コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその16

10月25日

 052D新型駆逐艦関連です。

http://military.china.com/important/64/20121023/17487880.html


ロシアメディア、ネット上の中国軍用資料によって052Dの垂直発射システムを分析

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ネット上に流れ伝わる052Dの垂直発射システムの画像」)

【グローバルネット総合報道】ロシア軍事工業総合体ニュースネット10月22日の報道によれば、中国のいくつかのウェブサイトは最近GJB 5680-2006国家軍用基準、すなわち「我が国の水上艦艇のミサイル汎用化垂直発射装置の共通要求」の一部の内容を明らかにした。052D新型ミサイル駆逐艦の垂直発射装置はまさにこの基準に基づいて設計されたのかもしれない。

ロシアメディアは次のように言う。中国国家軍用基準の要求によれば、垂直発射装置は4種の異なる類型のミサイルの発射と使用を同時にコントロールできるに違いなく、これには対艦ミサイル、対潜ミサイル、対地攻撃ミサイルが含まれる。装置は艦載火力コントロールシステムのデータに基づいて独立自主でミサイルの発射を保証するはずである。装置は3種の典型的な寸法のミサイルの貯蔵と発射が保証でき、このうち大型ミサイルの長さは9.9mを超えず、中型ミサイルの長さは7mを超えず、小型ミサイルの長さは3.3mを超えないはずである。この他、垂直発射装置のそれぞれの架体はいずれも8つの発射コンパートメントからなり、それぞれの隔離コンパートメントは1〜4発のミサイルを装備できる。具体的数量はミサイルの類型と寸法を見た上で決まる。垂直発射装置の発射筒の装備角度と垂直軸の違いは10度以内で、発射筒の直径は850mm以内、正常な状況下での発射筒カバーの開く時間は3秒以内、開く角度は95度以上である。この基準はすでに052Dミサイル駆逐艦の設計、建造過程に応用されているとされる。052Dは中国初のGJB 5860-2006基準に基づいて建造、研究開発された新型水上作戦艦艇であると言える。

ロシアメディアは言う。052D駆逐艦の建造につれ、中国海軍は水上作戦艦艇研究開発方面においてまた大きな一歩を踏み出した。通常大型防空ミサイルシステムを配備した作戦艦艇の建造から、多種のミサイルを配備した国産多機能ステルス艦艇建造に向け発展変化し始めている。この種の新型艦艇はアメリカの戦闘艦同様に各種任務を広範に執行でき、これには巡航ミサイルを発射して岸辺の目標を攻撃することも含まれる。既知の情報から見て、052D駆逐艦は2セットのミサイル垂直発射装置を装備し、それぞれに32の発射ユニットがある。


 で、この「GJB 5680-2006」というのはこんなのです。

http://lt.cjdby.net/thread-1447024-1-1.html

 中国に武器を販売する国というとロシアやウクライナが思い出されますが、もう何度も出てきているようにフランスも西側先進国でありながら中国に武器を売り続けているんですね。

http://military.china.com/news/02/11078237/20121023/17488099.html


中国海監、2隻の新たな巡視船のためにフランス製着艦装置を購入

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:「ハープーン - グリル」式着艦装置」)

【グローバルネット総合報道】フランスのDCNSグループ公式サイトの10月17日の文章は、フランスのDCNS船舶製造グループは2件の中国からの係留グリルに関する新たな発注を獲得し、この新たに発注された設備はヘリおよび無人ヘリに兼用でき、中国海監部門が建造する2隻の新たな巡視船に装備されることになる、とする。

文章は、中国海監部門は7隻の1,500トン級近海巡視船の建造を計画しており、このうち少なくとも2隻にDCNSグループが生産した係留グリルが装備されることになる、とする。この製品の引き渡し時期は2013年前半と予測される。今回の発注はDCNSグループが中国で販売する第11セット目の係留グリルである。

文章は、中国の今回の発注はこのグループの、同類製品の激烈な競争がある市場における指導的地位を強固なものにした、とする。DCNSグループが生産する係留グリルには40年の歴史があり、生産される係留グリルはこのグループの28の顧客の標準製品であり、これらの顧客にはこれらの国の海軍や海岸警備力量が含まれる。このグループに対する第1の発注は1971年のことだった。この時から、この製品の販売は不断に成功を獲得し、アメリカさえこの製品の市場である。1991年以来、アメリカ沿岸警備隊はすでに51隻の艦船にDCNSグループ製の係留グリルを装備済みである。

DCNSグループのNantes-Indertセンターの社長Georges Thieryは言う。「中国海監部門が新しい艇に我々が生産した係留グリルを装備することは、我々に誇らしく感じさせる。」 彼はさらに言う。「不錆鋼の半完成品はNantes-Indertセンターにおいて、顧客の必要に基づいて異なる機種の製品に生産され、顧客の艦船の使用寿命延長に用いられる。我々は完備された製品により、顧客の不断に発展する需要を満足させることを堅持する。我々のその他の顧客同様、中国海監部門は係留グリルと無人機およびヘリをセットで使用することを計画している。」

係留グリルは艦載ヘリ着艦装置とも言い、無人機とヘリの発着に極めて重要である。この装置はヘリを素早く安全に着艦させ、飛行甲板上に係留できる。


 中国は尖閣周辺にも無人機を飛ばそうとしており、フランス製品がその助けになる可能性があります。

 ロシアの新型機に関する情報です。

http://military.china.com/news2/03/11078240/20121024/17491669.html


ロシア、次世代戦略爆撃機と「無人第6世代機」の開発作業を始動

ロシア空軍総司令Victor Bondarevは8月のロシア空軍創設100周年記念式典において、ロシアの新型戦略爆撃機「PAK-DA」の開発作業がすでに開始されていることを明らかにした。

この爆撃機の名称はロシア語の単語の頭文字を組み合わせたもので、およその意味は「未来長航続距離航空総合体」で、この機はロシアの現在の陸上戦略爆撃機隊を形成しているツポレフ-160、ツポレフ-95MS、ツポレフ-22M3の補充と一部代替に用いられる。ロシア大統領プーチンとのロシアの長期調達問題に関する最近の会議の中で、Bondarevは空軍がこのプロジェクトを優先調達プロジェクトとする希望を表明した。プーチンも、空軍が優先的に発展させる意向の各プロジェクト全てを発展させることの確保を表明し、PAK-DAプロジェクトに対する支持を保証した。

Bondarevは、国防省はPAK-DAが必要とする完成の進度を策定しているところで、この確定後、工業界はこの機の技術検証機の形態を確定することができる、とする。彼はさらに、ロシアは戦略型UAVの開発作業に着手しているところで、もって「第6世代機」の一部分を形成させる、とする。

ロシアの長航続距離飛行指揮官Anatoly Zhikharev上将は、PAK-DAの飛行テスト作業は2022年に開始されるとする。この機の初期設計はすでに完成し、かつ通過を獲得し、工業界は現在実物大サンプル機の研究開発作業を展開している。


 う〜ん、「完成の進度〜の確定後、工業界はこの機の技術検証機の形態を確定することができる」と、「この機の初期設計はすでに完成し、かつ通過を獲得し、工業界は現在実物大サンプル機の研究開発作業を展開している」とは矛盾すると思うんですけど。いずれにせよ戦力化はずっと先ですが。

http://tuku.military.china.com/military/html/2012-10-25/209013_2252943.htm#pic

 「北京小火器展」の展示品です。特に8、9ページ目の大口径スナイパーライフルが気になります。アンチマテリアルライフルにしては小型ですが、ブルパップのボルトアクションでしょうか。

http://military.china.com/important/64/20121025/17492313.html

 内容的にはたいしたこと書いてないようなんで訳しませんが、何と水中から空中に飛び出したり、空中から海中に突入したりできる潜水・飛行無人機が開発中だということです。普通だと海に突入したら搭乗員が耐えられないでしょうが、まあ無人機なら可能‥‥なんすかね。

10月26日

http://news.163.com/12/1024/10/8EIT6SBR00014OMD.html


ロシア、D-30KP2エンジンは運-20には適しておらず、轟-6Kに用いられる、とする

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「資料画像:ロシア製D-30KP-2」 続いて2枚目、「イリューシン-76MD輸送機に搭載されたD-30KP-2エンジン(外部カバーを外した状態)」)

【グローバルネット報道 記者 胥文g】「ロシアの声」10月23日の情報によれば、ロシア科研生産連合体「サターン」はすでに2011年に署名していた契約の枠組み内で、中国に向け第1ロットのD-30KP-2ターボファンエンジンを引き渡したと言明した。ロシア戦略・技術分析センターの専門家ワシーリ コーシンは、中国の購入数量は中国が今後何年かで数十機の巡航ミサイル爆撃機を製造する計画を実施中であることを表している、と考えている。

ワシーリ コーシンは指摘する。人を驚かせるのは中国がロシアのエンジンメーカーと協力するという事実自体ではなく、その協力の規模である。現有の契約によれば、2015年までにロシアサイドは中国に184台のエンジンを提供すべきである。この他2009年に中国はすでに同じようにロシアサイドと55台のD-30KPエンジン購入契約に署名しており、この契約はすでに円満に執行されている。2009年から2011年までの間に中国が署名した契約の中のエンジンの総数は少なくとも239台である(頑住吉注:単に55と184を足しただけです)。

文章の説明によれば、D-30KP-2エンジンは大型輸送機およびその各種の改造型に用いることができ、これには中国の大型早期警戒機である空警-2000も含まれる。しかも最近中国が購入したロシアの中古イリューシン-76は30機を超えない。何故なら1機につき4台のエンジンを必要とするからである。

文章は分析し、中国空軍がもし新しいエンジンを用いて一度に全部のイリューシン-76の古いエンジンを交換することを決定したとしても、D-30KP-2の購入数量は明らかに過剰なところがある、とする。このため購入したエンジンは主にその他の機に装備されると推測できる。まず可能性があるのは前途が明るい軍用輸送機運-20である。この機はウクライナの航空技術総合体「アントノフ」の援助下で西安で研究開発されたものだ。中国の一部のメディアはかつて、初飛行は2012年末に行われることが有望だと報道した。もしこうだとすると、飛行試験全体ではまだ若干年の時間を費やす必要がある。この期間はいくつかの数が多くない試験に供するサンプル品が製造されるだけである。だがロシアのエンジンは運-20のエンジンという役割には適さない。

コーシンは、ロシアのエンジンはそれ以外のさらに大型な、今世紀最初の10年の中期(頑住吉注:まどろっこしい表現ですね。要するに2004〜2006年頃ですな)に生産が開始された中国機に用いられるのかもしれない、と推測する。それは轟-6K爆撃機である。その前の轟-6型とは異なり、この機では2台の旧式な中国のターボジェットエンジンWP-8が、より近代的なD-30KP-2に取って代わられている。エンジンの交換はこれらの機の航続距離延長のために必須だった。

轟-6Kは中国の爆撃機研究開発の中の新しい単語で、多機能大型デジタル化レーダーを装備しているとされる。さらに重要なのは、それぞれの機が現在、射程が2,000kmを超える巡航ミサイル6発を搭載できることである。

「ロシアの声」の文章は、航続距離が延長されたので、轟-6Kは太平洋東部のいかなるポイントにも打撃が実施できるとする。同時に目標への命中のためにこの機が敵サイドの防空システムのカバー範囲に進入する必要もない。主要性能方面でアメリカの戦略爆撃機に追いつくためには、轟-6Kはさらに1つの重要な条件を満足させる必要がある。‥‥空中給油能力を持つことである。現在中国にはまだこのように大型飛行機のために給油する大出力の航空機はない。このためにこそ中国はロシアのイリューシン-78に興味を持っているのである。

コーシンは最後に指摘する。D-30KP-2エンジン装備後、中国の爆撃機の全体状況は大きく様変わりし、アジア太平洋地域の戦力バランスを維持し守る1つの重要な要素となる。


 この機はツポレフ-16の中国バージョンが改良されたもので、オリジナルの使用開始は1950年代前半のことですから原設計が古すぎてどう手直ししようとアメリカの新型爆撃機と比較できるものにはならんと思いますが、ただ射程の長い巡航ミサイルを発射することができるとすればグアム島などの米軍基地にとっても厄介な存在になるかもしれません。

 中国のガスタービンエンジン関連です。

http://military.china.com/important/64/20121024/17490525.html


中国、ガスタービンエンジンの核心的部品であるタービン高温ブレードの製造技術を掌握

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ガスタービンエンジン」)

ガスタービンエンジンは現代製造業の「動力の源」であり、その中のタービン高温ブレードはガスタービンエンジンの核心的部品の1つである。先日、上海市科学委員会重大特定プロジェクト課題「高温合金ブレード製造技術の研究」が専門家によって検査の上受領された。

ガスタービンエンジンは大型旅客機、特殊船舶、民間用発電などの領域の、主要な動力源の1つであり、タービン高温ブレードおよびその製造技術はガスタービンエンジンの核心であり、我が国のガスタービンエンジンの発展を制約する主要なボトルネックでもある。国外はこれに対し厳格に秘密保持し、客観的に見て我が国の大型機、地上ガスタービンなどの重大工程はいずれも他国の制約を受けている。2008年、上海市科学委員会は重大研究特定プロジェクト課題を設立し、現在国際的に最も先進的なF級256MW大型ガスタービンエンジンのタービン高温ブレードに焦点を合わせて技術研究と重要問題への取り組みを展開し、上海大学によって主に担当された。

タービンブレードの製造原理は、ニッケルベースの金属の溶液を型に流し込んで鋳造し、さらに冷却を行って結晶化させる。その過程は冬に水蒸気がガラス窓上で冷やされて結晶化し「氷の花」を形成するのに似ている。タービンブレードが高温に耐え得るか否か、充分な強度があるか否かは、結晶過程での温度および結晶体形成の数量、方向とさえ全て関係がある。一般的に言って、結晶粒の数が少ないほどタービンブレードの耐高温性は良くなり、発電機のガスタービンなど高出力設備の用途に耐え得るようになる。現在業界内で最も難しい技術は、タービンブレード全体を1つの結晶にすること、すなわち「単晶」技術である。この他、もし結晶粒が規則正しく1つの方向に配列されても、タービンブレードの強度を高められ、断裂が避けられる。この種の技術が「定向」技術である。4年の努力を経て、課題グループは上述の2種の技術的ルート上でいずれも難関を突破し、自分たち独特の工程ルートを形成した。

このプロジェクトの成功は、我が国がガスタービンエンジンのカギとなる重要部品方面で国外の封鎖を突破する助けになるだけでなく、国内の発電所にとっても重大で有利な良い情報である。大型ガスタービンエンジンの一級タービンを例にすると、全部で96枚の高温合金ブレードがあり、国外メーカーの製品を採用すると、ブレード1枚の製造コストが40万元前後になり、市場販売価格は100万元である。だが国内のブレードを採用すれば、製造コストは国外価格のたった1/4である。


 この文章にも書かれているように、タービンブレードは中国にとって発展を妨げる重大なボトルネックです。そしてこれまでにも何度か「難関突破に成功!」というニュースがあり、それでもその後依然として「また外国から大量に購入」、といったニュースが続くのが常です。今回も本当に問題が抜本的に解決された可能性は個人的に低いと思いますが、少なくともその方向に近づきつつあるらしいという警戒感は持つべきでしょう。

http://news.163.com/12/1025/08/8ELA74R700014JB6.html

 「日本がF-22を超える戦闘機を開発へ」というニュースは中国でも報じられています。たぶんもう少し経つと「日本にそんな物作れるわけがない」という意見が出始めると思われ、ちょっと楽しみです。正直言うと、その内容は大筋同意できる内容になるんちゃうかと思ってるんですが。

http://tuku.military.china.com/military/html/2012-10-25/209016_2252983.htm#pic

 想像図ですが052D駆逐艦のディテールです。

10月27日

 中国の無人機関連です。

http://military.china.com/important/64/20121024/17490363.html


ロシア:中国のDF-21Dは70%の南海の目標を打撃でき、空母が残り30%を制圧

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアメディアは、無人機は中国の軍事力の中で非常に重要な地位を占めることになると考えている」)

【グローバルネット総合報道】モスクワ時報10月22日の報道によれば、現在中国はすでにその無人航空能力発展プロジェクトを加速させている。先日中国の関係部門は、遼寧省に2つの無人機軍事基地を設立し、沿海地域の状況を密接に監視することになると言明した。この前、中国はすでに2015年までに11の無人機基地を設立する計画であると明らかにしている。この中で、中国は高空無人機を優先し、遠距離情報任務を執行させ、かつその対艦弾道ミサイル東風-21Dのためにナビゲーションをさせる可能性が最も高い。

報道は、中国はすでに少し前、2015年までに11の無人機基地を設立する計画であると宣言している、とする。このうち、最初の2つの基地は中国東北部に設けられることになる。そこはアジア、ないし全世界でも軍事行動が比較的頻繁な地域である。毎年、アメリカ、日本、および韓国の海軍や空軍がこの地域で10回にも達する軍事演習を行う。中国も落伍に甘んじず、この地域をその重要な影響範囲と見なしている。

今、中国の利益は無人機による保護を得ようとしている。こうした無人機は中国の隣国の軍事演習関係のビデオ情報を収集し、中国海軍および空軍の黄海および東海海域における行動と協調することになる。この他、これらの無人機はさらに釣魚島の状況も監視できる。だが、もし中日両国がこうした争いのある海域で新たな衝突を発生させたら、中国の無人機が行う低空飛行は双方の論争の主題となる可能性がある。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは、「ロシアメディアは、遠距離高空偵察無人機はDF-21D対艦弾道ミサイルの打撃能力を非常に大きく向上させることになると考えている。」です。)

中国の無人機が何らかの武器を装備するか否かについては、現在まだ明確な答えがない。だが、軍事専門家Denis Fedukinovのリークによれば、情報無人機以外にも中国はさらに攻撃無人機(shock drones)を開発している。 Fedukinovは次のように言う。:「中国はすでに多くの武器と軍事装備部品をコピー生産しており、外国の技術方案を参考にする領域で一定の成功を取得している。これにより遠くない将来、中国の武装部隊は無人機を基礎にした、近代化レベルが相当に高い機種を受領すると推測できる。これらの機は非常に長い陸地、海洋の境界沿いに、そして広大な沿海区域をパトロールすることになる。」

これと同時に、もし中国が西側が取得した技術的成就を応用したら(人々はこの種のことはあり得ると予測している)、その無人機は武器を装備する可能性が充分ある。これはアメリカとイスラエルがすでに無人機の発展を大幅に推進し、しかもこれらにミサイルシステムを装備するプロジェクトもあるからである。

中国は高空無人機を優先し、遠距離情報任務を執行させ、かつその対艦ミサイル東風-21Dのためにナビゲーションをさせる可能性が最も高い。中国の大衆メディアはこのミサイルを「空母殺し」と称している。しかも、関連のいくつかの見積もりは、中国の広東の某軍事基地に配備されれば、これらのミサイルは南海の70%の海域に位置する目標を攻撃できることをはっきり示している。残る30%の海域は将来中国空母の制圧下に置かれることになる。

報道は指摘する。現在中国はおよそ30機種の異なる改良型の無人機を開発あるいは配備済みである。 Fedukinovは、中国の武装部隊を新たに装備する過程において、こうした無人機の作用は増えるばかりで減ることはないと考える。彼は言う。:「中国空軍が増強するこの種の行動と技術的グレードアップは、その隣国の憂慮を引き起こす可能性が高い。しかも、あるいはこれはまさに中国のいくつかの隣国が現在あるいは将来類似の軍事設備を装備する原因の一部であるかもしれない。」 例えば韓国はその無人機開発プロジェクトのコストが非常に高いことをよく知っているが、それでもアメリカの援助下でこのプロジェクトを発展させている。この他、この地域のその他の国も、中国の無人機が彼らの国境付近で行動するのを受動的に座視することはあり得ない。


 日本の安全を脅かす非常に重大なポイントが2つ含まれています。1つはもうすでに何度も指摘済みではありますが尖閣に中国の無人機が飛来する可能性があり、場合によっては武装バージョンであるかもしれないこと、そしてもう1つは日本の安全保障にとって重大な意味を持つアメリカ空母への対艦弾道ミサイル命中の可能性が無人機のナビゲーションによって高まるかもしれないことです。アメリカの原子力空母は巨大な軍艦ですが、海の中では小さな目標に過ぎず、しかも移動するので、これに弾道ミサイルを命中させるのは困難なはずです。しかし無人機が空母に接近し正確な位置を知らせて来れば、それに基づいて弾道を修正して命中させることが比較的容易にできるかもしれません。「この地域のその他の国も〜座視することはあり得ない。」とされていますが、日本の無人機は相当に立ち遅れているようです。一方こんな動きをする国もあります。

http://military.china.com/news2/03/11078240/20121025/17492158.html


インドネシア自主研究による無人機初飛行に成功 騒音が大きく暴露しやすい

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インドネシアが自ら研究開発した無人機Wulung。空中偵察任務執行に用いるが、騒音レベルが高めである」)

[イギリスのsuasnewsウェブサイト2012年10月13日の報道による] 1機のインドネシア自ら研究開発した無人機が今週木曜日(10月11日)午前、ジャカルタ東部のHalim空軍基地で成功裏に試験飛行を行った。

試験飛行に参加したインドネシア官僚のリークによれば、この無人機は空中偵察任務執行に用いるよう設計され、この機はすでに無人偵察機のあらゆる性能上の特徴を備えているが、現在の騒音レベルは高めで、行動中自身を暴露する可能性がある。

インドネシア国防大臣Purnomo Yusgiantoroはこの機の試験飛行を見終わった後、検証飛行のデモンストレーションが完了した後でインドネシア空軍は1個中隊のこの型の無人機を装備することになり、このことはインドネシアを現在世界で無人機を開発する能力のある数少ない国の1つにすることになる、とした。Purnomoは同時に、この型の無人機は今後インドネシアとパプアニューギニア、マレーシア、ブルネイなどの国が接する国境地域に配備されることになり、各種の非合法の密輸活動の監視に用いられ、またこの機は改良を経た後はさらにミサイル、爆弾などの武器が搭載できる、と漏らした。

現在インドネシア研究開発機構はすでにおよそ12機種の無人機の原型機を製造済みで、それらに「Sriti」、「Alap-Alap」、「Gagak」、「Pelatuk」、「Wulung」などの名前を付けている。木曜の試験飛行に参加したのはこの中の「Wulung」で、この機は全幅約6m、全高1.2m、全長4m、航続時間は4時間に達し得る。

インドネシアの専門家のリークによれば、「Wulung」の試験飛行中のパフォーマンスは非常に人を満足させ、ただこの機は現在遠隔操作距離が73kmを超えることができず、今後300kmまでの延長が希望されるだけである。この専門家は同時に、現在インドネシアの無人機に搭載されているエンジンとビデオ機材はヨーロッパから輸入したもので、コントロールソフトはインドネシア自ら開発を行った、とした。


 インドネシアは人口が日本の2倍近い大きな国ですから「インドネシアですら」と言ったら失礼ですし、「こんなラジコンに毛の生えた程度のものなら開発できる国は少なかないだろ」、とか「無人機の1個中隊ってどういう意味?」とか突っ込みどころもありますが、全体的技術レベルがさほど高くない中こんな努力を続けているわけです。

10月28日

 中国のエンジン関連です。

http://military.china.com/top01/11053250/20121027/17496906.html


アメリカメディア:解放軍がもし再びロシア製AL-31FNを購入すれば非常に人を失望させることになる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:ロシア製AL-31FNエンジン」)

【グローバルネット総合報道】アメリカの「中国人民解放軍」ブログは最近次のような文章を掲載した。最近我々はすでに最後の1ロットらしき殲-10A戦闘機の試験飛行を見た。ナンバー637の第6ロット殲-10A機は現在試験飛行中である。この事は(頑住吉注:機ナンバーから見て)第6ロットには少なくとも37機の殲-10A機があることを示している。現在しばしば問われる問題は、殲-10A機の生産はすでに終りに近いが、この機種の機は一体何機くらいあるのか、である。もし我々が6ロットの殲-10A機と2ロットの殲-10S機がそれぞれのロットでおよそ37機だと仮定すると、全部で8x37=296機の殲-10機だということになる。我々がすでに知っている飛行連隊の実際の数に基づけば、これはあまりありそうにないようだ。第2ロットの殲-10S機と最後の2ロットの殲-10A機の生産数は35〜40機だが、その前のそれぞれのロットの機はより少ない可能性がある。

我々の知るところによれば、解放軍空軍では7つの航空連隊が殲-10機を装備しており、海軍航空隊も1個連隊が殲-10機を装備している。この他、八一飛行デモンストレーション大隊も12機の殲-10機を持っている。この他さらにおよそ15〜20機の殲-10機が飛行試験センターで敵小隊役で存在する。海軍航空隊の連隊には24機の殲-10機があるに違いなく、一方解放軍空軍の大多数の殲-10連隊は28機を持つに違いない。だとすると最多で24+12+20+28x6+36=260機の殲-10機が就役しているに違いない(頑住吉注:最初の24は海軍機、次の12はデモ機、次の20は敵役の最多の数ですね。28は空軍機1個連隊あたりの数ですが何故7ではなく6を掛けているのか分かりません。また最後の36はまだ就役していない生産直後の殲-10Aかと思いますが1段落目には「およそ37機」とあり36では最多の予想ではなくなります)。墜落損壊した、そして更新された殲-10機を考慮すれば、前の計算の296機の殲-10の数とおよそ30機しか違わない。

次の問題はエンジンの数が予想した数と符合するか否かである。自衛隊のある人物の資料の助けを借りると、ロシアが提供したAL-31FNエンジンは以下の数量のようだ。

2000年に54台購入 2001〜2005年に引き渡し済み

2005年に100台購入 2005〜2008年に引き渡し済み

2009年に122台購入 2010〜2011年に引き渡し済み

2011年に123台購入 2011〜2013年に引き渡しが行われる見込み

これは来年の某時期までに、全部で399台のAL-31FNエンジンが引き渡されることを意味する。このうちいくつかのエンジンは殲-10B機プロジェクトに使用される可能性がある。しかも相当数のエンジンが殲-10機の予備エンジンとされることになる。殲-10A機の生産停止時までに、最終的に250機の殲-10Aおよび殲-10Sが生産されることになるという見積もりはさほどとち狂ったものではないようである。殲-10機の動力装置はやはり1つの難解な問題である。第1ロットの殲-10B機もAL-31FNエンジンの基本型を使用している可能性があるようだ。殲-10B機は最終的にWS-10A(頑住吉注:渦扇-10Aターボファンエンジン)を使用すると見られるが、実際の状況はこうではないかもしれない。同時に、もし解放軍空軍がAL-31FNエンジンを再度購入したら、非常に人を失望させることになる。もし推力がより大きい機種を購入しなかったら、である。

現在までに殲-10B機プロジェクトはすでに試験飛行が4年近く行われている。私はかつて第1ロットの殲-10B機は現在すでに公開されているが、見たところ来年まで待たざるを得ないと予測した(頑住吉注:就役まで、ですかね)。沈陽飛行機社(SAC)は最近いくつかの新型機を展示したので、成都飛行機社(CAC)はすでにいくつかの光芒を失っているようである。彼らが多くの時間を殲-10B機プロジェクトに費やしたのには、多くの原因があるのかもしれない。大量の資源が殲-20機プロジェクトに使われ、一方殲-10A機の生産は依然相当にフル稼働の状態である。最後に、我々は殲-10Aから殲-10Bに発展するのは相当に大きな変化と考える。成都飛行機社は試験中でもあり、他のプロジェクトの多くの新技術も用いることになる。


 なお殲-10Aは単座型、殲-10Sは複座型練習機(4ページ目の画像がそうです)、殲-10Bはステルス性を強化した大規模改良型です。殲-10Bは殲-20を手掛ける成都飛行機が担当しており、殲-20に忙殺されてなかなか進まないようですが、殲-20の成果を盛り込むことも可能だというわけでしょう。

 小火器の話題です。

http://mil.huanqiu.com/china/2012-10/3210838.html


ロシア、解放軍の4種の大口径スナイパーライフルの性能はアメリカを超え非常に先進的、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「AMR-2スナイパーライフル」)

【グローバルネット総合報道】ロシア軍事評論ネット10月23日の報道によれば、近年中国は大口径スナイパーライフル自主研究開発方面で多くの重大な成績を挙げ、すでに解放軍に供給している4種の近代化された高品質製品の性能は非常に先進的で、自主研究開発の成果を基礎に国外の最良の設計上の特徴を充分に参考にしているだけでなく、さらに一歩発展させ完備されたものにし、大幅に戦場における競争力を向上させた。

ロシアメディアは言う。大口径スナイパーライフル自主研究開発方面の長足の進歩は、中国にもはや国外製品のライセンス生産やコピー生産をさせず、しかも中国は自分たちの必要性を非常にはっきり理解し、現在自主研究開発されている4種の大口径スナイパーライフルの品質は比較的高く、方向性がはっきりし、性能が先進的で、このため関心を集めている。このうちAMR-2型12.7mm非自動アンチマテリアルスナイパーライフルは中国南方工業社によって設計、生産された。相当長い時間をかけて研究開発され、2000年に解放軍特殊部隊に就役したが、品質と性能上の要求は非常に高かった。この銃はまず対敵サイドスナイパー用として位置付けられ、敵サイドの軽装甲設備や非機動目標の攻撃だけではない。その主要な特徴は品質が非常に高く、性能が非常に先進的で、射撃精度が極めて高いことである。この銃は長いプルーフを経たボルトアクションを採用し、閉鎖面は完全に対称で、射撃精度向上に非常に有利である。このライフルは間違いなく非常に先進的なので、現在中国軍の使用のためにのみ装備され、今に至るもまだ輸出型はなく、しばらくは対外供給はされない。

AMR-2スナイパーライフルは長さと高さがいずれも調整できる折りたたみストックを使用し、しかもストック下部には折りたたみ収納式支持バーが設計され、スナイパーが長時間具体的な狙撃地域を視察するのに便利である。この銃の全長は1.42m、折りたたみ後の全長は1.23m(頑住吉注:たいして変わらんでしょ)、銃身長0.85m、全備重量9.8kgで、5連1列マガジンでの給弾を使用する。この銃の一切の設計は射撃精度向上のためであり、高精度ヘビーバレルとフローティング技術を採用し、光学照準具と機械照準具を装備し、使用は非常に簡単である。精度が高い、後座力が小さい、発射音が小さい、操作が快適などの特徴を持つ。この銃は12.7mmx108弾薬のみ使用し、貫通力が比較的強く、殺傷力が大きく、有効射程は1.5kmで、命中即殲滅、いかなる部位への命中でも必ず敵の戦闘力を喪失させることを確保できる(頑住吉注:ちなみにアメリカ戦闘機の12.7mm弾を手足に受けてちぎれかけるほどの重傷を負いながら操縦を続け生還した旧日本軍のパイロットはたくさんいます)。中国のこの種の武器設計時の目的は非常に明確で、目的性が比較的強く、特に命中精度、有効射程、殺傷効果を重視し、主に敵サイドの生体戦力の殲滅に用いる原則を強調し、同時に敵サイドの軽装甲設備、レーダーなどの目標に対処する任務の必要性に併せ配慮している。

ロシアメディアは言う。興味深いのは、国外がしばしば中国のAMR-2スナイパーライフルをアメリカのバレット系列のライフルと混同することである。何故なら両者が同じボルト開閉鎖原理を使用しているからで、いくつかの部品は非常に似ている。だがバレット社が研究開発した3種の非自動大口径スナイパーライフルは全長短縮のため、全てブルパップ構造を採用している。中国のAMR-2は折りたたみストックを採用し、全長を短縮しただけでなくチークピースとストック支持バーを追加し、その射撃快適性はバレットより優れている。同時に4重の減後座措置を採用し、後座力もバレットより小さい。AMR-2の全体性能レベルはバレットM90、M95、M99より優れていると言える。

ロシアメディアは言う。中国のその他の12.7mm大口径スナイパーライフルの性能も同様に非常に先進的である。JS05もそうだし、M99、M-99Bセミオートスナイパーライフルもそうである。このうち建設集団が研究開発したJS05スナイパーライフルは現在中国軍特殊兵の使用にのみ供せられ、しばらくは輸出型はなく、対外的に供給されない。その全長は1.392m、銃身長0.85m、重量12.5kg、12.7mmx108弾薬のみ使用し、容量3発のマガジンを採用し、給弾口はレシーバー左側にある。主に敵サイドの軽装甲設備、輸送車両、レーダー、駐機場の航空機やヘリに損傷を与えるのに用いられ、同時に敵サイドの防御レベルが比較的高い重装甲目標にも脅威を与えることができる。中国のM99式12.7mmセミオートスナイパーライフルは、基本型であろうと、M-99I、M-99IIの改良型、および完全バージョンのM-99Bであろうと、いずれもずば抜けた新製品で、性能は先進的、用途は広範、構造はコンパクト、性能は信頼でき、後座力は小さく、精度は高く、射程は長く、重量は軽く、維持メンテナンスは容易で、多くの性能上国外の著名な大口径スナイパーライフルを超越している。


 かなりの確信をもってこの歯の浮くような記事はロシアメディアの報道を正確に紹介したものではないと言えます。全くのでっち上げでなければ、例の「ロシアメディアが『中国メディアがこう言っている』と報道した」を「ロシアメディアが言った」にねじ曲げてしまうパターンでしょう。「中国製スナイパーライフルのレベルは劣る?」の頃から抜本的な改善があった可能性は低いと思いますし、「先進的」、「超越」の中身はほとんど具体的に書かれていません(チークピースや支持バーを装備したアンチマテリアルライフルは言うまでもなく別に珍しくありません)。また本当に性能が高ければ採用するのは1機種、せいぜいセミオートとボルトアクションの2機種に絞るでしょうし。「あまりに先進的だから輸出しない」はあまりに苦しいです。なお、「JS05」は「JS 12.7mmスナイパーライフル」で紹介したもので、「敵サイドの防御レベルが比較的高い重装甲目標にも脅威を与えることができる」というのはサボ付き徹甲弾が使えるからです。まあそれでも「重装甲」はないと思いますが。

10月29日

 日本の新戦闘機計画関連です。

http://military.china.com/news2/569/20121026/17496410.html


日本がF-3を研究開発するのは殲-20に焦点を合わせているだけでなくアメリカとも勝負したがっている

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:日本の新型ステルス技術検証機実物大模型」)

10月22日、週刊アメリカ航空宇宙技術ウェブサイトが発表した文章は、日本が2016年〜2017年にF-3戦闘機の研究開発計画を始動させるつもりであると指摘した。原文は次のように書いている。「もしアメリカ空軍の計画が現実になれば、2030年前後のある時、ロッキード・マーティン社のF-22「ラプター」とF-35よりさらに先進的な戦闘機がアメリカ軍に加入することになる。もし日本の計画が現実になれば、ほとんど同一時期に、同様の先進的戦闘機が太平洋の対岸で現役に投入されることになる。」 これこそ日本が始動するF-3新世代戦闘機研究開発計画である。

F-3戦闘機とはどんな戦闘機なのか? その目指す作戦対象はどんな国なのか? 日本が新世代戦闘機を研究開発する、その剣はどこを指しているのか?

まず、我々は日本の新世代F-3戦闘機は一体どのような戦闘機なのかを見てみよう。アメリカのある専門技術刊行物がこの機に対して基本的な評価をしているが、それはF-22「ラプター」やF-35よりさらに先進的な、アメリカが研究開発中の次世代戦闘機と同様のレベルに達し得る、というものである。この刊行物はある日本が公開した公的文書を提供しており、文書の中では日本の重工業会社が新型エンジンの技術検証機を開発することが明らかにされている。この技術検証機の1つの核心的技術指標はその推力であり、アメリカのF414に比べ50%大きくなる。アメリカのF414エンジンは「スーパーホーネット」に装備される先進的な中等推力の軍用エンジンである。もし日本が新たに研究開発するこのエンジンの推力がF414に比べ50%大きければ、双発機の方式をもって日本の新世代戦闘機に装備され、この戦闘機の性能を現有の第3世代戦闘機を全面的に超越するものにさせ、第4世代機、甚だしきに至ってはさらに高いレベルに到達させることになる。

文章はさらにこの戦闘機のあり得る研究開発計画に言及し、「実物大検証機の研究開発は2016〜2017年に開始され、初のサンプル機は2024あるいは2025年に飛び、大量生産は2027年に開始される。」とした。

先進的航空機エンジンが核心的技術およびユニットであることの他に、文章はさらに次のように書いている。「日本は新戦闘機にさらに、機の外殻にアンテナを埋め込み、その結果機のレーダーに対する信号の反射をコントロールするなどの一連の先進的技術を装備する。」 文章は指摘する。「日本の防衛省は隣国が先進的戦闘機を発展させていることを理由に、2013〜2016財務年度に16億円の予算支出を申請している。」

日本の新世代戦闘機研究開発関連の情報はここ2年ずっと絶えることがないようだった。最も早いものとして、日本には「心神」という名の先進戦闘機研究開発計画がある。2年前、日本の防衛省はさらに別の「I-3」という名の先進的戦闘機研究開発計画をリークした。現在、アメリカの「週刊航空宇宙技術」によって発表されたこの文章から見て、日本にはさらに先進的な戦闘機の研究開発計画がある。しかもこの戦闘機の全体性能は、甚だしきに至ってはアメリカの現役第4世代機を超越する。第二次大戦後、日本がずっと使用してきたのはアメリカ系の戦闘機であり、F-15戦闘機更新計画に含めて、アメリカはかつて日本に向けF-35戦闘機の販売問題も提出した。だがずっと前から日本は視線をより先進的なF-22戦闘機に向けてきた。現在日本の一連のより先進的な戦闘機研究開発計画が徐々に浮上しているが、では日本がこのような先進的戦闘機を研究することは何を意味しているのか? 日本の新戦闘機はその剣をどこに向けるのか?  

日本の一部メディアの報道によれば、日本のあらゆる新型武器装備研究開発計画は、全て周辺および隣国のいくつかの武器装備の技術的発展があって、対応性の手段として誕生したものだという。だが実際に日本に関して言えば、真に自身が必要とするこうした戦闘機の獲得には充分なルートがあった。日本の主要な戦闘機供給国アメリカに関して言えば、やはり決して日本が自らより先進的な戦闘機を研究開発することを希望しない。一方においてはアメリカが日本という市場を失い、他方においてはアメリカの日本に対するコントロールがこのために弱まることになる。この角度から見ると、表面上は周辺国のことを持ち出しているが、実は日本はより遠大で、より大きな野心を隠しているのである。

日本という国の遠大な戦略目標はとっくに公然と表明されている。日本人の言い方によれば、日本は「正常な大国」になる必要がある。正常な大国になる必要があるというのは、多くの日本人の理解では軍事力および軍事力の運用といったものが、目標と地位にマッチしていることが必須なのである。一方軍事技術を含む先端技術の内容はまさに先進的航空技術であり、日本のこの遠大な国家の戦略目標実現に関して言えば、1つの象徴的意義を持つ。

第二次大戦の期間、日本は先進的な航空工業国製造だった。第二次大戦後、日本はこの能力を失った。ある意味から言えば、日本のこの能力はアメリカによって去勢され、現在再び新たにこの能力をひそかに回復している。実際上、日本がこのような先進的戦闘機を研究開発する、その目標は絶対に日本が言うような単に周辺、隣国といった国の武器装備の技術的発展だけに焦点を合わせたものではない。日本はその中により大きな目標を隠しており、それは「正常な大国になる」ことに他ならない。だが日本の正常な大国化が直面する障害は、外部から言えばアメリカの持つ意義がより重大のようである。この角度から言うと、日本の新世代戦闘機F-3が相対するのは単に周辺国が研究開発する新型戦闘機だけではない。単にロシアのT-50、中国の殲-20だけに焦点を合わせているのではなく、F-22、F-35、ないしアメリカの次世代戦闘機と勝負しようとしているのである。

(頑住吉注:これより2ページ目)

最近ずっと日本と周辺、隣国との島の争いをめぐり、日本国内にある声あるいは傾向が出現している。ある人はこれに対し疑問を提示する。日本は将来「右に転じる」のか否か。実は「右に転じる」というのは全面的な内容であって、武器装備研究開発といったごく小さな方面に関して言えば、ある程度やはり日本が「右に転じる」危険な傾向を秘めているのである。


 私は「心神」が大きな成果を挙げてもいないのにさらに次世代の戦闘機をぶち上げるのはあまりに非現実的だと感じています。しかしT-50や殲-20、殲-31の開発が進み、一方F-35の価格が高騰し、開発もスムーズに行くか不透明な状況の中ではできる範囲のことをやっていくしかないでしょう。「日本はもっと大きな野心を隠している」というのはどう見ても衰退に向かっている日本の現状からすればやはりあまりに非現実的ですが、まあ一部の中国人からはこう見えているんだというのは理解しておいてもいいんじゃないですか。

10月30日

 中国の新戦闘機の話題です。

http://military.china.com/important/64/20121026/17494493_1.html


アメリカメディア:殲-20はテスト機に過ぎず量産されない。殲-31が今後選択される方案

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:中国の殲-31ステルス戦闘機」)

2012年10月24日、アメリカの「ストラテジー・ページ」ウェブサイトは「中国の調達計画は大胆かつ慎重」(China Has A Daring And Prudent Plan)という文章を掲載した。この文章は中国の殲-20、殲-31などの新型ステルス戦闘機とアメリカのF-22、F-15などとの対比を行い、殲-20および殲-31の技術戦術性能を分析し、殲-20は第5世代ステルス戦闘機に位置付けられるが、テスト機種に過ぎず、今後のアクティブ電子スキャンレーダー、高性能コックピット、ステルス、機載ソフト技術などの方面の研究の道はまだ非常に長く、殲-31が今後選ばれる研究開発方案だと考えている。ここで文章を以下のように編集、翻訳する。

中国が今年のやや早い時期に発表した画像は、あるステルス戦闘機の原型機を明るみに出した。機体尾部の塗装はこの機種が殲-31「ファルコンイーグル」であることをはっきり示し、外形はアメリカのF-22「ラプター」と似ており、中国がすでに試験飛行している別のステルス戦闘機殲-20とも非常に似ている。殲-31は殲-11(スホーイ-27のコピー生産品)を生産する沈陽飛行機製造社によって研究開発され、いくらかF-35に似た技術的指標を持つが、外観を見たところではF-22により似ている。殲-31は殲-20と競争中の可能性があり、まだ試験飛行はしていないが中国の、本土の高技術武器装備を生産するという決心をはっきり示している。中国は力を尽くして先進的な本土の軍事技術を発展させているところだが、これは非常に長い努力を必要として完成される国家の最新の期待である。中国は航空機製造領域においてロシア式装備全般の間違った体制に陥ることを避けてもおり、国防工業の設計研究開発上競争システムを導入している。あらゆるこうした努力は全て多くの時間を費やすことになり、いくつかの小さな挫折も免れがたい。だが中国は正確な道を進んでいるところであり、世界の先進的軍事技術を獲得するまではこのための支出もいとわない。

殲-20は別のステルス戦闘機で、成都飛行機製造社によって設計、研究開発された。この社はJF-17「雷電」連合戦闘機(パキスタンの名称。中国はFC-1「梟竜」戦闘機と呼ぶ)と殲-10の研究開発を担当した。殲-20は1年前に初飛行を行い、その後さらに多くの試験飛行を行った。第2機目の殲-20原型機は2012年5月に明るみに出、かつ試験飛行を行った。殲-20は前から見る外形はアメリカのF-22に似ており、全体の造形、重量、エンジンの動力はアメリカのF-15Cと似ている。言い換えれば、この機は全長20m(62フィート)、全幅13.3m(42フィート)で、F-15Cの翼面積と同じである。全体的寸法はF-22に比べ25%小さいが、全長と全幅はF-15よりやや大きい。だがF-22の動力比は殲-20に比べると65%大きい。アフターバーナーを始動すれば殲-20はF-15に比べ動力がより強く、ほとんどF-22と対等になる。だがアフターバーナーの燃料消費は大きく、毎回の飛行でこの模式は数分間しか使えない。F-22は現在、アフターバーナーを使わずに超音速状態に到達できる3機種の戦闘機の1つで、この他ユーロファイターとグリペン戦闘機もこの能力を持つ。

殲-20の正面はいくつかのステルス設計を採用しているが、その他の方向ではやはりレーダーによって探知計測され得る。このため、殲-20はやはり一種のテスト型戦闘機(developmental aircraft)で、原型機として大量生産されることはない可能性がある。このため、殲-20は第5世代ステルス戦闘機として試験飛行を行うとしか位置付けられず、アメリカのF-22、F-35およびロシアのT-50やI.42と同じである(頑住吉注:最後の機はミグの製品らしいですが詳細はよく分かりません)。アメリカのF-117は実際上一種の軽爆撃機で、B-2は重爆撃機である。中国の最近の戦闘機発展計画(特に殲-11)を根拠にすれば、殲-20はまだ非常に長い発展の道を経る必要があり、定型の前にまだ寸法や形状の変更を必要とするかもしれない。殲-31は一種の保険的な選択に備える方案で、もって殲-20の研究開発失敗に備えるのかもしれない。

殲-20は外形がステルス能力を備えている以外に、より多くのステルス特殊材料塗装が加えられている。現在まだ中国がいかにしてこうした新材料とエンジン技術を創造あるいは剽窃したのかは知られていない。殲-20が現在使用しているエンジンは初期の試験を支持するには充分だが、アフターバーナーを使わずに超音速状態に達することができるエンジンは殲-20にとって極めて重要である。その理由は中国が単独で使用し、あるいは小編隊でアメリカ空母を捜索、攻撃することになるからである。中国はF-22クラスのエンジン研究開発に努力しているところで、2年前中国はWS-15エンジンを開発中(1990年代から開始)で、殲-20に使用すると宣言した。現在まだWS-15エンジンがいつ使用できるようになるのか、F-22同様ベクトルノズル(異なる方向にガスを噴射し、戦闘機の機動性を向上できる)が使えるかに関する情報はない。

殲-20は高級戦闘機としてさらにレーダーと自衛システム等の電子設備を追加装備する必要がある。現在中国戦闘機はまだF-35やF-22のような先進的電子設備を持たないが、中国の世代的遅れは徐々に縮小しているところで、冷戦時期のロシア製品をコピー生産していた時の研究開発速度を超えているし、西側の軍事技術も追求中である。ロシアはまだ先進的機載電子装備を研究開発できていないが、中国人は彼らには成功できると信じている。

1990年代末から中国は殲-20の研究開発を開始し、中国人は25年の時間を費やしてやっと競争力のあるステルス戦闘爆撃機が獲得できることを知った。双発の殲-20はF-15Cと同じく重量30トンで、F-35Aは31トンだが単発戦闘機である。双発のF-22は38トンで、ロシアのI.42は重量42トン、T-50は重量37トンである。

中国はアクティブ電子スキャンレーダー(AESAレーダー)、高性能コックピット、ステルス、機載ソフト技術も研究開発中である。だが研究開発であろうとコピー生産であろうと、この種の技術は簡単ではない。だが中国には何十年ものコピー生産の経験がある。このため中国は2020年までに殲-20の研究開発作業を完成させる計画である。殲-20は一種の戦闘爆撃機のようで、アメリカ海軍、あるいは日本や台湾のカギとなる重要目標に対応するのに非常に適している。また中国が完全ステルスの第5世代機を研究開発する一種の努力でもある。

ロシアは中国のステルス戦闘機領域における競争者だが、1991年のソ連解体後第5世代戦闘機研究開発はしばらく停止した。実際にはあらゆる国が1990年代から新型戦闘機の研究開発を開始し、現在最も先進的なF-22、F-35、ユーロファイター、「ラファール」戦闘機があいつで出現した(大体この順序で)。1990年代、ミグもI.42研究開発作業を再始動させたが、資金欠乏により何年も停滞した。スホーイ社は決してT-50の研究開発を停止せず、スホーイ-27やスホーイ-30の比較的高い販売価格を資金的支持として用いている。第5世代戦闘機は「最後の世代の戦闘機」となるかもしれない。その前提はそれらが第2世代無人操縦戦闘機によって取って代わられたら、である(「プレデター」など武装無人機は第1世代と考えられる)。


 何が言いたいのかよく分からない部分、論旨が矛盾しているように感じる部分もありますが、それはともかく最近の殲-20に関する論調は、「こんな変化が生じた。間もなく就役か」といったものと、この文章を含め開発失敗や大幅遅延のショックを和らげようとするかのようなものの2つにはっきり分かれてきているように感じます。

 F-104が「最後の有人戦闘機」というキャッチフレーズを使い、あまりに現実離れしていると批判されましたが、それから50年以上経過してやっと現実味を帯びてきたようです。それでも無人戦闘機が主流になるまでにはさらに相当の時間が必要になるでしょうが。

http://tuku.military.china.com/military/html/2012-10-30/209135_2254700.htm#pic

 本文には情報価値ないんで訳しませんが、1ページ目のキャプションは「10月15日、釣魚島付近で法執行を行う中国海監人員が、日本サイドの海上保安船と海上で『肉弾戦』を行った画像を暴露した。中国サイドの海監船は50号、4,000トン余り、日本船はPL67号、1,000トン余り、中国サイドに絶対の優勢がある。」、2ページ目のキャプションは「日本サイドの船舶はすでに衝突されて傾いているように見える。」となっています。海上保安庁はこんな厳しい状況で戦っているんですね。

 ちなみに中国の漁民がゴム弾で撃たれて死亡した件、規制されたのかほとんど続報がありません。

10月31日

 韓国の対ミサイルシステムに関する話題です。

http://military.china.com/news2/02/11078239/20121029/17498971.html


韓国の対ミサイルシステム、価格58億人民元で阻止率4割に足らず

【グローバルネット総合報道 記者 劉洋】韓国の「中央日報」10月29日の報道によれば、韓国国防研究院とアメリカ国防省ミサイル防御局が過去2年間共同で行った韓国型ミサイル防御体系の研究結果では、韓国軍の地対空パトリオットミサイル(PAC-2)の弾道ミサイル阻止成功率は40%を超えなかった。だが現在韓国のミサイル防御体系は2007年に1兆ウォン(58億人民元に相当)を費やして購入されたものなのである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「駐韓アメリカ軍が装備するパトリオットPAC-3対ミサイルシステム」)

報道によれば、韓国国防研究院とアメリカ国防省ミサイル防御局が過去2年間共同で行った韓国型ミサイル防御(KAMD)体系の研究は、もし有効に北朝鮮が発射した弾道ミサイルを阻止したいなら、その命中率は70%に到達することが必須だが、現在のミサイル阻止成功率はまだ40%を超えないとする。10月28日、韓国政府上層部の消息筋の人物はこの研究結果を示し、「すでに結論は出た。それは北朝鮮ミサイルの攻撃を防御するにはPAC-3防御体系への更新が必須だということだ。」とした。10月24日の第44回韓米安保協議会議に出席するためワシントンを訪れた韓国国防大臣の金寛鎮は、「PAC-2から改良後のPAC-3体系へ構築する計画である」とした。だが彼の言う「改良」はPAC-3を新たに購入するか、あるいは自主開発することを意味している。

これに対し韓国軍の関連の責任者は次のように説明したという。「韓米両国局長級協力体『ミサイル対応能力委員会』は『殺傷チェーン』およびKAMD体系の整合しての構築に対する討論を行うことになる。」 「韓国サイドはいかにして『殺傷チェーン』およびKAMD体系を構築するかの方案を提出することになり、かつ年末までにアメリカサイドと協議を行うことを計画している」 このことはPAC-3購入の一件はすでに既成事実になっていることを意味している。韓国自主国防ウェブサイトの代表申仁圭(音訳)は、「韓国型パトリオットミサイルの研究開発は非常に長い時間を費やすことになる。」とする。「もしアメリカ軍との情報交流および作戦効果を考慮するならば、PAC-3を購入せざるを得ない。」

新型ミサイル購入の必要があることを提示した後、PAC-2購入過程に対する批判の声も韓国内で沸き起こっているところだ。原因は巨資を投じて購入した新兵器の配備が終わる前にもう新兵器を購入するというやり方は妥当か否か、というものである。韓国予備役軍の関連責任者は批判して、「北朝鮮のミサイルの脅威は決してここ1日2日の事情ではない。だがノ・ムヒョン政府はそれでも中古のPAC-2購入を決定したのだ。」 「現在では重複して予算を費やすしかなくなっている。」

ノ・ムヒョン政府は2007年に1兆ウォンを費やしてかつてドイツが使用した発射装備およびPAC-2ミサイルを購入することを決定し、2009年に実戦配置への投入を開始した。韓国国防省当局はこれについて説明し、「何故なら当時韓国が米日が主導するミサイル防御体系(MD)に加入することに反対する声が比較的大きく、だからこそ政府はドイツ由来の中古ミサイル購入を決定したのだ。」とする。PAC-3ミサイルの価格は1基ごとに約20億ウォン前後である。だがもし発射台およびグレードアップをもたらすコントロール装置や新たに購入する設備を含めれば、PAC-2と同じ規模に達する時、1兆ウォン前後を費やすことになる。


 日米主導のミサイル防御システムに後から加入することを嫌がったために莫大な資金を無駄にし、自らの身を危険にさらしているということなら馬鹿げた話ですが、やや結果論による批判のような気もしないでもありません。批判者はPAC-2購入時点でも批判していたんですかね。

 無人機ならぬ無人ミサイル艇に関する話題です。

http://military.china.com/news2/02/11078239/20121029/17498578.html


アメリカ海軍初の遠距離操作コントロール無人操縦船舶、ミサイルを発射

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「これはアメリカ海軍が初めて艦船上でテストしたこのシステムである。」 続いて2枚目、「アメリカ海軍は、今回のテストは無人操縦武器装備の発展方面において踏み出した重要な一歩である、とする。」)

今週、アメリカ海軍はメリーランド州の海岸である期間3日のテストを行った。その内容は遠距離操作コントロール船舶上からミサイルを発射するというもので、もしテストが成功ならこのシステムはアメリカ海軍の装備に用いられる。

イギリスの「デイリーメール」ウェブサイト10月28日の報道によれば、テスト期間中アメリカ海軍は6発の対戦車「Spike」ミサイルを遠距離操作コントロール船舶上に装備し、その後それの2マイル(約3,218m)以遠の移動物体に対する射撃を行った。撮影されたビデオ画面が明示するところによれば、事情を知らない人が見ればこの6発のミサイルは目標に命中していないと思うだろうが、アメリカ海軍はこれは撮影機材のレンズの角度の問題で、実際にはそれらはいずれも目標に命中したのだ、とする。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「テスト中6発の『Spike』ミサイルはいずれも2マイル以遠の目標に命中した。」)

「Spike」ミサイルは重量30ポンド(約13kg)、射程はおよそ2.5マイルである。今回のテスト中、船舶の遠距離操作コントロールとミサイル発射というこの2つの問題はいずれもアメリカ海軍によって解決された。「これは無人操縦武器装備の発展方面において踏み出された重要な一歩である」と、アメリカ海軍無人操縦船舶プロジェクトの責任者マーク マシスはメディアのインタビューを受けた時語った。

これはアメリカ海軍が初めて艦船上でテストしたこのシステムである。アメリカ海軍はこのシステムを「正確作戦モジュール」と呼び、このシステムはダブルのミサイル発射装置と1つのMK-49ラックシステムを含み、この2種の装置はいずれも全自動である。

事実として海軍は大量の遠隔操作システムを購入し、これには快速攻撃艇を事前に防ぐ港の安全防御性操作システムが含まれる。だがこのシステムは商業船舶の中に隠れようとする目標船により容易に命中できる可能性があり、しかももし海軍駆逐艦が冒険的に介入できない状況に遭遇しても(例えば海賊あるいはイラン水兵があらゆる命中させることが必要な目標付近で小型快速船を操って故意に混乱を作り出す時)、このシステムのメリットはよりはっきりと発揮される。

遠距離操作コントロールミサイル搭載戦闘船の大量購入前に、アメリカ海軍はこれに対しより多くのテストを行う見込みである。


 無人機があり、無人潜水艇もあるんですから当然この種のものも登場してきますわな。現時点での形状は不格好で目立ち、レーダーにも反応しやすそうな感じですが、これはいずれ改良されていくでしょう。ちなみにスパイクというミサイルはイスラエル製の、対艦ミサイルではなく対戦車ミサイルです。より小型で搭載しやすいということでしょうか。

http://tuku.military.china.com/military/html/2012-10-30/209167_2255116.htm

 中国の早期警戒機「空警-2000」の内部を含む画像集です。

11月1日

 「ちまき機」こと殲-31が初飛行したらしいです。

http://tuku.military.china.com/military/html/2012-10-31/209189_2255471.htm#pic


重大な吉報!:「ちまき機」鶻鷹、今日初飛行に成功!

超大型軍事フォーラムの現場人員が提供した情報によれば、2012年10月31日午前10時32分、中航工業沈陽飛行機が研究開発したAMF第5世代戦闘機が初飛行に成功した。

(頑住吉注:2ページ目)超大物ネット仲間の情報によれば、今日午前10時32分25秒、中国人が製造した第2のステルス戦闘機AMF第5世代戦闘機がすでに空に舞い上がった! AMF第5世代戦闘機は殲-11BS戦闘機に随伴され通場飛行を行った(頑住吉注:「通場」の意味は不明です)。

(頑住吉注:3ページ目)今日10時38分AMF第5世代戦闘機は低空で通場した。10時42分、AMF第5世代戦闘機は着陸した。

(頑住吉注:4ページ目中国は世界第2の、同時に2種の第5世代機の原型機を試験飛行させる国となった。これまではアメリカだけがF-22とF-35という2種の第5世代機を同時に研究開発していた。

(頑住吉注:5、6ページ目は「今日の試験飛行成功の画像」、後は全て「AMF第5世代機『鶻鷹』の資料画像」です。)


 わずかな時間ですし、性能などは全く分かりませんが、一応飛ぶことは飛ぶようですね。

 「遼寧艦」が就役後初航海から帰ったそうです。

http://tuku.military.china.com/military/html/2012-10-31/209174_2255228.htm


覇気天を衝く! 遼寧艦、就役後初試験航海を終え帰港

【グローバルネット総合報道】大連のネット仲間が撮影した画像によれば、中国海軍16号空母遼寧艦は2012年10月30日に中国海軍に加入後の初試験航海を終え、2012年10月30日午前9時頃大連港に戻った。今回の試験航海は10月12日朝に始まり、18日間で、これまでの試験航海の中で2番目に長く続いた。


 一般人の情報でいろんな動きが分かっちゃうんですね。

中台関係です。

http://military.china.com/news/03/11078238/20121030/17500032.html


台湾の8名の将校、大陸のスパイと暴かれる 海軍潜水艦の海図が漏洩

【グローバルネット総合報道】台湾軍大ショック、8名の将校は何と「スパイ」か? 台湾の「林檎日報」は、海軍司令部の潜水艦戦力の機密を責任を持って管理する、大気海洋局元政治戦力所所長張祉○(頑住吉注:日本語にない漢字)中佐および7名の退役将校が、大陸の情報治安人員に取り込まれ、先日張は大陸に赴こうとする前、高雄の自宅で軍の統制単位によって逮捕され、その他7名の退役将校も続々と逮捕され、先月起訴された、とした。これは近年、退役軍人が「スパイ事件」に関わった人数として最多である。台湾軍関係者は、大気海洋局には機密レベルが相当に高い潜水艦の海図があり、もし台湾海軍の潜水艦の海図が大陸によって獲得されれば、将来両岸の間で戦争が発生した時、「台湾の潜水艦は全く海に出られなくなり、海に出ても必ず撃破されることになる!」とする。

台湾「国防省」軍事スポークスマン羅紹和は昨日この件を事実と認めたが、この案件は台湾軍内部で自ら解決され、全案件は軍の統制単位によって捜査の上処理され、「国防省はすでに関係の損害の管理コントロールに成功している」と強調した。だが案件の関連の状況に関しては評論しなかった。台湾の「スパイ」の最も重大なものは死刑判決に直面することになると理解されている。

秘密保持の主管が「スパイ」になる

張祉○は台湾海軍大気海洋局で政戦所長を担当し、中佐の最大年限(24年)務めた後、今年5月に退役した。彼はこの局の秘密保持を主管し、多くの機密的海図および台湾周辺海域の状況に関する資料に接触可能だったと理解されている。だが張祉○は退役後直ちに友人と大陸を旅行しており、機密資料を大陸に渡したか否かに関し、「国防省」は事実確認したがらない。

台湾軍部は張祉○をいつ逮捕したかを漏らしたがらないが、張が今年8月23日に友人と厦門や福州などの地を旅行した画像に示された時間から推算すると、8月23日以後に逮捕されたに違いない。政戦システムは、張は再び大陸に赴こうとする前に逮捕され、これは彼が退役後頻繁に両岸を往来していたことを見て取るに足りる、と漏らす。

上陸地点が全て明るみに?

海軍の退役したベテラン将校は指摘する。大気海洋局が持つ最も機密性の高い資料は潜水艦作戦の中のルート計画で、これには待ち伏せ区域、隠れる区域、敵を誘いこむ区域などが含まれ、これらの区域の設計は、海中の地形、地物と配合する必要がある他、さらにそれぞれの季節の海流、海中の温度層、塩分濃度、海中環境の音響などの精密データと対比する必要もあり、「これらのデータはいずれも潜水艦作戦の勝利を決するカギであるが、もし大陸が関連の機密データを持っていたら、台湾の潜水艦が海に出れば必ず死を意味すること疑いなしである。」

この退役将校はさらに、大気海洋局内にはまだ別の重要機密データがあり、それは台湾周辺海域の潮汐、海流のデータである、と漏らす。彼は指摘する。この資料は解放軍に、いつ台湾に対し上陸攻撃を行うか、また上陸地点を理解できるようにし、大気海洋局のデータは全て解放軍の「最良のタイミングと地点」をうまく選択する助けになる。

「グローバルディフェンスマガジン」インタビュー主任施孝○は言う。海軍大気海洋局は主に台湾周辺海域の海の状況を示す画像やデータ、海底地形図を捜索収集する。「もし大陸がこうした機密海図を手にすればまさに大喜びである。何故なら平時において彼らの船舶が台湾サイドの海域に来て偵察計測することはできないからだ。今わずかの労力も費やさずに台湾海底の地形、海水の塩分濃度を知ることは、彼らの潜水艦に我が方のソナーの探知を避けさせ、直接台湾海域に航行して到着させる。これは非常に重大なことである。」 退役海軍上将で副参謀総長の費鴻波は言う。「海洋局には海軍の機密海図や特殊な軍事資料があり、大陸への漏洩という事態は重大である。」


 自由な台湾の生活を知っていながら大陸のスパイになる動機ってやっぱりお金なんでしょうか。

11月2日

 殲-31関連です。

http://mil.chinaiiss.com/html/201211/1/a56e5b.html


台湾メディア:アメリカの基準によれば殲-20と殲-31は第5世代機に属さず

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲-11に随伴飛行され、殲-31は初飛行を終えた」)

【グローバルネット総合報道】発表によれば中航集団沈陽飛行機製造社によって研究開発、生産された新世代ステルス戦闘機殲-31(鶻鷹)が31日に初の試験飛行を行った。台湾の「中国時報」は、これは殲-20が去年1月に明るみに出たのに続く、大陸に出現したもう1機種のステルス戦闘機であり、同一時期に2種のステルス戦闘機を研究開発するのは中国航空史上極めて珍しい、とした。

ネットユーザーの撮影した画像は、ナンバー31001の殲-31機が昨日午前10時32分に初飛行し、2機の殲-11BS戦闘機の随伴下で通場飛行を行ったことをはっきり示している。外電はやや早く、ファルコンイーグルが30日午前に高速滑走試験を行ったことを報道していた。

ある関係者は、殲-31は現在世界最新の、多機能で対地攻撃をメインとする中型戦闘機で、固定式大面積大傾斜角の垂直尾翼、一体式で大型の前後フラップ、ダブルの前輪などの設計から見て、殲-31は今後空母艦載機用になる可能性があると指摘する。

殲-31はF-22のパクリだとする説に対し、分析家は鶻鷹は多機能中型機に属し、純制空用で大型のF-22戦闘機とは戦術的用途が異なり、2つは全く違った作戦思想に基づくものでパクリというのはあり得ない、とする。だが、殲-31はアメリカのF-35 戦闘機に似た弾薬搭載レイアウトを採用し、戦術的用途は比較的近い。

アメリカATFの指標によれば、アメリカのF-22とF-35は第5世代機に属し、殲-20、殲-31はこれに含まれない。分析家は、ナンバー31001は原型機に違いなく、この機には軍の紅星エンブレムがなく、中航集団の「鶻鷹」の図案を採用しており、これはこの機がまだ軍の認可を獲得していないことを示し、秘密保持の程度は比較的低い、とする。


 どういう条件を満たさないから第5世代機に含まれないのか、を説明してほしいですよね。

 対艦弾道ミサイル東風-21Dの話題です。

http://club.china.com/data/thread/12171906/2748/57/28/8_1.html


中国の東風-21、間違いなく1隻の巨艦を爆沈さす

中国軍にはずっと厳密な3D立体空母打撃計画が存在する。今回の試験は比較的成功だとされる。

伝えられる確実な情報によれば中国軍はDF21をテストしてこの古い遠望4号を撃沈し、効果は素晴らしかった。遠望4号は1998年に旧「向陽紅10号」から改造された航空宇宙遠洋観測船で、2007年8月に石炭貨物船と衝突して出火した後修理されていた。今回は意外にも標的船となった。


 この船は全長156.2m、排水量13,000トンだということで空母よりずっと小さいですし、画像を見ると本当に沈んだのか? という感じもします。しかし命中のテストですから炸薬はダミーだったかもしれず、標的船が動いていたのか、距離はどのくらいだったのかなど全く分からず、そもそも全くのでっち上げの可能性もあるでしょう。

 フランスの新兵器の話題です。

http://military.china.com/news2/03/11078240/20121030/17499870.html


フランス、新概念の潜水艇を発表 15mに足りない水深での作戦が可能

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「フランスの新概念潜水艇SMX26の構想図」)

安全保障業務専門家が2012年10月26日に報じたところによれば、今年のヨーロッパ国際海軍装備展でDCNSはその未来概念潜水艇SMX26を発表した。これは小型潜水艇で、非常に水深の浅い近海環境の中での作戦用に設計されている。
通常この種の環境は普通の潜水艦の作戦には不便である。

SMX26は適した武器を選択使用して目標を攻撃する前に長時間海底に停留でき、周囲の環境に対し持続的な監視が行える。

SMX26の外形はその非常に浅い水中での安全を確保し、水深15mに満たない環境の中での作戦を可能にする。SMX26は2軸、4つのコントロール可能な伸縮式方位推進器を持ち、この潜水艇に極度の機動能力を持たせ、海底に近い場所、あるいは海面に近い場所において安定を保持することができる。

SMX26の長期にわたる隠密な監視コントロール能力も言及に値する。拡張式車輪式降着架システムにより、SMX26はあらゆる類型の海底上に静かに「着陸」し、海底に潜伏し、水面に置かれたソフトチューブを利用して潜水艇のために空気を供給することができる。そのはめ込み式センサーはこの艇に海面の上、下に対する持続的で完全な監視コントロールを行わせる。

SMX26は有効に素早い反応ができる。6名の特殊部隊フロッグメンを搭乗させること、あるいは水面上において目標に対するリアルタイムの捕捉ができる。さらにマスト上に2つの武器システムを装備する。20mm口径機関砲は警戒に用い、ミサイル発射装置は防空自衛に用いる。その主要な進攻武器は2発の大型魚雷と8発の小型魚雷である。


 フランスの兵器は中国やロシアに売られて日本への攻撃に使われる可能性があるので気になります。

11月3日

 中国航空業界に関する評価です。

http://military.china.com/important/64/20121102/17506484.html


中国の航空領域は現在15年しか遅れていない 殲-5初飛行時は50年分劣っていた

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲-5は当時世界先進レベルに属したが、ミグ-15のコピー生産だった。」 ちなみにミグ-17のコピーというのが正しいようです)

人民ネット北京11月1日電 10月31日、メディアは中国第2のステルス戦闘機殲-31が初飛行に成功したと報道した。外国メディアは、現在世界で中国とアメリカだけが2種のステルス戦闘機を同時に研究開発し、これは中国戦闘機の研究開発が世界をリードするレベルに達したことを意味しているのか否か、と評論している。航空専門家徐勇凌は人民ネット記者のインタビューを受けた時、中国の航空技術領域における国外との隔たりはすでに15年前後に縮小しており、我が国の強大な国力に依拠し、中国人の聡明才知が加わり、我が国の航空工業がアメリカに追いつく日は間近である、とした。

徐勇凌は言う。我が国は宇宙領域においてアメリカ、ロシアに遅れることなお30年の隔たりがあり、これに比べ航空領域では国外の先進国との隔たりは15〜20年しかない。我が国は1956年に殲-5を初飛行させた時、国外の先進航空工業国との隔たりは50年に達していた。60年の発展を経て、我が国航空工業の航空強国との隔たりはすでに15年近くにまで短縮した。

徐勇凌は考える。中国航空工業の外国との隔たりは実は現在すでに非常に小さい。我が国はただエンジン領域においてまだ一定の技術的ボトルネックが存在するだけで、その他の領域、特に航空建築方面においては国外との隔たりはごく小さい(頑住吉注:「航空建築」で検索してもヒットしません)。例えば、我が国の航空電子領域はすでに完全に国際規格であり、国外で研究開発できるものでさえあれば我々はすぐに研究開発できる。我が国の科学技術人材は強大な後ろ盾であり、加えて我々の非常に強い国力があり、我が国の航空工業がアメリカなどの航空強国と肩を並べる日は間近である。


 中国では、「2種のステルス戦闘機を同時に研究開発できる国はアメリカと中国だけ」という表現が非常に好んで使われており、ロシアもすでに追い抜いたという高揚した論調が目立ちます。この文章は反発を受けないように気を遣いながら、冷静に現実を見るよう呼びかけているような気がします。で、次は問題のエンジンの話題です。

http://military.china.com/top01/11053246/20121102/17506861.html


WS-15エンジン、すでに地上試験 推力16.3トン

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲-31(上)とF-35の比較」)

【グローバルネット総合報道】ロシアの世界武器貿易分析センターウェブサイト11月1日の報道によれば、中国の第2の第5世代戦闘機はすでに10月31日に初飛行を成功させた。

中国のもう1種の第5世代機である殲-20同様、殲-31の初飛行前中国当局はいかなる情報も発表しなかった。過去何年かで沈陽飛行機工業集団は何度も殲-31の模型を展示したことがあるが、この機が初めて実機でデビューしたのは今年9月末だった。

現在まだ確定できないのは、殲-31が一体殲-20大型戦闘機との組み合わせ専用に用いられる中型戦闘機なのか、それとも沈陽飛行機が開発した、成都飛行機工業集団と競争するのに用いられる独立した機種なのか、である。

だが殲-31がどんな目的から研究開発されたにせよ、中国は現在すでにアメリカに次いで全世界で第2の、同時に2種の第5世代戦闘機を研究開発する国となった。ある消息筋の人物は、中国空軍は殲-31を基礎研究のための新世代戦闘機として装備するかもしれない、と言明する。

あるアジアの国の軍事専門家は、殲-31の寸法は殲-20より小さいが、この機はより短い期間内で部隊装備可能なので、後に登場したこの戦闘機がかえってアジア地域の国々の関心をより多く集める、と指摘する。

当局の正式な確認を経ていないある情報は、成都飛行機は殲-20プロジェクトにおいて一連の問題に遭遇しこのうち適したエンジンが欠乏していることは主要な障害の1つであるとする。殲-20の機動性能を充分に発揮したければ、推力が15トン以上に達する新型エンジンの装備が必須である。ある情報は、殲-20が現在装備する「第1段階」のエンジンは、2020年までに推力が16.3トンに達するWS-15によって取って代わられることになる、とする。現在WS-15は地上試験を受けているところである。

専門家の見積もりによれば、殲-31は殲-20とは異なる動力装置を使用するかもしれない。中国のガスタービン研究院はかつて2008年に推力が9.5トンの新型エンジンの模型を展示したことがある。このエンジンが殲-31プロジェクトに用いられるかもしれない。

指摘しておくことが必要なのは、中国がかつて輸入したロシア製RD-93エンジン(推力8.3トン)がFC-1(JF-17)軽戦闘機への装備に用いられたことである。ウクライナ航空界の消息筋の人物はかつて2007年に、現在中国と推力9.5トンのターボファンエンジン共同研究開発について談判を行っていると漏らした。中国サイドのこの挙は殲-31やその他の軽戦闘機開発に適した動力システムのためである可能性が高い。


 10月30日に、「最近の殲-20に関する論調は、『こんな変化が生じた。間もなく就役か』といったものと、この文章を含め開発失敗や大幅遅延のショックを和らげようとするかのようなものの2つにはっきり分かれてきているように感じます。」と書きました。この文章も後者の部類のような気がします。かつては2017年に就役という見方も強かったのに、ここでは一連の問題に遭遇し、2020年に性能が基準に達する見込みのエンジンを使うのでは、という話になってます。

 中国海軍の動向に関してです。

http://tuku.military.china.com/military/html/2012-11-02/209272_2256549.htm


中国海軍戦闘艦が宮古海峡を経て西太平洋に進入し訓練を行った秘密の画像

これらの画像は北海艦隊が安全に帰航後やっと明るみに出た訓練期間の内部による画像である。

10月中旬から下旬、ハルビン艦、石家庄艦など7隻の艦艇からなる海軍北海艦隊連合艦隊は西太平洋海域に赴いて定例の遠海訓練を展開した。これは北海艦隊が初めて大規模な連合艦隊を組織して(頑住吉注:7隻で?)西太平洋海域に到達して行った多兵種共同訓練であり、多項目の新記録を作った。艦隊は中国の東海と太平洋の間をつなぐ重要な航路である宮古海峡を通過して西太平洋に進入し、西太平洋の異なる海域で多項目の課目の訓練を行った。これには次のものが含まれた。実戦環境にごく近い突出した昼夜にわたる訓練、シフトに分かれての訓練や背中合わせの対抗、重要海域の組織的警戒パトロール、総合攻防、漁船の護衛や航路護衛、戦損救援などの訓練課目。訓練海域の複雑な海の状況、電磁環境が多様で変わりやすいなどの特徴を充分に利用し、方向性を持った訓練を展開した。艦隊の指揮官で北海艦隊参謀長の袁誉柏は説明して、今回の遠海訓練では全部で26の課目が設けられ、主に各艦隊の使命、任務に基づいて組織編成と訓練が行われ、特に艦隊の各群および各艦艇の指揮能力に非常に大きな向上が達成された、と語る。

艦隊はさらに情報システム組織指揮艦機に頼って行動し、作戦組織編成実戦化対抗訓練を強化し、設定された警戒パトロール、正確打撃、太洋での対潜、総合攻防などの課題をめぐってひたすら訓練し、連合機動艦隊の遠海防衛作戦能力の向上を促した。

袁誉柏は、今回の訓練は海軍の年度恒例の訓練で、その目的は今回の遠海訓練を通じてさらに一歩部隊が多様化された軍事任務を行う能力を向上させ、将兵の戦闘への意思を鍛錬し、将兵のあえて戦えば必ず勝利するとの自信と決意を強固なものにすることである、と語る。


 一部ステルス性を意識したと思われるデザインの艦もあり、ヘリを搭載できる艦も多いです。












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