コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその132

5月11日

 「アーマタ」関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/05/09/017551103.shtml


南京軍区元副司令:T-14戦車にレーダーがあるかないかは関心を注ぐに値する

筆者はT-14の砲塔頂部左前側に1つ突起部分があることに気づき、これは「対物レンズ」かもしれず、軍事マニアは仔細にご観察いただきたい。ある報道は、T-14はフェイズドアレイレーダーを装備しているとするが、もしT-14戦車が真にレーダーを装備していたら、これは世界初のはずである。一般的に言って車載レーダーには3種の機能があるはずで、1つ目は目標捜索、2つ目は火砲の照準、3つ目は来襲するミサイルの発見である。

画像の説明:5月4日赤の広場閲兵リハーサルの中に「アーマタ」メインバトルタンクが出現。資料画像 (頑住吉注:この記事には画像ないですが引用元にはあったんでしょう。)

反ファッショ70周年記念モスクワ赤の広場閲兵式は間もなく開幕となり、中国の軍事マニアは興奮した心情を抱いて期待している。特にロシア新型メインバトルタンク「アーマタ」T-14戦車は、恐らく今回の閲兵式最大の見所だろう。ロシアがT-90戦車を研究開発、装備して十年あまり以来、ずっと新型戦車の登場はなかった。この期間、アメリカのM1系列、イギリスのチャレンジャー系列、フランスのルクレール系列、ドイツのレオパルド2系列、イスラエルのメルカバ系列、および日本の10、韓国の黒豹など第3世代戦車のグレードアップ版がたびたび公開展示された。特に中国の99式系列はより猪突猛進で、すでに世界一流戦車グループ入りしている。一方ロシアというこの伝統的戦車大国には長期にわたり動静がなかった。平常T-72系列およびT-90系列しか見られず、最新技術を採用したT-80系列は価格が高い、カギとなる重要技術が難関を突破していないことが原因かもしれないが、演習訓練活動の中で見られることは非常に少ない。このことがまさに2014年式「アーマタ」戦車初陣の神秘感をさらに増加させている。筆者は99式戦車の研究開発に参加したことがある、および96式戦車の研究開発を主宰したことがある老戦車兵として、T-14閲兵リハーサル関連の動画、画像および限られた文字資料、およびロシアの戦車研究開発、使用の伝統や戦争経験、現有装備の新技術や技術の発展方向から、軍事マニアが興味を感じるT-14戦車上のいくつかの重点的技術、戦術性能に対し判読を行い、軍事マニアに興を添え、かつ軍事マニアが閲兵式上で重点的に関心を注ぐ必要がある戦車の部位に注意を促す。

第1は無人砲塔である。これはT-14最大の見所であり、最大のハイライトでもある。砲塔の形状や体積から見て、この点は確定し疑いはない。小さな砲塔はロシア製戦車の伝統で、T-34以後の各系列の機種には、戦車の車体と等しい幅の砲塔はなく、火砲を横に向けた時も砲塔尾部が車幅を越えることは非常に少ない。メリットは被弾面が小さいことで、ロシア自身の統計によれば、戦車が命中弾を浮ける部位は主に正面で、およそ70〜80%を占め、しかも砲塔がまた正面の被命中率の70%以上を占める。車高を下げ、砲塔を縮小することはロシア製戦車の伝統である(頑住吉注:もちろん限度はあって、T-34/76からT-34/85に改良される時砲塔はかなり大型化していますが、戦闘力はそれに見合う分向上したようですね)。T-14は乗員を全て車体内に置き、砲塔を非常に大きく縮小させ、有効に被命中確率を低下させた。砲塔が縮小したので、砲弾を砲塔尾部スペースに置く(この尾部スペースは巨大で、砲塔を横に向けた時車幅を非常に大きく越え、操縦員がリアルタイムに本車の実際の幅を関知できなくさせ、狭い場所の通過性が低下する)やり方は、T-14では実現できない。筆者は、砲弾はやはり車体内に置かれ、砲塔下の車体内に回転円盤式弾倉があり、砲弾は弾倉内に立てられ、コンピュータが弾薬の種類を選択して取り、自動装填装置が事前に装填されている砲弾を砲の尾部まで移動させ、かつ上昇させ薬室に送り込むはずだ、と判断する。装弾の便のため、砲弾は分離装填式(砲弾と薬筒が分かれ、2回に分けて薬室に送り込まれる)から定装式(砲弾と薬筒が一体で、1回で薬室に送り込む)に改められ、自動装填のプロセスを簡略化し、装弾速度を加速している可能性がある。2回に分けて装填する火砲の発射速度は毎分10〜12発に達する可能性があるが、1回の装填では毎分20発まで向上する可能性がある。3秒ごとに1発で、火力は強大と言える。


 「第1は無人砲塔である」って言ってるんでまだ続くはずだと思うんですがここで終わっていて、検索して他の引用文を見ても同じです。しかし砲を横に向けて比較的狭いところを通過する時、普通砲の先端が引っかからないかだけ気にすると思うんですが、砲塔尾部が引っかかる場合もあるというのは元戦車兵ならではの指摘ですな。

 「ミストラル」関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150507/19645853.html


ロシアメディア:フランス、あるいはロシア軍のために建造したミストラル級戦闘艦を撃沈か

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ミストラル級強襲揚陸艦、フランス・ロシア兵器売買の解決不能な問題となる」)

参考情報ネット5月7日の報道 タス通信社5月6日の報道は、フランスの「フィガロ報」は6日、もし「ミストラル」級戦闘艦の契約が破棄されロシアへの引き渡しが放棄されたら、フランスは公海でこの2隻のロシアのために製造する強襲揚陸艦を撃沈する可能性があると報道した、とする。

この新聞は、「いくつかのあり得る後続のやり方のうち、パリ当局は現在戦闘艦破壊の可能性を研究しているところだ。彼らは解体されかつ回収利用されるか、公海で沈没するかだ」とする。

「フィガロ報」はフランス・ロシア兵器販売契約がこのような結末になることは「人を驚愕させる」と考える。この新聞はあるフランスの匿名の軍上層の人物の話を引用し、この種のやり方は「サンナゼール造船工場の労働者の角度から言えば全く我慢できない」と語る。

この新聞は、フランス海軍にこの2隻の戦闘艦を使用させる「可能性は非常に小さい」と考える。何故なら、「それらはロシアのスタンダードに照らして製造され、改装を行うことを必要としてやっとフランス軍に就役でき、専門家たちはこれには数億ユーロの費用を費やすことになると考えている」からである。

この新聞は、「このため主にはやはりこの2隻の『ミストラル』のために新たな買い手を探しあてることが考慮され、潜在的顧客にはカナダ、エジプトおよび「某北欧の国」が含まれる、と指摘する。

名が「ウラジオストック」号という第1隻目の「ミストラル」級戦闘艦は2013年10月に進水し、かつ2014年11月にロシア海軍に引き渡されるべきこととされていた。だがパリは土壇場になって無期限で引き渡しを暫時停止し、かつこの決定をした理由はウクライナ情勢である、とした。本来は2015年後半に引き渡されるべき第2隻目の計画も共に棚上げとされている。


 いくら何でも沈めてしまうことはあるまいと思いますがね。

 「戦略小銃」関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150508/19653988.html


中国の05戦略小銃が明るみに:頭を出さずにコーナーの別側を見ることができる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国産の『戦略小銃』」)

最近ネット上に突撃隊員が国産「戦略大槍」を使用して訓練を行う画面が明るみに出た。コーナーのところで、ビデオカメラシステムにより突撃隊員は頭を出さずにコーナーの別側の光景を見ることができる。


 以後は過去の記事の再録なんで省略します。しかし中国はコーナー銃好きですね。

5月12日

 昨日紹介した記事と一部重複してますが「ミストラル」関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150508/19654441.html


ロシアメディア:フランス、あるいは2隻のロシアに販売するはずだったミストラル強襲揚陸艦を中国に転売か

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:ロシアがフランスに発注したミストラル級強襲揚陸艦の第2号艦セバストポリ号が初の航海試験を開始。」)

ロシア自由メディアネット5月6日の報道によれば、フランスの「フィガロ報」は6日暴露し、パリはひとたびモスクワに向け「ミストラル」級ヘリ空母を引き渡さないとなれば、すぐさま「ウラジオストック」号と「セバストポリ」号を破壊することの実行可能性という問題を研究しつつある、とした。この2隻の軍艦は解体され、廃物として回収利用される、あるいは直接公海に沈められる可能性があるが、最後の方案はまったくもって「人を驚愕させる」。

フランス軍のある代表は、サンナゼール造船工場の労働者に向き合う角度から見るとするならば、このような処理、措置は全くもって許せない、と指摘する。だがフランスが自らこの2隻の軍艦を使用する可能性は人を疑わせる。第1に、パリは軍事予算を縮減しつつあり、第2にこの2隻のヘリ空母はロシアのスタンダードに基づいてロシア軍専用に建造されたのであって、ロシアサイドはすでに8.9億ユーロを支払い済みである。フランス軍がもし使用するなら再建と改装が必須で、しかもこれには数億ユーロの資金が費やされることになる。

「フィガロ報」は、この2隻の艦をいかに処理するかは問題だ、と指摘する。それらを救い、消し去られる運命を免れさせたければ、唯一のチャンスは新たな買い手を探し求めることだろう。フランス軍代表は、どの種の決定がなされようとも、代価は非常に高くなる、とする。

2011年6月、ロシア国防輸出社はフランスのDCNS社と金額12億ユーロの契約を締結し、ロシア軍のために2隻の「ミストラル」級ヘリ空母を建造することになった。契約の規定によれば、第1隻目の軍艦の引き渡し期限は2014年11月1日だった。だがパリはウクライナ危機を理由に、契約執行を暫時停止した。

ロシア政治・軍事分析研究所の副所長であるヘラムーチンは、自分はフランスがこの2隻のロシア軍専用に建造された、主に北極の条件下で使用される軍艦を改造できるとは決して思わない、とする。メディアが列挙する潜在的購入国の中で、カナダだけが北極(頑住吉注:「圏の」でしょうな)の領土を持つ。だがカナダはロシア同様、原則的には決して「ミストラル」級ヘリ空母を必要とせず、さらに自らのスタンダードに照らして改造を行う必要があるのではなおさらであって、これは全くもって「金をどぶに捨てる」というやつである。NATOの枠組み内で、カナダはロシアに比べよりこの種の軍艦を必要としているが、カナダは必ずしもこのために巨資を投じないだろう。このため、この2隻の軍艦が(頑住吉注:廃品として)回収利用される可能性は確実にある。

ロシアの軍事専門家シェルバコフは、回収利用も追加の資金投入を必要とし、しかも必ずしもなにがしかの収益があるわけではない、と指摘する。「ミストラル」級ヘリ空母は結局のところ1970年代に建造されたソ連の古い艦船ではないのであって、回収利用後販売して利益を得られる金属は多くないのである。彼は個人的に、この2隻の軍艦を爆沈させることは回収利用に比べより取るべき方案であると考える。問題は、いかなる国もフランスがロシアに押しつけた価格を受け入れず、同じ金額をもって「ミストラル」級軍艦を購入しないだろう、というところにある。オーストラリアはすでにフランスのヘリ空母の購入を拒絶しており、それは2隻の軍艦の建造地点方面に食い違いがあるからというだけでなく、かつ価格が高すぎるがゆえにである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアがフランスに発注したミストラル級強襲揚陸艦」)

フランス大統領オランドはロシアがすでに支払った交易の金を返す準備があると表明しているようだが、この12億ユーロはフランス政府の予算での負担となるだろう。何故ならDCNS社にはいかなる過ちもないからである。この2隻の軍艦をいかに処理するかに関しては確かに問題で、フランス海軍はそれを必要とせず、何故ならすでに3隻の「ミストラル」級ヘリ空母を持っており、かつ明らかに過剰だからである。NATO連合部隊は理論上購入できるが、この力量は実際には決して存在しないと言え、何故ならそれらはNATO加盟国が本国の軍隊から小さな部分の力量を抽出して臨時に即席で作るものに過ぎないからである。ヨーロッパはこの種の軍艦を必要とせず、アメリカにも自らの軍艦がある。このため、1つだけ残るチャンスは、値下げしての投げ売りである。例えば12億ユーロではなく、4億ユーロで、である。もしこの種の処理方法を採用するには、フランス指導者がもはやこれまで通り貪婪でなくさえあればよく、そうすればすぐにヘリ空母の買い手が探し当てられる。これにはいささかの損失があることはごくはっきりしているが、少なくとも半分の資金は回収できる(頑住吉注:計算おかしくないですか)。

ある報道は、フランスはあるいはこの2隻の戦闘艦を他国に転売するのではないか、とする。中国、ブラジル、インド、カナダがこの2隻の「ミストラル」級ヘリ空母を購入する可能性があるという。だが彼(頑住吉注:え、誰? シェルバコフですかね)はカナダ説に対し強烈に懐疑的な態度をを持っている。ブラジルに関しては、確かに相当に雄大な志に満ちた軍用造船および海軍発展計画を有し、これには原潜が含まれる。だがブラジルには一定の経済問題があり、しかもさらにこうした問題がどれだけ深刻で長引くか分からない。彼は個人的に、ブラジル、インド、中国は非常にこの2隻の軍艦を買いたがるだろうが、決してロシアの当初における購入価格に同意はしないだろう、と考える。中国は自らも類似のクラスの軍艦を建造したがっているが、彼らは「ミストラル」級ヘリ空母上の一切全てがどのようになされるかも興味を持って見るだろう。それを見た後、ロシアのバルト海造船工場と協力し、自らのスタンダードに照らして改造を行うかもしれない。インド指導者も大きな力を入れて本国の海軍を発展させており、「ミストラル」級はインドにも適合する。だがこれら2つのユーザーはずっと一銭の金、一つの技術ごとに駆け引きをし、このため関連の契約は明らかに直ちに締結されることはないだろう。

全体的に言って、フランスには各種の処理方案があり、一切全てはフランス、およびアメリカ指導者の立場によって決まる。最後に、もしアメリカがこの種の方式をもってロシアの国防能力を破壊することを決定したら、すぐ自らの膨大な予算の中から資金を探し出してフランスの2隻の軍艦を買い取り、しかる後に某場所の演習の時に発砲、射撃の標的に用いるだろう(頑住吉注:アメリカの納税者はそれに納得しますかね)。

ロシア海軍元総参謀長のケラフチェンコ上将は同様に、「ミストラル」級ヘリ空母はその他の国の海軍のスタンダードに照らして改造が行えるが、これには相当に膨大な費用を必要とする、と考える。「ミストラル」の回収利用に関して言えば、いくつかの国、例えばインドがいつでも喜んでこの大型艦船を購入して金属を得るだろう。当然どのくらいの金が儲けられるかは1つの問題で、このために商業計画を制定する必要がある。ヘリ空母は建造時多くの複合材料を使用しているが、フレームは金属でできている。(編集翻訳:林海)


 近い将来フランスがロシアに引き渡す可能性はもうなさそうで、かといって沈めてしまうというのは信じられず、購入の力がある中国が浮上してもおかしくないですが、日本にとっては有り難くない解決方法ですね。

5月13日

http://tuku.military.china.com/military/html/2015-05-11/230479_2629548.htm#pic

 ロシアの閲兵式を警備したスナイパーたちの画像集です。スナイパーライフルはすっかり西側風になっちゃいましたね。

 北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150511/19664235.html


北朝鮮、潜水艦発射弾道ミサイル試射に成功、とする 韓米日、高度に緊張

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「北朝鮮の潜水艦は最近成功裏に弾道ミサイルの水中試験発射を行った。北朝鮮最高指導者金正恩は試射の過程を視察した」)

朝鮮中央通信社は9日、北朝鮮戦略潜水艦が弾道ミサイルを水中試射し、北朝鮮最高指導者金正恩が試射過程を視察した、とした。韓米日三国はこれに対し高度に警戒し、かつ北朝鮮のこの挙はミサイル技術が重大な進展を取得し、韓米日いずれに対しても脅威を構成することを意味する、と考えている。韓国メディアは、北朝鮮は今後「四面八方」から韓国に対し弾道ミサイルの打撃を行う可能性があり、韓国軍は新たな防御手段を増やすことが必須だ、とする。

朝鮮中央通信社は、今回試射した潜水艦発射ミサイルのコードナンバーは「KN-11」であるとする。金正恩は陸地を遠く離れた発射場にやって来て、新型弾道ミサイル関連の戦術および技術の状況を理解した後、試射の命令を下した。朝鮮中央通信社は金正恩の話を引用し、今回の試射成功は「衛星発射に劣らない人を瞠目させる成就であり」、北朝鮮が「国際水準の戦略武器を持ち、いかなる水域でも敵を打撃、殲滅し、また水中作戦が行える」ことを意味している、とした。

韓国MBCテレビ局10日の報道によれば、北朝鮮のこの戦略技術がもし開発を終えたら、韓国に対し相当に大きな脅威を構成することになる。潜水艦は隠蔽性と突撃能力を持つため、ひとたび北朝鮮の核弾頭小型化が完成すれば、核威嚇力量を形成することになる。

韓国「国民日報」は10日、技術の難度が非常に高い弾道ミサイル水中発射技術の研究開発が終わりに近づくにつれ、北朝鮮は1〜2年内にこの技術の実戦投入能力を持つことになる可能性がある、と考えた。だが韓国連合通信社は、北朝鮮が真の潜水艦発射ミサイルの能力を持とうとするにはまだ若干の段階を経る必要がある、と分析する。ある韓国の軍事専門家は、北朝鮮の次の一歩は精力を集中してより大きな潜水艦を建造することである可能性が高い、と考える。現在北朝鮮最大の潜水艦の排水量は2,500トン前後であるが、弾道ミサイル発射能力を持つ潜水艦の排水量は多くが3,000トン以上である。

「ソウルニュース」は、韓国軍は2030年に9隻の3,000トン級潜水艦と3隻の「イージス」艦を購入および建造する計画だが、北朝鮮軍の3,000トン級潜水艦が戦闘力を形成するのにつれ、北朝鮮は「四面八方」から韓国に対し弾道ミサイルの打撃を行うことができ、韓国軍は新たな防御手段を増やすことが必須で、まずは潜水艦に対する捜索能力の強化に他ならない、とする。さらにある韓国軍関係者は、韓国は米日両国との情報交流協定を強化し、全方位で北朝鮮潜水艦の動向を掌握する必要がある、と考える。

米韓日はいずれも北朝鮮のミサイル技術の急速な発展に対し警戒の心理を見せている。アメリカ国務省は北朝鮮の弾道ミサイル発射は明確に国連安保理の関連の決議に違反しているとし、かつ北朝鮮は継続して本地域の安定に不利な行動を取るなと懇切に促した。日本の防衛省は、「北朝鮮の潜水艦発射ミサイルが一体どの程度にまで発展しているのかはまだ分からないが、(日本に対し)現在まだ緊迫した脅威ではない。だが中長期的脅威になる。」と強調する。


http://military.china.com/news2/569/20150512/19671011.html


韓国軍:北朝鮮の潜水艦発射ミサイルの写真は偽造に非ず 就役にはまだ4〜5年が必要

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国軍の消息筋の人物は、北朝鮮当局が公開したミサイル試射の写真は決して偽造ではないはずだと考えている」)

中新ネット5月11日電 韓国連合通信社の報道によれば、韓国軍の消息筋の人物は現地時間11日、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)が発射できる北朝鮮の新型潜水艦は最も早ければ2〜3年内に就役し、一方北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイルの就役には4〜5年の時間が必要とされる、とした。この人物は、北朝鮮当局が公開したミサイル試射の写真は決して偽造ではないはずだと考えている。

報道は、この人物は北朝鮮が潜水艦発射ミサイルを配備したければ、潜水艦発射ミサイルの弾頭を研究開発し、かつ弾頭の小型化を実現する必要があり、その後さらにミサイル大気圏再突入技術などを開発する必要があり、こうしたことには4〜5年の時間が必要であるとしている、とする。

報道は、北朝鮮が今回潜水艦発射ミサイルを試射した潜水艦は「新浦」級で、この潜水艦を除き、北朝鮮はその他の同クラスの潜水艦を製造していない、と指摘する。この潜水艦は全長67mで、全長が比較的短いため、潜水艦発射ミサイル搭載部分は艦橋まで延伸され、艦上には1発の潜水艦発射ミサイルしか搭載していない。試射時、発射された訓練ミサイルは150m飛行した(頑住吉注:え、たったそれだけ?)。

この人物はさらに説明し次のように言った。韓米情報機構は非常に早くからもう北朝鮮が潜水艦発射ミサイルを研究開発する状況に気付いており、2012年5月には具体的な兆しを捕捉した。北朝鮮は過去も潜水艦発射ミサイルの試射を行ったことがあり、今回は北朝鮮初の試射状況の公開であり、しかも金正恩自ら試射を視察した。このタイミングで北朝鮮が潜水艦発射ミサイルの試射を行ったのは、韓国とアメリカに対し圧力をかけるためである。北朝鮮当局メディアが公開した試射の写真は決して偽造ではないはずである。

以前、ある人は北朝鮮の潜水艦発射ミサイル開発は韓国が北朝鮮の核とミサイルの脅威に対応する「キルチェーンシステム」および韓国型ミサイル防衛システムが効果を失う結果をもたらすだろうと心配した。この人物は、韓米合同の情報、偵察、監視能力、人口衛星偵察能力、および玄武-3型巡航ミサイル、防衛区域外対地攻撃ミサイルSLAM-ERなどは、潜水艦発射ミサイルを搭載した北朝鮮潜水艦を追跡し、かつ発射が近づく前に対応することが完全にできる、とする。韓米は重点的に北朝鮮が今回公開した北朝鮮サイドの潜水艦を監視している。

現地時間11日午前、韓国国防省スポークスマンのジンミンシーは定例記者会見で、韓国国防省は北朝鮮潜水艦の弾道ミサイル水中試射に対し深く憂慮を感じ、かつ北朝鮮サイドに潜水艦発射ミサイル開発を直ちに停止するよう懇切に促す、とした。彼はさらに、作戦システムから見て、韓国サイドは北朝鮮潜水艦に対し対応ができる、とした。

朝鮮中央通信社5月9日の報道によれば、北朝鮮の戦略潜水艦は成功裏に弾道ミサイル水中試射を行った。北朝鮮最高指導者金正恩は試射過程を視察した。北朝鮮メディアの報道は、今回の試射は北朝鮮の潜水艦が発射する弾道ミサイルの各項目の指標が最新の軍事科学技術の要求に完全に到達していることを証明した、とする。


たぶん北朝鮮の潜水艦の静音性は最近改善されつつあるとされる中国のそれより大分下だろうと思われますが、それでも日米韓に受け入れ難い打撃を与えるのを確実に防げるとは限らないと思われ、開発が成功すれば北朝鮮に手出しすることは事実上難しくなり、金正恩体制の安全度はかなり向上することになるんでしょうね。

5月14日

 中国の海外基地関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/05/11/017555543.shtml


解放軍、ジブチに海外基地を建設することを計画か? 専門家:合理的かつ正常なこと

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「4月、海軍第二十航路護衛艦隊がアデン湾に馳せ参じ、ソマリア海域の途中で合同対海賊演習を展開した。艦隊の指揮員で東海艦隊副参謀長である王建勲の説明によれば、4月3日に艦隊が出航して以来、自分たちは航渡一路、訓練一路(頑住吉注:この場合の「一路」、「航渡」とも意味不明。どうでもいいですよね)、相次いで航路護衛の多項目の目的性を持った強化訓練を組織し、さらに一歩任務遂行能力を強化した。画像は小火器の照準。中新社発 代宗鋒撮影。」 なお以下「画像は〜」の「〜」部分以外は全て重複で、順に「画像は艦隊の運動。」、「画像は艦隊指揮首長が航路護衛の方案を研究しているところ。」、「画像は入念な操作。」、「画像は作戦指令の下達。」、「画像は特戦隊員の緊急搭乗。」、「画像は空中警戒。」、「画像はヘリの前進しての偵察。」です。)

【グローバル軍事報道】 「中国が海外軍事基地を建立しようとしている‥‥」 この種の西側メディアがしばしば騒ぎ立てる話題には最近またまるで新たな証拠があったようである。5月10日、シンガポールの「連合朝刊」はフランス通信社の報道を引用し、東アフリカの小国であるジブチの大統領ゲレは、同国は中国と基地を設立し、もって中国のこの海域における航行の安全と海外利益を維持保護する件を協議中であるとしている、とした。中国海軍専門家の張軍社は10日「グローバル時報」に対し、現在この説は実証できない、とした。

報道は、ジブチ大統領ゲレは、中国当局は同国と現地に軍事基地を設立し、もって自身のこの海域での利益を維持保護することを協議中であると語った、とする。ゲレはジブチでフランス通信社記者のインタビューを受けた時、「討論は進行中だ。」とした。彼はさらに、中国の現地での基地建立に対し歓迎を表明した。

ジブチはアフリカ北東部のアデン湾西岸に位置し、東南はソマリアと国境を接し、北東は紅海のバブ・エル・マンデブ海峡を隔ててイエメンと向かい合い、戦略的な位置は非常に重要である。バブ・エル・マンデブ海峡は世界で最も忙しい航路の1つである。

まさにジブチが重要な戦略ルートを守っているがゆえに、フランス人は1850年にもうジブチにやって来て、ジブチを100年余り支配した後、フランスは不本意ながら新たに独立したジブチをその掌握コントロールから離脱させ、フランスは軍事協定によってジブチに恒常的に3,800〜4,500人の軍を駐留させている。この駐留軍は三軍全て揃い、最盛期はおよそ2個陸軍戦闘連隊と一個落下傘兵別動中隊、インド洋艦隊を増援する海軍部隊1、突撃隊1、監視モニタリングポスト1、戦闘機隊1、一個ヘリ輸送大隊があった。だがアメリカの図体の大きな兵隊が2001年3月にジブチへの関わりを開始し、アメリカ人はたった10年の時間ながらもう100年余り経営するフランスを追い越した。現在ジブチは各軍種全て揃い、これには基地を警戒する陸戦隊、アフリカの角合同派遣部隊司令部、海軍修復大隊、陸軍部隊、海軍陸戦隊のCH-53大型ヘリ部隊、空軍のHC-130およびC-17輸送機部隊、空軍のF-15、F-16戦闘機部隊などが含まれる。日本は2009年にジブチに海軍基地を建造し、これには日本のP-3哨戒機の発着に供することのできる飛行場および永久港湾施設の修築が含まれる。

「連合朝刊」は、中国はジブチ北部の港湾都市であるオボックに永久軍事基地を設立する計画である、とする。ゲレは、中国が現地に軍事基地を設立することを選択した目的は主に海賊の打撃、自身のこの海域における利益の維持保護のためだ、とする。

中国海軍専門家の張軍社は、外国メディアの報道に対しては現在実証できない、とする。彼の個人的角度から見て、中国海軍はすでにアデン湾で6年以上航路護衛任務を執行しており、後方勤務保障問題は中国に非常に大きな負担を増やしており、より良く航路護衛任務を執行し、国際的義務を履行するため、もし中国がジブチに後方勤務保障ポイントを建立し、野菜や燃料を補給しても、合理的かつ正常であり、国際法や各国に通用しているやり方に完全に符合する。


 まあ別にいけなくはないですが、中国の世界的影響力増強の1つの表れとして一種の警戒感は持たざるを得ないですわな。

5月15日

 中国・ミャンマー関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150515/19689267.html


ミャンマーの2発の砲弾が再度国境内の雲南省に落ちる すでに5人の負傷をもたらす

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「鎮康県」)

新京報の速報(記者 蕭輝) 新京報の記者は、今日(5月14日)夜8時半前後、ミャンマーの2発の砲弾が中国の雲南省臨滄市鎮康県南傘鎮文明新村に落ち、すでに4人の負傷が知られており、このうち2人は重傷で、現在南傘県病院で救急治療中である、と知った。

鎮康県宣伝部業務人員は新京報記者に向け、確かに2発のミャンマー砲弾が南傘鎮に落ち、具体的な負傷の状況はまだ統計中である、と事実確認した。

記者は、2発の砲弾はミャンマーの南天門山方向から南傘鎮文明新村富康小区の鵬城ホテルそばに落ち、このうち1発の砲弾はホテル入口に落ち、もう1発の砲弾は住宅地の通路に落ちた、と知った。文明新村は都市内の農村であり、人口が密集し、2発の砲弾はすでに4人の負傷をもたらし、そのうち2人は重傷、2人は軽傷で、現在いずれも南傘県病院に送られて治療を受けている。このほか数両の車が損傷を受け、車の窓ガラスが破砕された。爆発地点は中国・ミャンマー国境から2kmの地点である。

市民の厳さんは鵬城ホテルの隣に住んでおり、彼は新京報記者に、今夜8時半前後、自分は家の中で2回の特別に響く爆発音を聞き、家の窓が激烈に振動した、と教えた。彼は外である人が「砲弾が落ちてきた、怪我人がいる。」と叫ぶのを聞いた。厳さんは家を出て数人が血だまりの中に倒れているのを見、救急車がすぐ負傷者を搬送した。武装警察は迅速に駆けつけホテルの周囲に警戒線を張った。「皆非常に怖がっており、あえて家の中にいることさえしない。」と厳さんは語る。

(頑住吉注:2〜4ページ目)ミャンマーの戦事はかつて中国・ミャンマー国境にまで波及した


 当然中国は怒っており抗議したようです。飛行機が落とした爆弾はミャンマー政府軍のものという結論になりましたが、2km以上飛ぶ砲は反政府軍もたくさん持っているでしょうからどちらがやったのかの特定は難しいかもしれません。恐らくミャンマー政府は中国・ミャンマー関係を破壊するための陰謀だと主張するのでは。

 台湾関連です。

http://military.china.com/news/568/20150512/19672784.html


馬英九:アメリカが継続して台湾が新たな潜水艦を獲得するのを助けることを希望

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

台湾地域指導者の馬英九は昨日アメリカ在台湾協会主席のRaymond F. Burghardtと接見した時、11年勝ち取ろうとしてきた潜水艦だが、現在までまだ決着が付かず、このため独自建造と兵器購入を同時並行させる方式を取り、アメリカがこのような方式の下で継続して援助を提供することを希望する、とした。

馬英九は今日馬英九府でアメリカの台湾協会主席であるRaymond F. Burghardtら一行に接見した。Raymond F. Burghardtは年度定例性の台湾訪問を行い、台湾・アメリカ関係の各項目の議題につき台湾当局上層部と意見交換した。

馬英九は、今日再度Raymond F. Burghardtと会ったが、これは自分が就任して以後14回目の会見で、Raymond F. Burghardtは最もしばしば台湾に来るアメリカ当局者で、前回去年9月に来訪してから、ここ何ヶ月でまたアメリカ・台湾関連の事情が発生しており、自分はまずRaymond F. Burghardtの双方の関係の安定への支持に対し感謝する、とした。

安全保障協力方面で馬英九は、元々あったアメリカに対する183億アメリカドルの兵器購入の他、去年アメリカ政府は海軍艦艇移転法を成立させ、4隻のペリー級護衛艦を台湾に販売し、アメリカの台湾の安全保障に対する持続的関心を見せた、と語った。

馬英九は、台湾は潜水艦を11年勝ち取ろうとしてきたが、現在に至るまでまだ決着が付かず、このため独自建造と兵器購入を同時並行させる方式を取り、アメリカがこのような方式の下で継続して援助を提供することを希望する、とした。

2005年、アメリカ政府は法案を通過させ、台湾に向け8隻の通常潜水艦を販売することを決定したが、技術的原因および価格の高騰ゆえに、このプロジェクトは今に至るも実質的な進展がない。

また馬英九は、去年双方の貿易の伸展を非常に喜んで見、アメリカは元々台湾の第3番目に大きい貿易パートナーであったが、去年は日本を超えて第2番目になった、ともした。台湾地域はサウジアラビアおよびインドを超え、アメリカの第10番目に大きな貿易パートナーとなった。

馬英九は、アメリカサイドが台湾の環太平洋パートナーシップ協定(TPP)加入に対し支持を表明したことに感謝し、TPPがアメリカ国内で授権を取得した(頑住吉注:ニュースで話題になっている議会が政府に強力な交渉権限を与える法案の成立のことですかね)後多国間の貿易談判が行われ、台湾にチャンスの増加があることを希望する、と語った。

馬英九は、2年前台湾・アメリカ貿易・投資枠組み協議(TIFA)が回復し、相互はこのルートを通じ何度もの対話を行い、目標を定め、将来は双方の投資に関する協議、電子商務協議を成立させ、貿易をさらに上のレベルに上げることを希望する。とした。


 台湾との貿易相手国として日本はこれまで2番目だったわけですね。3番目でも重要な相手に変わりはありませんができれば2位を奪還したいところです。台湾がアメリカにとって10番目に大きな貿易相手だというのも人口や経済規模からしたらたいしたもんですな。次も台湾関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/05/13/017561111.shtml


ベラルーシの兵器販売せずの声明、台湾を不満にさせる 台湾メディア、提示の仕方は相当に珍しい、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の紅旗ブランドの検閲車がベラルーシの首都ミンスク市の勝利者ストリートおよびマシャロワストリートのジャンクションを行進。これは紅旗検閲車初の国外に出ての主権国家の重大な祝典活動へのデビューだとされる。」 なお紅旗は中国の高級車ブランドです。)

【グローバル軍事報道】 ベラルーシが先日大陸と署名した合同声明の中には、「台湾に対し兵器販売をせず、かつ主権国家だけに参加が限られるいかなる国際および地域組織への台湾の加入にも反対する」との文言が出現し、島内の高度の関心を引き起こしている。

台湾の「連合報」は12日、大陸とベラルーシが署名した合同声明は全部で12点に分かれ、台湾に対する部分は3点であり、合計459字で、「論述は完備されたものと称するに堪える」とした。声明の第3点目は、ベラルーシサイドは1つの中国政策の実行堅持を重ねて言明し、中華人民共和国政府が全中国を代表する唯一の合法な政府であり、台湾は中国の領土の不可分な一部分であることを承認し、いかなる形式の「台湾独立」にも反対し、台湾と当局の関係および当局の往来を建立しないことを承諾する、としている。ベラルーシは同時に、「主権国家だけに参加が限られるいかなる国際および地域組織への台湾の加入にも反対し、台湾に向け武器を販売せず、両岸関係の平和的発展および中国政府の国家統一を実現するために行う一切の努力を支持する」ことを承諾している(頑住吉注:これでは例えばスパイ活動も支持することになりそうですね)。

この合同声明に対し台湾「外務省」は11日夜、以前大陸とベラルーシが締結した合同コミュニケはもう「主権国家だけに参加が限られるいかなる国際および地域組織への加入にも反対する」に言及していたが、「今回もう一度蒸し返し、このことはベラルーシが長期にわたり大陸のご機嫌を取っていることをはっきり示しており、この国際的現実に暗い、かつ我が国の利益に影響する不当な声明を発表したことに、外務省は遺憾の意を表明する」、とした。台湾当局はさらに、ソ連解体後、台湾はかつてベラルーシに代表所を設立したが、業務の量が少ないため2005年に廃止が決定され、業務は駐ロシア代表所によって兼務された、とする。台湾とベラルーシの間にかつて武器交易があったのか否かに関し、台湾駐ベラルーシ元代表の姜本益は強烈に否認している。

「連合報」は12日、「台湾に対し兵器販売せず」は大陸と他の国の合同声明の中でも相当に珍しい提示の仕方だ、とした。「中国時報」は、過去大陸とその他の国が発表した合同声明の中では、多くが「台湾は中国の一部分である」と言及されており、今回特別に「台湾独立」反対が加わっている、とした。国民党「立法委員」江啓臣は、台湾はここ何年か、主権国家をもってメンバーとする国際組織への加入を決して勝ち取っておらず、大陸が両岸関係の最低ラインを国際上変成(頑住吉注:意味不明)最低ラインに置いたことは、台湾の来年の「総選挙」に照準を合わせた味があり、これは台湾に対する「警告」だとする。「旺報」は、国民党主席の朱立倫は月初に大陸指導者と面会したばかりで、かつ台湾はより多くの国際空間を有することを希望するとの訴えを表明しており、大陸がベラルーシと発表した合同声明の中に、再度「主権国家だけに参加が限られるいかなる国際および地域組織への台湾の加入にも反対」が出現するとは思いもよらず、「この中からは大陸が主権の核心的利益の上で、台湾に対しいかなる譲歩もすることはあり得ないことが見て取れる」とした。文章はさらに、台湾が大陸の提案するアジアインフラ投資銀行創設メンバーになりたいとの表明が否決に遭ったことからは、「大陸がこの方面で融通を利かせられる余地があまりないことが即見て取れる」、とする。


 ベラルーシから兵器が買えないこと自体はそんなに大きなダメージではないでしょうが、大陸の強気のスタンスは台湾にとって大きな圧力で、今後はさらに強まっていくことになるんでしょうね。

5月16日

 「ミストラル」関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/05/13/017562320.shtml


ロシアはミストラル艦を獲得し難い それでもなおKa-52Kヘリを研究開発、装備することに

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:『ミストラル』艦の上で発着するKa-52ヘリ」)

ロシアメディア5月12日の報道によれば、「ロシアヘリ」社副総裁アンドレイ シビトフは記者に向け、ロシア国防省はKa-52Kヘリのために腕を振るう場所を捜し当てることを承諾し、このヘリはフランスの「ミストラル」ヘリ空母の艦載機として研究開発されるものだ、とした。彼の言によれば、このプロジェクトは「ミストラル」引き渡しとは無関係で、ロシアに対し制裁が実施されているため、フランスは今に至るもなおロシアに向けこのヘリ空母を引き渡していない。ロシアはフランスがこの艦艇を引き渡す、あるいは資金を返すことを期待している。

シビトフは、「このプロジェクトがどうなろうとも、(Ka-52Kの)研究開発は行われることになり、「ミストラル」の運命とは無関係だ」とした。

彼の言によれば、Ka-52Kは「ミストラル」にだけ適するのではなく、同様にグレードアップ版汎用ヘリでもある、とする。

シビトフは、「海上に適応する性能は、ヘリの信頼性および操作可能性向上のために顕著な貢献をする。」と指摘する。

ロシア工業貿易省副大臣のアンドレイ ボージンスキーは、グレードアップ作業は現在「まだ最終段階に入っていない。」とする。

副大臣は、「このヘリがどこに装備されることになるかに関しては、我々には非常に長い海上国境があり、私はどこにこのヘリを装備するかの問題が出現することになるとは考えない。」とする。(辛聞)


 まあヘリ空母に乗せるヘリには固定翼艦載戦闘機のような厳しい条件はないのでいくらでも使い道はあるでしょうし、そもそも「ミストラル」が手に入らないことが確定したらロシア自身で類似の艦を建造することになるでしょうしね。次もロシア関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/05/12/017557846.shtml


ロシア、ツポレフ-160爆撃機の生産を回復しアメリカを制する エンジンが最大の難題となる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ツポレフ-160戦略爆撃機」)

ロシア国防大臣セルゲイ ショイグは最近、ロシアは「白鳥」ツポレフ-160超音速戦略爆撃機の生産を回復することになる、と提示した。ショイグは、ツポレフ-160は何十年も時代に先行しており、かつ自身の性能は今に至るも依然完全に利用されてはいない、とする。彼は強調し、まだより良い超音速飛行機を設計した人はいない、と語る。ならば、このような爆撃機が当初何故生産停止される必要があったのだろうか? また現在生産を回復するのはどのような戦略的意図を体現しているのだろうか? 関連の話題を軍事専門家の李莉があなたのために深入りして解読する。

ツポレフ-160は旧ソ連のツポレフ設計局、現ロシア連合航空製造集団が研究開発した超音速可変後退翼遠距離戦略爆撃機で、その優雅な外形とロシア空軍の白色の塗装ゆえに「白鳥」の美名を賦与された。またツポレフ-160は世界最大の爆撃機で、世界で推力最強の軍用航空エンジンを装備している(頑住吉注:いくら何でもB52よりは小さいのでは、と思いましたがこれで正しいようです)。

李莉は、ツポレフ-160が非常に重要な地位を持っているのは、それがロシア唯一の空中給油を必要とせずにもうアメリカに対し戦略打撃が実施できる飛行機だからであり、最大の特徴は離陸重量が275トンに達し得、その他の国の爆撃機をはるかに超えることである、と説明する(頑住吉注:ちなみにWikipediaではB52の最大離陸重量は219,600kgとなってます)。旧ソ連解体後、大量の戦略性装備が流出し、ツポレフ-160は大型戦略爆撃機として、やはり経費不足などの原因により生産停止され、今日生産が回復されるのは、主にアメリカの爆撃機部隊建設に対する回答である。

何故この機は生産停止されたのか? まず戦略爆撃機の購入価格は非常に高い。次にソ連解体以後、大量の戦略性装備の存在が流出した。何故生産が回復されようとしているのか? 2つの非常に重要な情報に関心を注ぐことができる。第1に、5月9日ロシア祖国防衛戦争勝利70周年閲兵式で、ツポレフ-160爆撃機は赤の広場を飛び越え、このことはツポレフ-160が西側との勝負の時に「先鋒」の作用を果たすことになるだろうことを意味している。第2に、アメリカは爆撃機部隊を建設済みであり、将来アメリカ空軍が爆撃機の使用に対して「集中使用、グローバル到達、グローバル作戦」の新たな態勢を呈するだろうことを反映している。このため、アメリカが爆撃機司令部を登場させた後、ロシアも必然的に回答をなすのである。

李莉は、過去ツポレフ-160の機体、エンジン、総装備の生産ラインは全てウクライナにあり、ロシアがツポレフ-160の生産を回復する最大の難度はNK-321エンジンの生産ラインの再始動にある、と考える。ロシアは実際上、現在やっとツポレフ-160計画を再始動させるのではなく、2010年時点でもう再始動させようとしたことがある。計画が実現しなかった原因はツポレフ-160のエンジン製造の問題にある。現在ロシアはツポレフ-160のエンジンおよび部品の生産回復を試みており、軍の意図として貫徹されていくことになるだろう。

ツポレフ-160計画再始動の重要なカギはツポレフ-160の核心たるエンジン、NK-321の生産にある。例えば2006年、ロシア空軍はかつてエンジンの継続性の生産を行おうとしたことがある。だが継続することはできず、何故なら当時のメーカーの予測に照らせば、1回で20台のエンジンを生産に投入する必要があり、それでやっと収支のバランスがとれるのだった。しかし、当時軍は毎年5台しか必要とせず、このためメーカーは積極的に協力せず、軍にもまた明確なあるいは強烈な購入の重要がなく、停滞の局面がもたらされた。この問題を解決してのみ、やっとロシアが独立して製造、修理する技術を具備したと説明することができる。(聶宏傑)


 この飛行機はアメリカのB-1と同世代で、B-2に相当するステルス爆撃機をロシアはいまだ作り出せず、やっと計画が動き出そうかというところのようです。基本的にステルス能力のない巨大な爆撃機をこれから膨大な予算をかけて量産するのは引き合わないように思いますが、まあそれだけロシアの危機感が強いということかもしれません。

5月17日

 中ロ関連です。

http://news.china.com/domestic/945/20150515/19690475.html


中ロ海軍、9月3日前後に日本海で大規模軍事演習挙行へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:5月4日、中国海軍の『臨沂』艦は黒海に入り、ロシア海軍と地中海海域で合同軍事演習を行った」)

ロシア国防省副大臣のアンドノフは木曜、今年9月3日前後、ロシア海軍太平洋艦隊は中国海軍特別混成艦隊と日本海で大規模海上演習を行うことになる、と言明した。一方今年夏、日本と韓国の海軍もロシア海軍と日本海で合同捜索救援協同演習を行う。また、インド海軍はさらにロシアの軍港に来訪し、ロシアとインドの海軍の演習も期日通り行われることになる。

ロシア国防省副大臣アナトリー アンドノフは次のように語った。今回中央軍事委員会副主席の範長竜は28名の将軍を率いてモスクワ、サンクトペテルブルグ、ボルゴグラードに来訪し、かつロシア国防大臣のショイグと会談を行った。ロシア・中国両軍の軍事協力の目的は、双方共同での新たな挑戦や脅威に対応するポテンシャルを高めることである。

アンドノフは、計画通り今年5月と8月にそれぞれ地中海と日本海海域で2つのロシア・中国海上軍事演習を行うが、そのうち1つの演習はスムーズに展開されつつある、と指摘した。

中国人民解放軍海軍の「臨沂」号護衛艦、「ウェイファン」号護衛艦、ロシア海軍黒海艦隊の「好奇」号ミサイル護衛艦、「西蒙風」号ミサイルホバークラフトからなる艦隊は現在既定の路線通り黒海中部を航行しつつあり、5月14日午前に黒海海峡通過を開始し、特別混成艦隊は航行中に協同訓練課目を開始し、これには対潜、防空などの戦術課目が含まれる、とされる。

ロシアの軍事専門家は、地中海に行ってロシア・中国「海上連合-2015」軍事演習に参加する艦艇群は黒海を航行して渡る期間、防空、対潜、連絡、ダメージコントロールなどの課目を完成させ、1海里ごとの行程が全て艦艇将兵の海上訓練内容に最大程度有効に用いられた、と指摘する。

ロシア海軍副総司令アレキサンダー フェイドジャンコフ中将は中国人民解放軍海軍副司令員の杜景臣中将と今回の合同演習の戦略レベルを座鎮し、連合指揮部代表は両軍の作戦部門と基層によって担当される(頑住吉注:意味不明でたぶん変換ミスなど記述の間違いが含まれていると思われます)。

ロシアの軍事専門家は次のように指摘する。今年9月3日前後、史上最大規模のロシア・中国海軍軍事演習が日本海のピョートル大帝湾で展開され、ロシアサイドは数隻の戦闘艦を派遣して参加する計画で、これには潜水艦や戦略爆撃機などが出動する可能性が含まれる。


 タイミング的にも中国は抗日戦勝利記念イベントと関連付けることになるんでしょう。

 中国の戦闘機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150514/19682948.html


多くの殲ー10の新たな機が密集して試験飛行 空軍の塗装をしあるいは新たなレーダーが増えたか

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「撮影:鼎盛軍事 Adam.Y」)

最近ネット仲間が撮影した画像は、国産殲ー10B型戦闘機が密集した試験飛行を行ったことをはっきり示している。関心を注ぐに値するのは、試験飛行された殲ー10Bの中にコードナンバー「151」を塗装した「黄皮機」(頑住吉注:黄色いプライマー塗装状態の機)があり、中国空軍の灰色の塗装をした新たな機もある、ということである。(撮影:鼎盛軍事 Adam.Y)

ニュースの延伸:最近ネット仲間が撮影した画像は、量産型のコードナンバーを塗装した殲ー10B戦闘機が努力してしっかりと試験飛行しつつあることをはっきり示している。この機はコードナンバー143を塗装しており、これは殲ー10B量産後の140+番台の初の出現である。

外形から見て、殲ー10Bの殲ー10Aに比べての改良の幅は非常に大きく、性能の向上は比較的顕著である。改良の重要なカギとなる区別には次のものが含まれる。機首下方の空気取り入れルートに設計のし直しが行われた。レドームがより長い楕円形のものに改められた。信じられているところによれば、内部には1台のフェイズドアレイレーダー(AESA)がある。キャノピー前に光電子照準センサーが追加装備された。垂直尾翼上に電子警告あるいは対抗システムの整流カバーが新たに増えた。

イギリスの報道によれば、殲ー10Bはさらに多項目の世界先進レベルの機載設備を採用し、例えば米軍がF-35でやっと使用したヘルメット式ディスプレイシステム(HMDS)、および赤外線捜索および追跡システム(IRST)などである。

(頑住吉注:2ページ目は1ページ目と同じ。3、4ページ目)国産の殲ー10B戦闘機


 いまいち分からんのですがパターンからすると「ニュースの延伸」はやや古い記事で、その時143番台が初めて出現したとされたが、今回はさらに151というナンバーの機も出現し、どんどん数が増えている、また実戦用の塗装をした機もすでにある、ということなんでしょう。

 インド関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150515/19690568.html


インド、第2隻目の国産空母建造へ 100機のロシア製ヘリを購入

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド初の国産空母『ヴィクラント』号の進水式」)

参考情報ネット5月15日の報道 インドのzeeウェブサイト5月13日の報道は、インド国防省の消息筋の人物は、政府は13日第2隻目の国産空母建造への着手を批准したと語った、とした。

国防大臣サムネイル パリカールは主宰する国防調達委員会会議の席で、3億ルピー(約470億アメリカドルに相当)の資金を拠出して空母建造の準備作業に用いることに同意した。

国防調達委員会はさらに270億ルピーの資金を費やし、「ブラームス」超音速巡航ミサイルを用いてインドの3隻の「デリー」級駆逐艦と3隻の「ターワ」級護衛艦を武装することを批准した。

この委員会はエアバスC-295軍用輸送機を用いて56機のインド空軍の老化した「アフロ」機に取って代わらせることを批准し、かつこのために1192.9億ルピーの資金を拠出した。

インド政府はかつてロシアの提案に同意し、インドでカーモフ社のKa-226T小型ヘリを製造し、かつ197機の製造を準備することにも同意している。

(頑住吉注:2、3ページ目は本文の一部を切り取ったものなので省略します。4ページ目)インドの国産空母建造には現在依然克服されていない多くの問題がある


 1隻目の国産空母が完成して問題点を洗い出してから2隻目に着手した方がいいような気もしますが、そんな時間的余裕はないということでしょうか。






















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