コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその106

11月17日

中国戦闘機墜落事故関連です。

http://news.china.com/domestic/945/20141116/18968165.html


四川省ピー県で軍用機1機が墜落 主力戦闘機殲ー10Bか

11月15日午後、四川省ピー県三道堰青杠樹村のセールスオフィスが燃え、出火原因は空中から飛行機が落ちてきたことである。現在明らかな火はすでに消え、現場には医療人員がおり、死傷者は不明で、すでに警戒線が張られている。

昨日午後あるネット仲間がブログで、ピー県三道堰でヘリが1機セールスオフィスに墜落し、人員の死傷は不詳であるとした。現場を目撃したネット仲間は記者に、現場は現在まだ消火中で、内部ではまだ爆発音がしている、と事実確認したばかりである。

また記者は、成都消防がすでに現場に到着していると知った。事故現場は沙西線付近にあり、沙西線農貿市場から比較的近い。

現場の画像から見て、この飛行機は中国の主力戦闘機殲ー10Bらしい。前にある人がヘリだと言ったが、事故現場にはAL31Fエンジンがあり、明らかに戦闘機で、かつ前日就役したばかりの殲ー10Bである可能性が極めて高い。

墜落位置から見て、事故を起こした飛行機は離陸から遠からぬところでもうエンジンの故障に遭遇し、しかもエンジンの空中停止である可能性が極めて高い。殲ー10Bは単発戦闘機であり、エンジンの信頼性に対する要求は双発に比べ高いだろう。現場の落下傘および関連の情報から見て、機上の飛行員は落下傘降下に成功して大事には至っていない。

現場の医者の統計によれば、事故の中で少なくとも3人が重いやけどを負い、負傷者は全部ですでに7人を超えている。現在まだ当局による死傷者を報告する公布はない。

新都区新繁鎮村民の張さんは記者に、彼女はその目で1名の飛行員が彼女たちの村の田堰に落下傘降下し、遠からぬところに射出座席が落ちたのを見た、と教えた。飛行員は安全で、村の党支部書記は村民を組織して彼に水を与えたが彼は拒絶し、一言も言わなかった。ほどなく多くの警察車両が来て飛行員を連れて行った。


http://www.hinews.cn/news/system/2014/11/16/017117650.shtml

 これは事故現場の画像があるページです。エンジンの問題である可能性が高いようですが、この記事では国産エンジンではなくロシア製エンジンとされてますね。

 珠海航空展関連です。

http://military.china.com/zh2014/news/11167116/20141115/18967526.html


韓国空軍少佐:「黒鷹」飛行デモンストレーション隊の珠海航空展欠席は非常に遺憾

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国の黒鷹は世界的に有名な飛行デモンストレーション隊である」)

【グローバル軍事珠海航空展現場報道】 韓国の「黒鷹」飛行デモンストレーション隊が第10回珠海航空展を欠席するとの情報は多くの航空マニアにいささかの落胆を感じさせたが、決して「黒鷹」戦隊の中国における超越的に高い人気を阻害してはいない。駐機スペース西端に位置する韓国空軍展示スペースの入り口前には「黒鷹」T-50戦闘機のボール紙製模型が立てられて観衆がその前で一緒に記念撮影するのに供され、巨大なLEDスクリーンは繰り返し「黒鷹」が大空で格闘するデモンストレーションビデオが放映され、音響効果、視覚的吸引力は充分で、遠いところからもう観衆たちがすでに長蛇の列をなし、絶えず頭を上げて中をのぞいているのが見える。

韓国空軍少佐鄭賢Kは巨大なLEDスクリーンの前でグローバルネット特約記者のインタビューを受けた。今回韓国の「黒鷹」飛行デモンストレーション隊が今回の航空展を欠席したことに対しどんな見方を持つかを問われた時、少佐は強い遺憾の意を表明し、国内の法律のいくつかの問題に関わるため、「黒鷹」飛行デモンストレーション隊はT-50軍用機を操縦して珠海航空展に臨席することができていないが、とっくにもう今回の展示会のために準備を開始していたので、「黒鷹」が来ないからといってこれまでのあらゆる準備を放棄することはなく、そのため韓国の展示参加サイドはそれでも念入りに新しい工夫を凝らした展示を設計して世界の観衆に向け「黒鷹」戦隊の風采を見せる、とした。

鄭賢K少佐は記者にさらなる一歩の追加質問をされる中で、今回の展示参加のハイライトを説明した。駐機スペースに一列に並ぶ展示参加業者の展示スペースの前で、韓国の展示スペースの前にだけ観衆が一緒に記念撮影するのに供するT-50戦闘機のボール紙製模型が立てられ、かつ「黒鷹」のデモンストレーション用の服を着た作業人員が「黒鷹」飛行員の頭部が印刷されたかぶりものをつけてわざわざ観衆と一緒に記念撮影している。一方展示館内ではポスターがプレゼントされるだけでなく、さらに「黒鷹」飛行員と一緒に記念撮影する機会があり、入り口に長蛇の列をなした観衆は飛行員との記念撮影を待っていたのである。


 この少佐はアメリカの圧力ではなく、「国内の法律のいくつかの問題に関わるため」と言っているようですが、まあこの場でアメリカのせいとは言いませんわな。ボール紙製の模型とかコスプレとかちょっとしょぼい印象を受けますが。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/11/14/017114898.shtml


国産飛行シミュレーターの空戦シミュレートは真に迫る 国外の独占を打破

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中央軍事委員会委員で総装備部部長の張又侠が保利集団の展示区で遠心式動態飛行シミュレーターを視察」)

第10回中国航空展が広東省珠海で盛大にして厳かに開幕し、共同開催者として展示に参加する中国保利集団社は多種の先進的な武器装備を持参して展示に参加している。航空展で数多くない陸戦武器の展示参加商として、保利集団が所在する展示館には「神秘の5号館」の称号も賦与されている。

保利集団の展示区の中心区域に、動態模型の形式である飛行シミュレーターが展示されている。現場の保利集団の責任者の説明によれば、これは我が国国産の遠心式動態飛行シミュレーターで、これまではアメリカ、オーストリアなど少数のいくつかの国しかこの技術を掌握していなかった。

遠心式動態飛行シミュレーター(DFS)は高性能の有人遠心機械で、飛行員の加速度に耐える訓練、試験、飛行動作のシミュレートに用い、したがって飛行員の負荷に抗する能力の増強、過度の加速度が意識喪失を引き起こす(すなわちG-LOC現象)ことを防止し、飛行の安全を保証する作用を達成することができ、新世代戦闘機飛行員の選抜、鑑定および訓練に必須の装置である。

保利集団が今回展示するこのDFSシミュレーターは、そのコックピット内にスロットル、操縦桿、ペダルなどの操縦用部品が配置され、視覚的風景、音響シミュレートなどの機能を持つ。飛行員は模擬コックピット内で操縦の練習を行い、実戦の中で行う発着、自転、俯仰、航路偏向、とんぼ返りなどの飛行科目訓練と同様である。シミュレートの過程で、飛行員は体に運動加速度を受けて「過負荷」がもたらされ、また耳には戦闘の音を聞き、目は戦闘区域の天文、地理などの環境の要素を見、人、機、運動、力、情報の完璧な協調が全面的に獲得される。飛行員はシミュレーターの中で、実際の飛行状態の下での真の感覚を獲得し、かつ操縦の過程で負荷に抗する動作を練習し、負荷に抗する装置の使用を熟知し、したがって負荷に抗する能力を高め、G-LOC現象予防の自信と能力を増強することができる。飛行員が将来真の訓練、作戦の中で戦闘機の作戦機能を充分に発揮させ、飛行の安全を保障するために、高い効果の訓練法式を提供している。

戦闘機が実際の飛行訓練を行う方式を採用するのに比べ、遠心式動態飛行シミュレーターはコストが低い、リスクが低いという優勢を持つ。訓練のコストは実際の飛行訓練のたった1/28である。また、遠心式動態飛行シミュレーターは三重の防護システムを配備し、訓練の安全が保障できる。(記者 シュールーミン)


 本気で取り組んだら日本のメーカーの方がいい物を作りそうですけど、日本のこの方面はどうなっているんですかね。

11月18日

http://www.hinews.cn/news/system/2014/11/17/017119555.shtml

 17日に発表されたという金正恩が食品工場を視察した時の画像ですが、さらに太ってませんか。

 今日も珠海航空展関連の記事です。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/11/15/017116412.shtml


専門家:殲ー31改良型のステルス性はさらに強い 非常に大きくレーダーによる探知計測距離を縮小

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「11月9日、中国の殲ー31『鶻鷹』戦闘機が再度飛んで訓練し、今回殲ー31は『もうもうたる黒煙』を発して必死で飛行した。横転、側飛、大過負荷機動等々の飛行動作が次々現れては尽きず、その場の観衆を満足させた(撮影:門広闊)」 「側飛」は英語では「sideward flight」と言うようです。)

今回の珠海航空展で、スター機種である「鶻鷹」戦闘機はスムーズに飛行デモンストレーションを完成させ、記者は現場であなたのためにこの中国で最も先進的な戦闘機の神秘のベールを開く。

11月12日午後、轟音と共に「鶻鷹」戦闘機がまもなく離陸しようとしており、飛行デモンストレーション現場で記者はある専業の「視察官」にインタビューした。彼は空軍装備研究院から来た傅盛傑高級工程師で、彼に専業的な解読をお願いした。「『鶻鷹』戦闘機の今回登場したこのバージョンは中国航空工業が国際市場の需要を狙うために登場させた第4世代中型ステルス戦闘機で、多用途戦闘機でもある。ならば『鶻鷹』戦闘機の今回の飛行は検証機としてのもので、それでも比較的素晴らしい、基本的に視距離内の機動飛行が保持でき、目測でその負荷は8G以上にできるはずで、その比較的良い上昇力、抵抗特性、比較的良いエネルギー機動性を体現した。当然第4世代戦闘機としてより重要なのはステルス能力とその信心融合能力(頑住吉注:検索しても無数に引用された同じ文章しかヒットしません)であるが、今後の設計のさらなる一歩の最適化、動力のさらなる一歩の向上につれ、非常に優秀な戦闘機になるだろう。」

飛行デモンストレーションから話すと、見られたのは「鶻鷹」の機動性だが、第4世代戦闘機の最も重要なものさしである「ステルス性」は何から体現されるのか? 空軍航空雑誌社から来た傅前哨はデモンストレーションした原型機を結合して記者に説明した。「いわゆる戦闘機のステルスは、いくつかの異なる方面に分かれる。ならば殲ー31の設計はと言えばレーダーステルス性能が突出しており、いわゆるレーダーステルスはレーダーから見えないというわけではなく、レーダーのそれに対する探知計測範囲と距離を非常に大きく縮小するのである。」

航空展現場を歩いていると、少なからぬ軍事マニアはきっとあなたにひとこと言うだろう。それは飛行デモンストレーションを見てあなたが目にしたのはある戦闘機の現在で、模型を見て目にしたのはこの戦闘機の発展の未来である、ということだ。今回の航空展最大の航空館に入ると、1機の銀灰色の全くリアルな殲ー31「鶻鷹」戦闘機の1/2模型がすぐに少なからぬ専業の観衆や専門家の目を引きつけている。空軍航空雑誌社の傅前哨も記者のために詳細な説明をしてくれた。「今回展示された殲ー31と現在外で飛行している殲ー31とではすでに外形に非常に大きな変化が発生しており、まずはコックピットで、金属皮膜を使用するのはレーダー波がコックピット内部まで照射されるのを防止するためで、このようにしてステルス(頑住吉注:隠身)ができるのだ。」

殲ー31の設計改良型は未来の空戦の発展と需要に向かって一歩を踏み出した。殲ー31の総設計師孫聡はインタビューを受けた時、未来の殲ー31は「中国製」の外形を持つだけでなく、さらに「中国の心臓」を装備するのだ、とした。


http://tuku.military.china.com/military/html/2014-11-17/227650_2569686.htm#pic

 これは珠海における殲ー31の画像集で、腹部のミサイル格納スペースのディテールが明らかになった、とされています。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/11/15/017116413.shtml


中国の殲ー20のために特別に供給される弾薬が航空展にお目見え 造形はユニークでカット済みダイヤモンドのよう

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

今回の珠海航空展では各種新型武器が次々現れては尽きず、百花繚乱である。航空展現場の2号館の中国航空宇宙科学技術集団の展示区には造形がユニークで、翼が「カット済みダイヤモンド」に似た正確制御誘導爆弾が多くの観衆の好奇心を引き起こしている。理解されているところによれば、これは航空宇宙科学技術が生産する飛騰系列正確制御誘導爆弾の中の最新のもので、飛騰-7(FT-7)型正確制御誘導爆弾という。

FT-7正確制御誘導爆弾は滑空翼による射程延長方式を採用して遠距離打撃を行うもので、その翼はこの爆弾の最も突出した、またユニークな部分であり、普通の滑空射程延長爆弾のように簡単な2枚の飛行翼を採用しているのではなく、「菱形背」と呼ぶ翼を使用する。出し入れ式の構造を採用し、翼をさらに信頼性が高く堅固なものにすることができる。しかも射程はより長く、90kmに達し得る。

作戦用途は広範

FT-7型正確制御誘導爆弾は重量が130kg級、INS+GPS制御誘導を採用し、防衛区域外投下、正確打撃の小直径正確制御誘導武器であり、その作戦用途は広範で、主にコンクリートで強化された地下構築物、地上構築物、鉄道、橋梁、中小型指揮所、防空陣地、通信の中枢、空軍基地、海軍基地、弾道ミサイル基地、倉庫、燃料タンク、飛行場の機格納庫、各種小型技術兵器、水上艦船などの重要軍事目標の打撃に用いる。


 ダイヤモンドって何のことかと思いましたが、パンタグラフみたいに伸縮する翼のことですね。本文には殲ー20用なんて書いてないですが。

11月19日

http://www.hinews.cn/news/system/2014/11/18/017122937.shtml

 珠海航空展におけるスホーイー35の画像集です。観衆をコックピットにまで座らせたそうですが、一部布で覆われているのは秘密保持のためなんでしょうか。

 で、スホーイー35関連の記事ですが、ここのところポジティブなニュースばかりだったので(といっても情報発信源は全てロシア側ですけど)、ちょっと意外でした。

http://military.china.com/important/11132797/20141118/18976505.html


ロシア、中ロのスホーイー35談判再び膠着に陥る、とする ロシア、24機追加購入の要求を堅持と伝えられる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「スホーイー35は中国に対し依然一定の吸引力を持つ」)

【グローバル軍事報道】 ロシア軍事工業総合体ニュースネット11月18日の報道によれば、多次元ニュースネット軍事チャンネルは11月16日、ロシアの中国向けスホーイー35S戦闘機販売に関する談判が再度膠着に陥ったようだ、と明らかにした。ある噂は、ロシアサイドは中国サイドが第二弾24機の飛行機を追加購入するよう要求することを堅持している、とする。

中ロのスホーイー35戦闘機供給に関する談判はすでに4年の長きにわたり持続しているとされる。当初中国は117Sエンジンだけを購入することを企図し、結果的にこの提案はロシアの拒絶に遭った。後に中国は飛行機の購入数減少を堅持し、48機から24機に減らし、最終的にロシアの同意を得たようだ。ロシア連合飛行機製造社総裁ミハイル ボゲシャンは先日珠海航空展の閉会ニュース発表会で、中ロ双方のスホーイー35戦闘機に関する談判は依然進行中である、とした。

ロシアの会社の中国珠海航空展での参与の度合いは顕著に低下しているとされ、あるいは原因はロシアと中国の会社がはっきりした商業協力の機会を見ていないことにあるのかもしれない。あるロシアの代表者は、ロシアサイドは中国サイドと広範な談判を行ったが、契約を締結できていない、と指摘する。

11月11日中国人民解放軍空軍司令員馬暁天はロシア連合飛行機製造社の展示台を視察した。11月12日、中国国家副主席李源潮は自らスホーイー35Sを視察した。だがある噂は、ロシアサイドは中国が第二弾の戦闘機を購入するよう要求することを堅持し、数は第一弾と同じく、依然24機である、とする。(編集翻訳:林海)


 「ようだ」とか「ある噂は」とかあまりにもあいまいな情報ですが、ロシアはたくさん買ってほしいに決まっており、あるいは航空展などで中国が強く購入を求めているのを感じて、「もう24機買わないならこの話は終わりだ」とゆさぶりをかけても大丈夫だと判断した、と言うことなのかもしれません。

 次はT-50関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/11/18/017123063.shtml


ロシアのT-50戦闘機の新型対輻射ミサイル、2015年に生産に投入の見込み

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:T-50戦闘機が空に舞い上がる」)

中新ネット11月18日電 中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、2014年中国航空展で、ロシア戦術ミサイル社社長のBoris Obnosovは、同社はKh-58UShK対輻射ミサイルの正式な試験を完成させつつあり、このミサイルは内部埋め込み搭載を用い、スホーイ社が研究開発するT-50 PAK-FA第5世代戦闘機に装備されることになる、と明らかにした。

Obnosovは、「このミサイルは絶対に創新型製品に属し、Kh-58と同じところはやはりその名称をそのまま用いているというだけである。このミサイルはKh-58に比べ0.5m短く、新型の誘導弾頭を装備している。我々はこの新型ミサイルの公式な試験を完成させつつあり、これにはT-50原型機の発射試験などが含まれる。」とした。Obnosovは補充して説明し、このミサイルはミグー35、スホーイー30MK、スホーイー34、スホーイー35などの戦闘機にも外部吊り下げ搭載できる、とした。

このミサイルは戦術ミサイル社(TMC)の傘下の、モスクワ付近のドゥブナ市に位置する子会社である彩虹設計局によって研究開発された。2015年に公式な試験を完成させ、かつ一連の生産に入る見込みである。

Kh-58ミサイルは4種のパッシブ誘導弾頭を選択して装備し、もって異なる周波数帯で作動するレーダーに対処することができる。新型のKh-58UShKミサイルの誘導弾頭は創新型のブロードバンドパッシブレーダー誘導弾頭で、作動周波数帯が1.2GHz〜11GHzの地上基地レーダー目標に対し攻撃が実施できる。

この新型ミサイルは重量650s、戦闘部重量149s、全長4.19m、全幅0.8m、本体直径0.38mである。Kh-58UShKの最大飛行速度は時速4200km(頑住吉注:約マッハ3.4)、発射時の搭載機の速度はマッハ0.47〜1.5、発射高度は20〜20000m、最大発射距離76〜245km、発射高度200mの時、最小発射距離は10〜12kmである。Kh-58UShKは地上レーダー目標打撃時、目標から20mの作用半径内への命中確率が80%に達する。

中国が研究開発する第5世代戦闘機J-20とJ-31はいずれも内部埋め込み武器コンパートメントを持つため、このミサイルの2014年中国航空展への出現は特に人の注目を引く。(ヤンジュアン)


 まあ特に殲ー31に寸法的に収納できるか、できたとしても中国が購入するかは全く分かりませんが、わざわざこういうアピールをするということはやはりロシアとしては売りたいんでしょう。

 ダライ・ラマ関連です。

http://news.china.com/international/1000/20141118/18976853.html


南ア政府、ダライ・ラマにビザを発給することを拒絶 ノーベル賞サミットイタリアに移る

【グローバル時報駐南ア特派記者 倪涛】 南アフリカ共和国の「商業日報」16日の報道は、南ア政府がダライ・ラマに入国ビザを発給することを拒絶したため、元々10月に南アフリカ共和国のケープタウンで行われる計画だったノーベル平和賞獲得者グローバルサミットは12月12日から14日にイタリアのローマで行われることになる、とした。南ア政府はかつて2009年と2011年の2回ダライ・ラマに入国ビザを発給するのを拒絶している。

サミット事務局は声明の中で、9月に南アフリカ共和国がダライ・ラマに入国ビザを発給するのを拒絶した後、この活動はかつて一度停頓した、と語る。これは本来サミット初のアフリカでの挙行だった。フランス通信社の評論は南ア政府は中国と日増しに緊密になる経済的往来に気兼ねしたからこそ、ダライ・ラマに入国ビザを発給するのを拒んだのである、とする。南ア政府は回答し、ダライ・ラマがビザ申請を放棄したのであって、決して彼への発給を拒絶したのではない、とした。

ダライ・ラマのビザ問題で、南ア政府は国内でも反対派の批判に遭っており、彼らはこれは中国政府の圧力を受けたのだ、としている。これに対し南ア政府は反駁し、南アフリカ共和国は主権を第一に置く、とした。中国は南アフリカ共和国の貿易パートナーであるが、アメリカもそうであり、このことは南アフリカ共和国が誰と友達になるかに影響しない、と。

南ア政府がダライ・ラマに入国ビザを発給するのを拒絶したことに対し、中国外交部スポークスマンはかつて9月に、中国サイドは南ア政府が中国の主権と領土の完備に関わる問題できっぱりとした支持を与えていることを高度に称賛する、とした。


 南ア政府が批判を鎮静化させようとして必死で嘘をついているのに中国のコメントはこれですか。

11月20日

 香港関連です。

http://news.china.com/domestic/945/20141117/18971955.html


香港メディア:中央、500名余りの中心部占拠者のブラックリストを掌握 内地に入ることを禁止

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「学連メンバーの帰郷証が無効で週末の北京突入が失敗 左から:羅冠聡、周永康、鐘燿華」 ちなみに後の方で出てきますが「帰郷証」は香港人が中国本土入りする証明書類で、それらを持つのが本土出身者というわけではありません。)

【グローバル時報】 香港の「中心部占拠」は膠着状態に陥り、学連の4人の代表は15日「北京突入」に出発し、直接中央の当局者に向け普通選挙に対する要求を態度表明する必要があると言明した。だがこの4人は香港の飛行場において帰郷証が失効していると告知され、飛行機に乗れずにすぐ引き返した。この「北京に突入しての請願」計画は学連が「瀕死の中央部占拠」を継続するために上演された政治ショーと見なされている。計画が破綻した後、香港世論は再度「占拠者」全面撤退を呼びかけている。

飛行場で阻止され、学連分子「呆然自失」

「星島日報」など香港メディア16日の報道によれば、「学連三子」と呼ばれる学連秘書長周永康、常務秘書鐘燿華、常任委員羅冠聡は、本来15日午後5時の便に乗って北京に到着すると定められていた。三人は当日午後3時頃に香港飛行場に到着し、特別のルートを経て禁止区域に進入した。だが機が離陸する半時間前、3人は出国ロビーを出て、国泰航空カウンターに戻った。国泰の職員はこの3人に、内地の関連部門の通知に接し、彼らの帰郷証はすでに抹消され、もし旅客に有効な証明書類がなければ、航空会社は彼らを乗せて内地に行くことはできない、と通知された。「学連三子」は手に旅行荷物を持って「目と目を見合わせ」、表情は驚きうろたえていた。「学連三子」に随伴して上京するつもりだった元学連メンバー曾楽謙は搭乗手続きの時、やはり帰郷証抹消を通知され、一行は直ちに飛行場を離れた。一方多数の随伴しての報道を計画していた記者はやむなく長蛇の列をなしてチケットを払い戻しした。

この「北京突入どたばた劇」にはさらにB計画があったとされる。香港の「東方日報」16日の報道は、元々15日午後5時に正式に出発する「A隊」の4人の他に、学連はさらに4名の知名度が比較的低いメンバーおよび元メンバーをそのすぐ次の北京便に乗せ、もって事前に言い触らしておいた「A隊」メンバーが出国あるいは機への搭乗を拒まれ、多くの専門メディアの追跡、インタビューを吸引している間に、都合良く「機に乗じて」こっそりと関門を突破して上京させようとした、とする。だが内地当局はとっくに「B隊」メンバーのリストを掌握しており、やはり同様に彼らの帰郷証を抹消しており、このため「B隊」メンバーも計画の放棄を迫られ、甚だしきに至っては搭乗手続きさえも行われなかったという。

行動が失敗を宣告され、学連およびその他の反対派団体は15日夜記者会見を開いた。周永康は、自分たちは中央の「学生拒絶」に対し「常軌を逸している」と感じるとし、かつ中央は彼らの帰郷証を没収しただけでなく、未来を象徴して「一世代の人の運命と自主的権利」をも没収したのだ、とした。羅冠聡はさらに、上京への援助を拒絶した全国政治協商副主席の董建華、全国人民代表大会常任委員会委員の范徐麗泰が「責任を負う」ことを要求した。

中央、500人のリストを握る?

「明報」は、俗称「帰郷証」の香港マカオ居民が内地に来る通行証は、広東省公安庁によって発行されるが、広東省公安庁ウェブサイトによれば、通行証が抹消されるには3つの状況がある、とする。1つ目は強盗、窃盗、麻薬販売などの犯罪活動を行う可能性があること。2つ目は偽の証明書を提出して受理機関を欺瞞したこと。3つ目は精神病患者である。ある入国所の人物は、帰郷証が抹消されるのはよく見られることではないが、かつて過去において一部の民主普通選挙推進派の人物の身に発生したことがある、とする。「星島日報」は、中央は500人余りの人のリストを握っており、これには「学民思潮」、学連などの前任および現任の学生の領袖が含まれ、高度に警戒する人物に列せられ、国境警備人員が密接に留意し、彼らが内地に入るのを拒絶することを要求している、とする。「中心部占拠」に参加する学生の領袖が入境を拒絶されるのはすでに初めてのことではなく、今月初め、「学民思潮」のあるボランティアがシンセンに行こうとした時、内地によって彼がかつて「国家の安全に違反する活動」に参加したことを理由に入境を拒絶された。香港都市大学のかつて「中心部占拠」予行演習に参加したある学生も15日内地によって入境を拒絶された。


 要するに中国当局は香港民主化内部にスパイを送り込んでいるということなんでしょうね。「B隊」を準備しており自分たちがいわば陽動部隊ならば「驚きうろたえ」るはずはなく、彼らを侮辱したいがために論理的筋が通らなくなってしまっていますが。

 韓国の小火器関連です。

http://military.china.com/news2/569/20141119/18981056.html


韓国、国産K-11複合小銃をテスト 20mm榴弾を発射

人民ネット11月19日電 韓国の「中央日報」ウェブサイトの報道によれば、11月17日、韓国軍は京畿道漣川多楽台試験場でK-11複合小銃の性能テストを行い、20mm口径榴弾を発射した。

K-11は韓国軍が2009年に開発した最新の武器で、その発射する榴弾は一定の高度で空中爆発し、壁の後ろに隠れた敵軍への進攻に用いることができる。韓国軍は説明し、軽くかつ小さいが、その殺傷力は現有のグレネードランチャー等の何倍かである、とする。K-11は磁石が近づいた時に自動的に発射する可能性があると疑われるが、当日のテスト中は一切が正常だった。


 強力な磁石を近づける実験とかを行った上でのことなんでしょうかね。

11月21日

 殲ー31関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20141117/18970149.html


殲ー31は何ができるのか:隠蔽された防御突破で島に対する攻撃 超視距離でステルス機を打撃

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー31(鼎盛CNSS提供)」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

参考情報ネット11月17日の報道 台湾メディアは、第10回珠海航空展は16日にピリオドを打ったが、中国大陸は今回の航空展で殲ー31ステルス戦闘機を明るみに出した、とした。現場の一部では殲ー31の作戦を想定した動画を紹介し、殲ー31が戦事の初期に海にある島の上のレーダーを先制して打撃し、かつ敵のステルス戦闘機を狙撃するのがシミュレートされた。

台湾の「中央社」11月16日の報道は、今回の珠海航空展(中国国際航空宇宙博覧会)は2012年以後不断にネット上に出現している殲ー31戦闘機を展示し、単一の機の飛行デモンストレーションを手配し、さらに「グレードアップバージョン」殲ー31の1/2模型を登場させた、とする。展示会場の説明図と公式航空展ハンドブックでは、殲ー31の機種はFC-31戦闘機である。

軍事関係のネットユーザーに2.0バージョンと呼ばれる殲ー31の模型は、垂直尾翼が一部鋭角に除去され、レーダー反射断面積を減少し、ステルス効果を増進することができ、機首下方には光電子照準システム(EOTS、主な用途は対地攻撃)に似た装置が装備されている。機腹部の内部に置かれた弾薬コンパートメントは、殲ー31が少なくとも4発の中距離空対空ミサイルを搭載できることをはっきり示している。

展示館にはさらに先進戦闘機概念コックピットがあり、完全デジタル化戦闘機計器板を採用し、飛行員のモデルは頭にヘルメットディスプレイが配された新式飛行ヘルメットをかぶっており、一部の軍事マニアからは殲ー31のコックピットの配置かもしれないと考えられている。

戦闘機の設計と製造を担当する中国航空工業集団社(略称中航)が展示館で放映したある動画は、殲ー31が開戦時に「ステルス防御突破」と「超視距離空戦」の任務を担当するのをはっきり示していた。画面は殲ー31が対輻射ミサイルをもって海にある島の上の防空レーダーを破壊し、かつ視距離外でミサイルをもって敵サイドのステルス戦闘機を撃墜するのを見せ、目的性が充分だった。

先日航空展開幕記者会見で中航の上層部の人物は、殲ー31は中航が国際兵器貿易市場を開拓する主力製品で、殲ー31の優勢は性能が同クラスの相手に負けず、かつ「信頼性が高く、価格がリーズナブルである」ことにある、とした。

殲ー31はアメリカのF-35ステルス戦闘機からの剽窃であると批判されるが、ある分析者は殲ー31は国際兵器市場でそれでも一定の競争力を持つ、と考える。

軍事情報と航空関係のウェブサイトの編集長であるシーシャオウェイは、F-35の製造コストは1.5億アメリカドルに達するが、殲ー31は半分の金しか要さないかもしれず、ステルス戦闘機に対する需要があり、また西側諸国から取得することはできないという買い手に対し吸引力を有する、とする。アメリカと仲が悪いイラン、およびインドがロシアのステルス戦闘機T-50を獲得することを心配するパキスタンは、いずれも殲ー31の潜在的買い手の可能性がある。

スホーイー35は航空展のもう1つの注目の焦点である。この機はスホーイー27ファミリーの最新版で、特色は新式のAL-41エンジンに換装し、推力がより大きく、難度がより高い飛行動作ができることである。より先進的なレーダーを配備しているため、外形が非ステルス設計のスホーイー35はそれでも米軍のF-22ステルス戦闘機と一勝負する能力を持つ。伝えられるところによれば、中国大陸は航空展終了後ロシアサイドと約24機のスホーイー35購入を最終決定することになる。ロシアは今回珠海航空展でも依然AL-31FN、RD-93エンジンおよび多種の空対空、空対地ミサイルを展示した。


 輸出用ともされてますが戦争の初めに島を攻撃するというのは明らかに日本やグアムその他を意識していると考えられますね。

中国の航空エンジン関連です。

http://military.china.com/news2/569/20141118/18976981.html


ロシアメディア:中ロ多くのエンジンに関する契約を締結 軍用、民間用領域を含む

ロシア軍事工業総合体ニュースネット11月18日の報道によれば、ロシア連合エンジン製造社は2014年中国国際珠海航空展の期間に中国と民間用および軍用エンジン領域の開発協力につき一連の面会と談判を行い、多項目の協定と契約を締結した。

ロシア連合エンジン製造社(以下ODKと略称)は中国航空技術輸出入総会社(以下CATICと略称)と、RD-93エンジン発展プロジェクトに関する協定を締結し、これは動力装置の推力向上と中国に対する引き渡し作業の組織に関わる。現在ODK社はCATIC社との間に有効な契約があり、その内容は商品の供給、設計の監督、技術トレース維持保護およびRD-93エンジンの修復の組織への援助に関わる。RD-93はFC-1「梟竜」戦闘機とその輸出バージョンに用いる。

またODK社はさらに中国の協力パートナーと一連のロシア製飛行機およびヘリのエンジン部品供給に関する契約を締結しまた協議して決めた。

航空展の期間さらに中国企業と民間用エンジン開発作業(頑住吉注:に関する協議?)を展開した。特にODKは中航の商用エンジン有限責任会社とC919のためにCJ-1000エンジンを製造するプロジェクトに関する積極的な会談を回復し、これにはロシアの会社がエンジンに対し技術審査を行う可能性が含まれる。

ODKの中航工業とのもう1つの協力の方向性はワイドボディ遠距離飛行機のためにエンジンを製造することである。中国商業飛行機と締結したワイドボディ飛行機共同研究開発協議は、中ロの航空エンジン製造企業がプロジェクトの中で研究開発、供給するエンジンの規格を共同で深く検討することを許す。珠海で行われた会談は、近代化された高推力エンジンプロジェクト共同研究開発実現に双方が興味を持っていることを事実確認した。中国天利航空科学技術実業社とはTV3-117/VK-2500(ミルー17ヘリに装備する)を保障するライセンスメンテナンスの部品供給契約を締結した。

航空展現場で専門家と参観者はODKが陳列する展示品に対し特別に興味を感じた。展示会第1日目、中国上層部の代表団がもう連合エンジン製造社の展示台を視察し、ODKは彼らに向けスホーイー35のエンジンである117Sを見せた。これは高温ダブルルート式ターボジェットエンジンで、アフターバーナー燃焼室とベクトル推力コントロールが付属し、AL-31F系列エンジンの大規模近代化製品であり、もっぱら第4世代+/第4世代++のスホーイー35S多機能戦闘機に用いる。

また、軍用航空領域ではさらにAL-31FNエンジン(中国の殲ー10B戦闘機に用いる)、RD-93(もっぱら中国の小型戦闘機FC-1の製造に用いる)、およびAI-222-25(現代および未来の練習機、実戦訓練機、小型実戦機に用いる)が展示された。

展示会の参加者は中国の「八一」飛行デモンストレーション隊の特技飛行デモンストレーション鑑賞を通じてAL-31FNエンジンの性能を評価することができた。

また、ODK社はさらに中距離旅客機MC-21に照準を合わせて製造する将来エンジンPD-14、寸法が小さいターボファンエンジン36MT、および各種軍艦に用いる海上ガスタービンエンジンM70FRUを展示した。(知遠/北風)


 ロシアの協力が中国のエンジン分野での弱点を補うのにどれだけ力になるかが注目されます。

11月22日

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-11-21/227758_2572275.htm

 北朝鮮の飛行シミュレーターだというんですが‥‥

 殲ー31関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20141119/18982978.html


ロシアメディア:殲ー31は最大の程度でF-35戦闘機を複製 第4世代機の技術を採用

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー31の素晴らしい飛行デモンストレーション」)

【グローバル軍事報道】 ロシア星球ネット11月18日の報道によれば、殲ー31は中国第5世代多用途ステルス戦闘機であり、ロシア星球ネットの専門家はこの戦闘機の優れた点と不足を討論した。

珠海で行われた2014中国国際航空宇宙博覧会で最も人を忘れ難くさせる時の1つは中国最新のステルス戦闘機の動態展示、すなわち殲ー31の飛行デモンストレーションだった、殲ー31は将来その他の第5世代戦闘機、例えばアメリカのF-35やロシアのT-50と同一グループに位置することになる。

殲ー31の神秘のベールはごく短い時間内にもう1点1点開かれたが、黒色に塗装された戦闘機は動態展示後決して公衆に向け開放される展示区で静態展示を行うことはなかった。

この中航工業によって研究開発された戦闘機の名称には依然論争がある。戦闘機が中国人民解放軍に装備される計画がある時、中国の戦闘機は通常いつも「J-」あるいは「殲ー」をコードネームとする。だが珠海航空展の中でこの戦闘機は殲ー31と命名されておらず、FC-31だった。このようなコードネームはこの飛行機は輸出に用いられるのだということを意味している。しかし、軍事関係の出版物の中ではこの機は最も頻繁に「鶻鷹」と称されている。

「航空・ロケット技術」の編集長で航空軍事専門家のイワン クジシェンは、アメリカは「連合攻撃戦闘機」(JSF)計画を提出し、かつこの枠組み内でF-35を製造しているが、一方殲ー31はまさにアメリカのこの計画に対する中国の対応措置である、とする。彼はさらに、「鶻鷹」戦闘機の動態展示を見た後、「航空・ロケット技術」の業務人員はその設計の2つの重要な方面を指摘した、とする。

クジシェンは次のように列挙して語る。「鶻鷹には2つの巨大な重量搭載コンパートメントがあり、4発の対艦ミサイルが置かれ、同時に側面コンパートメントがあって空戦ミサイルが置かれているという可能性がある。その空気取り入れルートがどのようであるのかはまだごくはっきりとはしていない。中国はインドの蛇型空気取り入れルートを採用し(頑住吉注:「インドの」「蛇型」か「インドの蛇」「型」か分かりませんが)、あらゆる内部構造を取り囲み、この種の湾曲した形状を形成させたという可能性がある。このことはレーダーの周波数スペクトルの中のステルス戦闘機にとって非常に重要なことで、まずエンジンの圧縮機に直接の暴露を免れさせることができる。このようにすると空気取り入れルートの路線を超えることを重点としない状況下で、合理的な「構造」の飛行機ができる(頑住吉注:ちょっと意味分かんないです)。彼は、この飛行機は艦載機と位置づけられていると指摘する。

(頑住吉注:これより2ページ目)

専門家は、「鶻鷹」はF-35に比べて劣らず、甚だしきに至ってはF-35に比べより良いだろう、とする。2つの重量搭載コンパートメントの他、この飛行機にはさらに2つのエンジンがあり、このことはこの機を単発のF-35に比べより信頼性が高いものにさせる。当然我々がこの機の機載電子設備について知っていることは多くない。我々は甚だしきに至っては我々に向け展示されたのが技術検証機なのか、原型機なのか、それとも事前生産機なのか知らないのである。だがこの機の外観を見ると非常に完備され、人に半完成品の感じは与えない。明らかにその製造には時間と非常な細やかさが費やされている。

これは中国の完全に外国市場向けの第5世代戦闘機である。専門家は、もしこの機の機載設備が簡略化されたものなら、その価格に対し有利になり、1億アメリカドル未満になる、と指摘する。ならば途上国も第5世代戦闘機を負担できる。

戦略・技術分析センターの専門家ワシーリ コーシンも「鶻鷹」に非常に大きなポテンシャルがあることに賛同する。彼はさらにその機動動作に目を向けた。彼は、これは間違いなく「表面的な様子」と呼ばれるわけには行かない、と考える。中国人は公衆の面前でメンツを失うことに対し非常に敏感であり、このため殲ー31が動態展示を行ったのは、彼らが殲ー31の主要な飛行システムを信頼していることを表している。動態展示の過程では何ら特別なことは見られず、甚だしきに至っては着陸後に遠いところでもこの機を見ることはできなかったが、これは不思議なことではなく、何故ならこのプロジェクトが秘密保持されているからだ。

専門家は、もし「鶻鷹」自身のいくつかの部分がその他の飛行機を複製したものであったとしても、この機はその他の同クラスの戦闘機と競争を行うことができる、とする。コーシンは、判断によれば中国は最大の程度でF-35戦闘機の内部の部品あるいは機体形状を複製している(機体構造は動力装置と設備を除く)、と語る。ある著名な中国空軍飛行員はインタビューの中で、殲ー31は最大の程度で最新の第4世代戦闘機の方案を使用しており、例えば殲ー10Bや殲ー16だ、とさえ語っている。だが飛行機がすでに製品になってしまった後では、その原型機はもはやすでに重要ではなくなっているのである。

専門家は強調し、ロシアはこの機のプロジェクトに影響することができ、「鶻鷹」のためにRD-93エンジンを提供する準備をしている、と語る。彼は補充して、このことは非常に大きな程度上中国本国のエンジンの研究開発によって決まり、彼らはロシアのエンジンに依存しており、より強大なエンジンを必要としている、と語る。いかなる状況下でも、彼らはパキスタンおよびその他の2、3つのこういった市場を持つことになる。

コーシンは、「鶻鷹」の例は、中国航空工業がすでに過去に先んじていた国との業界内の隔たりを減少させたのだということをはっきり示している、と語る。この専門家は総括し、明らかに中国はもはやロシアあるいはヨーロッパとで飛行機の上で1時代分劣ってはいないだろう、と語る。現在はアメリカとまだ比較的大きな隔たりがあるだけで、アメリカはすでに第5世代戦闘機の大量生産を開始しているのである。(知遠/北風)


 FC-31という名称は確かにFC-1「梟竜」と同系列で輸出用戦闘機ということになりそうです。

 ロシア、パキスタン関連ですが、一番気になるのは記事内に直接的には全く登場しない国の反応です。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/11/20/017131084.shtml


ロシア国防大臣、今日パキスタンを訪問 軍事協力協定締結を欲す

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:ロシアの国防大臣ショイグ」)

中新ネット11月20日電 「ロシアの声」ウェブサイトの報道によれば、ロシアのイゴール ケナシェンコフ少将は、ロシア連邦国防大臣セルゲイ ショイグ大将が20日パキスタンを訪問する、とした。

ケナシェンコフは、ロシア国防大臣がパキスタンの首都イスラマバードを訪問する期間、パキスタン国防大臣ヘワジャ アシフと会談を行う、とした。計画によれば、ロシア国防大臣はさらにパキスタン首相ナワーズ シャリフに謁見する。

ケナシェンコフは、「両国の国防大臣は両国の軍事協力協定を締結することを欲している。」と指摘する。ロシア軍事代表団は説明し、協定は枠組み的性質のもので、それは両国の防御部門の軍事協力の改善、その協力の形式や方向の確定のために法的基礎を固めることになる、と語る。


 ロシアのこうした動きはパキスタンの宿敵インドが次期多用途中型戦闘機としてロシアの戦闘機ではなくフランスのラファールを選択するなどロシア離れの動きを見せるのを牽制し懲罰するためだとの見方がありますが、パキスタンにインド並みに金が払えるとは思えず、パキスタンが買える可能性のあるようなものは中国から安く似たようなものが買え、また原潜技術などをインドに与えるのはロシアだけであり、本格的に両国の軍事協力が強化の方向に向かうことはないのでは。

11月23日

 インドの潜水艦関連です。


インド、AIPシステムを自主研究開発 「スコルペヌ」級潜水艦に装備へ

中新ネット11月20日電 中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、伝統的なディーゼル・電池潜水艦の水中における航続時間を向上させるため、インド国防研究・発展組織(ORDO)は最近非空気依存推進(AIP)システムを開発し、この装置は建造中の最後の2隻の「スコルペヌ」級潜水艦に応用できる。「スコルペヌ」級潜水艦はフランスの国防重大技術移転プロジェクトの下に建造されるものである。

現在「スコルペヌ」級潜水艦の建造作業はムンバイのマジャガン造船工場内で行われ、「スコルペヌ」級潜水艦の第1号艦は2016年末に使用に投入される見込みである。

インド国防研究・発展組織(DRDO)が研究開発したAIPシステムは最後の2隻の「スコルペヌ」級潜水艦に装備することができるが、このシステムの艦への装備が最終的に実現するには一定の時間を費やすことになる可能性がある。

「スコルペヌ」級潜水艦のオリジナルメーカーであるフランスのDCNS社は、インドが国産AIPシステムを潜水艦に装備するのを助けることができる、とする。

AIPシステムはディーゼル・電池潜水艦の水中航続時間を大幅に向上させることになる。伝統的ディーゼル・電池潜水艦は2日ごとに浮上して潜望鏡状態で充電することが必須で、このことはそれらが容易に海上や空中から来る対潜プラットフォームの攻撃に遭わせる。

潜水艦の中により多くの本土の要素を増加するため、同社はインド国防研究・発展組織と、インド国産AIP方案を「スコルペヌ」級潜水艦の中に集成しているところである。

DCNS社の潜水艦作戦システム経営・販売担当責任者フィリップ バーガーは、AIPがない状況下では、「スコルペヌ」級潜水艦は最多で水中に4日留まることができる、とする。彼はまたDCNSの作用はDRDOが研究開発した国産AIPシステムを安全に潜水艦の中に集成することだけに限られることになる、とした。

フランスのDCNS造船社も力を尽くして第2世代水素燃料電池のAIPシステムを研究開発しているところである。(閔東東 丁宏)


 失礼ですけど本当にインド独自開発なんですかね。そういう建前にしておいて本当はフランスの技術だったりとかないですかね。インドの潜水艦技術は高くはなく、AIPってそう簡単に独自開発できるような安易なものじゃないのでは。まあ「なんちゃってAIP」的なものかもしれないですけど。

 中国の早期警戒機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20141120/18989168.html


空警ー500、大量生産、就役 中国、今後無人早期警戒機を研究へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「陜西飛机工業の新世代中型早期警戒機である空警ー500はすでにあらゆる試験飛行作業を完成させ、量産段階に入っているとされる。」)

【グローバル軍事報道】 メディアから「空警ー500」と呼ばれる国産新型早期警戒機が明るみに出て以来、その外形がパキスタンに輸出されたZDK-03型早期警戒機に酷似しているため、「空警ー500」は自ら用いるものなのか、それとも輸出用なのかが論争の話題となった。だが最近軍事フォーラムで披露された画像は、「空警ー500」にすでに標準の中国空軍の塗装がなされ、かつすでに量産が開始されていることをはっきり示している。

周知のように、現代の戦争は体系と体系の間の対抗であり、早期警戒機は軍隊が高い効率で体系を構築する核心であり、現代の戦争の中で非常に重要な地位と作用を持つ。終わったばかりの第10回珠海航空展では、国産の空警ー200と空警ー2000早期警戒機が公開、展示されかつ飛行デモンストレーションを行った。このことは現在中国の早期警戒機の技術がすでに非常に成熟していることを説明している。中国当局メディアの関連の報道から見て、現在我が軍が装備する早期警戒機は低空で侵入する目標を早期にキャッチし監視できるだけでなく、さらに味方サイドの戦闘機を誘導、指揮して迎撃と攻撃が行え、甚だしきに至っては空警ー2000はさらに地上を指揮する能力を持ち、したがって空中早期警戒機指揮センターとなる。

平面のフェイズドアレイアンテナは波束高速スキャンや波束形状快速変化などのメリットを持つが、いくつかの欠点も存在する。軍事評論員劉楽の説明によれば、空警ー200早期警戒機が採用する固定式「平均台」式アンテナは360度全方位の探知計測が行えず、何故ならそのアンテナアレイ面は機械スキャンレーダーのように回転できないからで、2つのアンテナアレイ面を合わせても機体の両側240度の方位に対しスキャンが行えるだけで、機首と尾部方向にそれぞれ60度のスキャンの死角がある。次に波束は仰角の上でフェイズドスキャンではない。さらにレーダーが2座標体制に属し、目標に対しその仰角あるいは高度を測定しない。このため、中国空軍は主に戦術、戦法の設置を強化することに頼って補い、例えば航路の最適化によってできる限り2つのアンテナアレイ面を全て利用し、探知計測の死角を減少させるのである。

劉楽は、新型の「空警ー500」早期警戒機の背中の上にある「円盤」内には三面大型フェイズドアレイアンテナが装備でき、このようにすれば全空域の高い捜索データ率を実現でき、終始目標の区域に対し電子スキャンを行い、スキャンの速度が速く、精度が高く、目標の関連づけが迅速で、目標が密集した場合や高速、高機動目標に対応するのに適する、とする。また、三面順序スキャンは中等の捜索データ率も保持できるし、単一面の捜索時も低いスキャン周期やデータ率を自由に設定でき、戦術の選択が非常に柔軟である。この他、現在すでに成熟した運ー9プラットフォームを使用し、先進的なレーダーシステムを追加装備しており、空警ー200早期警戒機の近代化改装版と見ることができ、このようにすれば費やす金が少なく、期間が短く、効果が出るのが早いという前提の下でさらに一歩作戦効率向上の目的が達成できる。

現在、世界各国の多数の早期警戒機は大、中型輸送機をプラットフォームとしている。同時に早期警戒機のプラットフォームには多様化の趨勢も出現しており、いくつかの国は早期警戒機開発の基礎の上に、さらに早期警戒ヘリや戦闘機に搭載できる「早期警戒吊り下げポッド」を開発済みである。しかし、運ー8/9プラットフォームの早期警戒機の出現は、我が国を大型早期警戒機の輸入飛行機プラットフォームに対する依存から離脱させるものの、運ー20大型輸送機が短期間内には特殊飛行機プラットフォームとはなれないという状況下で(運ー20はまず輸送の需要を満足させる必要がある)中国の空中戦略早期警戒能力はは依然極めて大きな制限を受けている。これに対し軍事評論員李小健は、中国無人機技術およびレーダー技術の急速な発展と共に、高空、長航続時間および多用途高性能無人機システムが遂行できる作戦任務はすでに戦術レベルから戦役、戦略レベルに向かって足を踏み出しており、中国は大型無人早期警戒機を開発して現在の空軍の戦略早期警戒体系方面の不足を補うことが完全にできる、と考える。

「空警ー500」の就役はさらに一歩中国の早期警戒機ファミリーを充実させ、中国の空中戦力はより多くの探知計測距離が遠く、低空探知計測能力が強く、機動範囲が大きい空中早期警戒プラットフォームを獲得することになる。大型早期警戒機、中型早期警戒機、早期警戒ヘリ、無人早期警戒機がいずれも充分な発展を達成した後、艦載固定翼早期警戒機が欠乏している問題の解決に重点が置かれ、したがって解放軍海空作戦の新たな領域が切り開かれることになる。(画像:鋼鉄机机 文:鷹眼)


 まあ中型輸送機ベースの早期警戒機の能力は大型輸送機や旅客機ベースのそれに比べ能力の上である程度の制約があるはずですが。また無人早期警戒機や固定翼艦載早期警戒機は実現するにしてもまだ相当に先のことになるはずです。


















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