コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその118

2月2日

 中国海軍関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150129/19259810.html


専門家:中国の新たな電子偵察船進水 遠海闘争の優勢が急増

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「電子偵察船の建造は中国遠洋海軍建設の一部分である」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

最近滬東造船工場のドック内で同時に3隻の大、中型水上艦艇が進水し、この中には1隻の新型電子偵察船、「854」号が含まれた。ある情報は、この艦は「天狼星」と命名される可能性があるとする。

メディアが発表した各種の画像とビデオ資料から見て、この船は「天王星」号電子偵察船と非常に似ており、同じ船型を採用し、排水量はいずれも6,000トン前後だが、この船を「天王星」号電子偵察船と比べると、船上の搭載物(すなわち電子偵察設備)にいくつかの顕著な変化があり、甲板の後半部分の電子設備設置位置は「天王星」号と完全に一致せず、815G型電子偵察船の改良型に違いない。この艦は815G型の密封式大飛剪型艦体(頑住吉注:検索するとたくさんヒットしますが、どんな形をこう呼ぶのか説明しているページは見つかりません)を流用し、主塔台は二層構造で、その上方は多機能コントロール塔台で、上方の前端は円柱球型の装置である。この種の形状の採用は船舶の航行中の抵抗を下げることができ、見積もりによればこの円柱形の装置の内部には光電子追跡設備および観測設備が装備されている。メインマストは台形の柱状密封式構造を採用し、かつ上部には網状のマストが架設されている。主塔台後部には球形の電子設備が装備され、球形設備の後部には左右に配列された排煙装置が設置されている。815G型の船全体の設計を参照すると、煙突の両側には救命艇と作業艇各1が設置されているはずである。煙突後方の艦尾建築には1つは大きく2つは小さい3つの球状電子設備が装備されている。艦尾にはヘリの飛行甲板が設置され、直ー9あるいはKa-28艦載ヘリの発着に供し、海上偵察やデータ収集任務を行うことができる。中国船舶工業の近年来の発展を総合して分析すると、この船を「天王星」号電子偵察船と比べると、電磁両立性や自動化の程度、および電磁波信号のモニタリングデータ収集、分析、処理能力などの方面いずれにも向上があり、より良く多次元立体の電子偵察任務が完成でき、かつ戦術弾道ミサイルを含むミサイルの軌跡測量や追跡などの任務を行う可能性が極めて高い。

854号電子偵察船の進水と共に、中国電子偵察船の配備問題も外国メディアの関心の焦点となっている。ある外国メディアが騒ぎ立て、我が国の三大艦隊にそれぞれ1隻の新型電子偵察船があると称することに対し、国防大学教授の李莉はCCTV微視客戸端のインタビューの中で次のように言った。外国メディアは我が国の三大艦隊にそれぞれ1隻の偵察船があると報道するが、この数は多いのではなく少ないのである。我々に過去この方面における能力がなかったのは、我々の主戦艦船の数さえ不充分だったからで、ならば現在我々の主戦艦船が一定程度まで発展した後では、新型偵察船は標準的な配置であって、これはその他の国と比べ何ら決して特別に突出したところはない。米軍の新型偵察船の基本配備は相当に強力で、電子妨害制圧装備を含めたその偵察設備からすると、一般の国と比べずっと多い。このため我々が将来もし本当に各大艦隊全てに偵察船を配備することを達成でき、しかも1隻だけでなかったら、いくつかの恒例の演習を含めた我々の海軍の海に出ての訓練は、全て相当な基礎を具備したことになる。

世界のそれぞれの大国、強国海軍はいずれも海上偵察能力を非常に重視し、各種電子情報偵察船や海洋監視偵察設備を発展させている。不完全な統計によれば、冷戦の時期に旧ソ連の直接的に情報収集、分析に用いる専用電子偵察船はかつて60隻余りに達した。ロシア軍の偵察船は年を通じてNATOの海軍、空軍演習区域、ミサイル発射試験場、局地戦争衝突地域付近で活躍し、ミサイル発射から艦艇の活動およびレーダー、通信、ソナーなど電子設備の各種軍事情報を広範に収集し、ロシア海軍が各種戦役戦術計画、方案を制定する、および平時の訓練、演習のために信頼できる依拠を提供している。アメリカ海軍は現在25隻の「特殊任務艦艇」を持ち、その偵察内容は広範で、活動範囲は全世界をカバーし、偵察内容はすでに初期の軍事情報から政治、経済、科学技術、甚だしきに至っては文化などの内容にまで発展し、ほとんど各大海域、全天候、全時間帯で偵察業務が展開できる。

我が国は将来多くの空母艦隊を必要とする可能性があり、電子偵察船の発展は海上の戦場総合情報を広範に獲得し、全方位で空母艦隊の多様化された情報の需要を満足させ、空母艦隊の陸上基地情報保障に対する依存を有効に低下させ、空母艦隊の遠海持続機動作戦能力を向上させ、真に遠海防衛作戦の中核たる力量とすることができる。新型電子偵察船の就役と共に、我が国海軍の遠洋作戦能力は必ずや非常に大きく向上し、わが国の海軍に遠海における海上闘争の中でもより多くの優勢を取得させることになる。(文:魏利群)


 日本にも接近してくることがあるんでしょうね。

 北朝鮮関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150201/19267697.html


金正恩、アメリカ空母打撃訓練を指揮 ゲリラ戦法をもって敵を撃沈

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「朝鮮人民軍、『敵海上目標』に対する軍種打撃訓練を行う」)

原題:金正恩、北朝鮮軍のアメリカ空母奇襲演習を指揮:敵の弱点を見抜く

【グローバルネット報道 記者 王一】 朝鮮中央通信社1月31日の報道によれば、北朝鮮最高指導者金正恩は先日朝鮮人民軍を指揮して敵軍の海上目標に照準を定めた軍種打撃訓練を行った。

報道は、金正恩は敵空母に見立てられた島嶼に対する軍種打撃の順序と方法を理解し、まず近衛航空師団および連隊に出撃を命令した、とする。

金正恩は、アメリカ侵略軍の空母戦闘群に対する軍種打撃訓練を強化する必要がある、と語った。敵の弱点を見抜き、不断に研究し完璧にし、抗日遊撃隊の戦法である敵中枢を猛打する戦法をもってさえすれば、空母も完全に撃沈できる、という。

金正恩は、敵はその尖端軍事科学技術は当代並ぶものなしと頼りにするが、軍事力量の対比の上では単純に科学技術の評価だけを偏重することはできない、と強調する。敵との勝負は単に武器装備や物理的力量の対決だけではなく、人の精神的力量、思想の対決なのだ、という。

報道は、金正恩はさらに、一群の「狂犬」が北朝鮮人民の選択する思想や制度をけなすのは「全体主義」であり、公然と「改変」の方法によって朝鮮人民が無比に尊重する家庭である社会主義制度を倒すと揚言している、と断固として言明した、とする。

「我々はアメリカ帝国主義が希望および選択するいかなる形式の戦争、戦役、戦闘にも応じられ、かつ通常戦争、核戦争などいかなる戦争にも対応する一切の準備を整えている。」 金正恩は自信満々に語った。


 いまいち分かりませんが特殊部隊を空母に突入させて撃沈するつもりなんですかね。

2月3日

http://tuku.military.china.com/military/html/2015-02-02/229048_2600035.htm

 若い美人警官が11秒で拳銃の分解組み立てを完成、という主旨なんですが、それより拳銃の工作精度がむっちゃ低そうなのが気になります。スライドの滑り止めの荒さなんて頑住吉製品以下っぽいですよ。

 無人機関連です。

http://mil.huanqiu.com/world/2015-01/5538342.html


各国の無人機は何故頻繁に墜落するのか? 通信の故障が重要な原因

【グローバル軍事報道】 ナイジェリアメディアは27日報道し、同日1機の武器を搭載した無人機がナイジェリアに墜落損壊した、とした。ある分析は、この無人機はナイジェリア軍に属すに違いなく、対反乱行動を執行中だった可能性がある、と考える。26日早朝、1機のミニ無人機が突然にアメリカのホワイトハウス敷地内に墜落し、各界の関心を引き起こした。無人機の事故率は一体どのくらい高いのか、それは何故頻繁に墜落するのだろうか?

現在無人機を使用する数が最多で、操縦時間が最長なのは米軍であり、当然その無人機の事故も最多で、最も典型性を持ってもいる。2014年6月20日の「ワシントンポスト」による米軍のレポートを詳細に研究した文章は、2001年9月から2013年末までに、米軍の無人機は全部で418回の重大な墜落損壊事故を発生させた、とした。これにはまだCIAが秘密裏に操作する無人機は含まれていない。絶対数から見て、この数字は同一時期の米軍の有人操縦飛行機の事故に相当し、また事故率から見ると、有人操縦飛行機をはるかに超えている。

アメリカ空軍が提供する資料は、「プレデター」無人機の就役初期、墜落損壊率はずっと高止まりし、10万飛行時間ごとにもう13.7回のA類事故が発生した(頑住吉注:説明がありませんが最も重大な種類の事故でしょう。なお「A類事故」、「A級事故」は原文ママです)。2009年以来、空軍の使用経験がどんどん豊富になるにつれ、「プレデター」のA級事故率は10万飛行時間ごとに4.79回発生にまで低下した。一方より先進的な「リーパー」無人機の過去5年間のA級事故率は10万飛行時間あたり3.17回である。だがもしこうだとしても、それらの事故率は有人操縦戦闘機よりずっと高い。F-16およびF-15の10万飛行時間あたりのA級事故率はそれぞれ1.96回および1.47回である。アメリカ空軍は全部で269機の「プレデター」を購入し、このうち40%はすでにA類事故の中で墜落損壊し、8%はB類事故の中で墜落損壊した。2013年6月、アメリカ陸軍の安全保障関連の当局者は、過去9ヶ月で、陸軍の無人機の墜落損壊率は陸軍の有人操縦飛行機の10倍である、とした。実際の数字はさらにずっと大きいだろう。55%の「ハンター」無人機は訓練および作戦行動の中で、各種の原因により事故を起こし、少なくとも38%の「シャドー」無人機もかつて重大な事故を発生させている。

ある専門家は、無人機の事故率が高いのは主に以下の3つの原因に基づいている、と考える。まず、操縦員の無人機操縦はより容易にミスを出現させる。無人機はいずれもビデオカメラや高度科学技術センサーを装備しているが、こうした機器がコックピット内に座る飛行員の感覚器官に完全に取って代わることは永遠にできない。ある専門家は、飛行員の前庭器官はまるで小型の慣性制御誘導システムのようで、人類はそれに頼って自身の運動を関知することができる、と指摘する。無人機の操作員は地上にいるため、無人機の運動を自ら感知することはできず、操縦すること当然飛行機のコックピット内のように正確ではなくなる。このため、無人機操作員は厳格な養成訓練を経ることが必須で、資格を取得した後でやっと実際の操作ができる。業務の期間、さらにしばしば各種操作の養成訓練に参加する必要がある。もしこのようにしても、依然ミスは免れられず、特に無人機の降着時の操作ではそうである。

次に、一部の無人機、特に小型無人機にはそれ自体に機械的欠陥があり、非常に多くの機種は反復してのテストを経ておらず、すぐに慌ただしく戦場に派遣される。例えば、2009年3月20日、1機の「リーパー」がカリフォルニア州での訓練時に墜落損壊し、事故の原因は燃料システムの1つの温度調節弁に問題が起きたことで、調査によりこの弁は取り付けが間違っており、しかもこの弁は工業への応用専用に設計されたもので、決して飛行機に適してはいないことが分かった。

第3に、通信の故障問題は容易に飛行機との連絡が失われる結果をもたらす。無人機は主に無線通信に頼ってナビゲーションやコントロールを行うが、こうした通信のリンクは非常に脆弱で、容易に各種形式の妨害によって中断される。通常の状況下では、何秒間か停電しても一般にいかなる損害ももたらされないだろう。だがひとたび上述の状況が出現したら、無人機はプログラムに基づき、通信のリンクが回復するまで1つの円に沿って飛行するだろう。最悪の状況下では、それらは自動的に発射された基地に戻ってくるだろう。だが記録は、状況は決していつもこうではないことをはっきり示している。1/4を超える最も深刻な無人機の墜落損壊事故の中で、通信のリンクの崩壊あるいは喪失の問題が出現している。また、非常に多くの無人機は衛星を経てコントロールを行い、地上コントロールステーションから衛星まで、さらに無人機まで到達し、しかる後に無人機の情報が衛星まで、さらに地上コントロールステーションまでフィードバックされ、この時間は機内で飛行機を操縦するのに比べずっと長い。この時間の滞りは、飛行員が非常に多くの状況下で適時の、正確な決策ができず、最終的に大きな間違いを発生させる結果をもたらすだろう。(張亦馳)


 パイロットの養成には莫大な金がかかるので失うわけにはいかず、安全性に大きなコストをかけても引き合いますが、無人機の場合は墜落してもパイロットが失われることはないのでコストダウンして墜落しやすくなってもトータルでは得になる、ということもあるでしょうね。

 次は墜落は墜落でも有人機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150202/19271134.html


4年で30機の軍用機が落ちた:インド空軍で1週間に2機のミグ機が墜落損壊

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します)

参考情報報2月2日の報道 ロシア衛星ネット1月31日の報道は、NDTVテレビチャンネルの報道によれば、1機のインド空軍のミグー21戦闘機がインド西部のグジャラート州に墜落損壊し、機の飛行員は成功裏に機内から射出され、救助された、とした。この事故はジャームナガル県付近で発生し、現在まだ事故の詳しい状況は分かっていない。これはすでに1週間以来第2回目に起きた類似の事件で、1月27日、すでに1機のミグー27機がインド西部のラジャスタン州に墜落損壊している。

当局の情報によれば、インド空軍は2011〜2014年に全部で30機の飛行機とヘリを損失し、経済損失は2億アメリカドルに達する。その主要な原因は人為操作の要素および機器の技術的故障である。

2013年にインドはその旧ソ連のミグー21戦闘機導入50周年を慶祝した。現在インド空軍は全部で260機のこの機種の飛行機を就役させている。1962年、旧ソ連とインドはミグー21戦闘機の供給協議を成立させ、かつ契約締結の1年後に正式にインド向けの戦闘機供給が開始された。1967年、「インドスタン航空有限会社」は第1機目のミグー21をインド空軍に引き渡し、この飛行機は同社がソ連方面からの生産ライセンス獲得後に製造した第1機目のミグー21だった。

ひとまずの計画によれば、インドは2019年までにミグー21戦闘機の使用を停止することになるが、インドの国産軽戦闘機生産遅延、またインドとフランスの126機の戦闘機売買契約が間もなく終わることにより、ミグー21継続使用の期日は2020年代中期にまで延びる可能性があり、予定の使用停止期日に比べ少なくとも3年延長されるだろう。


 同じくらい古い機は中国や北朝鮮もまだ使っていますが、今仮に戦争が起きたとして実際役に立つもんなんでしょうか。

 韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150202/19271053.html


韓国海軍潜水艦司令部が成立 アメリカの原潜が韓国軍事演習に駆けつけ興を添える

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:アメリカ海軍の『オリンピア号』原潜」)

人民ネット2月2日の情報 韓国連合通信社が韓国海軍2日発表の情報を引用したところによればアメリカ海軍の7,000トン級原潜「オリンピア」号が1月30日に韓国慶尚南道の鎮海軍港に入った。「オリンピア」号の今回の目的は今月5日から7日まで行われる韓米海軍合同軍事演習に参加することおよび韓国海軍潜水艦司令部成立を祝賀することである。

「オリンピア」号原潜は1983年にアメリカ海軍での就役を開始し、艦体全長110m、搭載可能な艦員120余名、かつ「トマホーク」巡航ミサイルを配備する。今回韓国海軍の招待に応じて来訪した「オリンピア」号は韓国海軍潜水艦と朝鮮半島周辺海域で敵軍艦艇および潜水艦の探知計測の訓練を共同で行うとされる。「オリンピア」号の艦長と艦員らは2日午後に韓国海軍潜水艦司令部成立式に参加することになる。

韓国海軍潜水艦司令部は2月1日に正式に成立した。この司令部は元韓国海軍第9潜水艦戦団を基礎に拡張編成されてできたもので、潜水艦作戦、訓練、検査修理を全面的に担当する。司令部成立式は2日午後鎮海軍港で行われ、韓国国防省長官韓民求が式を主宰することになる。


 韓国の潜水艦戦力強化にどういった影響があるんですかね。

2月4日

 パキスタン関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150203/19274113.html


パキスタン、巡航ミサイル1発を成功裏に試射 核弾頭を搭載可能

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「パキスタン、核弾頭が搭載でき、『ステルス性能』を持つ巡航ミサイル1発を成功裏に試射」)

新華社イスラマバード2月2日電(記者 王玉) パキスタン軍は2月声明を発表し、パキスタンは当日核弾頭が搭載でき、「ステルス性能」を持つ巡航ミサイル1発を成功裏に試射した、と語った。

声明は、この「雷電」という名の巡航ミサイルは「低空飛行、貼地式」(頑住吉注:地面の凹凸に沿ってギリギリの超低空を飛ぶ、といった意味でしょう)ミサイルで、陸上と海上の目標が正確に打撃でき、核弾頭と通常弾頭が搭載でき、射程は350kmに達する、としている。

パキスタン大統領フセイン、首相シャリフは当日このミサイルの発射成功に対し祝意を表明した。


 「鉄の盟友」に対し中国のミサイル技術援助があったのかどうかが気になるところですが。で次はインド関連です。

http://military.china.com/news/568/20150202/19270059.html


インドメディア:中国がもしインドを侵略してもアメリカはあるいは関与しないか アメリカは中国に巨額の借金がありあえて開戦せず

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インドメディアは、アメリカが中国というこの大債権者と交戦することはあまりありそうにない、と考える」)

インド「ファーストポスト」ネット1月31日の文章、原題:誰がモーディ・オバマの「兄弟の情」を恐れるか? きっと中国ではない

オバマとモーディの合同声明が確立した未来の戦略協力の路線図は喜ばしくまた必要である。だがインドは気をつける必要がある。このために対中国関係に損害を及ぼしてはならない。中国の経済力は巨大であり、しかも決して一方的な願望に頼ってすぐ軽易に消失させられるものではない。

インドはゆめゆめ忘れてはならない。米中は深く厚い経済貿易関係を持っており、両国は完全に相互依存している。オバマはニューデリーで企業CEOたちに対し、アメリカの毎年の対中国貿易は5,500億アメリカドルであるが、インドとはたった1,000億アメリカドルだ、と語った。明らかに、米中経済貿易関係はずっと深いのである。

中国には4兆の外貨備蓄があり、70%余りはアメリカ政府債券に投資されている。このことは、アメリカ政府が中国から3兆アメリカドル借りていることを意味する。アメリカが中国中央銀行から借りている金はインドの全GDPよりなお多いのである! このため1つの自然な結論は、アメリカがこの大債権者と交戦することはあまりありそうにない、ということである。アメリカがその他の新興国家を極力支えて中国を制約することは最もまずい状況でもある(頑住吉注:アメリカに利用され矢面に立たされるのがインドにとって最悪、ということですかね)。

インドはこの態勢を認識することが必須であり、いかなる中国との長期的な摩擦をもたらすことをもなすべきではない。しかも、2009年に就任した後ほどなく訪中し、米中がアジアの安全、安定の責任を分担することを大いに語ったのもこのオバマだということを忘れてはならない。アメリカの次の大統領が、ちょうどオバマが2009年に試みたように、再度中国との交易達成を企図することがないだろうと、誰が保証できるだろうか? インドはこれに対し用心することが必須である。何故なら米中関係は非常に複雑で、直線型の発展ではないだろうからである。

これは何故中国メディアがモーディ・オバマ会談の結果が不充分であるとするのかの理由でもある。北京は、もし解放軍がインド・中国国境に侵入しても、アメリカは関与しないだろうと信じている。インドはこれに対し心に銘記する必要がある。アメリカと中国に対する関係の上で、ニューデリーは良好なバランスを達成することが必須である。(筆者はM.K.ウェイヌ、陳俊安訳)


 もちろん違いもありますが、この場合におけるインドの立場にはある意味日本と共通した部分があります。

 北朝鮮関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150202/19270098.html


韓国メディア:中国、8万トンの燃料油を提供 北朝鮮空軍の訓練が大幅に増加

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「朝鮮中央通信社11月28日提供の画像は、北朝鮮最高指導者金正恩(中)が朝鮮人民軍航空・防空軍戦闘機女性飛行員が飛行訓練を行うのを指導したことをはっきり示している。」)

参考情報ネット2月2日の報道 韓国メディアは消息通の人物の1月30日における話を引用し、中国が2014年末に1年近く中断していた北朝鮮に対する燃料油の支援を再始動させた、とした。

韓国の「中央日報」ウェブサイト1月31日の情報によれば、上述の消息通の人物は、「2014年、中国は北朝鮮向けに大量の原油支援を無償提供した。中朝貿易統計の中には記入されていないが、これは過去毎年必ず行っていた8万〜10万トンにも達する航空燃料支援を中断していただけで、私の知るところによれば年末になって中国サイドはまた単発で8万トンの航空燃料油を提供した。」とする。シンガポール現品市場の航空燃料油(MOPS)の市価に照らせば、8万トンの航空燃料油の価値は110万アメリカドル(約687万人民元に相当)である。消息通の人物は、「北朝鮮は羅先地域に勝利化学工場というこの石油精製工場を持つが、原油の輸入量が多くなく、さらに加えて工場の設備が立ち後れ、工場は決して正常に始動していない」、「特に航空燃料油で、完全に中国の支援に頼っている」、とする。

報道は、航空燃料支援が再始動を得た後、北朝鮮空軍は2014年にずっと最小規模の飛行訓練を維持してきたのが2014年年末から大幅な増加を開始し、軍責任者は「北朝鮮の正確な訓練内容を公開するのは非常に難しいが、前年と比較すると、2014年11月から北朝鮮は突然冬季訓練の強度を強化した」、「北朝鮮国防委員会第一委員長の金正恩は2014年11月以後相次いで5回空軍部隊に対する現場指導を行い、これも中国が航空燃料油の支援を再開したことと関係がある。」とする。つまり、中国が航空燃料支援を中断していた時、北朝鮮は航空燃料油節約のため、ずっと飛行訓練を減少させていたが、航空燃料油の支援を改めて獲得した後、金正恩も頻繁に空軍基地視察に行っているのである。

(頑住吉注:2ページ目は1ページ目と同じ、3ページ目)金正恩、朝鮮人民軍空軍飛行訓練を指導


 何故このタイミングでなんでしょうかね。

2月5日

 運ー20関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150201/19267374.html


運ー20、極寒気候試験飛行を開始 2016年に軍の試用に入ることが有望

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「1月21日にネット仲間が撮影した画像は、国産大型輸送機運ー20が北方の某地に姿を現したらしいことをはっきり示しており、ネット仲間は撮影地点がフルンボイル市に位置する東山飛行場であると言明している。この飛行場の周囲の環境から見て、ぶ厚い積雪があり、運ー20はここで寒い地域での性能試験を行っているのかもしれない(ネット仲間水君女撮影)」 ちなみにフルンボイル市は緯度が樺太の真ん中よりやや南くらいです。)

【グローバル軍事報道】 最近、航空運輸サービス保障部門由来の報道は、運ー20大型輸送機はすでに内モンゴルのハイラルで極寒気候の下での初の試験飛行を開始しており、今回運ー20が内モンゴルのフルンボイル飛行場を選択して試験飛行を行うのは、主に飛行機の各項目の飛行指標の、極めて寒い天候条件下での信頼性を検証、試験するためで、かつ主旨は飛行機が極端に複雑な環境下で一連の性能試験を行うことにある、とした。

2014年9月、あるメディアは運ー20がすでに長沙市で試験飛行を行ったとの情報を報道しており、当時の長沙市の気候に関する資料を結合すると、運ー20が長沙市で行ったのは高温多湿試験飛行である。航空部門が発表した資料は、国産機ARJ21-700もかつて長沙で高温多湿試験飛行を行ったことをはっきり示している。一方今回運ー20が試験飛行を行ったハイラル東山飛行場は、多種の国産軍用、民間用飛行機の寒帯試験に常用される飛行場でもあり、以前AC313ヘリ、Z-11ヘリ、ARJ21-700旅客機の非常に寒い状態での試験飛行作業も全てハイラル東山飛行場で行われた。1週間前には早くも、多くの社交メディア上にネット仲間が発表した画像が783号運ー20原型機がすでに内モンゴルのハイラル飛行場に出現していることをはっきり示していた。このことは、高温多湿試験飛行終了後、運ー20がすでに低温、高原、自然氷結など極端な天候の下で試験飛行、テスト作業を行っていることを説明している。

運ー20が全国の異なる場所で試験飛行を行う状況に対し特約軍事評論員の李小健は次のように説明した。軍用機はその就役前に多くの複雑な試験飛行任務を執行することを必要とし、運ー20というこのような主に兵員、武器装備の空輸に用い、かつ落下傘兵や軍事装備の空中投下ができる飛行機に対しては、複雑な気候条件下で飛行し、また比較的簡易な飛行場で発着する能力を持つことが要求され、このため海上、低温、高温多湿の地域、高原地域など異なる地域で適応性試験飛行を行うことが必要で、こうした試験条件の変化は、必然的に試験飛行地点の分散をもたらし、将来国内気候の特徴が比較的顕著な区域でも運ー20が飛行試験を行うのが見られる可能性がある。李小健の分析は、運ー20が全国の多くの都市で試験飛行を行うことは、その前期の試験飛行任務がすでに終わったことを示す、と考える。こうした任務には基本エンベロープ拡張展開試験飛行、基本性能品質試験飛行、および基本テストボリューム試験飛行などが含まれ、飛行機の基本的技術状態にこの時(頑住吉注:こうした基本的なテストが終わった後で?)変化が発生する可能性はあまりない、と考える。現在各地で行われる試験飛行は主に飛行機の航続距離、搭載重量など極限性能の試練で、飛行機の各システムはよく知らない空域、複雑な気象条件下での信頼性および飛行機の各種極端な環境下での性能が試される。低温試験は低温地上試験と低温飛行試験に分かれ、真実の大気条件下で飛行機、航空動力装置、機載設備とシステムに対し各種の試験が行われ、こうした試験は試験飛行大綱の航空製品の性能、操縦性、強度、振動、航空電子、機載設備、環境コントロールなど数十項目のシステムに対し行われる飛行審査である、とされる。軍事視察員劉子軍はこれに対し、真実の大気条件下で飛行機、航空動力装置、機載設備とシステムに対し行われる各種試験は運ー20の続く試験飛行作業の重点である、とする。運ー20がハイラルといったような寒い区域に出現したことは、簡単に言うと関連の試験を通じ、運ー20の低温環境条件下で持つ安全な飛行品質と正常な投入能力を確保するものである。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは3ページ目まで1ページ目と同じです。)

航空部門が発表する各種飛行機の試験飛行資料から見て、寒い区域の飛行試験は飛行機の試験飛行作業の中で比較的後ろ寄りの科目で、運ー20がこの試験を行うことはこの機の定型試験飛行作業がすでに終わりに近づいていることを意味している。アメリカのC-17「グローブマスター」大型輸送機を参考にすると、C-17の第1機目の原型機は1991年9月15日に初飛行し、第1機目の生産型は1992年5月18日に初飛行し、C-17は1993年6月14日に引き渡されて就役し、全部で21ヶ月を用いた。この期間、C-17は全部で6機の原型機が製造され、その中で第2機目と第3機目は構造試験に用いられた。運ー20は2013年1月26日に初飛行に成功し、現在まですでにまるまる2年経っており、統計資料は、大型輸送機は5機の試験飛行機が投入されている状況下で、試験飛行期間は通常18〜24ヶ月しかないことをはっきり示している。運ー20は中国が研究開発する初の大型軍用輸送機なので、その試験飛行作業はより多くの時間を必要とする可能性がある。近年来国産軍用機はしばしば試験飛行しながら装備する研究開発模式を採用しているので、もし関連の試験飛行作業がスムーズならば、運ー20は2016年に解放軍航空兵部隊入りして先行試用が行われることが有望である。

コードナンバー783の運ー20原型機は去年珠海で行われた第10回中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空展)に参加し、かつ飛行デモンストレーションを行った。将来運ー20がひとたび正式に就役すれば、中国空軍に戦略空軍レベルに向かってのより堅実な一歩を踏み出させることになる。同時に、運ー20は軍用大型輸送機だが、それでも通常言うところの大型機の範疇に属し、運ー20は非常に大きな程度上中国の全大型機産業の発展を推し動かすことになる。

(頑住吉注:4〜8ページ目)運ー20、珠海航空展で飛行デモンストレーションを行う


 確かに試験が応用編に入っているということは進度がかなりのものになっていることを示すでしょうな。次も新型機の進度に関する記事ですが、ロシアのT-50関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150204/19277637.html


ロシアのT-50プロジェクトの進展は神速 すでに5機が国家試験を受ける

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

ロシア衛星ネット2月3日の報道は、ロシア国家技術社傘下の「無線電子技術」カンツァイエン社総裁顧問ウラジミール ミハイェフは、5機のT-50第5世代戦闘機(未来戦術空軍複合体)は国家試験中で、第10機目のサンプル機の電子設備も生産中である、とした。

ミハイェフは、「一切は計画通り進行している。私の知るところによれば、計画に比べさらに早くさえある。今日すでに5機のサンプル機が試験飛行中で、第6機目も間もなく完成し、しかも我々はすでに第10機目のサンプル機の電子設備を生産中である。」と語った。

ロシア第5世代戦闘機は複合材料と創新科学技術を応用し、その空力外形とエンジンの性能はこの機に空前の対レーダー性能と低い光学的可視度を持たせる。

ロシア空軍総司令ヴィクター ボンダレフはこの前、新世代であるT-50戦闘機は原計画通り2016年に就役を開始することになる、とした。


 この記述だと日本のF-35戦力化より早くなりそうな感じですがどうなりますかね。

2月6日

 中国空母関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150202/19269694.html


ロシア、中国の遼寧艦購入は最良の選択ではなかった、とする ロシアの援助があれば進歩はさらに早かった

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:遼寧艦空母が昔帰国した猛照」 「猛照」はスラングらしく意味不明ですが凄い画像みたいな意味でしょうか。なおキャプションは6ページ目までこれと同じです。)

ロシア衛星ネット1月29日の報道によれば、香港の「南華朝刊」掲載の中国商人徐増平がウクライナから未完成の「ワリヤーグ」号空母を購入した過程に関する文章は、中国公衆の広範な関心を引き起こしている。

ロシア戦略・技術分析センターの専門家ワシーリ コーシンは特に「衛星」ウェブサイトに文章を執筆し、この時の交易のディテールに対し別の角度から詳述を行った。ワシーリは第1編の文章の中で、中国はソ連がまだ存在していた時に早くも「ワリヤーグ」号空母を買うことができたのだが、中国の資金不足により談判は停滞し前に進まなかった、と指摘した。

実は、空母建造資金が完全に中断した後、非常に多くの方面がそれに対し興味を生じさせた。中国は決して唯一「ワリヤーグ」を買いたがった国ではなかったのである。黒海造船工場(ウクライナのニコラエフ市に位置する)の元空母総設計師ワシーリ バビッチはインタビューを受けた時、このように指摘した。だが徐増平に代表される中国の空母に対する興味が最も濃厚だった。

アメリカもかつて金を払い、もって空母が中国によって獲得されないのに便とする準備があったかもしれない。だがアメリカ人はそれにもかかわらず功なくして引き返した。しかも、1990年代およびその後、ウクライナには輸出に対する何ら有効な監視コントロール体系もなかった。金銭にけちでない買い手はほとんどウクライナの工場からいかなるソ連製武器あるいは資料をも買うことができた。もしアメリカ人が政治レベルで圧力をかけてもである。

(頑住吉注:これより2ページ目)

当時、ニコラエフ市はソ連軍事造船の最重要の中心だった。このため、ソ連解体時、そこには大量の船舶が異なる建造段階にあった。中国人は各種武器と電子装備を買うことが完全に可能だった。未来の某時点で、いくつかの交易のディテールが水面に浮上するかもしれない。

中国は「ワリヤーグ」を買い、かつマカオに運ぼうとしたが、人にその中の軍事的意図を生じさせないというのは非常に難しかった。中国人が空母艦隊を作り出そうとしていること、および「ワリヤーグ」に対する興味は、とっくに公然とした事柄だったことを知る必要がある。ロシアはこのプロジェクトに参与し、かつこのために利潤を獲得することを希望した。原因は、船はウクライナで建造されていたが、構造はサンクトペテルブルグのネヴァ設計局によって設計されたものだったことにある。しかも、非常に多くの装置とシステムがロシアで生産されたもので、その中にはさらにスホーイー33艦載機が含まれた。周知のように、談判は1990年代から2000年代初期までずっと延びた。だが全く結果は出なかった。北京が独自に空母建造を完成させたがったからだった。中国は「ワリヤーグ」を買った他、さらにスホーイー33、スホーイー25UTG艦載機の原型機を輸入し、しかる後にすぐ建造に着手した。

当時まだウクライナに属していたクリミア半島には、さらに唯一無二の艦載機飛行員訓練基地が設けられていた。この基地は大量の空母専門設備を持ち、これには制動装置が含まれた。ウクライナサイドの許しの下に、中国人は基地との接近遭遇を行った。

中国がウクライナからソ連時代のハードウェアを獲得したことは、中国に独立して空母を建造でき、ロシアからの正式に導入された技術や設備を必要なくさせた。このようにすればいくらかの資金を節約できたかもしれないが、非常に多くの金を省いたとは非常に言い難い。別の方面では、このように複雑なシステムを独自研究し、かつ類似の空母を建造することは、総じて非常に多くの資金と時間上の消耗を必要とする。2012年にまでなって、この空母はやっと中国海軍に装備された。しかも、今まで「遼寧」号は試験艦あるいは訓練艦としか呼べない。もしロシアの正式な援助が獲得できていたら、空母建造続行と艦載機方面の任務は、あるいは2000年代中期にはもうすでに完成していたかもしれない。


 そんなたらればの話をしてもしょうがないですね。それに苦労し時間をかけてもたぶん身につくものは多かったでしょうし、ロシアが肝心な技術を伝えしぶる可能性も大いにあったでしょうから、完全国産空母建造に至るには逆にこっちの方が近道だったかもしれないです。

 ロシア・北朝鮮関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150205/19281209.html


韓国、北朝鮮とロシアの二国間軍事演習の可能性を否定 ロシアと北朝鮮の正常な交流に属するとする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

韓国連合通信社の報道は、韓国外務省当局者は4日インタビューを受けた時、ロシアと北朝鮮が二国間軍事演習を推進する可能性を否定した、とする。この当局者は、ロシアサイドが韓国サイドに説明した状況によれば、北朝鮮とロシアの間の軍事交流はよく見られる人員交流に属する、とした。

最近アメリカメディアは、ロシア武装力量総参謀長ゲラシモフは少し前国防省上層部の会議で、ロシアは北朝鮮、ベトナム、キューバ、ブラジルの国防省と軍事会談を行い、かつこうした国と陸海空合同軍事演習の実施を計画しているとした、と報道した。

韓国外務省当局者はこれに対し、アメリカメディアの報道の中に言うところの「こうした国が参加する合同軍事演習実施を計画」とは、ロシアと上述の4か国が合同軍事演習を行うことを指しており、北朝鮮とロシアの2国間合同軍事演習を指しているのではない可能性がある、とした。北朝鮮とロシアの関係について彼は、全体的構造から見て、北朝鮮とロシアの間の往来は確かに以前に比べて頻繁であるが、両国の間でこれまで合同軍事演習が実施されたことはまだ決してない、と指摘した。

「北朝鮮・ロシア関係が日増しに緊密になることは韓国にとってメリットがあるかないか」との質問に対しこの韓国外務省当局者は回答して、これは二面性を持つ、とした。ロシアサイドは北朝鮮の核、ミサイル問題での立場が確固たることを表明し、かつ関連の問題の上で北朝鮮サイドに向け明確なシグナルを発している、という。


 ロシアと北朝鮮の接近には危険性もあるが、ロシアが北朝鮮に対し強い影響力を持つようになれば核やミサイル問題で北朝鮮にブレーキをかける役割を果たすかもしれずデメリットばかりではない、ということですかね。

2月7日

 韓国の戦闘機関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/02/05/017305504.shtml


大韓航空、ヨーロッパメーカーと合同で韓国の新世代戦闘機開発を計画

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:韓国のKAIが発表したKF-X戦闘機の模型」)

中新ネット2月5日電 韓国連合通信社の報道によれば、大韓航空はヨーロッパの戦闘機メーカーであるエアバスD&Sと手を携えて共同で韓国型戦闘機(KF-X)を開発することを計画し、このために2大会社は協力パートナー協議書に署名することになる。

報道は、大韓航空のある責任者は5日、今月2日に2大会社はこれにつき口頭の協議を達成させ、同時にできるだけ早く了解に関する覚え書き(MOU)に署名し、かつ今月9日までにプロジェクトの入札に共同で参加することを計画しているとした、とする。

報道は、大韓航空とエアバスD&SがKF-X開発プロジェクトに共同で参加することを決定すれば、「韓国航空宇宙産業」(KAI)の競争相手になると見られる、と明らかにした。KAIは新世代戦闘機(F-X)開発商であるアメリカのロッキード・マーティン社の協力パートナーである。

韓国防衛事業庁の計画によれば、大韓航空とKAIが9日までに各自KF-Xプロジェクト入札書類を提出した後、評価を経て来月、トップに選択される談判の対象企業を選定する。韓国防衛事業庁は、企業を選定した後、期間2〜3ヶ月の談判を行い、その後6〜7月の期間に防衛事業推進委員会を行い、最終的にKF-Xシステム開発企業を選定することになる、とする。

報道は分析し、技術方面においては、韓国製T-50超音速練習機を開発した経験を持つKAIが比較的有利だが、資金的実力から見て、企業規模がより大きい大韓航空がより有利である、とする。大韓航空は戦闘機技術方面で優勢を持たず、ゆえにエアバスD&Sと協力協定書に署名することによって自身の競争力を高める。ロッキード・マーティン社はアメリカ政府の技術移転方面の制約を受けるが、ヨーロッパの企業であるエアバスD&Sは比較すると核心技術移転方面でより自由である。

KAIにはT-50と新型軍用輸送ヘリ「Surion」開発の経験があり、かつ戦闘機製造の施設を持ち、かつKF-X開発プロジェクトに対応するためにKAIは研究マンパワーを大量投入する計画であるとされる。KAI社長河成竜は1月28日、本社で行った記者会見でKF-X開発プロジェクトにつき、社には時間的期限と費用などの方面の要求に照らして開発を行う能力がある、とした。


 私大韓航空って旅客機を運用してる会社としか思ってなかったんでびっくりしました。しかしステルス戦闘機の開発って、練習機やヘリを開発し、また他国の前の世代の戦闘機をライセンス生産したことがあるくらいでチャレンジできるもんなんでしょうか。まして大韓航空が選定されたら事実上開発は外国企業に丸投げになってしまい韓国国産戦闘機とは名ばかりでライセンス生産と大差ないものになるのでは。

 ロシアの戦車関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150203/19273058.html


ロシア次世代メインバトルタンク、また利器を獲得 新たな装置は敵ミサイルを妨害できる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアメディアの報道によれば、『アーマタ』が配備する『カラシニコフ』機関銃も遠隔操作による装弾、射撃で、この過程はキーを1つ押すだけで自動的に完成できる」)

ロシアの世代交代戦車「アーマタ」、また利器を獲得

その2種の防御および補助攻撃武器が明るみに


新華社北京2月2日電(記者 欒海) すでに研究開発されて6年のロシアの世代交代戦車「アーマタ」は依然公開されお目見えしてはいないが、そのわずかな研究開発成果はたびたび明るみに出ている。先日、その防御および補助攻撃武器を示す「ジグソーパズル」の小さな2ピースがまた明らかにされた。それらはそれぞれ、「ロールスクリーン」対レーザー照準器(頑住吉注:というかレーザー照準器に対抗する装置みたいです)と遠隔操作装弾・射撃の「カラシニコフ」車載機関銃である。

ロシアの「彩帯ニュースネット」の先日の報道によれば、戦場で戦車に正確に命中させるため、いくつかの対戦車砲とミサイルの「誘導弾頭」にはレーザー距離測定あるいは照準装置が装備され、その発射したレーザーが敵戦車によって反射されると、味方サイドの砲弾を誘導し、ミサイルは目標に向かってまっしぐらに飛ぶ。

この種の装置に対応するため、ある今に至るも名称が公開されないロシア軍事工業機関は「ロールスクリーン」という名の新世代電子戦装置を製造した。それは絶えず雑電波を発し、戦車から反射されて戻ってくるレーザー信号を深刻に妨害し、間違った目標の方位を指示することができる。このようになると、「目隠し」された砲弾、ミサイルはそれによって攻撃される戦車の身辺をかすめて過ぎる可能性が高い。

ロシアの専門家の説明によれば、「ロールスクリーン」電子戦装置が戦車に火力打撃をかわさせることのできる確率は最多で85%に達し、最低でも54%のチャンスで幸いにも難を逃れるだろう。このような防御レベルは戦車兵の過度の緊張を軽減し、沈着に応戦させる助けになる。

「アーマタ」戦車の主戦武器は125mm口径スムーズボア砲1門だが、もし疾走中にああいった手にロケットランチャーを持ち、すぐ前に殺到する歩兵に対応する、あるいは近くに突然出現した火力ポイントを制圧する必要があったら、戦車上の補助火力に頼る必要がある。例えば1挺の7.62mm口径機関銃である。

この前この戦車の研究開発機関である「ウラル機械車両製造工場」は説明し、「アーマタ」戦車最大の特徴はその砲塔の下には人がおらず、車長、砲手、操縦員がそれぞれ戦車の前部あるいは尾部の隔離コンパートメント内に座ることである、とした。砲手は隔離コンパートメント内の武器遠隔操作システムを操作し、主砲に自動装弾、撃発、排莢させることができ、もしも深刻な事故が発生して主砲あるいは弾薬の意外な爆発がもたらされたとしても、隔離コンパートメント内の人員が命を落とすことはないだろう。

別のロシアメディアの報道によれば、「アーマタ」が配備する「カラシニコフ」機関銃も遠隔操作による装弾、射撃で、この過程はキーを押すだけで自動的に完成できる。

研究開発機関が発表する資料は、この車載機関銃の性能がこれまでのあらゆる同類型機関銃を超えていることをはっきり示している。その全長は約1.1mあり、重量は10.5kgを超えず、最高発射速度は毎分700〜800発に達し、照準射撃距離は1,500mである。

ウラル機械車両製造工場副総裁ハリトフは、第1ロットの20両余りの「アーマタ」戦車は今年2月から3月までの間に部隊に引き渡され、もし多くの試験と試用を経て一切が正常だったら、この戦車は2017〜2018年に大量生産が開始されることになると指摘する。全部で2,300両の「アーマタ」戦車が部隊に配備され、そのハードウェアプラットフォームはその後ロシアの数世代の新たな戦車の基礎的構造となると見られる。


 説明は分かるんですけど本当にこんな画期的な戦車がロシアから近々登場するのか、まだちょっと信じ難い感じがするんですが。前にも言いましたが能書き通りなら「T-34ショック」の再現も有り得そうですけど。

2月8日

 インド海軍関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150206/19283292.html


インド、その新たな空母のトン数は遼寧艦との比較に堪える、とする あるいはさらに5隻を建造して中国に対抗か

(頑住吉注:原ページのここにある動画のキャプションです。「インド海軍上佐、インドは電磁カタパルト仕様の空母の建造を計画、とする 遼寧号を超えると誓う」)

インドのニュースウェブサイト「manorama」2月4日の報道によれば、先日のアメリカとインドが共同で発表した合同声明に基づき、アメリカ・インド両国は空母技術方面で協力を展開することになる。インドはアメリカの先進的な空母技術を利用して自身の海軍実力を発展させることが有望である。インドの消息筋の人物は、アメリカとインドのこの挙の意図は中国のこの地域において不断に増強される軍事的影響力に合同で対応することにある、とする。

報道は、インド海軍はアメリカの技術を使用して1隻の空母を建造する計画である、とする。この「ヴィシャール」(INS Vishal carrier)という名の空母の排水量は6.5万トンに達し、中国の「遼寧」号空母に相当することになる。新たな空母はロシア式スキージャンプ甲板を放棄し、アメリカ空母に似たフラットな甲板を採用する方向に転じ、かつ現在世界で最も先進的な電磁カタパルトシステムを装備する。このシステムはより長い使用寿命を持ち、かつ非常に大きく艦載機が射出される速度を向上させることができる。このシステムはすでにアメリカ海軍の新世代空母フォード号上に装備されている。ある情報は、中国も類似のシステムを研究中であるとするが、この技術の複雑性ゆえに、現在アメリカだけが比較的成熟した製品を持っている。「アメリカは世界で唯一スーパー空母を持つ国である」 ある姓名を明かされたがらない当局者は、「このためアメリカの技術的支持は大いに助けになる」とする。

報道は、アメリカの技術の使用はインド海軍にとって飛躍であるだけでなく、長期にわたりロシアに頼ってきた状況を一変させることになると言える、と指摘する。現在、インド海軍は全部で2隻の空母を持ち、そのうちの1隻である「ヴィラート」号は古いイギリスの退役空母で、この空母は2018年に退役する。もう1隻の空母はロシアから購入した旧ソ連の空母「ゴルシコフ」号で、インドはこの空母のために巨額の改装費用を支払ったとされる。また、インド国産空母「ヴィクラント」号もすでに進水している。インド新首相モーディは就任後、海軍建設を改めて重視すると宣言し、かつインドの建造中の国産空母「ヴィクラント」号のあらゆる後続の建造資金を決算した。あるインド元海軍少将は、インドの最終目標は5隻の空母によって組成される強大な艦隊である、とする。

報道は、中国の「海上拡張」はインドが海軍建設を強化する1つの重要な原因である、とする。中国は力を尽くして遠洋能力を持つ海軍を作り出しており、近年来海軍実力の増長は迅速で、現在すでに1隻の近代化された空母「遼寧」号を持っている。また中国海軍のインド洋における長期的なプレゼンスもインドに深く不安を感じさせており、例えば最近のある情報は中国がスリランカに基地を建設中であるとした。一方中国の西太平洋地域において不断に増長する海軍力量はアメリカが対インド協力を考慮する要素の1つでもある。

報道は最後に、アメリカ・インド海軍技術協力は現在依然初期段階にある、と指摘する。輸出のデリケートな性質ゆえに、インドが短期間内に電磁カタパルトシステムのたぐいの先進技術を獲得することはあり得ない。「だが事情はポジティブな方向に向かって発展しつつある」 ある内部関係者は、「軍艦だけでなく、我々はさらにアメリカの艦載機を購入する可能性がある。」と明らかにした。(実習編集翻訳:王靖国 原稿チェック:范辰言)

(頑住吉注:2ページ目)インドの現在の空母建造技術はまだ充分成熟していない

(頑住吉注:3ページ目)インドはアメリカから先進的な空母建造技術を獲得することを大いに希望している


 インド海軍が強力になることは間接的に日本の利益にもなり得ますが、アメリカの電磁カタパルト技術がインドからロシアに流れることを完璧に防止できるんでしょうか。

 次もインド関連なんですが‥‥

http://military.china.com/important/11132797/20150204/19276503.html


インド軍事工業には笑いのネタが多い:戦車の砲塔が乗員にぶつかって死なせ、飛行機をひとたび修理すればすぐ墜落

(頑住吉注:この記事の画像のキャプションは7ページ目まで本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

インド軍事工業の三大極上の笑いのネタ

一部の軍事マニアの眼中では、インドの軍事工業はあるいは信頼できないものの代名詞かもしれず、総じて嘲笑されあざけられる対象である。多くの笑いのネタの中で最高級品として以下の3例がある。

まずは「アージュン」メインバトルタンクであるが、1974から1984年まで10年を費やしてやっとサンプル車を作り出し、2004年8月に初の生産型「アージュン」戦車がやっと引き渡され、「妊娠期間」は30年の長きにわたった。インドがコピー生産したT-72の火砲の技術が難関を突破していないため、砲身の爆発現象が日常茶飯事となっている。しかも、操縦員がハッチを開けて操縦している時、回転してきた砲塔にぶつけられて死ぬ可能性がある。弾薬装填時、火砲を一定の仰角に調整することが必須である。しかも火砲が真正面にある時、乗員は上下車できない。

もう1つの「道化者」はLCA軽戦闘機である。1983年にプロジェクトに着手され、2001年1月になって初の検証機がやっと飛び、2013年12月になってやっとひとまずの戦闘力を形成した。この機は第2世代機の無尾翼複合デルタ翼レイアウトを採用し、機動性はお話にならない。しかも、エンジン、飛行コントロールシステム、レーダー、複合材料、空対空ミサイル、照準吊り下げポッド、コックピットディスプレイなどは異なる国からの輸入で、インド人が最も得意とするソフトウェア領域の飛行コントロールシステムのオリジナルコードさえイギリス人が組んだもので、汎用性は収拾がつかないまずさである。

真打ちは「神のごとき」HALインドスタン航空有限会社である。同社の手を経た飛行機でありさえすれば、総じて先を争って地上へと墜落していくのである。

以下の記録を見よ。1992〜2004年の期間、HALは「ミグー21」を組み立てること2機、大修理8機だったが、このうち8機が墜落損壊した。大修理した「ミラージュ2000」4機のうち、全部が墜落損壊した。組み立てた「ミグー27」3機、大修理3機のうち、4機が墜落損壊した。大修理した「ミグー29」3機のうち、全部が墜落損壊した。過去数年のうちに、インド空軍で墜落損壊した29機の飛行機の中で、26機はHALによって製造、大修理あるいはグレードアップされたものだった。HALのたまものとして、インドは世界空軍実戦機墜落損壊率最高の国となり、独立から今までに墜落した飛行機はすでに1,000機余りに達している。

(頑住吉注:8ページ目)インドの潜水艦事故に関し、あるネット仲間はふざけて、インド海軍は対艦ミサイルを用いて潜水艦を撃沈する記録を初めて作った、と称する


 最後のは対艦ミサイルの事故で沈んだ潜水艦を揶揄しているわけですね。まあ全体的には改善の方向にあるんでしょうが、まだ問題が多いのも確かだと思われます。


























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