コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその107

11月24日

 「中国の新型巡航ミサイルはパクリか」との重複部分が多いものの、新たな興味深い内容もあります。

http://military.china.com/zh2014/news/11167116/20141117/18970866.html


中国のCX-1とブラームスの差異は顕著 多方面で先んじる!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「珠海航空展現場に展示されたCX-1ミサイルの模型」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

今回の航空展がまだ開幕しないうちに1枚の画像がもうすでに「一石激起千層浪」(頑住吉注:投じられた一石が大きな波紋を引き起こす、といった意味のようです)。航空宇宙科学技術集団が、外形がロシアとインドの「ブラームス」ミサイルに近い国産ミサイルの国産の実弾を展示したのである。某メディアは情報を伝え、このミサイルの長さは10mを超え、その寸法は巨大と言うべきである、とさえ言った。筆者はこの情報に感動を感じたのと同時に、それにもかかわらず何故このようなすでに明らかにいささか時代遅れの冷戦の遺物を研究開発する必要があるのか理解に苦しんだ。

疑問をたずさえ、我々は航空宇宙科学技術集団の展示館にやってきて、本当にCX-1ミサイルの実物展示品を見た時、やっとその実際の寸法を感じた。このミサイルは重量3.5トン、、直径700mm、長さ8.8mである。我々がミサイルのそれぞれのディテールを撮影する時、あるロシアの同業者もちょうどここに来て視察していた。我々は彼が形容し難い表情でミサイルを長時間見て、最終的に振り向いて我々に対し笑いながら「ブラームスだ」と言ったのに注意した。まさに「超巡一号」の外形にブラームスと非常に多くの似たところがあるがゆえに、ネット上にはCX-1をふざけて「剽窃一号」と呼ぶ人がいる(頑住吉注:CXは超音速巡航ミサイルを略した「超巡」の頭文字を取ったもので、一方剽窃は中国語で「抄襲」といい、その頭文字を取ってもCXになります)。

だがこれは実は辛い働きをして「超巡一号」を研究開発した航天一院に冤罪を着せるものである。我々は現場で同院の戦術武器事業部主任王洪波にインタビューしたが、彼は「超巡一号」は実は「ブラームス」とでは全く別のミサイルであり、全体レイアウトが見たところ比較的近いに過ぎないのだ、とした。

(頑住吉注:続く3つの段落はほぼ完全に重複しているので飛ばします。)

総設計師は「超巡一号」と「ブラームス」の差異について語った。だが単にパラメータについて言っても、より多くのことを語ることができる。我々は高空での飛行速度というこのデータから「超巡一号」と「ブラームス」の最も核心的差異を見てみる。

公開されている資料によれば、「超巡一号」は1.7万mの高空飛行速度がマッハ3に達し得、一方「ブラームス」は「高-低」弾道飛行を採用した時、1.4万mでの高空飛行速度がマッハ2.6である。

(頑住吉注:これより2ページ目)

マッハ3とマッハ2.6。見たところ差異は大きくないが、防御突破能力について言えば、すでに本質的差異が形成されている。

1970年代に早くもアメリカのSR-71「ブラックバード」超音速戦略偵察機はしばしばそのマッハ3の飛行速度に頼って我が領空に深く入って偵察任務を執行し、その飛行速度の速さは我が国の当時の主力対空捜索レーダーが追跡し難いという結果をもたらした。当時我が国の空軍が、SR-71を追跡できさえすれば、レーダー操作手はもう三等賞を獲得できると規定したほどだった。

一方「超巡一号」は現在同様の効果が達成できる。

超音速巡航ミサイルがずっと直面している一大難題は、比較的「まずい」超音速巡航ミサイルに関して言えば、いわゆる「低空飛行」でも数百mの高度で、隠蔽効果が全く大したことはない、というものである。一方高空飛行を採用すると、もし飛行速度がマッハ3以上に到達しないと、やはり容易に敵サイドの中遠距離艦対空ミサイルで撃墜される。アメリカの「イージス」システムはソ連のああした非常に大きくかさばって重い超音速遠距離対艦ミサイル専門に対応するために設計されたのである。

「超巡一号」が高空でマッハ3に到達することは、この問題を有効に解決できる。「イージス」システムに関して言っても、マッハ3の目標を迎撃するのはマッハ2.6の目標に比べずっと難しいのである。

他の方面では、「超巡一号」は低空飛行速度もマッハ2.3に達し得、ロシアの「宝石」ミサイルのマッハ2の速度よりも高い。

「超巡一号」の灯油ラムジェットエンジンの推力は「宝石」より強いに違いないと推断できるが、このことは問題ももたらす。このミサイルは「低-低」弾道を使用する状況下では、射程が40kmにまで短縮し、一方「宝石」は120kmに達し得るのである。

これに関しては「超巡一号」のもう1つの設計の特徴について語る必要がある。このミサイルは実際上「弾道-巡航」を合わせたミサイルで、その飛行の初期段階では実際上弾道方式をもって飛行し、これは「宝石」とでは非常に大きな差異がある。「宝石」の固体燃料ブースターはミサイルをラムジェットエンジンの作動開始を許す速度にまで加速することだけを担当し(頑住吉注:ラムジェットエンジンは圧縮機を必要としないのでシンプルな代わり、一定の速度に達しないと作動しないという特徴があります)、一方「超巡一号」のブースターはさらにミサイルの弾道の頂点までの推進を担当する必要がある。つまり、「超巡一号」のロケットブースターはメインエンジンの任務を一部担当しているのである。

このため、「超巡一号」の実用的攻撃模式は「高-低」弾道しかない。

(頑住吉注:これより3ページ目)

だが我々の面前にはすでに、「ブラームス」のような飛行高度500m前後の「低い弾道」には実戦の中で決してあまり大きな価値はないのだということが提示されている。「超巡一号」がこの種の見かけは良いが役に立たない模式を放棄したことは、「高-低」弾道の中で容易に攻撃される中段慣性ナビゲーション飛行状態の防御突破能力を大幅に増強する。この思想は明らかに中国の特色である「引き算思考」である。

提示しておくに値するのは、「超巡一号」の開発速度が非常に速いことである。総設計師の説明によればプロジェクト立ち上げから研究開発成功まででもごく短い何年かの時間を用いたに過ぎず、しかもこれはさらに輸出専用の開発プロジェクトなのである。これに比べ当時のソ連による「宝石」研究開発は1983年からもうすでに開始され、1991年のソ連解体時に資金欠乏により開発停止が迫られた。後にインドが提供する資金を獲得した時になってやっと再開され、2000年に完成した。一方インドが自ら生産を行う「ブラームス」ミサイルの作業はさらに種々の困難に遭遇し、今日に至るもインド軍の中で就役する「ブラームス」ミサイルの数は200発に到達していない。しかしこのミサイルは当初2,000発の生産が計画されていたのである。

現在「宝石」ミサイルはすでにインドネシア、ベトナム、シリアなどの国が購入し、一方インドの「ブラームス」はインド本国海軍だけが採用している。中国の「超巡一号」は将来どのくらいのユーザーを持てるのか? (頑住吉注:次の文は特殊な用語と言い回しが使われており意味不明ですが有望ということだと思います。)

「超巡一号」は少額投資の方式をもって完成された世界先端レベルを持つミサイルと言え、この事実だけでもう我が国の総合国力と科研能力の大幅な進歩を充分に体現している。


 ソ連解体で長時間開発が停止されたミサイルに比べ早いからどうだとは言えないでしょう。似たような製品の前例があるものを作る方が時間がかからないのは当然ですし。マッハ3とマッハ2.6で本当に防御突破能力に大きな差が生じるのかなどはちょっと私には分かりません。

11月25日

 ロシアの小火器関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-11-24/227822_2573706.htm


AK-12小銃試用体験:人間工学的機能が出色で射撃精度が極めて良い

AK-12小銃の実弾射撃テスト

最近ロシアメディアはAK-12型自動小銃を実地でテストし、彼らはこのAK-74に取って代わろうとしているとされる新世代小銃に間違いなく少なからぬメリットがあることに気付いた。

例えば操作が容易で、後座力が比較的小さく、射撃精度が非常に良い。現場の標的紙の弾痕から見て着弾点は非常に密集している。人間工学的設計はより完備されている。片手でセーフティ、ボルトストップ解除、マガジン脱落などの操作が完成できる。この3つの装置はいずれもトリガーガード前部あるいは上部に装備されている。

AK-12小銃のストックは引き延ばしあるいは短縮ができ、異なる腕の長さの兵士の使用に適合する。


 「着弾点は非常に密集している」と言ってますが距離が分からないことには判断できません。3枚目の画像を見るとそこそこ遠いように見えますが、4、5枚めだと非常に近いように見え、しかしいずれにせよライフルとしては近距離の部類なのは間違いないでしょう。またグルーピングは20mなら電動ガンでも可能なくらいの程度に見えます。マガジンを抜く操作は20枚目のがそうなんでしょうか。なら19枚目の操作は何なんでしょうね。あるいは19枚目がロック解除で、20枚目はマガジンの強制排除とか?

 日本のマスコミ関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20141123/18996879.html


人民日報:日本の左派メディア倒れる 安倍が天に逆らっていないとでも?

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「現地時間2014年10月26日、日本の東京。日本の首相安倍晋三が茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地で自衛隊成立60周年航空閲兵式に出席した。」 なおこの記事のキャプションは5ページ目までこれと同じです。)

「朝日」倒れる。安倍が天に逆らっていないとでも? (評論)

楊子岩

ある有名なメディアの信望を失墜させようとするなら、最も簡単な方法は不断にその報道のミスを非難し、専業の素養の上でその名誉を汚すことに他ならない。非難する人がもし大きな権力を握っていたら、その殺傷力を数倍に増加させるだろう。
安倍がこのやり方を熟知していることはごくはっきりしている。11月20日、日本の首相安倍はインタビューを受けた時、慰安婦の問題は純粋にメディアの誤報に属し、日本の名誉を回復すべきであると言った。この「メディア」が指すのは「朝日新聞」である。

「朝日新聞」はかつて1992年に吉田清司の証言に基づき「従軍慰安婦報道」をなしたが、後に「朝日新聞」は吉田証言は信用できないと断定し、このためこの報道の撤回を決定した。

もし普通の事件なら、「朝日」が過去の「誤報」を認め、声明を公開、発表しても、この件はこれで終わり、何らの波紋をも巻き起こすことはなかった。だがもしこの件が歴史的事件に関わり、かつ現在の外交の争いの中で証拠の作用を持っていたら、これを一般の問題とは呼べなくなる。

安倍は続けざまに「朝日」を詰問し、これは次のようなロジックに従っていることに他ならない。慰安婦に関する報道は元々中韓の利用に資し得る証拠だったのだが、今この証拠はすでに偽と証明されており、ならば慰安婦問題の存在は偽の命題に他ならない。安倍が報道の源から日本の慰安婦強制徴用の不名誉な歴史を否定し、したがって歴史をくつがえし、責任を逃れる目的を達成することを愚かにも図っていることは明らかである。

もし証拠が1つだけだったら、安倍は全く疑いなくこの陰険な目的を達成しただろう。しかし大量の歴史文書や証人の証言がすべてはっきりと、慰安婦問題は抹殺することのできない事実であると実証しており、日本の盟友であるアメリカさえ議会で相応の決議を通過させてこの非人道的な犯罪行為を非難している。現在までにすでにアメリカの多くのところに慰安婦の像が置かれているのはまさに例証である。

(頑住吉注:これより2ページ目)

安倍は無理筋とはっきり知りながらこれを押し通しており、目的は明らかにここにはない。「朝日新聞」の慰安婦報道に関するミスに対する不断の非難で、安倍が達成したがっている現実の目的はそれを屈服させることである。

戦後の日本メディア、言論界はずっと左右両派対立の構造を呈している。「読売」と「産経」は政治的立場の上でいずれも自民党や安倍政権に近く、一方「朝日」は左派知識分子の根拠地であり、日本の「良心」と讃えられ、公権力を監督する作用を果たしている。「朝日」をライバル視している「読売」、「産経」さえも、「朝日」に対しては一定の敬意を払っている。

安倍就任後、宣伝の作用をよく知って、「読売」、「産経」との関係を継続して維持するのと同時に、NHKの予算を左右する権利および人事任命権によって、迅速にそれを右翼的言論を伝播する私器に改造し、右傾化した政策を推進するのと同時に、遅れず国の世論の方向をもコントロールしている。日本の政界には、「NHKを掌握した者が国の世論の動向を掌握する」という言葉が流れ伝わっている。このような御し難い相手さえも軽々と手に入れられ、安倍は当然自信を膨張させ、一挙に「朝日」を取り込んで改変することを望んだが、「朝日」はいかんせん決して迎合せず、しばしば首相の政策に対し批判を加えている。

安倍首相と「朝日」は十年余り前からずっと各種の問題の上で「論戦」が絶えず、矛盾は日毎に深まっている。安倍の「朝日」に対する不断の非難は、疑いなく「朝日」の弱点である自尊に最も致命的な一撃を与えた。何故なら「朝日」には、その報道は最も正確で、最も批判性を持ち、最も深思熟慮したものでもある、という自負があるからである。

9月11日、「朝日」管理層は本部で稀に見る記者会見を行い、誤報の件で頭を下げて謝罪した。キャリアの長いメディア人野島剛はある文章の中で、戦後メディア史上において「朝日新聞」は打ち負かされ、このことは日本の戦後メディア界、言論界の左右両派の対立構造の中で、過去の「左派が優勢を占める」状況から「右派が優勢を占める」局面に変わったことを意味している、と直言している。

安倍がこのメディアに照準を合わせた戦役に勝利したことは全く疑いない。しかし、このことは世の人の憂慮をも引き起こす。メディアの公権力に対する批判がなくなってしまって、安倍がどうしてさらにやりたい放題にならないことがあろうか?

(頑住吉注:6〜8ページ目)安倍、日本の自衛隊を閲兵


 これを読んだ中国人の多くは、従軍慰安婦は存在しなかった、何の問題もなかった、と日本で言われていると思うんでしょう。慰安婦の像もまさにこのように利用されるわけですね。

11月26日

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-11-25/227838_2574318.htm

 ロシアで銃器所持の規制が緩和され、許可証を取得すれば自衛のための携帯も許されることになるそうです。画像はロシアの銃砲店で、コルトやベレッタの製品も輸入され、ロシア製なのか見慣れないリボルバー等もあります。

 日本関連です。

http://military.china.com/news2/569/20141125/19004020.html


日本の開戦リスクが上がり自衛隊が打撃に遭う:兵の応募者、逆に10%減少

11月25日の報道 香港の「南華朝刊」ウェブサイト11月22日発表の「日本の自衛隊、兵に応募する人数の低下10%超の打撃」という題の報道は、日本政府がその平和憲法の解釈を改め、最終的に作戦行動に参加する可能性がすでに高まっているという時、自衛隊に応募、加入する人数は逆に10%以上低下した、とする。

防衛省の統計の数字は次のことをはっきり示している。前財務年度では31,101人が自衛隊に加入し士官を担当する申請をした(頑住吉注:何を指しているのかよく分からんのですが)。その前の財務年度では申請した人数は34,534だった。また、3,856名の高校生が飛行学員になることを希望し(頑住吉注:これは「航空学生」のこと?)、人数は5%減少した。16,470人が日本の防衛大学の職位に対し申請を提出し、去年に比べ25人少なかった(頑住吉注:約0.15%減少に意味があるとは思えませんが)。

こうした数字は、人々の少し前の入隊への熱情の高まりと鮮明なコントラストを形成している。例えば2011年、日本の海上保安庁には8,000人余りの申請があり、前年に比べ3,000人多かった。2011年の申請人数増加の原因は、日本の釣魚島およびその付属島嶼における主権保護を望む愛国主義情緒の高まり、中国が釣魚島およびその付属島嶼に対し権利主張を提出したことに帰せられる。

文章は、入隊人数低下の原因は、日本政府の日本の憲法に対する解釈のし直しが、日本の部隊が集団的自衛行動を取り、かつ脅威に直面している盟友を救援に行くことを許すことになることだ、と考える。当局の自衛隊動員問題に対する態度には非常に大きな変化が出現し、公衆のこれに対する心配はすでに、日本政府は武装部隊の人数維持のため強制入隊の方案を改めて提出することを迫られる可能性があると一部の人が考えるという結果をもたらしている。平和活動家雨宮処凛(音訳)は、「入隊あるいは参戦する若者が心配になり始めるとは考えたことがなかった。」と語る。


 まあ少子化傾向が続けば自衛隊の人員確保が困難になっていくのは間違いないでしょうし、仕事のリスクが上がることも確かにマイナスに働くでしょう。

 ロシア軍関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/11/25/017140434.shtml


画像:ロシアの女性兵士、歩兵戦闘車と「一騎打ち」

【グローバル軍事報道】 ロシアはずっと戦闘民族として有名で、それはロシア軍女性兵士の訓練方法から見て取れる。最近ロシア軍の某女性兵士部隊の「決死」訓練の画面が明るみに出た。画像の中の女性兵士分隊の兵士たちは順番に道路中央の潜伏穴の中に位置し、BMP-2戦闘車が頭の上を通過した瞬間、素早く身を起こして戦闘車に向け対戦車手榴弾を投擲している。


 まあ刺突爆雷による自殺攻撃よりはましですが‥‥

 韓国関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/11/24/017139038.shtml


韓国、30mm口径ミサイル・砲合一自走防空武器を量産へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:以前韓国軍が展示した新型30mm口径ミサイル・砲合一自走防空武器」)

中新ネット11月24日電 韓国連合通信社の報道によれば、韓国防衛事業庁は現地時間24日、30mm口径ミサイル・砲合一自走防空武器の量産を正式に開始することになる、とした。この武器は現在就役中の韓国の30mm口径自走防空火砲「飛虎」の改良版で、「新弓」ミサイルを搭載し、対空作戦能力が大幅に向上している。

報道は、間もなく量産が開始される30mm口径複合型対空武器は韓国防衛事業庁管轄の軍事工業企業である斗山DSTによって研究開発が主導され、三星タレス、LIG Nex1が研究開発に参加し、研究開発作業は2010年に始まり、去年まで持続した、と明らかにした。今回研究開発された複合型対空武器は、1980年代に研究開発された「飛虎」自走対空砲の性能を改善しており、ミサイルを装備し、低空からの襲撃など多種の空中の脅威に有効に対応でき、複合型の武器システムである。

報道は、韓国防衛事業庁のある関係者は、これは韓国が自主研究開発した高難度、複合型の武器体系で、関連の技術が各種武器体系の研究開発に用いられ、韓国の武器輸出と技術競争力を確保することを希望する、とした。韓国軍は来年から、今回量産される30mm口径複合型対空武器を軍事用途に投入する計画である。


 見たところ87式自走高射機関砲よりもだいぶ小型で、砲も35mmエリコンほどの威力はなさげな感じですが、日本には機関砲と対空ミサイルを同時に搭載する自走砲はないようですね。まあ同じ車両に乗っている必然性は必ずしもないんでしょうけど。

11月27日

 中国の電子戦機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20141125/19004925.html


中国の殲ー15の新たな改良型らしきものが明るみに 「グラウラー」に類似

(頑住吉注:原ページのここにある動画のキャプションです。「中国は現役の殲ー15艦載機を基礎に艦載電子戦機を研究開発中である可能性がある。」)

【グローバル軍事報道】 艦載電子戦機は現代空母に備えることが必須の機種の1つで、それは艦載戦闘攻撃機、早期警戒機、ヘリ、輸送機と共に空母艦載機隊を組成することができる。最近インターネットに明るみに出た合成写真は(頑住吉注:って、合成写真なの?)、中国が現役の殲ー15艦載機を基礎に艦載電子戦機を研究開発中である可能性があることをはっきり示しており、この機種を派生させる方式はアメリカがF/A-18E/F「スーパーホーネット」艦載戦闘機を基礎にEA-18G「グラウラー」電子戦機を研究開発したのに非常に似ている。

現代の空中作戦の実践は、電子攻撃機に頼って有効なAEA(Airborne Electronic Attack、機載電子攻撃)を実施することは空中作戦の勝利を奪取する最も重要な「法宝」(頑住吉注:本来漢民族の伝説の中の妖魔の宝で、最近ではゲームの中の特殊なアイテムも指すようです)の1つである。長期にわたり電子攻撃型作戦機はずっと軍事強国の中で非常に重要な地位を占めており、かつ近年来の局地戦争の中で極めて重要な作用を発揮している。艦載戦闘機にとって、ミサイル、爆弾などのハード殺傷火力の他、電子戦のソフト殺傷も極めて重要な一部分であり、1機種の電子戦機は多種の電子攻撃任務搭載荷を搭載でき、妨害、制圧および対輻射ミサイルを用いて敵サイドのレーダーを破壊することができ、さらに敵サイドの通信を妨害し、したがって味方サイドの飛行機あるいは地上部隊の任務執行を保護、援助することができる。

インターネットに明るみに出た画像から見て、かつ電子戦機の多任務性を考慮すると、殲ー15電子戦機が採用するのは殲ー15S複座艦載機の機体のはずで、このようにするメリットは性能上非常に良く現役艦載機とコンビネーションでき、また特にその重搭載外部吊り下げポイントは8つにも達し、任務執行方面において柔軟性を持ち、容易に吊り下げポッドや武器を交換し、もって航路護衛妨害や防衛区域外妨害攻撃などを含む異なる任務の需要を満足させることができることにある。外形から見て、電子吊り下げポッドがもたらす通常搭載の変化により良く適応するため、殲ー15電子戦機の翼の付け根前縁にはF/A-18に似た一対の大型ストレーキが採用され、これは主翼の揚力を有効に改善し、機が良好な亜音速、遷音速空力特性を持つことを保証できる。EA-18Gに比較的似ており、殲ー15電子戦機は主翼両側と機腹部の中心線前部に全部で3つの電子戦吊り下げポッドを搭載し、この種の外形の電子戦吊り下げポッドは国産「飛豹」戦闘機にかつて搭載されたことがある。電子戦吊り下げポッドを搭載したが対輻射ミサイルは搭載していない「飛豹」戦闘機に比べ、殲ー15電子戦機は2発の中距離空対空ミサイルを搭載するのと同時に、さらに2発の大型の鷹撃ー91対輻射ミサイルを搭載し、この種の搭載方式は明らかに電子戦機の特性により符合している。終わったばかりの2014珠海航空展で、中国は多種の中・小型対輻射ミサイルを展示し、こうしたミサイルはいずれも殲ー15電子戦機の武器となる可能性がある。殲ー15が大型艦載戦闘機であることを考慮すると、殲ー15電子戦機は任務が必要とする時には少なくとも5つの電子戦吊り下げポッドと2発の中・小型対輻射ミサイルが搭載できるはずだが、これは同時に電子戦吊り下げポッド技術の発展に頼り、さもないと多すぎる電子戦吊り下げポッドはかえって電磁両立性などの問題をもたらす。

周知のように空母の就役は中国海軍が戦線を外側に移し、前に出て作戦できるようにさせる。将来ひとたび中国の空母艦隊が第二列島線に進出し、海上の作戦の縦深が拡大すれば、情報作戦方面では陸上基地遠距離情報作戦力量の支援が得られなくなる。軍事評論員劉子軍は、将来中国空母艦隊は大陸から比較的遠い距離で相対的に独立して近海防御作戦任務を遂行する能力を持つ必要があり、殲ー15電子戦機は非常に良い選択だが、空母を持ったばかりの中国海軍にとっては、将来殲ー15電子戦機にいかにして艦載戦闘機と編隊を組ませ、およびコンビネーションするか、いかにして電子戦機の空母艦隊の中での作用を発揮させるかがより重要と言える、と考える。

予見できる未来、10年、甚だしきに至ってはより長い時間内、殲ー15は疑いなく中国の各タイプの空母唯一の艦載戦闘機プラットフォームとなる。殲ー15電子戦機出現に対し軍事評論員 李小健は分析し、殲ー15電子戦型は中国海軍の専用電子戦機になり、それらは専門に電子戦任務を遂行し、その他の攻撃武器は搭載しない、あるいは少なくしか搭載しないという可能性がある、と語る。

(頑住吉注:本文と重複していないキャプションだけ紹介します。3ページ目)ネット上に明るみに出た艦載電子戦機のデータ

(頑住吉注:5〜8ページ目)殲ー15戦闘機の模型が珠海航空展にお目見え


 合成写真でよくここまで言えるなと思いますが、まあ先々大筋このようなものが出現する可能性は確かに高いでしょう。10年以内に殲ー31艦載型が登場する可能性は否定しきれないと思うんですが。

 ロシアの爆撃機関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-11-25/227837_2574309.htm


ロシアのPAK-DA戦略爆撃機の設計方案が明るみに

ロシアの「軍事工業総合体」ウェブサイト2014年11月12日の報道によれば、ロシア連合飛行機製造社総裁ミハイル ボゲシャンは、社は一切の力量を採用して将来遠距離航空システム(PAK-DA)、すなわちロシアの未来の戦略爆撃機を研究開発する、とした。

彼は、このプロジェクトを主要に担当する企業はツポレフ設計局であり、作業は連合飛行機製造社とロシア連邦国防省との間の契約に基づいて行われつつある、と指摘した。

ツポレフ設計局が研究開発する将来爆撃機は2019年に初飛行するべきことになっており、国家試験は2021年に完成すると見られる。2023年にはPAK-DAの部隊装備が開始される見込みである。

ある情報は、ロシアレーダー電子技術社はすでに将来爆撃機のための電子設備の研究開発を開始しており、一方戦術ミサイル武器社はそのために武器を研究開発しつつある、とする。また、先週サマラでPAK-DAに用いる初のエンジン原型機の架台試験が行われた。

(頑住吉注:2ページ目)ロシア空軍の未来のPAK-DA戦略爆撃機の初期における設計方案

(頑住吉注:3〜9ページ目)コードネームT-4MSの次世代戦略爆撃機の初期の方案


 西側との対立によりこうした計画もスピードアップすることになるんですかね。

11月28日

 矛盾した内容の記事が相次いで出てるんですが。

http://military.china.com/important/11132797/20141126/19010133.html


ロシアメディア、中ロはすでにS-400ミサイルに関する契約を締結、とする 総額30億アメリカドル

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「S-400遠距離対空ミサイルシステムは有効に大範囲の目標を防衛できる」)

【グローバル軍事報道】 ロシアの「導報」11月26日の報道によれば、ロシアはすでに中国とS-400「凱旋」遠距離対空ミサイルシステムに関する契約を締結済みであり、関連の談判は数年の長きにわたって継続した。

ロシア国防工業総合体のある企業の担当責任者とあるロシア国防省指導層に近い消息筋の人物は「導報」に対し、今年の初秋、ロシア国防輸出社と中国国防部はすでに少なくとも6個大隊、総額30億アメリカドルを超えるS-400対空ミサイルシステムの供給契約を締結した、と明らかにした。ロシア国防輸出社スポークスマンは25日メディアのインタビューを受けなかった。S-400システムの研究開発商である「ダイヤモンド-安泰」のスポークスマンはこれに対するコメントの発表を拒絶している。

ロシアが中国に向けS-400ミサイルシステムを供給することに関する談判はすでに数年の長きにわたって継続している。2011年にロシアの軍事指導者は、S-400ミサイルシステムの輸出供給は2016年より早くはならないかもしれず、何故ならまずロシア軍向けに引き渡す国家の調達計画を完成させることが必須だからだ、とした。2014年春、ロシアの「職業人報」の報道は、プーチン大統領はすでに中国向けにS-400ミサイルシステムを供給することを批准している、とした。今年7月ロシア大統領執務庁主任セルゲイ イワノフは、中国はS-400対空ミサイルシステム初の国外ユーザーになる可能性がある、と言明した。

S-400対空ミサイルシステムの研究開発にはS-300P遠距離対空ミサイルシステムの研究開発の経験が使用され、しかも中国人民解放軍はS-300Pの国外における主要なユーザーの1つであり、中国は最終的に15個大隊編成のS-300PMU-2対空ミサイルシステムを購入する契約を2010年に締結し、ロシア国防輸出社がその履行を担当した。

その前にはS-300P遠距離対空ミサイルシステムはソ連解体後にベトナム、アルジェリア、アゼルバイジャン、キプロスにも輸出され、かつカザフスタンとベラルーシに向けロシア軍の武器庫の中の中古製品が譲られたことがある。

ロシア戦略情勢センターの主任ケノワロフは、中国の国防工業の水準は過去の15年内に急速に向上しているが、依然いくつかの部門ではしばらくの間自らの独立自主の能力を証明できていない、と考える。S-400というこの最新型ミサイルシステムおよびその他の近代化された武器システムは、中国軍によって国の南部地域に配備されることになる可能性が高く、目的は台湾地域およびその周辺の争いある島嶼上空の情勢を支配することである。(編集翻訳:林海)

(頑住吉注:2〜8ページ目)遠距離対空ミサイルは中国東部の都市群など大範囲の目標のために保護を提供することができる


http://military.china.com/news2/569/20141127/19015600.html


ロシア、中ロのS-400兵器購入契約締結を否認 2017年まではあるいは輸出されないか

ロシアのタス通信社の26日の報道は、あるロシア軍事工業の高級な消息筋の人物はロシアの「導報」に向け、今年の秋にロシア国防輸出製品社は中国国防部とS-400「凱旋」遠距離対空ミサイルシステム供給に関する契約を締結済みであり、ロシアは中国に向け少なくとも6個大隊、金額30億アメリカドルを超えるこの対空ミサイルシステムを輸出することになると明らかにした、とした。これに対しロシア国防製品輸出社およびこの防空システムの研究開発商である「ダイヤモンド-安泰」社はいずれもコメントを拒絶しているという。だがロシア連邦軍事技術協力局の代表は、ロシアはまだ中国サイドとこの契約を締結してはいない、とする。彼は、「問題はなお未解決であり、私はこれは文章の一部分を切り取って都合の良い解釈をした虚構であると考える。私が掌握する情報によれば、現在まだ契約に署名されてはおらず、これは実際の状況と全く符合しない。」としている。

報道は、中国向けにS-400「凱旋」対空ミサイルシステムを輸出することに関する談判はすでに数年行われている、とする。今年の春、プーチンは中国向けにこの対空ミサイルシステムを輸出することを批准した。このため、中国はS-400初の国外ユーザーになる可能性がある。だがロシアのメーカーに生産能力の問題が存在するため、輸出は2017年まで遅れる可能性がある。S-400はロシア製の新型中・遠距離対空ミサイルシステムで、あらゆる近代化された空襲の武器を打撃するのに用いることができる。すなわち、戦術、戦略飛行機、弾道ミサイルおよび極超音速打撃武器である。1セットごとのシステムは400kmの範囲内において同時に36の目標に対抗でき、72発にも達するミサイルが発射できる。(張祥)


 ただまあ時期の問題だけで中国向けに輸出されること自体は確実っぽいですね。

 インド海軍関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/11/26/017146300.shtml


インド初の空母「墓場」入りして解体

最近外国メディアが発表した画像は、インド初の空母である「ヴィクラント」号空母の解体作業はすでにその解体が開始されていることをはっきり示している。大型船舶の通常の解体方式とは異なり、ヴィクラント号の解体はむしろ「暴力」的なのが目立ち、例えば艦首のスキージャンプ甲板部分は工員によって直接スチールのケーブルで引きはがされ、重々しく地上に落ちた。この空母(INS VIKRANT)は元々第二次大戦時にイギリスロイヤルネービーのマジェスティック級空母第5隻目の「ハーキュリーズ」号であり、1943年に建造に着工され、後に第二次大戦終結により一度工程が中断され、1957年にインドによって購入された後改めて着工されて近代化改造が行われ、1961年に完成して「ヴィクラント」号と命名され、直ちにインド海軍に装備された。

インド初の空母として、「ヴィクラント」号はインド海軍のために多くの経験豊富な将校や兵士を養成し、比較的豊富な空母作戦、使用、維持保護の経験を累積させた。だがこの艦は艦齢が大きすぎるため艦の状況が悪すぎ、インド海軍は1997年1月にこれを除隊させ、海上の博物館に改造した。

「ヴィクラント」というこの名前はインド空母にとって深い意義があると言える。当初インド初の国産空母は「藍天衛士」(頑住吉注:検索しましたが英語名称不明)号と命名されたが、後にインドがイギリスから購入した初の空母を紀念するため、「藍天衛士」を「ヴィクラント」号と改名した。


 インド初の国産空母の建造が中止されて解体されるのかと思ってびっくりして読んでみたらこういうことですか。

11月29日

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-11-28/227999_2577811.htm

 中国・韓国・北朝鮮の女性パイロットの画像集です。

 米中空軍関連です。

http://mil.qianlong.com/37076/2014/11/25/7484@10018052.htm


米軍、F-22vs殲ー11のキルレートは30:1であるとする 専門家:あるいは2:1か

アメリカの隔月刊「国家利益」ウェブサイトの報道によれば、あるアメリカ空軍の高官は、もしもF-22ステルス戦闘機が空対空の脅威に遭遇したら、中国空軍の殲ー11に対するF-22のキルレートは30:1であるとした。軍事専門家徐勇凌は北京テレビ局のインタビューを受けた時、アメリカサイドのこの視点は概念のすり替えであり、F-22が発見され得ないステルス戦闘機であるとの前提の下に建立されているが、今の探知計測システムの発展はすでに昔とは同列に語れず、F-22が発見され得ないとの視点には破産を宣告することができると考える、とした。

2つの機種の飛行機の性能の強弱は一体いかにして評価されるのか? 徐勇凌の説明によれば、1つ目は2機の飛行機が直接空戦し、どちらが勝利を獲得できるかを見ることである。2つ目は2つの機種の飛行機の作戦機能、すなわち機の戦場における作戦機能、その対地制圧および打撃能力、対空戦において制空権を奪取する能力などに比較を行うことである。第3は飛行機の戦損率を比較することである。だがこの戦損率というのは単に空戦の戦損率だけを指しているのではなく、さらに戦場の戦損率を包括する。すなわち飛行機の戦場における地上の対空ミサイルに対し回避したり隠れたりする能力を考慮すべきである。だがアメリカのいわゆる「1:30」の表現は、実は概念をすり替えており、それが指摘するのは殲ー11がF-22と直接空戦した時、つまりは30機の殲ー11が撃墜され、F-22はたった1機撃墜される、ということである。「もしこうだとしても、彼らのこの言い方は真実ではない。戦損比が1:2、1:3前後ということがあり得る。」

第10回中国国際航空宇宙博覧会で、我が国は新型フェイズドアレイレーダーを展示して少なからぬ視線を引きつけた。専門家が明らかにするところによれば、このレーダーはかつて韓国を飛行するF-22ステルス戦闘機を全過程で監視下に置いた。

徐勇凌は次のように指摘する。アメリカサイドのいわゆる「1:30」の比率は、F-22が発見され得ないステルス戦闘機であるという前提の下に建立されているが、現在のレーダーの探知計測システムの模式はすでに改変されており、その空中の物体のレーダー反射波に対するキャッチ機能は非常に大きく向上し、ステルス機が隠身できる可能性は非常に大きく低下しているのであって、「F-22が発見され得ないという伝統的な視点には現在ではすでに破産を宣告することができる。」

徐勇凌はさらに次のように言う。F-22ステルス戦闘機はちょうどタイムリーに出現し、アメリカに依然世界のトップの空軍力という肩書きを保持させている。しかしF-22はシステムが高度に集成、融合された飛行機であり、いかなるシステムに対するグレードアップや改良も全て非常に大きな難題であり、1つのことが全身に関わる。また、現在の世界では陸上も空中搭載も探知計測システムはすでに昔とは同列に語れず、21世紀は人類が軍事領域において真に全面的に情報化に入った時代であり、この時代においてそれぞれの国が直面する局面は全て同じで、同一のスタートラインの上におり、この新規まき直しの変革の中で、アメリカがはるかに先んじようとする難度はどんどん大きくなり、一方中国空軍、中国航空工業、中国情報化団体にとっては、相手の背中を見る状態から併走する、甚だしきに至っては超越するチャンスがすでに到来しているのである。(邱越)


 中国はさかんにステルス戦闘機のステルス性はすでに大幅に割引になっているとしていますが本当かどうかは分かりません。まあ一時的にそうなったとしても進歩したレーダーからも発見されにくいステルス機が開発される方向に向かうでしょうし、その際はいろいろな基礎研究の積み重ねがものを言い、同一のスタートラインちゅうことはないと思うんですが。

 殲ー31関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20141126/19009167.html


パキスタンが殲ー31ステルス戦闘機を購入するのは理の当然 より多くの選択肢はない

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「将来殲ー31がパキスタンに定住する可能性は非常に高い」)

人民ネット北京11月26日電(邱越) 殲ー31「鶻鷹」ステルス戦闘機が第10回中国航空展にお目見えして以後、パキスタンはこれに対し明確に興味を示している。だが退役したパキスタン空軍准将トゥフェイラはそれにもかかわらず殲ー31はパキスタン空軍にとって役不足であり、殲ー31は必要ないと言い張っている。軍事専門家徐勇凌は北京テレビ局のインタビューを受けた時、殲ー31なくしてパキスタンは将来地域内の基本バランスを維持することはできず、パキスタンサイドにより多くの選択肢はない、とした。

徐勇凌の説明によれば、パキスタン空軍は準第3世代機「梟竜」を装備しており、かつ完全に戦闘力を形成してすでに10年近くなるが、その周辺国はすでに第4世代機の研究開発と装備を準備しており、こういう時にパキスタンが次世代戦闘機に着目するはのは理の当然である。パキスタン空軍が数の限られた「梟竜」戦闘機だけに頼って国家の安全を維持するということは不可能なのである。

中国・パキスタン両国の軍事協力はすでに純軍事領域という概念を超越しており、それは両国の外交関係の体現であり、この外交関係の推進は中国・パキスタン双方いずれにとっても利益があり、このためパキスタンが次世代装備を計画し調達する中では、必然的にまず中国の飛行機を考慮するだろう。中国が研究開発する第4世代機である殲ー20と殲ー31というこの2つの選択肢の中で、殲ー20はコストが相当に高く、殲ー31のコストは殲ー20の半分にもならず、この価格はパキスタンにとって現実的と言え、「全てを考慮すると、パキスタンにはより多くの選択肢はなく、殲ー31が理の当然の選択肢となる。」

2014年5月、中国は1機の殲ー10戦闘機をパキスタンに派遣してコードネーム「シャヒーン」-3の合同軍事演習に参加した。ある分析は、この時の軍事演習はパキスタン空軍が中国から殲ー10戦闘機から改装されたFC-20戦闘機を購入する可能性があるという背景の下に行われた、とする。

これに対し徐勇凌は、パキスタンが殲ー10を購入するか否かには現在まだクエスチョンマークがつくが、将来パキスタンが殲ー31を購入する可能性は相対的に大きい、とする。「もし殲ー31がないと、将来パキスタンは地域内の戦力バランスを継続して維持できない。」 殲ー31は某種の程度パキスタンにとって不可欠で、また取って代わることのできないものと言える。もしヨーロッパ、アメリカ、あるいはロシアにより良い代替製品があっても、パキスタンのこうした国家との軍事協力のルートは決してスムーズではない。ひとたび購入の意向が生じれば、双方の間の技術および感情の方面での融合はまだ反復してのすり合わせを必要とし、これはあるいは装備するまでの時間を遅延させるかもしれない。一方かつての協力の中で、パキスタンサイドは中国サイドの誠意を充分に感じており、パキスタンが継続して中国と協力するのは情理にかなっている。

(頑住吉注:3ページ目)パキスタン空軍はずっと中国の実戦機の忠実なユーザーである


 殲ー10はわざわざ新規導入するには「梟竜」との差が小さすぎる気がし、私も殲ー31を財政的に無理をしてでも導入する可能性が高いのではないかと思います。

11月30日

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-11-28/227982_2577520.htm#pic

 各国の飛行シミュレーターの画像集です。先日も紹介した北朝鮮の単なるテレビゲームみたいなのの画像もありますが、F-35のシミュレータも当初はそんなに変わらないものだったことが分かります。インドには空母での発着のシミュレータもあるんですね。

 ロシアメディアによる珠海航空展に登場した新兵器の評価です。

http://military.china.com/news/568/20141126/19010306.html


ロシアメディア:中国、インドとロシアの技術を獲得して大型対艦ミサイルを模造

ロシアの「軍工信使」ニュースネット11月25日の報道によれば、中国が新たな武器を研究開発するのにつれ、その武器の応用の新たな前途の見通しも出現している。新世代戦闘機(殲ー31、殲ー20含む)の開発と共に、中国はステルス空中目標探知計測システムを建立しつつある。ワンセットの高度科学技術ツールを徐々に開発することは、中国人民解放軍に数百kmの距離において空中の優勢を勝ち取らせる。

近年来中国はより多くの注意力を異なるクラスと用途のミサイルや電子設備に向けている。一部の西側の専門家は、これは飛行機プラットフォームのコストが比較的高いからであると考えている。中国は輸出に用いることになるFC-31戦闘機を公衆に対し展示せず、しかも飛行デモンストレーション後直ちに密閉された駐機場に止め、このことは中国がこの新しい機のより多くの情報を明らかにしたくないのだということをはっきり示した。FC-31の模型は中航工業の展示区に置かれたが、内部の武器吊り下げポイントがはっきり示され、4発の空対空ミサイルが置け、例えば中国の閃電-10Aである。

中国は継続して自らの航空エンジン製造領域における能力を急速に発展させている。まだロシアの動力装置に対し依存性が存在するが、中国は依然努力して自らのエンジンを製造している。珠海航空展では中国自身のターボファンエンジンである「岷山」とWS-13「泰山」も展示された。だが西側の専門家は、新型ミサイルとレーダーの生産速度は航空動力装置の製造速度より顕著に速いだろうと指摘する。

珠海航空展における最大のステルス目標探知計測レーダーシステムはJY-27Aで、メーカーはこれをF-22「ラプター」戦闘機のたぐいのステルス目標を探知計測するものとして市場に登場させることになる。JY-27Aは高い機動性を持つ目標が追跡でき、メーカーはアンテナの設計の中に生物科学のデータを採用し、特に外形には魚の骨型の形式を採用した、とする。このためアンテナのあらゆる480個のユニット全てを信頼性をもって連結できることを確保し、しかも風の中でも非常に高い安定性が保持できる。研究開発機構は、JY-26レーダーは輸出に供することができるが、まだ買い手を探し出していない、とする。推測によれば解放軍が使用するのは高い周波数のフェイズドアレイレーダーである。

南京研究所はさらに珠海航空展にパッシブ定向探知計測レーダーYLC-20を登場させた。これは見える範囲以外のレーダー輻射を探知計測できるものである。アクティブ探知計測レーダーと組み合わせ、発射機と受信機が分かれたレーダーを追跡できる。

推測によれば、新型レーダーは対空ミサイルシステムと組み合わせて使用されることになる。国際戦略研究所の分析家ダグラス バリーは、中国の中距離対空ミサイルシステムFM-3000、遠距離ミサイルシステムFD-2000および短距離ミサイルシステム「天竜-12」はいずれも非常にロシアのミサイルに似ており、ロシアのミサイルにならって製造された可能性がある、とする。

中国は珠海航空展で超音速対艦巡航ミサイルCX-1を初登場させた。これはインドとロシアが合同研究開発する「ブラームス」ミサイルに非常に似ており、参観者の視線を引きつけた。この2種のミサイルはいずれも典型的な円錐形の空気取り入れ口、二段式構造、似た寸法を持つ。

西側の専門家は、まだ証拠で示されてはいないものの中国は超音速ミサイルであるYakhont(宝石)の製造技術を得ており、今回は「ブラームス」ミサイルであるが、複製は決して問題ではない、とする。専門家は、中国が某種の方式を通じてインドとロシアのミサイルの製造技術を獲得し、自らの寸法の大きな、また射程の長い対艦ミサイル鷹撃-12および鷹撃-18を製造したと信じている。このため西側の軍事専門家は、CX-1は中国が製造したロシアの超音速対艦ミサイルの第3のコピーであると考えている。

指摘しておくことが必須なのは、中国にロシアのミサイルのコピー生産品が出現することはロシア国内メーカーの心配を決して引き起こさないことである。戦術ミサイル社の社長ボリス アオボノソフは、自分たちはロシアのミサイルの複製品に決して関心はないのだ、とする。彼は、これは最新の歴史に順応したもので、単に中国だけがこうしているのではない、と考える。だが技術をコピー生産されるのと同時に、ロシアはさらに前進と発展を行っている。またアオボノソフは、コピー生産は決して似ていることを意味しない、と強調する。ミサイルの電子設備がどのようなのか、弾頭がどのようなのか、制御誘導システムや妨害システムがどのようなのかを見てみるべきである。非常に多くの国がロシアのKh-31ミサイルのコピー生産を企図したが、何十年かが経ったにもかかわらず依然コピー生産できていない。アメリカ人は我々のところから購入し、しかる後にコピー生産を行うことを企図したが、やはり成功しなかった。事実ボーイング社は1990年代末に100発のKh-31超音速対艦ミサイルを購入し改造を行うことを計画した。

中国はさらに弾道ミサイルM-20の新たな情報を明らかにしたが、西側の専門家はこれはロシアの「イスカンデール-M」ミサイルに似ていると考えている。中国の新型対空ミサイルはロシアが使用する「イガラ-S」に似ており、巡航ミサイルが迎撃できる可能性がある。中国の対空ミサイルは単発モジュールを使用し、輸送発射システムに位置し、しかもミサイル発射後まだ保存される。これはミサイルが輸送発射筒を離れた後直接分離するのに比べより良くコントロールされるだろう。

現在中国の短距離および超短距離防空システムは普遍的に携帯式対空ミサイルを採用し、防空領域のロシアや外国の専門家は一般に、中国の携帯式対空ミサイルの生産量は大きくないと考えている。だがその戦闘力を見くびることはできない。特に11月初め、中国のFN-6はかつてミルー35ヘリを撃墜しているのである。(知遠/北風)


 コピー生産されてもその時には自分たちはさらに先に行っているから問題ない、というのはスホーイー35戦闘機やS-400ミサイルでも同じように思っているのかもしれません。

 ロシアの小火器関連です。

http://military.china.com/news2/569/20141125/19004966.html



ロシア新世代自動小銃AK-12、来年から就役 精度はAK-74を超える

人民ネット11月25日電(ヤンジヤチー) 中央テレビがロシアメディアの報道を引用したところによると、ロシアの新世代自動小銃AK-12は国家試験を受けているところであり、カラシニコフ工場は来年からロシア軍向けに第1ロットのAK-12小銃の供給を開始する計画である。AK-74小銃に比べ、この銃は重量がより軽く、正確度がより高い。

報道は、カラシニコフの銃はロシアの著名な銃器のブランドで、1940年代にカラシニコフが研究開発したAK-47小銃は火力が強く、維持保護が便利なために世界に名が聞こえ、その改良型AK-74小銃はさらに超越的に高い正確度と殺傷力をもって世界で最も良い自動小銃となった、とする。だが、この称号はもうすぐ取って代わられようとしている。

ロシアの紅星テレビ局23日の報道は、カラシニコフの銃と言えば、人々は往々にして世界で最も良い小銃AK-74に思い至る、とした。だが今日カラシニコフ工場が生産する新世代自動小銃AK-12は、その性能がより良く、AK-74に取って代わることが有望である。

ロシアメディアは、カラシニコフ工場内では、AK-12のサンプル銃は毎日必ず2,500回試験し、もってその射撃性能を検証する必要がある、とする。工場の業務人員の説明によれば、これまでの小銃に比べ、AK-12小銃は重量がより軽く、正確度がより高く、戦士がこの銃を手にするとある種「人・銃合一」の感覚さえある。

この銃のテストを担当する射撃員アレキサンダー ケラスノペイロフは説明し、射撃時、射手の頬付けが非常に快適で、レバーの設計が巧妙で、習慣的方法をもって動かすことができ、しかも滑ることはない、とする。

AK-12小銃の総設計師であるウラジミール ツロビンは説明し、AK-12自動小銃の重量はより軽く、各種の光学照準鏡、夜視装置、照明設備などを含む装備を携帯できる、とする。昼だろうと夜だろうとAK-12の射撃性能は非常に高い。また、AK-12はセーフティスイッチも調整され、快速連射により便利である。この銃はさらに新たにマガジン着脱コントロール器を新設し、ボタンを一押しするだけでマガジンはすぐに落ちる。新たなマガジンに換えた後、このボタンを押せばすぐ射撃が継続できる。

ウラジミールはさらに、AK-12は現在すでに工場のテストをパスし、国家試験を受けているところであると明らかにした。カラシニコフ工場はすでにAK-12量産のための準備を整えている。同工場は2015年から軍隊に向け第1ロットのAK-12自動小銃の供給を開始し、かつ迅速にその生産能力を毎年5万挺にまで引き上げる計画である。


 1点引っかかるのはマガジンキャッチボタンとボルトリリースボタンが一体であるかのような記述です。本当ですかね。




















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