コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその119

2月9日

 中国空母関連です。

http://military.china.com/news/568/20150204/19278212.html


ロシアメディア:中国はロシアの戦闘機の重要な優れた点を学び取っていない だが金がありやりたい放題

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

ロシア軍事資料ネット2月3日の報道によれば、中国は2011年新型艦載機殲ー15を発表したが、奇怪なのはロシアのスホーイー33と非常に似ていることである。文章は、中国人は学ぶのが非常に早いが、ロシア戦闘機のある優れた点を中国は学び取っていない、とする。

報道は、軍事専門家は注意力を新型空母ではなく艦載機に向ける、とする。軍事専門家は、ロシアの空母にはアメリカの空母と全く異なる発進方式があり、このため外形もアメリカ空母とでは非常に大きな差異がある、とする。ソ連の空母は「正常」な発進方式であり、つまり飛行機が甲板から飛び立った後直接加速し、いかなるブーストシステムも必要としない。甲板にはスキージャンプを行う先端部があり、上に向け飛行機を放り上げ、追加の加速を保証することができる。当然戦闘機はこの種の複雑な操作を完成できる特徴を持つことが必須である。ソ連時代にはもうこの種の戦闘機が製造されており、現在でも就役中で、これこそスホーイー33である。

続いて起こったことはむしろ探偵物語のようだった。1990年代末、中国はロシアに向け50機のスホーイー33を販売するよう要求した。その後交易の量は2機にまで徐々に減少した。この数の戦闘機はこれをもって空母に装備するには不足であり、非常に聡明な人など決して必要とせずとも、中国が2機の戦闘機しか必要としない原因は分かった。

文章は、中国は拒絶に遭い、しかる後に彼らはウクライナからの購入に転じ、その後力を費やさずスホーイー33の原型機であるT-10Kおよび戦闘機のいくつかの資料を買った、とする。交易は達成されたのである。

今中国は殲ー15をスホーイ-33と対比し、かつ殲ー15がずっと完備されたものだと考える。たとえば、殲ー15の飛行速度はスホーイー33に比べ時速200km速く、地上目標が打撃でき、かつ先進的な電子設備を持つ。しかし、これは全ての真相ではない。

まず、中国はまだどのようにして良いエンジンを製造するか学び取っていない。文章は、殲ー15に装備されるエンジンの寿命は比較的短いと憶測する。このため中国は止むを得ずロシアからエンジンを大量購入しているという。

次にスホーイー33はすでに古い飛行機であり、近代化された飛行機を用いてそれとの比較を行うのは不公平である。例えば、25年前この機がどのような電子設備を装備できただろうか? ロシアの新型艦載機であるミグー29Kと比較を行うべきである。

ミグー29Kと殲ー15は重量、寸法のパラメータのレベルに非常に大きな差異がある。中国の戦闘機の最大離陸重量はロシアの類似のパラメータの飛行機の1.5倍程度である。また、ミグー29Kには現代の機載電子設備、高い推力:重量比があり、空対地制御誘導武器が使用できる。

もう1人の専門家であるジリール リヤボフは、このようになれば、中国が自らの新たな飛行機を持ち出してロシアの古い飛行機と比較し、ああした優勢をひけらかすのに用いても、事実としてロシアの現代の戦闘機はそれを全てすでに持っているのである、とする。

一般的に言って、我々の戦闘機はより丈夫である。中国は学ぶのが非常に早いが、この点は学び取っていない。だが彼らには金があり、気ままにあらゆる狂気じみた考え方を現実に変えることができる。

現代の原子力空母を製造する費用はおよそ40〜60億アメリカドルである。空母の毎月の維持保護の費用(人員の賃金除く)は1,000万アメリカドルを超える。だが中国は受け入れられるのである。

この「物語」全体の中で、作者が最も興味を感じるのはやはり中国の空母計画である。結局のところ充分な数の空母戦闘群を持つことは、ある国が自分の門前での作戦ではなく、他国の海岸あたりで作戦しようとしていることを象徴的に示しているのである。

現在アメリカは11隻の空母を持ち、1隻が建造中である。イギリスは1隻の空母を持ち、2隻が建造中である。イタリアは2隻の空母を持つ。インドは2隻の空母を持ち、1隻が建造中である。フランスと中国はそれぞれ1隻の空母を持ち、1隻が建造中である。スペイン、ロシア、ブラジル、タイは1隻の空母しか持たない。世界各国がすでに持つ、および建造中の空母の数からは、現在どの国が軍国主義者であるか、かつ世界のいかなる場所でも作戦行動する準備を整えているかが見て取れるのである。(知遠)


 じゃあ日本は軍国主義じゃないですね。まあそれはともかくスホーイ-33は原設計が古いにしても長年の間にグレードアップされて殲ー15に近いものになっていてもおかしくないはずですし、ミグー29Kが総合的に殲ー15と同等の力があるかも不明です。中国のコピー版戦闘機がロシア製ほど丈夫でないというのは根拠のある話なんですかね。

2月10日

 中国の爆撃機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150209/19290377.html


轟ー6実戦機の新型、鷹撃ー100ミサイルを搭載して試験飛行 第2列島線を打撃できる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の轟ー6、鷹撃ー100を搭載して試験飛行か」)

最近ネット上に轟ー6改良型爆撃機が最新対艦ミサイルを搭載しているらしい画像が出現した。画像の中の空軍の轟ー6Mは主翼の下に1発の新型ミサイルを搭載し、ある分析はこれは中国が最も新しく研究開発した対艦ミサイルである「鷹撃ー100」であるとする。轟ー6の作戦半径は2,000km以上とされ、さらに鷹撃ー100を搭載すればその対艦打撃範囲は3,000kmクラスに到達し、グアム島を含む第2列島線にまで延伸し、第2列島線内のアメリカ空母を攻撃できる可能性が高い。

台湾の「中央社」ウェブサイトは1月15日に大陸メディアの報道を引用し、「鷹撃ー100」は大陸が「長剣-10」巡航ミサイルを基礎に研究開発した空中発射型超遠距離対艦ミサイルであるとした。射程は650kmに達し得る。鷹撃ー100の「体型」は長剣-10や「トマホーク」巡航ミサイルに非常に似ている。弾頭は卵形を呈し、中部は円柱形で、尾部は円錐形で、後部にはロケットブースターがつながっている。ミサイル本体中央部には一対の折りたたまれテーパーのついた台形の翼が装備され、腹部には空気取り入れ口があり、尾部には十字型の折りたたみ翼が装備される。意外なことではないが、このミサイルはこの種の巡航ミサイルに常用されるターボファンエンジンを採用しているはずである。

青島日報の報道によれば、軍事ウェブサイト編集長の李小健は、鷹撃ー100は「慣性+衛星制御誘導+アクティブレーダー標的捜索+赤外線末端」の複合制御誘導方式を採用している可能性が高い、と分析する。「我々の現在の科学技術レベルをもってすれば、鷹撃ー100の中段制御誘導に『北斗』ナビゲーションシステムを採用し、遠距離打撃の高精度に関する要求を満足させることは完全にできる。」 しかもミサイル飛行ルートの末端において、鷹撃ー100はミリ波制御誘導レーダーを採用してミサイルのステルス目標探知計測、抗妨害、電子戦対抗能力を向上させている可能性が高い。

「ミリ波誘導弾頭は『人在回路』コントロール能力を具備し、すなわち末端制御誘導レーダーが探知計測した画像を搭載艦/搭載機のコントロール員に送り返し、スクリーン上で最も攻撃に値する目標を選択するのである。」  李小健は、鷹撃ー100はこの点が完全に達成でき、ネットゲームをプレイするように敵艦を打撃する、と考える。

(頑住吉注:2ページ目のキャプションは1ページ目と同じ。3〜9ページ目)解放軍の轟ー6爆撃機


 原設計が非常に古い轟ー6でも目標から遠く離れて巡航ミサイルを発射すれば有効に攻撃できる、ということなんでしょう。アメリカ空母にも迎撃能力があるので巡航ミサイルが本当に命中できるのかは分かりませんが。

 ロシア空母関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2015-02-09/229153_2602373.htm


ロシア次世代空母方案の模型が明るみに:ダブル艦橋 スキージャンプ式甲板

ロシアメディア記者の誘導の下、ロシアの次世代空母方案の模型が初めて明らかになった。

最近、ロシアのテレビ局は記者がロシアの造船研究機構「ビクトリア国家研究センター」で行った取材ビデオを放送した。画面の中に出現した2隻の新型軍用艦船の模型が大きな関心を引き起こしている。

1つは新型空母の模型である。この空母はダブル艦橋の設計で、依然スキージャンプ甲板を採用しており、通常空母に特徴的な大型の煙突がなく、原子力動力らしい! しかも艦上にはロシアのT-50第5世代機の艦載型らしきものが搭載されている。

もう1つはロシアの新型水上戦闘艦の模型で、新世代巡洋艦らしく、この艦は巨大無比な多機能集成マストを採用している! しかも大量のミサイル垂直発射システムを装備している。

明るみに出た新型戦闘艦の模型は船型を試験する科研機構のもので、このためこの2つの艦の信頼度は非常に高い!

(頑住吉注:2ページ目)依然スキージャンプ式飛行甲板である。スキージャンプ甲板の採用はロシアが置かれている地理的位置と密接な関係がある。

(頑住吉注:3ページ目)ダブル艦橋方案。しかも艦上にはさらにロシアのT-50第5世代機の艦載型らしきものがある。

(頑住吉注:4ページ目)後部艦橋の特写。艦上にはさらに固定翼早期警戒機が装備されている!

(頑住吉注:5ページ目)艦上には依然ミグー29K艦載機もあり、艦載型T-50との混装による移行も、ロシア海軍の現実の条件に符合する。

(頑住吉注:6ページ目)艦上のミグー29K艦載機の模型。

(頑住吉注:7ページ目)同時に明るみに出たロシア軍新世代水上戦闘艦の模型!

(頑住吉注:8ページ目)巨大無比な多機能集成マストはイギリス海軍の45型駆逐艦とやや似ている。総合的に判断して、新型巡洋艦に違いない。

(頑住吉注:9ページ目)巨大無比な多機能集成マストの特写。

(頑住吉注:10ページ目)艦体前部に装備された大量の垂直発射システム! キーロフ級巡洋艦の風格が大いにある!

(頑住吉注:11ページ目)ヘリ甲板後方にも同様に垂直発射システムが装備されている。

(頑住吉注:12ページ目)新型戦闘艦の船型の研究に用いる流体試験水槽

(頑住吉注:13ページ目)11622はこの艦の研究開発のコードナンバーに違いない。

(頑住吉注:15ページ目)各種艦艇の流体試験模型


 どうもレポーターがコメディアンみたいであるのが気になるんですがそれはさておき、かなり精密な模型で、過度に先進的でないところにリアリティを感じます。「スキージャンプ甲板の採用はロシアが置かれている地理的位置と密接な関係がある」というのは低温の状況下では蒸気カタパルトの使用に不利であることを指しているんでしょうか。巡洋艦らしきものの艦橋は確かに異様に大きく、転覆しやすそうにさえ見えますが。

2月11日

 中国の戦闘機輸出関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150210/19294297.html


中国の大佐:アルゼンチンの「梟竜」購入はあるいは金の無駄遣いか

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『梟竜』戦闘機」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

軍情解析

銭報シンクタンクの徐勇凌が中国・アルゼンチン戦闘機プロジェクトを独占的に解読

殲ー10がアルゼンチンにより適合

南米、わが軍用機輸出の突破口となる


もし前述の報道がいずれも事実なら(頑住吉注:この前の文が略されているようです)、FC-1[梟竜」と殲ー10「猛竜」で、アルゼンチンはどちらの戦闘機を選ぶ可能性がより高いだろうか?

我々は特別に殲ー10の功績ある試験飛行員と空軍理論家を兼ねている銭報シンクタンクの専門家の徐勇凌大佐に教えを乞い、彼は非常にきっぱりと記者に、もしアルゼンチン人に理性が足りていたら、殲ー10を選択するだろう、と教えた。

「梟竜」の購入はあるいは金の無駄遣いか

「『梟竜』は成都飛行機集団が第三世界諸国市場のために研究開発した小型戦闘機で、メリットは安価さ、コストパフォーマンスが高いことで、単価は3,000万アメリカドル余りでしかない。」 だが徐勇凌は、「梟竜」は結局のところ最初のルーツが殲ー7であり、厳密な意味では第4世代機とは評価されず、作戦機能は比較的ローエンドである、と指摘する。

イギリスは現在マルビナス諸島(頑住吉注:フォークランド諸島)に6機の「タイフーン」戦闘機を配備しており、実は4、5年前には4機だった。ひとたび情勢が緊張すれば、あるいは単にアルゼンチンがその空軍装備をグレードアップしただけで、イギリスは随時「本土-ジブラルタル-アセンション島(頑住吉注:アフリカ大陸とブラジルの間あたり)-マルビナス」というルートに沿って、続々と不断に「タイフーン」戦闘機、甚だしきに至ってはE-3早期警戒機を飛来させることができる。

「14機のFC-1には見たところ6機の『タイフーン』に対する数の優勢があるようだが、イギリスはマルビナス諸島に1〜2個中隊の『タイフーン』および早期警戒機を配備することが完全にできる」 徐勇凌の見たところ、多をもって少を打撃することができず、単一の機の戦闘力もまた顕著に劣勢にある以上、FC-1の導入は実はマルビナス諸島方向の態勢を改善することに対して実質的な助けにはならない。「使う金が仮に殲ー10を買うのよりも少なかったにせよ、浪費だ。」

(頑住吉注:2ページ目)

もしアルゼンチンが新型の殲ー10Bを装備したら、同じく第4世代半の戦闘機であり、フェイズドアレイレーダーを装備したこの機は「タイフーン」と一戦を交える力が完全にある。結局のところ「タイフーン」は現在まだ伝統的なパルスドップラーレーダーを装備しているのだ。

第5世代機水準の先進航空電子設備を除き、殲ー10Bはさらに全世界で最先端レベルの国産空対空ミサイルが搭載でき、これにはアクティブレーダー制御誘導の中距離ミサイルである霹靂-12、および赤外線成像制御誘導の格闘ミサイル霹靂-10が含まれ、「タイフーン」のアメリカ製中距離ミサイルAIM-120および「サイドワインダー」格闘ミサイルに全く遜色ない。

もしマルビナス諸島方向に配備したら、殲ー10の限られた作戦半径は人を憂慮させる。結局のところマルビナス諸島はアルゼンチン本土からの距離500kmのはるかなところにあるのだ。だが殲ー10Bには空中給油機能があり、もし同時並行で給油機が導入できたら、これは決してあまり大きな問題ではない。

「伝統的列強であるイギリスに直面して、アルゼンチン周辺の地域強国チリ、ブラジルはいずれも第4世代機を導入済みで、自国はまだかのいささか古い品で、面子の上で耐え難い。」 徐勇凌は、チリがアメリカから買ったF-16戦闘機は2008年にはもう引き渡され、現在46機を持ち、さらに1機のイスラエルの「禿鷲」早期警戒機(頑住吉注:検索しましたがヒットしません)、3機のKC-135給油機がある、と語る。一方ブラジルは去年スウェーデンから108機の「グリペン」を購入する協定を締結し、最初の28機は2019年に到着すると見られる。

このように厳しい戦略環境の下で、アルゼンチンが自由と身動きの余地を獲得したければ、同一ランクの装備を選択することが必須である。これは殲ー10の新型でしかありえない。 「ひとたび戦闘機と弾薬の生産ラインを導入したら、アルゼンチンは続々と不断に先進的な戦闘機を生産し、イギリスが千里をはるばる本土から戦力を投入するコストを受け入れ難いまでに高めさせることができ、これは陸上基地航空隊でも空母混成艦隊でもである。」

南米は中国軍用機輸出の理想の突破口

「兵器販売はデリケートな領域であり、他国からの武器購入開始には、いかなる国も非常に慎重になるだろう。だがひとたびこの門戸が開かれれば、非常に高い安定性があり、長期的に兵器販売関係が保持されるだろう。」

徐勇凌は例を列挙した。インドは1960年代よりソ連から武器を購入し、現在に至りすでに非常に習慣的になっており、かつロシアの装備を非常に信頼している。インド空軍の最新の126機の戦闘機に関する大口発注では、フランスの「ラファール」戦闘機が出血価格で入札に勝利したが、それにもかかわらず遅々として進展がなく、今一言値上げを言おうものならすぐにおじゃんになる可能性が高い。 「フランスは言うまでもなく、アメリカでさえインドに武器を売ろうというのは容易なことではない。」

「以前中国の作戦機はよく売れなかった。一方においては関連国が我々に圧力をかけたからで、別の方面では確かに質の上で欠陥があった。だが現在の中国航空工業は絶対に未熟ではなくなっている。」 徐勇凌は、中国はきっと断固として国産先進戦闘機の国際市場での突破を探求する必要があり、突破口はあるいはベネズエラ、アルゼンチンのような南米諸国にあるかもしれない、と考える。


 中国がアルゼンチンにユーロファイターに充分対抗できると見られる戦闘機を販売したらイギリスと中国の関係が悪化し、他の西側先進国も中国をより危険視するようになり、また万一衝突が起これば中国の戦闘機の実際のレベルが判明すると思われ、日本にも間接的にではありますが大いに関係してくるだろう問題です。

 韓国関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/02/10/017317351.shtml


韓国次世代戦闘機プロジェクト、1企業のみ入札 2月下旬に改めて入札募集

【グローバル軍事報道】 韓国連合通信社9日の報道によれば、韓国防衛事業庁の関連の責任者は当日、次世代韓国型戦闘機(KF-X)入札募集の活動中、韓国航空宇宙産業(KAI)だけが入札に参加したため、規定に符合せず、このため今月下旬に改めて入札を募集する、とした。

報道は、韓国の大韓航空社は2日すでにヨーロッパのエアバス社と韓国型戦闘機を共同開発する協議を達成させており、彼らの競争相手となるコンビネーションは韓国航空宇宙産業株式会社とアメリカのロッキード・マーティン社であるとする。だが9日午後4時の入札書類提出の最終時間になるまで、韓国航空宇宙産業株式会社だけが入札書類を提出した。規定によれば、もし1企業だけがプロジェクトの入札書類を提出したら、このプロジェクトは入札募集失敗と見なされ、改めての入札募集が必須である。改めての入札募集時、大韓航空は入札書類を提出することになるとされる。

韓国航空宇宙産業株式会社は技術の上で先んじた地位にあり、一方大韓航空社は戦闘機の技術方面では相対的に立ち後れているが、資金的実力は強力である。協力パートナーに関しては、エアバス社は核心技術移転方面で比較的自由で、大韓航空社は協力によってカギとなる重要技術を掌握することが有望である。比較すると、ロッキード・マーティン社はアメリカ政府の技術移転方面における制限を受け、韓国型戦闘機プロジェクトに真に投入できる技術は限られている。(陳山)


 何故大韓航空が今回入札に参加しなかったのかの理由が書かれていませんが、次回は参加するということなら準備が間に合わなかっただけということでしょうか。エアバスは技術移転で比較的自由だといっても、そもそも持っているステルス機関連の技術が少ないでしょうけどね。

2月12日

 今日は北朝鮮関連の同じテーマの記事を2つ紹介します。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/02/09/017313711.shtml


北朝鮮ステルスミサイル艇、新型対艦ミサイルを発射

(頑住吉注:1枚目の画像のキャプション)金正恩は歩哨所に行って新型対艦ロケットの戦術、技術の状況を理解した。その後北朝鮮東海艦隊の隊長が試射の命令を発し、超精密化、スマート化された対艦ロケットは安全な飛行を経た後、「敵船」を正確に識別しかつ打撃した。

(頑住吉注:2枚目の画像のキャプション)報道は、試射訓練を経て、北朝鮮軍は対艦ロケットの打撃能力がすでに技術データの要求するレベルに到達済みであることを検証した、とする。だが報道はまだ決して発射の具体的時間や地点に言及していない。

(頑住吉注:3枚目の画像のキャプション)北朝鮮海軍の新型双胴ミサイル快速艇がロケット(実際には対艦ミサイル)を発射している。前回明るみに出たミサイルと同一機種に属するに違いなく、ロシア製の「天王星」対艦ミサイルに似ており、その性能指標は「天王星」とおおよそ同等と推測され、最大射程が130km前後の亜音速対艦ミサイルと推測される。

(頑住吉注:4枚目の画像のキャプション)このミサイル艇は4発のこの新型ミサイルが搭載できるが、現在まだ北朝鮮がどんなルートから「天王星」の技術を得たのかはっきりしていない。

(頑住吉注:5枚目の画像のキャプション)ミサイル艇の船首部分の甲板にはAK-230の砲塔を基礎に改装されたAK-630に似たようなガトリング砲が1基ある。両側は北朝鮮海軍独特の14.5mmガトリング艦載機関銃らしい。

(頑住吉注:6枚目の画像のキャプション)金正恩は試射の結果に対し満足を表明し、朝鮮人民軍がより多くの現代の戦争の中で主導権を掌握できる高度精密化、スマート型戦術武器を研究開発することを期待している。

(頑住吉注:7枚目の画像のキャプション)金正恩、望遠鏡を用いてミサイルの試射を視察。

(頑住吉注:8枚目の画像のキャプション)この画像からは新型ミサイル艇の武器レイアウトが前後対称を呈することが見て取れる。

(頑住吉注:9枚目の画像のキャプションは1枚目と同じです。)


 「天王星」はロシア語では3К60「Уран」というようです。


http://military.china.com/news2/569/20150210/19294681.html


北朝鮮、ステルス戦闘艦を明るみに 試射したミサイルはアメリカの「ハープーン」に似る

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「北朝鮮は演習中にアメリカの『ハープーン』に似た全く新しい対艦巡航ミサイルを発射し、しかも発射プラットフォームはステルス戦闘艦だった」)

朝鮮中央通信社は7日朝鮮人民軍最高司令官の金正恩が現場で海軍演習を視察する一組の画像を発表した。AP通信社は8日、画像により北朝鮮海軍は今回の演習中アメリカの「ハープーン」に似た全く新しい対艦巡航ミサイルを発射し、しかも発射プラットフォームはステルス戦闘艦であると判断できる、とした。

朝鮮中央通信社が関連のミサイル発射の画面を発表するのと同時に、北朝鮮中央テレビ局も連帯して新型ミサイルを配備したステルス艦艇が航行および発砲する画像を発表した(画像を見よ)。関連の動画を根拠に、韓国の軍事専門家はこの艦が2013年に椒島海域に出現した新たな艦と似ており、全長30〜40m、前甲板にロシア製AK-630式6本バレル30mm機関砲を装備し、艦体後端には2つの円柱状対艦ミサイル発射架が配置されている、と考える。韓国の「戦略情報サービスセンター」責任者の申仁均は、新たな艦の全体設計は外表面がシンプルで、しかもあらゆるレーダー、光電子、通信システムも伸縮可能な形式に設計され、その目的は疑いなくステルス機能の重視である、と考える。このため画像の新たな戦闘艦がミサイル発射架を艦艇の甲板に突き出させて置くやり方は制式設計ではないはずで、将来北朝鮮軍がミサイルを船体上部の建築物の中、あるいは船体中部両側に隠す可能性が排除されない。

西側メディアは今回明るみに出た新型艦艇が地面効果飛行機であると推測しているが、北朝鮮はこの新型艦艇をホバークラフトに含めている。外形から見て、この艇は側壁式ホバークラフトに似ており、両側の細長い船体側壁を利用してエアクッションを形成して船体を持ち上げ、だが推進は依然水中のスクリューに頼る。

説明によれば、北朝鮮は小型ホバークラフト研究開発方面ですこぶる経験があり、全部で150隻のホバークラフトを持ち、戦時には小隊クラスの部隊を搭載して上陸奇襲作戦ができる。ホバークラフトは海上で活動できるだけでなく、海潮(頑住吉注:この場合何を意味するか不明。浅瀬?)および泥濘地帯を高速で進むことができ、埠頭および防波堤に上陸する能力を持つ。この前日本メディアは、北朝鮮はすでに黄海と日本海方向に秘密裏に新型魚雷艇とミサイル艇を配備しており、例えば北朝鮮の造船工場が開発した「飛魚」というあだ名の神秘の高速ホバークラフトで、ミグー21戦闘機のエンジンを配備し、時速は110kmにも達し、50〜60名の特戦隊員が搭載できる、と明らかにした。韓国軍は、北朝鮮軍の現役ホバークラフトに比べ、「飛魚」ホバークラフトは北朝鮮特殊兵が韓国の占領する「西海五島」での上陸作戦を実施する時間を2〜3時間にまで短縮させる、と考える。今北朝鮮はさらに一歩対艦ミサイルを搭載可能な高速ホバークラフトを開発し、このことは北朝鮮が海上遭遇戦の中でさらに一歩「狙撃兵」の位置付けを突出させることを渇望していることを示している。

ロシアの「軍事工業総合体」の報道によれば、北朝鮮のステルス戦闘艦が配備する対艦ミサイルはロシア製のKh-35ミサイルに似ている。Kh-35は1990年代の製品に属し、アメリカの「ハープーン」ミサイルに似ているため、「ハープーンスキー」と呼ばれる。このミサイルは最大速度マッハ0.8、最大射程130kmである。ある分析は、北朝鮮が持つKh-35はロシアから直接導入したものではなく、第三国を経て導入した後でコピー生産したものだとする。

韓国を心配させるのは、もし北朝鮮の新型対艦巡航ミサイルの性能がKh-35と同等だったら、韓国海軍に対し深刻な脅威をもたらすことである。これまで北朝鮮はまだこの種の低空防御突破能力と電磁妨害に抗する能力を持ったミサイルを全く持ったことがなかった。韓国海軍のイージス艦と韓国型駆逐艦などの新型艦艇はこの種のミサイルを迎撃できるが、西海北方限界線の警戒任務を担う韓国の旧式巡視艇や護衛艦の上には先進的な迎撃武器や電子戦設備が配置されていない。明らかにステルス艦艇上に搭載される北朝鮮の新たな対艦ミサイルは韓国の旧式巡視艇や護衛艦に対し致命的脅威を構成するだろう。

大きな力を入れて遠洋海軍を発展させる韓国とは異なり、北朝鮮は近年小型艦艇の研究開発を強化している。日本の「世界の艦船」の報道によれば、目下北朝鮮軍には約103隻の魚雷艇と40隻余りのミサイル艇があり、それらの最高速度は普遍的に40ノットを超え、魚雷、ミサイルに頼って快速突撃を行い、その後快速で離脱する。韓国情報機関は、北朝鮮ミサイル艇が目標に対し飽和攻撃を行った時、攻撃威力は相当に驚異的であると考える。韓国海軍は北朝鮮と韓国の争いある水域で活動する高速砲艇に「ミストラル」ミサイルを追加装備し、北朝鮮高速艦艇に対する打撃に入れる力の度合いを強化することになる。(田聿)


 場合によっては日本の海上自衛隊に対する脅威にもなり得るでしょうね。しかし韓国も現実的な脅威を考えれば「大きな力を入れて遠洋海軍を発展させ」ている場合じゃあるまいと思いますが。

2月13日

 中国の巨大ホバークラフト関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150211/19299292.html


ロシア、ウクライナに代わって中国のためにバイソンホバークラフトを製造、とする:数は4隻をはるかに超えることに

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「最近、ネット上に国内軍事工場の某造船工場内で多くの艦艇が建造中である場面が明るみに出た」)

「ロシア、ウクライナの手中から重要な国防契約を奪う。」 ロシアの「視点報」は9日この題で報道し、ロシアと中国は中国国内で12322型「ヨーロッパバイソン」ホバークラフトの建造を完成させる契約につき協議を達成させた、とした。報道はロシアの造船業の消息筋の人物の話を引用し、この契約は当初中国とウクライナが締結し、ウクライナ国防工業部門によって担当され、クリミアの「大海」造船工場によって建造されることになっていた、とする。だが最新の協議に基づき、このプロジェクトはロシア国防製品輸出社によって担当され、「大海」造船工場は中国で建造作業を完成させることになる。

「視点報」は、事実としてウクライナはこのホバークラフトを独立して建造し、また販売するライセンスを決して持ってはおらず、その知的財産権はロシアサイドの所有に帰する、とする。ロシアの反対に遭うのを免れるため、ウクライナはホバークラフトに対し大きからぬ改修を行い、かつ命名し直し、中国向けに輸出する「ヨーロッパバイソン」を完全にウクライナサイドによって設計建造される958型「バイソン」ホバークラフトに変えた。契約によれば、去年の春節前(頑住吉注:もうすぐ春節なんで約1年前)、ウクライナは中国に向け2隻を引き渡した。

ロシア戦略・技術分析センター主任ワシーリ コーシンはロシアメディアのインタビューを受けた時、この前ロシアサイドは中国とこのホバークラフトの販売につき談判を行ったことがあるが、ロシアサイドは中国サイドの極めて高い価格をもっての大量購入を要求することを企図し、中国のウクライナへの転向をもたらした、と語った。最終的に、「大海」造船工場は極めて低い価格をもって中国サイドと契約を締結し、かつ中国に向け関連の資料を提供した。コーシンは、「今回ロシアサイドが中国サイドのためにどんな種類の条件を提供したのかはしばらくのところまだ秘密であるが、双方が某種の方式をもって契約することは確定である。私は、中国が現在の4隻のホバークラフトだけに限ることはないだろうと考え、さらに大量生産がある可能性がある」と語る。


 これはたぶんクリミアがロシアの支配下になったことと関係があるんでしょう。コーシンは今後大量に中国に輸出することになると予測していますが、中国も国産化しているのでそうなるかは疑問です。もし実現すれば中国が間に合わないほどこの上陸作戦用ホバークラフトの生産を急いでいるか、中国での国産化がうまくいっていないかのどちらかでしょう。

 北朝鮮関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/02/11/017322329.shtml


韓国メディア:北朝鮮のミグー29、塗装を変更 あるいは空戦で相手を惑わすためか

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「北朝鮮のミグー29戦闘機の塗装にはすでに変化が発生している(原文に添えられた画像)」)

中新ネット2月11日電 韓国の「中央日報」ウェブサイトの報道によれば、北朝鮮は近々ミグー29戦闘機の上面を元々の深緑色の塗装から明るい灰色に斑紋が付属する塗装に改める。韓国空軍関係者は、北朝鮮サイドのこの挙は空中での遭遇時相手方に視覚的混乱を発生させ、したがって空対空戦闘に有利とするためらしい、と考える。

報道は、2012年1月に金正恩が北朝鮮空軍部隊を視察した時に撮影された画像と今年1月24日に北朝鮮が公開したミグー29戦闘機の画像の対比を根拠に、北朝鮮が最近戦闘機の塗装の色を変えつつあることを知ることができる、とする。

現地時間2月10日、韓国軍上層当局は、情報によれば北朝鮮は去年10月前後に戦闘機に対する塗装の色の変更を開始し、北朝鮮が最近公開した戦闘機の画像と以前の画像に対する分析結果がはっきり示すところによれば、北朝鮮がすでに色と設計(頑住吉注:色彩設計ということでしょう)をすべて交換していることが確認される、とした。

報道は、以前北朝鮮はミグー29戦闘機の上面を大部分比較的濃い緑色に塗装し、底部は比較的濃い空色だった、と指摘する。2012年1月末、金正恩が北朝鮮空軍1017部隊を視察した時に撮影された記念写真でも、ミグー29はこのような色彩をはっきり示している。ミグー29の特性は低空飛行に長けることで、上空から見ると地上の色と似ており、下から上に向かって見ると色は青空と似て、これは隠蔽性を高めるためである。だが2014年10月以後、北朝鮮が公開するミグー29戦闘機は顕著に異なっている。機体全体が明るい灰色で、かつ灰色の斑紋が付属し、遠いところから見るとまるで雲のようで、かつ機体下方も明るい空色に改められている。

韓国空軍関係者は、北朝鮮サイドのこの挙は、空中で遭遇した時相手方に対し視覚的混乱をもたらさせ、空対空戦闘に対応するためらしい、とする。韓国情報当局は、北朝鮮はさらに低空浸透に用いるアントノフー2(頑住吉注:複葉の多用途機で比較的少数の兵を落下傘降下させることもできるようです)や銀色のミグー23戦闘機の色を変更中であることを掌握している。韓国軍の関連の責任者は分析し、去年韓国が坡州などの地で発見した無人機は空色の中に斑紋を加えてあり、人が地上で視察する時錯覚を生じさせるためのようだが、北朝鮮軍の現有の戦闘機の色は当初の目的とは異なり、判断によりこのようにすると比較的目立つ可能性があると考えているため、色を変えたのである、とする。

報道は、韓国軍は北朝鮮が飛行機を塗装する時にステルス塗料を使用しているか否かに密接に関心を注いでいるところだ、と明らかにした。ある情報は、2000年代後期、北朝鮮はステルス塗料を研究開発済みであることをはっきり示している。北朝鮮は、自らが研究開発した武器を輸出するために制作した説明書の中でステルス機能の包含を主張しており、またさらに2月6日に射撃訓練を行ったミサイル艇もステルス機能を持っていると称している、とされる(頑住吉注:昨日紹介した記事のあれですね)。

だが、韓国メディアは分析し、もし北朝鮮戦闘機がステルス塗料を塗っても、それがレーダーの探知を避ける機能を持つと見ることは非常に難しい、とする。韓国軍上層部の関連の責任者は、ステルス機を導入することによって空軍戦力を増強することの資金消耗の額は非常に大きく、北朝鮮は経済上これが負担できないからこそ色の変更によって最大限戦闘機のステルス性を向上することを企図しているのであって、決してペンキを塗るだけですぐステルス機能が持てるわけではない、とする。彼は強調し、ステルス機がレーダー波の乱反射面積(RCS)の最小化を達成させるためには、設計と材質をもって核心とし、戦時には目を用いて戦闘を見るのではなく、数十km離れてレーダーを見てミサイルを発射する遠距離戦闘なのであり、このためもし色を変えても予期の効果を達成することは非常に難しい、とする。また彼はさらに、韓国軍は朝鮮半島全域が確認できるレーダーと早期警戒機を持っており、北朝鮮の戦闘機がもし数十m飛び立っただけでも発見され得る、と指摘する。


 まあ北朝鮮が開発したステルス塗料に驚異的な効果があるとは考えにくいでしょうからね。

2月14日

 中国海軍関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150212/19305794.html


中国の第6隻目の052C西安艦が就役 イージス艦隊の規模、日本を超越

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国はすでにアメリカを除きイージス艦最多の国となっている」)

「人民海軍」報2月9日の報道によれば、当日午前052C型ミサイル駆逐艦「西安艦」(艦ナンバー153)の就役命名軍旗授与式が浙江省の舟山の某軍港で行われ、この艦が正式に人民海軍の戦闘序列に加入したことを象徴的に示した。ここに至り、中国人民解放軍海軍の6隻の052C型ミサイル駆逐艦はすでに全部現役に加入し、この前就役した052D型昆明艦(艦ナンバー172)を加え、中国海軍は現在7隻の区域防空艦を持ち、日本の海上自衛隊を超えて世界第2番目に大きいイージス艦隊となった。

人民海軍報の報道によれば、西安艦は我が国が自ら研究開発、設計、生産を行った新世代ミサイル駆逐艦で、「中華イージス」の美名がある052C型駆逐艦の後続艦で、東海艦隊の長春(艦ナンバー150)、鄭州(艦ナンバー151)、済南(艦ナンバー152)に次いで就役する第4隻目のこの型の艦艇でもある。

この艦は全長155.5m、全幅17.2m、喫水6.1m、満載排水量6,000トン余り、メインエンジンはCODOG推進システムである。052C型駆逐艦は多くの我が国が自主研究開発した新型武器装備を装備しており、この中には48発の「海紅旗-9型」遠距離艦対空ミサイルと8発の「鷹撃-62」対艦ミサイル、1門の210型100mm多用途艦砲、2基の730型30mm近接防御速射砲システム、6門の魚雷発射管、4基の18連装妨害ロケット発射装置があり、直ー9ヘリが搭載できる。この艦の性能は先進的で、技術含有量が高く、単独あるいは海軍のその他の兵力と協同で水上艦艇、潜水艦が攻撃でき、比較的強い遠距離警戒探知計測および区域防空作戦能力を持つ。

式では、東海艦隊副司令員の沈浩がこの艦のために軍旗を授与し、かつ命名証書を交付した。西安艦の政治委員である張興勇は全将兵を代表して発言し、習近平主席の一連の重要な指示と党の新たな形勢の下での強軍の目標を終始しっかりと心に刻み、「鉄血、尚武、卓越」の艦訓に照らして建設にしっかり取り組み、常時戦闘準備の充分な姿勢を保持し、祖国の領土の完備の維持保護、海洋権益の防衛のために貢献する、とした。

すでに就役している7隻の区域防空艦の他、現在少なくとも6隻の052D型ミサイル駆逐艦が建造中で、この他に中国海軍の055型ミサイル駆逐艦(外界はミサイル巡洋艦と称する)がすでに建造開始されている。ある情報は、この艦の排水量は1万トンを超え、戦闘力は052D型ミサイル駆逐艦を全面的に超越する、とする。

この前ある軍事マニアは造船工場の中の4隻の052Dミサイル駆逐艦の「集合写真」を撮影し、この中にはすでに172という艦ナンバーが塗装された052D型ミサイル駆逐艦の第1号艦昆明艦ともう3隻の建造進度が異なる艦艇が含まれ、しかもその中の052Dの第2号艦はすでに造船工場を離れ、航海試験を行っている。ある情報は、造船工場の深いところにはさらに5号艦と6号艦がある、とする。

現在、アメリカ海軍は22隻の「タイコンデロガ」級ミサイル巡洋艦と62隻の「アーレイ・バーク」級ミサイル駆逐艦を持っており、全部「イージス」システムを装備し、実力は世界第1位に君臨する。一方日本の海上自衛隊は4隻の「こんごう」級および2隻の「あたご」級ミサイル駆逐艦を持ち、これまでずっと世界で2番目に規模の大きいイージス艦隊だった。日本はさらに2隻の「イージス」駆逐艦を建造しようとしているが、その建造の進度は明らかに中国と同列には論じられない。


 正確に言えば中国はイージス艦を1隻も持っていないわけで、いわゆる「中華イージス」艦が本当にイージス艦に匹敵する能力を持っているのかは実戦によってプルーフされるまでは分かりません。しかしこのまま行けば「中華イージス」の数は日本のイージス艦よりはるかに多くなり、たとえ「相当に劣る」ものであったとしてもいずれは日本が少なくとも単独では対抗し難い戦力になると考えるべきでしょう。ちなみにまだ事実かどうか分からないと言われていた055艦の着工はいつの間にか事実扱いになっちゃったんですかね。

 次は中国のアメリカへの対抗手段関連です。

http://military.china.com/news/568/20150212/19304260.html


ロシアメディア、中国の電磁パルス武器を騒ぎ立てる:アメリカにとっての深刻な挑戦

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:電磁パルス武器の作戦の想像図」)

ロシアの衛星ネットは10日、報道によれば中国科学院西安光学精密機械研究所は新型X線パルス発生器を研究開発した、とした。文章の作者であるロシア戦略・技術分析センターの専門家コーシンは、もし中国がこの電磁パルス武器を配備したら、「アメリカの当地域における戦略的利益に対する深刻な挑戦」となる、と考える。だが中国の専門家は、文中で報道される内容は基本的に全て推測であり、この前アメリカメディアが騒ぎ立てたのと本質的な差異はない、と考える(頑住吉注:ほぼ1年前、2014年2月7日のコラムで記事を紹介していました)。

ロシア衛星ネットの報道は、中国軍事建設の全体の方向を根拠にすれば、電磁パルス武器が武器研究方面の優先される方向の1つであると推断するのは難しくない、とする。中国の軍事の上層部は、将来勃発する可能性のある軍事衝突の中では情報技術が広範に応用されることになると考えている。「仮想される相手は解放軍よりも多い情報量を持つ可能性が高く、あるいは解放軍に比べより情報技術の使用に依存するかもしれない。中国は衝突初期において敵サイドの情報の優勢を剥奪することに努力しているところである。」

文章は、中国は成功裏に電磁パルス武器を研究開発し、これは情報対抗を行う1つの重要な要素でもある、とする。中距離弾道ミサイルは中国の電磁パルス発生器のキャリアに充当される可能性が高い。アメリカのミサイル防衛システムの中国国境からの距離がどんどん近くなる時、この種の武器の作用はどんどんはっきりする。「電磁パルス武器の1つのあり得る優先使用目標は日本と台湾の防空およびミサイル防衛システムの指揮施設である。それらの機能を失わせれば、解放軍が最も有効に自らの大量の通常高精度弾道ミサイルおよび巡航ミサイルを利用して、相手方の重要交通施設、飛行場、対空兵器を破壊することを保証できる。このことは中国に衝突初期段階において空中の優勢を占めさせ、アメリカの太平洋西部に向けての軍事力補充を阻止することができる。」

コーシンは、もし中国が電磁パルス武器を持ったら、アメリカの東アジア危機に対し快速反応をなす能力が問題となる、と考える。実際、アメリカは自らの当地域の地位を保持するため、自らの当地域における常駐軍事力を大幅拡大し、保護される基礎施設建設に大量投資し、もって軍隊の作戦の高い効果を確保することが必須である。アメリカの相当の一部分の軍事力と資源が依然東欧と中東において牽制されているので、ワシントンはこうした目的のための資金を捜し当てることの達成が非常に難しくなる。

ある姓名を明かされたがらない中国の軍事専門家は、文章の作者コーシンはロシア戦略・技術分析センターの主任であり、これまでにも何度も中国とロシアの軍事問題につき文章を執筆しているが、その中国に関わる文章の多くは西側メディアやロシアメディアの関連の報道の二次利用で、中国の軍事に対する分析には権威ある情報源は決してない、と考える。この専門家は、米軍は電磁パルス武器領域において非常に強い技術的優勢を持ち、明らかに中国は決してアメリカに脅威を与えてはいない、と考える。だがロシアの専門家が中国の電磁パルス武器のアメリカに対する脅威を大いに語ることは、米ロが現在ウクライナ問題ゆえに深刻に対立する背景の下で、その目的には考えさせられるものがある。(章節)


 うーん、でもアメリカの電磁パルス兵器が中国よりずっと進んでいたとしても、中国のそれがアメリカのシステムに障害をもたらさないとは言えないのでは。「解放軍に比べより情報技術の使用に依存するかもしれない」というのは、仮に双方の情報システムがほとんど全てダウンしたら、元々情報システムへの依存度の低い軍隊の方が相対的にダメージが少なく有利になるかもしれない、ちゅうことですよね。

2月15日

 ロシアの小火器関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150213/19308004.html


ロシア精鋭部隊、2種の新たな小銃に換装へ 多くの国に向けセールスするも拒絶に遭う

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「プーチン、AK-12新型アサルトライフルを試す」)

イギリスのジェーン安全保障業務グループウェブサイトの報道によれば、ロシア国防省はすでに、特殊部隊と航空降下兵を2種の新式小銃に換装し、もってAK-74MおよびAKM系列小銃に取って代わらせることを確定している。軍事工業を担当するロシア国防省副大臣ユーリ ボリゾフは1月24日、この2種の小銃はIzhmash社によって生産され、「ロシア軍にとって、これらの小銃のコストパフォーマンスと質は認可に値すると言える」とした。

ボリゾフは、ロシア国防省はAK-12とAK-103-4自動小銃の調達を決定し、それらはそれぞれ5.45mmx39および7.62mmx39口径弾薬を採用している、とした。彼は、これらの小銃は「戦士」情報化兵個人作戦システムの一部分として調達され、このシステムは5〜7万セット調達されることになると見られ、ロシア軍精鋭特殊任務部隊と航空降下兵の武装に用いられる、と強調した。

説明によれば、AK-12はカラシニコフ銃器ファミリーの第5世代製品に属し、多くの部品はロシア軍で現役のAK-74小銃と共用で、このため新たな銃器の価格はAK-74Mに比べ25%前後高いだけである。AK-12は伝統的なAK銃器ファミリーのロングストロークガスピストンと回転式閉鎖ボルトをそのまま使用するが、ボルトを設計し直し、射撃模式はセミオート、フルオート、3発バースト模式を含む。フルオート時の理論的発射速度は毎分600発で、有効射程は500mである。AK-12のレシーバーカバーも設計し直しを経ており、頂部には照準機材が着脱できるピカティニーレールが集成されている。AK-12の人・銃操作インターフェイスにも大いに見直しがあり、ストックは折り畳めるだけでなく、さらに4つの伸縮段階があって選択に供することができ、兵士が自らの体型に照らして調節を行うのに便利である。バットプレートにはさらにわざわざ震動吸収ゴムが追加装備され、射撃時に生じる後座力を下げ、射手の銃器操作の安定性を大いに高め、射撃精度の保証を達成させる。

口径がより大きいAK-103-4に関しては、「現代版AK-47小銃」と見なされ得る。基本材料と技術は旧式なAK-47、AKM小銃と決してあまり大きな差異はなく、第二次世界大戦時期のM43型7.62mmx39中間弾薬を継続して使用するが、ピカティニーレール、伸縮式折りたたみストック、マズルブレーキを配備している。

だがロシアの「視点報」は、ロシア軍の新たな銃への換装の緊迫性は決して強烈なものではなく、何故なら銃器の性能は弾薬と密接に関係し、ロシア軍が今に至るも依然5.45mm小口径弾薬と7.62mm弾薬を基礎的性質の弾薬としていることを考慮すれば、このことはこうした弾薬をそのまま使用するAK-12およびAK-103-4小銃が性能上旧式なAK銃器を徹底的に圧倒することはあり得ないことを意味している、と明らかにする。事実、ロシア国防省は決して全軍をAK-12およびAK-103-4に換装するつもりではなく、新たな銃は「戦士」システムを使用する精鋭部隊の使用にのみ供し、その他の部隊はグレードアップ版のAK-74M自動小銃を継続して使用する。

提示しておくに値するのは、ロシア軍が小範囲でAK-74M小銃の装備からの撤去を開始するという際に、一部の独立国家共同体の国も小銃の換装作業を行っていることである。彼らの軍隊は規模が小さいため、1回で装備からの撤去を終えることができる。だがロシアをまずい立場にさせるのは、こうした国がいずれもロシアが推薦するAK-12を選択使用していないことである。ロシアの「独立軍事評論」の報道によれば、アゼルバイジャンはイスラエルが生産するTAR-21アサルトライフルを用いてAK-74M小銃に取って代わらせる決定をしている。(風雷)


 まあ誰がどう見ても画期的な高性能が期待できる銃ではないですわな。一部の部隊向けとされてますが、一般の部隊の銃もいずれ老朽化して交換が必要になるので、徐々にニュータイプに入れ替わっていくのでは。アゼルバイジャンがタボールを採用したというのはちょっと意外な感じです。どういう背景があるんですかね。もう一つロシア軍関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/02/13/017327534.shtml


ロシア、キーロフ級原子力巡洋艦のリニューアルを開始

時は2015年に入り、ロシア海軍の「ナヒーモフ海軍上将」号「キーロフ」級巡洋艦が退役し不使用状態で置かれて16年近く後になって、ついに改装リニューアル作業が開始された。この作業計画は2011年時点には早くも確定していた。ロシア北方造船工場は、改装の重点は主にこの艦に先進的な武器装備や電子設備を装備することである、とする。

「ナヒーモフ海軍上将」号「キーロフ」級巡洋艦は1988年に就役し、1999年に退役した。この艦は2005年に維持修理を開始して以来、ずっとロシア北部のセベロドビンスクにある北方造船工場内に停泊している。

北方造船工場の責任者Dyachkovは、大修理の期間にはこの艦の主要な武器装備に対し改造を行うことになり、P-800「ルビー」対艦ミサイルを用いてSS-N-19「海難」対艦ミサイルに取って代わらせる、とする。この艦はさらにS-400「凱旋」対空ミサイルをベースとする先進対空ミサイルシステム、および新たなポイント防御システムを装備することになる。

ロシア海軍はさらにキーロフ級のもう2隻の艦艇である「ウシャコフ海軍上将」および「ラザレフ海軍上将」号に対し改装を行うことになる。ロシアは1974年から1998年までの期間に4隻の「キーロフ」級原子力巡洋艦を建造し、このうちの1隻である「ピョートル大帝」号は北方艦隊の旗艦としてまだ就役中である。

資料画像:まだロシア軍北方艦隊の旗艦として就役している『ピョートル大帝』号。


 このタイミングで遅れていたリニューアルに着手したのは西側との関係悪化とも関係があるんですかね。資金が続くかどうかも問題だと思いますが。















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