コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその154

10月12日

 シリア情勢関連です。

http://military.china.com/news2/569/20151010/20533802.html


三大原因が米ロのシリアでの意図せぬ衝突がないだろうことを決定する (頑住吉注:原文では「擦槍走火」、つまり銃をクリーニングしていて暴発させる、転じて意図せず重大事を引き起こす、という意味の言葉が使われています。)

9月末から、ロシア空軍部隊はシリア軍と協同でシリア国内の過激組織目標に対する空襲実施を開始した。

現段階で、アメリカとロシアの空中力量はいずれも「イスラム国」目標に対し空襲を発動している。しかし、双方の「イスラム国」目標に対する境界画定はやや異なるようだ。同時の空襲で、双方に意図せず衝突が起こる可能性はあるのか否か?

アメリカは非常に不快

ロシアが「イスラム国」に介入する軍事行動に対し、アメリカはあまり喜んでいないようで、何度も声を発して非難している。アメリカ国防長官カーターは7日ローマで行われたあるニュース発表会で、アメリカはロシアと協力せず、これはロシアが「誤った戦略を施行」しているからだ、と語った。カーターは、「私は以前、我々はロシアの戦略は間違っていると考えると言ったことがある。彼らが持続的に打撃する目標は『イスラム国』の拠点ではない。我々はこれは根本的な性質の錯誤であると考える。」と語った。アメリカ方面から見て、ロシアのシリアにおける90%の空襲は「イスラム国」目標に命中していない。

空中打撃の他、ロシアはさらにシリア国内に向け巡航ミサイルを発射し、「イスラム国」目標の破壊を企図している。これに対しアメリカやNATOはいずれも関心を表明しており、ロシア方面が事前通知のない状況下で巡航ミサイルを発射することはアメリカやNATOの関連の利益に対し脅威を生じさせるだろう、としている。

ロシア方面は外界の言うところのロシアの実戦機の空襲が主に照準を合わせるのは「イスラム国」目標ではないとの説を否認している。ロシアは、自分たちのカスピ海にいる軍艦がミサイルを発射して1,500km離れた「イスラム国」のシリアにおける目標を攻撃した、と明らかにした。

ロシアサイドの「イスラム国」に対し介入する軍事行動に対し、シリア政府は歓迎を表明している。シリア副首相兼外務大臣のムアリムは今月初め国連大会で、ロシアが発動した空襲はテロリズム打撃に対する「有効な参加」であると語った。だが彼は同時に、空襲はシリア地上部隊とのコンビネーションを必要とし、それでこそ有効にテロリズムを打撃できるのだ、とした。

「擦槍走火」はあるか否か

現在の問題は、ロシアとアメリカおよび多くのその他の西側諸国の目下における関係が緊張し、ロシア軍と米軍およびその盟友の実戦機が同時にシリア上空で空襲任務を執行しており、「意外事」が発生するか否か? というものである。

ロイター社はあるアメリカ当局者の話を引用し、ロシアの空襲発動後、アメリカ国務長官ケリーはかつてロシア外務大臣ラブロフに電話し、アメリカサイドはロシアサイドの空襲が「危険」な行動であると考えているとした、と報道した。「2機の実戦機が毎分40マイル(およそ64km)の速度をもって相対し接近した時‥‥大統領クラスまで上に向け報告する時間はない」とあるアメリカ軍当局者は語る(頑住吉注:双方約マッハ1.8という計算ですね)。

ロイター社は、少なくとも現段階で「擦槍走火」が発生する可能性は限られており、何故ならロシアとアメリカの実戦機はシリアの異なる空域で空襲任務を執行しているからだ、と考える。ロシアメディアも、双方の「誤判」の可能性は低いと考える。ロシアの「衛星」通信社は米軍退役将校カール ベイカーの話を引用し、双方の打撃目標はいずれも「イスラム国」で、しかも相手は空中力量を持たないので、「誤判のリスクは微々たるものかもしれない」と報道した。

新華社駐シリア記者の楊臻は、現在見たところロシアとアメリカが意図せず衝突を発生させる可能性はほとんど存在しない、と判断する。シリアの戦場のロシア・アメリカ両陣営はどうにもならないほどの口喧嘩をしているが、意図せず衝突を発生させる局面は双方いずれも見たくないのである。

まず、これはその初志にもとる。双方いずれも「『イスラム国』打撃」の目標を抱いてシリアに軍事介入しており、シリア大統領アサドの去就問題で依然食い違いが存在し、相手サイドが過激組織を殲滅した後で中東地域の軍事的プレゼンスを強固にし得ることをも心配しているが、食い違いはまだ双方に大規模戦闘させる程度まで深刻ではない。

次に、ロシアとアメリカの間の意志疎通のルートは依然存在する。ロシア国防省スポークスマンのイゴール カナシェンコフは、アメリカサイドの要求に応じ、ロシアとアメリカの両国国防省代表は今月1日テレビ電話会議を行った、と語った。双方は1時間にもわたる会議の中で双方の空中力量がいかにしてシリア領空を「安全使用」するかを討論し、かつイラクの首都バグダッドに新たに設立される情報センターにいかにしてより大きな作用を発揮させるか深く検討した。

さらに、ロシア空軍の打撃範囲から見て、前の段階では主にシリア中部、北部、西北部地域に集中している。一方アメリカが主導する国際同盟の空襲は主に東部と東北部である。双方の打撃区域は決して完全に重なってはいない。

最近あるメディアは、ロシアはすでに支援部隊を派遣してシリア入りさせ、地上作戦に従事させる可能性がある、とした。だがこの種の噂に対しロシア外務省スポークスマンのザハロワは前面に出てはっきりさせ、ロシアは地上部隊を派遣してシリア入りさせることを全く考えたことはない、とした。

一部の分析者は、ひとたびロシア地上部隊がシリア入りしたら、情勢はさらに複雑さを加えることになる、と考える。もしアメリカおよびその盟友の実戦機がロシアサイドの地上人員や装備を誤爆したら、あるいは意志疎通の欠乏と指揮のミスゆえに、直ちに衝突勃発の可能性が生じる。(記者 ジャンコンシャオ:編集王豊豊:新華国際客戸端報道)


 文章にもある通り双方そんなことは望んでいないので、仮にアクシデントで片方あるいは双方に被害が出たとしてもそれがエスカレートする可能性は低いのでは。

10月13日

 インド海軍関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/10/09/017851337.shtml


インド、ロシア最新の攻撃原潜の賃借を計画 国産機種は曲折が絶えず

ロシアの「軍事工業総合体」は、インド海軍のある消息筋の人物は、インドはロシアと最新式の885型原潜賃借の問題を討論しており、関連の協議は今年の秋にインド首相モーディがロシアを訪問した時に達成される可能性があるとした、とする。

地縁の上から見ると、インドは「一方は山に面し、三方は海に囲まれ」このことは海軍がインドの国家の安全の維持保護の中で重要な地位にあることを決定づけている。国力の増強と共に、インドは世界クラスの「ブルーウォーター海軍」(ブルーウォーターとは海岸線を遠く離れた深海や大洋を指す)を作り出すことを企図し、そして原潜はブルーウォーター海軍に必要な装備である。国産攻撃潜水艦プロジェクトの曲折が絶えないことにかんがみ、インドは外国の原潜の賃借によってこのプロセスを加速することを希望している。

決してロシア軍の「目標たる艦」ではない

現在ロシア北方機械工場は本国の海軍に向け第1隻目の885型原潜「セベロドビンスク」号(K-560)を引き渡したばかりで、この艦は全長119m、潜水深度600m、水中速度は30ノットを超え、排水量1.35万トン、航続力100日、人員編成90人(32名は将校)、建造コストは約470億ルーブルである。現在北方機械工場は4隻のより先進的な885M型原潜を建造中で、第1号艦は2016年にロシア海軍に引き渡される。ロシア軍は2020年までに7隻の885M型艦を装備する計画である。

ロシアの「造船」誌は、885型艦はロシアが第4世代多用途攻撃原潜技術をテストする「試験台」と評価されるべきで、重大な革新技術が実際の応用論証を得た後、ロシア海軍はやっと広範に量産された885M型艦を装備し、その作戦性能は885型艦の1.5〜2倍になるだろう、とする。言い換えれば、885型艦は決してロシア軍の「目標たる機種」ではなく、少数の建造は「技術的な道を探る」ためだけなのである。

このため、専門家はロシアがインドと885型艦の賃貸を商談したがるのは、1つには核心的軍事機密が漏洩する心配がなく、2つ目には貴重な外貨が獲得できるからだと考えている、と分析する。さらに重要なのは、もしインド人が885型艦を得たら、関連の操作と維持保護業務は依然ロシアサイドの人員の支持に頼る必要があり、このため賃貸サイドたるロシアは明らかに支配権を掌握する、ということである。

報道によれば、885型艦はロシア海軍の武器庫の中の大部分の武器が搭載でき、その533mm魚雷発射管は大型制御誘導魚雷あるいはP-800「縞瑪瑙」、「クラブ」ミサイルが発射できる。このうちP-800「縞瑪瑙」ミサイルの飛行速度はマッハ2.5で、末端段階の飛行高度は5mまで下げられ、最大射程は300kmで、防御突破が速いおよび「ファイアアンドフォーゲット」のメリットを持つ。ロシアの専門家の見方によれば、885型艦はロシア海軍の「目標たる艦」ではないが、性能はすでに米軍現役のバージニア級原潜に比肩し得る。

インド軍の「賃借」中毒

1980年代には早くも、インドはもうソ連から原潜を賃借したことがある。1985年、ソ連はインドに向け670型(NATOは「チャーリー-1級」と称する)巡航ミサイル原潜「チャクラ」号を賃貸することに同意し、3年の賃借期間内、インドは初の原潜乗りの将兵たちを養成するだけでなく、技術人員はさらにこの艦の動力室を除いて全面的な研究を行い、大量の原潜研究開発方面の資料を獲得し、インド国産原潜研究開発作業を有力に推進した。この時の賃借計画で、原潜を獲得する以外に、インドはさらにソ連の援助の下でヴィシャカパトナム海軍基地に原潜作戦を支持するこれとセットになる施設を建造し、例えば埠頭、ドライドック、修理工場、輻射安全監視測定所などのセットになる施設で、しかもインドが地上保障人員を養成訓練するのを助け、インド海軍が将来原潜を維持修理および運用するために経験と技術人材を蓄積した。

2000年、インドは再度ロシアに向け原潜賃借の意向を提出し、2004年、双方は協議を達成させ、インドの出資により971型(NATOは「アグラ級」と称する)攻撃原潜「シール」号の建造工程を完成させ、かつ賃借の権利を獲得し、契約の期限は10年で、全契約金額は6.75億アメリカドルだった。2012年末、ロシアはインドに向け「シール」号潜水艦を引き渡し、インドは両国の密接な軍事協力関係を態度表明するため、やはりそれを「チャクラ」号と改名し、ヴィシャカパトナム海軍基地に配備した。インドとロシアの原潜に関する技術協力にはすこぶる由緒があり、もしインドがロシア製885型原潜を手にしたら、「水到渠成」とも見なすことができる、と言える(頑住吉注:条件が備われば自然に成就する、当然の成り行き、といった意味らしいです)。

インド海軍の眼中では、潜水艦はその武器体系の中の重要な武器で、2回の世界大戦の中で、潜水艦は約590隻の戦闘艦と1万隻の輸送船を撃沈した。海水というこの有利な媒質に頼って、潜水艦は行動が隠密、進攻が突然などのメリットを持ち、「水中の殺し屋」と讃えられる。潜水艦ファミリーの重要メンバーである攻撃潜水艦は機動性が強く、水中航続力が長く、武器搭載量が多い、最も脅威を持つ水中兵器である。

1998年のインド核実験強行後、ずっと力を尽くして「三位一体」の核戦力を作り出しており、海上基地核戦力の発展は特に重視している。攻撃原潜は魚雷、対艦ミサイルなどの戦術武器を主に装備する海戦武器で、その水中航続時間は長く、機動性は良く、総合作戦能力は通常潜水艦より高く、戦略ミサイル原潜の護衛力量とすることもできれば、戦略ミサイル原潜を援護して核打撃任務を完成させることもでき、その他の艦艇と相互にコンビネーションして対艦、対潜などの任務を執行することもでき、海軍作戦体系を完備させ、海軍の水中攻撃能力を向上させる。(柳玉鵬)


 もちろん今回の賃借も即戦力を得るだけでなくインド国産原潜の改良に生かすという目的が大きいんでしょう。インドが賃借したロシア最新の原潜が中国の原潜とインド洋で接近遭遇する可能性は充分にありそうですが、あるいは相手がそばにいるのに互いに気付かないなんてことも? 

10月14日

 トルコ関連です。

http://military.china.com/news2/569/20151010/20534055.html


ロシア軍機、何度もトルコの領空に進入 アメリカはそれにもかかわらず駐トルコパトリオットミサイルを撤収させる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカの『パトリオット』対空ミサイルシステム(資料画像)」)

ロシア空軍のシリアにおける不断の活動と共に、NATO諸国のトルコにおける安全保障措置はそれにもかかわらず珍しくアップせずかえってダウンしている。トルコの道安(頑住吉注:意味での訳なのか発音での訳なのか不明です)通信社9日の報道によれば、アメリカは当日トルコ東南部地域から「パトリオット」対ミサイルシステムを撤収させ始めた。

報道は、アメリカはすでにトルコ東南部のガジアンテプ州に配備する「パトリオット」対ミサイルシステムを南部のイスケンデルン港に輸送し、輸送されての帰国を待っている、とする。アメリカの駐トルコ大使館は声明を発表し、こうした対ミサイルシステムはアメリカで改めて配備された後で「カギとなる重要な近代化グレードアップ」を受けることになる、と語った。

トルコ政府の請求に応え、アメリカ、ドイツ、オランダは2013年にそれぞれトルコ・シリア国境地域に「パトリオット」対ミサイルシステムを配備し、もってシリアから来る可能性のあるミサイル攻撃に防備した。

今年年初、オランダはトルコからその対ミサイルシステムを撤収させた。今年8月、アメリカとドイツはトルコから各自の対ミサイルシステムを撤収させることを言明し、理由はシリアがもはやNATOメンバー国であるトルコに対し「深刻な」脅威を構成しないことだった。

1日前、トルコ政府はかつてNATOの同盟国に、トルコ・シリア国境に配備するミサイル防衛システムを保持するよう懇切に促した。そして10月3日、ロシア国防省の情報によれば、1機のスホーイー30SM戦闘機がトルコ・シリア国境のトルコ側領空に「何秒間か」進入した。NATOは、さらに1機の戦闘機が4日トルコ領空に入った、とした。


 中国ではこれでトルコのNATOに対する不満が高まった、「パトリオット」には欠陥があるのではないか、中国のミサイルを導入する可能性が強まった、といった論が出ています。

 朝鮮半島関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/10/12/017856817.shtml


北朝鮮の閲兵式で300mmロケット砲が公開される 韓国、多重の対応方案を準備

【グローバルネット報道 記者 李小飛】 韓国連合通信社10月11日の報道によれば、北朝鮮は10日に行った労働党建党70周年慶祝閲兵の中で300mm新型多砲身ロケット砲を公開した。分析は、このロケット砲は間もなく実戦配備される、と考える。これに対し、韓国軍サイドも多種の武器システムで対抗を行う準備を済ませている。

北朝鮮の300mmロケット砲は射程が200km以上に達し、もし開城地域で発砲したら、韓国の大田に位置する韓国陸海空三軍の基地である鶏竜台および和平沢米軍基地を打撃できる。北朝鮮は現在すでに107mm、122mm、240mm口径ロケット砲を持ち、このうち240mmロケット砲は射程が90kmに達し得、もし北朝鮮が300mmロケット砲を実戦配備に投入したら、韓国の首都圏以南の地域も打撃範囲内に置かれることになる。

ロケット砲が発射するのは砲弾であってミサイルではないため、韓国が構築中の韓国型ミサイル防衛システムはこれに対し迎撃を行うことができない。このため、北朝鮮がこの種のロケット砲を使用する時、韓国軍が北朝鮮の発射陣地を破壊し得る真っ先に選択される武器は新世代多砲身ロケット砲(MLRS)「天舞」である(頑住吉注:何の訳なのか不明です)。「天舞」は8月初めに実戦配備が完成し、239mmロケット弾、227mm非制御誘導ロケット弾、130mm非制御誘導ロケット弾が発射できる。また韓国軍はさらに戦術ミサイルシステムATACMSを利用することができ、このうちATACMS Block 1Aミサイルは最大射程300kmで、北朝鮮の300mmロケット砲の射程に比べさらに長い。

もう一方では、韓国軍は2014年末に「戦闘区域連合火力運用システム(JFOS-K)」を始動させ、北朝鮮がロケット砲やミサイルを利用して攻撃する時、韓国軍はこのシステムを利用して陸海空三面の反撃を行うことができる。


 ロケット弾は安価で一度に大量に発射できるので攻撃が開始されてから反撃しても相当の被害がすでに出てしまっていることになるでしょうが、北朝鮮の動きによっては発射陣地の先制攻撃もあり得るんでしょうね。

 中国の無人機関連です。

http://military.china.com/news/568/20151012/20544081.html


中国の彩虹-4武装無人機、イラクで正式に戦闘力を形成

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「イラク国防大臣、『彩虹-4』無人機の標的打撃を視察」 続いて2枚目。「イラクが装備する『彩虹-4』無人機」)

10月10日、イラク国防大臣ハーリド オベイディはクルト空軍基地に到着して1機の「彩虹-4」無人機の標的打撃を指揮し、かつ目標命中を準備した(頑住吉注:何か変ですけどこうとしか読めないです)。このことはイラクが購入した中国の「彩虹-4」偵察・打撃一体無人機が正式に戦闘力を形成しつつあることを象徴的に示している。

外国メディアが暴露したところによれば、イラクが中国から購入した彩虹-4型武装無人機はすでにユーザーに引き渡され、イラク軍の高官は現場に来てこの中国から来た「対テロの利器」を視察した。中国の彩虹-4無人機は長時間巡航でき、対テロ作戦を行う利器であり、対テロ効率が高く、コストが低い。

彩虹-4無人機は彩虹-3を基礎に新たに研究開発された無人操縦飛行機で、最大飛行速度は230km/h、巡航時間は40時間に達し得、最大航続距離は5,000kmである。類似のエンジンを採用した国外製品に比べ、1トンの離陸重量であり、充分に空力的優勢を発揮していて、1,350kgの空力を成し遂げている(頑住吉注:この記事どうも文章が変ですが、「似たエンジンを使う外国製品は離陸重量1トンだが、この機は1.35トンであり、これは空力的優秀さのおかげだ」、ということですかね)。より大きな能力が形成でき、より長い滞空時間の能力を形成する。

通常の偵察の他、彩虹-4無人機はさらに正確制御誘導武器を搭載して、地上の固定および低速移動目標に対し正確打撃ができる。飛行高度が7〜8,000mに達する彩虹-4無人機は、性能がアメリカの「プレデターA」より高い。


 「プレデター」の初期型より性能が高い、つまり最新型には負けるということなんですけど、中国の無人機が世界で普及しつつある現状には日本も注意すべきでしょう。

10月15日

 中国国産空母関連です。

http://military.china.com/news/568/20151012/20543733.html


当局メディアが猛曝:中国の原子力空母、多項目のカギとなる重要技術を突破中 (頑住吉注:「猛曝」はちゃんとした中国語ではなく「センセーショナルに暴露」くらいの意味でしょうか。)

最近アメリカの「国家利益」ウェブサイトは文章を掲載し、中国には原子力空母を建造する実力はなく、多項目のカギとなる重要技術が立ち後れている、とした。文章は、中国は体積が空母などに相当する大型軍艦を設計かつ建造した経験を持たず、この種の軍艦の推進システムを設計しかつ建造するために必要な技術が欠乏している、とする。

「我が国は現在まだ原子力空母を建造した経験がないが、開発するか否か、いつ原子力空母を建造するかは国家の軍事戦略が決定することだ。原子力空母は通常動力空母に比べ、技術が複雑で、建造費用が高い。ここ何年か、我が国は装備技術研究開発方面で長足の進歩を獲得し、多くのカギとなる重要技術が突破されつつあり、あるいはすでにされた。」 軍事専門家で海軍装備研究所某研究所の研究員である候建軍は科学技術日報記者のインタビューを受けた時、このように語った。

候建軍は、原子力空母の技術に対する要求は通常空母に比べずっと複雑である、と指摘する。船体の規模が限られているため、高い効果の、コンパクトな反応炉を設計および研究開発できる必要があるだけでなく、しかも高濃縮燃料棒を製作する能力を持つ必要がある。

現在国外の空母が使用する加圧水炉は主に、燃料、炉心構造部品、反応炉容器、蒸気発生器、蒸気タービン、補助システムなどから構成される。燃料棒は高圧容器内で核分裂して熱量を発生させ、蒸気発生器内で生じる蒸気を利用して蒸気タービンを連動させて発電し、あるいは推進装置を駆動する。一部の蒸気はさらに蒸気カタパルトに用いることができる。

候建軍は説明して次のように語る。アメリカの船用反応炉の燃料濃度は93%以上で、武器クラスの濃度を超えており、このようにしてこそ何十年使用して燃料交換しないですむことが保証できる。民間用原発は地面に建てられ、多くの反応炉があり、相対的に頻繁に交代で機関停止し検査修理や燃料交換ができる。船用反応炉は通常20年前後使用してやっと1回燃料交換を行い、燃料交換の時は全炉心を船体の中から取り出す必要があり、民間用炉のように燃料棒を交換するだけではなく、ドック内に数年いることが必須である。この期間は使用できず、このため空母は寿命期間内頻繁に燃料交換することは受け入れられない。船用反応炉の核の安全に関する要求も非常に苛酷で、何故なら何千名の艦員が生活し、反応炉付近で作業しているからで、ひとたび問題が発生したら、災難は想像できないものになる。このためその安全性、密封措置に関する要求は全て比較的高いのである。船用反応炉はコントロール技術に対しても非常に高い要求があり、民間用反応炉は始動後一般に平穏に運行するが、艦船は時に高速航行を要求し、時に港内に停泊する必要があり、炉心の熱エネルギーに対する正確なコントロールが必要とされる。

「こうしたカギとなる重要技術の突破にはいずれも我が国の装備技術人材のたゆまぬ努力を必要とする。」と候建軍は語る。

非常に多くの人は知っているが、原潜と原子力空母の動力システムの構成と作動原理は基本的に同じである。アメリカ、フランス両国の初の原子力空母の反応炉はいずれも原潜の反応炉を基礎に改良されたものだった。フランスの「ドゴール」号原子力空母の満載排水量は42,000トンで、2基のK15加圧水炉を装備し、この反応炉は元々ル・トリオンファン級原潜のために設計されたものである。

この文は、中国は原潜を建造した経験を持つが、現在まだそれを空母の使用に適する水準にまで向上させる準備が整っていない、と考える。

これに対し候建軍は次のように指摘する。「空母の原子力動力システムは確かに原潜の原子力動力システムを簡単に積み重ねたものではない。両者には似たところがあるが、技術的難度は全く違い、技術的突破には確かに時間を必要とする。」

彼は記者に次のように教えた。「一般的に言って、空母の原子力動力システムは原潜より複雑である必要があり、艦艇のトン数が異なるため反応炉の出力に対する要求も異なる。しかも機動の敏捷性、操縦性、艦・機マッチング性などの方面において比較的高い要求があり、簡単に複製あるいは反応炉の数を増加することだけに頼ったのでは決してあらゆる問題を解決することはできない。アメリカの『エンタープライズ』号空母は8基の反応炉を装備したが、多くのスペースを占用するだけでなく、しかも使用過程の中で非常に多くの問題も暴露し、このためアメリカ海軍は後に建造したニミッツ級空母上に2基のA4W反応炉を装備した。」

候建軍は最後に特別に次のように指摘した。「外国メディアはしばしば異なる目的から時に『中国脅威論』を宣伝してみたり、また『中国立ち後れ論』を出して見せたりするのであって、我々は真に受ける必要はない。」


 タイトルと内容の印象が全く違いますね。タイトルでは技術的難関が次々突破されもうすぐ原子力空母の建造が行われるような印象を受けますけど、読んでみると確かに困難で時間がかかるという内容です。まあしかしアメリカやフランスが原潜を作ってから初めての原子力空母を作るまでの時間よりも中国が原潜を作ってから今までの時間の方がずっと長いでしょうから中国が原子力空母を作ってもおかしくはないとも言えるかもしれません。初めて作る原子力空母にはやはりいろいろ問題が起きるでしょうけど。

10月16日

 中国の対艦弾道ミサイル関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151014/20557625.html


東風-26ミサイルの精度は駆逐艦を攻撃するのに足りる 中国のある弱点を補う

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「東風-26ミサイル」)

人民ネット北京10月13日電(記者 黄子娟) 9月3日に行われた勝利の日大閲兵の中で初めて公開展示された東風-26弾道ミサイルは外界のことのほかの関心を引き起こした。イギリスメディアの報道によれば、東風-26の射程は3,000〜4,000kmと見積もられ、解放軍に「第二列島線」あるいはグアム島のアメリカ海軍艦隊を目標とさせることができる。軍事専門家の邵永霊は北京テレビの「軍情解読」のインタビューを受けた時、外国メディアが東風-26に対し関心を注ぐのは、このミサイルが過去の我が国の軍事能力の空白区域を補い、しかも新型で、性能が先進的な弾道ミサイルだからである、とした。

イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」ウェブサイトの報道は、東風-26は核による反撃任務を執行する他、さらに海上を航行する中、大型艦船に対し通常中、遠距離正確打撃が実施できる、とする。このミサイルの射程は3,000〜4,000kmと見られ、このミサイルは解放軍に第二列島線あるいはグアム島のアメリカ海軍艦隊を目標にできるようにさせる。

報道は、東風-26ミサイルは「東風」-21Dの後に続く第2世代対艦弾道ミサイルと見なされ、空母など大型艦船の他、このミサイルの精度は駆逐艦サイズの中型艦船を攻撃するに足りる、とする。中国が遠くグアム島のアメリカ海軍艦船まで照準できる第2世代対艦弾道ミサイルを配備する可能性は、アメリカに新たな脅威をもたらした。

東風-26が明るみに出た後、外界からは「グアム島への速達便」とのあだ名を冠されている。ある評論は、このミサイルの射程は米軍のグアム島基地にタッチできると指摘し、暗にいわゆる第二列島線が打撃できることを指している。これに対し邵永霊は次のように言った。我が国の弾道ミサイルは過去射程分布方面が比較的極端で、射程何百kmあるいは千kmあまりの中近距離ミサイル(主に通常弾頭を搭載する)か、射程7、8千kmあるいは1万kmあまりを超える遠距離ミサイル(この種のミサイルは核弾頭を搭載できる)かだった。一般的に言って、通常ミサイルは過大な射程を追求せず、精度が高いことを追求し、打撃が正確であってこそ意義がある。東風-26は中、遠距離ミサイルで、核弾頭も搭載できれば通常弾頭も搭載でき、このことは側面からその精度が比較的高く、目標に対し有効な損傷をもたらすことができることをも説明している。

(頑住吉注:これより ページ目。画像のキャプションは「第二砲兵隊の三型遠距離ミサイルスクエアチームが天安門前に震撼の登場」です。)

何故外界は東風-26の射程に特別関心を注ぐのか? 邵永霊は、過去我々の通常弾道ミサイルは射程が基本的に何百kmから千kmあまりで、打撃範囲が周辺の限られた範囲内に限定され、甚だしきに至っては第一列島線のいくつかの場所さえカバーできず、増してや第二列島線は遠すぎて手が届かなかった、とする。だが第二列島線には実は非常に多くの重要目標があり、例えば米軍のグアム島における軍事基地で、ここに配備される戦略爆撃機の作戦半径は中国をカバーでき、ここの原潜はすぐに我が国の近海まで航行でき、しかもさらに空母が停泊できる。このことは中国に対し非常に大きな潜在的脅威を構成する。このため外国メディアが東風-26に対し関心を注ぐのは、このミサイルが過去の我が国の軍事能力の空白区域を補い、しかも新型で、性能が先進的な弾道ミサイルだからである。

外国メディアが繰り返し「中国のミサイル脅威論」を騒ぎ立てる目的に言及して邵永霊は、これは西側諸国が自らのミサイル防衛システム開発のために口実を探してやっているのであって、したがって中国のミサイル脅威論を誇大化するのだ、とする。だが彼らはそれにもかかわらずわざと1つの非常に重要な前提をなおざりにしており、それは中国が何故弾道ミサイル、特に大、中型水上艦艇を打撃できる弾道ミサイルを発展させる必要があるのか? に他ならない。突き詰めて言えば、それはアメリカが中国の周辺事態に介入しようとしているからであって、中国は国家の安全を防衛する目標を完成させる必要がある。


 まあこのミサイルが本当にそんな遠距離で艦船を直撃できるのかには疑問もありますが。

 台湾関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151012/20542898.html


両岸の最も有名なダブルスパイが間もなく出獄 かつて台湾に潜伏すること10年超

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「映画やテレビの資料の中のダブルスパイ」)

グローバル時報駐台北記者 ジャンウェンウェン 台湾の「中国時報」は11日、両岸の「軍事情報史上最も有名なダブルスパイ」李志豪が間もなく出獄する、とした。入獄前、彼はかつて台湾「軍情報局」に潜伏すること10年あまりの長きにわたった。

「中国時報」は、李志豪は70歳で、台湾が見破って捕らえた「軍情報局」に潜伏した時間が最長の大陸のスパイである、とする。外電によれば両岸はかつて失敗し囚人となった情報員の相互交換の件を協議した。彼は台湾サイドからカードの1つと見なされ、「彼の両岸情報界における重要性が見て取れる」。文章は、李志豪は若い時は水泳選手で、かつて広州軍区広州市警備隊で就役し、1980年代に香港に密航した、とする。背景が特殊だったことが原因で、華僑学生の身分をもって当時の「国防部特殊情報室」(1990年代に「軍情報局」に併合された)に吸収されたが、李は「軍情報局」人員となった後、また広東省国家安全部門によって吸収された。1994年4月「千島湖事件」(頑住吉注:有名な事件らしく日本語版「Wikipedia」にも項目があります)が発生し、大陸は李志豪を「軍情報局」に深く食い入らせるため、彼に「千島湖事件」に関する手配書など機密情報を提供した。李登輝は李志豪の情報ゆえに、かつて「千島湖事件」のあらゆる情報を自分は全てはっきり知っており、「秘密の手配書」さえも我々は手に入れている、とした。「中国時報」は、李志豪はこのため一戦にして名を成し、かつ大陸の援助の下、大陸で組織を発展させメンバーを吸収すると嘘を言い、「軍情報局」はこのため彼に少佐の階級を与え、終身年金を受け取らせた。だが「軍情報局」三所は一度李の身分を疑い、通報した。1999年、李志豪は台湾に誘い戻されてホテルに投宿し、「軍情報局」退役人員と語り合っていた時に逮捕された。報道は、李志豪事件は間接的に「軍情報局」が後に、現役情報員と退役人員の接触を禁じ、および現役情報員をもはや大陸に派遣して任務にあたらせることがなくなることを促す要素の1つともなった、とする。

1999年10月1日、李志豪は軍の監獄に入って刑に服し、情報関係者さえ彼はそこで老いて死ぬかもしれないと考えた。だが思いがけず「洪仲事件」(台湾兵士が虐待死させられた事件)のおかげをこうむり、彼は2013年台南軍監獄から台北監獄に移され、無期懲役の判決を受けていたが、旧仮釈放の規定が適用された。今年10月2日、「矯正署」は李志豪の仮釈放を許可し、桃園地検署が裁定開出釈票(頑住吉注:よく分かんないですけど仮釈放の関係書類でいいでしょう)を受け取るのを待って、「この軍情報史上最も有名なダブルスパイは間もなく出獄できる。」「中国時報」のこの前の報道はさらに、「台湾海ミサイル危機」から今まで、台湾が見破って捕らえた大陸の「軍情報局内部に潜伏したスパイ」は全部で3人いて、それぞれ李志豪、殷偉俊、白金養である、とした。3人とも台湾「軍情報局」の将校で、かつ全て香港の華僑学生である。


 十数年服役して、今ではどういう心境になっているんですかね。仮釈放ということは大陸や香港に行くことは許されないんでしょうが。

10月17日

 ロシアと西側先進国の緊張した関係に関連した記事です。

http://military.china.com/news2/569/20151013/20549481.html


ロシアメディア:イギリスはすでに帝国の地位を失っている ロシアという熊を激怒させないのが最良

【グローバル軍事報道】 「我々は我々の飛行員を保護する必要があるが、同時にこれは戦争に向けて一歩踏み出したことでもある。1機の飛行機が空戦の中で撃墜されるだけで、全情勢はこれにより変わることになる。」 イギリスの「デイリースター」などのメディアは11日イギリス「軍上層の人物」の情報源を通じ、「ロイヤルエアフォースは敵対するロシアサイドの飛行機を撃墜する授権を獲得した」との情報を報道した。報道は、イギリスとNATOの飛行員は、もしイラクで任務を執行している時にロシア空軍の攻撃に遭遇したらすぐに断固たる行動を取るよう告知された、とする。イギリス空軍の「トーネード」戦闘機は先進的な短距離空対空ミサイルを配備することになり、これはいかなる飛行機の超音速武器も撃墜できる(頑住吉注:何か変ですけど直訳です)。それぞれのミサイルの価値は20万ポンドで、時速2,300マイル(約3,700km)という音速の3倍で飛行することができる。このミサイルは赤外線熱感知器を用いて目標をロックオンし、弾頭はハイエクスプローシブ炸薬を装備し、ひとたび目標に接触あるいは接近すれば、このミサイルはすぐに爆発する。それぞれの戦闘機は4発のミサイルを搭載できる。

イギリスの「快報」(頑住吉注:意味は速報ですが英語名分かりません)は11日、イギリスサイドはすでにこの人を驚愕させる命令を下している、とした。イギリス軍高官は、イギリス戦闘機とロシア軍戦闘機の格闘時は本当に撃墜される可能性がある、と考える。ロイヤルエアフォース飛行員はいかなる代価も惜しまずロシア軍戦闘機との接触を避け、米英地上指揮人員も力を尽くして彼らを遭遇させないようにさせる、と告知された。だが彼らは、もし命を保つためなら、彼らはロシア軍機に向け発砲を準備することが必須だとも警告された。ある「イギリス軍の消息筋の人物」は、「ロシアサイドの次の一歩の行動は誰も知らない。もし彼らの戦闘機が西側の戦闘機と遭遇したら、我々には彼らがどう反応するか分からない。飛行機が超音速をもって飛行する時、その空域はすぐに非常に込み合ったものに変わり、このため空中衝突が発生する可能性があるし、間違ってロシア軍飛行員を撃墜する可能性もある。」と語る。報道は、イギリスロイヤルエアフォースはすでにイラク国境内のIS目標に向け250発あまりの爆弾を投下している、とする。イギリス国防大臣のファーロンは、イギリス政府は議会を説得して爆撃行動をシリアまで拡大することを企図する、とした。

イギリスメディアの「暴露」に対しロシアは迅速に多くのルートを通じてイギリスに向け交渉している。ロシア国防省は11日イギリス駐ロシア大使館武官を呼び、イギリスサイドが関連の報道に対し正式に説明するよう要求した。タス通信社は12日、ロシア駐イギリス大使のヤコヴィックは緊急にイギリス外務省に説明を要求した、とした。ヤコヴィックは、ロシアとイギリスの戦闘機にイラク上空での潜在的衝突の仮定が存在するのは理解できず、ロシア戦闘機は決してイラクでISテロ組織への打撃行動に参加してはおらず、一方イギリス戦闘機はシリア国内のIS打撃行動には参加しておらず、「メディアがこのように挑発の意味を持つ情報を掲載をするのは一体何のためなのか? 彼らは一体誰の士気を鼓舞しているのか?」とした。

その後イギリスは報道に対し否認を行った。BBCは12日、ロシアがイギリス外交官を呼んだ後、イギリス外務省は関連の報道は不正確だとした、とした。あるスポークスマンは、イギリスの武官は呼ばれた時に、イギリスはロシアのシリアにおける軍事行動に関心を持っており、ロンドンはこのことが情勢の複雑化をもたらすと考えている、と重ねて言明した、と語る。

「ロシア戦闘機攻撃の話はロンドンによって虚構と認定されたが、西側とロシアのシリア危機の中での異なる立場をもはっきり示している。」 ドイツニューステレビ局は12日、西側はロシアの行為に対しどんどん不安になり、ロシアに対する威嚇を強化することを企図しており、今回は厳しい警告だ、とした。ウクライナ衝突同様、モスクワも準備があってやってきており、西側と勝負をしている。ドイツの週刊「シュピーゲル」は、イギリス方面はすでに報道の内容の真実性を否認しているが、その中からはイギリスとアメリカが明らかにロシア戦闘機の行動に不満なことを見いだすことができる、とした。ロシアはIS打撃の名目を借りて米英が支持するその他のシリア反政府勢力を攻撃しており、ロシアと西側はシリアにおいて危険な対立の中にある。

ロシアの「視点報」は11日専門家の分析を引用し、イギリスメディアの「暴露」は西側の対ロシア情報戦の一部分であり、ロシアのシリアにおける戦績を抹殺するためである、とした。ロシアの「国防」誌編集長のケロテチェンコは、ロシアは当然真剣にこの説に対峙するべきだ、と語る。イギリス指導者がすでにロシア軍のシリアにおける軍事行動が取得した成績に嫉妬していることはごくはっきりしている。このため、政治的挑発の他、ロシア戦闘機に対する攻撃実施命令を下す可能性がある。「イギリスはずっと自らを帝国と見なしているが、現在すでにこの地位を失っている。ロシアの軍事力増長および宇宙軍にはるか遠い地域で作戦行動を取る能力があることは、いくつかの国に不愉快を感じさせる。」 モスクワエコーテレビ局は12日ロシア国家下院国防委員会メンバーであるベソノフの話を引用し、イギリスのこの行為は、イギリスが中東地域での自らの地位の強化を企図していることを表している、と語った。だがイギリスのいかなる挑発行為も全てロシアの相応の反撃に遭うだろう。このため、イギリスは「ロシアという熊」を激怒させないことが最良である。ロシア衛星ネットは12日、ロシアの駐イギリス大使館は12日、飛行機問題にはまだピリオドが打たれておらず、誰がこのような情報をまき散らしたのかが依然問題である、とした。


 感情的対立に発展し互いに相手が信用できないと考えているようですが、それでも深刻な衝突に発展する可能性は低い‥‥と信じたいですが。

10月18日

 ロシアの装甲車両関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/10/15/017866414.shtml


ロシア、新型ステルス塗料層を試験 「アーマタ」戦車などに使用可能

中新ネット10月15日電 中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、ロシアは成功裏に新型ステルス塗料層第1段階の主要な試験を完成させ、それは「アーマタ」メインバトルタンクを含むあらゆる装甲車量に適用される。

中央軍区の試験場で、ロシアは新型ステルス塗料層に対し期間1ヶ月の試験を展開し、これには除氷、レーダー電波吸収と浄化/防輻射という3種の類型の塗装層が含まれ、成功裏に第1段階の主要な試験を完成させた。

新型塗装層は「アーマタ」メインバトルタンクを含むあらゆる装甲車両に適用され、試験に参加した車両にはT-72メインバトルタンク、BMP-2およびBMP-1KSh歩兵戦闘車が含まれた。夜間の試験中、さらに無人車両や国外で生産された夜視システムなどの偵察システムが使用された。3種のサンプル車のうち2種はほとんど完全に可視光線スペクトルと赤外線光スペクトルを反射した。また、ロシア軍はさらに水や泥濘のあるでこぼこの路面などオフロード環境下で新型塗料層を試験し、その材料の色のコンビネーションもロシア武装部隊のスタンダードを満足させる。1両の車両に20〜50kgの塗料が必要で、半年後さらに新型塗装層の装備表面への付着性などの性能が検証されることになる。

しかし、アメリカやロシアの一部のメインバトルタンク専門家は新世代T-14「アーマタ」戦車のレーダーおよび赤外線信号が低い特性の水準に対しいささかの懐疑を示している。「アーマタ」装軌式大型標準プラットフォームをベースとする装備にはT-14メインバトルタンク、T-15大型歩兵戦闘車、T-16装甲救出車が含まれ、またロシアはさらに輸送車、積み下ろし車、地雷敷設車、架橋戦車を研究開発することになり、サンプル車は2016年に部隊に引き渡されると見られる。(斉夢暁)


 いまいち話がよく分かんないんですけどこれは中国人が原文を読んでも大差ないと思います。輸出用の車両には秘密保持のため使われないとしたらその真の性能はなかなかわからないかもしれませんね。

 韓国関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/10/16/017869472.shtml


韓国、神秘の顧客のために小型軍用潜水艦を建造中

韓国の造船企業である現代重工は最近ジェーン安全保障業務に向け、同社が未公開の顧客のためにHDS-400型軍用潜水艦を建造中だと事実確認したが、完成期日はまだ確定していない。

この潜水艦は韓国現代重工のHDS系列プラットフォームをベースに設計された小型潜水艦で、流線型の設計とX字型尾舵を採用し、全長約40m、全幅約4.5m、水面排水量400トン、最高水上航行速度15ノット、最高水中航行速度20ノット、巡航速度7ノット、潜水深度250m、航続能力21日あるいは2,000海里、潜水艦の尾部にはさらに小型の干湿船室があるとされる。韓国現代重工は決して潜水艦上の武器配置を明らかにしていないが、社が以前発表したHDS系列の規範によれば、類似のサイズの軍用潜水艦は口径533mmの大型魚雷2発と、口径324mmの小型魚雷4発を配備でき、あるいは14名の特殊部隊人員が輸送できる(艦員は含まず)。

HDS-400型潜水艦の他、韓国現代重工が登場させたHDS系列にはさらに500トン、1,800トン、3,300トン級の潜水艦が含まれ、コードナンバーはそれぞれHDS-500、HDS-1800、HDS-3000である。


 戦闘機も売りましたしフィリピンが顧客ってことはないですかね。干湿船室ってのがよく分かりませんが他の船室から隔離された部屋にフロッグメンが入った後海水を入れ、そこから海中へ出ていく、みたいな感じで、画像の本体と尾部の間のちょっとふくらんだ部分がそれなんでしょうか。



















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