コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその121

2月22日

http://news.china.com/international/1000/20150221/19317262.html

 「金正恩、髪型を変える」ってんでどんなのかなと思って見たら思わず吹き出しちゃいました。これ北朝鮮基準ではカッコいいんすかね。

http://military.china.com/important/11132797/20150221/19317163.html

 訳しませんけど「ロシアで愛国主義漫画展開かれる」という記事で、画像はちょっと面白いです。

 中国空母関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150218/19315947.html


中国は2隻の中古ロシア空母を改造できるか否か? ロシアメディア:遼寧艦改造に比べさらに難しい

(頑住吉注:この記事の画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

ロシア衛星ネット2月16日の報道によれば、最近どんどん多くの中国のネット仲間は、旧ソ連の航空機搭載巡洋艦「キエフ」および「ミンスク」号が現代空母に改造され得るか否かに対し濃厚な興味を示しており、このことは外国のウォッチャーたちの関心も引き起こしている。我々はロシア戦略・技術分析センターの専門家コーシンに、この種の改造は可能か否か、および中国は「キエフ」および「ミンスク」号の改造に頼って自らの空母艦隊を壮大化させることができるのか否かにつき自らの評価を乞うた。

第1の問題については、完全に明確な肯定の回答が出せる。すなわち、完全に可能である、である。「キエフ」号と「ミンスク」号は「正真正銘の空母」に改造され得るし、飛行機はその上で発着を完成させることができる。

第2の問題である改造に意味があるか否かの答案も非常に明確である。この種の改造が収める効果ははなはだ少なく、中国がそれに対し改造を行う可能性は非常に小さい、である。本当に実施しようとすれば、消耗する資金は新たな空母を建造するコストに相当し、さらに非常に大きな技術的リスクを冒す必要があり、しかも最終的に獲得されるのは非常に並な製品に過ぎない。

「キエフ」号と「ミンスク」号は中国人が改造した旧ソ連の航空機搭載巡洋艦「ワリヤーグ」号とは異なり、垂直離着陸のYak-38およびヘリしか搭載できない。しかもそれらは「ワリヤーグ」号に比べてずっと古い。「キエフ」号は最も旧式な航空機搭載巡洋艦で、40年前の1975年に就役を開始した。一方「ミンスク」号は1978年に正式にソ連海軍に装備された。ソ連解体前、これらの艦船はすでに深刻に老化していた。

これらの巡洋艦を真の空母に改造する作業の規模は、「ワリヤーグ」号を「遼寧」号に改装するのと比較にならないということが見て取れる。中国人の手中に落ちた時、「ワリヤーグ」号の70%近い建造作業はすでに完成し、中国人の後におけるそれに対する改装は主に内部空間の改造、個別の部分の改善および武器、艦載機に用いる専門設備、レーダー設備の配備に表れた。

(頑住吉注:これより2ページ目)

ソ連の4隻の航空機搭載巡洋艦の中で、1隻「ゴルシコフ海軍大将」号だけがミグー29K戦闘機を搭載できる「古典的な」空母に改装された。これこそインドの「ヴィックラマディヤ」号空母である。この艦はこのクラスで最も新しく、最も完備された航空機搭載巡洋艦だった。この艦は1987年にソ連海軍への装備が開始されたに過ぎず、しかも1992年には使用が停止され、後の使い減りが大きくなかった。特に強調を必要とするのは、この艦を「ヴィックラマディヤ」号に改装したのは、まさにあらゆるソ連の1143.1-4級空母を設計した設計局である「ネバ設計局」だということである。

疑いなく、この設計局は経験豊富な専門家や空母設計方面の全ての情報と資料を持っていた。こうではあっても、改造任務は依然相当に困難だった。実際、全船舶に対し設計のやり直しが行われた。大部分の部品は交換され、これにはメイン動力システムのボイラー、機格納庫、全部の設備を伴う飛行甲板が含まれた。また、上層建築は全部建て直され、無線電子設備や武器が交換された。改造作業はしばしば中断させられ、棚上げされ、改装費用は不断に増加した。2004年には早くも改装と関係するあらゆる契約文書に署名されていた。当初2008年の完成が計画されたが、実際にはインド海軍は2013年になってやっとこの空母を手にした。

このことは、ソ連の航空機搭載巡洋艦を空母に改装するのは原則的には実行可能であることを示しているだけでなく、改造任務がどれほど極度に困難かをも示している。

中国がこのような改装を行うのはロシアに比べずっと困難だろう。何故なら中国にはこの2隻の巡洋艦の全ての必要な資料がなく、その設計や改装に参加した専門家もいないからである。理論上、中国は改装経験のあるロシアのネバ設計局に助けを求めることはできる。だが、中国はずっと独立して自らの空母の建造計画を実施することを極力勝ち取っていることを知る必要がある。またさらに「キエフ」号と「ミンスク」号の船体と装置が深刻に破損していることを考慮する必要がある。それらの改装には非常に多くの資金を費やす必要があり、10年余りの時間を必要とする可能性がある。しかもこの空母が搭載する飛行機の数は非常に多くはなく、頻繁な発着は深刻に船体を損傷するだろう。このため現在見たところ、このような改装には明らかに意味がない。


 中国に新たな空母を建造する能力がないならこの選択もありかもしれませんが、すでに国産建造計画は進んでいる可能性が強く、実際には行われないでしょう。しかし改装後比較的安価に輸出するという可能性はどうでしょうね。パキスタンもそうですけど増してアルゼンチンに売るなんてことになったら大騒ぎになるでしょうが、まあ必要な金が払えないでしょうね。

 中国の宇宙技術関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150218/19315963.html


ロシアメディア:中国、最新ロケットエンジン研究開発に成功 運搬力は従来の3倍に達する

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「過去6年あまりの時間、中国は長征五号および長征七号という2種の主力ロケットを全力で研究開発した」)

ロシア衛星ネット2月17日の報道によれば、中国航空宇宙科学技術集団社の最新の情報によれば、中国の新世代小型運搬ロケットの第1段の120トン(推力)液体酸素ケロシンエンジンは、先日それぞれ2回の500秒長時間試運転審査を行い、満足いく形での成功を獲得した。

ここに至り、120トン液体酸素ケロシンエンジン熱試運転の時間の長さは累計で50,000秒(14時間近い)を突破した。航空宇宙専門家は、今回の長時間試運転の成功は、中国の新世代小型運搬ロケット第1段エンジンがスムーズに抽出検査試運転をパスし、満足いく形で飛行状態地上研究開発試運転を終わらせ、間もなく行われるロケットの初飛行のために基礎を固めたことを象徴的に示した、とする。

中国の新世代小型運搬ロケットは上海に位置する中国航空宇宙科学技術集団社第八研究院によって総研究開発が掌握され、無毒無汚染の新型液体燃料運搬ロケットであり、低コスト、高い信頼性、適応性が強い、周期が短いなどのメリットを持つ(頑住吉注:中国語の「周期」は期間を意味することが多く、この場合製造にかかる時間が短いということでしょうか)。

報道は、当局は現在まだ対外的に公式に新世代小型運搬ロケットのコードネームを発表していないが、業界内の消息筋の人物は、新世代小型運搬ロケットのコードネームはすでに基本的に「長征六号」と確定しており、それは大型運搬ロケット「長征五号」、中型運搬ロケット「長征七号」と共に、中国の新世代無毒無汚染の大、中、小型が完備された「長征」運搬ロケット系列を構成し、国内外の航空宇宙市場のためにグリーン環境保護の運搬発射サービスを提供することになる、と指摘する。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

120トン液体酸素ケロシンエンジンは陜西に位置する中国航空宇宙科学技術集団社第六研究院によって研究開発され、それは現在世界で最も先進的な高圧多段燃焼サイクルシステムを採用し、推力は現有の「長征」ロケットエンジンに比べ60%以上向上し、運搬搭載能力は元々の3倍前後である。

報道は、ロケットエンジン専門家の説明によれば、通常のエンジンに比べ液体酸素ケロシンエンジンは多くのメリットを持つ、とする。1つ目は推力が大きいこと。2つ目は汚染がないことで、現在の長征ロケットに用いられる非対称ジメチルヒドラジン燃料に比べ、液体酸素とケロシンはいずれも環境保護燃料で、しかも貯蔵と輸送がしやすい。3つ目は経済的なことで、通常エンジンの推進剤に比べ60%安い。4つ目は信頼性が高いこと。5つ目は反復使用できることである。

報道によれば、業界内の人物は中国航空宇宙科学技術集団社第八研究院が「長征四号」ロケットを基礎に研究開発した新世代小型運搬ロケットは、将来中国の新世代太陽静止衛星発射の主力ロケットとなる、と明らかにした。その後続型はさらに固体燃料ブースターとこの研究院が専用に研究開発した多衛星上段を追加装備し、1つのロケットによる多数の衛星発射任務を行うことになる。

中国航空宇宙科学技術集団社は新世代小型運搬ロケット第1段エンジン試運転の情報を発表する時、「初飛行は間近」との言葉を用い、これはこのロケットの初の飛行試験検証任務が間もなく実施されることをも意味し、中国の航空宇宙に関する情報発表の習慣によれば、新世代小型運搬ロケットの初飛行は、最も遅くても今年前半に完了するだろう。

(頑住吉注:3ページ目)新世代運搬ロケット産業化基地は天津経済技術開発区の西区に位置し、2008年6月に建設に着工され、現在すでに長征五号、長征七号運搬ロケットに代表される新世代運搬ロケットの研究開発、生産能力を具備している。

(頑住吉注:4ページ目)中国航空宇宙事業発展計画によれば、2020年前後に20トン級の宇宙ステーションが建立され、また貨物運搬宇宙船の研究開発が展開されることになる


 「技術封鎖」にもかかわらず宇宙関連技術も進歩しているようですね。

2月23日

 中国・北朝鮮関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150219/19316335.html


外交部:具体的な状況を見て中朝指導者がロシアで会談するか否かを決定

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:金正恩、その父親の金正日と共に活動に参加」)

ヨーロッパ・アジア地域の事務を主管する中国副外交部長程国平は17日に北京で、中朝指導者が同じくロシアに赴いて第二次世界大戦勝利70周年記念活動に出席することに関し、中国サイドは「具体的状況」を見て中朝指導者がロシアで会談するか否かを決定することになる、とした。

程国平は当日ロシア駐中国大使のジェニソフと合同記者会見を行い、メディアの質問に回答する時に上述の表明をした。彼は、中国サイドはずっと中朝関係の健全な発展を推進することに力を尽くしており、北朝鮮指導者とロシアで会談するか否かに関しては「具体的状況を見ることになる」とした。

程国平は、2015年は世界反ファッショ戦争勝利が70周年を迎え、中ロは世界反ファッショ戦争のアジアの主戦場とヨーロッパの主戦場として、共同で一連の慶祝活動を行うことを決定し、中ロ指導者は5月にロシアで行われる記念活動と9月に中国で行われる記念活動に相互に出席することになる、とした。

今年1月末、ロシア当局は、北朝鮮最高指導者の金正恩が5月にロシアに赴いて第二次世界大戦勝利記念活動に参加すると初めて事実確認した。今までに北朝鮮はまだ金正恩訪ロに関する情報を発表していない。

ロシアサイドはまた、最終的にロシアに赴いて記念活動に出席する外国指導者のリストはなお未確定で、ロシアサイドは活動が近づいた時にさらなる一歩の情報を発表する、と指摘している。もし金正恩が予定通りロシアに赴いたら、これまでその他の訪問もなく、これは彼が北朝鮮最高指導者を担当した後における初の外国訪問となる。

去年11月、金正恩の特使として朝鮮労働党中央政治局常任委員で中央書記の崔竜海がロシアに対し期間1週間の訪問を行った。崔竜海はロシア大統領プーチンの接見を受け、かつプーチンに向け金正恩の自筆の手紙を渡した。1ヶ月後、ロシアサイドは金正恩のロシア訪問、第二次世界大戦勝利記念活動出席を招待し、かつ北朝鮮サイドのポジティブな回答を得たと事実確認した。

(頑住吉注:2、3ページ目)資料画像:金正恩が北朝鮮国内で活動を公開する画面


 プーチンとは会談するんですかね。

 中国、ロシア、パキスタン関連です。

http://military.china.com/news/568/20150220/19316857.html


ロシア、パキスタンが直接ロシアから梟竜戦闘機のエンジンを輸入することを中国が許した、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ナイジェリア空軍人員がパキスタンの梟竜戦闘機生産工場の建物を視察」)

【グローバル軍事報道】 ロシア軍事工業総合体ニュースネット2月17日の報道によれば、パキスタンはもはや中国の輸入を介した後で間接的に提供されるのではなく、直接ロシアからRD-93航空エンジンを輸入し、JF-17「雷電」(FC-1「梟竜」)戦闘機の生産に用いることになる。

パキスタンの「フォーラム速報」は2月15日にパキスタン軍事工業システムの消息筋の人物の話を引用し、中国サイドは少し前、JF-17「雷電」戦闘機合同生産関連の事柄を調整し、結果的にパキスタンサイドが直接ロシアからこの戦闘機のためにエンジンを輸入できるようにさせた、と明らかにした。

パキスタンサイドの消息筋の人物は、中国サイドが発行した証書は戦闘機の生産コストを下げるだけでなく、さらにロシアとパキスタンの間の安全保障業務協力レベルを高めることもできる、と明らかにする。去年11月にロシア国防大臣ショイグがパキスタンを訪問した期間、イスラマバードとモスクワは某いくつかの領域(国防領域含む)の協力を積極的に強化することにつき一致を達成した。現在のこれ(直接ロシアからエンジンを輸入する)はさらなる一歩の重要な措置であり、何故ならパキスタンはこれまでロシアとの安全保障業務関係を直接強化するチャンスが全くなかったからである。

ロシア世界武器貿易分析センターは次のように指摘する。JF-17戦闘機は中国航空技術輸出入総会社(中航工業成都飛行機集団、成都飛行機設計研究所)の専門家によって研究開発され、パキスタン航空連合体が参加した。第1段階において、パキスタン空軍は8機の中国で生産されたJF-17戦闘機を得て、技術評価に用いた。2009年3月初め、双方はパキスタン国内で42機のJF-17「雷電」Block.1バージョン戦闘機を大量生産する契約を締結した。新たな戦闘機は装備された後徐々にパキスタン空軍の古いA-5C、F-7P(中国版ミグー21)、「ミラージュ-3」および「ミラージュ-5」戦闘機に取って代わっている。現在、パキスタン空軍はすでに全部で50機のBlock.1バージョンJF-17戦闘機を得ている。パキスタン空軍が発注した50機のJF-17 Block.2「雷電」軽戦闘機の最初の2機はすでに去年の中期に生産が開始されている。パキスタン空軍がJF-17を必要とする総数は150機である。

ロシアのシンクタンクは、中央アジア、中東、南米、アフリカの一連の国がこれまでにすでにJF-17「雷電」戦闘機購入に対し興味を感じている、と指摘する。現在パキスタン航空連合体の生産能力は年に16〜25機のJF-17戦闘機の生産が保証できる。(編集翻訳:林海)


 中国には比較的推力の低いこのエンジンと同等のものも現在生産できないのだということが分かります。ロシアとパキスタンの接近に対するインドの反応も気になりますが。

2月24日

 中国の武器輸出関連です。

http://military.china.com/news/568/20150220/19316852.html


ロシア、バングラディシュにYak-130練習機を販売へ 中国と直接競争

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「Yak-130戦闘練習機」)

【グローバル軍事報道】 ロシア衛星ニュースネット2月19日の報道によれば、ロシア商用飛行機製造商であるイルクート(Irkut)社高級副総裁ヴィタリー ボロジッチはタス通信社に向け、ロシアは今年5月にバングラディシュ向けのYak-130戦闘練習機の供給を開始することになる、とした。

ボロジッチはAero India-2015航空展で、「我々は5月にバングラディシュに向けYak-130の供給を開始することになり、商品供給計画の中には全部で16機の飛行機がある。」と語った。

Yak-130は新世代の複座ジェット式戦闘練習機で、飛行機クルーの訓練に用い、各種天候条件下で空中あるいは地上目標に対し戦闘任務を執行することもできる。

この戦闘機の飛行および機動パラメータは現代の亜音速戦闘機に近く、この機に第4世代+および第5世代戦闘機のために飛行員を訓練をすることができるようにさせている。この飛行機は駐機条件に対する要求が比較的低く、かつ完備されていない場所で着陸を行うことができる。

またロシア軍事工業総合体ニュースネット2014年7月1日の報道によれば、バングラディシュ自治大臣(国防問題を同時に担当)サイード アシラフラ イスラムは議会に向け、国家武器装備調達および領海保護措置問題につき報告する時、バングラディシュ海軍は2014年年末までに9機の中国が生産したK-8W練習機を得ることになる、とした。

ロシアメディアのこの前の報道によれば、現在バングラディシュの50%以上の兵器購入シェアは中国によって占められており、ロシア世界武器貿易分析センター主任イゴール ケロテチェンコは、中国の軍事工業システムは急速に発展しつつあり、種類が非常に多い武器が生産でき、彼らはロシアのバングラディシュ市場における直接の競争相手である、と考える。


 バングラディシュもそんなに潤沢な予算があるわけじゃないはずですが何故大筋似たような練習機を2種類導入するんですかね。次も中国の武器輸出関連です。

http://military.china.com/news/568/20150221/19317245.html


ロシア、中国の新型730近接防御砲初めて輸出される、とする インドネシア、すでに縮小版を獲得

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:中国の730近接防御砲」)

ロシア戦略・技術分析センターウェブサイト2月19日の報道によれば、インドネシアは中国の著名な730式艦載7本バレル30mm近接防御砲の初の外国ユーザーとなり、この前購入した1セットのこの型の武器システムは、すでに2014年7月にスラバヤ市において、インドネシア国営造船企業PT PAL社によって133型軽護衛艦(小型対潜艦)「スーダン ダハ サイフティン」号(艦ナンバー376)の前甲板上に装備され、ソ連のAK-230型30mm連装艦砲に取って代わり、インドネシア海軍の使用に供されている。

インドネシアの軽護衛艦「スーダン ダハ サイフティン」号は同時に中国の近代化された作戦情報指揮システムおよびその他の無線電子設備を獲得し、これには探知計測レーダーや光電子追跡システムが含まれる、とされる。指摘しておくことが必要なのは、インドネシアの軍艦に装備された730式近接防御砲のタイプは現在まだ「縮小版」で、しばらくのところこの型の武器システムに標準装備される制式EFR-1追跡レーダーとOFC-3光電子システムはない、ということである。まさにこのせいかもしれないが、730式近接防御砲の「スーダン ダハ サイフティン」号軽護衛艦上での試験は今に至るもなお始動していない。イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」が今週明らかにした情報によれば、インドネシア海軍の軽護衛艦が使用する中国の730式近接防御砲武器システムはEFR-1追跡レーダーとOFC-3光電子システムを当然装備すべきで、しかもこの後でのみやっと試験が開始できる。

だがイギリスメディアの掌握した情報によれば、インドネシア海軍は現在すでに、本国海軍戦闘序列の中の残る14隻の133型「パティムラ」級軽護衛艦に中国の730式近接防御砲を装備する計画であり、こうした戦闘艦は1993年に導入した元東ドイツ海軍の中古装備である。インドネシアは同時に本国海軍序列の中の4隻の「ワンジャシ」級ドック上陸艦にも730式近接防御砲を装備する実行可能性を考慮している。

インドネシアの他、アルジェリアも中国の730式近接防御砲を得ることになり、中国がアルジェリア海軍のために建造中の3隻のC28A型軽護衛艦上に装備する計画である。(編集翻訳:林海)


 中国兵器がどんどん輸出されていけばその真の実力を知り得るチャンスも増えると思われ、この意味ではバルカン砲自体なんかより「作戦情報指揮システム」やレーダーなどの方が重要でしょう。

 インド関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150219/19316387.html


インド首相誓いを立てる:世界最大の武器輸入国ではいない

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド最新の第5世代機方案」)

外電の報道によれば、インド首相モーディは18日誓いを立て、インドをもはや世界最大の武器輸入国の役割に充当することはないとし、自分は5年以内に70%のハードウェアを国内生産する目標の実現を完成させることを希望する、とした。

モーディは南部のバンガロールで行われた航空工業会議で談話を発表する時、その場にいた数百名の外国および本国の商業界の人物に対して、インド政府は兵器購入契約を締結する時に国内の会社を優先して考慮し、もってこの力を借りインド製造業の発展を推し動かすことを希望する、とした。

モーディは、インドは世界最大の安全保障業務設備輸入国の称号を持つ、と語った。これはこの場の一部の人にとっての福音かもしれないが、インドはこの方面の第一位を担当したくはない、という。

彼は、インド政府は現在の兵器購入政策を改革し、より国内で生産された設備を購入する傾向とすることになる、と語った。

モーディは、自分は5年以内に国産設備が総兵器購入予算の70%を占めることの実現を希望し、現在の比率は40%に過ぎず、このことは極めて大きくインド経済を刺激することになる、と語った。

彼は、研究はもし20から30%の輸入を減らしても、インドのために10万〜12万の高度技術就業の機会を創造してやることになるとはっきり示している、と語った。

(頑住吉注:2ページ目)インド、国産空母を進度を加速して建造!

(頑住吉注:3ページ目)インド第2隻目の国産イージス艦が完成し姿を現す

(頑住吉注:4ページ目)インド、初めて烈火-5大陸間弾道ミサイルを機動発射


 日本がインドに「兵器」を売る場合にも技術移転が強く要求されることになるんでしょうね。

2月25日

 トルコの中国製対空ミサイル購入関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150222/19317568.html


ロシアメディア:中国、トルコのミサイルを利用しNATOを分裂させる ゲームは始まったばかり

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:中国の紅旗-9ミサイル」)

ロシア衛星ニュースネット2月20日の報道によれば、中米両国の軍事・政治的利益は初めてアメリカだけの力が大きかった地域、NATOで衝突を発生させた。トルコは中国を切り札としてアメリカに逆らい、北京はこれを利用してNATOに亀裂を生じさせるかもしれない。ロシアの専門家は、トルコが中国と協力してミサイル防衛システムを作り出すことを計画している一件に関し、このような評価をした。木曜日、トルコ国防大臣イルマズは対外的にこうした計画を発表した。彼は付け加え、アンカラが建設するミサイル防衛システムはNATOのシステムと融合することはない、と語った。

トルコ国防大臣イルマズは、中国がトルコの対空ミサイル競争入札の中で勝利を獲得したと言明した。アメリカのRaytheon社、ロッキード・マーティン社およびヨーロッパのユーロサム財団がこの競争入札に参加したとされる。アンカラは4月末に最終決定をすることになる。アメリカの圧力の下に、その結果が取り消される可能性も排除されない。2013年にこのような先例があった。当時アンカラは中国精密機械輸出入総会社(CPMIEC)から12セットのミサイルシステムを購入する決定をしていた。

過去の1年、アメリカはトルコに対し非常に大きな圧力を加えたが、トルコサイドはしばらくのところはまだ自らの選択に忠実である。この方面においては、中国のシステムの価格が優遇されたもので、技術性能が優秀だというだけではなく、トルコにはさらに自らの「そろばん勘定」がある。彼らは中国というカードを切ってアメリカと「ゲームをプレイ」したがっている。アメリカ・カナダ研究所副所長バヴィール ゾロタリェフはこのように考えている。

彼は次のように語る。「これはごく自然なことだ。何故ならあらゆる事情が利益の衝突によって決定づけられるからである。今回の競争入札に対し、いくつかの実力強大なプレーヤーが加入してきている。アメリカはこの地域に自らのミサイル防衛システムを建設することになる。彼らの主要なパートナーはイスラエルであり、しかもその手中にも本物がある(頑住吉注:高性能の対空ミサイルシステムということですかね)。中国はシステムコントロール方面で一定の進展を獲得しており、ミサイル防衛システム方面でこうした技術を使用しつつある。見たところ、中国はこれを依拠に、アンカラにすこぶる魅力ある提案を提出してやっている。トルコはNATOメンバー国であり、この国は独立した決策という方面に一定の極限性がある。だが、もしトルコが中国のミサイル防衛方面において提出した提案を受け入れたら、NATOの枠組みの下およびアメリカとの相互関係の中で、自らの地位を固め、かつより多くのメリットを得ることができる。

北京は当然この種の「コンビネーション」を考慮しないということはないだろう。実際の状況を根拠に、トルコを基礎にして、アメリカが区域ミサイル防衛システムを作り出すという方面において面倒事を作り出してやることができる。しかも甚だしきに至っては、アメリカが絶対的な作用を果たすNATOに初めて「亀裂」を開けることさえできる。ロシア社会政治研究センター主任ウラジミール イェフシェイェフは自らの見方を詳述した。

彼は次のように語る。「NATOにとって、これは非常に驚き恐怖させられるシグナルである。当然、これはすでに初めてのことではない。例えば、ロシアは同じくNATOメンバー国であるギリシャに向け武器を提供している。全体から見て、この種の事件の不断の発酵は、アメリカにNATOをより御し難くさせる。しかも、この種の問題は将来少し多くなっていくしかないだろう。現在見たところ、まだ何ら危機的状態は出現していない。何故ならトルコもギリシャも非常にアメリカの武器に依存しているからだ。しかし、NATO内部に出現した若干の矛盾は、全体的組織としてのNATOを弱体化させることになる。NATOが受け入れるのは共通性の原則であり、共通認識が欠乏したら、決定をなすことはより複雑なことに変わる、ということを知る必要がある。

中国がトルコのアンカラ向けにミサイル防衛システムを販売して40億アメリカドルを獲得するのが、そのトルコにおける競争入札というゲームの中の一部分に過ぎないことは火を見るよりも明らかである。地縁政治的効果は、商業上のメリットを越えるだろう。何故ならこのゲームのラウンドを通じて、アメリカのNATOにおける地位を消耗させることができるからである。アメリカはNATOを道具として、全世界においてその影響力と支配権を及ぼしていることを知る必要がある。


 中国やロシアではトルコの動きは単に欧米メーカーに入札価格を下げさせる手段ではないと考えられているようです。

 インド関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150222/19317428.html


インド政府、80億アメリカドルを費やして7隻の新たな戦闘艦と6隻の原潜を建造

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド、戦略原潜全艦の全貌を公開 2種の潜水艦発射ミサイルを配備」)

インド国防省当局者は19日、インドは80億アメリカドルの費用を費やして7隻の戦闘艦を建造し、そのうち4隻はムンバイのマジャガン造船工場で建造し、他の3隻はコルカタに位置するガーデンリッジ造船工場で建造するつもりである、と語った。これらの戦闘艦は「ステルス」技術を使用し、レーダーあるいはその他の追跡設備に探知計測し難くさせる。

国防省の人物の消息筋の人物は16日、内閣安全保障委員会は7隻の戦闘艦建造の提議を通過させた、と明らかにした。「インド時報」は、安全保障委員会は同時に6隻の原潜の建造を許し、これは別の80億アメリカドルの軍事プロジェクトの一部分としてである、と報道した。

インド首相ナルンディラ モーディが去年5月に就任した後、国内の古くなった軍事設備の更新を意図し、かつ地域同盟との関係を強化している。


 原潜「アリハント」の試験で量産しても大丈夫だとの見通しがついたということなんでしょうかね。

2月26日

 中国の旅客機関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/02/22/017344024.shtml



60人がC919の組立作業を開始 機体、ひとまずの雛形を備え年内の初飛行を勝ち取る

旧暦羊年の春節の浦東飛行場はことのほか忙しく、親族への訪問、旅行と、1機1機の飛行機が飛行場から離陸し、また着陸している。

飛行場の南約9kmの場所、中国商業飛行機総組立基地の巨大な部品組立作業場内で、1機の大型機が静かに横たわり、機体全体はすでに雛形を備えていた。あらゆるこの飛行場に出入りする飛行機とは異なり、それは純正の「中国製」初の大型旅客機であるC919、コードナンバー「101」である。

春節の休暇期間の短い休憩を経た後、昨日中国商飛上飛社プロジェクト管理部副部長の鄭大勇は同僚たちと共にすでに春節後の生産回復のために準備を開始していた。ある者は組立大綱を研究し、ある者は工具の数を揃え、ある者は丁寧に包装を解き、ある者は忙しく錨打ち銃を操作し、ある者は天井のクレーンを始動させて組立の準備をしていた‥‥60人近いチームが組立の第一線で奮闘するのは、ただスムーズな任務完成のためである。

飛行機、「骨格と肉」を具備

春節前にはもうC919第1号機の機体後部の後ろ部分、垂直尾翼が相次いで総組立基地に運び込まれた。部品組立工場の建物内には5つの持ち場があり、その中の1つこそC919の全機体をドッキングさせる生産ラインである。これは自動化された生産ラインで、コンピュータでドッキング位置の座標を調節でき、機首を置く4つの支柱も自動調節でき、さらにレーザーによる位置決定ができる。

鄭大勇は記者に、全機体のドッキングは全部で4本の接合線を完成させる必要がある、と教えた。機首と機体前半、機体前半と機体中部、機体中部と機体中後部、機体中後部と機体後部前部分である。この4本の接合線の結合後、構造ハードウェアは架台を降り、機の姿ももうできるのである。過去は全て手動に頼って飛行機の各部分をあるべき位置に調整していたが、C919は先進的なデジタル化測量技術を採用し、もはや人の手で正確に修正する必要はなく、誤差はミリメートルクラス以内にまで正確化できる。

去年9月にC919の機体ドッキングが開始されてから、現在では機体の縦向きのドッキングはすでに完成し、横向きのドッキングはまだ進行している(頑住吉注:翼の取り付けのことですかね)。鄭大勇の言葉を用いて言えば、飛行機の「骨格と肉」はすでに基本的に具備されている。一方飛行機の心臓、血管、神経、つまり各種ケーブルライン、エンジン、電子設備は、部品組立作業場のあらゆる工程プロセスが完成するのを待って、総組立作業場に移って組立が行われることになる。

総組立基地のポテンシャルは巨大

設計によれば、C919の最大搭載旅客数は190人である。しかし、このように大きな飛行機にもかかわらず、部品組立作業場内で見ると、決して大きくないように感じる。

「それは完全に我々のこの作業場が大きすぎるせいであり、長さ300m、幅96mある。」と鄭大勇は語る。比較すると、総組立作業場はより細長いことが目立つ。すなわち、長さ305m、幅78mである。理由は、部品組立作業場は飛行機のそれぞれの部分を分散して組み立てる必要があることにあり、このためよりいくらか広々としているのである。総組立作業場は移動生産ラインを導入し、飛行機全体がその中で不断に移動する必要があり、このためいくらかより長い必要がある。

4,000畝(頑住吉注:およそ267ヘクタール)の敷地を占める中国商業飛行機総組立基地には、類似の大型作業場が各所に分布している。南から北までは、それぞれ複合材料、部品組立、総組立の三大作業場である。東から西までは、C919、ARJ21および計画中の次世代ワイドボディ旅客機で、それぞれ三大作業場を持つ。

中国商業飛行機社の予測によれば、今後20年、中国市場だけでもう5,300機近い50席以上の民間機を新たに増やす必要があり、総額は6,400億アメリカドル余りにも達する。未来の巨大な市場は、中国国産大型機発展のために得難い歴史的チャンスを提供している。

親友の関心の焦点になる

過ぎたばかりの旧暦午年、中国の大型機関係者は忙しくもあり、忘れ難くもある1年を過ごした。

去年年末、ARJ21は中国民間航空局の機種合格証を獲得し、我が国の民間機産業は歴史的で重大な突破を実現した。C919の詳細設計は全面的に完成し、第1号機の機体構造全体のドッキングを実現し、工程設計、試験、製造、カギとなる重要な技術的難関攻略、機載システム合資協力などの方面で重要な進展を取得し、累計で430機を受注した。未来の新型旅客機の事前研究と前期論証も重要な進展を取得した。

大型機関係者の忙しさに関し、鄭大勇には深い感慨がある。今年の春節、彼はその他の人と鄭大勇何ら変わらず年を越し、親戚を回り、非常に楽しかった。だが彼は多くの人が関心を注ぐ「焦点」でもあった。少なからぬ親友が、大型機の製造は一体どうなのか、進度は順調か否か、いつ飛ぶのか、と問うた‥‥

「こんなに多くの人が関心を持っていることに、私は感動し、圧力も感じている。」 鄭大勇は、国外の飛行機製造は、圧力が主に商業的問題から来る、と語る。自らの飛行機を製造するには、商業的圧力の他、さらに公衆の期待に直面することが必須で、「ずっしりと重い期待に応えるには、努力して早期に大型機を青空に飛ばすことが必須だ。」 計画によれば、C919は今年年末の初飛行実現を極力勝ち取ることになる。


 安価を武器に世界で途上国を中心に売れることになるんでしょうが、何しろ初めて作る大型旅客機ですから初期にはいろいろなトラブルに見舞われる可能性が高いでしょうね。

2月27日

 ロシアの対空ミサイル関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150225/19319191.html


ロシアメディア、中ロが去年すでにS-400に関する契約を締結、とする:4個大隊分で金額19億アメリカドル

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「外界、中国がすでにS-400対空ミサイルシステムを購入したかに関心」)

ロシアの「職業人報」2月24日の報道によれば、ロシア技術集団社社長チェメイゾフは2月23日にアブダビで行われているアラブ首長国連邦国際安全保障業務展で、ロシアサイドはイラン国防省に向け何個大隊分かの「安泰-2500」(S-300VM)対空ミサイルシステムを供給する準備をしており、相応の提案はすでにテヘランに向け提出されている、と正式に確認した。モスクワはこれをもってロシアサイドが2007年にイランが購入したS-300PMU-1システムに関する契約を破棄した結果、相手方から数十億アメリカドルの損害賠償を求めて提訴されている問題にピリオドを打つことを希望している。

もしイラン軍が「安泰-2500」代替方案に対し不満足だったら、ロシアサイドはイランに向けた最新型S-400「凱旋」対空ミサイルシステム販売の提案を考慮することになる、とされる。

ロシアの軍事協力技術システムのある消息筋の人物は、予備の選択方案としてモスクワはテヘランに向けS-400最新型対空ミサイルシステムを供給する提案を考慮中である、と明らかにする。イラン外務省の消息筋の人物はこの情報を事実確認し、この問題は今年1月20日にロシア国防大臣ショイグがテヘランを訪問した時にイランの国防大臣と討論を行ったことがある、とする。当時ロシアサイドは、さらにテヘラン向けにS-400を代替性の交易として供給することの実行可能性を研究しようとしている、とした。イランにとってこの種の方案は、モスクワが以前に提出した「安泰-2500」の方案に比べより魅力を有している可能性がある。だがロシアサイドの談判の代表は、テヘランが訴えを取り下げ、ロシア国防輸出社に向けた損害賠償請求を放棄した状況下でのみ、モスクワはS-400供給問題を語る準備をする、と指摘している。クレムリン(ロシア大統領執務庁)のある消息筋の人物は23日、訴えの取り下げを勝ち取ることが優先される任務であり、このことはロシア・イラン両国の軍事技術協力領域の関係を正常化する第一歩となる、と確認した。

その中のある消息筋の人物は、ロシアサイドにとって、交易の実現可能性方面においては、イラン向けに「安泰-2500」システムを供給する方案により魅力があると言える、とする。何故なら「ダイヤモンド-安泰」社の生産能力には限りがあり、現在すでに満負荷で運転し、ロシア軍の発注を忙しく履行しており、2020年までにロシア軍に向け全部で56個連隊編成数量のS-400対空ミサイルシステムを引き渡すべきことになっているからである。また、社にはさらに中国向けに4個大隊分のS-400対空ミサイルシステムを供給する義務があり、この金額19億アメリカドルの輸出契約はすでに(2014年)9月に締結されている。一方同社がジーロフおよびNizhni Novgorod市に新たに建設する防空システム生産工場が全面的に生産に投入され始める時期は2016年より早くはないだろう。

チェメイゾフがイラン向け「安泰-2500」対空ミサイルシステム供給の提案を事実確認したことに対し、アメリカ国務省公式スポークスマンであるプサチはすでに評論し、アメリカはこの問題において反対の意見を持っている、と言明した。(編集翻訳:林海)


 この記事の元々の本題はロシアのイラン向けミサイル輸出、特にまだ国外では誰も手にしていない最新型ミサイルS-400がイランという微妙な国に輸出される可能性が出てきた、というもので、多方面に非常に大きな与えそうな話ですが、中国では中国向けS-400輸出の契約がすでに締結されている、という点に注目して紹介しているわけですね。ロシアのこの動きはアメリカに対し、「これ以上ロシアを敵に回すようなことをすると困ったことになるぞ」という脅しのような感じもしますな。

インド海軍関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/02/25/017348374.shtml


インド海軍のヴィラート号空母、維持保護の費用高騰により2016年に退役へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:インド海軍の『ヴィラート』号空母艦隊」)

中新ネット2月25日電 中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、インド海軍は2016年の年初に「ヴィラート」号空母を退役させることになる。「ヴィラート」号空母はすでに就役して56年で、排水量は24,000トン、かつてはイギリスの「ハーミーズ」号空母で、1986年にインド海軍が比較的低価格をもって購入し、改装と大修理を経た後「ヴィラート」号と改名された。

情報は、空母の維持保護費用の高騰および「ハリアー」艦載機の枯渇(現在たった10機にまで減少)が原因で、インド海軍が「ヴィラート」号空母を退役させる決定を促した、とする。この空母は2016年2月の国際艦隊検閲節の後に退役することになる。

「ヴィラート」号空母は1982年にフォークランド/マルビナス諸島戦争に参加した。1987年にインド海軍に就役して以来、この空母は4回の大型整備修理と1回の小規模リニューアルを経た。最も近い大修理は2012年11月に開始され、7億インドルピー(約110万アメリカドル)の資金を費やした。2014年後半にさらに1回の維持保護が計画されていたが、空母が間もなく退役することにかんがみて、維持保護作業は取り消された。

インド海軍の情報は、「ヴィラート」号の退役後、一部のグレードアップされた単座「ハリアー」Mk.51機の中の7機、および複座の「ハリアー」Mk.61練習機の中の3機が、インド西南海岸のゴア海軍航空基地に装備されることになる、とする。

インド海軍は1984年から30機のイギリスの「ハリアー」機を導入したが、長年来大多数の「ハリアー」機は事故の中で失われるか、その他の機の運用を保持するために部品を取り外されるかされた。(祝燕)


 遠い将来には垂直離着陸型F-35がインドの手に入るかもしれませんが、それまではとても待てないでしょうからね。

2月28日

 中国の原潜関連の記事を2つ紹介します。

http://military.china.com/important/11132797/20150220/19316683.html


ロシアメディア:中国の原潜は10隻余りしかない 数も性能もアメリカに遜色がある

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「某軍港内に停泊する潜水艦(ソース:超大軍事 魔牛小隊)」)

【グローバル軍事報道】 ロシア軍事工業総合体ニュースネット2月17日の報道によれば、台湾の「旺報」は大陸の軍事ウェブサイトの情報を引用して、中国の093G新型原潜は潜在的な「空母キラー」であると指摘した。

台湾の「国際安全保障業務」誌は、中国の2隻の093G型(093型の更新版)原潜の建造作業はすでに去年12月に完成し、第3隻目の原潜は現在ドライドック内で建造中である、とする。093Gの093との間の主要な差異は巡航ミサイルおよび「鷹撃-18」対艦ミサイル垂直発射装置の採用である。

中国の初期型潜水艦の性能は比較的低かった。アメリカの潜水艦と比べ、中国の091型および092型潜水艦の最大速度は速くなく、騒音はより大きく、武器配置はより弱かった。この種の状況はずっと1990年代まで持続した。現在中国の潜水艦プロジェクトはすでに奮起して自立している。数年の努力を経て、中国の093型および094型潜水艦の隔たりはすでに大幅に縮小し、これは主に騒音レベルの低下、動力装置の改良である。だが中国の核反応炉は依然アメリカのS6G、SG8、S6W反応炉の基準より立ち後れている。

現有の画像から見て093G型潜水艦は同様に伝統的な流線型の形状、および外国の近代化された潜水艦に似た主翼形状の断面を採用し、もって速度と機動性を向上させ、騒音を下げている。軍事メディアは推測し、「鷹撃-18」ミサイルはターボジェットエンジンおよびロシアの3M-54ミサイルに似た固体燃料ロケットエンジンを配備し、弾頭が少なくともマッハ2.9にまで加速し得ることを保証する、とする。

国外メディアの報道によれば、中国は現在3〜4隻の戦略原潜、5〜6隻の「商」級攻撃原潜、2〜3隻の「漢」級攻撃原潜を持つ。中国海軍少将は、中国はさらに一歩自らの原潜の数を増加させ、アメリカ海軍原潜の数の1/3に到達させるべきであると考える。このことは中国海軍が少なくともさらに4隻の戦略原潜と10隻余りの攻撃原潜を持つことが必須だということを意味している。

093G型原潜は射程が300kmに達し得るミサイルが搭載でき、この潜水艦の就役は中国海軍の敵軍空母、および水上戦闘艦に対抗する能力を向上させることになるだろう。093G型原潜はさらに遠距離ミサイルが配備でき、敵国内の地上目標の破壊に用いることができる。それは将来さらに096型新世代原潜建造の基礎になるかもしれない。(編集翻訳:林海)


http://military.china.com/critical3/27/20150225/19321596.html


中国の新型攻撃原潜は大国の空母艦隊の悪夢

最新号の「グローバルディフェンスマガジン」はグーグルアースの最新の衛星写真を掲載した。画像は、去年12月、葫芦島造船工場がすでに2隻の093G原子力攻撃潜水艦を完成させ、別の1隻がドライドックの中にあると指摘している。台湾の軍事分析家であるリャングオリャンは、093G2の垂直発射装置を用いる以外のもう1つの重要な差異は、この艦が新世代の核反応炉を使用していることで、これは第1世代改良型に比べより静かである、と指摘する。

リャングオリャンは、中国大陸は去年先進的な潜水艦をインド洋まで派遣して巡航させ、当時アメリカ軍はこの潜水艦を追跡できなかった、とする。当時巡航した潜水艦は093G1に属すると信じられる。彼は、第1世代改良型ですでにアメリカを追跡し難くさせており、第2世代はさらに静かで、さらに隠蔽性が強いと信じられる、と語る。093G2が使用するミサイルについて言えば、リャングオリャンは鷹撃-18は1万トン級軍艦、甚だしきに至っては空母が打撃でき、1発でもう艦船を撃沈できる、と指摘する。

原潜は大国の利器だが、建造と維持保護のコストが比較的高いので、現在アメリカの装備数だけが最大で、アメリカは現在世界で唯一通常潜水艦を建造しない軍事大国でもある。中国の原潜技術は西側に比べまだずっと立ち後れているが、長年の発展を経てその全体的レベルの向上はすでに外界をあえて見くびらなくさせている。中国の攻撃原潜が成功裏にインド洋への進出を開始したことから、中国の潜水艦の騒音が大きい、追跡しやすいとのレッテルは基本的にすでに取り除かれたというべきである。

中国が攻撃原潜を開発するのには主に2つの目的がある。1つは原潜の取って代わり難い戦略的優越性を発揮し、遠洋において封鎖打撃と戦術的威嚇を実現すること。アメリカ軍のタカ派はずっと、遠端の離岸威嚇戦略によって、中国の海上エネルギー源と貿易のルートを遮断し、中国の戦時における妥協あるいは屈服を迫るようアジっている。アメリカのこのような尊大さは、まさに中国海軍の水上戦力が比較的弱く、一方原潜の性能もまた立ち後れすぎていて、このためアメリカのこのような戦略に対し事実として対抗する力が限られると考えているということである。

現在の093G2のお目見えと093G1のインド洋におけるずば抜けたパフォーマンスは、アメリカの離岸支配戦略実施の自信を動揺させる可能性がある。軍事メディアの分析によれば、093G2が搭載する鷹撃-18の射程は180kmで、最初の段階は巡航飛行できるが、敵艦を発見した後では最後の40kmをマッハ3をもっての飛行に改めることができ、ほとんど迎撃不能である。巡航ミサイルに関しては、射程は1,500kmを超えると見積もられ、対地攻撃ミサイルに属し、敵国の領海に潜って近づき、内陸に対し縦深打撃が実施できる。

このようになれば、アメリカおよびその同盟国の空母を含む大型水上艦艇と周辺の軍事基地は、全て093G2の打撃範囲内に区分けされる。またアメリカの将来のフィリピン、オーストラリアおよび現在のインド洋周辺における軍事基地は、全アジア太平洋再バランス戦略の軍事配備を含めて、全て非常にまずいものに変わる。さらには中国を仮想敵とするインドも、中国の海上から発起する巡航ミサイル縦深打撃の新たな脅威に直面することになる。しかもより良いこれを抑止する措置はないのである。

第2として中国の新型攻撃原潜は空母艦隊の重要なメンバーとなり、予期される3隻の自主空母建造計画に照らし、またアメリカ空母打撃艦隊の編成を参考にして見れば、中国がこれだけのために配備する攻撃原潜は3〜6隻、甚だしきに至ってはより多い(海上作戦思想の差異は戦力配備の差異をもたらす可能性がある)。このため外界が言うところの、中国が全部で10隻の093系列潜水艦を建造することになるというのは明らかに不充分である。もしアメリカやインドが憶測するように、中国にインド洋に向け拡張展開する戦略的野心があったら、この最終的な数字はずっと多くなり、かつ新たな多任務改良型の出現があるだろう。

さらに重要な一点は、もし093G2の核反応炉が本当に突破を実現していたら、新技術は全く疑いなく新たに建造される弾道ミサイル原潜に応用されることになり、また既存の093や094初期型もグレードアップを採用するだろう、ということである。このことは中国が2014年にインド洋に093G1原潜を配備したがった真の目的かもしれず、すなわち新型原子力動力システムの全面的な技術指標および信頼性の実験である。アメリカの眼中では093G2はせいぜい第3世代半攻撃原潜に属し、あるいはまだ一定の自信を保持できるかもしれないが、インドの立ち後れた空母艦隊に関して言えば、まさしく悪夢かもしれない。


 1つ目はロシアの比較的客観的に見た記事の翻訳、2つ目は中国人が主観的に書いた記事で、トーンの違いも興味深いです。「中国大陸は去年先進的な潜水艦をインド洋まで派遣して巡航させ、当時アメリカ軍はこの潜水艦を追跡できなかった」というのが本当なら重大なことですが、この件を報じたこれまでの記事にはそんな記述はなかったですし、中国の専門家が正確に知り得ることとも思えません。

3月1日

 殲ー20関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150227/19327246.html


尹卓:殲ー20の就役は間もなく 多くの能力に質的飛躍あり

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「空軍の震撼させる飛行員募集フィルム 殲ー20、運ー20とことごとくお目見え」)

26日、中国空軍は飛行員募集ビデオフィルム「勇者の天空」を発表し、国産新型戦闘機殲ー20もこのフィルムの中に初めて公開されお目見えした。軍事専門家尹卓は中央テレビのインタビューを受けた時、このことは殲ー20の就役が間もなくであることを表明し、我が国空軍の装備技術がまた1段階上がり、第4世代機から第5世代機への飛躍を実現することを事前に示している、とした。

空軍の飛行員募集フィルムの中で、国産新型戦闘機殲ー20が公開されお目見えし、尹卓はこのことがある情報を伝えていると考える。すなわち、殲ー20が間もなく就役する、である。

尹卓は、殲ー20の就役は中国空軍の装備技術がまた1段階上がり、第4世代機から第5世代機への飛躍を実現し、ステルス性能、デジタル化飛行コントロールシステム、総合航空電子システム、アクティブフェイズドアレイレーダー、超通常機動能力、超視距離探知計測・打撃能力全てに質的飛躍があったことを事前に示している、とする。「作戦プラットフォームが1つの新たな段階に上がったのに伴い、それを操縦する飛行員の技術レベル、知識レベル、知識構造も1段階上がろうとしている。」

尹卓の説明によれば、今の飛行員の大部分は大学本科の学歴レベルに到達しており、コンピュータ技術、情報技術および今後の戦術的素養の養成と知力開発の上で、全て顕著な優勢を具備している。「今後の第5世代機はあるいは単なる作戦プラットフォームというだけではなく、さらに指揮機能を担当することになるかもしれず、飛行員に一定の指揮能力があることを要求し、飛行員の質に対する要求も非常に大きく高まるのである。」(邱越)

(頑住吉注:2〜5ページ目)殲ー20は就役後、アメリカの空中の優勢に直接挑戦することになる


 ちなみに記事の動画部分の再生ボタンをクリックしても「ビデオ資源不可用」という表示が出て見られないんですが、その下のキャプション部分をクリックすると別ページが開いてそこでは見ることができました。若者の愛国心を煽って応募を促す動画としてなかなかよくできていると思いますよ。殲ー20はあまり印象的な扱いではなく、知識のない人なら特別な意味を持つとは思わないでしょう。その他にも早期警戒機や空中給油シーンなども見られ、個人的に一番印象に残ったのは轟ー6の爆撃シーンでした。戦略爆撃機とは呼び難い非常に古い設計の爆撃機という認識でしたがその破壊力は相当なものですね。まあ敵の防空を突破して重要目標に近づくことが難しいのでそれが本当に発揮される可能性は低いんでしょうが。

 ロシア関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/02/27/017353351.shtml


世論調査:プーチンの支持率高止まり その業務、86%の公民の認可を得る

【グローバル軍事報道】 ロシアの「衛星」ニュースネット2月26日の情報によると、「リェワダセンター」の世論調査のデータは、86%のロシア人がプーチンのロシア大統領としての業務を認可し、13%が不認可で、その他の人は未回答であることをはっきり示している(頑住吉注:中国語の「認可」のままにしましたけど要するに「支持」ですね)。

この指数は去年2月の69%から6月の86%にまで上昇し、かつ今に至るもほとんど同一のレベル上に維持されている。

64%のロシア人は首相メドヴェージェフの業務を認可し、34%は不認可、2%の人は未回答である。首相の業務に対する認可度は2014年9月から下降を開始し、当時のこの指数は71%だったが、去年1月の48%に比べるとある程度上昇している。全体として60%の人が政府の業務を認可し、38%は不認可で、その他の人は未回答である。

各州の知事の業務は63%の人の認可を獲得し、35%の人は不認可を表明した(頑住吉注:ん? バラバラの州に住んでいる人に「あなたの州の知事の仕事ぶりを支持しますか?」と質問して一括してパーセンテージを出したんですかね。あまり意味がないような気がしますが)。

国家下院の業務を認可する、および不認可のロシア人はほとんど同等で、それぞれ50%と48%で、2%の人は未回答である。

調査によれば、ロシア人は最もプーチンを信任し(59%)、国防大臣ショイグ(24%)、外務大臣ラブロフ(20%)、首相メドヴェージェフ(19%)と続いた。

この調査は2月20〜23日にロシアの134の居住地の1,600人の中で行われ、統計の誤差は3.4%を超えない。


 まあ当面プーチンに匹敵するような指導者は登場しそうにないですが、ひょっとして「強いロシア」が求められてショイグが次期大統領に、なんて可能性もあるんですかね。

韓国関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/02/27/017355232.shtml


韓国電動船舶陸上基地試験場第一期竣工 潜水艦の試験に用いられることに

中新ネット2月27日電 韓国連合通信社の報道によれば、韓国電気研究院は現地時間27日に慶尚南道昌原市に位置する本部で電動船舶陸上基地試験場第一期工程竣工式を行う。これにより、韓国はアメリカおよびイギリスに続き、全世界で第3番目の電動船舶陸上基地試験場を建立したことになる。この試験場はまず韓国国産潜水艦の関連のシステムに対し陸上試験を行うのに用いられることになる。

報道は、電動船舶陸上基地試験場建設プロジェクトの主旨は電力駆動の高付加価値船舶に用いる核心技術研究開発および関連の産業の発展を支持し、未来の電動船舶の需要に対応することにある、とする。このプロジェクトは韓国の昌原国家産業パークに場所を定め、2020年までに2段階に分けて陸上試験ビル、電動船舶研究ビルなどの施設を建設する計画である。韓国電気研究院院長の朴敬Yは、この試験場プロジェクトは駆動モーター、発電器、ディーゼルエンジン、インバーター、配電キャビネット、バッテリーなど関連技術を一体に集めている、とする。

報道は、電気を動力とする船舶がひとたび駆動システムを搭載したら、駆動システムを取り外して性能を検査測定し難く、このため船舶に装備される前に陸上で総合試験を行うことが必須である、と明らかにする。今回竣工した電動船舶陸上基地試験場はまず韓国国産潜水艦「張保皐-III」級の研究開発に必要とされる電力駆動システムに対し陸上総合性能試験を行うのに用いられることになる。「張保皐-III」級は2018年に進水し、2020年に2隻が実戦配備される予定である。

韓国電気研究院は、慶尚南道および昌原市がこのプロジェクトを導入した後、今後20年内に現地で規模が1.4840兆ウォン(約85億人民元に相当)の市場が形成され、新たに3,968人の業務のポストが増えることになると展望している、とされる。


 うーん、日本のこの方面の開発はどうなってるんですかね。
















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