コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその149

9月7日

 中国の弾道対艦ミサイル関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150903/20324044.html


2015閲兵で初公開:東風-26中遠距離ミサイルは対艦能力を具備

終わったばかりの反ファッショ戦争勝利70周年記念閲兵式で、中国は初めて東風-26中遠距離弾道ミサイルを展示した。このミサイルが天安門を通過する時の解説の言葉の中で、このミサイルは核・通常兼備のミサイルで、しかも大型水上艦艇を打撃する能力を持つと言及された。このことは、東太平洋上の敵対する大型水上艦艇の「安全範囲」がさらに一歩後退することを意味している。これは中国の東風-21Dミサイルに続く第二世代対艦弾道ミサイルである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「東風-26ミサイルは『グアム島への速達便』に止まらない」)

興味深いのは、日本の「外交学者」誌がかつて2013年に「なぜ中国があるいは『空母キラー』の射程を制限するか、と言うのか?」という文を掲載し、中国はあるいは「空母キラー」の射程延長の必要性を意識せず、かつこの国の軍事力の各領域における不断の増長に満足しているのかもしれない、と考えたことである。(頑住吉注:この部分何が言いたいのかさっぱり分かりません。)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「東風-26ミサイル」)

(頑住吉注:これより2ページ目)

我が国の東風-26ミサイルが最初に国外メディア上に出現したのは2014年3月である。当時「ワシントンフリービーコン」はアメリカ国防省当局者が提供した情報を引用して、アメリカは当時の何年か前もうすでに東風-26ミサイルを理解しており、当時これは射程が4000kmを超える中距離弾道ミサイルであり、主要な設計目的は東風-4中遠距離弾道ミサイルに取って代わることで、主に核兵器を搭載し、グアム島を攻撃できると考えられた、とした。2014年当時、東風-26ミサイルが正確制御誘導能力を具備することが初めて確認された。アメリカサイドは以前中国が東風-21の正確制御誘導改良型を東風-21Cと称した「慣例」を参照し、この正確制御誘導の東風-26は、改良型ミサイルに違いないと考え、東風-26C型と称した。

しかし、今日天安門広場を通過した東風-26ミサイルから見て、東風-26は最初からもう正確制御誘導能力を具備していた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「東風-26ミサイルの発射車」)

「核・通常兼備」能力に関して言えば、正確制御誘導は実はやはり意義がある。何故なら核兵器を使用して堅固な地上目標を攻撃する必要がある時、精度が高いほど必要とされる核弾頭の規模が小さくでき、ミサイルの射程、防御突破能力の向上いずれに対してもメリットがあるからである。

中国が2009年に作戦能力を具備させ始めた東風-21Dミサイルの射程は2,000kmで、主要な使命は宇宙基地、海上基地、空中の偵察システムが提供する海上目標の位置情報を利用して、大型水上艦艇の打撃を実施する任務であり、具体的に言えば空母艦隊の攻撃に他ならない。

(頑住吉注:これより3ページ目)

東風-21Dミサイルが作戦能力を形成した後、アメリカ海軍は「台湾海有事」状況下での「台湾に駆けつけ救援する」事前案を改めて制定した。2009年以前、彼らは空母を台湾東海岸から距離200海里の場所まで進めることを計画し、このようにすれば空母上のF/A-18E/F戦闘機は有効に台湾上空での飛行作戦ができ、甚だしきに至っては中国大陸に深入りして攻撃が実施できる。しかし東風-21Dミサイルの出現後になると、アメリカ空母の活動区域は台湾東海岸からの距離1,000海里以遠の区域に制限され、この時F/A-18E/F戦闘機の作戦半径は台湾に対し有効な援護を実施するには不足し、空中給油を行うことを必要とし、それでやっと作戦が実施できる。このことは非常に大きく空母の作戦能力を低下させることになる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「東風-26ミサイルは冷発射方式を採用し、ミサイルを発射パッケージチューブ内で保存し、東風-21の設計に似ている」)

そして東風-26の出現後になると、アメリカ空母がもし台湾から距離4,000kmのグアム島付近海域で活動しても安全ではなく、このことはアメリカ空母が艦隊を援護し台湾以東の海洋上で対潜作戦を実施する任務さえ完成できないことを意味している。

また東風-26ミサイルの通常正確打撃能力も重大な意義を持つ。アメリカは元々東風-26ミサイルは核弾頭を使用することを必要とし、それでやっとグアム島に脅威を与えられるが、中国とアメリカの間に衝突が発生したら、双方いずれもあえて核兵器を先制使用せず、このためグアム島は安全である、と考えていた。しかし現在見たところこの考え方にも信頼性はない。少数の東風-26ミサイルで即グアム島のレーダーシステム、対空ミサイルシステムを破壊でき、かつ短時間でアンダーソン空軍基地の発着能力を制圧する可能性があり、後続で到来する轟ー6K爆撃機が発射する空地-20ミサイルが補充して後続の任務を完成することができる。例えばアンダーソン空軍基地の機格納庫や駐機場の飛行機、燃料庫、各種保障施設である。結果的にグアム島が米軍のために後方勤務保障を提供する能力を完全に喪失する結果をもたらす。

(頑住吉注:これより4ページ目。画像のキャプションは「以前ネット上に流れ伝わった東風-26ミサイル発射車の画像。これは試運転段階で撮影された可能性があり、このため搭載されている発射、パッケージチューブは空のようだ。一度は東風-26は裸弾発射を採用し、平時は発射車上方のカバーを用いて保護するのだとの誤解を引き起こした」です。)


閲兵式で公開された画像から見て、東風-26ミサイルはパッケージチューブによるパッケージ、冷発射方式を採用しており、この点は東風-21ミサイルに似ている。これは以前の模糊とした画像を根拠に得られた、このミサイルは裸弾+保護カバーによる保存、熱発射方式を採用しているとの推測とは完全に異なる(東風-16はこの設計を採用)。これは東風-26ミサイルの屋外での保存条件がより良く、発射準備時間がより短く、より強い生存能力を持つことを意味している。

また東風-26ミサイルの頭部の円錐状の部分の長さは非常に長く、このことはこれが東風-21Dミサイルに似た大気圏高層「引き起こし」減速の設計を採用し、速度をマッハ7前後に落とした後でミサイル上のレーダーが地上目標をスキャンし、かつ攻撃を実施する、という可能性があることを意味する。


 アメリカの空母の行動が制限されることは当然台湾だけでなく日本の安全保障にも大きく影響します。イージス艦の迎撃ミサイルによって撃墜できる可能性はどのくらいなんでしょうか。

9月8日

 今日は韓国関連の記事2つです。

http://military.china.com/important/11132797/20150906/20331460.html


韓国最新世論調査:朴槿恵、あるいは訪中のためか支持率が54%まで上昇

原題:韓国最新世論調査:朴槿恵の支持率54%まで上昇 あるいは訪中のためか

【グローバル時報駐韓国特約記者 張涛】 韓国大統領朴槿恵は米日が快く思わないのをかえりみず中国の抗日戦勝利70周年系列記念活動に参加し、持続的に韓国メディアの関心の焦点となっている。多数のメディアは「成果は豊富」、「韓中新たな蜜月に入る」、「東北アジア外交構造に重大な変化が発生」などの言葉を用いて朴槿恵のこの訪問を総括している。韓国ギャラップの最新世論調査は、訪中など外交の成果のおかげで、朴槿恵政権の支持率は新たな高みを作り出したことをはっきり示している。

韓国の「中央日報」5日の報道によれば、朴槿恵は4日帰国する専用機「エアフォースワン」で機内座談会を行い、2日前中国国家主席の習近平と行った首脳会談の内容を公開した。朴槿恵は、「今回は習近平主席と多くの問題につき深い討論を行ったが、最も重要なのは韓国と中国がいかにして協力により韓半島と東北アジアの平和と安定を維持保護するかの問題だった」と語った。韓国「国民日報」は5日評論し、朴槿恵訪中は再度韓中が「蜜月」の時期に入ったことを実証し、このことは不可避的に東北アジア情勢に対し小さくない影響を生じさせるだろう、とした。

韓国メディアは朴槿恵が中国で受けた礼遇を賞賛している。「国民日報」は、中国サイドは朴槿恵に対し極めて礼遇を尽くし、習近平主席と李克強首相が相次いで彼女と会談を行っただけでなく、習近平はさらに韓中首脳会談後昼食会を行い大統領を歓待した、とする。天安門城楼の上で、朴槿恵はロシア大統領プーチンのすぐ次に習近平との距離が近い外国元首だった。こうしたことはいずれも中国サイドの韓中関係に対する高度の重視をはっきり示している。

韓国YTNテレビ局は5日評論し、朴槿恵が天安門城楼で習近平やプーチンとすぐ近くだったことは、東北アジア情勢が冷戦構造を脱した象徴的事件と見なすことができ、これは韓国が外部の大国の顔色を見ることから勇気をもって脱し、勇敢に外交的選択をなした結果である、とした。アメリカのシンクタンクである戦略・国際研究センター主任ジョン ハムレは「中央日報」に対し、韓中が新たな関係を始めることはアメリカにとっても良いことだ、と語った。

政治的成果の他、さらに経済的利益がある。韓国紐西斯通信社5日の報道は、朴槿恵訪中では輸出に関する契約を締結した、とした。韓国大統領府は当日、今回朴槿恵は史上最大の経済貿易団を引き連れて訪中し、韓中企業の一対一の商談により、全部で2.8億アメリカドルの対中国輸出契約が達成され、将来における後続の経済効果は過小評価できない、とした。青瓦台関係者は、韓中商務フォーラムの成果は予想より良かった、とする。

韓国連合通信社は5日、韓国ギャラップは4日最新世論調査の結果を発表し、国民の朴槿恵に対する支持率は54%で、2014年4月の「セウォル」号沈没事件以来の最高記録を作った、と報道した。このうち36%の人はポジティブな評価は朴槿恵政権の対北朝鮮政策および安全保障政策にかんがみてのことであるとし、その他の人は外交政策と国際関係にかんがみてのことだとした。ギャラップは分析し、朴槿恵の今回の中国行きは彼女の支持率を高めた、と考えている。


 中国にとって大いに好都合なことをしたので見返りがあるのは当然ですが、別の方面からのデメリットはどうなんでしょうか。

http://military.china.com/news2/569/20150906/20335043.html


韓国の女性兵士の数、年内に1万人を突破へ 2020年には潜水艦で就役

韓国国防省が対外的に発表したデータによれば、韓国は女性兵士の数も1万名に到達し、史上最高記録を作ることになる。

韓国連合通信社の報道は、韓国国防省が4日に発表した最新統計データによれば、今年7月までの韓国の女性兵士の人数は9,783名で、今年年内に1万名を突破することが有望である、とした。今年9月6日は韓国女性兵士部隊創設65周年である。たった何年か前、韓国の第一線部隊にはまだ女性兵士の姿を見るのは難しかったが、最近では女性兵士は男性兵士同様それぞれの主力部隊に配備されている。1990年から、韓国軍は男女統一兵種に照らして女性兵士を再編成し、女性将校の配備範囲が拡大され、女性兵士は陸軍砲兵や防空部隊に進入した。2004年3月、女性将校は艦艇上での就役を開始し、2005年6月には女性ヘリ飛行員が出現した。2006年には初の海兵隊女性兵士戦闘部隊指揮官が出現した。2020年前後には、女性兵士はさらに韓国最新型3千トン級潜水艦上に出現することになる。だが注意に値するのは、現在韓国軍隊内で女性がセクシャルハラスメントを受ける、男女不平等などの問題が依然存在することである。

韓国の女性軍人の数は増加しているが、彼女たちは依然軍隊の中の少数群体である。記者の韓国における視察によれば、街頭で女性軍人の姿を見ることは極めて少ない。(張涛)


 まあ1万人を突破しても当然韓国軍全体の中ではごく少数でしょう。潜水艦乗りが不足して困っているなんていう記事もありましたが、スペースの制限が極めて厳しい潜水艦に女性を乗せるのには無理があるような気もします。

9月9日

 閲兵に参加した兵器関連です。

http://military.china.com/news/568/20150906/20336266.html


中国の東風-16ミサイル車、制御誘導爆弾早期警戒装置を配備:全世界で初の創造

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「東風-16弾道ミサイルが閲兵に参加」)

9月3日の大閲兵からはすでに数日過ぎたが、決して人々の今回の閲兵に出現した武器に対する関心、熱情は弱まっていない。「東風-26」、「東風-16」といったような広範に解読されている全く新しい武器以外に、いくつかの改良型兵器のディテールも、こうした装備の性能向上を解読する突破口となる。専門家は、装備の改良は往々にしてごく小さなことでも全体に影響が及び、いくつかのディテールの改良は技術の進歩、甚だしきに至っては設計思想の発展を反映している、と指摘する。

今回展示された「東風-5B」大陸間弾道ミサイルは、1984年の国慶大閲兵の時に展示された基本型「東風-5」と2点差異がある。第1に、初期型の「東風-5」は3段に分解する方式をもって展示が行われた。一方「東風-5B」は2段方式をもって展示が行われた。第2に、「東風-5B」の頭部はより円滑豊満で、一方「東風-5」は非常に尖鋭である。専門家は次のように説明する。「東風-5」大陸間弾道ミサイルは2段ミサイルで、1984年に展示された時はそれぞれ第1段、第2段、戦闘部およびその末端修正エンジンを単独で展示し、このため3段に分かれていた。一方今回の展示は第2段目と戦闘部の2つを1つに合わせて展示を行った。頭部の変化も理解できる。何故なら「東風-5B」は多弾頭分離誘導技術を採用しており、頭部の整流カバーは充分大きくすることが必須で、それでやっと多くの弾頭が収納できるのである。一方初期の「東風-5」は単一の弾頭を採用し、頭部が尖鋭なのは大気圏再突入時の抵抗を軽減するためである。これは実際、ある弾道ミサイルが単一の弾頭を使用しているのか、それとも多弾頭かを識別する目印の1つである。全体的な体型から見て、中国の「東風-5B」は西側が「サタン」と呼ぶロシアのSS-18大型液体燃料大陸間弾道ミサイルとの比較に堪える。SS-18は10発の分離誘導多弾頭を搭載でき、しかも貯蔵可能な液体燃料ロケットエンジン技術を採用している。

ミサイルに改良を行う以外に、いくつかの発射車のディテールにも変化がある。「東風-16」弾道ミサイルの輸送/屹立/発射車の操縦室上方には、2つの光学センサーが増えている。その外形は直ー19の短い翼の先端の設備と非常に似ている。分析によれば、このセンサーはレーザー警報機である可能性が高い。この種の装置は近距離戦術弾道ミサイル発射車にとって意義が重大である。何故ならこの種の発射車は往々にして敵サイドの戦闘機、爆撃機の航続距離内に暴露し、戦時打撃に遭遇する可能性があるからである。そして移動目標に対応する最も主要な弾薬は依然レーザー制御誘導爆弾である。ひとたびこの種の車両がレーザー指示器によって照射されたら、センサーが警報を出し、指揮人員は煙幕弾放出などの措置を採用して対抗を実施することができる。中国は世界初のこの種の警報装置を弾道ミサイル発射車に用いた国である可能性がある。このことは、中国が重要な車両の設計の上で、光電子対抗と防護を総合的に考慮し始めていることをも充分に説明している。また「長剣-10」巡航ミサイル発射車も全く新しいシャーシを採用し、オフロード性能がより良くなっている。


 ミサイルを3つに分けていたのが2つになったというのが何を意味しているのかの説明がありませんね。レーザー警告装置は有効でしょうが、こうした情報が出れば当然攻撃側も別の制御誘導方式を採用しようとするでしょう。

 「遼寧艦」関連です。

http://military.china.com/news/568/20150906/20334467.html


遼寧艦は20機あまりの殲ー15艦載機を搭載できる 約30人の飛行員を編成

原題:「専門家:中国艦載機飛行員 養成速度加速へ」

中国の閲兵の艦載機梯隊の中で、隊長機戴明盟を除く他4名の飛行員と2名の予備飛行員はいずれも養成訓練を受けつつある空母艦載戦闘機飛行員である。閲兵終了後、6人はいずれも初めて遼寧艦上で発着訓練を行うことになり、訓練完成後、彼らは新たな艦載戦闘機飛行員資格認証を取得した飛行員たちとなる。中国の軍事専門家である李傑は、このことは中国海軍がすでにワンセットの日増しに成熟する固定翼艦載機飛行員養成模式を模索して作り出していることを説明し、こうした飛行員の卵の成熟と共に、中国空母艦載機飛行員の養成速度は徐々に加速することになる、と考える。

理解されているところによれば、この6名の飛行員は我が国の第4グループの艦載戦闘機飛行員で、この前すでに海軍某艦載航空兵部隊で3年を超える訓練を受けている。

李傑は5日「グローバル時報」に向け次のように説明した。空母艦載機飛行員の訓練プロセスは一般にツーステップに分けて行われる必要があり、彼らはまず陸上飛行場で発着する一般技能を掌握する必要があり、その後直ちに陸上に建設した模擬空母甲板上で訓練し、海上短距離離陸および降着の技術要領を掌握し、しかる後にさらに空母上に行って実践する。一般にまずタッチアンドゴーの訓練を行い、しかる後にさらに制動ケーブルによる降着とスキージャンプ発進を行う必要がある。

現在中国がすでにどのくらいの空母艦載機飛行員を持つのかに対し、李傑は次のように言った。これを明らかにするのは不都合である。遼寧艦は20機あまりの固定翼艦載機殲ー15を搭載することができる。そして一般に飛行員と飛行機の比率はおおよそ1.5:1である。さらに未来の国産空母上の艦載機が加わるので、中国はまだより多くの艦載機移行員を養成する必要がある。李傑は、第4グループの艦載機飛行員が間もなく空母に乗って訓練を行うことから、中国がすでに比較的短時間内にワンセットの日増しに成熟する艦載機飛行員養成模式を模索して作り出していることを見いだすことができ、飛行員訓練方式はすでに正しいレール上を行っている、と考える。今後は養成された飛行員の卵に、ベテランをもって新人を率いさせ、艦載機飛行員養成の期間を短縮することができる。


 3年以上訓練を受けた飛行員の第4グループというところから、あまり速いスピードで進行してはいないらしいのが分かり、だからこそ今後は加速する、と期待を込めて言っているんでしょう。仮に前の3グループが同じ6人とすると一応合格の艦載戦闘機パイロットが18人ということになりますが、何故大事な閲兵に参加する人員がそれらの中から選ばれなかったのかやや疑問でもあります。

9月10日

 閲兵に登場した兵器関連です。

http://military.china.com/news/568/20150906/20336284.html


閲兵に登場した99A戦車のある技術は世界唯一 アメリカに最も致命的な装備に列せられる

閲兵式の27の地上装備スクエアチームの中で最初に出場し、陸軍の最も重要な装備でもあるのが他ならぬ99A型メインバトルタンクである。非常に多くの軍事マニアはこの鋼鉄の戦闘車が「平和使命2014」多国合同演習の期間に内モンゴル朱日和基地の大草原を疾走突進する光景に対し記憶が新しい。この中国兵器工業が20年近く心血をそそぎ込んで作り上げた「陸戦の王」は強大な火力、先進的な爆発反応装甲、強力な1,500馬力エンジン、敏捷な機動性そして現代の戦争でどんどん重視される情報化能力を持つ。

中国兵器工業集団社主席専門家で、99A式メインバトルタンク総設計師の毛明は、この戦車の総合作戦能力はすでに世界に先んじたレベルにある、と明らかにした。彼は説明し、99A式が配備する125mm主砲は威力が強大なだけでなく、精度が高く、しかも多くの弾薬種類を汎用し、異なる特性の目標が破壊できる、と語る。パッシブ防御方面では、99Aは車体周囲に先進的な複合装甲を追加装備しているだけでなく、しかも頂部も新型複合装甲で覆われ、全方位で敵戦車、対戦車ミサイルおよび武装ヘリからの火力打撃を防御できる。アクティブ防御方面では、この戦車はさらに世界で唯一無二のアクティブレーザー自衛武器システムおよびレーザー警告装置を持ち、敵サイドの戦車視察照準装置を制圧するのと同時に来襲する武器の早期警戒情報を提供し、車内乗員が対抗措置を取るよう促すことができる。

毛明は、99Aメインバトルタンクは中国初の「情報化戦車」であり、戦場態勢共有、協同攻防、状態観測、システム再構成などの機能を実現しており、戦車を戦場の重要な情報の節目となるポイントに発展変化させ、戦車間の相互協同および単一車両の乗員相互間の情報共有を実現する、と明らかにした。

99A戦車のこうした戦場での優勢は、外界の認可も得ている。アメリカの「国家利益」は99A戦車を中国の最も致命的な5種の新装備のトップに列した。ドイツの「焦点」誌が最近評価し選出した世界最強十大戦車ランキングの中では、99A戦車がドイツの「レオパルド2」およびアメリカのM1A2の後の第3位に挙げられ、同様に著名なロシアのT-90やイギリスの「チャレンジャー2」を超えている。

その他の閲兵に参加した陸軍装備は同様に解放軍の強大な陸上突撃集群を構成する不可欠な一分子である。同様に「平和使命2014」の中で初公開されお目見えした04A型歩兵戦闘車は、まさしく99Aと協同作戦を行う最良の「小パートナー」である。04A歩兵戦闘車は「先輩」04型歩兵戦闘車の強大な火力の組み合わせ、すなわち100mm低圧ライフル砲1門、30mm機関砲1門、7.62mm機関銃1挺をそのまま用い、しかも防御力方面では大量の付加装甲の追加搭載によって大幅な向上を得ている。しかも動力および情報プラットフォーム方面でも、04Aは99Aと相互にマッチすることができ、協同作戦時ほとんどシームレスな連携ができる。専門家の説明によれば、この歩兵戦闘車の全体性能はロシアのBMP-3およびアメリカのM2「ブラッドレー」のレベルに完全に到達し、甚だしきに至っては超越し得る。

今回の閲兵の中でさらに関心を注ぐに値するのは車載で展示された無人機スクエアチームである。地上の牽引車によって「駄載」されて天安門広場を通過したが、BZK-005型偵察無人機、「攻撃-1」型偵察・打撃一体無人機、BZK-008型偵察無人機というこの3大機種はやはり充分に我が軍の近代的な空中無人機作戦プラットフォーム体系を展示した。それらは地上突撃集団のために情報支持とデータ中継サービスを提供できるだけでなく、甚だしきに至っては直接対地攻撃に参加できる。

ある姓名を明らかにされたがらない中国無人機システム専門家は次のように説明する。2009年の国慶大閲兵の中で展示された2機種の無人機に比べ、今回お目見えした無人機の性能はより先進的で、機能もより広範である。「攻撃-1」無人機は他ならぬ「平和使命2014」演習の中で大々的に登場した「新型偵察・打撃一体無人機」である。その輸出型「翼竜」無人機はすでに多くの国に輸出されている。BZK-005型偵察無人機は一定のステルス能力を持ち、数十時間連続飛行できる。2013年9月9日、日本の防衛省はかつて中国軍のBZK-005偵察無人機が日本のいわゆる「東海上空の日本の防空識別圏」に進入したらしいとし、中国サイドは回答し、これは年度の計画の手配であり、関連の国際法や国際的な実践に符合する、とした。この専門家は、解放軍は無人機の未来の連合作戦の中での作用をどんどん重視しており、次回の閲兵時に観衆は世界先進レベルを持つ大型高空長航続時間無人作戦プラットフォームを見ることができるかもしれない、とする。


 戦車が本当にそんなに凄いのかどうかには多少の疑問もありますが、無人機分野で日本にはるかに先んじていることには疑問の余地がありません。

9月11日

http://tuku.military.china.com/military/html/2015-09-10/232187_2666401.htm#pic

 中国のヘリ展に登場した無人機の画像集です。鳥の形をした偵察無人機とかユニークなものも多いです。

 中朝関係関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150909/20360230.html


習近平、金正恩に向け祝電を発する 北朝鮮の建国67周年を祝賀

フェニックスネット9月9日の情報 朝鮮中央通信社の報道によれば、中国国家主席の習近平は8日北朝鮮最高指導者金正恩に向け祝電を発し、北朝鮮の建国67周年慶祝を祝賀した。

報道は習近平の話を引用し、新たな形勢の下、中国は北朝鮮と共同で中朝関係の長期的で安定した発展を促進し、両国の友好協力関係を強固にし、地域の平和と安定、発展のために積極的貢献をなす、とした。

中新ネットの情報によれば、朝鮮中央通信社の報道では北朝鮮は8日平壌で建国67周年慶祝中央報告大会を行い、会では朝鮮半島の平和と安定を維持保護することが強調された。

報道は、北朝鮮のすでに故人の元指導者金日成は1948年9月9日に朝鮮民主主義人民共和国の成立を宣言した、とする。

金永南、黄炳誓、朴奉珠などの朝鮮労働党、国家および軍の指導者、朝鮮人民会議議員、平壌市機関、工場・企業の幹部、先進生産者、革命烈士の家族、海外の北朝鮮同胞などが大会に出席した。招待に応じ大会に出席した者にはさらに外国の駐北朝鮮使節、国際組織代表、武官、外国からの賓客がいた。

朝鮮労働党中央政治局委員、内閣総理の朴奉珠は報告を行う時に次のように語った。北朝鮮の建国は民族の歴史上の大事であり、祖国と人民の運命ために根本的な転換をもたらした。70年近い共和国の歴史を経て、北朝鮮の国力は指導者の指導の下に不断に増強発展している。

朴奉珠は次のように語った。金日成と金正日は自主独立の国家建設思想と強盛国家建設路線を提出し、北朝鮮は自主、独立、自衛、「民をもって天となす」を国家建設の根本理念とし、一切の路線、政策、活動の維持保護と人民群衆の自主的権利と利益を保障する国家を完成した。北朝鮮は経済強国建設と人民の生活改善に力を尽くし、かつ非常に大きな発展変化もある。

彼は次のように強調した。朝鮮人民は祖国統一を至高にしてこれ以上のもののない民族の任務、最大の愛国事業とする。北朝鮮・韓国関係には大きな発展変化、大変革をもたらさせる。自主統一は北朝鮮の終始変わらない立場である。

北朝鮮政府はこれまで同様、朝鮮半島および地域の平和と安定、全世界の自主化実現のために一切の努力をなし、北朝鮮と友好的につきあうあらゆる国家と積極的に善隣友好関係を拡大しまた発展させる。

(視察者ネット総合フェニックスネット、中新ネット報道)


 いくら言論の自由がなくてもこの内容はおかしいと思う人はたくさんいるでしょうね。

 フィリピンによる国際裁判提起関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150909/20360318.html


ハーグ仲裁法廷:南海問題の上では中国の利益を尊重

ハーグ常設仲裁法廷秘書長は最近中国メディアのインタビューを受け、フィリピンサイドによって一方的に提起された「南海仲裁案」の進展を説明した。中国の「参加せず、受け入れず」の立場を受け入れるが、それでも法廷は中国サイドの利益を考慮しまた尊重するだろう、と強調した。「我々のワンステップごとのプロセスは全て、中国駐オランダ大使館との意志疎通を保持する。もし一方が(仲裁に)不参加でも、双方に対し完全なバランスを保持することは裁判所の職責である。このためこの意味からは、この種の特殊な状況下で、我々は同様に中国サイドの利益をも同様に尊重する。」

ハーグ常設仲裁裁判所秘書長のスーブレスは、9月8日フェニックステレビの独占インタビューを受け、フィリピンサイドによって一方的に提起された「南海仲裁案」の進展を説明した。中国の「参加せず、受け入れず」の立場を受け入れるが、それでも法廷は中国サイドの利益を考慮しまた尊重するだろう、と強調した。

常設仲裁裁判所秘書長のスーブレスは、「裁判所はすでに明確に、訴訟のプロセスが完全に透明であることを希望すると表明している。(仲裁に)不参加の一方に対しても同様(に透明)で、例えば中国に対してである。我々のワンステップごとのプロセスは全て、中国駐オランダ大使館との意志疎通を保持する。もし一方が(仲裁に)不参加でも、双方に対し完全なバランスを保持することは裁判所の職責である。このためこの意味からは、この種の特殊な状況下で、我々は同様に中国サイドの利益をも同様に尊重する。」とした。

2013年1月、フィリピンは一方的に中国・フィリピン両国の南海を争いにつき、ハーグ常設仲裁裁判所に向け「強制仲裁」を提起し、かつ相次いで7,000ページの訴訟材料を提出した。中国外交部は2014年12月に立場に関する文書を提出し、中国は仲裁を「受け入れず、参加もしない」ことを表明した。また中国サイドは立場に関する文書の中で、フィリピンが提起した仲裁事項の実質は南海の一部の島礁の領土主権問題であり、「国連海洋法条約」の調整範囲を超えており、仲裁法廷には審理する権利もない、と強調した。2015年7月、常設仲裁裁判所仲裁法廷は、最初の段階の公聴会を終え、年末に仲裁法廷はこの案件に付き管轄権を有するか否か決議をなすことになると見られる。

常設仲裁裁判所秘書長のスーブレスは「裁判所は今年年末に、案件の司法管轄権を有するか否かにつき、決定をなすことを勝ち取る。これが私の現在知るタイムスケジュールである。もし裁判所に管轄権がなければ、案件はすぐ終わる。もし裁判所に管轄権があれば、案件を審理する次の段階に入ることになる。私は、仲裁は有効な方式であると信じる。現在なす一切が、最終的に争いの解決の助けになることをも希望する。」とした。

常設仲裁裁判所はオランダのハーグに位置し、1900年に成立し、全世界で唯一の普遍性を持つ国際司法機構である。現在裁判所には117のメンバー国があり、中国は創始国の1つである(頑住吉注:それは中華民国ですらなく清国の時代ですな)。裁判所は国家と国家の間の争いを処理するだけでなく、国家と私人企業、投資者との間の争いも処理する。


 日本の民事法廷では欠席すれば自動的に敗訴しますがこの場合はまあそうもいかんでしょう。ただ「私は、仲裁は有効な方式であると信じる。現在なす一切が、最終的に争いの解決の助けになることをも希望する」という部分に、少なくともできれば管轄権なしとして却下したくないという意向を感じます。

9月12日

 「ミストラル」強襲揚陸艦関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150911/20371388.html


ロシアメディア:ロシア、フランスがエジプトおよびアラブ首長国連邦に向けミストラル艦を販売することに同意

中新ネット9月10日電 中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、ロシアメディアの情報は、ロシアはすでにフランスがエジプトおよびアラブ首長国連邦に向け「ミストラル」級上陸艦を販売することに同意している、とした。

「今日のロシア」アラビア語版は、フランスはロシアに向け10億ユーロ前後の違約金を支払いまた金を返した、とした。フランス・ロシアのこの交易は、ロシアがウクライナ政治危機に巻き込まれ、EUがロシアに向け制裁を発動した後に終わった。

「モスクワ共産党青年団」はあるロシア軍関係者の話を引用し、エジプトはロシアの融資が得られる状況下で第1隻目の「ミストラル」級上陸艦を購入することに興味があり、アラブ首長国連邦は第2隻目を購入する意思がある、とした。

「今日のロシア」はロシア大統領スポークスマンのペイスコフの態度表明を引用し、ロシアはフランスが払うべき金を返した後、この2隻の上陸艦を「自由に使用」することを希望するが、もしこの2隻の艦船を第三国に転売するならば、ロシアの利益を充分に考慮することが必要である、とした。

「ミストラル」級強襲揚陸艦はフランスが研究開発した第4世代上陸戦闘艦で、全長199m、全幅32m、満載排水量2.1万トンで、遠距離兵力投入および上陸作戦指揮能力を持ち、ヘリ、水陸両用装甲車、戦車などの大型装備および900名の兵士が搭載できる。(金玉)


 まあ中国のものにはならないようですし、中東やアフリカの国が買うなら日本には基本的に影響ないでしょう。

 次もロシア関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150910/20365955.html


ロシア、ウクライナ首相に対し逮捕令を発する:ロシア軍捕虜を虐殺したと告発

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:ヤツェニュクがウクライナ兵士と共に(画像のソースはネット)」)

参考情報報9月10日の報道 ロシアの「共産党青年団真理報」は9月9日に「ヤツェニュクはチェチェンでロシア兵士を虐待したことがある」という題の報道を発表し、ロシアの調査委員会主席アレキサンダー バステレイチンは「ロシア報」のインタビューを受けた時、調査委員会が得た情報は、2014年に就任したウクライナ首相は悪事を続けて悔いることのない虐待狂であり殺人犯であるとしている、と暴露したとする。彼が指すのはアルセニー ヤツェニュクである。

バステレイチンはウクライナ首相の履歴の中の人に知られていない1ページを明らかにした。彼は次のように語る。「調査によれば、ヤツェニュクは少なくともグロズヌイ市で2回の戦闘に参加したことがあり、これは1994年12月31日と1995年5月である。また1995年1月7日にはグロズヌイの10月地域で彼にはさらに捕虜にされたロシア軍人を痛めつけまた銃殺した嫌疑がある。我々が掌握した情報によれば、ヤツェニュクはロシア軍人を殲滅したことによりチェチェン指導者ジョハル ダダイェフから「民族栄誉」最高勲章を授与された。ヤツェニュクの戦友は尋問を受けた時、彼は学問のある聡明な人だが、機転が利き狡猾で、小さな頃から権力を渇望していた、とした。調査は、ヤツェニュクがかつてウクライナの急進的民族主義運動のすでに故人である指導者アレキサンダー ムジチク指導下で作戦し、1990年代にムジチクはチェチェンに2つの討伐隊を建立し、専門に捕虜にされたロシア兵士を虐待、迫害したことを示している。

バステレイチンは「2014年2月のウクライナ政変に参加した大部分の右翼急進民族運動指導者はかつて非合法団体でチェチェン戦争に参加していた」と指摘する。

バステレイチンは「こうした人は1994年から1995年のチェチェン国内の対テロ行動の中でのロシアの武装力量や内務省の将兵に対し犯した犯罪行為を告発されている。ロシアはこうした人に対し国際手配と逮捕令を発することを決定した」と強調する。

1994年にヤツェニュクは20歳だった。公式の履歴によれば、彼は当時ウクライナのチェルノフツィ国立大学法学部の学生だった。


 20歳の学生なら国難に際して一時従軍することはあっても重大な責任のある立場にはならんでしょうね。

9月13日

 無人機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150908/20351062.html


パキスタンの中国にならった無人機が初めての戦闘 3名のタリバン高級メンバーを殺害

パキスタン陸軍は昨日(頑住吉注:記事は8日付)、同国国産「飛馬」無人機が「閃電」レーザー制御誘導ミサイルを発射して実戦に初参加した、と宣言した。無人機はパキスタン・アフガニスタン国境付近に位置する建築物を攻撃し、成功裏に3名のタリバン高級メンバーを殺害した。報道によれば、パキスタンの「飛馬」無人機はライセンス生産された中国の「彩虹-3」無人機で、一方「閃電」ミサイルはライセンス生産されたAR-1ミサイルである。外電の報道によれば、この前この無人機とミサイルはすでにナイジェリアでボコ・ハラム組織打撃行動の中で参戦したが、具体的な戦況の詳細は不詳である。

パキスタンの「黎明テレビ局」は、パキスタン国産「飛馬」(Burraq)無人機はパキスタン史上初の無人機空襲行動を実施し、北ワジリスタン地域のShawal Valleyのある反政府武装組織の隠れ家を攻撃し、少なくとも3名のタリバン高級メンバーを殺害した、と報道した。

これは2013年11月にこの無人機の研究開発が開始されて以来初の実戦使用である。

パキスタン三軍情報局公共関係主管のアシム バジャワ少将は自らの社交ネットのページで最も早くこの情報を発表し、彼はこれはパキスタン初の国産無人機を使用した爆撃行動である、と言明した。

(頑住吉注:これより2ページ目)

この情報は少し後で記者によりその他のルートによる裏取りを得た。

パキスタンはすでに多種の無人偵察機を持ち実戦に投入している。パキスタン陸軍は2015年3月14日に初めて「飛馬」無人機を使用しレーザー制御誘導の「閃電」ミサイルを発射して試験を行った、とされる。この2種の装備はいずれもパキスタンで生産されたものである。

外国メディアの報道によれば、「飛馬」無人機と「閃電」ミサイルはパキスタンが中国の生産ライセンスを獲得して生産する「彩虹-3」無人機およびAR-1ミサイルであり、この2種の装備はいずれも中国航空宇宙科学技術集団の北京某研究所が設計したものである。

彩虹-3無人機は中距離偵察・打撃一体無人機で、航続時間は12時間、50kgの衛星制御誘導爆弾やレーザーセミアクティブ制御誘導対戦車ミサイルが搭載できる。AR-1ミサイルは無人機の作戦専用に設計されたミサイルであり、ヘリによって発射される重量が類似したAKD-10対戦車ミサイルに比べ、AR-1は高空からの発射能力を持つ。

今年のやや早い時期、かつてある外国メディアは、1機のナイジェリアでボコ・ハラム組織の打撃作戦に参加するCH-3無人機が意外な墜落損壊をした、と報道した。


 日本の無人機技術はパキスタンよりはるかに遅れているわけで、このままでは万一の有事の際に自衛隊が多数の無人機の攻撃を受け多くを撃墜しながらも大きな被害を出し、しかも同等の対抗手段を持たず、途上国に「人命軽視」ぶりを嘲笑されることになりそうです。

 もう1つ無人機関連です。

http://military.china.com/news/568/20150910/20365204.html


ロシアメディア:中ロ、世界初の無人機を搭載した大口径ロケット弾を合同研究開発

中新ネット9月10日電 ロシア衛星ネットの報道によれば、ロシアは中国と共同で多砲身ロケット砲システムのために、世界で初めて無人機を搭載したロケット弾を研究開発する。

ロシアのTecMash社副総裁ドミトリー レイジェンコフは、ロシアでこの業務を担当するのはツーラ市の「合金」科研生産連合企業であり、ロケット弾は300mm口径の多砲身ロケット砲を採用することになる、とした。

レイジェンコフは、このロケット弾の助けを借りて、部隊は迅速に目標偵察を完成でき、何故なら無人機は飛行速度が極めて速いロケット弾に乗って90km以内の設定した距離に到達でき、かつ25〜30分飛行でき、即時に偵察を行いまたコントロール台に向け情報を伝達できるからである、と明らかにした。


 徐々に加速するロケット弾なら無人機の耐衝撃性に関する要求も比較的低く、無人機が目標区域あたりに到達すればあとは自力で正確な目標地点まで飛べるのでキャリアーは安価だが命中精度の低いロケット弾で充分だというわけでしょうね。

 韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150911/20374507.html


韓国海軍ミサイル艇の空調、冷却不能 兵士あたかもせいろの中にいるがごとし

【グローバルネット総合報道】 韓国連合通信社9月10日の報道によれば、韓国議会国防委員会の議員である金光鎮は、韓国海軍の高速ミサイル艇は基準に合わない材料の使用が原因で空調の冷却器にサビが発生し冷却できない結果をもたらしている、とした。

彼は、現在の高速ミサイル艇が使用しているのはサビが発生しにくい銅ニッケル合金だが、企業がこの要求を無視して真鍮を用いて銅ニッケル合金に代替させた、とする。海軍は艦艇の検査時、設計図にマーキングされた真鍮を決して確認しておらず、一方製造企業もこの規定を無視した。

彼はさらに、企業はその前の艦艇の製造時に真鍮を使用したが、その後また銅ニッケル合金の使用を開始し、このことは製造サイドがすでに真鍮が空調の損傷をもたらすことを意識するに至っていたことを説明している、と語る。海軍の監督管理の無力は、兵士が蒸し風呂同様の艦艇上で作業するしかない結果をもたらしている。(実習編集翻訳:呉穎 原稿審査:李小飛)


 コストダウンのためにこっそり安い材料を使ったのに軍が受領時の検査で気付かず、その後問題が生じることが分かって使用は止めたが自分からリコールはしなかった、ということでしょうか。ひどい話ですがまあ空調の一部の不具合ですから直そうと思えばそう難しくないのでは。














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