コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその137

6月15日

 日本関連です。

http://military.china.com/news/568/20150609/19813990.html


専門家:日本がもし南海に武力介入したら 中国は艦隊を派遣し合理沖撞してよい (頑住吉注:「合理沖撞」はバスケットボール用語でルール内で相手の体とコンタクトすることを指すようです。)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

アメリカが南海に手を出して引き起こした争いは日本の興味を刺激して引き起こしている。共同通信社7日の報道によれば、日本国内ではすでに中米が南海で「重大影響事態」を発生させた時、いかに介入するかの討論が開始されている。中国の専門家は、自衛隊の多くのタイプの海空の装備の理論上の航続距離は本土から直接南海に到達し得るが、直接出兵して南海の争いに介入するにしても、情報や後方勤務などを提供する間接支援でも、いずれにせよ日本国内外の多くの政治的要素の影響を受け、日本当局は仔細にその中の利益得失を比較判断する必要がある、と考える。

日本、「南海介入」を討論

共同通信社は、日本政府は安全保障関連法案に対し行われる国会審議の中で、南海の争いを「重要影響事態」の対象と見なし、米軍が軍事行動を取るために後方支援を提供すると暗示しており、この挙は自衛隊が米軍艦船の保護や警戒監視活動を展開するために便利な門を開いた、とする。

防衛大臣中谷元は衆院の平和安全法制特別委員会で、中国は南海で海を埋め立て島を作る作業を推進しており、自衛隊は米軍艦船を保護する「武力防護」および警戒監視活動を展開する可能性があると暗示した、とされる。「我が国の防衛に有利な状況下で、武力行使する他国の軍隊と一体化した活動を展開しないという範囲内でのみ実施できる」という。報道は、元々日本が実行していた「周辺事態法」は自衛隊の行動範囲を朝鮮半島で緊急事態が発生した時などの状況下に限定していたが、今それはすでに「重要影響事態法」と改名され、明確に地理的制限を撤廃し、日本が直接の武力攻撃に遭う可能性がある、および平和と安全が重要な影響を受けるなどの事態は全てこの法案の適用対象に属し、条件を満足させる状況下では他国の軍隊に向け弾薬や給油などの支援を提供することができると規定している。

自衛隊のこの種の動向はアメリカの支持も得ている。アメリカ海軍第7艦隊司令トーマスはロイター社のインタビューを受けた時、「海上自衛隊が将来南海で活動を行うのは情理に合っている」とし、かつ海上自衛隊の巡航活動に対し期待を表明した。防衛大臣中谷元はこれに対し、「具体的な計画はない」としたが、その後「これは今後の課題となる」と認めた。

多くのタイプの装備が南海を巡航できる

日本は派兵して南海に介入する能力を持つのか否か? 中国の軍事専門家である李傑は8日「グローバル時報」記者に、日本の多種の海空装備は南海に行って任務を執行する能力を持つ、と教えた。例えば自衛隊が配備するP-3C対潜哨戒機、E-767早期警戒機、E-2C早期警戒機、KC-767J給油機はいずれも日本の基地から直接南海まで飛べる。また海上自衛隊の大部分の主力艦艇、特に「こんごう」級、「あたご」級駆逐艦や「いずも」級、「ひゅうが」級ヘリ空母は、航続距離がいずれも南海巡航の要求を満足させる。「そうりゅう」級通常潜水艦は世界最大のディーゼル・電池潜水艦の1つであり、これもまた相当に強い遠海作戦能力を持っている。

だが日本と南海の距離はそれでも一定程度上自衛隊の介入能力を制約する。共同通信社は、P-3Cを例にすると、那覇基地は南沙諸島との距離が2,000kmを超えており、P-3Cの片道飛行は3時間以上の時間を消耗し、しかもその連続飛行時間は約8時間で、このため南海での活動時間は非常に限られることになる、とする。防衛省当局者は、「もし24時間の監視が必要ならば、多くの機が必要になる。手配するのは非常に困難で、東海の警戒などの任務に影響するだろう。」とする。

(頑住吉注:これより2ページ目)

この問題の解決のため、日本は艦・機を派遣して南海付近の同盟国の基地に駐屯させることを考慮するかもしれない。現在日本は各種のチャンスを探し求め、この海域の状況を熟知しているところでもある。日本のNHKテレビ局8日の報道によれば、日本の海上自衛隊は今月下旬フィリピンに向け哨戒機を派遣することになり、かつフィリピン海軍と南海で初の正式な合同演習を行う計画である。

後方勤務と情報支援を提供?

李傑は、国内外の政治的要素の影響を受けて、自衛隊は南海情勢に介入する能力は持つが、実際には多大な兵力を投入し得ることはやはり国内外の多くの政治的要素の制限を受ける、と考える。特に、もし南海の紛争に向け多くの精力を投入しすぎたら、日本の全体的な戦略発展方向に影響する可能性があり、その中の利益得失はさらに日本の政治家たちが仔細に考慮する必要がある。また日本の南海の紛争への介入の政治的意図がもし露骨すぎたら、東南アジア諸国も警戒心を持つだろう。

南海の衝突への直接介入の他、日本はさらに情報機、給油機を派遣してアメリカのために間接支援を提供する可能性がある。例えばP-3C、E-2C、E-767を動員して偵察飛行し、データリンクを通じて関連の情報をアメリカに伝えるわけである。だが李傑は、この種の間接支援は米日いずれにとってもいささか「隔靴掻痒」と言えるかもしれない、と考える。彼は、アメリカは決して中国と南海で直接衝突を発生させることを望んではおらず、中国に挑戦できる「代理人」を立てることを希望しているのだ、とする。付近の地域でこの資格を具備するアメリカの盟友はオーストラリアと日本だけである。オーストラリアはすでに「足軽」に充当されることを拒絶しており、このため日本がもし第二線に身をかわしているだけだったら明らかにアメリカを満足させ難い。また楽屋裏に身を隠して間接支援を提供するだけでは、おそらくこの機を借りて国際的影響力を拡大することを希望する日本も満足しない。

李傑は、もし日本が独断専行であくまで南海に武力介入するなら、中国が外交ルートで解決する他、必要な駆逐の手段を考慮する必要があり、甚だしきに至っては極端な状況下で艦艇の合理沖撞が出現する可能性も排除されない、と考える。


 いやアメリカには最近威光が薄れている「世界の警察」の立場を示すためにも中国があまり無茶をしたら直接前面に立って阻止する動機があるでしょうが、日本はその立場にないしデメリットを上回るメリットはないと思いますが。

6月16日

 「遼寧艦」関連です。

http://news.china.com/domestic/945/20150613/19836344.html


遼寧艦、年内第2回目の出航 艦隊訓練が次の段階の重点となる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「遼寧艦が海に出て訓練、試験を行う」)

原題:遼寧艦、出航し段階的検証を受ける 空母艦隊の訓練が次の段階の重点となる

【グローバル時報報道 記者 郭媛丹】 中国海軍は公式ブログの情報を発表して、12日午前、遼寧艦は青島の某軍港から抜錨、出航し、関連海域に赴いて定例の訓練と科研試験を行う、とした。公開された報道によれば、遼寧艦は2015年第2回目の出航である。これまでとは異なり、今回は海軍業務機関が艦に随行し遼寧艦と空母指揮機構に対し訓練の監察を行う。「これは重要な意義のある航海試験となり、遼寧艦が2012年に就役して以来の成果に対し総括を行うことになる」 中国海軍専門家の李傑は「グローバル時報」記者に対し、この総括は中国空母の未来の発展の手本となるだろう、と語った。

中国海軍の発表は、2012年9月に引き渡され就役して以来、遼寧艦は100項目以上の科研試験と殲ー15艦載戦闘機、各種ヘリの着艦・発進などの訓練課目を完成させ、自主的に多くの艦載戦闘機飛行員を養成して空母資格認証をパスさせ、作戦、動力など各システムの技術指標がさらなる一歩の検証を得た、とする。今回海軍業務機関が訓練の監察を展開する主旨は、3年近く以来の試験と訓練の効果に対し検証、評価を行うことにある。

「これは段階的性質の検証である」 李傑は12日「グローバル時報」記者に対し、これは前期の作業に対する検証と肯定である、と語った。もし何ら大きな問題がなければ、この模式が確定することになるだろう。これには武器システムをいかに応用するか、人員をいかに配置するか、いかに訓練を展開するかなどが含まれ、かつ後の空母にそのまま用いられる。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは1ページ目と同じです。)

今回の評価のもう1つの意義は、それが1つの重要な時間的ポイントとなることにあり、段階的性質の検証を経た後、遼寧艦の訓練課目はやや違うものになる。李傑は次のように語る。前の段階の訓練は艤装過程での訓練で、参与する人員は軍の他、さら設計部門の人員、工場の人員が含まれ、主にワンセットの新たなる基準、規範、制度を模索し制定することだった。次の段階は艦・機融合訓練、空母艦隊訓練がいずれも重点となる。

空母艦隊訓練はたやすく成就することではなく、アメリカのような空母先進国であっても初期にはやはり何十年の模索を経たのである。李傑は「グローバル時報」記者に次のように教えた。成熟した空母艦隊は異なる作戦任務、例えば防空、対潜、対艦に基づき異なる編成、火力配置、後方および前方の保障配置などを行う。この過程で、空母上の戦闘機、早期警戒ヘリ、対潜ヘリが有効に組み合わされコンビネーションできる必要があり、またさらに艦隊のその他の艦艇と非常に良好なコンビネーションを形成する必要がある。「これには長時間のすりあわせと調整の過程が必要で、長時間の艦隊共同訓練を行う必要がある。」

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「昨日、遼寧艦は青島某軍港から抜錨し出航した。」です。)

ブルームバーグ社は6月初め、「中国の軍事力 まず良い情報を語ろう」という題の文章を発表し、中国空母の戦闘力に対し意に介さないと表明した。これに対し李傑は、より多くの状況下で空母の主要な作戦任務は局地的海域で制空権を奪取し打撃任務を執行すること、あるいはいくつかの国に対し戦略的威嚇を行うことである、と語る。彼は、中国空母は将来この2種の能力を具備し、アメリカ空母同様平時に局地的海域を遊弋することによって威嚇を形成することができる、と考える。


 まあその威嚇の対象の一つは日本なんでしょうね。

 小火器関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2015-06-10/230859_2638134.htm#pic


新疆の特警、新型銃架を試用:92式拳銃が瞬時にマイクロサブマシンガンに変わる!

6月9日、新疆のウルムチ市公安局特警第8支隊は駐屯地の運動場で多機能拳銃銃架をテストした。

(頑住吉注:2ページ目)特警隊員が拳銃銃架を分解しているところ。この拳銃銃架は92式警察用拳銃とセットで使用し、拳銃に取り付けるサブマシンガン式銃架である。

(頑住吉注:3ページ目)この銃架は高強度複合材料を使用し、世界で汎用されている典型的なマイクロサブマシンガンの外形設計を採用し、拳銃の機械的構造を改変しない状況下で、射撃精度と安定性を大幅に向上させる。

(頑住吉注:4ページ目)銃架にはタクティカルレールが配備され、ダットサイト、フラッシュライト、可視赤外線レーザー照準器などの戦術アクセサリーを装備することができる。

(頑住吉注:5ページ目)説明によれば、今回ウルムチ特警は主にこの多機能拳銃戦術銃架の実戦の中でのパフォーマンスおよび性能をテストし、かつ研究開発サイドのために改良に向けた意見を提供した。

(頑住吉注:6、7ページ目)多機能戦術銃架の静態展示


 日本のトイガン界には大昔からあるいわゆる「ピストルカービンデバイス」ですが、デザインはいまいちカッコよくないですね。スライドが引きにくくなるので部品をかぶせてコッキングハンドルと連動させるようですが、このコッキングハンドルは左右にスイッチできるようにも見えます。左利き射手のセーフティ操作はやりにくそうですね。

6月17日

 ブルース ウィリスがフライングタイガースの教官役をやるなんていうニュースもありましたが。

http://world.people.com.cn/n/2015/0613/c1002-27150176.html


アメリカのフライングタイガースの老兵:中国での抗日は我が一生で最も光栄な時だった!

人民ネット駐米記者 温憲 張朋輝

6月12日午前、アメリカを訪問中の中央軍事委員会副主席の範長竜はワシントンで第二次世界大戦の期間にかつて何度も駝峰航線(頑住吉注:インドと雲南省昆明をつなぐ空中輸送ライン。英語では「The Hump」)を越えた「フライングタイガース」の老兵、すでに90歳を越えた中国・ミャンマー・インド「駝峰航線」飛行員協会主席ジェイ ウェンヤード、「フライングタイガース」隊長シェンノート将軍の孫であるニール チェンナード カラウェイ、アメリカ駐延安視察団メンバーだったデムークの娘ボーラおよび息子ジョンと会見した。

これは初めての感動的な会見である。範長竜副主席はアメリカの友に次のように言った。中国政府と人民はアメリカが日本ファッショに抵抗反撃する戦争の中で中国に対し提供した貴重な支持と支払った非常に大きな代価を忘れないだろう。歴史を銘記することは友情を伝承し、平和を重視し、未来を開くためである。今年は世界反ファッショ戦争および中国人民抗日戦争勝利70周年で、中国はアメリカなどの国と共に、共同で得難い平和と安定を維持保護する。

今年92歳のウェンヤードは依然頭の回転が速い。彼は中国での中国軍民と肩を並べて作戦行動した波乱の歳月を感慨深げに回顧した。ウェンヤードは1944年に日本の軍国主義の侵略者に抵抗反撃する隊伍に加入し、数十回駝峰航線を飛んだ。当時の波乱の歳月を回顧し、ウェンヤードは誇らしさを満面に示した。彼は、当時飛行任務を執行するには直面する困難が非常に多く、地上にナビゲーション設備がなく、全てを経験に頼った、と説明した。ある時には飛行機が適時の維持保護を得ておらず、エンジンに容易に故障が出現した。この時にはまず命を保ち、その次に飛行機を保護し、さらに地上人員の安全を考慮する必要があった。彼は本報記者に、「私は87回の飛行任務を執行し、一度も退却しなかった」と教えた。

ウェンヤードは語る。「私はその中の一員として、日本軍国主義の狂ったような進攻に抵抗するためなした自らの貢献を非常に誇りに思う。私は、中国人民が依然はっきりと我々を覚えており、さらに反ファッショ戦争の期間我々と肩を並べて作戦行動した歳月を覚えていることに非常に感動した。我々が中国を訪問するたび、いつも中国人民の熱烈な歓迎を受け、必ず我々に自分の家に帰ったかのようなな感覚を持たせる。中国における日本の侵略者への抵抗反撃は我が一生で最も光栄な時だった。」

ウェンヤードは感慨深げに語る。「70年余りが過ぎたが、中国での戦闘の情景はありありと目に残っている。私は中国と中国人民に対し深い感情を抱いている。」 ウェンヤードはかつて5回中国を訪問し、最近では今年3月に中国に赴いてアメリカの「フライングタイガース」桂林跡地公園を見学した。範長竜副主席は中国サイドがすでにウェンヤードを9月3日に北京に来て反ファッショ戦争勝利70周年記念閲兵式に参加するよう招待したことに言及した。ウェンヤードは自分はこれに対し期待でいっぱいであると語った。

カラウェイはその場で範長竜に向けシェンノート将軍の絵を贈った。彼女は、再び中国から来た友に会えて非常に光栄であり、「私の祖父であるシェンノートがもし知ったらきっと非常に喜ぶだろう、何故なら私は彼がアメリカ人民を非常に深く愛し、中国人民も愛していたことを知っているからだ。」と語った。シェンノート将軍は1949年に本を書き、最後の一言は「フライングタイガースによってもたらされた希望の太陽が、永久に大洋の彼岸を明るく照らし、これにより当時我々2つの民族がいかに緊密に共に戦闘したかをはっきり示し得ることを願う」というものだった(頑住吉注:「中国民族」もそうですけど「アメリカ民族」なんてのも存在しませんけどね)。

カラウェイは、平和は得難いものであり、両国軍民の犠牲なしに現有の平和はない、と語った。彼女は次のように語った。遺憾なことにアメリカにはすでにこの歴史を忘れている人がいる。歴史を記憶しておくという方面で、アメリカは中国に学ぶべきであり、「歴史なくして今日はない。当時我々は中国軍民と肩を並べて作戦行動し、今共に平和を維持保護し、平和を重視することも非常に重要だ。」 彼女は米中両国が肩を並べて戦闘した歴史を記憶し、共同で努力し、中米関係の不断の前向きな前進を推進することを希望する。「一部の政治家の言論には変化があるかもしれないが、人民の間の友情は永久だ。」と彼女は語る。

1944年にデムークは米軍視察団に随行して延安に到着し、アメリカ国内に客観的に真実通り中国共産党が指導する敵後方の戦場につき報告し、中国共産党の公明正大な政治につき報道し、かつ中国共産党が最終的に「政権を勝ち取る」と予測し、歴史は彼の予言を実証した。デムークの娘であるボーラと息子のジョンはいずれもハワイに定住している。ボーラは本報記者に、「ハワイにはまだ反ファッショ戦争の痕跡が残存しており、何十年も過ぎ去ったが、真珠湾では『アリゾナ』号戦艦の残骸の上にはまだ油が浮かんできている。戦争は残酷なもので、歴史をしっかりと記憶しておき、平和を守り、戦争の再演を防止することが必要である。」と告げた。


 中国の政治的立場と願望が非常に良く表れた記事ですね。

 小火器関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2015-06-12/230891_2638705.htm


国産新型9mm警察用サブマシンガン全く新しくお目見え

長風社が登場させた新型9mm口径警察用サブマシンガンが再度お目見えし、全部で2種類あり、以前明るみに出た原型銃とでは変化が顕著で、さらに頑丈さモダンさを加え、ピカティニーレールを大量に採用し、国際的潮流に大いにならっており、多種の照準器が共用できる。

このサブマシンガンはかつてドイツのMP-5の設計を「模倣」したと指摘されたが、銃のアッパー・ロアレシーバー、ボルトストップ解除レバー、マガジンキャッチ、セレクター等々は非常にアメリカのAR系列小銃に似ていると指摘する分析もある。


 どこかで見たようなデザインの寄せ集めで面白みはないですけど、はっきり言って銃器分野ではこのくらいの真似ぶりは普通ですし、9mm機関拳銃よりオリジナリティに欠けるということは言えませんわな。

6月18日

 インド・パキスタン関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150612/19832906.html


パキスタン、モーディに激怒させられる:パキスタンはミャンマーではない 侵略を防ぎ止められる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

パキスタンはここ何日か連続してインド首相モーディを非難し、かつインドに厳しく警告している。パキスタンメディアは11日パキスタン内務大臣の話を引用し、パキスタンはミャンマーではなく、「外国の侵略に回答する充分な能力を持つのであって、インドの指導者は白昼夢を見るな」と報道した。しかもパキスタン議会はさらに政府に向け、モーディを国際法廷に提訴するよう提案した。

インドとモーディは何をしてパキスタンを激怒させたのか?

モーディ、バングラディシュ訪問でパキスタンに対し放言

事情はモーディのバングラディシュ訪問でのある演説から語り始める必要がある。モーディはバングラディシュ訪問の期間、7日にダッカ大学で演説した時、パキスタンはインドでテロリズムを拡散し、恐怖を作り出している、と指摘した。

「パキスタンはずっとインドをかき乱し、面倒事を作り出し、テロリズムを拡散しており、このような事件は不断に発生している」 インドおよびパキスタンメディアはモーディの話を引用して報道した。

モーディは以前もバングラディシュにインドと対テロ協力するようアピールしている。モーディの他、多くのインドの高官がここ何日か類似の言論を発表し、パキスタンサイドの厳しい反駁に遭っている。

報道によれば、モーディは演説の中でさらに1971年におけるインド・パキスタン衝突およびバングラディシュ成立の歴史に言及した。パキスタンサイドは、モーディの話はインドが当時パキスタンでの分裂事件に関与したことを認めるものに他ならないと考えている。

実際、モーディのバングラディシュ訪問というこの件自体、パキスタンにとってすでに非常にデリケートだと言える。パキスタンサイドはモーディがパキスタン・バングラディシュ関係の仲違いを煽ることを憂慮している。

インド・パキスタン・バングラディシュの間には複雑な歴史的関係がある。1971年、インド・パキスタンの第三次衝突が勃発し、結果の1つはパキスタン分裂で、当時の「東パキスタン」は独立し、バングラディシュが成立した。一部のパキスタン人は今に至るもインドが当時パキスタン分裂に対し混乱を助長したと非難している。

一方インドのいわゆる「パキスタンがテロリズムを拡散」との言い方も古いことの蒸し返しである。2008年11月、インドのムンバイでテロ襲撃が発生し、インドはパキスタンから来たテロ分子が今回の襲撃を発動したと非難し、かつ矛先をパキスタンに向けている。

パキスタン人激怒

モーディの話はパキスタンを非常に不満にさせ、パキスタン当局者やメディアは連続何日かインドとモーディを猛攻撃している。

パキスタン外務省スポークスマンは9日モーディの言論に対し、インドの政治家は「国連憲章に違反する行為にふけるだけでなく、さらに得意になってにやけている」と言った。彼は、インドはパキスタンとバングラディシュという2つの兄弟国の間に「不調和の種」をまくことを企図しているが、これは成功しないだろう、と語る。

パキスタン国防大臣ヘワージャ アシフは、モーディの言論は古い傷口を引き裂き、両国の対話ムードを破壊した、と語る。

まさにインド・パキスタンがモーディの演説ゆえに口喧嘩しているという時、また事が起こった。

インド軍関係者は、インド軍は10日ミャンマー国境内に進入して反インド武装人員を打撃し、相手方数十人を射殺した、とした。この説はミャンマーによって否認された。だがインドニュース・放送副長官ラトレイはこの事件を利用して、情報工作に頼り、「我々は自らの選択したいかなる時およびいかなる地点でも外科手術式攻撃を発動することができる」と語った。一部のインドメディアはモーディの前の演説と関連づけ、この言葉は明らかにパキスタン人に聞かせてやっているのだ、とした。

パキスタンの「黎明報」ウェブサイトは11日パキスタン内務大臣チャドリ ニサール アリハーンのインドに対する回答を引用し、インドはパキスタンをミャンマーと間違えるな、「我々の武装部隊にはいかなる外国の侵略にも対応する能力が完全にあり、インド指導者はもう白昼夢を見るな」とした。

インド・パキスタン間のこの口喧嘩はさらに一歩国際的範囲に向けエスカレートする可能性がある。「黎明報」は、パキスタン議会の上院常設内務委員会はすでに政府に向け、国連と協議し、モーディに対しハーグ国際司法裁判所に戦争罪案件を設立することを提案した、とする。

委員会主席で元内務大臣のラヘマン マリクは、モーディの言論は、インドがパキスタン分裂の中で「重要な作用」を果たしたことを示すに足り、同時にインド政府にはパキスタン国内のタリバンなどの組織のテロ活動を支持した嫌疑がある、と語る。


 現在の国の指導者が過去の歴史的「事実」を認める発言をしたら罪に問われるのかという点がよく分からんのですが、パキスタンは中国の「鉄の盟友」、インドは日本と関係を強めつつあり、両国関係は日中の今後にもある程度影響があるでしょう。

6月19日

http://www.hinews.cn/news/system/2015/06/16/017618508.shtml


中国、梟竜・K8、直ー9を大量輸出 翼竜無人機、比較的大きな突破を取得

【グローバル軍事/航空パリ特派記者 劉昆 報道】 2015年6月15日、第51回パリ国際航空宇宙博覧会が正式に開幕し、中国商用飛行機有限責任会社(中国商飛)、中国航空工業集団、中国長城工業集団など10余りの中国航空宇宙企業が各自の最新の成果と目玉商品を携えてパリ航空展にお目見えした。

中国航空工業のリーダー企業として、中航工業は多くの関心を集め、記者は航空展現場で、中航工業の輸出の総体としての形勢は良好で、軍事貿易製品はグレードアップ・世代交代され、重点的製品が成約を実現していることを理解した。

ここ何年か以来、大量輸出を形成している機種には主に梟竜、K8(頑住吉注:軽攻撃機にも使える練習機)、直ー9があり、さらに後期に比較的大きな突破を取得した翼竜無人機がある。梟竜機は全部で100機の輸出契約が締結され、航空軍事貿易製品の第3世代への飛躍を実現し、航空工業・軍事貿易史上の重大な突破を実現した。

K8機も大量成約の好成績を取得しており、成功裏にアジア、アフリカ、南米各国に販売されている。直ー9系列ヘリはここ何年間かで相次いでアジア、アフリカ、南米に輸出され、全部で40機近い販売契約が締結され、初歩的に規模を形成した。翼竜無人機は多くの国に輸出され、すでに初歩的に新興市場開拓のルートを開いた。L-15(頑住吉注:高等練習機)の輸出はゼロからの突破を実現した。

中航工業は、新舟系列飛行機はすでに200機余り受注契約を締結し、顧客に100機引き渡し、その中で国外ユーザーに56機引き渡し、これは全世界にあまねく分布する18の各国、28のユーザーであり、かつ260余りの航空ラインで運用されている、とする。航空ラインでの運用に投入されて以来、その安全性、経済性および快適性が顧客の認可を得ている。また運ー12系列機が国外市場での運用に大量投入され、累計で30カ国近くに輸出され、78機が引き渡されている。特に2014年に中国民間機発展史上初めて、自主知的財産権を持つ飛行機であるY-12(頑住吉注:運ー12と表記の違いだけです)がアメリカに輸出され、アメリカのメトロ航空と20機の販売契約が正式に締結された。

軍事貿易輸出の問題に言及する時、中航工業は次のように表明した。伝統的市場を強固なものにし、積極的に新興市場を開拓し、製品に対し差別化の販売策を制定し、梟竜、高等練習機などの製品の輸出を強固にしまた拡大する。先進航空製品の輸出を促進する。システム解決方案の供給能力を建立し、体系をもってプラットフォームを連動させ、プラットフォームをもって武器輸出、飛行機の維持修理サービスおよび改装の発展を連動させ、社の軍事貿易製品のモデルチェンジ・グレードアップを完成させる。


 結局パキスタンにしか売れていないと言われていた梟竜ですがとうとう売れ始めたようですね。比較的安価な戦闘機とはいえ現代の戦闘機を100機輸出すれば相当な外貨収入になるでしょう。また他の機種も含め、中国の飛行機が多く外国に輸出されていけば、その航空技術のレベルが実際どうなのかに関する情報もより多く入ってくるはずです。

 中国・フィリピン関連です。

http://military.people.com.cn/n/2015/0616/c1011-27163063.html


フィリピン、来月南海の「国際仲裁」どたばた劇の上演を欲する

フィリピン外務省は15日、フィリピン政府は7日初めに本国の当局者とアメリカの弁護士からなる団体をハーグ国際仲裁法廷聴聞会に派遣して出廷させ、フィリピンの南海領土主張につき弁護を行う、と語った。

外国メディアの報道によれば、この聴聞会は7月7日に行われ、関わる訴訟は中国・フィリピン間の南海の領土争いと関係があり、フィリピン政府によって2013年1月に発起された。

報道はフィリピン外務省スポークスマンであるチャース ヘーサイの話を引用し、「目下我々は7月7日から13日にハーグで行われる弁護作業のために口頭弁論の言葉を準備しているところだ。マニラとアメリカから来た団体はそこに飛ぶことになる。」と語った。

最近フィリピン政府は南海問題につき不断に域外勢力と結託して中国に対抗している。去年4月にアメリカと「安全保障業務協力強化協定」を締結したのに続き、今年6月初めの訪日期間にはまた日本との軍事協力強化を探求した。アメリカと日本方面も日本の自衛隊の空中パトロールの範囲を南海にまで拡大することを考慮している。

フィリピン政府が南海問題の上で中国に向け発起した「攻勢」に対し「マニラ時報」は15日評論による批判を行った。

評論は、フィリピン大統領は自らの不断に消えゆく政治的実力を保持するため、フィリピンにおいてあるムードを作り出すことを極力企図しており、すなわちフィリピンはアメリカ、日本と共に中国に対抗し、甚だしきに至っては中国と開戦すべきだ、というものである、と考える。

評論は同時に、中国にはフィリピンと談判によって南海の争いを解決する願いがあるが、アキノは決してこのような談判を受け入れず、逆に域外勢力を招いて争いに巻き込み緊張を作り出しており、このため彼の行為は危険な措置である、と指摘する。

2013年1月22日、フィリピン外務省は中国駐フィリピン大使館に照会し、フィリピンは中国・フィリピンの南海「海洋管轄権」に関する争いにつき強制仲裁を提起する、とした。中国政府は2013年2月19日にフィリピン政府の照会および付された仲裁通知を突き返し、その後何度も厳粛に、中国は受け入れず、フィリピンの提起する仲裁には参加しない、と声明している。だがフィリピン政府は中国サイドの立場をかえりみず、やはり2014年3月30日に国際仲裁法廷に向けいわゆる訴状を提出した。

南海問題に関し、中国外交部スポークスマンの洪磊はかつて次のように言った。中国の南海における海洋権益は歴史的に形成されたもので、かつ国際法の保護を受けている。関連国間の海洋の争いに対し、中国サイドはずっと直接関連の当事国が談判と協議を通じて解決するよう力を尽くしている。


 こうした争いは話し合いではなかなか解決しないからこそこれまで多くの戦争が起こってきたわけで、これを中立の立場の裁定機関に持ち込んで互いに証拠を示して大いに議論し、判断を求めて解決するということができればこれは戦争を減らすことができるかもしれない非常に大きな可能性です。中国があくまで法律に基づいた解決法を拒否し続ければ国際世論は中国に不利な方に傾き、多くの方面に影響が出てくるでしょう。成り行きが注目されます。

6月20日

 北朝鮮関連です。

http://military.china.com/critical3/27/20150615/19840498.html


金正恩の挙動、国際的な熱い議論を引き起こす もし中国の閲兵に不参加ならばおそらく隠れた事情がある

今年のロシア赤の広場大閲兵の期間、金正恩のやり方はかつて国際世論の熱い議論を引き起こした。北朝鮮の鉄の盟友たる中国も、今年9月3日に北京で抗日戦勝利70周年慶祝大閲兵を行う。金正恩が来るか来ないかがまたホットな話題となることは全く疑いがない。

非常に多くの人がこぞって金正恩がいかに決定するかの推測に熱中している際、朝鮮労働党中央委員会国際部のある高官が答案を出した。6月12日、この高官はドイツ通信社に対し、「尊敬する元帥は公事が忙しく、武装部隊の最高司令官として彼は今年8月の日本の植民統治終結祝典および今年10月10日の労働党結党70周年祝典の準備に忙しくしているところだ」とした。

北京の大閲兵の時、金正恩はやはり欠席するということが肯定できる。だが中国とロシアは同じではなく、クリミア危機以後、ロシアはすでに四面楚歌で、一方中国はずっと天下の友人と広く交わっている。北京大閲兵にやってきて視察する国際的な元首はきっと赤の広場の大閲兵を超えるだろう。プーチンが来ることはすでに確定事項で、一方欧米などの国もきっと元首の来訪があるだろう。このため金正恩が来るか来ないかの北京大閲兵に対する影響は実のところ全く取るに足りないのである。

金正恩が北朝鮮の政権を握って以後、ずっと訪中の欲望があったが、ずっと行えていない。金正恩はこのため心が晴れず、中国に対する態度に比較的顕著な変化が出現している。北朝鮮の兵士が何度も中国国境を騒がし、甚だしきに至っては国境地域住民を射殺している。このことが北朝鮮上層部の意を受けてのことか否かは今に至るも知り得ないが、どうであろうと何度もこの種の悪質な事件が出現していることに関し、金正恩は明らかにその咎を免れ難い。

金正恩は何故北京大閲兵に来て参加しないのか? 労働党の高官の言は明らかにぼろを取り繕い難い。周知のように北朝鮮と中国は隣国で、平壌から北京までは飛行機に乗れば何時間かで即到達し得る。1日の時間が割ければもう問題は解決できる。このため「元帥は多忙」との言い訳は人を信服させることができない。さらにもし金正恩が訪中を希望しているのにもかかわらず中国サイドの許可が得られず、正式訪問ができず、北京大閲兵の現場に初めて出現したら、彼はいささか悔しく思うだろう。このため彼はいっそのこと来ないのである。また北朝鮮の政局はずっと不穏で、金正恩がもし北京大閲兵に参加したら、ひょっとすると政権を保てないかもしれない、このため彼はあえて来ない。さらに、金正恩は中国サイドに北朝鮮核問題に言及されることを希望しない。ひとたび来れば語らないわけにはいかず、このため三十六計を決め込む。最後に、もしモスクワの受け止めを考慮したら(何故なら赤の広場の大閲兵には参加していないのだから)、ひとたび北京の大閲兵に参加したら、プーチンが不快に思うだろうことを心配することになる。

金家王朝は金日成から金正日まで、さらには金正恩まで、外界に与える影響は一代ごとに悪くなっている。金正恩は若くして政権についたが、政権についてほどなくもう彼が政治上極めて不成熟な兆しを暴露した。犬のごとくおじを処刑する、その他の当局者を砲撃により処刑するなどである。さらにもしミサイルの試射を行う時であっても何と事前に中国サイドに通報せず、あやうく中国の民間フライト機に誤って命中するところだった。中国当局だけでなく、中国の民間も現在すでに金正恩に対し、すこぶる非難の言葉がある。金正恩が北京大閲兵に参加しないのは、最好不過(頑住吉注:検索すると同名の歌ばかりヒットし、この語の意味自体を説明しているページは全く見つかりません)な結果と言える。


 まだ間がありますが、中国行きなしは確定ということでいいんですかね。

 ロシアの秘密兵器関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150616/19850789.html


ロシア、「マイクロ波砲」を研究開発 飛行機、高精度ミサイルなどの機能を失わせることができる

現地時間15日、ロシアのある企業の代表が、ロシアはすでに成功裏に「マイクロ波砲」という名のマイクロ波武器を研究開発しており、敵サイドの飛行機、無人機、高精度弾頭の機能を失わせることができる、と明らかにした。

ロシア衛星ニュースネットの報道によれば、当日ロシア国家技術社(Rostec)傘下の連合計器製造集団代表はメディアに対し、同集団はすでに超高周波数「マイクロ波砲」を研究開発している、と明らかにした。この砲は敵サイドの飛行機、無人機および高精度制御誘導武器の弾頭部分の電子設備の機能を失わせることができるという。

この代表は、「マイクロ波砲」の射程は10kmを超え、特殊なプラットフォームに搭載して360度全方位の防御が実現できる、とする。

この代表は、この武器は「ブナ」地対空ミサイルとセットにして防空に用いることができ、またさらにロシア軍の電子システムのマイクロ波の輻射に抗する能力を検査測定することができる、とする。「現在技術性能から言って世界にはまだ同類の武器はない。」

ロシアのタス通信社の報道によれば、現在この軍事工業企業はまだこの武器の完備された技術パラメータを明らかにしていない。この武器は近い時期に非公開のデモンストレーションを行うと見られる。

マイクロ波武器はRF武器とも呼び、この武器は高いエネルギー量の電磁波の輻射を利用して目標を攻撃しまた損傷させることができる。レーザー武器と比べ、マイクロ波武器の作用距離は遠く、気候の影響を受けることが少なく、火力コントロールが便利である。軍事専門家たちは、新技術、新材料の不断の発展と共に、マイクロ波武器はどんどん多くの作用を発揮することになるだろう、と予測する。


 どこまで信じていいんだか分かんないですね。

 中国の航空関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150616/19850115.html


ドイツの航空会社、中国の大型旅客機を購入 C919の受注数507機に達する

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「C919、構造の総組立を開始 生産ラインは国際先進レベルを持つ」)

C919大型旅客機の受注507機に達す

本報北京6月15日電(記者 余建斌) 記者は中国商用飛行機有限責任会社から次のことを知った。現地時間6月15日、第51回パリ国際航空宇宙博覧会開幕当日、平安国際融資賃貸有限会社は中国商業飛行機と50機のC919大型旅客機の購入の意向に関する協定を締結し、平安賃貸はC919大型旅客機第19の顧客となる。また中国の普仁集団が投資するドイツ普仁航空有限会社も同社と7機のARJ21-700機および7機のC919大型旅客機の購入の意向に関する協定を締結する。C919大型旅客機の受注数は507機に達する。

C919大型旅客機は年内に生産ラインを降りる計画である。現在その研究開発作業はすでに工程製造の難関攻略段階に入り、初の試験飛行機はすでに機全体の構造のドッキングを実現している。その機載システムは続々と搭載を開始し、風洞試験、飛行コントロール液圧システム試験、航空電子総合システムや電源システムなどの試験が着実に推進されつつある。


 まだ飛んでない飛行機を発注して大丈夫なのかという気もしますが。別に中国に限らず経験の少ない分野での新製品には初期不良が出る可能性が高く、少なくとも当面は乗るのを避けて様子を見た方がいいと思いますよ。

6月21日

 中国の戦闘機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150619/19872378.html


梟竜戦闘機の販売価格は800万アメリカドル フランスのラファールの価格のたった1/15

人民ネット北京6月19日電(邱越) 15日、中国とパキスタンが研究開発した「梟竜」戦闘機の実物が初めてパリ国際航空展にお目見えした。日本の外交学者ウェブサイト15日の報道によれば、中国・パキスタンが合同で生産する「梟竜」戦闘機にはすでに第1の外国の買い手がいることが確認されている。軍事専門家の杜文竜は中央テレビのインタビューを受けた時、「梟竜」最大の特徴は「低価格高性能」で、現在の販売価格はおよそ800万アメリカドルと、フランスの「ラファール」戦闘機のたった1/15である、とした。その性能は購入国の需要を根拠に改良を行うことができ、今後国際市場を開拓展開する余地は非常に大きい。

説明によれば、「梟竜」は中国航空工業集団社とパキスタンが合同で研究開発しまた生産する、空対空作戦をメインとし、比較的強い空対地作戦能力を兼ね備えた、全天候、単発、単座、小型多用途第3世代戦闘機である。中国サイドのコードネームはFC-1/「梟竜」、パキスタンサイドのコードネームはJF-17/サンダーである。

15日に中国・パキスタンが合同で開いたニュース発表会で、中航技輸出入有限責任会社総裁の楊鷹は、目下すでに多くのユーザーが「梟竜」戦闘機に対し強烈な興味と購入の意向を示している、とした。中国・パキスタン合同販売団体共同の努力の下、すでにあるユーザーは彼らと深入りした接触を行ってもいる。今後5〜10年で200〜300機販売できると見られる。

「準第3世代機である『梟竜』最大の特徴は『低価格高性能』に他ならない」 杜文竜は、現在「梟竜」戦闘機は国際市場での販売価格が800万アメリカドル前後であり、一方フランスの「ラファール」戦闘機の販売価格は1.2億アメリカドルで、「1機の『ラファール』を買う金で15機の『梟竜』が買える」と語る。

杜文竜は次のように言う。「梟竜」戦闘機は買いやすく、作りやすく、使いやすく、戦争中消耗しやすい飛行機で、基本外形設計から見て、それは非常に実用的で、いかなる過度に先進的なため自信のない技術もなく、中小国にとって非常にすばらしい選択と言える。この機は購入国の需要を根拠に各項目の作戦機能を改良することができ、非常に大きな創新ポテンシャルを持つ。この前パキスタンは中国の飛行機を評価して、「我々に需要がありさえすれば、彼らはラクダをパンダに変えることも、パンダをラクダに変えることもできる」とした。

「今後梟竜は国際市場で、非常に大きな開拓展開の余地を持つに違いない。」 杜文竜はこのように言う。


 エンジンはまだロシア製を使わざるを得ず、ロシアが途上国向け輸出のライバルとして邪魔と見てエンジンの供給を止めたらお手上げになるという弱点を抱えていますが、「ラファールの1/15の値段で買える」というのは確かに大きな強みですね。例えばもしアルゼンチンが、イギリスがフォークランド諸島に投入できるユーロファイターの15倍とは言わず3倍の梟竜を揃えたら、イギリスに対する大きなプレッシャーになるでしょう。

 中国の軍用輸送機関連です。

http://news.china.com/domestic/945/20150619/19871493.html


運ー20、麗江飛行場に姿を現し高原高温試験飛行を行う 近く引き渡される可能性あり

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「最近、あるネット仲間が雲貴高原の麗江飛行場でコードナンバー783の運ー20大型軍用輸送機を撮影し、ある分析はこれはこの地域で行われる性能試験に違いないと推測している。」)

最近あるネット仲間が国産運ー20大型軍用輸送機が雲貴高原の麗江飛行場で試験する多くの画像を発表した。専門家は、運ー20は現在高原高温試験が行え、このことはいくつかの定型試験飛行の基礎科目はすでにスムーズに完成し、定型試験飛行がすでに最終段階にあることを説明しているが、海抜2,000m余りの麗江飛行場は明らかに決して運ー20の高原試験飛行の究極目標ではない、と考える。

ネットの画像は、1機のコードナンバー783の運ー20大型輸送機が麗江飛行場の駐機スペースに止まっていることをはっきり示しており、判断によればこの機は現地で高原高温性能試験を行っているに違いない。高原地域では海抜が比較的高く、空気が希薄なため、平原地域と同じ揚力を獲得しようとすれば、飛行機の速度を増大する必要があり、このことは飛行機の発進滑走距離、降着滑走距離、飛行機の接地速度全てに非常に大きな影響がある。また高温高原の飛行場では、同様に空気が希薄で、かつ取り入れる空気の温度が高いため、エンジンの推力がある程度低下し、甚だしきに至っては一部のエンジンはあるいは高温高原の状況下では比較的始動しにくいかもしれない。このため軍用輸送機は就役前、高原高温の飛行場での発着試験を経ることが必須なのである。特に中国はこの種の高原が比較的多い国で、この点に対する要求はより過酷である。

専門家の説明によれば、飛行機の試験飛行はおおよそ工場試験飛行と定型試験飛行の二大段階に分けることができる。工場試験飛行はまず初飛行段階で、この段階では主に飛行機が正常に発着できるか否かを検証する必要がある。しかる後に徐々に飛行エンベロープを開拓展開し、その主要な目的は飛行機が定型試験を行う基地まで場所移動飛行ができるよう確保することである。定型試験飛行を行う時、まず飛行機に対しいくつかの必要な試験用計器を追加装備、改装し、しかる後に徐々に試験飛行の難度を上げていく。比較的難しい科目は通常最後に行われ、例えば最小速度、最大速度、最大航続距離などである。高原高温性能試験を含む極端な外界条件下での試験も後ろ寄りで行われるだろう。麗江飛行場の海抜は2,240mで、我が国の飛行場の中で海抜高度ランキング第7位である。運ー20が高原性能試験を行うのも順序立てて徐々に進むという原則通り、徐々に高度を上げるだろう。麗江飛行場の2,200m余りの海抜高度は運ー20の最終目標ではないだろう。

今年1月にインターネット上に明るみに出た画像は、運ー20が北方の某寒い地域の飛行場に姿を現したことをはっきり示しており、寒い地域での性能試験を行っていたのかもしれない。さらに去年の珠海航空展で運ー20が行った飛行デモンストレーション、この大型輸送機のチーフエンジニアである唐長紅が今年の両会の時に運ー20は「非常に短時間」内に引き渡されるとしたこと、そして今年3月中航飛行機社社長の唐軍が「大型輸送機が今年年内にあらゆる試験飛行、試験の難度の高い科目を完成させ、できる限り早い顧客への引き渡しを期待する」としたことなどに関する情報を総合すると、運ー20は近い時期に部隊に引き渡され試用されるかもしれない。


 確かにいろいろな新型軍用機の中で、この機は比較的進展がスムーズな印象を受けます。



















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