コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその99

9月29日

 昨日に続き「F-22初陣を飾る」関連です。なお「首秀」はやはりそのままにします。

http://military.china.com/critical3/27/20140926/18820451.html


米軍、同時に3つの方向でF-22戦闘機をひけらかす 誰を脅そうというのか

国際的なメディアは最近、米軍がシリア北部のIS武装勢力に対し大規模な空襲を行い、多くの「トマホーク」巡航ミサイルや多種の作戦機を投入し、特にF-22を出動させ制御誘導爆弾を使用してISの指揮機構を爆撃した、と報道した。今回のIS武装勢力打撃はアメリカのラプターステルス戦闘機実戦の首秀ともなったが、この世界のその他の空軍大国に先んじた最も先進的な戦闘機を、装備、実力が非常に弱いテロ武装勢力の打撃に用いるのは、確かにやや高射砲で蚊を撃つといった役不足である。

筆者は、米軍が今回IS武装勢力打撃行動の中でF-22戦闘機を使用したのには2つの目的があると考える。1つはF-22戦闘機の実戦能力の検証とデモンストレーションである。これまでの配備や演習の中での技術的問題が絶えないため、今回の実戦投入はアメリカの第4世代戦闘機の信頼性に対する世界の疑念を消し去ろうとするものである。第2は、実戦の姿をもって出現したのは、中ロなど第4世代機を研究中の国に対する絶対的優勢のデモンストレーションである。そしてシリアであろうとIS武装勢力であろうと、その防空能力のF-22に対する脅威はいずれも相対的に限られており、このためこの種の実戦でのひけらかしは比較的安全な選択である。

同時にオバマにはF-22戦闘機の首秀の助けを借りて自分のIS武装勢力粛正の決意をデモンストレーションもし、その意図は湾岸の同盟国に必勝の自信を樹立することにもあった。だが実際にはアメリカは、現役の第3世代戦闘機はローエンドのIS武装勢力を打撃する時にF-22に比べより有効であると非常によく分かっている。メディアの情報は、アメリカ空軍は湾岸地域に向け多数のA-10攻撃機を増派したとしている。これこそ米軍の真に実戦の要求に密着した正しい装備配備計画であると言うべきで、正確制御誘導ミサイルが防空施設を打撃した後では、A-10こそIS武装勢力の挽き肉器である。

F-22を出動させてIS武装勢力を打撃するのと同時に、9月23日にはアメリカ海軍のコードネーム「勇敢の盾2014」合同軍事演習が武力デモンストレーション段階に入った。軍事演習に参加するビンセント号とワシントン号の2つの空母戦闘群はグアム島に駐留するB-52H戦略爆撃機、F-22Aラプター戦闘機、F-15C戦闘機、MV-22オスプレイ実戦機と海空大編隊を組成し、規模は膨大である。ダブルの空母+F-22戦闘機という豪華な陣容は人に、アメリカの演習の仮想敵は一体誰なのか? と疑わざるを得なくさせる。

中国の軍事力の勃興はアメリカの西太平洋における覇権に対する憂慮を激化させる。そして台湾海だろうが東海だろうが、また南海だろうが、ひとたび軍事衝突が発生したら、米軍は必ず避け難く巻き込まれるリスクがある。このためアメリカの見たところ、規模が膨大な海軍演習を利用することは中国に向け米軍の西太平洋の安全という事柄の中での実力と干渉の決意を明らかにし、かつ中国に武力を使用して核心的利益の問題を解決するか否か決定する時、他への影響を考えて思いとどまらせることができる。

アメリカのF-22ステルス戦闘機は中国やロシアといったような完備され先進的な防空システムを具備し、相対的に強大な仮想敵のために準備されたものであるはずで、このため頻繁な演習参加も、シリアに投入しIS武装勢力を打撃する実戦も、全て中ロとの対抗のための経験の累積である。アメリカが日本にF-22戦闘機を配備するのは、それに中国の沿海の重要目標に対する威嚇効果を発揮させようとするものである。だがこの威嚇効果がどのくらい大きいのか、おそらく米軍自身の心の中でも自信がない。

F-22戦闘機の優越した性能の重点はステルス打撃にあるが、これ1つの要点さえ打ち破ってしまえば、F-22には他の優勢はなくなると言ってよい。中国には現在2種のシステムがあり米軍を恐れさせる。1つは中国版ウェイラ対ステルスレーダーであるDWL002パッシブレーダーシステム、2つ目はウクライナの鎧甲対ステルスシステムである。このためF-22が中米軍事対抗の中で作用を発揮したければ、冒す必要のあるリスクは相当に大きいのである。そしてひとたび中国周辺の基地が破壊されても、F-22には頼りになる身の置き所はなくなる。

何日か前メディアは、ロシア空軍のツポレフ-95の編隊がアラスカ西部空域で米軍のF-22戦闘機のスクランブルに遭ったと報道した。これはアメリカ空軍のアラスカ基地に駐留するF-22A戦闘機の初の公然とした対抗迎撃任務の執行である。ロシア実戦機の編隊の探りを入れる意図をはっきり知っているという前提の下に、F-22の出動はロシアに向けアメリカの自身の優勢に対する自信を見せた。筆者は、米ロ関係の緊張にかんがみれば、今回の接触はアメリカが東欧に向けF-22戦闘機を配備するシグナルである可能性が高いと考える。

シリアはロシア唯一の海外基地であり、しかもロシア・シリア関係の緊密度は周知の通りである。このため近い時期の米軍のF-22戦闘機による3回のひけらかしのうち、2回はロシアに照準を合わせたもので、このことは必ずや米ロ間の戦略の矛盾を激化させることになる。しかも新たなるNATOの東への拡張でも、米ロヨーロッパによる北極戦略の競争でも、米ロの真の面と向かっての軍事対抗はやっと始まったばかりなのである。


 F-22をあえて使用した理由に関する推測は昨日の記事とほとんど同じですね。

9月30日

 殲ー15関連です。

http://military.china.com/news/568/20140929/18826147.html


殲ー15の4機編隊、編隊での着艦を訓練 空母の戦闘力大幅に向上

最近、あるネット仲間が遼寧省の某地で国産殲ー15艦載戦闘機が4機の密集した編隊で飛行する画像を撮影し、一方この前の外国メディアの報道によれば、解放軍は遼寧省の興城に艦載機総合試験訓練基地を建設した。推測によれば、この海軍某艦載機総合試験訓練基地とはすなわち興城艦載機基地である。また新華社の2013年8月28日の報道によれば、中国共産党中央総書記、国家主席、中央軍事委員会主席の習近平は当日海軍某艦載機総合試験訓練基地で艦載機のスキージャンプ発進、制動着陸訓練を視察した後、親しく初の乗艦した指揮員ら、試験飛行員代表と接見した。

この前、中国初の遼寧艦艦載機編隊訓練の当局によるビデオの中に、多くの角度から我が国初の艦載戦闘機殲ー15の遼寧艦上での訓練の貴重な映像が記録されていたが、このように密集した4機編隊飛行の画像はまだ初めて見るものに属する。

分析によれば、4機楔型編隊は艦載機が帰投して着艦する三旋回の前に常用される隊形で、一般に4機がこの隊形を保持して逆向きに空母の左舷を飛び越えた後、逐一逐一解散し、左向きに三旋回に入り、その後空母の着艦中心線後方の延長線のところに到達して四旋回を行い、下降ルートに真っ直ぐに向かって着艦する。戦闘機と戦闘機の三旋回の時間的間隔はちょうど前の1機が下降して着艦してから着艦フックを引き込み、着艦区を滑走して出るまでに必要な時間である。このようにすると4機の戦闘機はごく短い時間的間隔をもって、出来る限り早く空母甲板に降着できる。アメリカ空母の規定を参考にすると、もし白昼で天気が良好な状況下では、この時の着艦の時間的間隔は30秒であり、もし夜間あるいは天候不良だと、この時間は45秒から1分間、甚だしきに至ってはさらに長く延長される。天候が良好な状況下では、飛行員はフレネルレンズの信号に頼って着艦し、無線電信の沈黙を完全に保持し得ることが必須で、この時LSO(着艦指揮員)は機の着艦の姿勢だけを視察し、時々送信機を用いて飛行員に修正の指令を出し、もし飛行員の着艦下降のルートが深刻に逸れていたら、直接フレネルレンズを操作して「飛行に戻れ」の信号を発して着艦を制止する。

殲ー15艦載戦闘機が密集した楔型編隊低空飛行を行えることは、中国海軍航空隊の艦載機飛行員がすでに編隊着艦が行えることを意味し、これは中国の「遼寧号」空母が戦闘力を形成する1つの極めて重要なステップである。


 この記事には画像がありませんが、

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-09-29/226458_2549562.htm

 これがその画像です。密集して飛行できたらその状態で着艦できるとは限らんのではという気もしますが。

 韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140928/18822999.html


韓国メディア:朴槿恵、演説の原稿を修正 あるいは中国の受けとめをはばかったためか

韓国大統領朴槿恵は最近「演説原稿修正ゲート」に陥っている。韓国メディアは27日暴露して、原稿修正は中国の受け止めをはばかったからであるとした。

韓国の「世界日報」の報道は、24日に韓国大統領府は対外的に朴槿恵がアメリカの研究機構の演説会に参加する発言の要綱を配り、その中には「一部の人は韓国が中国に傾いていると考えているが、これは韓米同盟の性質に対する誤解であり、ここでこの種の懸念を消し去ることを希望する」という内容を含んでいた。だがその後青瓦台はメディアに演説の原稿を報道するなと要求し、何故なら朴槿恵の真の演説内容ではないからだという。「韓国日報」は、朴槿恵は座談会でも慰安婦や中韓外交関係などのデリケートな話題に言及しなかったが、青瓦台が事前に発したニュース原稿の中には上述の内容が含まれていた、とする。

韓国の「東亜日報」27日発表の社説は、この種の外交領域のデリケートな内容を演説原稿の中に包括し、かつすでにメディアに向け配っている状況下で、演説現場において削除を要求する状況は実に稀に見ることに属する、とした。韓国の「京郷新聞」の報道は、この前朴槿恵は国連大会の演説の時、「脱北者」の人権問題に言及し、あの発言は中国を刺激する可能性があると考えられ、だからこそ朴槿恵はその後の演説の中で例えば「過度に中国に傾くのは誤解」の類の発言を取り消したのである、とする。

韓国の「東亜日報」は、朴槿恵と中国国家主席習近平は相互の国事訪問を成功裏に実現させ、両国の友情を見せた、と考える。当時アメリカのワシントンの政界には「朴槿恵の韓米同盟政策は不透明」に関する疑義が伝えられた。日本もこの機会を利用してアメリカ政界で各種のロビイ活動を行い、ほしいままに「韓国はすでに中国に傾いている」との言い方を誇大宣伝し、もって韓米の不信を刺激して引き起こしている。朴槿恵は中国をはばかったためにデリケートな演説内容を取り消した可能性が高く、何故なら中国は「朴槿恵のアメリカを見る目の色」によって不快を感じるだろうからである。(張濤)


 どんな政策を取ろうが勝手ですけど、いったん発表した内容を土壇場で変更してマスコミに前に発表した内容は報道するなと要求するのは政治的判断がしっかりしていないことの表れでしょうね。

10月1日

 殲ー31関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140928/18823892.html


情報、パキスタンがあるいは中東の富裕な国の資金援助を用いて殲ー31戦闘機を購入するか、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー31戦闘機(資料画像)」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

最近ネットに伝わる中航集団沈陽飛行機が研究開発する殲ー31戦闘機の原型機の画像は、この機が新たな試験塗装を採用したことをはっきり示している。某軍事フォーラムのネット仲間は、ある「消息筋の人物」が「中国の武器の伝統的ユーザー(パキスタンを暗示)に出資してこの機の研究開発に参加する意志があると語っている、とした。「視察者」ネットの軍事分析者は、パキスタンなどの国の現在の経済状況や中国・パキスタンの現有の軍用機協力プロジェクトの進展状況を考慮すれば、この噂が真である可能性は非常に小さい、と考える。また噂は、殲ー31の実機が珠海航空展に参加する可能性があり、あるいは今回の珠海航空展の一大見所になり得る、とする。

殲ー31戦闘機の新たな画像および上述の噂は最も早くは某軍事フォーラムから出、その後メディアによって広範に転載されたが、その情報ソースは事実確認をまだ経ておらず、内容には参考の価値しかない。噂は「航空専門家」の話を引用し、殲ー31原型機に新たに出現した線状の模様の塗装は、「飛行試験用のセンサーで、某種の感応パッチを組み合わせてできており、主翼の飛行中の関連のパラメータを計測、試験するのに用いる可能性がある。感応パッチの位置から言って、ストレーキの渦状の流れが主翼上をかすめて過ぎるルートと基本的に符合しており、殲ー31がいくつかの大仰角の試験を行いつつあると推測される。」とする。

アメリカのNASAはF-18戦闘機を改装した主翼の流場研究検証機を用い、主翼上の原型片は静圧センサーであり、同時に主翼上には反射片があって機体に取り付けられた光反射機(上の図の青い四角いブロック型のもの)(頑住吉注:この記事にはこの画像ないです)が発する光線を反射するのに用い、主翼の微細な形状の変化を研究するのに用いた。

だが現有の資料によれば、その他の国の類似の検証機上に類似のセンサーが見られたことは決してない。もしこの装置が確かに感応パッチセンサーだったら、中国が航空センサー領域で世界に先んじる突破性の進展を取得したことを説明する。この可能性は排除できないが、よりあり得るのはこれは特殊な試験塗装で、機内の光学機器の光線を反射でき、主翼の正確な変形の状況を確定するのに用いる、というものである。この種の試験は検証機の試験飛行作業の中では見慣れて少しも珍しくなく、関連のネットの情報によると、殲ー31は2012年に初めて姿を現してから今に至るまで、試験飛行作業は成都の殲ー20原型機のように頻繁では決してなく、第2機目の検証機の製造の進度に関する情報もない。最近の画像は、殲ー20の2012号原型機はすでに弾薬コンパートメント後方にビデオカメラを取り付けていることをはっきり示しており、武器の試験と関係があるのかもしれない。明らかに殲ー31の試験飛行の進度は殲ー20にまだ遠く及ばず、中航工業の自己資金で開発する機種であり、この状況も決して人を意外に感じさせない。

噂はまた、「関係者の明らかにするところによれば、現在すでに多くの中国航空装備の伝統的買い手が殲ー31に対し極めて大きな興味を示しており、甚だしきに至っては中国と合同研究開発する某小型戦闘機の成功を手本として、殲ー31の研究開発作業に参加することを希望する某国もある」とする。「これは疑いなくパキスタンがFC-1戦闘機の研究開発方式にならって再度中国と協力を展開することを欲していることを暗示している。だがこの噂の信用度はごく低く、主要な理由は2つある。まずパキスタンの現在の経済状況は憂慮するに堪え、外国メディアの報道によれば2013〜14年度のパキスタンの軍事費予算は10%増加し、67億アメリカドルに達したが、実際の資金割り当ての欠損の額は8.8%だった。パキスタンは空軍の他、さらにその陸軍、海軍を維持する軍事装備更新プロジェクトを必要とし、さらに経費を捻出して第4世代戦闘機の開発を支持し得るとは想像し難い。増してや最終的な製品は非常に高い価格になるだろうから問題外である。当然、もし中東の石油で富裕な国とパキスタンの良好な関係および中国とパキスタンの特殊な関係を考慮すれば、もし殲ー31の研究開発が成功した場合パキスタンは石油で富裕な国の資金援助を用い、比較的低い価格をもってこの機を買えるかもしれない。だが例えばイギリス、イスラエルなどの国がアメリカのF-35戦闘機開発に参加した形式、あるいは当時FC-1を開発した形式で殲ー31の研究開発作業に参加するというのは、実際可能性としては全く低い。第2に、パキスタンと中国が協力して行ったFC-1/JF-17プロジェクトはまだ持続して進行中であり、パキスタンはこの戦闘機の後続の改良型にフェイズドアレイレーダーなど先進的な電子装備を取り付けることを探求しているところで、パキスタン空軍の総体としての装備規模を考慮すれば、パキスタンにさらに第4世代戦闘機の開発に参加する動力があるか否かはごく疑問である。

要するに、「視察者」ネットの軍事評論員は、パキスタンは中国が将来この戦闘機を販売する可能性に探りを入れるかもしれないが、その興味の程度と実際の受け入れ能力は明らかに正比例しない、と考えている。

だが、噂は殲ー31検証機は実機をもって今年の珠海航空展に参加するかもしれない、としている。殲ー20が空軍と国家の大きな力を入れての支持を得ている状況下で、中航集団が自己資金で研究開発する殲ー31は同等の待遇を得ていない。珠海航空展参加は、あるいは側面から殲ー31プロジェクトが経費上の困難に遭遇しつつあることを説明しているのかもしれない。慣例によれば、珠海航空展に商業展示品として出現する装備は往々にして中国軍の関連の競争入札の「敗者組」であり、中国軍事工業メーカーは往々にしてこうした競争入札に負けたプロジェクトを国際市場にプッシュして新たなチャンスを探求することになるのである。


 パキスタンに金がないとしても、インドがインド版T-50を装備してパキスタンに同世代の戦闘機がないという状況を放置できるとは思えず、また中国が殲ー20を販売する可能性は低く、しかも殲ー31よりさらにはるかに高価になるだろうことを考慮すれば、無理にでも殲ー31を買おうとするのでは。FC-1が多数輸出できれば資金源になるんですが、今のところあまりそういう動きはないようですね。FC-1はステルス機ではないもののある程度のステルス性を考慮しており、さらに手を加えて「なんちゃってステルス機」にしてお茶を濁すという可能性もあるでしょうか。

 北朝鮮関連です。

http://news.china.com/international/1000/20140930/18830631.html


金正恩、両足首を骨折し9月中旬に手術を受ける 依然病院で休養

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「朝鮮中央テレビ局が最近放送した記録フィルムは、金正恩は視察業務の時足の具合が悪く、道を歩くのに不便であることをはっきり示している。(キャプチャー画像)」)

中国日報ネット9月30日電(小唐) 韓国の「朝鮮日報」の報道によれば、ある消息筋の人物は29日、北朝鮮最高指導者金正恩は9月中旬平壌で手術を受け、両足の骨折した足首の治療をし、現在依然病院で休養している、と明らかにした。

この消息筋の人物は最近北朝鮮に行った。彼は、「私が聞いた話では、金正恩は今年6月、いくつかの機関に対し調査を行っている時右足首を負傷し、その後注意して治療、休養することはなく、両足首がいずれも骨折するという結果をもたらした。」と語る。

この消息筋の人物はさらに、金正恩は9月中旬Bonghwa Clinicで手術を受け、現在まだ病院で回復中た、と語る。金正恩の病室周囲には随所にボディガードの姿が見られ、警戒は厳重である。Bonghwa Clinicは北朝鮮の高級指導者を専門に受け入れる病院である。

「病室に行って訪問する高官の人数は顕著に増加している。」と消息筋の人物は付け加えて語る。

ある情報関連の当局者は、金正恩の公務用自動車は平壌を離れていないようで、このため彼はまだ病院にいる可能性が高い、とする。彼はさらに、身長170cmの金正恩は体重が明らかにオーバーで、最近軍事基地や工場を視察する時キューバンヒール(ヒールの形状がストレート)の革靴を履いて捻挫した足首に気を付けていなかった、と語る。


 この通りなら重病その他ではないことになりますが、重病や暗殺未遂による負傷を隠すためにこういう情報を流しているという可能性も考えられるでしょう。

10月2日

 中国は国慶節の休みに入って新しい記事が少なくなってますんで優先順位の関係で後回しにしてしまった記事を紹介します。ちょっと地味な話題ですが。

http://military.china.com/news/568/20140912/18781672.html


解放軍、新版地図の使用を開始 地球の中心の座標系を用いて転換時間を解決

先日あるメディアは、我が軍はすでに新版作戦地図の使用を開始しており、これは我が軍の30年近くぶりに初めてとなる単一の地図の種類に対する全面的交換の実行である、と報道した。作戦地図は軍事行動に対し極めて重要と言え、各大部隊が新版地図支給作業を完成するのと共に、我が軍の作戦人員の訓練レベルにはさらに一歩の向上が達成されることになる。

メディアの言う作戦地図は、軍隊では通常「軍用地図」あるいは「軍事地形図」と呼ばれる。地形とは作戦環境の核心的構成要素の1つであり、軍事力の配備、作戦行動の展開および戦場態勢の発展に対し極めて重要な影響を持ち、このため軍用地図を認識し、かつ使用を体得することは通常各兵種の軍事訓練の基礎課目である。

中国の兵法家は古来地形の利用を非常に重視してきたし、しかも我が国の作戦地図作製および使用の歴史はさらに歴史が長い。1972年に馬王堆から出土した絹の布製の地図の中には、もう2,000年余り前の長沙南彊の軍隊の駐留防衛地図があり、これは今に至るまで保存された最も古いはっきりした、正確な軍用地図であり、甚だしきに至ってはローマのプトレマイオス地図と比べてもさらに古いだろう。

軍用地図は軍事地形の実際の様相を反映する最も信頼できる資料であり、このため誕生の日からそれはもう指揮員の「片腕」となり、かつイメージ的に軍人の「声なき案内人」と呼ばれた。今日、それは軍隊の作戦指揮、装備建設、部隊訓練、応急措置や災害救助に対し非常に必要なだけでなく、さらには国家の各項目の戦略施設建設に対し独特かつ重要な基礎的保障の作用を有している。

現在軍隊が使用する作戦地図は、統一された標識と規範によって大量の情報をはっきり示すことができる。地図上では詳細、正確に山地、平原、溝や谷、橋梁などの各種の土地の様相、地物の要素が表示され、軍事人員は直接図から角度、距離、坂の角度、座標、高度、面積を計測して得、したがって部隊の作戦行動の需要を満足させることもできる。

1960、1970年代に作図された旧版の地図を使用し、今日の地形の状況と対比し判断することは、軍事人員の地図認識能力に対する要求がより高めになるだろう。山脈、丘陵といった地形の様相の変動は限られているが、国家の経済建設と社会生活の発展に伴い、各地域の道路、橋梁、建築物などの地物にはすでに重大な変化が発生している。このため作戦地図は時々に更新する必要があり、それでやっとより正確に地形を表示することができるのである。

事実、我が軍の作戦地図の更新作業は全く停止したことがない。情報技術が全面的に軍事測量・地図作製、ナビゲーション領域に進入した後、我が軍は航空宇宙リモートセンシング測量、衛星ナビゲーション位置決定、測量・地図作製デジタル情報工程などの方面ですでにポジティブな突破を取得している。新版作戦地図の使用への投入は、まさに我が軍の地図建設作業が不断に発展する段階性の成果なのである。

新版の作戦地図を使用すれば、軍人の日常の訓練の中での地形の状況に対する掌握は、実際の地形の状況と差異が大きくなくなる。軍隊の平時における訓練の中での地形情報に対する獲得と判断は戦時と基本的に一致し、新旧地図の交換が原因で誤差が生じることはないだろう。したがって軍事訓練により目的性を加えさせ、「訓練と実戦の一致」を実現する。

また各兵種が「1枚の地図」を共同で使用することは、同一の作戦目標の地理情報描写の一致性が作戦中の各作戦力量の迅速な組織、協同に対しより助けになる。ひとたび関連の地域に国防の安全に関わる事件が発生し、軍隊が応急軍事行動を展開した時、地図交換あるいは作戦目標の各種地理的データの測量し直しは必要なくなり、「平時から戦時への転換」もより素早くなる。

今回の新版作戦地図は地球の中心の座標系を採用し、これも1つの非常に重要な変化である。異なる座標系統の使用は、武器装備の作戦機能に対する影響が比較的大きい。特に長射程打撃武器は、その目標たるポイントと発射地点の間ではまるまる大陸を跨ぎ越す可能性があり、また宇宙の運行軌跡は地球の質量の中心の平面を通過する。このため地球の中心の座標系を使用することが必須なのである。

もし人と武器が某1つの作戦目標の地理的空間位置を確定する時に使用するのが1つの座標系ではなかったら、関連のデータは転換を経ることが必須で、その後やっと相互に共有し使用することができる。現代の戦争の対抗は激烈であり、作戦のテンポは非常に速く、情報化された戦場での作戦情報の転換過程が消耗する時間は、直接的に重要な戦機を誤る結果をもたらすことになるかもしれない。

新版の地図は地球の中心の座標系を採用し、これは軍人の手中の紙質の地図と武器装備が使用する電子地図がさらに一歩統一され、関連の地形、海の状況、空の状況などの作戦情報が、需要に応じて作戦人員と武器システムの間で高い効果で共有でき、両者がより精密に「偵察、コントロール、打撃、評価」の「閉じたリンク」を形成し、軍事力量の全体的作戦機能を向上させるのに便利であることを意味している。

紙質作戦地図の安定性、直感性、全面性は、電子作戦地図が取って代わることのできないものであり、このため今まで紙質作戦地図は依然として旺盛な生命力を持っている。どのような紙質地図や電子地図を使用しようとも、人と武器の間で軍事地理情報のシームレスな流転が実現できてこそ、このような地図は良い地図なのである。

人は作戦の勝負の決定的要素であり、武器は戦争の勝利を取得するカギとなる重要な要素である。両者は共同で作戦目標達成のために奉仕する。新版作戦地図の使用は、単一の軍人にとっては使用効果のこれまでとの変化が大きくないように見え、作戦目標の地理的距離、位置座標、高度、面積もやはりそのようであるが、人員と武器装備が「1枚の地図」を使用することは、部隊の作戦計画策定をより高い効果とし、火力打撃もより正確になると言える。

軍事人員は新版作戦地図を支給されたら、いかにそれを使用するか真面目に学習する必要がある。何故なら新たな地図はすでに我々のために実戦化された訓練環境を構築しており、1回ごとの地図の認識、地図の使用は、もしかしたら全て未来の潜在的作戦目標に対する地図のマーキングと測量かもしれず、そのデータの正確性は武器装備の作戦機能と打撃効果に直接影響するかもしれないからである。

このため、紙質作戦地図の更新は軍隊建設発展の重要な一歩でしかなく、作戦思想の更新こそ作戦能力向上の重要なカギなのである。(工程兵学院 房永智)軍事チャンネル


 よく分からない部分もありますけど、日本はこの方面でどうなっているのか気になります。それとも国土が狭くて基本的に超遠距離の攻撃をしない日本にはあまりこの種の問題はないんですかね。

10月3日

 今日もめぼしいニュースがないのでこんなのを。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-09-19/226200_2544339.htm#pic


戦争中のこれら奇々怪々な動物の軍団

地雷を嗅ぎ当てるネズミは軍用犬あるいはイルカのように派手ではないが、簡単に地雷を探知計測することができる。しかも狭い、大型の動物が到達し難い区域に入っていくことができる。

(頑住吉注:2ページ目)爆弾探知計測蜜蜂は最小であり最もプロフェッショナルでもある爆発物探知計測器である。普通の蜜蜂の嗅覚は軍用犬の嗅覚に相当し、訓練後の蜜蜂は爆発物や化学兵器の探知計測に用いられる。だが画像の中のこの蜜蜂はすでに電子化された「サイバー」蜜蜂である。

(頑住吉注:3ページ目)イルカの「Spetz」が対機雷訓練を待っているところ。今に至るもイルカは数多くない動物兵士の一つである。

(頑住吉注:4ページ目)2003年、あるアシカが宇宙・海戦システムセンターの水深の浅い海域の侵入を探知計測するシステム(SWIDS)計画に参加し、訓練を受けている。アシカの任務は敵の機雷を探し出すことと敵サイドの潜水員の迎撃である。

(頑住吉注:5ページ目)電子照準システム出現の前、鳩がミサイルの制御誘導に用いられた。ミサイル上にノーズコーンを配備し、鳩を入れ、かつそれらを訓練して目標が視線に入った時、ノーズコーンの小さな窓をつつき、もってミサイルを誘導する。

(頑住吉注:6ページ目)第一次大戦の時期、夜視用蛍が兵士のために明るさを提供し、彼らに命令、地図、通信を読み取らせる時、敵に発見されることがなかった。

(頑住吉注:7ページ目)1918年8月、一羽の任務を執行する伝書鳩がイギリス戦車の開口部から放たれる。

(頑住吉注:8ページ目)鳩が箱の中に入れられて爆撃機に乗せられようとしている。飛行機に事故が起き、あるいは連絡が取れなくなった状況下で、こうした鳩が通信に用いられることになる。

(頑住吉注:9ページ目)伝書鳩は20世紀初めには早くもカメラを装備して俯瞰図を撮影した。

(頑住吉注:10ページ目)1945年2月、硫黄島である兵士が小休止し、彼のドーベルマン犬「ブッチ」がそばで見張りに立っている。

(頑住吉注:11ページ目)第一次大戦の時期、馬やラバが銃器や武器システムの輸送に用いられただけでなく、軍用犬も前線への銃器の輸送を担当した。

(頑住吉注:12ページ目)1944年7月、1匹の地雷探知犬がノルマンディーで治療を受けている。

(頑住吉注:13ページ目)軍用犬「Stubby」は戦場の英雄である。17回の戦闘に参加し、かつて兵士に砲弾の攻撃を知らせ、無人地域で負傷した兵士を捜し当て、成功裏に1名のドイツのスパイを捕らえた。

(頑住吉注:14ページ目)犬は一種の「対戦車兵器」である。第二次大戦の時期、ソ連はかつて軍用犬を、爆弾を戦車の下に置かせ、その後逃走するよう訓練した。

(頑住吉注:15ページ目)象は戦場の「兵士」とされ、19世紀末までずっと使用が続けられた。彼らは指揮センターとして乗ることもでき、火砲を乗せることもできた。

(頑住吉注:16ページ目)1944年、イギリス軍がインドで同様に象を用いて水上機を海軍航空基地まで引かせている。

(頑住吉注:17ページ目)第二次大戦の時期、米軍がコウモリを箱の中に入れ、その体に小型の起爆装置を取り付け、日本の上空から投下した。箱が開いた時、コウモリは樹木や納屋を休息地として捜し当て、結果的に爆発を引き起こした。

(頑住吉注:18ページ目)1918年1月、1匹のマンチェスター特別連隊第10大隊から来た軍用犬が命令執行の通知を待っている。第一次大戦の時期、軍用犬は主に伝令とされ、かつ戦場で行方不明になった、また負傷した兵士の捜索を助けた。

(頑住吉注:19ページ目)1944年、日本軍はビルマで戦役の時に象を輸送ツールとして用いた。


 ネタが混じってるような気がしますけど。

10月4日

 日本にも似た話題が出ることありますが。

http://military.china.com/important/11132797/20141003/18832896.html


黄海で「致遠号」らしきものを発見 甲午海戦で沈没した戦闘艦

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「キャプチャー画像」 なおこの記事のキャプションは8ページ目の「致遠号(資料画像)」を除き全てこれと同じです。)

中新社北京10月2日電 国家文物局水中文化遺産保護センターは最近、丹東の黄海海域の沈没船は甲午海戦で沈没した戦闘艦であると認定した。現在この戦闘艦は「丹遠一号」と命名されている。

「丹遠一号」は重量1,600トン前後、ある場所は海底の深度がおよそ18mから23mの間である。戦闘艦は全部泥や砂の中に深く埋まっており、ところどころの鉄甲の端や船体の構造部品がごくわずかに泥や砂の上に突起し、さらには大量の海底生物や魚を捕る網がいっぱいに付着している。

「丹遠一号」水中考古重点調査隊長の周春水は、現在の判断から言って、それは外界の要素の損傷を受けること非常に深刻で、この損傷は非常に多くの原因から来ており、当時もう炸裂弾によって爆破されていたかもしれず、あるいはボイラーが爆発したともされ、また近現代人たちの捕獲網が破片をさらった、と語る。「だが我々はそれでも幸運なことにいくつかの問題を説明できるものを探し出し、1つには一門の砲を探し出し、さらにはいくつかの弾薬たるものがあり、同時に艦体も含まれる。我々は捜索を経て、尖端から尾部まで少なくとも50m、幅は10mであることに気付いた。長さ:幅の比はすでに少なくとも5に達し、このようにすらりと長い艦体、長さ:幅の比であり、これはきっと戦闘艦の類のものに属する。」 彼はさらに、これがどの艦に属そうとも、その意義は非常に重大だ、とする。

120年前に発生した甲午海戦で、清国の北洋水師では全部で致遠、経遠、超勇、揚威といった4隻の戦闘艦がこの交戦区域に沈んだ。専門家は、「丹遠一号」で最大の可能性はケ世昌率いる致遠艦あるいは黄建勲率いる超勇艦だというものである、と分析する。一門のガトリング機関砲がすでにサルベージされて水から出ており、重要な出荷情報を表示した銘板は海生生物に覆われ、後にクリーニングと識別を行った後、この戦闘艦の身分に関する重要な手掛かりを提供することになる。

甲午海戦の中でケ世昌率いる致遠艦は猛烈な攻撃を受ける旗艦定遠を援護するため、毅然と敵軍の戦闘艦に突進し、全艦で将兵7人が救助された他は全て壮烈に国に殉じた。現在考古隊はまさに「丹遠一号」周辺に対し集中的な砂の除去を行い、戦闘艦の長さ測定によって極力最終的に戦闘艦の身分を確定しようとしているところである。(完)


 引き揚げられたらかなり大きな話題になるでしょうが、中国のマスコミは「甲午戦争120周年」を利用して愛国心と反日感情を煽っており、これもそれに利用される可能性があります。

 殲ー20関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-10-03/226495_2550393.htm


ネット仲間、殲ー20戦闘機試験飛行の高画質の美しい画像を出す

国慶節直前、あるネット仲間が数枚の2011号および2012号殲ー20の試験飛行の美しい画像を放出した。画面はきれいに整い、銀灰色をした殲ー20の造形のSF感を際立たせている。


 次も中国の戦闘機関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-10-03/226501_2550430.htm


中国の4機の量産型殲ー10B戦闘機が初めて一列に展開したところを見せる 就役間近

最近ネット仲間が最新の量産型殲ー10B戦闘機の試験飛行を撮影し、機体のコードナンバーは122である。また飛行場ではさらに4機の量産型殲ー10Bが一列に展開してまとめて明るみに出た。さらにその一部が装備するのは国産の太行エンジンである。ほどなく殲ー10B戦闘機は中国空軍に加入して就役することになるだろうと見られる。(スペシャルサンクス 超大軍事 aaaaa1981)


 中国国産エンジンが単発機でも充分な信頼性をもって機能するのか気になるところです。

10月5日

 日本、ロシア、中国関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20141004/18833357.html


ロシアメディア:日本、ロシアとの協力強化を欲する 中国とロシアの極東資源を分かち合う

【グローバル軍事報道】 「ロシアの声」中国語ネット10月2日の報道によれば、日本にはロシアとのエネルギー源領域における協力を活性化させる意志がある。最近の計画の中では、ウラジオストック市から距離が遠くない場所に石油加工工場を建設し、かつ日本海にサハリンから東京までの海底天然ガスパイプラインを敷設することになっている。

この距離がウラジオストックから遠くない石油精錬工場は完全に日本人の投資によって建設されることになる。これは日本の新潟市市長篠田昭宣が宣言したものである。しかも、新潟港はこの工場の製品の主要な中継埠頭になる。市長の説明によれば、このプロジェクトはすでにロシアの沿海州政府との協議が完了し、現在政府レベルにまで上げる準備をしているところである。

新工場の完成は、ロシアの石油の購入のために新たな動力を提供することになる。しかも、日本は市場価格に照らして代金の支払いを行おうとしており、これは中国が支払う現物価格に比べ高いだろう。だがもしこのようにすれば、日本人は自分に対しても有利であると考えている。すなわち、非常に大きく時間を短縮し、また輸送上のコストを減少させることができるのである。何故なら現在東京の85%の石油はペルシャ湾から輸入されているからである。ロシア科学院極東所日本問題研究センターの責任者ヴァレリー ジスタノフはこのように指摘する。

彼は語る。「日本が輸入する炭化水素エネルギー源は主に中近東地域に依存している。だがそこの政治は動揺し、安全問題が次々に現れては尽きず、これは爆発の危険を持った地域なのである。我々は、現在シリア、イラク、リビアがこのような状況であるのを見ることができる。また、炭化水素エネルギー源はそこから運び出されて、ほとんど世界半周を経る必要がある。このようにすれば海賊といったようなリスクが存在する。まだあり、この輸送ルートはさらに中日の論争ある東海地域を経る必要があるのだ。」

(頑住吉注:これより2ページ目)

一方ロシアは隣国で、たった2〜3日の時間とタンカーを用いてサハリンから日本に到達できる。日本海に海底天然ガスパイプラインを建設するのは、さらに突破性を持つ決定である。このパイプラインを通じ、日本は液化ガスではなく直接天然ガスを獲得することができる。

2011年に日本で「福島一号」原発事故が発生した後、この国の原子力エネルギーの発展は停頓状態に陥っている。工業の発展と日常の需要のため、日本人は止むを得ず石油と天然ガスの購入を増加させている。だがロシアの極東地域の資源は軽く日本の需要を満足させることができる。だが少し前、北京は東京の有力な競争相手となった。このことは日本がロシアとの炭化水素エネルギー源領域における協力を強化することをも迫った。ヴァレリー ジスタノフはこのようにも考える。

彼は語る。「日本は中ロ両国のエネルギー源領域での相互関係の発展に対しすこぶる関心を持っている。しかも少し前、中ロはさらに世紀の天然ガス大規模発注契約に署名した。日本人はこのチャンスを逃すことを望まず、中国にロシアの極東におけるエネルギー源領域で一人勝ちさせることを望まない。このため、彼らは石油精製工場の建設を準備し、かつ海底天然ガスパイプライン建設プロジェクトを推進しているのである。」

若干の資料によれば、サハリンから東京までの天然ガスパイプライン敷設に関するプロジェクトはすでにプーチン訪日日程の中に含められている。だが現在訪問自体がまだ最終的に確定していない。以前には秋に行われる計画だったが、後のメディアの報道によれば、東京はワシントンの圧力の下に、政府間協議を先送りしようとしている。だが双方の領袖は北京で行われるAPECサミットで会う可能性がある。しかし、ロシア・日本両国はいずれもこの情報に対し確認を行っていない。


 リスクの分散という見地からすれば中東に依存するよりロシアからのルートを確保した方がよく、ロシアとの関係強化に日本にとって有利な面があるのは明らかですが、その一方でロシアが現に他国にしているように「こちらの条件を飲まないなら天然ガスを止める」という脅しに使われる可能性も覚悟しなければならず、最近の中ロ関係の強化からすればそれが日ロではなく日中関係の緊張の中で起こる可能性もないとは言えず、難しいところです。しかしまあロシアからのルートが断絶しても最悪何とかなる程度の範囲で進めるのは総合的に見て得策なのでは。

 昨日の殲ー20、殲ー10Bに続き殲ー15にも新たな動きがあったようです。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-10-04/226502_2550453.htm


最新の2機の殲ー15艦載機が同時に明るみに

最近また2機の最新の量産型殲ー15戦闘機が姿を現し、機体のコードナンバーは107と108である。この前殲ー15戦闘機はすでに4機編隊飛行訓練を行っており、現在の進度に照らせば、中国空母が完全に戦闘力を形成する日は間近である。(スペシャルサンクス 超大軍事)

(頑住吉注:2ページ目)画像の中の最新のコードナンバー108の殲ー15戦闘機は後縁のフラップにもコードナンバーが塗装され、これも初めて見るものに属する。


 機首と垂直尾翼の側面にもコードナンバーがありますが、主翼でなくフラップに入れる理由があるんでしょうか。後の方の古い画像を見ると確かに今までは入っていなかったようですが。



















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