取り上げるからそう感じるのかはちょっと分かりません。

9月21日

 「珠海航空展」関連です。

http://military.china.com/news/568/20140918/18796970.html


第10回珠海航空展11月に開幕 展示参加飛行機、120機を超えることに

中新社北京9月16日電 第10回中国国際航空宇宙博覧会(中国航展)が11月11日から16日まで、広東省珠海市で行われ、一連の先進的な軍民用航空機および系列の航空宇宙の選りすぐりの品が明るみに出、その中には外界の関心度が極めて高い機種も少なくない。

中国航展は中国で唯一国務院から批准され、隔年で珠海において挙行される。飛行デモンストレーションが付随した総合的な国際航空宇宙展覧会で、実物の展示、貿易の商談、学術交流、飛行デモンストレーションを主要な特徴とする。

第10回中国航展ニュース発表会は16日北京で行われ、中国航展珠海執行委員会主任で珠海市長のヘーニンカが関連の状況を説明した。

知られているところによれば、今回の航展の室内外の展覧面積、展覧の正味面積、展示に参加する飛行機、展示に参加する国の数はいずれもこれまでの回を超え、史上最高に達する。展示参加飛行機の数は120機を超え、国内外の展示参加商は700近く、このうち国外の展示参加商の比率は45%に達する。

中国航空工業集団社の展示参加品の数、質、特に新たに展示に参加する製品とシステムは、いずれも史上最高である。このうち、新舟700の実物大キャビン部分、3トン級ヘリなどを含む数十余りの機全体およびシステム級展示品は初登場である。中国商用飛行機有限責任会社は多種の形式をもってARJ21およびC919を展示し、このうち間もなく引き渡されるARJ21-700は静態展示と飛行デモンストレーションを行い、かつユーザーをこの国産最新ジェット式民間機の体験に招待する。

中国航空宇宙科学技術集団の展示は主に航空宇宙システム展示区、武器システム展示区、航空宇宙技術応用およびサービス産業展示区の三大部分に分かれ、北斗ナビゲーション、有人宇宙船など国家重大工程プロジェクトがいずれも登場する。ミサイル武器システム展示区の展示では、この集団は実物、模型、展示パネル、ビデオなどの形式でシステマチックに地対地戦術打撃武器、空対地ミサイル、超音速巡航ミサイル、正確制御誘導爆弾、制御誘導砲弾、対空ミサイル武器、無人機といった7大種類の武器装備を展示する。

中国兵器装備集団の展示参加品は対ミサイル武器、機動制圧武器、小火器、対テロ装備など多種の領域に関わり、ハイライトはすこぶる多い。

無人機の広範な応用と共に、今回の航空展では中航工業、航空宇宙科学技術、航空宇宙科学工業などがさらに系列の無人機を展示し、これには高空、高速、長航続時間無人機、無人リモートセンシング地図作製システム、対地観測、地図作製無人機などが含まれる。

ヘーニンカはさらに、今回の航空展では韓国空軍の「黒鷹」およびアラブ首長国連邦空軍の「騎士」という2つの外国軍のデモンストレーション隊を全く新たに招聘する、と明らかにした。また今年の航空展開幕式はちょうど中国空軍成立65周年であり、アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、カナダ、スイス、ロシアなど27カ国の空軍上層部の人物がやってきて視察する。


 運ー20は参加が決まっているようですが、輸出用ともされる殲ー31、輸出はされないと思われますが注目の機種である殲ー20、武直ー10、「利剣」などが模型でも展示されるかどうかなどが注目されます。

 中国海監関連です。

http://military.china.com/news/568/20140918/18796418.html


海監7008、ヘリ飛行甲板を配備 海洋権利維持能力が大幅に向上

17日夕方、汽笛が浙江省舟山の天空の安寧を打ち破り、海上権利維持法執行能力を具備した中国海監7008が正式に就役した。国家海洋局東海分局副局長の劉振東は、東海の海洋資源と海上ルートの安全形勢は厳しく、海監船の就役はより良く中国の国益を維持保護することになる、とした。

中国海監7008船は中国初の1,500トン省級権利維持法執行船の1隻で、全長88.9m、全幅12.2m、設計上の排水量1,750トン、航続力5,000海里で、しかもヘリ飛行甲板および艦上システムを配備している。

浙江省は東海に面し、海によって栄え、浙江省は海洋大省で(頑住吉注:「大国」の省版ですね)、水上輸送大省でもあり、主張する管轄海域の面積は26万平方kmに達し、海岸線の総全長は6,700kmで、全国の海岸線の総全長の約20%を占める。

「中国海監7008の就役式は、海監船の隊伍にまた1人新メンバーが増えたことを示す。」 劉振東は、現在全世界の海洋権益の争奪は日増しに激烈になっており、東海の海洋資源と海上ルートの安全の形勢は厳しい、とする。

彼は、海監7008が「青い国土」の衛士たる職責を履行し、国家主権と核心的利益を維持保護する海上権利維持巡航隊伍に加入することを期待している。

浙江省海洋・漁業局副局長である張明の説明によれば、中国海監7008は浙江省のトン数最大の海監法執行船で、この船の就役は浙江省の海洋法執行能力を有効に改善し、漁業の持続可能な発展を促進することになり、またさらに国家の海洋権益維持保護に参加する能力が向上し、これは中国海洋権利維持の有効な補充である。

当日記者もこの今年3月に引き渡されたばかりの海監7008に乗り込んだが、ひとたび船室に入るや、すぐ新鮮なペンキの匂いを嗅いだ。

海監7008船の船長である呉巍航は、この船の設計は海上法執行・証拠取得、航行の安全、海上救助などの要素を考慮しており、大音響や強い光、高圧放水砲、光電子証拠取得などの設備を配置している、と説明する。

「大音響設備は海上の相手への呼びかけに用いることができ、1,000mを隔てても依然はっきり聞こえ、強い光は主に海上の捜索救援に用いる。」 呉巍航はさらに、船上の準武器設備である高圧放水砲の有効射程は150mに達し、現在中国の最も先進的な装備の1つである、とする。(シエパンパン 呉洪)


 浙江省は尖閣に最も近い省でもあります。




















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