コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその141

7月13日

 中国戦車関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150710/19988450.html


ロシア:中国の96A戦車の弱点はキャタピラ!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「96式戦車群が一斉射撃し砲口からの激しい炎が噴き上がる」)

【グローバル軍事報道】 ロシアの軍事工業総合体ニュースネット7月9日の報道によれば、ロシアのモルドヴィア信使ニュース社は7日、去年唯一自ら戦車を携えてロシアに赴き現代戦車両項目国際競技に参加した国は中華人民共和国であり、解放軍の96A戦車はモスクワ郊外のアラビノ標的場でロシア軍のT-72戦車と勝負した。この前この戦車はすでにロシア国境内で使用されたことがあり、チェバークリ標的場で上海協力機構の「平和使命」合同対テロ演習に参加した。今年中国軍人が某種のより先進的な、性能上ロシア軍の改良型T-72B3戦車に遜色ない戦車を携えて競技に参加する可能性は排除されない。

ロシアメディアは推測し、人々がアラビノ標的場で中国の最も先進的な99A2式あるいは輸出型のMBT-3000(VT-4)戦車を見ることはあまりありそうにない、とする。可能性が高いのは、「老熟人」96式戦車の改良型である。96式戦車が過去の競技の中で暴露した欠陥は機動性が高くないことで、甚だしきに至っては普通型、840馬力のT-72B1戦車より遅く、増してや出力1,130馬力のV-92S2Fエンジンを使用する専用バージョンのT-72B3戦車は言うまでもない。このため、今年ロシアに行って戦車両項目競技に参加する中国戦車は、出力がより大きい国産エンジンを使用することが完全にあり得、それはMBT-3000戦車に装備されるのに似た1,200馬力、甚だしきに至っては1,300馬力エンジンかもしれない。

ロシアメディアは、中国の96A式戦車の弱点はキャタピラで、それが1940年代末のソ連のT-54戦車のキャタピラに似ていることは非常にはっきりしている、と指摘する。去年の競技の中で、中国戦車乗組員はしばしばキャタピラの問題に遭遇した。このため中国戦車がより先進的なキャタピラに改装される可能性が排除されず、これはMBT-3000あるいは99式戦車のキャタピラに似たものである可能性がある。また中国はさらにT-72B3を模倣し、96式戦車の火力コントロールシステムをやや改良する可能性があり、結局のところ中国戦車兵はスーパークラスに正確な射撃に頼って神威をはっきり示すことができていないのである。

上述の推測がその時になって現実となり得るか否か、今年8月の「戦車両項目-2015」国際段階の競技がアラビノ標的場で始動した時、明らかにされることになる。(編集翻訳:林海)


 去年の中国の報道では機動性は劣るものの命中率に関しては中国戦車がT-72系を上回っていたということになっていたんですがね。いずれにせよもうすぐ今年の戦車競技ですか。去年同様あまりバラエティに富んだ戦車が見られることはなさそうですね。インドが国産戦車を持ってきて参加すれば面白いですけどまあないでしょうな。

 インドの小火器関連です。

http://www.211js.com/wuqipingshuo/48154.html


インド軍新型小銃2年以内に支給 ジャム率が基準の倍高い

原題:インド、INSAS小銃をエクスカリバーにグレードアップへ

この前若干のメディアがオウンゴールし、日本の自衛隊が2012年に発表した情報化小銃(単なる89式小銃のハンドガードとストックを交換したもの)を新小銃とした。銃器更新の問題ではインドも寂寞に甘んじず、彼らは1999年ついに装備した(装備の時になってやっとインドは5.56mm弾薬の生産能力を持たないことに気付き、緊急にイスラエルに発注したため、時間が遅延した)INSAS小銃のハンドガードとストックを交換し、グレードアップを行い、エクスカリバーと改名した。

「デイリーポスト」7月4日の報道によれば、INSAS小銃には問題が多々あるため、インドはグレードアップを行う必要があり、グレードアップ版の名前はさらにスーパークラスにシャープで、「湖中剣」(Excalibur、古代ケルト語で「鋼を断つ」の意味で、勝利を誓約する剣、斬鉄険、アーサー王の剣とも言う)と呼ぶ。

外国メディアの報道によれば、この決定はインド陸軍総参謀長のダイビール シンがなし、明らかに数百億ルピーの外貨を節約し、かつインド本土の製造業を促進するだろう。インド陸軍はすでに6月15日、484.8兆ルピーのINSASマルチ口径アサルトライフルの発注を取り消している。

インド軍高級将校は「デイリーポスト」に、「我々はインド本土で設計生産する小銃を選択し、モーディ政権の本土化の呼びかけに応える。」と教えた。インド国防研究・発展組織(DRDO)が設計する小銃は先月武器装備・研究開発局(ARDE)の試験を受けた(2005年にはすでに姿を現していたにもかかわらず)。小銃のパフォーマンスは非凡で、24,000発の弾を発射して2回ジャムしただけで、「インド陸軍が提出した24,000発に1回のジャムという基準に非常に近かった。

新たな特徴

新型小銃はINSASのグレードアップ版で、5.56mmx45弾薬を使用する。INSASの3発バースト機能に比べ、新型小銃はフルオート射撃が行える。

新型小銃のバレルはINSASに比べ4mm短く、ストックは折り畳むことができ、かつピカティニーレールが装備され、各種アクセサリーを装備することができる。DRDO当局は、兵器工場委員会(OFB)の小銃工場は少なくとも8ヶ月の時間を費やし、ARDEの提案に照らして射撃を改修し、かつ第1回目の原型銃実地テストを行い、この原型銃は「改良型INSAS小銃」(MIR)と呼ばれる、と言明する。視察者ネット軍事視察員は、この小銃は2005年にはすでに展示を行ったことがあり、何故10年後にまだ「第1種目の原型銃」との説があるのか分からず、しかも一般に改修の時間には必ず上限が与えられ、例えば最長で半年以内に改修を完成させるというもので、この種の少なくとも8ヶ月の時間改修を行うというのも、人を理解し難くさせる、とする。

提出された改修要求にはより小さいハンドガードとポリカーボネイトのマガジンが含まれる。DRDO当局者は、もし新型小銃(あるいはMIRと呼ぶ)が試験にパスできたら、2年以内にインド歩兵の手中に支給されるだろう、とする。

またDRDOはさらに第2の国産小銃を研究開発中で、名称はAR-2であり、7.62mmx39弾薬を発射し、ロシアが生産するAK系列小銃との交換に用いられる。

2011年時点で、インド陸軍はかつて入札募集を提出し、マルチ口径アサルトライフルを探し求めた。別の言い方をすれば簡単なバレル交換によって5.56mmx45あるいは7.62mmx39を発射できるものである。最終的に5つの国際的な兵器企業が試験段階に入り、その中にはイタリアのベレッタ、イスラエルのIMI、アメリカのコルト社(すでに破産)、チェコのCZ、スイスのシグ・ザウエルがあった。

だがインド陸軍当局は最終的に、自分たちが提出した性能指標要求はほとんど考慮を経ずいい加減に決定され、決して現実的ではないものでもある、と認めた。

このため彼らは最終的にグレードアップ版INSASを選択したのである‥‥エクスカリバーとして。


 1万2千発に1回のジャムなら高いとは思えずタイトルには悪意を感じます。まあエクスカリバーという名称はちょっと恥ずかしいですが。今度こそ品質に問題が出なきゃいいですがね。

7月14日

http://tuku.military.china.com/military/html/2015-07-13/231288_2647455.htm

 中国海軍初の半潜水船が「バイソン」ホバークラフト上陸艦を搭載しているという画像です。この半潜水船は全長175.5m、全幅32.4m、排水量2万トン余りという非常に大きなものですが、それでもこの化け物のように巨大なホバークラフトは1隻しか搭載できないようです。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/07/13/017682559.shtml

 これもたいして内容ないんで訳しませんが最新型の水陸両用自走榴弾砲の画像があるページです。水陸両用自走榴弾砲というジャンル自体珍しいのでは。

http://military.china.com/news/568/20150709/19981264.html


ロシアメディア:中国、ロシアのロケットエンジンの購入を欲す さらに自ら生産を行うことを願う

ロシアの「独立報」7月8日の報道によれば、ロシア大統領プーチンと中国国家主席習近平は7月8日、ウファで開幕した上海協力機構およびBRICs諸国フォーラムでロシア・中国関係の拡大を深く討論し、その中では重点的に航空宇宙領域に言及されるだろう。ロシア副首相ドミトリー ロゴージンは、モスクワと北京は関連の政府間協議を準備している、とした。ロゴージンは合同での大型ヘリ(ミルー26を基礎に)およびワイドボディ旅客機(MS-21を基礎に)の研究開発と生産、および共同の宇宙プロジェクトに言及した。ロゴージンは、中国はあるいはロシアのロケットエンジンを購入し、かつロシアに向け航空宇宙電子ユニットを供給することになるかもしれない、と明らかにした。

報道は、ロシア副首相は中国国務院副首相である汪洋とイルクーツクの航空企業イルクートグループを視察した時にこの態度表明をした、とする。同グループはロシア・中国の飛行機の研究開発に参加することになる。7日、ロゴージンと汪洋はエカテリングルグに到着して第6回ロシア国際創新工業展に出席し、ロシアの創新企業はそこで自らの将来に向けた広範な研究開発の成果を展示することになる。スベルドロフスク州の知事イェフゲニー クイワシェフは、中国の展示への参加は「展示会の地位を向上させ、かつ新たな工業と経済の成長ポイントを探索することを助け、ウラルの企業がより積極的に製品を国際市場に向けプッシュする助けになる」とした。

報道は、西側がロシアに対し制裁を行っている背景の下に、モスクワと北京はいずれもロシアと中国の工業の協力は切迫したものでありかつ合理的であると考えている、とする。ロシアは中国にいささかの軍事技術の一体化を行うことを提案する可能性があり、これには航空および宇宙プロジェクトが含まれる。この領域で、少なくとも現在ロシアは世界で決して立ち後れておらず、某いくつかの方面(ロケットエンジン製造)では甚だしきに至っては宇宙分野のライバルを超越してもいる。

報道は、中国は当然こうしたプロジェクトに対し興味を感じる、と考える。だがこの国を引きつけるのは末端の製品ではなく、技術である。中国人は相互に拘束力のある知的財産権に関する協定を締結することを全く望まない。中国サイドの人員はロシアから某いくつかの完成品(飛行機、実戦機、防空システム)を購入した後でコピー生産を行い、その後本国で盗作版の生産を組織し、かつ自らのブランドマークを貼り、この種の事情は例に事欠かない。一部のロシアの科学者は中国に向け軍事技術の「援助」を提供したために鎖をかけられ入獄している。ロシアの指導層はこれに対し内心よく分かっており、だが現在はモスクワがそれを態度に出す時ではない。

ロシアの指導者は中国に対し真面目で長期的な技術と工業の協力を展開することを希望している。ロゴージンは輸入代替問題の解決に中国に参加させる前途の見通しに言及した時、「我々は航空宇宙電子ユニットに対し興味がある。我々は彼らと必要とされる電子設備のリストを制定しつつある。中国はとっくに宇宙飛行を実現しているため、彼らにはこのような電子設備がある。この方面で、彼らは我々のその名に恥じないパートナーである。」と語った。

ロゴージンは、中国はロシアからロケットエンジンを購入する可能性があると言明した。この当局者は、「最も厄介な政府間協定を加速して起草するべきであり、文書の主旨は中国に販売する可能性があるロシアの高度科学技術製品の知的財産権問題の調整と保護にある。これはまずロケットエンジンに関わり、中国人はこれに対する興味が濃厚である。」とした。ロシア副首相は、中国サイドはさらに「中国の航空宇宙業、まずは月探査計画の発展に対し重要な意味を持つその他の一連のサービスと技術を歓迎する。」とした。もしロシアサイドの特定の製品の供給がなかったら、中国の月探査計画は「ほとんど寸歩たりとも行き難い」。

インターファックス通信社の報道によれば、中国にはモスクワ郊外に位置する動力機械科研生産連合体が研究開発したロケットエンジンであるRD-180を購入する意志がある。このエンジンは過去アメリカに輸出されたことがある。アメリカはその助けを借り月、火星、冥王星、木星の探査任務を始動させた。中国もこの種の計画の実施を望んでいる。消息筋の人物は、「中国に対し生産ライセンスを販売する可能性がある。だがこの種の方案は我々にとって決して理想的とは言えない。現在一切は政府間の技術保護協定に関する協議にかかっている。双方には顕著な矛盾が存在する。すなわち、中国人は自ら我々のエンジンの利用を行うことを望んでいるが、我々はこの点を受け入れることができない。ロケット技術拡散監督制度に基づき、我々はこの技術がこの制度のメンバー国でない国に使用されないために全部の責任を負う必要がある。」とする。

報道は、中国人は短期間内には必ずしもRD-180に似たエンジンを研究開発できない、とする。アメリカの同類の自主的なロケットエンジンの研究開発、製造、品質検証のパスでさえ2022年より早くはないと見られる。こうなれば、ロシアの条件を受け入れ、本国の航空宇宙計画の中にRD-180を使用する時に知的財産権やその他の権利を遵守する以外に、中国には明らかにその他の選択肢はない。


 これはロシアの言い分ですけど宇宙技術が凄い凄いと自分では言っている中国もやはりエンジン分野はネックになっているということですかね。

7月15日

 韓国・中国関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150712/19996764.html


韓国メディア:韓国軍将校、中国に対し機密を漏洩 かつてTHAADシステムの資料を入手することを望む

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国軍は終始そのイージス艦を最先端技術と見ている」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

韓国国防省軍事検察院は10日、韓国軍機務(頑住吉注:機密業務?)司令部の海軍少佐S某が軍事機密漏洩に関わった嫌疑により正式に起訴され、軍事法廷の審理に移された、と言明した。韓国軍検察が継続してこの事件の調査プロセスを推進するにつれ、韓国メディアは10日次々により多くの事件の詳細を明らかにした。

韓国紐西斯通信社10日の報道によれば、S某は2013年6月から2015年2月までの期間、「中国情報員らしき」男性A某に向け軍事機密を3回漏洩した嫌疑がある。調査は、S某が漏洩した資料には海軍艦艇と関連のある3級機密文書および26の軍事資料が含まれ、またこれには海軍駆逐艦関連資料が含まれたことをはっきり示している。韓国軍検察は、漏洩された文書には「THAAD」ミサイル防衛システム関連文書は含まれず、現在正式なルートを通じて中国にA某の身分を確認中である、とする。

韓国連合通信社10日の報道は、S某は2010年に中国に留学していた時にA某と知り合った、とする。ある時S某は暴力事件に巻き込まれ、北京で飲酒後レストランのサービス員と殴り合いになり、このサービス員によって巨額の賠償を要求された(頑住吉注:韓国人と中国人らしい事件と言いますか、日本にも酔客に店員が殴られる事件はありますけど店員がやり返して殴り合いに発展することは少ないですわな)。A某はその後この件に介入し、S某がすでに支払われた約1万人民元の賠償を取り戻すのを助け、彼に代わってこの件を解決した。S某とA某の関係はすぐ日増しに親密になっていった。

紐西斯通信社は、S某は20ページあまりの海軍3級機密文書を10ページあまりの新たな文書に手書きで要約し、撮影してSD記録カードに貯蔵してA某およびその「親戚」に渡した、とする。韓国の「世界日報」は、S某とA某は平時中国語を用いて交流し、2人は卒業前共に旅行したことがあり、あるツーショット写真の地点は中国にあった、とする。A某は中国の某研究機構の人員だと称していたが、韓国軍検察はまだこの機構が真に存在するか否か事実確認できていない。S某の説明によれば、A某は韓国海軍イージス艦や韓国型ミサイル防衛システムに対しことのほか興味を感じていた。韓国連合通信社は、S某が漏洩した軍事資料は主に周辺国の動向と軍事状況の分析である、とする。A某はかつてS某に向け「THAAD」の資料を要求したが、S某は最終的に関連の文書を手にできなかった。S某は相次いでA某から全部で800万ウォンの礼金を受け取った。A某の身分に対し、韓国軍検察はしばらくのところ確認できないとしている。この事件は北朝鮮と関係があるとの外界の疑いに対し、韓国軍検察はこの説を支持する証拠はないと考えている。

韓国MBCテレビ局の報道は、韓国軍機務司令部司令の趙憲天は10日、この部門が最近スキャンダルを頻発させていることにつき公開で謝罪を行った、とする。同司令部は最近連続して秘密漏洩や戦略物資不法販売などの問題を暴露されている。


 「正式なルートを通じて中国にA某の身分を確認中」って本当のこと答えるわけないです。中国としてはミサイル防衛システムの資料を手にすることも望むでしょうし、韓国への導入を阻止したいわけですから「秘密を知られ、莫大な金をかけて導入しても無駄になるのでは」と韓国国民に思わせるだけでもメリットがあるはずです。

 中国の上陸艦関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150713/20000817.html


国産4万トン強襲揚陸艦が明るみに あるいはすでに建造に着工か

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は海軍当局の075型大型強襲揚陸艦の模型の写真」)

中国海軍の071型ドック上陸艦および初の空母「遼寧艦」の就役以後、中国がいつ強襲揚陸艦の建造に着工するかがずっとメディアの関心と討論のホットなポイントである。近年来中国は海外の安全保障業務展でも、かつて何度も輸出型強襲揚陸艦の模型を展示したことがあり、一方少し前の外国メディアの、フランスが2隻のロシアのために建造した「ミストラル」級強襲揚陸艦を中国に転売する可能性があることに関する噂は、さらに中国の強襲揚陸艦の開発に関する討論を高みに押し上げた。

最近国内の有名軍事フォーラムが一組の国産「075型大型強襲揚陸艦」とされる模型の画像を発表した。模型の画像からは、この強襲揚陸艦が直通甲板設計を採用し、4つのヘリ発着ポイント、1台のリフトを持ち、機格納庫下にはさらに巨大なドックが設置され、一定数の国産ホバークラフトが搭載できることが見て取れる。全体的外形の上では、この「075型」とされる強襲揚陸艦は、中国が2012年にアブダビ安全保障業務展で展示した2.5万トン級輸出強襲揚陸艦と非常に似ている。このためある分析は、輸出型は解放軍自ら用いる075型強襲揚陸艦の派生製品であると考える。ある軍事専門家は、模型から見てこの強襲揚陸艦は攻撃性武器をまだ配置しておらず、このことはその対艦、対潜攻撃任務が主に艦隊の援護艦艇によって担当され、強襲揚陸艦上に搭載される武装ヘリ、対潜ヘリによって対艦、対地、対潜攻撃任務が担当されることもできる、ということを示していると分析する。 李小健はさらに、中国海軍の需要および中国がすでに2万トン級の071型ドック上陸艦を装備済みであることから見て、将来の国産強襲揚陸艦のトン数は4万トン前後であるはずで、主な任務は水陸両用上陸作戦であり、水陸両用作戦指揮や上陸部隊投入の能力を持ち、水陸両用作戦任務も遂行できるし、異なる海上艦隊の連合作戦指揮艦も担当でき、さらに各種非戦争軍事行動任務が担える、と考える。

またネットに明るみに出たこれらの画像の模型は非常に精細に制作されており、設計上もより具体的に深入りし、このことはこの強襲揚陸艦がすでに設計定型に至り、すでに建造に着工され、かつすぐにも中国造船工場の船台上に出現する可能性があることを説明している。


 4万トン級というのが本当なら日本の「いずも」よりはるかに大きく、おそらくこのままいけば数も日本の同種の艦より多くなるでしょう。

7月16日

 中国戦闘機関連です。

http://news.china.com/domestic/945/20150711/19994617.html


殲ー10戦闘機、離陸時コウモリを吸入し火の玉を噴く 飛行員、燃料を放出し着陸

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ビデオのキャプチャー画像:飛行中の殲ー10戦闘機」)

司会者:最近海軍東海艦隊の1機の殲ー10戦闘機が離陸する時、エンジンが瞬間的に火の玉を出し、これがある海軍将校によって発見され、発生があり得た空中の特殊状況が避けられました。

解説:これは海軍東海艦隊航空隊某部が組織しつつある昼夜にまたがる飛行演習で、保障任務を執行中の現場の副参謀長である鄒恵軍が、1機のアフターバーナーを使って離陸しつつある殲ー10戦闘機が、地面からの距離60m前後で尾部ノズルの火炎から突然2つの火の玉をわき出させるのを突然に発見した。

鄒恵軍(航空隊某現場副参謀長):ちょっと光り、光ったのは1秒に満たなかったが、当時付近にはちょうどコウモリが活動していて、すぐに飛行機がコウモリにぶつかったのかもしれないと判断した。

解説:鄒恵軍は直ちに管制塔当番室に向け報告し、指揮員は飛行員に戦闘機の設備を検査するよう命令した。

戴慶奎(航空隊某飛行連隊の新人飛行員):私はエンジンの画面を呼び出し、エンジンを検査してみたが、当時の作動の指示は全て正常だった。

解説:各項目のデータの検査は正常だったが、火の玉が出たとの説明のデータを総合し、指揮員はやはり飛行機のエンジンが異物を吸入したと判断した。

王興強(航空隊某飛行連隊の大隊長):飛行機はすでに離陸しており、処置が間に合わなければ容易に滑走路を飛び出してしまう。

解説:指揮員は戦闘機に引き返させた。戦闘機を操縦する飛行員の戴慶奎は殲ー10で飛行したばかりで2年に満たなかった。

戴慶奎:離陸したばかりだったので、飛行機の燃料も比較的多く、もし超過搭載状態で着陸したら、やはり非常に危険なことになる。その後正常にやはり燃料放出を選択した。

(頑住吉注:これより2ページ目)

指揮員:着陸コースに入ってよい、高度を保持、今度は降下減速、着陸。

解説:飛行機が着陸した後、機務人員は空気取り入れルートの壁に1カ所血痕があるのを見つけ、後の検査でエンジンのブレードが曲がって変形していることが分かり、調査の後で飛行機のエンジンの空気取り入れルートがコウモリを吸入したと判定され、この種の特殊な状況は非常に珍しいものでもある。殲ー10戦闘機は単発機であり、特殊な状況の発見が間に合い、指揮員と飛行員の処置が当を得ていたため、重大事故の発生が避けられたのである。


 コウモリといっても南洋にいるようなオオコオウモリではなく小型のコウモリでしょうが、そんな小さな生き物を吸い込んだだけでもブレードが曲がるような結果になることもあるんですね。バードストライクの防止のため鷹匠が活躍することもあるようですが、相手がコウモリでは対策が難しいかもしれません。超音波で追い払うとか? いずれにせよ現場の雰囲気がある程度伝わってくる記事でした。

 別に意味はないですが結果として今日紹介する記事は2つとも変わった哺乳動物に関係があります。

http://military.china.com/important/11132797/20150713/20000289.html


神奇のセンザンコウ! 香港メディア、内地が自己修復型防弾衣を研究開発、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:センザンコウ」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。つーか3枚目はアルマジロですな。)

参考情報報7月13日の報道 香港の「南華朝刊」ウェブサイトは7月7日「センザンコウの鱗は自己修復型防弾衣製作の重要なカギかもしれない」という題の文章を発表した。作者は陳氷琳である。以下のように編集翻訳する。

中国の科学者の説によれば、センザンコウの鱗は凹みを自ら修復でき、この発見は自己回復型防弾衣の開発を押し動かす可能性がある。

関連の実験によれば、この回復過程には水を必要とし、3〜5分間の時間を費やす。こうした実験は沈陽材料科学国家(連合)実験室のある進行中の研究プロジェクトの一部分である。

主席研究員の劉増乾は、センザンコウの鱗をベースとした防弾衣は命中弾を受けた後改めて使用できる、とする。ケブラー繊維で製作した防弾衣は使用後廃棄することが必須で、何故ならこの種の材料は弾丸の衝撃を受けた後有効性を失うだろうからである。

劉増乾は、センザンコウの鱗を用いて製作した防弾衣は洗濯機に入れるだけでよく、防弾衣はすぐに新品同様に変わり、あらゆる凹み、折れた跡や曲りは全て完全に自己修復するだろう、と語る。

センザンコウはアジアとアフリカで産出する。ブレード状の鱗が頭から尻尾までその体を覆い、鱗の強度はライオンの爪や歯を防ぎ止めるのに足りる。センザンコウはすでに知られている唯一のこの種の鱗を進化させた哺乳動物である。人類がセンザンコウの鱗をアーマーとして使用して数百年の歴史があるが、こうした鱗が何故その形状と耐える力を維持しているのかは依然謎である。

劉増乾は、秘密は鱗の分子構造にある、とする。

これらの研究員は、センザンコウの鱗の一部の分子がある独特の方式をもって相互につながって一体になり、もって最初の形状に対する記憶を保持していることに気付いた。この記憶構造は鱗に外部の強力な物理的衝撃を受け止められるようにさせ、これは飛行機上のブラックボックスに似ている。

水はこの記憶を呼び覚ますことができ、かつ変形した分子の作用の下で自己修復過程を活性化させることができる。

劉増乾は、これは大自然の傑作であり、この鱗が完備を保持していさえすれば(頑住吉注:割れたり欠けたりして一部を失ってしまわない限り、ということですかね)、すぐ完全に当初の形状を完全に回復することができ、変形がどんなに深刻であってもである、とする。

このチームはさらに孔雀の尾が類似の自己修復機能を持つことを発見し、彼らは今年のやや早い時期の一連の論文の中でこの発見を紹介した。

形状記憶や回復をめぐる大多数の研究はこれまでずっと人造材料を対象としていた。例えば合金やポリマーである。

劉増乾は、彼らの発見はやや意外で、これはその最初の実験目的の主旨が孔雀の尾とセンザンコウの鱗の物理的強度を研究することにあったからで、だが彼らは水中で標本を洗っている時、凹みや折れた跡の消失が彼らに驚愕を感じさせたのである、と語る。(編集翻訳/杜源江)


 センザンコウの鱗はカッターナイフのように切れるとか鉄に傷がつけられるとかの記述を読んだことがありますが、ライオンの猫パンチを食らったり噛まれたりすれば鱗が壊れなくても中身がつぶれて死んでしまうのでは。それはともかく防弾衣が繰り返し使用できるのは便利ですけどそれよりはるかに重要なのは防弾性能であり、ケブラーと同じ重量でどのくらいの防弾性能が得られるのかが分からんことには何とも言えませんわな。

7月17日

 中国の大型機関連です。

http://military.china.com/news/568/20150714/20007879.html


中国の大型機、着実に推進 韓国メディア:ボーイングやエアバスが笑っていられるのも長くはない

韓国「朝鮮日報」ウェブサイト7月13日の報道によれば、7月初めに中国はエアバス社から75機のA330旅客機を購入し、規模は180億アメリカドルに達した。世界民間航空旅客機市場の二大巨頭であるボーイング(アメリカ)とエアバス(ヨーロッパ)は、中国飛行機市場の膨張と共にその販売業績も急速に伸びている。しかし、ボーイングとエアバスが笑っていられるのも長くはない。

外国メディアによれば、新華社の最新の報道は、「中国自ら製造する大型旅客機であるC919の受注機数は507機に到達した。」とした。中国製中型旅客機ARJ21-700機種の受注も合計で308機に達している。ある人は、中国自ら製造する民間機が飛ぶ時、世界飛行機市場の構造は書き換えられることになる、と語る。

報道は、ちょうど中国高速鉄道が国内で累積した経験と低廉な価格に頼って世界市場を席巻しているように、中国の飛行機も世界の天空を縦横に駆け巡ることができる、とする。

報道は、李克強首相は去年6月、一箇所に召集された1,000名余りの科学、技術シンクタンクに身を置く中国科学院および中国工程院の学者に対し、某外国の政府要人が自分に向け本国の飛行機をセールスしようとし、ついでにある同類飛行機の模型を贈り物として自分に贈った、と語った。「私は模型に接して、ひっくり返してちょっと見ると、底に何と「Made in China」とあった。中国製だったのだ!」 彼は、模型は我々が作ったものだが、飛行機はそれにも関わらず彼らが売るのだ。君たち考えてみたまえ、我々がどのくらいの模型を作ればやっと彼らの1機の飛行機と引き替えられるのだ? 考えるほどこの取引は割に合わないぞ!」

中国現代国際関係研究院世界経済研究所研究員の陳鳳英は次のように語る。「中国が過去1機のエアバスの飛行機を買うためには、8億着のシャツを輸出する必要があった。」 この種の状況を脱するため、中国指導者は力を尽くして低付加価値の産業構造に対しグレードアップを行っているところである。国務院は今年5月に「中国製造2025」を発表し、2025年までに中国製造業の競争力をドイツや日本のレベルにまで高めると宣言したが、これもこの思想と一脈通じている。

中国国産飛行機を製造する中国商用飛行機有限責任会社(COMAC)は、C919旅客機の初飛行の時期は遅延させたが、中国は飛行機の生産が遅延しても、安全を保証することは必須だと考えている。

報道は、C919旅客機はエアバス320およびボーイング737のライバルであり、最多の旅客搭載規模は190人であり、中、短距離航空ラインに投入される、とする。中国の20余りの大学と200余りの企業がC919の製造に参与した。文章は、「機種名称の中の『C』は中国(China)とメーカー(COMAC)の英文の頭文字から来ており、さらにエアバスの『A』、ボーイングの『B』と共に世界飛行機市場のABCとなるとの意味が含まれている、と考える。

報道は、ボーイングは去年9月に公開された報告の中で次のように予測した、とする。「中国は20年以内にアメリカを超え、世界最大の旅客機市場となる。」 20年間で、単に中国だけで6,020機の旅客機の需要が生まれることになり、この金額は8,700億アメリカドルにも達する。報告の中ではさらに、中国の旅客機保有数は現在の3倍以上になると推算している。中国自身で旅客機製造を行うのは、内需市場がこのように充分なせいでもある。実際、C919旅客機の発注者の大部分は中国企業である。

報道は、毎年必ず増加する旅行客の需要も、中国航空産業のために動力を提供している、とする。2013年、中国航空会社の旅客輸送量はのべ3.5397億人で、前年同期に比べ10.8%増加した。中産階級の拡大と共に、中国の航空旅客は急激な増加の趨勢を呈している。2013年5月、中国当局は民営航空成立に対する制限を緩和し、地方の、および廉価な航空の旅客機の需要を刺激した。また中国政府は今年低空飛行基準を3,280フィートにまで下げたのに続き、2020年には3,000フィートにまで下げる予定で、これは私人軽飛行機の需要拡大のために動力を提供している。中国の軽飛行機の需要は5年以内に1万機に達することになる。今年4月、民間航空局長の李家祥は、「中国の大部分の県用の航空網を連結するため、我々は毎年100の飛行場を建設する計画で、2030年になれば2,000余りの飛行場を持つ。」と語ったことがある。現在中国には400余りの飛行場があり、2,850余りの県である(頑住吉注:これ意味分かんないです)。このことは、今後さらに1,600余りの飛行場を建設する必要があることを意味している。

報道は、現在中国の飛行場の80%は東部沿海地域に集中している、とする。中国は2,800億人民元の予算を投入して飛行場拡張建設に用いるとされる。民間資本が飛行場建設に参与するには、地方政府の批准を得るだけで即OKで、中央の批准は必要ない。


 バブル崩壊かなんて言われますが基本的にはこの流れは変わらないでしょう。しかし中国国産大型機が本当に成功できる保証は今のところありません。

7月18日

 ロシアの新兵器に関する記事を2つ紹介します。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/07/15/017689585.shtml


ロシア、新世代兵個人携帯防空システムを発表 巡航ミサイルが攻撃できる

中新ネット7月5日電 中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、陸軍2015国際フォーラムでロシア機械製造設計局(KBM)はその新世代兵個人携帯式防空システムである9K333 Verbaを公式に発表し、かつ初めてこのシステムを輸出すると言明した。このシステムは前の世代の性能に比べ顕著に向上しており、巡航ミサイルなどの目標が攻撃できる。

現在ロシア軍はこのシステムを受領する過程にある。

9K333システムの発射速度は10倍以上に向上しているとされる。すなわち、以前の携帯式防空システムは目標発見から発射完了まで3から5分の時間を必要としたが、Verbaシステムはこの過程を数秒にまで短縮した(頑住吉注:原文ママですがそれは普通発射速度が速いとは言いませんね)。システムの中の9M336対空ミサイルは全く新しい固形燃料ロケットエンジンを採用し、6kmを超える範囲内で速度500m/s(頑住吉注:約マッハ1.47)の移動目標が攻撃でき、射撃高度は10mから4.5kmまでである(初期のスティンガーシステムは高度180m未満のヘリが攻撃できなかった)。

また9M333ミサイルはさらに独特の3周波数スペクトル誘導ヘッドを配備し、紫外線、近赤外線、中赤外線周波数帯を含み、より多くの目標情報収集の助けになり、防空システムの識別性能を高める。この誘導ヘッドは制御誘導範囲が増加し、目標捕捉距離は2.5倍に増加し、かつ初期のIgla-Sに比べより俊敏で、信号弾(頑住吉注:いわゆるフレア?)の下での抗妨害能力が10倍に増加し、自主探知計測ができ、かつデコイ目標は軽視し、重点的に高熱目標を攻撃し、ミサイルの攻撃を非常に正確にさせる。

9K333防空システムは「全デジタル模式」を採用し、独立した自動化作戦も可であるし、また火力コントロールシステムと集成し、作戦機能を向上させることも可である。その自主システムは編隊飛行目標の飛行パラメータを探知計測し、かつ兵士の所在位置と結合し、作戦火力分布を合理的に分配することができる。防空システムの中にはさらに地上基地敵味方識別(IFF)システムが集成され、もって味方サイドへの攻撃を阻止する。

9K333システムはヘリや軍用機などの伝統的な目標を攻撃できるだけでなく、さらに巡航ミサイルや無人機に対し攻撃を行うこともでき、その他の防空武器の不足を補い、近距離高価値戦地資産を保護し、敵サイドの飽和攻撃に対応することができる。現在すでに、このシステムは劣悪な環境下である北極地域において持続的に作動できることが検証されている。またこのシステムは維持保護がしやすい。

ロシア機械製造設計局は力を尽くして9K333システムの空中基地および海上基地改良型を開発しつつあり、すでに空中基地および海上基地プラットフォームへの集成に用いる一部のハードウェアを製造済みで、作業は依然継続していく。


 携帯ミサイルで巡航ミサイルを撃墜するというのは確かに新しいですが、実際のところどの程度の有効性が期待できるんでしょうか。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/07/15/017689423.shtml


ロシア、多種の新型軍用突撃艇を展示 いずれも無人機を発射できる

中新ネット7月15日電 中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、カラシニコフ社はロシアのサンクトペテルブルグで行われる国際海事防御展で新たな軍用突撃艇を展示した。

同社は「BK-10」型突撃艇、「BK-9」型突撃支持艇、「BK-16」型多機能上陸艇各1隻を展示した。

カラシニコフ社は、あらゆる艦艇上に装備される無人機は全て艦艇上から直接発進できる、とする。これは同社初の現代武器システムを装備した多機能上陸艇戦闘群の展示であり、艦艇の甲板上からの無人機発射も無人機領域の最新の発展である。

「BK-16」型多機能上陸艇は遠隔操作戦闘モジュールと小型無人偵察機を装備している。同社は、この艦艇は近海上陸オペレーションと戦闘の支持提供に適用される、とする。

「BK-10」型突撃艇は10名の作戦人員を搭載でき、近海上陸オペレーションを執行し、かつ火力支援を提供することができる。

「BK-9」型艇は防御等級を高めるため付加装甲鋼板を装備している。

この3隻の艦艇の巡航速度はいずれも20ノットに達し得、最大速度は40ノットに達し得る。

同社は5月にモスクワで行われた総合安全展示で彼らの新型無人機と上陸艇を展示した。この前、2月にはカラシニコフ社はZARA航空社とEuroyachting Rybinsk造船工場の無人機製造の51%の株を買収した。( 李木木)


 検索しましたが画像は見つかりません。たぶん無人機といってもラジコンに毛が生えたたぐいでしょうが、無人機分野で遅れていたロシアにも新しい動きが出てきているということでしょうか。

7月19日

 フィリピン・中国関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150716/20020899.html


フィリピン軍:仁愛礁に「座礁」した軍艦上にヘリポートを建設する!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「フィリピンの南海における野心は不死」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

【グローバルネット報道 記者 聶魯彬】 フィリピンABS-CBNニュースネット7月16日の報道によれば、フィリピン軍の消息筋の人物は14日、フィリピン軍は軍隊の前哨とされている仁愛礁に「座礁」した軍艦上にヘリ発着プラットフォームを修築する計画である、と明らかにした。

この第二次世界大戦時期にはもう就役していた上陸艦が1999年に黄岩島に座礁して以来、フィリピンは中国が発する船舶を撤去せよとの要求をかえりみず、持続的にこの軍事前哨基地を強化している。

ある軍の消息筋の人物は、フィリピンがもしヘリを用いて軍事基地とこの軍艦を往復させることができたら、費やされる時間は1時間に満たなくなり、便利に艦上に駐留し守る兵士のために補給品を輸送することになる、とする。この消息筋の人物はさらに、中国が「争いある水域」で大規模な島礁建設を展開した後、フィリピンは「迫られて」仁愛礁を強化するのであり、何故ならそれは我々の排他的経済水域に対し戦略的意義を持つからだ」とする。

報道は、マニラはすでに永久性コンクリート構造で船内の中空部分を充填済みで、この要塞を駐留し守る人員にとってより「住みやすく安全」にさせた、とする。この点は海軍スポークスマンであるアデジャデ レイファロの取人も得ている(頑住吉注:意味不明ですが文脈から「認めている」ということですかね)。しかしフィリピン西部軍区司令ロペスはそれにもかかわらず、メディアによるフィリピン海軍がコンクリートを使用して軍艦底部を強化したとの報道を全力で否認し、「いかなる建設も行っておらず」、「艦上の人員の住居を改善したに過ぎない」と強調している。

これと同時にフィリピンは仁愛礁に対し継続して強硬な立場を保持し、「それはフィリピンが、他国がそこから最も近い島礁を侵略占領するのを阻止することに対し前哨の作用を果たす」と弁解しており、もう1人のフィリピン当局者は「我々はきっとかの礁石の上に留まるだろう。あれは我々のもので、我々の領土に属する。」とわめきたてている。

中国外交部スポークスマンの華春瑩は15日、フィリピンは仁愛礁に不法に「座礁」している軍艦に対し内部の整備強化を行っており、中国サイドはこれに対し強烈な抗議と断固たる反対を表明し、中国は仁愛礁を含む南沙諸島およびその付近海域に対し争い得ない主権を持つと重ねて言明する、とした。

華春瑩は次のように指摘した。フィリピンは一方においてはかつて何度も不法に「座礁」している軍艦を撤去すると承諾した。別の方面ではそれにも関わらずまた軍艦内部を整備強化するなどの方式によって永久に仁愛礁を戦略占領することを企図している。フィリピンサイドは自分で言ったことを実行せず、国際社会の信頼を失い、関連の行為はフィリピンサイドの虚偽性と二面性を充分に暴露し、再度フィリピンは地域の真の面倒事の製造者およびルールの破壊者であると証明した。

「中国サイドの国家の領土主権と海洋権益を維持保護する決意は断固足るものである。中国サイドは再度フィリピンサイドに、直ちに不法な権利侵害活動を停止し、かつ承諾を履行してこの艦を撤去するよう懇切に促す。中国サイドはさらに一歩の措置を執る権利を留保する」と華春瑩は語る。


 ヘリポート建設となると中国が許容できなくなり衝突に発展する可能性が高まってくるかもしれません。もちろんこの件はこれだけを切り取るのではなく南シナ海問題全体や日本との問題も含めて大きくとらえるべきでしょう。

 インド・パキスタン関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150716/20020957.html


パキスタン軍:インド軍が使用する中国製無人機1機を撃墜!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「パキスタン軍公共関係部門が発表した、撃ち落とされた無人機の画像」)

原題:パキスタン軍、インド軍が使用する「大彊」無人機を撃墜、とする インドは否認

パキスタン軍は昨日(頑住吉注:記事は16日付)パキスタン領空に侵入したインドの無人機1機を撃墜したと言明し、彼らが発表した画像から見て、これは中国の「大彊」社が生産する「ファントム3」4軸無人機に違いない。インド陸軍はその後声明を発表してこのヘリがインド軍に属することを否認した。

パキスタンの「曙光ニュース」ウェブサイトの報道によれば、パキスタン陸軍公共関係部は情報を発表し、カシミール地域で1機の無人機を撃墜し、このインドが使用する無人機は「パキスタンの領土の主権を侵犯した」とした。

少し後、インドのニューデリーテレビ局は次のように報道した。インド当局は無人機がインドに属することを否認し、インド国防省は声明を発表して、「ある報告は1機の無人機がパキスタンの支配するカシミール地域で墜落損壊したとしているが、インド陸軍に所属する無人機には墜落損壊事故の発生はない。」とした。

パキスタン陸軍が公開した画像から見て、この撃墜された無人機は中国の大彊社が製造する「ファントム3」無人機であり、この機は「大彊」系列無人機の中で比較的先進的な機種であり、販売価格は1,200アメリカドル前後で、カメラなどの搭載荷が装備できる。

(頑住吉注:3〜4ページ目)中国の大彊社が生産する「ファントム3」無人機


 約15万円程度のものなら個人を含むインド軍以外の何者かが飛ばしたことも充分考えられますし、逆にインド軍が特定しにくいことを見越して使用した上で嘘の否認をしている可能性もあるでしょうしね。
























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