コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその130

4月27日

 インド空母関連です。

http://club.mil.news.sina.com.cn/thread-711803-1-1.html


インドの新空母には何故強心剤の注射での救命が必須なのか

インドの「チャンドラグプタ」号空母はすでに就役して18ヶ月になるが、今どんな様子だろうか? 「インド時報」ウェブサイト4月17日の報道によれば、インドで最も強大な戦闘艦である「チャンドラグプタ」号空母がインド海軍に引き渡される前、この空母にはいかなる自衛武器も装備されてはいなかった。インドはかつて戦闘艦群をロシアまで派遣してこの空母を航路護衛してインドに戻した(頑住吉注:この艦が元々インドにいたことはないので直訳すると変ですが中国語ではこういう表現をするようです)。現在この空母はカールワール港で「短期整備修理」を行っているところで、新たな取り付け作業がこの期間に行われることになる。インド海軍は間もなく退役する「ゴダヴァリ」級護衛艦に搭載されるイスラエル製「バラク」防空システムを取り外してこの空母への取り付けに用いることになる。この2013年11月16日にインド海軍に加入して以来ずっと防空システムがなかった建造コストが非常に高い空母にとってこれは「強心剤」の注射と言え、この艦はついにもうすぐ自らの防空システムを持つことになるわけである。

少し前、インド海軍の「チャンドラグプタ」号(「ヴィックラマディヤ」)空母は無限に輝かしいと言えた。すぐにミグー29KUB艦載機の空母上での発着を実現しただけでなく、インド海軍は甚だしきに至ってはさらに現有の2隻の空母「チャンドラグプタ」号と「ヴィクラント」号空母を組織してダブル空母戦闘艦隊を組成しての海上合同演習を行い、したがってアメリカを除き世界で唯一ダブル空母戦闘群を使用できる国家となった。当然、メンツの上では非常に見てくれがいいが、それにもかかわらず表向きと内実が一致するというのは非常に難しい。「チャンドラグプタ」号空母は見たところ非常に豪華だが、装備が計画されるイスラエルが研究開発した「バラク-8」中距離対空ミサイルはそれにもかかわらず決して装備されておらず、原因はイスラエルがまだ研究開発に成功していないことで、2018年前後になってやっとインドに引き渡すことができると見られる。このため、「チャンドラグプタ」号は弾がなく裸で出て行くしかない。だがインド海軍はやはりこれではいささか我慢がならず、対空ミサイルがなく航路護衛艦船の護衛に頼るだけでは何といっても安心できず、別の方法を考えるしかなかった。

そこでインド海軍は、すでにインド海軍への装備が比較的多く、やはりイスラエルが研究開発した短距離艦載対空ミサイルである「バラク-1」を考慮するに至った。8連装垂直発射の「バラク-1」システムは視距離レーダー指令制御誘導方式を採用して8〜10kmの距離内で来襲するミサイル、飛行機、無人機を迎撃する。この発射装置は現在インド海軍の14隻の艦艇上に装備され、これにはインド海軍の空母「ヴィラート」号、2隻の15型「デリー」級駆逐艦、2隻の16型「ゴダヴァリ」級護衛艦、2隻の「ラージプート」級駆逐艦、3隻の16A型「ブラマプトラ」級護衛艦への装備が含まれる。「バラク-1」システムの射程はこのように短いため、「チャンドラグプタ」号に必要とされる対空防御能力を獲得させることは全くできない。最多でもこの艦のためにちょっと近距離迎撃能力を提供するということだが、これは体積が巨大な海上目標にとっては、実際いささか焼け石に水といった感覚である。

射程10kmしかない「バラク-1」に比べ、「バラク-8」システムはずっと強い。「バラク-8」ミサイルは垂直発射モジュールを採用し、地上発射型は8連装の発射ボックスで、8発の「バラク-8」ミサイルを装備し、同時に24発のミサイルを制御誘導して12の目標を破壊することができる。典型的な「バラク-8」システムは3つあるいはさらに多い発射ユニットを包括する。艦載型の「バラク-8」システムはEL/M-2248レーダーを採用し、これとEL/M-2258アルファレーダーはいずれも固体アクティブフェイズドアレイレーダーで、捜索、追跡、制御誘導など多機能の任務を担うことができる。「バラク-8」対空ミサイルシステムは基本型と拡張展開型という2種の系列のタイプを包括し、後者は前者を基礎に一段の固体ロケットブースターをタンデム結合して研究開発が行われた。基本型「バラク-8」ミサイルの射程は60〜70kmで、射撃高度は16km、拡張展開型の「バラク-8」ミサイルの射程は120〜150kmである。発表されているデータによれば、「バラク-8」システムは先進的なブロードバンド通信ネットワークを採用してミサイルと作戦部隊の協同を行い、近距離、中距離、遠距離の脅威に対応できる。艦載型は主に飛行機や対艦ミサイルの迎撃に用い、インド海軍は射程70kmのタイプを装備する計画である。

だがインドがイスラエルが引き渡す「バラク-8」システムを得るまでにはまだ3〜4年を必要とする可能性があり、このことは極力早く「チャンドラグプタ」号に作用を発揮させる必要があるインド海軍を針のむしろに座らせるようなものである。現在最も適する方法としては応急策しかない。臨時にこの艦のためにその他の艦艇上の対空ミサイルを追加装備するのである。好都合に1隻の古い「ゴダヴァリ」級護衛艦が間もなく退役で、インド海軍は全く躊躇なく、この艦の上の「バラク-1」対空ミサイルを使用して、「チャンドラグプタ」号のために最低限の防空手段を装備しようとしている。だが機能が比較的古く、射程もまた深刻に不足し、しかもその他の艦艇から取り外した「バラク-1」対空ミサイルは全く大きな用には耐え難いこともあり、インド海軍は決してそれを空母の防衛に用いるのではなく、より多くの状況下で考慮するのは、それを使用して艦員がいかに艦載対空ミサイルを操作して使用するのかを訓練するものと見積もられる。

もしインド海軍の「チャンドラグプタ」号空母改装が終わったら、この艦は欠陥はあるものの完備された空母作戦能力を形成することになり、インドの「ダブル空母戦闘群」も正式に幕を開けることになる。実際、今年2月にインド海軍はすでに戦役級の「ダブル空母戦闘群」実戦演習を挙行済みである。この時の演習の規模は非常に大きく、インド海軍はダブル空母戦闘群および国産の多くの機種の新鋭艦を出動させ、これは例えば「ゴダヴァリ」級護衛艦、「コルカタ」級イージス艦である。演習中、2隻の空母はそれぞれ頻繁にミグー29KUBを含む艦載実戦機を発着させ、もってインド海軍空母部隊の戦力を検証した。そして現在、インドの国産空母である「ヴィクラント」号も最終的な艤装段階に入り、国産潜水艦「アリハント号も最後の航海試験を行っており、賃借する第2隻目のロシアの攻撃型原潜に関しても積極的に協議中で、インドの最も先進的で、さらに一歩改良もされた「コルカタ」級イージスステルス駆逐艦が進水したばかりで、こうしたあらゆるインドの大国海軍のために用意されたプロジェクトは全部進展が良好である。インド海軍の上述の戦略級発展プロジェクトの全部の就役後、インド海軍はもはやインド洋の範囲内に限定されず、世界クラスの先進艦艇を装備した遠洋型インド海軍となり、東西二方向において同時に進むことになると予言できる。東に向かっては太平洋、西に向かっては大西洋で、したがって全世界で勝負するスーパークラスの海軍力量となるのである! インド海軍の未来、侮り難し!


 インドには中国より空母の運用経験が長い、協力してくれる兵器先進国の数が多いなど有利な点もありますが、急速に強大化する中国に一国で対抗するのはなかなか難しいでしょう。

4月28日

http://www.hinews.cn/news/system/2015/04/27/017515353.shtml

 以前機首部分が生産ラインを降りたという記事を紹介しましたが、今回のはAG600水陸両用機の尾部が組み立て用の架台から降ろされたという記事です。

 ロシアの潜水艦関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/04/27/017515292.shtml


ロシア、改良型キロ636.3級潜水艦を新たに進水させる

4月25日、ロシアのサンクトペテルブルグのAdmiralty造船工場は新たに完成したキロ型潜水艦B-265「Krasnodar」号を進水させ、この艦は黒海艦隊に就役することになる。現在黒海艦隊はすでに4隻の同級潜水艦を装備している。


 何気にいろいろ機密性の高いと思われる部分のディテールがはっきり写ってますね。スクリューのブレードの根元にある球状のものには騒音軽減の効果があったりするんでしょうか。ロシア正教の坊さん(?)が来たりシャンパンの瓶(?)を割ったりの儀式も行われているようですね。

 「遼寧艦」関連です。

http://military.china.com/news/568/20150424/19580384.html


遼寧艦艦載機飛行員、初飛行を語る:空中から見ると甲板はまるで手のひら大

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

原題:空母飛行員、清華大学で初飛行を語る

「空母Style(頑住吉注:甲板で艦載機の発着を指揮する人員の独特のポーズをこう呼んで一時真似するのが流行りました)、気楽でかっこよさげに見える背後には、実は危険が至る所に潜む」 昨日は人民海軍成立記念日であり、海軍と清華大学によって主宰される第9回海洋観教育の日の活動が清華大学で始動し、中央軍事委員会委員で海軍司令員の呉勝利が出席した。我が国初の空母遼寧艦の艦長である張錚らが清華大学の学生のために空母での生活の秘密を明かした。

軍民融合は今年の海洋観教育の日のテーマである。昨日午前、海軍将兵と清華大学教員・学生代表1,000人余りが清華大学メイン広場で開会式に参加し、海軍儀仗隊の将兵は順に国旗、海軍旗を掲揚し、清華大学学生は校旗を掲揚した。

海軍政治委員の苗華は、近年来海軍は海上権利維持、遠洋航路護衛、海外からの中国人の撤収、中国と外国との合同演習などの任務を完成させ、海軍はまさに大建設、大発展の時期にあり、清華大学の学生が海軍建設事業に身を投じることを歓迎する、とした。

艦員が乗艦、駐屯し「山頂洞人」となる (頑住吉注:「山頂洞人」は上洞人ともいい、中国で発見された北京原人より新しく現代人に近い原始人のことです。ここでの比喩的な意味は以後の記述を読めば分かると思います。)

昨日午後、海軍初の空母遼寧艦の艦長である張錚、「空母戦闘機英雄試験飛行員」の戴明盟、清華大学の卒業生で海兵隊某旅団航路護衛特戦隊副隊長の 李振華が、清華大学学術報告ホールで清華大学の教員・学生と大洋の夢を追い、海で功績を立てた彼らの物語を分かち合った。

「空母の主人になるというのはどのような感覚ですか?」 張錚は、たとえばかの非常に特徴ある「空母Style」は、気楽でかっこよさげに見えるがその背後は実は危険が至る所に潜んでいるのだ、と語った。艦載機が発進する瞬間には、心臓を高鳴らせる多くのリスクが隠されている。艦載機の滑走路からのずれ、巨大な尾部からの炎は、いずれも艦載機の発進からの距離が最短の補佐役を海中に吹き飛ばす可能性がある。ひとたび噴流が人体に当たれば、今生きている生命は火傷によって瞬間的に死に至らしめられるかもしれない。動作のミスがあれば、エンジンによって空気取り入れルートに吸い込まれるかもしれない‥‥

張錚の説明によれば、空母艦員は全国31の省、市、自治区のうちの29から来ており、21の民族の代表がいて、平均年齢は23歳である。かの年の冬、彼と戦友は造船工場のドックの前に立ち、自分の国の空母を見た。当時は感動をも感じたし、また圧力も感じた。それぞれの将兵が全て「本領恐慌」(頑住吉注:前半は「腕前・能力」、後半は「パニック」、意味分かんないです)に陥った。世界の空母保有国が我が国に対し技術封鎖を実施しているのである(頑住吉注:ブラジルは協力していますが)。

できるだけ早く装備の構造と各種パイプラインを把握するため、艦員たちは毎日艦に搭乗してしらみつぶしに調査した。当時空母はまだ施工中で、艦上にはひどい粉塵、鼻を刺す臭気がたちこめ、耳を刺す騒音で、一部の船室の温度は摂氏40度近かった。艦員たちはマスクと安全帽を身につけ、携帯電話をかけ、1つ1つの船室、1つ1つのパイプラインを手探りし、1日が過ぎるとマスクのフィルターは真っ黒になり、作業訓練服の背中には一面白い花のような模様ができ、それは固まった塩だった。ある分隊は前倒しで艦に乗り込んで駐屯する必要があり、まだ生活条件を具備していない場所に腰を据え、彼らは「山頂洞人」と自称した(頑住吉注:というわけで近代的生活環境のない場所で暮らす原始人、というような意味ですね)。

艦載機の発進はまるで壁への衝突

初めて殲ー15戦闘機を操縦して遼寧艦での着艦、発進に成功した「空母戦闘機英雄試験飛行員」の戴明盟は、空母艦載機飛行員のリスク係数は宇宙飛行士の5倍であり、普通の飛行員の20倍である、と語る。アメリカが空母を開発したばかりの時、平均2日に1機の飛行機が落ち、1,000名余りの飛行員が犠牲となった。

「艦載機の着艦、発進は『剣先の上の舞踏』と呼ばれ、着艦の過程はまるで戦闘機を操縦し百歩離れてポプラの葉を撃ち抜く(頑住吉注:百発百中の銃の名手を意味する慣用表現です)ようなものであり、時速200km余りの飛行機が、正確に空母甲板の制動ケーブルの間に降りることが必須で、使用する甲板の有効な幅は陸上の滑走路の1/10にも満たず、その難度と操縦技術は一般の飛行機の操縦をはるかに超える。」 戴明盟は、非常に大きいように見える空母だが、艦載機飛行員が空中から空母甲板を見ると、まるで手のひらのような大きさだ、と語る。制動ケーブルにフックを引っかける時、高速の着艦であるため、頸椎、腰椎が非常に大きな衝撃を受け入れる必要がある。慣性の作用により、飛行機のフックが引っかかる瞬間、血液が頭部に向かってわき上がる感覚になり、目がひどく充血し、視野が狭まり、いかなるものも赤く見えるという。

「14度の仰角で滑走して発進する。皆が通常見るのは美しい弧状のラインである。だが我々艦載機飛行員にとっては正面から向かってくる鋼鉄の巨大な壁である。」 戴明盟ははっきり記憶している。2012年11月23日は殲ー15機の初の着艦の日で、彼によってこの時の任務が執行された。あの日天気は快晴で、彼はまるで通常の訓練に行くように発進し、艦を探し、下降し、着艦し、飛行機はごく静かに空母甲板上に停止した。飛行機から降りると、現場指揮員が駆け寄ってきて彼を抱きしめ、泣いて話をすることさえできなかった。その後彼はまたコックピットに戻り、スキージャンプ発進し、雲を衝いて飛び、初めて中国艦載機の空母上での成功裏の発着を実現させたのである。(北京晨報記者 韓娜)


 「海洋観教育の日」のテーマが「軍民融合」だというのもすごいですが、現在の中国のムードを表しているんでしょうね。

4月29日

 ミステリアスな話です。

http://news.china.com/domestic/945/20150427/19593567.html


マカオ当局、解放軍駐マカオ部隊がアメリカのスパイを射殺したことを否認

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:2015年3月8日午前、中国人民解放軍駐マカオ部隊将兵は新口岸営区のビルのホールで功績を慶祝する大会を召集開会し、広州軍区が駐留軍特殊中隊に集団での一等功を与えたことを厳かかつ盛大に慶祝した。中新社発 王国安撮影」)

最近の情報が「解放軍駐マカオ部隊がCIAの多くのスパイを殺して一等功を獲得した」としたことにつき、マカオ保安局局長事務室は今日(2015年4月27日)、調査および解放軍駐マカオ部隊の事実確認を経て、絶対にこのようなことはないとはっきりした、とデマを打消した。

昨晩、フェニックス衛星テレビの報道は、「解放軍特殊兵がかつてCIAと大戦を交え、駐マカオ部隊が集団一等功を獲得した。中国大陸のネットメディアが中国ニュース社2014年3月8日の報道を引用したところによれば、中国人民解放軍駐マカオ部隊将兵は新口岸営区のビルのホールで功績を慶祝する大会を召集開会し、広州軍区が駐留軍特殊中隊に集団での一等功を与えたことを厳かかつ盛大に慶祝した。」とした。

ネットメディアが明らかにするところによれば、解放軍の集団一等功はもし訓練だけに頼ったのではほとんど手にすることが不可能なもので、しかも最新の情報は、この駐マカオ特殊中隊が獲得した集団一等功は、2013年当時アメリカがトップクラスの軍事スパイたちを香港、マカオに派遣してスノーデンを逮捕、暗殺することを望んだ事件と関係がある、と明らかにしている。

ネットメディアはこれにより次のように「披露」している。その年の6月初め、スノーデンが香港に到着した時、迅速にマカオの某安全な地点まで移され、当時中国は中国の特殊部隊によって全過程の保護を行った。アメリカCIAの香港駐在の2名のスパイを含む重要人物が香港に到着し、アメリカ軍の16人の暗殺チームがスノーデンの逮捕、暗殺を企図した。しかもこのアメリカCIAが派遣した精鋭のスノーデン逮捕、暗殺行動チームのうち、4名の精鋭人員は中国系だった。

このアメリカCIAの行動チームが4台の車に分乗し、マカオでいわゆる安全な地点に接近した時、解放軍駐マカオ部隊の特殊部隊と激烈な交戦を展開し、その場で16人のうち4人が射殺された。

今日(2015年4月27日)、マカオ保安局局長事務室は、調査および解放軍駐マカオ部隊の事実確認を経て、絶対にこのようなことはないとはっきりした、とデマを打消した。


 いかにも胡散臭い話なんですが、「解放軍の集団一等功はもし訓練だけに頼ったのではほとんど手にすることが不可能」というのには一定の説得力を感じます。しかもマカオ当局が「解放軍駐留部隊に事実確認したら否定した」ことをそうした事実がないことの根拠にしているのが逆にその主張の信憑性をそいでいます。こんなもん事実があろうがなかろうが否定するに決まっているわけで、汚職の疑いをかけられた政治家本人が否定した、という程度以上の意味は持ちません。「本人が否定しているからない」なんて言ったら事実を究明する態度がそもそもあるのかが疑われて当然です。

 次も「本当かな?」という話です。

http://military.china.com/news/568/20150427/19590610.html


台湾軍、台湾の戦闘機が何度も大陸のS-300対空ミサイルによってロックオンされたことを事実確認

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

台湾の「中央社」26日の報道によれば、台湾軍将官は、空軍戦闘機が過去中国大陸のS-300ミサイルによってロックオンされたが、恒常的なものではない、と事実確認した。

「中央社」によれば、ロシアメディアは先日、ロシア軍事工業企業はすでに大陸とS-400防空システム兵器販売案をとりまとめ、大陸がこの防空システム初の買い手となることを事実確認した、とした。S-400の射程は400kmに達し得るので、全台湾島および釣魚島をカバーし、島内の高度の関心を引き起こしている。台湾空軍将官は、陳水扁政権当時、台湾空軍のミラージュ戦闘機がかつて大陸のS-300ミサイルによってロックオンされたが、恒常的なものではなく、飛行員は高速で離脱することができた、と事実確認した。そして近年「経国号」戦闘機の改良型である「翔升機」が澎湖上空で定例性の巡航を行っている時にも、S-300ミサイルによってロックオンされたという。

島内は、大陸がS-300に比べカバーする範囲がより広いS-400を購入した後、台湾空軍に対応する道はあるのか否かに非常に関心を注いでいる。これに対し台湾空軍当局者は、現在まだ大陸がミサイルをどこに置くのか分かっていないが、この種の状況に直面していかに対応するかは全て台湾軍の平時の戦術訓練課目の中にある、とする。


 ロックオンしたからといって確実に撃墜できるとは限らず、逆に「いかに対応するか〜平時の戦術訓練課目の中にあ」っても攻撃から逃れられるとは限らないわけですが、S-400が配備されればより台湾そして日本に不利になるのは確かでしょう。

4月30日

 上の記事の関連です。

http://military.china.com/news/568/20150428/19599253.html


台湾空軍、戦闘機が解放軍のS-300によってロックオンされたことを否認

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

台湾メディアの報道によれば、台湾軍の「経国号」戦闘機が26日にかつて大陸のミサイルによってロックオンされたことが暴露され、各界の大騒ぎを引き起こした。だが台湾空軍司令部は27日、空軍戦闘機は任務執行時、「回避せず、挑発せず、弱みを見せず」の原則をもってすることが必須と定められており、このため活字メディアが2014年に戦闘機が中共のS-300型ミサイルによってロックオンされた一件を報道したのは、絶対に事実ではない、とした。


 「このため」って、事実でないことの根拠が納得出来ないんですが。

 韓国軍関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150427/19590835.html


韓国、70mm口径制御誘導ロケットを配備へ 北朝鮮のホバークラフトを破壊できる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

中新ネット4月26日電 韓国メディア26日の報道によれば、韓国国防科学技術研究所(ADD)は、韓国は最も早ければ2016年に韓国北西部の島嶼に70mm口径制御誘導ロケットを配備する可能性がある、とした。この制御誘導ロケットの射程は5〜8kmで、海上から奇襲する北朝鮮ホバークラフトに命中することができる。

報道は、同研究所は2012年から700億ウォン(約4億人民元に相当)を投資し、3年あまりの努力を経て研究開発に成功し、かつ最近行った第4発目の試射の中で目標に命中させた、とする。

報道は、今年8月までに同研究所はさらに6発を試射し、その後来年にはバイリン島、延坪島など西北部海域に配備することになる、とする。

韓国メディアは、北朝鮮は2012年に韓国・北朝鮮「北方境界線」(NLL)からの距離60kmあまりの黄海道古岩浦に海軍基地を完成させ、この基地は同時に70隻あまりのホバークラフトを停泊させることができる、とする。最近、北朝鮮はホバークラフトを利用して行う島嶼上陸演習と奇襲訓練を強化している。


 制御誘導したらもうロケット弾ではなくミサイルなのでは、と思いますが簡易型の制御誘導システムということですかね。しかし試射って10発でいいもんなんでしょうか。次も韓国関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/04/27/017516734.shtml


韓国、今後5年の軍事費を80.3億アメリカドル増加へ 北朝鮮の挑発に対応し全面的に戦いに備える

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:韓国防空部隊がパトリオット-2対空ミサイルを発射」)

中新ネット4月27日電 中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、北朝鮮の核プロジェクトとミサイルプロジェクトを評価した後、韓国は北朝鮮がすでに核弾頭小型化技術を掌握していると確信している。これに対し、国防省が4月20日に発表した「中期予算計画」の中では、韓国は今後5年で国防予算を大幅に高め、80.3億アメリカドルを増加させ、もって軍事力を強化する。

韓国の2016〜2020財務年度総予算は2,150億アメリカドルに達する。2015〜2019財務年度の予算に比べ6.47億アメリカドル高く、年平均増加率は7%に達する。このうち、部隊の維持保護費用は1,430億アメリカドルである。その他は軍事能力の向上に用いられることになる。また、韓国政府はさらに今後5年内に55.5億アメリカドルを費やして「キルチェーン」体系を建立し、25億アメリカドルで韓国型ミサイル防御体系(KAMD、Korea Air and Missile Defense)を研究開発する計画である。「キルチェーン」体系は、多用途衛星、「グローバルホーク」無人機、「タウルス」ミサイルを含む。韓国型防御体系には、「パトリオット」迎撃機(頑住吉注:原文ママ)と中距離地対空ミサイル(M-SAM)が含まれる。

北朝鮮の挑発に有効に対応し、全面的に戦いに備えるため、韓国はさらに次のことを計画している。16.6億アメリカドルを費やして例えば無人機や探知計測レーダーといった種の偵察システムを購入する。北朝鮮のネットワーク攻撃に対応するため、韓国は9,255万アメリカドルを投入して多層の防御システムと模擬訓練場1つの建立に用いる。軍営の環境向上を重視し、兵士の賃金を2倍以上に高める。さらに一歩国防建設を推進するため、2020年までに科研経費の総国防予算に占める比率を現在の6.5%から8.4%にまで高める。(斉夢暁)


 国家財政が今後これを許すかどうかも問題だと思いますが。

5月1日

 T-50関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/04/29/017524338.shtml


ロシアメディア:ロシアのT-50戦闘機、あるいは12機しか作られないか 中米戦闘機と競争し難い

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:ロシアのT-50戦闘機」)

ロシアの週刊「軍工信使」4月29日の報道によれば、ロシアの新世代ステルス戦闘機は深刻な災難に遭遇し、政府はT-50プロジェクトの支出を大幅に削減することになる。少し前ロシア空軍はまだ今世紀10年代末に52機の近代化されたステルス戦闘機T-50を装備する計画で、少なくともかつてはこのようなつもりがあった。だが現在見たところ、T-50プロジェクトは比較的大きな困難に遭遇したようで、生産が計画される飛行機の数が大幅に減少する可能性がある。

T-50機が某いくつかの問題に遭遇したことに関する初歩的な兆しは2015年3月に出現した。3月24日に武器装備事務を担当するロシア副国防大臣ボリゾフは、軍はT-50の購入数を大幅に削減することになり、12機のこのステルス戦闘機しか作らない見込みで、元々定められた52機ではない、とした。この数字はお話にならないほどに少ないようだ。

今日まで、ロシアはすでに5機のT-50試験サンプル機を製造済みで、1機は火災を発生させたため深刻な損傷を受けている。だが、インドがこの機の研究開発に参加しており、ニューデリーの投資はこのプロジェクトが延命し得るよう助けている。だが現在、インド空軍指導者はすでにロシアの同業者とこの問題を語ることさえ停止している。あらゆるこうしたことは人々のロシア第5世代戦闘機の製造問題への関心を引きつけており、何故ならロシア軍はこの種の飛行機でアメリカ、中国が登場させる優秀な戦闘機と競争するのに便とすることを必要としているからである。

試験サンプル機の生産は非常に容易だが、真に戦闘力を有する戦闘機を製造しようというのは、しかも経済が大幅に悪化している段階では非常に困難であり、特に少量生産ではなく大量生産という前提の下ではそうである。

ロシア副国防大臣ボリゾフは、新たな経済的条件下では元々定められていた計画を調整する可能性がある、としている。最も好ましいのは第4世代半戦闘機のあらゆる能力を完全に発揮させる前にT-50の半完成品、および今後前向きに推進するチャンスを持つことだ、という。彼が指すのは性能は先進的だがステルス性能は持たないスホーイー30およびスホーイー35多用途戦闘機である。彼は、こうした飛行機はT-50減産がもたらす穴を埋めることができる、とする。

理論的に言うと、T-50はアメリカのF-22、F-35新世代戦闘機に対抗するロシアの競争相手になるべきものである。ちょっと見ると、T-50はより強大で、より戦闘力があるようだ。この機は大型、高速で航続距離が長い戦闘機で、しかも航空展で比較的高い機動性能を見せた。この機は2台の非常に大型のエンジンを使用し、安定性を保障するため、エンジンの間隔が比較的遠い。機の全幅は15mを超える。T-50は非常に大きな内部武器コンパートメントを持ち、ステルス能力を持ち、敵サイドのレーダーの探知計測をかわすことができる。だがもしT-50機に技術的問題があっても、ロシアは明らかにしないだろう。

T-50減産の公式な原因はロシアの困難な経済情勢に咎が帰せられる。この飛行機の研究開発の総費用は不詳だが、100億から300億アメリカドルの間である可能性がある。インドはすでにこのために50億アメリカドルを費やしている。だが技術方面ではまだ決して全部完備されておらず、何故ならインドはすでに公開でこの飛行機の問題を論じているからである。

1年あまり以来、インドの「商業標準報」はずっとニューデリーのT-50に対する良からぬ予感を報道している。インド版T-50は名をFGFAと言う。この新聞はインド空軍指導者の2013年12月の話を引用して、FGFAが使用するAL-41F1エンジンの出力は不足で、ロシアは重要な設計情報を分かち合いたがらず、このためこの戦闘機の最終的なコストは過度に高くなる、と指摘した。1ヶ月後、メディアはまたその他の良からぬ情報を披露した。インドはより多くのプロジェクトの取り分を得ることを希望しているが、エンジンは依然まずく、コストは過度に高く、機載レーダーは要求に符合せず、設計上のステルス性能は比較的弱い。後に1機のT-50機が6月にモスクワ郊外のジューコフスキー試験飛行場でテストしている時にエンジンが発火した。ロシアサイドの代表は、損害は取るに足りないと言明しているが、画像からは全機体の後部がまるごとすでに焼けて黒くなっているのが見て取れる。ニューデリー陸戦研究センターの専門家であるチャンソリヤは、ロシアサイドが今回の事故の詳細を明らかにするのを拒絶し、インド空軍技術評価チームが損傷を受けた飛行機の視察調査に入るのを拒絶しているため、スキャンダルがますます激しくなる結果をもたらしている、と指摘する。

インドとロシアはまだ研究開発協力につき継続して談判を行っている。だが現在ニューデリーはもはやモスクワと連絡をとっていない。今年2月から3月、ロシア国防省はずっとインドとパートナー会談を希望していたが、インドサイドはそれにも関わらず回答しなかった。「商業標準報」は、インド空軍司令部はFGFAがフランスの「ラファール」戦闘機購入に対し有利な理由を削減することを心配している。この180〜200億アメリカドルの契約は現在しばらくのところ談判しても成果のない段階にある。

ロシアメディアは、T-50減産の主要な原因の1つは原油価格の下落であると考えている。クレムリンには金がなく、やりくりに窮している。この条件下では、必ずしも巨額の資金を費やして52機の新型ステルス戦闘機を購入する合理性を論証することはできない。もし減産されれば、ロシア経済情勢が好転した後、T-50の当初における製造タイムスケジュールを再始動することができる。だが当然大きくない遅延があるだろう(頑住吉注:「大きな」の間違いでは)。これはすでに一切の状況が有利という条件下での最も良い結果である。最悪の状況下では、T-50には深刻な秘密技術問題が生じる。もしインドがさらに一歩進み、このプロジェクトへの参加を拒絶したら、T-50は各種問題ゆえに災難そのものとなるだろう。このことは、数十億アメリカドルの投資が完全に無駄になり、ロシアがさらに世界市場の中での最大の買い手を失うことを意味している。

ロシア空軍は現在主に旧ソ連が製造した戦闘機を使用している。だがそれらは日増しに老化している。ロシアには相当な高速で古い戦闘機を交換し、アメリカ、中国と同じ速度をもって最も先進的な戦闘機を製造する能力は全くない。だがロシアには徐々に現有の研究開発製品、例えばスホーイー30やスホーイー35を改良することができる。だがこのことは、ロシアにはT-50といったような革命的飛行機を製造する能力がないことをも意味しているのである。(編集翻訳:林海)


 何か雲行きが怪しくなってきたようですが、金がないからなのか、技術的に壁にぶつかったのかはどうもよく分かりません。中国はまるでロシアのT-50が失敗して殲ー20が成功すれば師匠越えだと喜んで見ているようですが、経験豊富なロシアにできないことが中国にできるとは考えにくいです。

5月2日

 北朝鮮・中国関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150429/19606142.html


当局、中朝国境の村で3人が殺害されたことを事実確認 8ヶ月以来第3回目

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「事件発生地点」)

新京速報の情報(記者 楊鋒) 新京報の記者は多方から、4月24日夜、3名の「軍服」を着た北朝鮮男性らしき者が越境し、吉林省和竜市竜城鎮石人村で3名の村民を殺害した後逃走したことを知った。

今日午前11時頃、和竜市委員会宣伝部公式ブログは通報し、4月25日早朝、和竜市公安局は事件の報告を受け、「竜城鎮で殺人事件が発生し、撫松県人の趙某(男性、55歳)と娘の趙某(26歳)、延吉市の人である孫某(男性、67歳)が被害にあった、とした。現在、省、州、市3クラスの公安機関が全力で事件解決のための業務を展開している。

8ヶ月来少なくとも3回の国境地域住民殺害事件が発生

最初にこの件を報道した韓国KBSテレビ局は多くの情報源を引用し、24日午後、3名の北朝鮮武装軍人が和竜市の石人村に出現し、凶器を使用して3名の中国村民を殺害した後逃走した、と報道した。

新京報記者は探して、石人村は深い山の中の和竜林業局石人溝林場付近にあり、場所は辺鄙で、中朝国境の小さな山村であり、対面するのは北朝鮮の両江道大紅丹郡であることを発見した。

KBSテレビ局の報道は、中国武装警察と公安は大規模な警察力を投入し、北朝鮮の逃亡兵が身を隠す可能性のある周辺の山に対しローラー式捜索を行っているところである、とする。図們江流域の中朝国境地域のあらゆる道路も大幅に道路での検問に入れる力の度合いを強化している。現在まだ事件を起こした北朝鮮逃亡兵がまだ中国に隠れているのか、それともすでに北朝鮮に逃げ戻ったのかははっきりしていない。現地政府はすでに命令を下し、住民に外出を減らすよう要求している。

現地の多くの住民は、連日来この件に関し現地はすでに噂でもちきりである、と事実確認する。「事件が起きた後我々は皆びくびくしている。」 今回の凶悪事件発生地点付近のある村の村民は、自分の理解するところによれば3人の殺害時、「2名はその場で死亡し、1人は救護の甲斐なく死亡した。」、とする。

この事件は8ヶ月以来、すでに知られている少なくとも第3回目の中国国境地域住民が殺された事件である。2014年9月3日、1人の北朝鮮人が越境し南坪村の一家3人をハンマーで撲殺した。2014年12月27日夜、1名の北朝鮮逃亡兵が銃を持って和竜市南坪鎮南坪村に闖入し、4名の住民を射殺した後逃走したが、その日のうちに中国警察によって撃たれて負傷した後逮捕された。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「中朝国境の朝鮮人民軍兵士」です。なお以下のページの画像のキャプションは全てこれと同じです。)

当局:3人が殺害され、全力で事件を捜査中

今日(4月29日)午前、新京報記者は多くの関連部門に電話したが、関連部門にはあるいは電話に出る人がおらず、あるいはこの件に対し口が堅かった。竜城鎮のある党委員会副書記は電話の中で、この事件は公安機関が調査中であるとした。

(頑住吉注:次の段落はほぼ重複なので省略します)

去年12月末の北朝鮮逃亡兵による中国国境住民殺害事件発生後、外交部はこれにつき北朝鮮サイドに向け交渉を提出し、中国公安部門も法によりこの事件を処理した。後の韓国CBSニュースの報道によれば、北朝鮮は全部の責任ある人を厳罰にした。

今日午前までに、去年12月27日の国境住民が殺害された事件からすでに4ヶ月近くが過ぎ去った。この中のある被害者家族は、何度も状況を報告したが、この件に関する賠償はまだなされていない、とする。去年9月に発生した一家3人殺害事件の家族は、今月初め、すでに比較的満足いく賠償を得た、とする。


http://news.china.com/domestic/945/20150501/19615389.html


国防部、北朝鮮兵士の越境殺人について回答:調査中


京華時報の情報 4月30日の国防部定例記者会見で、北朝鮮兵士が越境し中国国境地域住民を謀殺したことに関する最近の韓国メディアによる報道につき、国防部ニューススポークスマン耿雁生は回答し、自分は公安部門がこの刑事事件につき調査中であると理解している、とした。中国国境防衛部隊は地方の関連部門と密接に協力し、中朝国境地域の安全と安定を維持保護する、という。


 当然中国国内における対北朝鮮感情が悪化するでしょうが、私は話の本筋よりも、中国メディアの記者が公式な事件の事実確認を求めようとしてもうまくいかない段階(というかそれよりもさらにもっと早い段階)で、遠い中朝国境の辺鄙な村での事件につき韓国メディアは一体どうやって知ったのかが気になるんですが。

5月3日

 中国戦闘機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150430/19610835.html


国産の殲ー11Dらしき画像が初めて明るみに あるいはフェイズドアレイレーダーを装備か!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像のソース:超大軍事」)

我が国の軍事工業はスホーイ式戦闘機を基礎にすでに多くのタイプの戦闘機を発展させている。ネット仲間の整理によれば、すでに知られているタイプには殲ー11A、殲ー11B、殲ー11C(殲ー15)、殲ー11D、殲ー16戦闘機が含まれる。ファミリーの発展はやはりなかなかのものだ! 画像は姿を現したばかりの殲ー11D戦闘機らしき写真。

またネット上の事実確認をまだ経ていない暴露によれば、昨日(頑住吉注:記事は4月30日付)殲ー11Dが初飛行し、コードナンバーは01101だった。殲ー11Dは殲ー11Bを基礎にしたグレードアップ版で、沈陽飛行機は全力で殲ー15、殲ー16、殲ー11BSを生産している。11Dは殲ー16の技術成果を11B上に用いたものである。画像の中に見られるレーダーはフェイズドアレイレーダーに換えられ、翼端搭載架はあるいはPL-10の搭載架かもしれず、光電子レーダーは右に置かれ、左側には空中給油管があることを説明している。

ニュースの延伸:中航の沈陽飛行機は、我が国が成功裏に2機種の第4世代戦闘機を研究開発しているという時に、同時に現有の第3世代機に対し大胆な改革を行った。第4世代機の技術をもって第3世代機を改良してセミステルス戦闘機とし、これは外界が言う第3世代半戦闘機でもある。特に沈陽飛行機は殲ー11戦闘機を改良する上で思いのままだと言うべきである。殲ー11の前の何種かのタイプの最大の改良点は電子設備に対する突破に他ならない。殲ー11B上の主要なシステムはすでに国産化を実現していると言うことができ、殲ー10の延伸機種には殲ー11の機載電子、火力コントロールシステムが含まれ、その全体的性能を包括して見れば、古い第3世代機に比べずっと強化されていると言うべきで、しかも殲ー11Dの改良は徹頭徹尾の大動刀(頑住吉注:検索すると無数にヒットするのに意味を説明したページは全く見つからない語)とされ、ある専門家は七大方面であると明らかにした。すなわち、ステルス化改良、機首のレドーム、コックピット、エンジンの空気取り入れ口、主翼と機体の接合部、ダブル垂直尾翼、脚収納部のカバー、武器コンパートメントなどで、殲ー20や殲ー31の設計の基本を全て殲ー11Dに用いたようである。

殲ー11Dというこの第3世代半戦闘機は、設計理念や空中性能、特にステルス性を持つというこの性質から、全てにおいて先行しているというべきで、その意義は中国がスホーイー27系列の技術を吸収した後、それを中国版の先進的な戦闘機製造技術概念とさせるだけでなく、さらに重要なのはそれが中国の航空工業が自らの特色を持つ防空武器を持つために基礎を固めたことである。

(頑住吉注:2〜4ページ目)殲ー11戦闘機


 極端に読みにくい文章で、意味不明の部分、明らかにおかしいと思われる部分もあり、うまく訳せないのはたぶん話し言葉に近いのがその理由の1つでしょう。それはともかく次世代機の技術を応用した殲ー11改良型の登場ということで、殲ー16と殲ー11Dの差は前者が戦闘攻撃機、後者が制空戦闘機の色彩が濃いということなんでしょうか。

 ロシアの新世代戦車関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/05/01/017529426.shtml


アメリカ、アーマタ戦車は遠隔制御火砲を配備し明らかに西側より優れている

【グローバル軍事報道】 タス通信社4月28日の報道によれば、アメリカのAP通信社の報道は、ロシアのT-14「アーマタ」戦車は遠隔制御火砲を配備し、車両クルーに対する防御方面の性能はあらゆる西側の同類のライバルより優れている、と指摘した。

AP通信は、関心を集めるT-14戦車は5月9日モスクワの赤の広場の第二次世界大戦勝利70周年慶祝閲兵で公開されデビューする、と言明する。ロシア国防省が発表したT-14戦車の画像では、布を用いて遮蔽された戦車の砲塔は見えず、このためそのシャーシを研究するしかないが、結局のところその他の装甲車両もこのシャーシを使用しているのである。

イギリスBBC社の報道は、ロシアの新世代戦車が使用する125mmスムーズボア砲は制御誘導ミサイルも発射できるし、また通常砲弾も発射できる、と指摘する。コンピュータ技術レベル、速度、機動性方面で、T-14は顕著に今日のロシア陸軍の主要な支柱たるT-90戦車より優れている。

「今日のロシア」テレビ局は専門家の話を引用して、T-14戦車が配備する電子システムは、各種ルートからの戦術データを特別迅速に収集、分析できる、と指摘する。この新戦車はネットワーク中心戦を行うのに完全に適合する。

「ロシアの技術」国有集団社代表は、新型通信設備は戦車クルーに全てのリアルタイムの戦術態勢が見られるようにさせ、かつ統一され自動化された作戦指揮システムの枠組み内で、指揮所やその他の陸軍部隊と共同作戦できるようにさせる、と指摘する。この設備はT-14戦車を無人機、電子防御システム、目標識別設備を包括する作戦ネットワークの一部分とする。

ロシアの地縁政治学院の院長のシフコフは、新型電子設備は戦車が目標を発見してから目標を破壊するまでの反応時間を大幅に短縮できる、とする(頑住吉注:それって地縁政治の専門家に聞くことですか)。反応時間というこの概念は非常に重要で、ドイツとアメリカの戦車の反応時間は3〜4秒であり、ロシアの旧型戦車の反応時間は5〜6秒で、一方新型戦車「アーマタ」の反応時間はずっと短く、アメリカ戦車の反応時間と同列に語れる可能性が高い。

その他のパラメータに関しては、例えば目標を損傷させる距離は、ロシアの旧型戦車に関して言えば2.5kmで、アメリカやドイツの近代化された戦車に関して言えば3〜3.5kmであり、一方T-14戦車に関して言えば、3.5kmを超える。(編集翻訳:林海)


 個人的にはそんなに画期的なものなのか疑わしいと思っているんですが、少なくとも反応時間も戦闘距離も西側の最先端の戦車より大幅に上回るという記述ではないですよね。




















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