コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその143

7月27日

 日本を含む「中国包囲網」関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150724/20071597.html


ロシアメディア:米日印が手を携えて軍事演習 中国のエネルギー源という生命線を照準

ロシアの「職業人報」7月23日の報道によれば、ロイター社は7月22日にニューデリーの外交関係の消息筋の人物の話を引用して、インドとアメリカは、インド洋東北部とベンガル湾で行われる「マラバル」年度合同海軍演習への日本の参加を招待する、と明らかにした。

印米日三国の軍事部門代表は7月22〜23日に東京付近のアメリカ海軍横須賀基地で会談を行い、演習のシナリオや後方勤務保障問題、および三国海軍艦隊間の戦役協調問題を討論する、とされる。またさらに各国の演習参加艦艇および飛行機の編成を確定する。ニューデリーによって主宰されるこの複数国による演習は2007年に初めて行われ、当時はアメリカとインドの他、オーストラリア、日本、シンガポールも派兵して参加した。

ロイター社のインタビューを受けた多くの専門家は、今回の演習は中国のネガティブな反応を引き起こす可能性が高く、何故なら中国の75%のエネルギー源輸入は印米日の演習区域を経るからである、と考える。2007年の類似の演習の時、インド、アメリカ、オーストラリアそして日本はさらに4カ国安全保障対話を開いた。この種の対話形式は当時の日本の首相安倍晋三(2012年改めて首相に選ばれた)が提唱したものである。当時多くの専門家(アメリカの元国務次官補アブラモウィッツを含め)は、この提唱の主要な目的は中国を包囲および抑止し、「アジア版NATO」を建立することである、と考えた。中国政府は当時この時の演習に対し極度の不満を表明し、かつあらゆる演習参加国に向け抗議と照会を提出した。この後ほどなく印米日豪4カ国対話は直ちに凍結に遭い、オーストラリアは退出を宣言し、インド首相マンモハン シンは、インドはいわゆる中国の抑止を提唱する組成部分ではない、とした。

だが2014年5月に新首相モーディが、インド人民党の領袖、民族主義者の代表たる身分で政権について以来、インドは積極的にアメリカと関係を強化し、東部の隣国中国に対しより強硬な立場を採り始めた。インドの外交政策領域の専門家であるラジャ モハンは、モーディ時代のインドはもはや安全保障業務協力に関する事柄で中国に拒否権を賦与することを望まない、と考える。まさに中国が、インドの伝統的ライバルであるパキスタンとの協力という方面でインドの視点を受け入れないのと同様に、ニューデリーは北京の印米日合同演習に対する抗議に対して反応をなす必要はないと考えている。(編集翻訳:林海)


 インドやオーストラリアは力量的には地域で最も頼りになる存在ですが、立ち位置がいまいち不確定なのが不安です。

 中国海軍の新兵器関連です。

http://military.china.com/news/568/20150723/20062820.html


ロシア:蛟竜600と高新6号は中国の南海に対する支配を大幅に増強する

人民ネット7月23日の情報 ロシア衛星ネットの報道によれば、中国メディアは初の大型水陸両用飛行機である蛟竜-600(AG-600)の組立の画像を公開した。このことから、この重要な研究開発計画は進展がスムーズであると推断できる。蛟竜-600は2016年初めに初飛行を完成させることになるとされる。少し前さらなる情報は、中国初の高新6号対潜哨戒機が試験飛行に成功し、かつすでに正式に就役している、とした。ロシアの戦略技術分析センターの専門家コーシンは、こうした飛行機は中国が南沙に建造する人工島や軍事施設と共に、南海の戦力比を非常に大きく改変し得る、と指摘する。

報道は、蛟竜-600の超越的に長い航続距離は、それが海南島から中国領土最南端の曾母暗沙まで飛び、かつ戻ることを保証できる、とする。大型水陸両用飛行機の生産は、20世紀中葉まではずっと航空工業の重要な方向だったが、後にはその生産規模は縮小し、普通の輸送機やヘリがこの種の難しい水陸両用飛行機の製造を余計なものに変えた。

しかし南海の状況は特殊で、世界の約25%の貿易がここを通過することを必要とする。南海水域を支配できるか否かは、飛行場建設に適さない無人の小島、浅瀬や礁石を成功裏に支配できるか否かによって決まる。南沙諸島から海南島までの距離は1,000kmを超え、ヘリにとっては遠すぎと言える。しかし蛟竜-600はそれとは違い、数時間内に12トンあまりの貨物あるいは何十人を、中国人がこの地域で支配する小島の上からいかなる島礁あるいは浅瀬の上までも運ぶことができ、当然そこから病人や負傷者を運んで戻ることもできる。このことは軍事上からのこうした島嶼を支配する費用を減少させることができるだけでなく、しかもそれに対し民間用建設を行う可能性も出現し、島の上の作業人員の往復も便利になり、さらに旅行業も発展させることができる。疑いなく、こうしたあらゆることは中国がこうした領土を支配するために新たな可能性を提供している。

これと同時に、中国が自ら建造した人工島の上に航空基地とその他のインフラを建設した後、高新6号がより重要な役割を演じることができる。ここに中国の航空基地が出現することは、マラッカ海峡をパトロールするために、中国の哨戒機はもはや海南から1,000kmあまり飛行する必要がないことを意味している。この戦略的意義を持つ海峡付近に基地を持つことは、1機ごとの単独の飛行機のパトロール時間を非常に大きく延長し、費用を下げることになる。

これにより、中国海軍が南海水域全体に対し支配を実施する能力は大幅に向上することになる。このことは必ずや東アジア戦略情勢に対し相当に大きな影響を生じさせることになるだろう。


 中国が水陸両用大型機の開発を開始したのはそこまで計算してのことなんですかね。まあ周辺各国が対抗上日本のUS-2を買いたがるようになるという可能性もあるかもしれません。

7月28日

 中国の宇宙開発関連です。

http://military.china.com/news/568/20150726/20079124.html


中国の「一箭双星」、成功裏に2つの新世代北斗衛星を発射

西昌7月26日電(記者 朱崢 宗兆盾) 北京時間7月25日20時29分、中国は西昌衛星発射センターで「長征三号乙/遠征一号」運搬ロケットを用いて成功裏に2つの新世代北斗ナビゲーション衛星を発射し、約3.5時間の飛行を経た後、「遠征一号」の上段は2つの衛星を正確に予定の軌道に送り込んだ。今回の発射の満足な形での成功は、北斗衛星ナビゲーションシステムが全地球をカバーする建設目標に向け堅実な一歩を踏み出したことを象徴的に示している。

今回発射された2つの衛星は、いずれも地球円軌道衛星で、中国が発射した第18、19個目の北斗ナビゲーション衛星でもある。衛星は軌道入りした後、事前に発射されていた第17個目の北斗ナビゲーション衛星と共同で新型ナビゲーション信号、衛星間リンクなどの試験論証作業を展開し、かつ適時にネットに加入してサービスを提供することになる。

「遠征一号」の上段は「宇宙のシャトルバス」と呼ばれ、運搬ロケット上に追加された一段の独立した飛行体で、宇宙への進入後1つあるいは複数の宇宙機材を異なる軌道に送り込むことができる。この種の運搬方式の採用は、宇宙船自体の燃料の消耗を大量に節約することができ、特に中、高軌道宇宙機材発射任務執行時、経済的な効果と利益が非常に顕著である。今年3月30日、「遠征一号」は初めて使用に投入され、成功裏に中国初の新世代北斗ナビゲーション衛星を予定の軌道に送り込んだ。今日の任務は「遠征一号」第2回目の飛行で、初の2つの衛星を軌道に送り込む任務の執行でもあった。

今回発射された衛星と運搬ロケットは、それぞれ中国宇宙科学技術集団社所属の中国宇宙技術研究院と中国運搬ロケット技術研究院によって研究開発された。これは長征系列運搬ロケットの第206回目の飛行である。


 これを読むと中国の宇宙開発は順調に進んでいるようですし、おそらく複数の弾頭を別々に制御して複数の目標を核攻撃する大陸間弾道ミサイルの技術も進んでいるんだろうなと想像されますね。

 国際戦車競技関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/07/26/017715976.shtml


ロシア戦車大会、抽選で出場順序を決定へ 全部で13カ国が競技に参加

【グローバル軍事報道】 ロシアのタス通信社の報道によれば、ロシア国防省ニュース情報局は公告を発布し、7月25日にモスクワ郊外のアラビノ標的場「国際軍事競技-2015」ニュースセンターで抽選式を行い、「戦車両項目」および「スヴォロフ突撃」競技に参加する各国代表チームの出場順序、行動(競技ルート)の方向と戦車の塗装の色を確定する、と言明した。

ロシア国防省のニュース公告は、「戦車両項目」と「スヴォロフ突撃」競技に参加する13カ国にはアンゴラ、アルメニア、ベネズエラ、インド、カザフスタン、キルギススタン、中国、クウェート、モンゴル、ニカラグア、ロシア、セルビア、タジキスタンが含まれるが、その代表は抽選によって自らの出場順序、行動(競技ルート)の方向および戦車の塗装の色を確定することになる、と指摘した。このうち技術装備(戦車)の色は各国代表が抽選で引いた薬莢の色によって決定する。一方「スヴォロフ突撃」競技の3つの参加国であるベネズエラ、中国、ロシアも競技に参加する歩兵戦闘車の色を選び出す。戦車両項目競技の中で、それぞれの競技ごとに必ず同時に4両の戦車が参加し、迷彩塗装の色は某1色となり、黄色、緑色、青、赤を主な色調とする。

抽選後、ロシアと中国の軍人以外のあらゆる競技参加選手はロシアサイドが提供するT-72B3戦車とBMP-2歩兵戦闘車を選択することができる。中国人民解放軍代表団は自らの装備を使用して12項目の競技に参加することになる。166両からなる4つの軍事列車はすでに7月22日に中国の戦車、歩兵戦闘車、自動車、特殊技術装備および弾薬と装具を競技場まで運んでいる。

計画によれば、「国際軍事競技-2015」は8月1〜15日、ノボシビルスク、サラトフ、カスピスク(ダゲスタン)、イェイスク(クラスノダール辺境区)、リャザン、ムロム(ヴラジーミル州)、ニジニ・ノヴゴロド、オストロゴシュスク(ヴォロネジ州)、コストロマおよびモスクワ郊外のアラビノで行われることになる。(編集翻訳:林海)


 ちなみに去年の参加国は12で、ニカラグア、タジキスタンが加わり、ベラルーシが抜けています。去年は西側の戦車の参加があるのではないかともされましたが、今年もたぶんないでしょう。中国の戦車は去年と同じ96系なんでしょうか、それとも最高レベルの99系を出してくるんでしょうか。96系でも改良を加えた車両になるという予測もありましたが。

 中国の新兵器関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150727/20084341.html


外国メディア、中国があるいはマイクロ波武器を用いて痕跡を留めずベトナム、フィリピンの船舶を駆逐するか、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「WB-1型対暴動拒止システム」)

参考情報ネット7月27日の報道 香港メディアは、最近北京で行われた国防科学技術工業軍民融合成果展に、マイクロ波指向性エネルギーを用いる武器が展示され、これは皮膚に強烈な灼熱感を生じさせることができる、とした。

香港の「明報」ウェブサイトは7月27日「泉州夕刊」の報道を引用し、この展示会は7月16日に北京で開幕し、千項目近い代表性を持つ軍用から民間用に転じた重大な成果と製品を展示したが、その中の車両頂部に取り付けたレーダーアンテナに似たマイクロ波指向性エネルギー武器が各界の関心を引き起こしている、とした。

報道は、この武器は正式名称「WB-1型対暴動拒止システム」といい、マイクロ波ビームの発射によって人体の皮膚上の水分子を加熱し、人に強烈な激痛および耐え難い灼熱感を生じさせ、集まった人の群れが逃げ離れるよう迫る、とする。言い換えれば、このこの武器の作動原理は家庭用電子レンジに似ている。

説明によれば、この武器の有効使用半径は80mで、発射出力を上げれば1kmに到達可能である。報道は、このシステムは主に平穏の維持、対テロ、要点防御に用い、さらに艦船上に装備して海上権利維持、対海賊などの任務執行に用いることもできる、と指摘する。

イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」はかつて、このWB-1型対暴動拒止システムはアメリカのライセオン社が開発したアクティブ拒止システム(ADS)に似ている、と報道した。このシステムは海軍艦船に応用され、解放軍の非致命対峙手段を向上させ、内地の南海における主権を示す行動を強化させることができる。

香港の「明報」ウェブサイトは「ヴォイス オブ アメリカ」放送局の2014年の情報を引用し、アメリカ海軍戦争学院の海洋法を専門に研究するクラスカ教授は、中国の巡視艇はこの種の隠密で痕跡を留めない武器を使用してフィリピン、ベトナムやその他の国から来る漁民に対し威嚇や攻撃を行う可能性があると語っている、とする。

(頑住吉注:2ページ目)アメリカのアクティブ制圧システム先進概念技術デモンストレーションプロジェクト

(頑住吉注:3、4ページ目)米軍が使用中のマイクロ波武器


 尖閣周辺で海上保安庁の巡視船に対し使用される可能性も考えられるでしょうね。日本の抗議に対し「そんなことはしていない」と否定された場合、証拠を残すことはできるんでしょうか。それとどうもよく分からんのですが電子レンジは芯から加熱される傾向にありますが、この兵器は本当に皮膚表面の水分を加熱して苦痛を与えるだけなんですかね。

7月29日

 北朝鮮関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150727/20081488.html


金正恩、老兵大会で演説し、珍しく2回「中国志願軍に敬意を表する」

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国人民志願軍が鴨緑江を越える」)

【グローバル時報総合報道】 朝鮮中央通信社26日の報道によれば、北朝鮮最高指導者の金正恩は25日第4回全国老兵大会で演説を発表し、朝鮮人民軍烈士と中国人民志願軍烈士に向け崇高な敬意を表明した。韓国連合通信社は26日報道し、金正恩は演説中2回中国志願軍への感謝に言及し、この種の状況は比較的珍しい、とした。

朝鮮中央通信社の報道は、第4回老兵大会は25日平壌で行われ、金正恩は会で抗日戦争と朝鮮解放戦争の勝利を取得した参戦者に対し最高の敬意と慰問を表明し、朝鮮人民の自由、独立と東方の平和の実現に力を尽くし、朝鮮人民軍と肩を並べて戦闘し、流血の犠牲を払い、朝鮮が正義の革命戦争を行うのを助けた中国人民志願軍の老兵に向け崇高な敬意を表明した。金正恩は、北朝鮮が毎年盛大にして厳かに勝利記念日を慶祝するのは、革命の先輩や老兵に向け祝賀を表明するためだ、とした。

7月27日は朝鮮戦争停戦記念日で、北朝鮮は祖国解放戦争勝利記念日と称する。北朝鮮はこれまで1993年、2012年、2013年に3回全国老兵大会を行った。26日の北朝鮮の「労働新聞」は最初の4ページに金正恩の全国老兵大会出席の報道を掲載し、かつ32枚の大会関連の写真を掲載した。

韓国連合通信社26日の報道によれば、金正恩が今回老兵大会を開いたのは一方においては朝鮮戦争停戦記念日の祝日ムードを盛り上げ、老兵の愛国の情を称賛するためであり、もう一方では若い世代に国家に対する忠誠を継続して保持し、団結を強化するよう懇切に促すものである。

韓国の「毎日経済」は、1993年の第1回老兵大会はちょうど朝鮮戦争停戦40周年の時で、2012年と2013年の2回の大会はそれぞれ59周年と60周年だった、とする。4回の老兵大会のうち3回は金正恩政権時代に行われている。

また韓国の「中央日報」26日の報道によれば、北朝鮮は朝鮮戦争停戦記念日直前に韓国およびアメリカに対する攻勢を強化している。朝鮮人民軍板門店代表部スポークスマンは25日声明を発表し、韓国は最近バイリン島および延坪島一帯で頻繁に砲撃訓練を行っており、アメリカはこうした「軍事挑発」の背後の首謀者である、とした。北朝鮮はアメリカに、挑発を行う韓国の基地は北朝鮮の軍隊の直接の打撃範囲内であることを忘れるな、と注意を促した。【グローバル時報駐北朝鮮、韓国特派記者 周之然 陳尚文】

(頑住吉注:2ページ目)中国人民志願軍の記念撮影

(頑住吉注:3ページ目)中国志願軍将兵が上甘嶺の英雄陣地に向け「別れを告げる」

(頑住吉注:4ページ目)防衛橋梁における志願軍高射砲部隊


 さっそく中国では金正恩の中国に対する態度の変化(?)に対する深読みが始まっているようです。

 ミャンマー・インド関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150727/20085860.html


ミャンマー、インド・ミャンマー国境の兵力を増加 あるいはインド軍の再度の越境作戦を防ぐためか

【グローバルネット総合報道】 インドの「経済時報」7月26日の報道によれば、ミャンマーはすでにインド・ミャンマー国境に一個旅団の軍事力を増加配備しており、兵士と将校全部で6,000人である。報道は、この挙はあるいはインド軍が再度越境してインド反政府武装分子を打撃するのを防ぐためか、とする。

あるミャンマー政府高級当局者は、今回の力量増派の前、ミャンマーはすでに全部で1,643kmのインド・ミャンマー国境線上に5個旅団の軍事力を配備済みである、とする。彼は情報機構の情報を引用し、増派される軍事力は、インド軍突撃隊が再度ミャンマー国境内に駐屯する反政府武装勢力に対し打撃行動を発動するのに対応するためのようだ、とした。

インド軍はかつて6月9日に打撃を実施し、かつ行動中一度ミャンマー国境内に進入した。70人からなるインド軍突撃隊はヘリに搭乗してミャンマー国境内に航空降下し、かつアサルトライフル、ロケットランチャー、手榴弾、夜視装置などの装備を配備していた。彼らはナガ民族社会主義委員会K(プーラン派)(NSCN-K)とマニプール州メイテイ族革命組織(KYKL)が指導する2つの武装営地に対し襲撃を行い、もって6月4日にこの2つの反乱組織がインド北部で発動した襲撃に報復した。当時の襲撃は18名のインド軍隊将兵の死亡をもたらした。だがインドのこの突撃行動はミャンマー軍サイドに不安の情緒をもたらした。

この当局者は、越境打撃後数日、インド国家安全顧問のアジート ドワールは、ミャンマー軍指導者と越境打撃につき意志疎通を行った、とする。

関連機構の統計によれば、インド北東部には60にも達するナガ民族社会主義委員会K(プーラン派)に似た過激武装組織がある。(実習編集翻訳:陳胤全 原稿審査:タンリーヤー)


 たぶんインドとしてはアメリカがビン ラディンを殺害した時パキスタン当局に事前通告しなかったように、ミャンマーに知らせれば情報が漏れて作戦が失敗する可能性が高まると思ったんでしょうが、やられた方の主権国家としてのメンツは丸つぶれになりますから再びさせまいとするのは当然です。しかしインドとミャンマーの関係が悪化すればミャンマーはおそらく中国との関係を強化しようとするでしょうし、影響は意外に広範囲に及ぶかもしれません。

7月30日

 ウクライナ、中国、ロシア関連です。

http://military.china.com/news/568/20150727/20081659.html


外国メディア:中ロのバイソン級に関する契約に面倒が生じる エンジンはまだウクライナによる提供を必要とする

【グローバル軍事報道】 ウクライナメディアが明らかにしたところによれば、中国はすでにウクライナ大統領ポロシェンコに向け、今年9月初めに北京で行われる第二次世界大戦勝利の日閲兵式への参加招待を発した。ポロシェンコが招待を受けるか否かに関しウクライナメディアは分析して次のように言っている。これは複雑な問題であり、ウクライナは今回の中国と関係を強化する新たなチャンスを掴むことを希望するが、中ロの現在持続的に接近する関係をも考慮するだろうし、しかも北京に行くことはロシア大統領プーチンに会うかもしれないことを意味し、プーチンはこの前招待に応じて北京の勝利の日慶祝活動に参加すると表明している。

ウクライナウォッチャーウェブサイトは先日文章を発表し、ポロシェンコにとって、招待を受ける、あるいは婉曲に謝絶する決定をなすのはいずれも非常に困難だとした。ウクライナの政治評論員アレクセイ コワーリは次のように言った。訪中の助けを借りて、政権についた後まだ中国に行っていないポロシェンコは中国指導者と関係を建立することができ、これはウクライナ政府にとって非常に魅力を持っている。しかも、その時世界の多くの国の指導者が一堂に会し、独特の「中国模式」をもってウクライナ危機を含む国際問題を討論する可能性が高く、ウクライナはこのチャンスを放棄すべきではなく、訪問のために準備を整えるべきである。

「ヴォイス オブ アメリカ」ウェブサイトは26日ウクライナの戦略問題専門家ブーコフスキーの話を引用して次のように言った。ウクライナは大統領の中国行きに期待し、一方においては中国と双方の関係に関わる重要問題を討論することを望み、ウクライナは中国からの投資を非常に歓迎する。別の方面では、ウクライナは反ファッショ戦争の中で重要な役割を演じ、中国ともすこぶるいわく因縁があり、当時多くのウクライナ人がソ連赤軍に加入し、中国の東北地域に出兵し、かつてロシアの極東地域で日本人と交戦もした。

中国国際問題研究所欧州所所長の崔洪建は26日「グローバル時報」記者のインタビューを受けた時、ポロシェンコが訪中するか否か決定する時には以下の2つの考慮がある、とした。第一に、ウクライナメディアは中国がポロシェンコに向け招待を発したとしているが、ウクライナ政府にはまだ中国のウクライナに対する「受け入れ度」に対しある程度懸念があるだろう。中国はずっとポロシェンコ政権およびウクライナの主権と領土の完備を尊重しているが、ウクライナサイドは、中国が対ウクライナ関係を処理する時にロシアの影響を受けるだろう、何故なら中ロ関係は現在比較的良い発展段階に到達しているからだ、と考えている。しかも、ポロシェンコがもしロシアと関係が良い中国に接近することを望むなら、必ずや自国内から来る圧力に直面するだろう。第2に、ポロシェンコが中国の行う勝利の日閲兵式に参加すれば、プーチンと同じ場に出現する可能性があり、ウクライナが訪中の決定をしようというのは非常に難しく、ポロシェンコの北京行き日程を手配するのはさらに1つの外交的挑戦である。

「ヴォイス オブ アメリカ」は、ポロシェンコとプーチンの同時の訪中を、北京はウクライナ問題の外交談判の場にする可能性がある、とする。崔洪建は、国際社会は比較的、中国がロシア・ウクライナ問題の上で積極的な調和の役割を演じることに期待している、と考える。中国はロシア、ウクライナ両方ともに話ができ、しかも彼らいずれにとっても無害で、中国サイドは今回のチャンスを掴み、国際舞台の上で重要な外交の作用を発揮することができる。

中国・ウクライナ関係の現状に言及して崔洪建は26日「グローバル時報」記者に対し次のように言った。ウクライナ危機発生前、ウクライナ前大統領ヤヌコヴィッチには中国サイドと双方の関係を新たな高度にまで高め、貿易などの領域の協力を拡大する意志があった。だがウクライナ危機以後、中国・ウクライナ関係は「維持と保持」の段階に置かれ、この主要な原因は次の通りである。1、ウクライナ国内に多くの変化が発生し、ロシア、ヨーロッパ、アメリカとの関係を優先して処理することを必要とした。2、中国はウクライナ問題の上で中立を保持し、このことはウクライナにとっていくらか予想外で、このため政治上の行き交いの上で継続しての進展はなかった。だが中国・ウクライナ経済貿易協力は非常に大きな影響は受けず、結局のところこれまで関係には協力の基礎が打ち立てられているのである。

(頑住吉注:これより2ページ目)

イギリスの「金融時報」の最近の報道は、中国の穀物や食品の輸入の中で、ウクライナはどんどん重要な作用を発揮しており、年前半アメリカを超えて中国最大の外国トウモロコシ供給商となった、とした。ウクライナは1年余り以来、中国に対する農業製品の輸出が56%増加した。ドイツの「経済ニュース報」26日の報道も、中国はウクライナの農業に対し非常に興味を感じ、2013年にはもうウクライナの5%の農業用地の購入に興味を示し、2014年からこの領域で大規模投資を行い、この中で中国の私営企業が重要な作用を発揮した、と指摘した。また、中国はさらにウクライナの不動産市場や科学技術領域で活躍している。新興市場報告は、中国が今年3月ウクライナのために150億アメリカドルの借款を提供し、もってウクライナ不動産市場を刺激したことをはっきり示している。今月8日、中国・ウクライナ初の科学技術をテーマとするフォーラムが開かれ、このフォーラムは中国がウクライナの情報技術建設を支持することを宣言した。タス通信社の報道は、中国は数年前ウクライナに4隻の「ヨーロッパバイソン」ホバークラフト上陸艦を発注し、最初の2隻はすでに商品が引き渡された、とする。この上陸艦を建造する造船工場はクリミアに位置するため、ロシア国防輸出社は中国と契約を締結し直すことになる。だが「ヴォイス オブ アメリカ」は、この上陸艦のエンジンはまだウクライナによる提供を必要とするかもしれない、とする。

【グローバル時報駐ドイツ特約記者 青木 グローバル時報記者 王天迷 柳玉鵬】


 「その時世界の多くの国の指導者が一堂に会し、独特の『中国模式』をもってウクライナ危機を含む国際問題を討論する可能性が高く、ウクライナはこのチャンスを放棄すべきではな」い、というのは日本にも参考になるのではないでしょうか。日本の場合チャンス云々というよりも、東シナ海、南シナ海問題などで中国が自国の立場を各国指導者に対し好き勝手に吹聴するのに異論を唱える場がなくなる、という意味でですが。

7月31日

 北朝鮮関連です。

http://military.china.com/critical3/27/20150729/20097081.html


金正恩のやり方は非常に珍しい だが中国に対し好意を示すのは決して訪中するだろうことを意味しない

北朝鮮最高指導者金正恩は7月27日祖国解放戦争勝利記念日当日、平安南道桧倉郡に位置する中国人民志願軍烈士の墓地に向け花輪を送った。この前の25日、彼は平壌で行われた第4回老兵大会で演説を発表し、抗日戦争と朝鮮解放戦争勝利を取得した参戦者に対し最高の敬意と慰問を表明し、志願軍老兵に向け崇高な敬意を表明した。

金正恩のこのようなやり方は非常に珍しい。2012年12月に政権について以来、北朝鮮のミサイル試射および継続して行われる核実験など独断専行の挙動のため、中朝両国の伝統的友好関係は「寒流」に陥ったと考えられている。このため金正恩のここ何日かの頻繁に中国に対し「好意を示す」態度の背後には、一体どのような政治的シグナルが隠されているのだろうか?

ウォッチャーは、この挙動は北朝鮮が能動的に中国に向け「好意を示す」もので、その背後にあるのはあるいは北朝鮮がこれまでの一連の外交政策に対して反省し始めたことを意味しているようだ、と考える。当然北朝鮮が中国に対し好意を示すことは、その最近のその他の国との外交上の失敗と某種の関係があり、北朝鮮外交は本質の上ではまだ大国間のゲームである。

金正恩が政権について以来、北朝鮮はずっとロシア、アメリカ、日本に極力接近し、大国の間でのあの手この手によって自らの国際的空間を獲得することを極力企図している。だが彼のこの種の考え方はあいにくと至る所で壁にぶつかっている。例えば、オバマ政権はすでに北朝鮮とつきあいたがらず、このため北朝鮮・アメリカ間の対話のチャンネルはすでに中断されたようである。

一方いくつかの国との接触も何ら収穫がない。2014年11月から北朝鮮外務大臣のリージュヨン、人民武力省大臣の玄永哲、副首相の盧斗哲、および朝鮮労働党中央委員会書記の崔竜海など高級当局者が密集してロシア、フランス、スイス、ミャンマー、キューバなどの国を訪問した。しかし、頻繁な外交交渉は今年5月に急停止したようである。

この種の状況下で、金正恩はあるいは視線を中国に投げかけたのかもしれない。この時に彼は頻繁にポジティブなシグナルを発しており、これは9月3日を契機として中国に来訪することが彼にとって非常に重要な吸引力を持っていることを意味しているのかもしれない。中国当局はすでに今年9月の第二次世界大戦勝利70周年記念閲兵式への金正恩の参加を招待しているとされる。これは金正恩の2011年末に政権に就いて以来、初の中国サイドの正式な訪問の招待への接触である。

一部の評論家は次のように考える。中国が行う抗日戦勝利70周年記念日の閲兵式は非常に重要な活動である。中朝は旧ソ連およびアメリカの支持と援助の下に、最終的に日本を打ち負かし、抗日戦勝利を取得した。このため、こんなにも重要な祝日の中で、金正恩はきっと中国に来る。ここ何日かの、金正恩の中国に対し「好意を示す」言動は、彼の訪中のために伏線を張ったのである。

周知のように、金正恩は政権について以来まだ他国を訪問したことがない。今年1月、インドネシア政府はかつて金正恩が4月にインドネシアのバンドンで行われるアジア・アフリカ会議60周年記念活動に参加する、と言明した。しかし金正恩はこの活動に出席しないとした。その後、ロシアが金正恩を5月9日にモスクワで行われる祖国防衛戦争勝利70周年祝典活動に招待し、北朝鮮も金正恩はこの活動に参加するだろうと回答している、と言明した。だが4月30日、ロシア当局は今度は金正恩が国内業務を理由に元々定められていた訪問計画を取り消したことを事実確認した。

我々は次のように理解することができる。金正恩は外交上継続して祖父の金日成、父の金正日時代の政策をそのまま用い、北朝鮮が過去に比べさらに閉じる結果をもたらしている。彼の就任後、ほとんど中国の指導者と個人的付き合いがなく、この点は彼の父である金正日とは大違いである。金正恩が政権についていた17年間、かつて7回中国を訪問し、中国の少なからぬ場所に行き、かつ江沢民、胡錦濤という二代の中国指導者と比較的良い関係を建立した。

以前、中朝関係には良好な伝統があり、重大な状況は相互に通報し、恒常的な上層部の往来を保持し、これはまさに現在の中朝関係と強烈なギャップを形成している。中国は北朝鮮に向けて「一帯一路」構想への加入招待を発し、加えて北朝鮮のアメリカ、日本、韓国に対する外交開拓行動は失敗し、かつインドネシアとロシアへの訪問を放棄しており、金正恩は中国に転向し、自ら訪問することによって中朝関係を改変したがっている(頑住吉注:3つ前の段落冒頭の「一部の評論家は次のように考える」の内容がここまでということのようです)。

しかしこれは単なる世論の場での楽観的推測である。実際の状況は次の通りである。金正恩が最近中国に対し好意を示すのは、決して彼の訪中を意味してはいない。その原因をつきつめれば、北朝鮮情勢が危険かつ困難で、国内状況が憂慮されるからであり、危ない立場にいる金正恩は対策を取らずにはいられない。2011年12月に金正日が突然世を去り、金正恩がスムーズに地位を継いだが、北朝鮮のこの種の権力交代の結果は、世界の発展の潮流に相容れないだけでなく、国内各方面の矛盾が日増しに突出している。

ここ何年か、金正恩が朝鮮を一歩たりとも離れないのは、国内の多くの事柄を処理しているというよりも、その意図は自らの国内におけるイメージアップにあり、さらには自身の政権喪失を防止するためと言った方がよい。北朝鮮は長年経済不振で、暴雨天災が頻発し、長年外界の援助救済を必要とし、北朝鮮は政治、軍事、経済といった多方面の困った状況に陥っている。こうした要素に基づき、金正恩は門戸を閉ざして対内的には自己満足にふけり、対外的には好き勝手なふるまいをすることが唯一の選択ともなっているのである。


 やはり中国では閲兵への出席はないという見方が強いようですし、北朝鮮の立場に対する見方も厳しくなっているようです。

8月1日

http://tuku.military.china.com/military/html/2015-07-29/231573_2652785.htm

 中国の水中アサルトライフルで、バヨネットが装着できることが分かります。どういう用兵思想の違いから来ているのか分かりませんけど原型となったソ連の水中アサルトライフルと違いフラッシュハイダー、ハンドガードがあり、サイトのデザインなども含め通常のアサルトライフル寄りのデザインになっているようですね。

 中国・アルゼンチン関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150729/20097441.html


中国の「梟竜」購入放棄の結果はアルゼンチンが受け入れられないもの!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国は今後アルゼンチン最重要の装備ソース国となることが有望」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

【グローバル軍事報道】 「FlightGlobal」ウェブサイト7月27日の報道によれば、長時間の「初歩評価」を経て、アルゼンチンはイスラエル航空工業社と、一定数の中古をリニューアルした「クフィール」Block60バージョン戦闘機購入の談判をしているところであり、メディアのこの前の報道によればアルゼンチンはかつて中国に向け軍事代表団を派遣して中国・パキスタン合同生産の「梟竜」戦闘機購入を協議し、双方は詳細につきすでに多くの共通認識を達成しているということだったが、最も新しく伝えられた情報は、この高い期待が寄せられる受注の前途ははかり難いことを示している。

現在決してまだ中国・アルゼンチンの「梟竜」戦闘機談判が決裂したとの情報が伝わっているわけではないが、報道によればアルゼンチン空軍代表団は去年もうすでにイスラエルを訪問しており、かつ「クフィール」戦闘機に関する談判の状況を聞き取り、同時に潜在的需要を根拠に技術改修に関する要求を提出した。だが談判のもう一方であるイスラエル航空工業社はこの談判につきコメントを発表するのを拒絶している。

最新の報道によれば、アルゼンチンにはこうした「クフィール」Block60バージョン戦闘機(これは最新グレードアップ版である)購入の意志がある。かつて1975年から1994年の期間イスラエル空軍で就役し、一部の戦闘機はすでに徹底した大修理を経ている。グレードアップ後は1台のELTA EL/M-2032パルスドップラーレーダーが配備され、業界内の人物はこのレーダーは同時に64個の目標を追跡でき、その解放式構造設計は顧客がその他のシステムを整合するのをも許す、と言明する。

イスラエルの「クフィール」戦闘機は「盗んで」来た戦闘機と言うことができ、それはフランスのダッソー社の「ミラージュ」III/5の機体を基礎に、アメリカのゼネラルエレクトリック社のJ79-GE-17ターボジェットエンジンおよびイスラエルの電子設備に改装してできた改良型戦闘機で、現在コロンビア、エクアドル、スリランカなどの国の空軍は依然この戦闘機を装備している。

ある情報は次のように言っている。アルゼンチン空軍はかつて一度「梟竜」を歓迎したが、西側の生産した航空電子設備の配備を必須として要求し、したがってコストは上昇し、談判を膠着に陥らせた。ここ何年か以来、アルゼンチン空軍は多くの国との「艶聞」が伝えられ、中古の「ミラージュ」F1から中古の「クフィール」まで、また「グリペン」、甚だしきに至っては殲ー10戦闘機までである。外国メディアの情報によれば、アルゼンチンは多くの潜在的目標を考察した後結論を出し、「梟竜」が最もアルゼンチンの需要に適合していると考え、アルゼンチンサイドの要求の下に「梟竜」はさらにイスラエルが生産した航空電子および武器装備を配備することになり、これと同時に支払いの方式にも非常に競争力があり、10〜15年にも達し、半年ごとに1回の支払いである。

国外メディアの報道によれば、イスラエルは以前に中古の「クフィール」に2,000万アメリカドルの単価をつけ、同時に40年の長きにわたるメンテナンス期間をつけた。軍事専門家である杜文竜が明らかにするところによれば、「梟竜」の現在の販売価格はおよそ800万アメリカドルで、この価格は間違いなく人を乗り気にさせる。だが記者の理解によれば、「梟竜」戦闘機の実際の対外販売価格は800万アメリカドルをはるかに超え、異なる供給に基づき価格は大体2,000〜3,000万アメリカドル前後であり、経費のやりくりが困難なアルゼンチン空軍にとって、2、3千万アメリカドルで梟竜を購入し、しかる後にイスラエルの航空電子設備にグレードアップするよりも、直接長期メンテナンスつきの中古で元々イスラエル航空電子設備を装備する「クフィール」を購入する方が経済的な売買のようだ。

だが理解しておくことが必要なのは、「クフィール」は相対的にちょっと安いかもしれないが、この中古品を購入する結果はアルゼンチンの受け入れられないものだ、ということである。周知のようにアルゼンチンとイギリスはマルビナス島につき争いが絶えず、その空軍は長期にわたりマルビナス島の制空権争奪の任務を担っているが、イギリスで現役の「タイフーン」戦闘機に比べ、「梟竜」はまだ一勝負する力があるとするならば、すでに不使用状態で保存されて20年の古い「クフィール」はもし再グレードアップ再改修をしても、おそらく大きな役には堪え難い。しかも南米伝統の「ABC」三強(アルゼンチン、ブラジル、チリ)の1つとして、ブラジルがグリペンを購入済み、チリがF-16を購入済みという状況下で、アルゼンチンがもしつぎはぎだらけの中古「クフィール」を選択したら、まさか自殺行為に走ろうとしているのか?

赤貧洗うが如しのアルゼンチンは依然躊躇しており、我々を刮目して待たせる。パンパスの雄鷹たちは最終的に何を青空を輪を描いて舞う乗り物として選択するのだろうか。(劉昆)


 しかしまあどちらに転んでもこれではアルゼンチン空軍がイギリスに脅威を与える存在に成長することはなさそうですな。

 中国の戦略ミサイル関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150729/20096963.html


台湾メディア:東風41ミサイルの射程は1.4万kmに達す アメリカ全土をカバー

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「第二砲兵隊の大陸間戦略ミサイル部隊」)

【グローバル軍事報道】 台湾「中時電子報」ウェブサイト7月28日の報道は、大陸とアメリカは南海問題が原因で頻繁に「空を隔てて交戦」しているが、大陸メディアは先日珍しく第二砲兵隊大陸間戦略ミサイル部隊を明るみに出した、とする‥‥「東風第一旅団」である。これは解放軍初めての外界に向けた大陸間戦略ミサイル部隊の公開展示であり、威嚇の意味が非常に濃厚である。

報道は、解放軍の戦略ミサイル部隊、略称第二砲兵は中国共産党中央軍事委員会に直属し、部隊編成には近距離、中距離、遠距離、大陸間ミサイル部隊があり、解放軍で最も先進的な東風-41型大陸間弾道ミサイルを装備し、最大射程は1.4万kmで、攻撃範囲はアメリカ全土をカバーする、とする。

報道は、大陸の某メディアは8,000字の紙面をもって「東風第一旅団」と称する解放軍の大陸間戦略ミサイル部隊を報道した、とする。報道は、「東風第一旅団」はかつて1963年に成功裏に初の大陸が自ら製造した東方-2地対地戦略ミサイルを発射した、とする。大陸間戦略ミサイルは戦争に勝ち、平和を維持保護する「切り札」で、「軍事的威嚇の中でかけがえのない価値を持つ」とされる。

報道によれば、報道全体は強硬な言葉づかいをもって解放軍の主権を守り、「鉄血」を担う担当(頑住吉注:意味不明です)を態度表明する他、さらに部隊の将兵を訪問し、技術人員の話を引用し、「我々の作戦準備期間は、まるまる五分の四に短縮した」とした。

この旅団の陣管営長である周涛は、陣管営は全旅団のあらゆる発射ポイントの駐留防御、維持保護と管理を担当し、年を通じて深い山に駐屯して守り、「一線天連隊」の呼び名がある、とする。将兵は完全封鎖された陣地を24時間交代当番で守る必要があり、しばしば地下で何十日も待機し、白昼も暗黒の夜もはっきりせず、太陽の光も見えない。

報道は、太陽の光に対する「思念の情」を緩和するため、この部隊の将兵はさらにいわゆる「上る太陽」の儀式を発明した、とする。紙の上に太陽の図案を書き、毎日地上に太陽が昇る時、将兵たちは基地の中で赤い太陽を掲揚し、夕方になってやっと下げるのである。

報道は、大陸間戦略ミサイルシステムは非常に大きく、構造は複雑で、10あまりの学科、数十の専業に関わり、「1発のミサイルは1つの総合大学なのだ」とする。ミサイルの電気回路を熟知するため、少なからぬ将兵は数百枚の電気回路図を小冊子に整理し、身につけて読んで暗記し、ほとんどそれぞれ全て「学覇」(頑住吉注:成績優秀者みたいな意味らしいです)となっているのである。


 アメリカに対し南シナ海で衝突が起これば核戦争に発展する可能性があるがいいのか、と脅しているわけですが、だからといってアメリカが軟化するはずはありませんわな。

8月2日

 ロシアでの戦車競技関連の記事を2つ紹介します。

http://military.china.com/news/568/20150731/20112214.html


解放軍のロシアに赴いて競技する96Aには一部改良あり 意図的に新装備に換えていない

中新社モスクワ7月30日電(記者 王修君) 現地時間30日、中国軍代表はこの時に中国軍は来月行われる2015年モスクワ国際軍事競技に参加する時、国産現役装備を使用することになる、と明らかにした。

当日ロシア国防省はモスクワで2015年国際軍事競技につきニュース発表会を行った。中国軍代表団の団長である劉英は、中国の今回競技に参加する各種装備はいずれも国産現役装備で、意図的に新式装備に更新していない、と語った。「何故なら中国は装備比べに来たのではなく、競技参加を通じて国産装備の性能や、熟練して手中の武器を使用する将兵のレベルを検証するのだ。」

劉英は、去年中国が戦車両項目競技に参加したのは国産の96A型戦車であるが、今年競技に参加するのも依然この戦車で、個別の部品の上で技術的改良があるだけであり、中国が自らの装備を持参する目的の1つは競技中装備に存在する問題を調べまた発見することだ、と語る。

劉英は、ロシアはホストとしてその優勢が最大であり、何故なら彼らは現場を熟知しているからだ、と考える。またロシア軍がこの種の訓練を展開するのは恒常化され、比較すればロシアの優勢は大きく、勝利を獲得する可能性は最大である。

劉英は、中国はすでに国内に模擬的に現場を修築し、12個師団、旅団、連隊級の部隊から競技参加チームを抽出編成済みだ、と語る。準備の時間は決して長くなく、比較的慌ただしいとさえ言えるが、最も良いレベルを発揮する自信はある。

ロシア国防副大臣アントノフは当日、今回の国際軍事競技はNATOメンバー国に対する挑戦である、とした。「我々はかつてNATOメンバー国がやってくるよう招待したが、彼らは拒絶した。政治および軍事技術方面の憂慮があるのだ。一部の国は全く隠すことなく、もし競技の中で負けたら、自分たちの軍事技術領域の輸出が損失を受けるだろう、とさえ言った。」

アントノフは、NATOとのつきあいや協力の中で、「ロシアサイドにはいなかる政治方面の問題もない。」と語る。「時間の推移と共に、アメリカも公開の競技の中でロシアと勝負するだろうと信じている。」

2015年国際軍事競技は8月1日〜15日ロシア各州で行われる。その時17カ国から来た57の隊伍が競技に参加する。


http://www.hinews.cn/news/system/2015/07/30/017726493.shtml


解放軍の96A戦車が火砲の照準調整をする ロシアの美女、近距離で生放送

(頑住吉注:ここにある画像のキャプションは「画像の説明:」が加わっただけでタイトルと同じです。)

東方ネット7月30日の情報:2015年ロシア国際軍事競技は間もなく開幕で、各項目のグループ分けは最終的に確定している。現地時間28日午前、「戦車両項目」に参加する第一集団軍装甲旅団代表チームはアラビノ訓練センター標的場に赴き、同グループのライバルであるアルメニア代表チームと共に火砲実弾照準調整を展開した。グループ分け抽選の結果に基づき、我が軍の代表チームが参加する12項目の競技の相手が明らかになった。関心を集める「戦車両項目」は全部で13カ国の代表チームが参加し、中国とアルメニア、インドは同一グループである。もう3組はそれぞれタジキスタン、ベネズエラ、ニカラグア、セルビアと、モンゴル、ロシア、アンゴラと、カザフスタン、キルギススタン、クウェートである。

競技のグループ分けはすでに確定したが、いくつかの競技項目の具体的内容と評価規則はそれにもかかわらず依然不断に改修されている。記者は各競技場から、この状況に対し、我が競技参加将兵は積極的に対応し、状況により変化し、困難に立ち向かい、応急に目的性を持った準備を組織していることを理解した。ロシアのムロム市の野外訓練場では、「広闊水域」項目に参加する第20集団軍の舟橋連隊の将兵が、障害の数の増減と使用する装備の改変を根拠に、作業編成と訓練方式を調整し、オーバーワークで専攻精練(頑住吉注:うまく訳せないのでそのままにしますが大体分かりますよね)している。記者は次のことを理解した。去年の「戦車両項目」競技の中で、我が軍代表チームは「身体能力競技」部分での優勢が顕著だった。今年第一集団軍装甲旅団は再度命令を受けて出陣したが、それにもかかわらずこの項目がすでに主催者によって取り消されていることに気付いた。だが彼らはひるまず、長所を固め短所を補って積極的に戦いに備えている。今日の戦車実弾照準調整の中で、我が4両の戦車は率先して第1発目を轟かせ、発射したあらゆる砲弾がいずれも目標に命中した。我が軍代表団前方指揮チームは主催者サイドとこの競技のルールなどの事項につき緊密な協議を行い、共通認識を基礎にできる限り早く確定させ、競技の公平でスムーズな展開を確保することを極力勝ち取ろうとしている。


 96A戦車の改良点は具体的に明らかにされていませんが、鋳造のキャタピラを99系と同じ鍛造にするのでは、という予測が以前ありました。ロシアは西側が負けるのを怖がって参加しないと言いたいようですが、去年中国が強かった身体能力種目を外す、去年と同じく他国に提供する戦車より高性能な新型をロシアだけが使用するなどルールで自国を有利にする操作がかなり露骨で、宣伝に利用されまいとするのにも一定の理由があります。ただ「競技参加を通じて国産装備の性能や、熟練して手中の武器を使用する将兵のレベルを検証する」のに大きな意味があるだろうことも否定できません。

 ロシアの新兵器関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150730/20105706.html


ロシア、地面効果飛行機の製造回復を計画 巡航ミサイルを配備へ

ロシアの「衛星」ニュースネット7月30日の情報によれば、ロシア海軍の高層の代表は、ロシアは2020年以後地面効果飛行機の製造を回復することを準備し、かつそれを巡航ミサイルを搭載する戦闘進攻型武器とすることになる、とした。

地面効果飛行機は翼地効果を利用して飛行する飛行機で、普通の飛行機とホバークラフトという両者の特徴を結合した飛行機である。普通の飛行機と異なるところは、この飛行機は主に地面効果区を飛行し、つまり地面、水面に貼り付くように近くを飛行し、全時間翼地効果を利用して運行する必要があることである。

ロシア武装力量はかつて2機種の地面効果飛行機を研究開発した。それぞれ「小鷹」軍事輸送機と、巡航ミサイルを搭載する「鷂」(頑住吉注:「ハリアー」を中国語に訳す時と同じ語です)級地面効果飛行機である。だが資金欠乏により、1990年代の期間にこうしたプロジェクトは放棄された。現在唯一の地面効果飛行機のサンプル「鷂」はすでに退役している。

この代表の言によれば、「地面効果飛行機を進攻武器として回復させる問題に関しては、『鷂』級同様に巡航ミサイルを配備することになる。その製造作業は2020年以後ニジニ・ノヴゴロドで開始されるはずだ。」 彼は、国防省は戦術技術任務を設定済みだ、とした。現在試験設計作業が行われつつある。(実習編集翻訳:戴滋儀 原稿審査:ジャイルーマン)


 「カスピ海の怪物」リニューアルして復活、ということでしょうか。地面効果飛行機は基本的に波が静かな黒海で使用するのには都合がいいかもしれず、ひょっとしたらウクライナ問題とも関係があるのかもしれませんね。



















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